JP2005164898A - プラズマディスプレイパネルの階調表示方法およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フリッカやちらつき等のノイズの発生を抑制しつつディザ処理に相当する階調変換を実現して、少ないサブフィールド数で従来と同等の階調表示を実現する。
【解決手段】プラズマディスプレイ装置は、入力画素データと選択すべきサブフィールドを表す画素駆動データとを対応付けて記憶したLUT12A〜12Dと、選択すべきLUTを指定する4種類の指定情報を入力画像の各画素に対応して配置した制御パターンを生成し、入力画像の処理対象の画素データが制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるLUTを選択するシーケンス制御回路13とを有する。制御パターンにおいて互いに斜め方向に隣接するように配置された異なる指定情報で指定される2つのLUTの出力に応じて発光する2つのセルの発光重心が略一致するように、LUTを設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】プラズマディスプレイ装置は、入力画素データと選択すべきサブフィールドを表す画素駆動データとを対応付けて記憶したLUT12A〜12Dと、選択すべきLUTを指定する4種類の指定情報を入力画像の各画素に対応して配置した制御パターンを生成し、入力画像の処理対象の画素データが制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるLUTを選択するシーケンス制御回路13とを有する。制御パターンにおいて互いに斜め方向に隣接するように配置された異なる指定情報で指定される2つのLUTの出力に応じて発光する2つのセルの発光重心が略一致するように、LUTを設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、映像信号の1フィールド期間を相対輝度の異なる複数のサブフィールドに分割して、映像信号の画素の輝度に応じてサブフィールドを適宜組み合わせて発光させることにより、多階調表示を行うプラズマディスプレイパネルの階調表示方法およびプラズマディスプレイ装置に関するものである。
各画素がマトリクス状に形成されたプラズマディスプレイパネル(以下、PDPとする)の多階調表示を行うプラズマディスプレイ装置は、図15に示すように、入力映像信号のレベル調整を行うレベル調整回路2と、レベル調整回路2の出力をA/D変換して8ビットの画像データとするA/D変換回路3と、A/D変換回路3から出力された画像データに対してγ逆補正を行うγ逆補正回路4と、γ逆補正された画像データに対してディザ処理を行う階調変換回路5と、ディザ処理された画像データを後述する画素駆動データに変換するルックアップテーブル(Look Up Table 、以下、LUTとする)6と、LUT6から出力された画素駆動データに基づいてPDP1の発光を制御する出力処理回路7と、入力映像信号のなかから同期信号(垂直同期信号と水平同期信号)を分離する同期分離回路8と、同期分離回路8からの同期信号をもとにA/D変換回路3のA/D変換のタイミング等を規定するタイミングパルスの生成を行うタイミングパルス発生回路9と、前記タイミングパルスを入力して出力処理回路7からのデータの読み出しを制御するメモリ制御回路10と、前記タイミングパルスをもとにPDP1の各画素の表示タイミングを規定するタイミング信号の生成を行う駆動タイミング発生回路11とからなる。
このようなPDP1あるいは強誘電性液晶素子を用いた表示パネルの表示を行う場合、各画素(放電セル)が発光と非発光の2つの状態しか有しないため、1フィールドの表示期間を、画素の点灯期間である維持発光期間(発光輝度に比例)の相対比がそれぞれ異なる複数のサブフィールドに分割すると共に、入力映像信号に応じたサブフィールドを選択して、選択したサブフィールドの重み付けに対応した期間だけPDP1の対応する画素を発光させることにより、所定の階調表示を得るようにしている。
図16の例は、1フィールド表示期間が8個のサブフィールドSf1〜Sf8により構成され、8個の階調ビットにより256階調表示が行われる例である。すなわち、最上位の階調ビット(8ビット目)がサブフィールドSf8に対応するとともに、以下順に、7ビット目の階調ビットがサブフィールドSf7に、6ビット目の階調ビットがサブフィールドSf6に、5ビット目の階調ビットがサブフィールドSf5に、4ビット目の階調ビットがサブフィールドSf4に、3ビット目の階調ビットがサブフィールドSf3に、2ビット目の階調ビットがサブフィールドSf2にそれぞれ対応し、最下位の階調ビット(1ビット目)がサブフィールドSf1に対応する。各サブフィールドSf1〜Sf8では、維持発光期間がそれぞれ階調数(発光輝度の相対比)1(=20 ),2(=21 ),4(=22 ),8(=23 ),16(=24 ),32(=25 ),64(=26 ),128(=27 )として重み付けされている。
図16の例は8ビットの階調を表示する場合を示しているが、一般に、nビットの階調を表示する場合には、各サブフィールドの発光輝度の相対比を最低限2n−1:2n−2:2n−3・・・・22:21:1 の構成になるようにする必要がある。ただし、このような最低限のサブフィールド構成で表示を行うと、画像が静止している部分では何の問題も発生しないが、画像が動いている部分では、人間の目が本来存在しないはずの輝度を認識してしまい、動画疑似輪郭と呼ばれる特有の画質劣化が生じるため、現状一般的には8ビットの階調を表示する場合で12サブフィールドの構成が採用されている。動画疑似輪郭の発生原因は、人間の目が、あるサブフィールドとその前後のサブフィールドにおける発光部分や未発光部分を融合して認識してしまうことにある。
サブフィールド数を更に増やせば、動画擬似輪郭をより効果的に改善することができるが、画像データに応じてPDPの各放電セルを点灯放電セル状態または消灯放電セル状態のいずれか一方に設定するアドレッシング工程に時間を要するため、輝度を落としてしまうトレードオフの関係にあり、また全てのサブフィールドを1フィールド期間に収めなければならないため、現状ではPDPを上下2分割するアドレッシングを行って、サブフィールド数を12とする構成が最適とされている。
上下2分割のアドレッシングを行わない場合、アドレス駆動LSIの数が半減し、大幅なコストダウンが期待できる。しかし、この場合、サブフィールド数が少なくなるため、発光輝度、表示階調数が減って動画擬似輪郭が悪化する。この動画疑似輪郭を抑制するために、誤差拡散処理(例えば、非特許文献1参照)と呼ばれる方法が提案されている。誤差拡散処理は、各点の色の濃さと白または黒との誤差をを演算し、演算した誤差を順次周辺の画素に分配して平均化していくことで、中間調を滑らかに再現する方法である。
ただし、誤差拡散処理では、ざらつき感の目立つ画像となってしまうので、動画疑似輪郭を抑制する他の手法としてディザ処理が提案されている。ディザ処理は、例えば上下、左右に互いに隣接する4つの画素を1組とし、この1組の画素各々に対応した画素データに、互いに異なる係数値からなる4つのディザ係数を加算する。この際、上記4つの画素を1画素として捉えた場合、かかるディザ処理により、見かけ上の階調数が増加するのである。ディザ係数としては、「0」、「1」、「2」、「3」を水平2画素×垂直2画素の4画素に配置したベイヤー(Bayer )マトリクスが知られている。ところが、画素データにディザ係数を加算すると、元の画素データとは何等関係のない疑似模様、いわゆるディザパターンノイズが発生する場合があり、画質を損ねてしまうという問題があった。このディザパターンノイズの発生を抑制するため、フィールド毎にディザ係数を入れ替えるなどの処理を行って、固定したディザパターンノイズが発生しないようにしている。
このように、ディザ処理を用いるプラズマディスプレイ装置では、フィールド毎にディザ係数を入れ替える処理を行って、ディザパターンノイズの発生を抑制していた。しかしながら、このようなディザ係数の入れ替え処理を行うと、フリッカやちらつき等のノイズが発生するという問題点があった。このフリッカやちらつき等のノイズを低減する装置として、多階調表示装置(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開平8−54860号公報
小川清隆他,「PDPの高画質化技術」,[online],1998年5月,雑誌FUJITSU1998−5月号,p.209−213,インターネット<URL:http://magazine.fujitsu.com/index2.html>
特許文献1の多階調表示装置では、階調変換回路によるディザ処理を改良することで、フリッカやちらつき等のノイズの発生を抑制できるとしている。しかしながら、このような方法では、フリッカやちらつき等のノイズの抑制効果が不十分であるという問題点があった。サブフィールド法による階調表示を行う従来のプラズマディスプレイ装置では、入力画像の画素データとこの画素データに応じてLUTにより選択されるサブフィールドの組み合わせとが1対1で対応しており、画素データの輝度変化に対して放電セルの発光重心が直線的に変化しない場合がある。このため、画像の輪郭部分などの輝度値が変化した部分で発光重心の変化が大きくなる場合があり、フリッカやちらつき等のノイズが発生する。このようなノイズを抑制するには、隣接する画素の発光重心が大きく異ならないようにしてやる必要があるが、従来のプラズマディスプレイ装置ではLUTが1個のため、画素データとサブフィールドの組み合わせを適宜変更することができず、フリッカやちらつき等のノイズの抑制効果を十分に得ることができない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、フリッカやちらつき等のノイズの発生を抑制しつつディザ処理に相当する階調変換を実現して、少ないサブフィールド数で従来と同等の階調表示を実現することができるプラズマディスプレイパネルの階調表示方法およびプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明は、プラズマディスプレイパネルの1フィールド期間を、発光期間がそれぞれ重み付けされた複数のサブフィールドに分割し、入力画素データと選択すべきサブフィールドを表す画素駆動データとを対応付けたルックアップテーブルにより、前記複数のサブフィールドの中から入力画像の画素データに応じたサブフィールドを画素毎に選択して、選択したサブフィールドの重み付けに対応した期間だけプラズマディスプレイパネルのセルを発光させることにより多階調表示を行うプラズマディスプレイパネルの階調表示方法において、予め用意された2n (nは2以上の整数)個の前記ルックアップテーブルの中から選択すべきルックアップテーブルを指定する2n 種類の指定情報を入力画像の各画素に対応してマトリクス状に配置した制御パターンを生成する制御パターン生成手順と、前記入力画像の処理対象の画素データに対応する画素駆動データを読み出して出力することを前記2n 個のルックアップテーブルの各々において行う変換手順と、前記処理対象の画素データが前記制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるルックアップテーブルの画素駆動データを選択するシーケンス制御手順と、前記選択した画素駆動データに応じて前記処理対象の画素データに対応する前記プラズマディスプレイパネルのセルを発光させる発光制御手順とを有し、前記制御パターンにおいて互いに斜め方向に隣接するように配置された異なる指定情報で指定される2つのルックアップテーブルの出力に応じて発光する2つのセルの発光重心が略一致するように、前記ルックアップテーブルを設定したものである。
また、本発明のプラズマディスプレイパネルの階調表示方法の1構成例において、前記制御パターン生成手順で生成される制御パターンは、前記2n 種類の指定情報を2つずつ選択して組み合わせ、同一の組に属する2つの指定情報を交互に並べて配置した4画素の制御パターンを2n /2組構成し、この2n /2組の制御パターンを交互に並べて配置したものであり、前記2n /2組の制御パターンの各々においては、それぞれ水平、垂直方向共に隣接する指定情報が異なり、かつ1フィールド前と指定情報が入れ替わるように、2つの指定情報を交互に配置するようにしたものである。
また、本発明のプラズマディスプレイパネルの階調表示方法の1構成例は、前記複数のサブフィールドを前記重み付けの大きい順または小さい順に配置し、前記複数のサブフィールドのうち所定値より大きい重み付けのサブフィールドについては、このサブフィールドと隣接して配置される小さい重み付けのサブフィールドが選択された場合のみ選択可能となるように、前記ルックアップテーブルを設定したものである。
また、本発明のプラズマディスプレイパネルの階調表示方法の1構成例は、前記複数のサブフィールドを前記重み付けの大きい順または小さい順に配置し、前記複数のサブフィールドのうち所定値より大きい重み付けのサブフィールドについては、このサブフィールドと隣接して配置される小さい重み付けのサブフィールドが選択された場合のみ選択可能となるように、前記ルックアップテーブルを設定したものである。
また、本発明は、プラズマディスプレイパネルの1フィールド期間を、発光期間がそれぞれ重み付けされた複数のサブフィールドに分割し、この複数のサブフィールドの中から入力画像の画素データに応じたサブフィールドを画素毎に選択して、選択したサブフィールドの重み付けに対応した期間だけプラズマディスプレイパネルのセルを発光させることにより多階調表示を行うプラズマディスプレイ装置において、入力画素データと選択すべきサブフィールドを表す画素駆動データとを対応付けて記憶し、入力画像の処理対象の画素データに対応する画素駆動データを読み出して出力する2n (nは2以上の整数)個のルックアップテーブルと、この2n 個のルックアップテーブルの中から選択すべきルックアップテーブルを指定する2n 種類の指定情報を入力画像の各画素に対応してマトリクス状に配置した制御パターンを生成する制御パターン生成手段と、前記処理対象の画素データが前記制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるルックアップテーブルの画素駆動データを選択するシーケンス制御手段と、前記選択された画素駆動データに応じて前記処理対象の画素データに対応する前記プラズマディスプレイパネルのセルを発光させる発光制御手段とを有し、前記制御パターンにおいて互いに斜め方向に隣接するように配置された異なる指定情報で指定される2つのルックアップテーブルの出力に応じて発光する2つのセルの発光重心が略一致するように、前記ルックアップテーブルを設定したものである。
本発明によれば、2n 個のルックアップテーブルを用いて、画素データとサブフィールドとの対応を1対1対応から1対2n 対応に増やし、2n 種類の指定情報を入力画像の各画素に対応してマトリクス状に配置した制御パターンを生成し、処理対象の画素データに対応する画素駆動データを読み出して出力することを2n 個のルックアップテーブルの各々において行い、処理対象の画素データが制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるルックアップテーブルの画素駆動データを選択するようにしたことにより、ディザ処理に相当する階調変換を実現する。そして、本発明では、制御パターンにおいて互いに斜め方向に隣接するように配置された異なる指定情報で指定される2つのルックアップテーブルの出力に応じて発光する2つのセルの発光重心が略一致するように、各ルックアップテーブルを設定することにより、フリッカやちらつき等のノイズの発生を抑制することができる。その結果、フリッカやちらつき等のノイズの発生を抑制しつつディザ処理に相当する階調変換を実現して、少ないサブフィールド数で従来と同等の階調表示を実現することができる。
また、制御パターン生成手順で生成する制御パターンを、2n 種類の指定情報を2つずつ選択して組み合わせ、同一の組に属する2つの指定情報を交互に並べて配置した4画素の制御パターンを2n /2組構成し、この2n /2組の制御パターンを交互に並べて配置したものとし、2n /2組の制御パターンの各々においては、それぞれ水平、垂直方向共に隣接する指定情報が異なり、かつ1フィールド前と指定情報が入れ替わるように、2つの指定情報を交互に配置するようにしたことにより、2n フィールドで一巡する制御パターンを生成することができ、ディザパターンノイズの発生をより効果的に抑制することができる。
また、複数のサブフィールドを重み付けの大きい順または小さい順に配置し、複数のサブフィールドのうち所定値より大きい重み付けのサブフィールドについては、このサブフィールドと隣接して配置される小さい重み付けのサブフィールドが選択された場合のみ選択可能となるように、ルックアップテーブルを設定することにより、入力画素データの輝度値が変化したときにあるレベル以上の発光重心の移動が起こることを抑制することができ、動画擬似輪郭の発生をより効果的に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態となるプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。図1のプラズマディスプレイ装置は、PDP1と、レベル調整回路2と、A/D変換回路3と、γ逆補正回路4と、出力処理回路7と、同期分離回路8と、タイミングパルス発生回路9と、メモリ制御回路10と、駆動タイミング発生回路11と、LUT12A〜12Dと、シーケンス制御回路13とからなる。
本実施の形態のプラズマディスプレイ装置は、図15に示した従来のプラズマディスプレイ装置においてディザ処理を行っていた階調変換回路を省き、このディザ処理に相当する処理をLUT12A〜12Dで行うようにしたものである。シーケンス制御回路13は、制御パターン生成手段とシーケンス制御手段とを構成し、出力処理回路7とメモリ制御回路10と駆動タイミング発生回路11とは、発光制御手段を構成している。
レベル調整回路2は、入力映像信号が適切なレベルになるようにレベル調整する。A/D変換回路3は、レベル調整回路2によってレベル調整された映像信号をA/D変換して8ビットの画像データとして出力する。γ逆補正回路4は、CRTの発光特性と互換性を保つために、A/D変換回路3から出力された8ビットの画像データをγ逆補正する。
LUT12A〜12Dは、画素データと選択すべきサブフィールドを表す画素駆動データとを対応付けて記憶し、γ逆補正回路4から入力される処理対象の画素データに対応する画素駆動データを読み出して出力する。
シーケンス制御回路13は、選択すべきLUTを指定する4種類の指定情報を入力画像の各画素に対応してマトリクス状に配置した制御パターンを生成し、この制御パターンとγ逆補正回路4から入力される画像の垂直同期信号VDと水平同期信号HDと入力画像の各画素に同期したピクセルクロックCLKとに基づいて、処理対象の画素データが制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるLUT12A〜12Dの画素駆動データを選択して出力する。
出力処理回路7は、シーケンス制御回路13から出力された1フィールド分の画素駆動データを格納するフィールドメモリ(不図示)を有し、フィールドメモリ内の各画素駆動データをPDP1の各画素(放電セル)の表示データとしてデータ電極に出力することにより、LUTによって選択されたサブフィールドの重み付けに対応した期間だけPDP1の放電セルを発光させる。
同期分離回路8は、入力映像信号から同期信号を分離する。タイミングパルス発生回路9は、同期分離回路8によって抽出された同期信号をもとに、A/D変換回路3、メモリ制御回路10および駆動タイミング発生回路11への各種タイミング信号を生成する。
メモリ制御回路10は、タイミングパルス発生回路9のタイミング信号に基づき出力処理回路7のフィールドメモリから画素駆動データを読み出させ、この画素駆動データに基づくPDP1の発光制御を出力処理回路7に実行させる。駆動タイミング発生回路11は、タイミングパルス発生回路9およびメモリ制御回路10からのタイミング信号に基づきサブフィールドのタイミングや、PDP1の各走査電極及び維持電極を駆動するためのパルス信号などを生成する。
次に、本実施の形態のLUT12A〜12Dとシーケンス制御回路13の動作をより詳細に説明する。ここで、本実施の形態のプラズマディスプレイ装置では、図2に示すように、1フィールド期間を9個のサブフィールドSf1〜Sf9に分割する64階調のサブフィールド構成としている。各サブフィールドSf1〜Sf9は、それぞれ走査期間と発光期間とを有し、サブフィールドSf1〜Sf9の各発光期間の比率は1:2:4:6:8:9:10:12:12に設定されている。
図3にシーケンス制御回路13が生成する制御パターンの1例を示す。図3の制御パターンは、選択すべきLUTを表す指定情報を水平2画素×垂直2画素の4画素に対応してマトリクス状に配置したものである。指定情報A,B,C,Dは、選択すべきLUTとしてそれぞれLUT12A,12B,12C,12Dを指定する。
LUT12A〜12Dには、8ビットの画素データと6ビットの画素駆動データとが対応付けて予め登録されている。LUT12A〜12Dは、γ逆補正回路4から出力された8ビットの画像データの各画素データに対応する6ビットの画素駆動データを画素毎に読み出して出力する。
ここで、制御パターンの指定情報AとDとは、互いに斜め方向に隣接するように配置され、同様に指定情報BとCとは、互いに斜め方向に隣接するように配置される。そして、LUT12A,12B,12C,12Dが出力する画素駆動データをそれぞれAO,BO,CO,DOとすると、AO≧DO≧BO≧COとなり、かつ画素駆動データAOに応じた発光の1フィールド期間中の重心と画素駆動データDOに応じた発光の1フィールド期間中の重心とが略一致し、画素駆動データBOに応じた発光の1フィールド期間中の重心と画素駆動データCOに応じた発光の1フィールド期間中の重心とが略一致するようにLUT12A〜12Dの設定規則が決められている。このような設定規則に基づいてLUT12A〜12Dを設定する理由については後述する。
図15に示した従来のプラズマディスプレイ装置において、本実施の形態と同じ64階調のサブフィールド構成を採用したとすると、LUT6に入力される画素データが「5」の場合、画素駆動データ「5」がLUT6から出力される。画素駆動データが「5」(2進数で「000101」)の場合、サブフィールドSf1とSf3とが選択されたことになるので、この画素駆動データに応じてサブフィールドSf1とSf3の重み付けに対応した期間だけPDP1の対応する画素が発光する。これにより、画素の輝度が「5」となる。従来のプラズマディスプレイ装置では、LUTが1個なので、図3のA,B,C,Dに対応する4画素全ての輝度が「5」となる。
一方、本実施の形態では、LUT12A〜12Dに入力される画素データが「21」の場合、LUT12Aから出力される画素駆動データAOが「6」、LUT12B〜12Dから出力される画素駆動データBO,CO,DOが「5」となる。このような出力となる理由は、輝度21=5.25×4を前述の設定規則に基づいてLUT12A〜12Dの画素駆動データAO〜DOに配分したためである。
シーケンス制御回路13は、生成した制御パターンと垂直同期信号VDと水平同期信号HDとピクセルクロックCLKとに基づいて、γ逆補正回路4から出力された画素データが制御パターン中のどの位置にあるかを画素毎に判別し、画素データが指定情報Aの位置にある場合にはLUT12Aの画素駆動データを選択して出力処理回路7に出力し、画素データが指定情報Bの位置にある場合にはLUT12Bの画素駆動データを選択して出力し、画素データが指定情報Cの位置にある場合にはLUT12Cの画素駆動データを選択して出力し、画素データが指定情報Dの位置にある場合にはLUT12Dの画素駆動データを選択して出力する。
画素駆動データが「6」(2進数で「000110」)の場合、サブフィールドSf2とSf3とが選択されたことになるので、この画素駆動データに応じてサブフィールドSf2とSf3の重み付けに対応した期間だけPDP1の対応する画素が発光する。画素駆動データが「5」の場合、前述のとおり、サブフィールドSf1とSf3の重み付けに対応した期間だけPDP1の対応する画素が発光する。
したがって、図3の制御パターンに対応する水平2画素×垂直2画素の4画素のデータが全て「21」であった場合、指定情報Aの位置にある画素の輝度が「6」、指定情報B〜Dの位置にある画素の輝度が「5」となり、これら4画素を1つの表示単位として眺めた場合の輝度は「21」となる。
同様に、LUT12A〜12Dに入力される画素データが「22」の場合、LUT12A,12Dから出力される画素駆動データAO,DOが「6」、LUT12B,12Cから出力される画素駆動データBO,COが「5」となる。このような出力となる理由は、輝度22=5.5×4を前述の設定規則に基づいてLUT12A〜12Dの画素駆動データAO〜DOに配分したためである。
したがって、図3の制御パターンに対応する水平2画素×垂直2画素の4画素のデータが全て「22」であった場合、指定情報A,Dの位置にある画素の輝度が「6」、指定情報B,Cの位置にある画素の輝度が「5」となり、これら4画素を1つの表示単位として眺めた場合の輝度は「22」となる。
また、LUT12A〜12Dに入力される画素データが「23」の場合、LUT12A,12B,12Dから出力される画素駆動データAO,BO,DOが「6」、LUT12Cから出力される画素駆動データCOが「5」となる。このような出力となる理由は、輝度23=5.75×4を前述の設定規則に基づいてLUT12A〜12Dの画素駆動データAO〜DOに配分したためである。
したがって、図3の制御パターンに対応する水平2画素×垂直2画素の4画素のデータが全て「23」であった場合、指定情報A,B,Dの位置にある画素の輝度が「6」、指定情報Cの位置にある画素の輝度が「5」となり、これら4画素を1つの表示単位として眺めた場合の輝度は「23」となる。
以上のように、本実施の形態によれば、水平2画素×垂直2画素の4画素を1つの表示単位として眺めた場合、サブフィールド構成が64階調(シーケンス制御回路13から出力する画素駆動データが6ビット)であっても、表現できる輝度階調数はその4倍の256階調、すなわち8ビット相当の中間調表示が可能となるので、少ないサブフィールド数で多階調表示が可能となる。
また、図3に示した制御パターンを単純に繰り返し並べていくと、従来のディザ処理と同様のディザパターンノイズが発生してしまう。そこで、ディザパターンノイズの発生を抑制するため、本実施の形態では、4フィールドで一巡する図4(a)、図4(b)、図4(c)、図4(d)のような制御パターン群を用いる。図4(a)〜図4(d)において、kは任意の自然数である。
図4の例では、4つの指定情報A,B,C,Dを2つずつ選択して組み合わせ、同一の組に属する2つの指定情報を交互に並べて配置した水平2画素×垂直2画素の制御パターンを2組構成し、2組の制御パターンを交互に並べて配置したものを制御パターン群としている。つまり、指定情報AとBとを交互に並べて配置したものを第1組の制御パターンとし、指定情報CとDとを交互に並べて配置したものを第2組の制御パターンとすると、第1組の制御パターンと第2組の制御パターンとを交互に並べて配置したものが図4(a)〜図4(d)の制御パターン群である。kフィールドから(k+3)フィールドの第1組の制御パターンを図4(e)〜図4(h)に示し、kフィールドから(k+3)フィールドの第2組の制御パターンを図4(i)〜図4(l)に示す。
このとき、第1組の制御パターンと第2組の制御パターンの各々においては、それぞれ水平、垂直方向共に隣接する指定情報が異なり、かつ1フィールド前と指定情報が入れ替わるように、2つの指定情報を交互に配置する。例えば、kフィールドの第1組の制御パターンと(k+1)フィールドの第1組の制御パターンでは、図4(b)、図4(e)に示すように、指定情報A,Bの位置が入れ替わっていることが分かる。したがって、第1組の制御パターンと第2組の制御パターンがそれぞれ2種類ずつ存在するので、第1組の制御パターンと第2組の制御パターンの組み合わせが4種類存在することになり、これら4種類の組み合わせが4フィールドで一巡することになる。シーケンス制御回路13は、以上のような構成の制御パターン群を生成する。
本実施の形態では、各画素において同一の指定情報が発生する1周期(本実施の形態では4フィールド)あたりの輝度平均値が各画素で同一となるように制御パターン群が生成される。つまり、図4(a)、図4(d)、図4(g)、図4(j)から分かるように、1つのフィールドでは各画素の指定情報がA,B,C,Dのいずれかであり、これに対応する画素駆動データがAO,BO,CO,DOのいずれかであるから、輝度値は各画素で同一とは限らない。
しかし、kフィールドから(k+3)フィールドにわたって各画素の指定情報に注目すると、指定情報の発生順は画素によって異なるが、全ての画素で指定情報A,B,C,Dが4フィールドで一巡しており、その結果、画素駆動データAO,BO,CO,DOが4フィールドで一巡することが分かる。したがって、4フィールドあたりの輝度平均値は各画素で同一である。このように、全ての指定情報を周期的に発生させることで、同一の指定情報の発生周期における画素の輝度平均値を各画素で同じにすることができ、輝度の違いによるディザパターンノイズの発生を抑えることができる。
本実施の形態では、4フィールドで一巡する図4のような制御パターン群を用いることにより、ディザパターンノイズを抑制することができるが、例えば画素駆動データAOに応じた発光の1フィールド期間中の重心が他の画素駆動データBO〜DOに応じた発光の1フィールド期間中の重心と大きく異なっている場合、フリッカやちらつき等のノイズが発生してしまう。
そこで、本実施の形態では、前述のLUT12A〜12Dの設定規則で述べたように、画素駆動データAOに応じた発光の1フィールド期間中の重心と画素駆動データDOに応じた発光の1フィールド期間中の重心とが略一致し、画素駆動データBOに応じた発光の1フィールド期間中の重心と画素駆動データCOに応じた発光の1フィールド期間中の重心とが略一致するようにLUT12A〜12Dが設定される。
また、あるフィールドと次のフィールドの間で画像データの輝度値が変化すると、1つのフィールド期間中の発光重心の位置が移動するが、このような発光重心の移動幅が大きいほど動画擬似輪郭も大きくなる。そこで、本実施の形態では、前述のLUT12A〜12Dの設定規則に、新たな設定規則を加え、サブフィールドSf4より大きい重み付けのサブフィールドSf5〜Sf9については、直前のサブフィールドが選択された場合のみ選択されるようにしている。
つまり、サブフィールドSf5はサブフィールドSf4が選択されている場合(画素駆動データのサブフィールドSf4に対応するビットが「1」の場合)のみ選択可能とし、サブフィールドSf6はサブフィールドSf5が選択されている場合のみ選択可能とし、サブフィールドSf7はサブフィールドSf6が選択されている場合のみ選択可能とし、サブフィールドSf8はサブフィールドSf7が選択されている場合のみ選択可能とし、サブフィールドSf9はサブフィールドSf8が選択されている場合のみ選択可能とする。
このような新たな設定規則を加えることで、入力画素データの輝度値が変化したときにあるレベル以上の発光重心の移動が起こることを抑制することができ、動画擬似輪郭の発生を抑制することができる。なお、動画擬似輪郭が発生する輝度が画素駆動データAO(またはDO)と画素駆動データBO(またはCO)とで異なるため、拡散効果によっても動画擬似輪郭の発生は抑制される。
以上のような設定規則に従って設定したLUT12A〜12Dの設定内容を図5〜図14に示す。図5〜図14において、Inはγ逆補正回路4から入力される8ビットの画素データを十進数で表記した値、AD,BD,CD,DDはそれぞれ6ビットの画素駆動データAO,BO,CO,DOを十進数で表記した値である。また、図10〜図14のOutは画素駆動データAO,BO,CO,DOに対応する4画素を1つの表示単位として眺めた場合の輝度である。
以上のように、本実施の形態によれば、4個のLUT12A〜12Dを用いることにより、従来のディザ処理に相当する階調変換を実現する。そして、本実施の形態では、画素駆動データAOに応じた発光の重心と画素駆動データDOに応じた発光の重心とが略一致し、画素駆動データBOに応じた発光の重心と画素駆動データCOに応じた発光の重心とが略一致するようにLUT12A〜12Dを設定することにより、フリッカやちらつき等のノイズの発生を抑制することができる。その結果、本実施の形態では、フリッカやちらつき等のノイズの発生を抑制しつつディザ処理に相当する階調変換を実現して、少ないサブフィールド数で従来(サブフィールド数が12のプラズマディスプレイ装置)と同等の階調表示を実現することができる。
なお、本実施の形態では、水平2画素×垂直2画素の制御パターンの集まりからなる制御パターン群と4個のLUTを使用して64階調の4倍の256階調の表示を実現しているが、これに限るものではなく、水平2画素×垂直4画素(あるいは水平4画素×垂直2画素)の制御パターンの集まりからなる制御パターン群と8個のLUTを使用すれば、8倍の512階調の表示を実現することができ、水平4画素×垂直4画素の制御パターンの集まりからなる制御パターン群と16個のLUTを使用すれば、16倍の1024階調の表示を実現することができる。
すなわち、選択すべきLUTを指定する2n (nは2以上の整数で、本実施の形態ではn=2)種類の指定情報を入力画像の各画素に対応してマトリクス状に配置した制御パターンと2n 種類の指定情報に対応する2n 個のLUTとを使用すれば、サブフィールド構成で実現可能な階調数の2n 倍の階調数を実現することができる。
この場合、制御パターン群は、2n 種類の指定情報を2つずつ選択して組み合わせ、同一の組に属する2つの指定情報を交互に並べて配置した水平2画素×垂直2画素の制御パターンを2n /2組構成し、この2n /2組の制御パターンを交互に並べて配置したものであり、2n /2組の制御パターンの各々においては、それぞれ水平、垂直方向共に隣接する指定情報が異なり、かつ1フィールド前と指定情報が入れ替わるように、2つの指定情報を交互に配置する。この場合、各画素において同一の指定情報が発生する周期は、2n フィールドである。
本発明は、プラズマディスプレイパネルに適用することができる。
1…プラズマディスプレイパネル、2…レベル調整回路、3…A/D変換回路、4…γ逆補正回路、7…出力処理回路、8…同期分離回路、9…タイミングパルス発生回路、10…メモリ制御回路、11…駆動タイミング発生回路、12A〜12D…ルックアップテーブル、13…シーケンス制御回路。
Claims (6)
- プラズマディスプレイパネルの1フィールド期間を、発光期間がそれぞれ重み付けされた複数のサブフィールドに分割し、入力画素データと選択すべきサブフィールドを表す画素駆動データとを対応付けたルックアップテーブルにより、前記複数のサブフィールドの中から入力画像の画素データに応じたサブフィールドを画素毎に選択して、選択したサブフィールドの重み付けに対応した期間だけプラズマディスプレイパネルのセルを発光させることにより多階調表示を行うプラズマディスプレイパネルの階調表示方法において、
予め用意された2n (nは2以上の整数)個の前記ルックアップテーブルの中から選択すべきルックアップテーブルを指定する2n 種類の指定情報を入力画像の各画素に対応してマトリクス状に配置した制御パターンを生成する制御パターン生成手順と、
前記入力画像の処理対象の画素データに対応する画素駆動データを読み出して出力することを前記2n 個のルックアップテーブルの各々において行う変換手順と、
前記処理対象の画素データが前記制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるルックアップテーブルの画素駆動データを選択するシーケンス制御手順と、
前記選択した画素駆動データに応じて前記処理対象の画素データに対応する前記プラズマディスプレイパネルのセルを発光させる発光制御手順とを有し、
前記制御パターンにおいて互いに斜め方向に隣接するように配置された異なる指定情報で指定される2つのルックアップテーブルの出力に応じて発光する2つのセルの発光重心が略一致するように、前記ルックアップテーブルを設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの階調表示方法。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの階調表示方法において、
前記制御パターン生成手順で生成される制御パターンは、前記2n 種類の指定情報を2つずつ選択して組み合わせ、同一の組に属する2つの指定情報を交互に並べて配置した4画素の制御パターンを2n /2組構成し、この2n /2組の制御パターンを交互に並べて配置したものであり、
前記2n /2組の制御パターンの各々においては、それぞれ水平、垂直方向共に隣接する指定情報が異なり、かつ1フィールド前と指定情報が入れ替わるように、2つの指定情報を交互に配置することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの階調表示方法。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの階調表示方法において、
前記複数のサブフィールドを前記重み付けの大きい順または小さい順に配置し、
前記複数のサブフィールドのうち所定値より大きい重み付けのサブフィールドについては、このサブフィールドと隣接して配置される小さい重み付けのサブフィールドが選択された場合のみ選択可能となるように、前記ルックアップテーブルを設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの階調表示方法。 - プラズマディスプレイパネルの1フィールド期間を、発光期間がそれぞれ重み付けされた複数のサブフィールドに分割し、この複数のサブフィールドの中から入力画像の画素データに応じたサブフィールドを画素毎に選択して、選択したサブフィールドの重み付けに対応した期間だけプラズマディスプレイパネルのセルを発光させることにより多階調表示を行うプラズマディスプレイ装置において、
入力画素データと選択すべきサブフィールドを表す画素駆動データとを対応付けて記憶し、入力画像の処理対象の画素データに対応する画素駆動データを読み出して出力する2n (nは2以上の整数)個のルックアップテーブルと、
この2n 個のルックアップテーブルの中から選択すべきルックアップテーブルを指定する2n 種類の指定情報を入力画像の各画素に対応してマトリクス状に配置した制御パターンを生成する制御パターン生成手段と、
前記処理対象の画素データが前記制御パターン上のどの位置に対応するかを判別し、判別した位置の指定情報で指定されるルックアップテーブルの画素駆動データを選択するシーケンス制御手段と、
前記選択された画素駆動データに応じて前記処理対象の画素データに対応する前記プラズマディスプレイパネルのセルを発光させる発光制御手段とを有し、
前記制御パターンにおいて互いに斜め方向に隣接するように配置された異なる指定情報で指定される2つのルックアップテーブルの出力に応じて発光する2つのセルの発光重心が略一致するように、前記ルックアップテーブルを設定することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項4記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記制御パターン生成手順で生成される制御パターンは、前記2n 種類の指定情報を2つずつ選択して組み合わせ、同一の組に属する2つの指定情報を交互に並べて配置した4画素の制御パターンを2n /2組構成し、この2n /2組の制御パターンを交互に並べて配置したものであり、
前記2n /2組の制御パターンの各々においては、それぞれ水平、垂直方向共に隣接する指定情報が異なり、かつ1フィールド前と指定情報が入れ替わるように、2つの指定情報を交互に配置することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 請求項4記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記複数のサブフィールドを前記重み付けの大きい順または小さい順に配置し、
前記複数のサブフィールドのうち所定値より大きい重み付けのサブフィールドについては、このサブフィールドと隣接して配置される小さい重み付けのサブフィールドが選択された場合のみ選択可能となるように、前記ルックアップテーブルを設定することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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JP2003402778A JP2005164898A (ja) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | プラズマディスプレイパネルの階調表示方法およびプラズマディスプレイ装置 |
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CN112400201A (zh) * | 2018-07-04 | 2021-02-23 | 依格耐特有限公司 | 图像显示系统 |
-
2003
- 2003-12-02 JP JP2003402778A patent/JP2005164898A/ja not_active Withdrawn
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