JP2005164878A - 露光装置 - Google Patents

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司郎 森山
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俊一 佐々木
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正孝 廣瀬
Mamoru Ishii
守 石井
Tomoyuki Sugaya
智幸 菅谷
Masako Kataoka
昌子 片岡
Motohiro Umetsu
基宏 梅津
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Abstract

【課題】 軽量化された露光装置を提供すること
【解決手段】 本発明は、マスク1上のパターンを基板5上に転写露光するために、マスク、基板の少なくとも一方をセラミックスによるステージ部材によって移動させながら露光する液晶パネル用露光装置100に適用される。特に、ステージ部材をハニカム構造セラミックス体により構成し、該ハニカム構造セラミックス体の空隙部を四角柱形状とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は露光装置に関し、特に液晶パネル製造用に適した露光装置に関する。
液晶パネルを製造するためには液晶表示素子を制御するためのTFT回路パターンを基板上に形成する必要がある。基板上に回路パターンを形成するために、回路パターンを有するマスクを用いて、マスク上のパターンを基板に転写露光することが行われる。そのための装置は液晶パネル用露光装置と呼ばれ、通常、マスク、基板の少なくとも一方がステージで移動可能にされている。
一方、半導体デバイスの製造において用いられる半導体デバイス用露光装置も露光原理、基本構造は同じである。半導体デバイス用露光装置では、周囲の温度変化によるステージの熱膨張が露光されるパターンに悪影響を及ぼす。このため、ステージの材料には比較的熱膨張係数が小さいとされるセラミックスを用いることが多い。なお、半導体デバイス用露光装置のステージに関しては、例えば特許文献1に示され、半導体デバイス用露光装置のステージの構成材料としてセラミックスを用いることは、例えば特許文献2に説明されている。
半導体デバイス用露光装置に比べて、液晶パネル用露光装置では、マスクも基板も1桁大きなサイズとなる。そして、大型で頑丈なステージを実現するためには、ステージ材であるセラミックスが多量に用いられる。
ところが、セラミックスを多量に用いた結果、ステージ重量が数トンにも達する場合があり、露光装置全体としては20トン前後にも達してしまう。さらに、重量の大きなステージが移動して反転する際に生じる大きな反力に対して振動が発生しないように、露光装置の設置場所を頑強な構造にしなければならなかった。
さらにまた、液晶パネルを製造するクリーンルームにおいて、液晶パネル用露光装置が設置される場所を頑強な構造にすると、クリーンルームの建設費が増大するだけでなく、液晶パネル用露光装置の設置場所が固定され、生産性にフレキシビリティがなく、しかもクリーンルームの設計時点で液晶パネル用露光装置の導入台数を決定しておく必要も生じるなどの問題もあった。
以上に述べたように、従来の液晶パネル用露光装置のステージにおいては、半導体デバイス用露光装置のステージとして用いられてきたセラミックスをムク構造体、つまり緻密体のまま利用し、多量に用いたことで、装置全体として極めて重くなり、様々の弊害を引き起こした。
これに対し、ステージを軽量化するためステージの薄板化等を行うと、ステージの共振周波数が低下するため、ステージの制御に対する応答周波数が低下し、高速・高精度の制御に対応出来なくなる。
特開平11−223690号公報 特許第3260340号公報
そこで、本発明の課題は、軽量化された露光装置、特に液晶パネル製造用に適した露光装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、上記課題を共振周波数の低下をきたさずに実現することにある。
本発明によれば、マスク上のパターンを基板上に転写露光するために、前記マスク、前記基板の少なくとも一方をセラミックスによるステージ部材によって移動させながら露光する液晶パネル用露光装置において、前記ステージ部材はハニカム構造セラミックス体を含み、該ハニカム構造セラミックス体の空隙部が四角柱形状により構成されていることを特徴とする露光装置が提供される。
なお、前記ステージ部材は、前記ハニカム構造セラミックス体の上下にセラミックス板を接合した構造よりなることが好ましい。
また、前記ステージ部材の総質量は、前記ハニカム構造セラミックス体の空隙部をセラミックスにより閉塞した緻密体と比較して1/4〜1/2であることが望ましい。
さらに、前記ステージ部材を構成するセラミックスが、負の熱膨張係数を有するLi−Al−Si酸化物と正の熱膨張係数を有するSiCまたはSi3 4 の少なくとも一方とからなる複合材料からなり、かつ、前記複合材料の23℃における熱膨張係数が−0.1〜+0.1×10-6/℃であり、密度が2.45〜2.55g/cm3 であり、ヤング率が130〜160GPaであることが好ましい。
また、前記ステージ部材は、前記ハニカム構造セラミックス体の空隙部が気密封止されている構造を有することが好ましい。
さらに、前記ステージ部材は、前記気密封止による外部との気体圧力差に伴う応力差に物理的に耐える構成を有することが好ましい。
本発明の他の態様によれば、マスク上のパターンを基板上に転写露光するために、前記マスク、前記基板の少なくとも一方をセラミックスによるステージ部材によって移動させながら露光する液晶パネル用露光装置において、前記ステージ部材を構成するセラミックスが、負の熱膨張係数を有するLi−Al−Si酸化物と正の熱膨張係数を有するSiCまたはSi3 4 の少なくとも一方とからなる複合材料からなり、かつ、前記複合材料の23℃における熱膨張係数が−0.1〜+0.1×10-6/℃であり、密度が2.45〜2.55g/cm3 であり、ヤング率が130〜160GPaであることを特徴とする液晶パネル用露光装置が提供される。
なお、上記他の態様における前記ステージ部材は、前記複合材料からなるハニカム構造セラミックス体の上下に前記複合材料からなるセラミックス板を接合した構造よりなることが好ましい。
また、上記他の態様における前記ステージ部材の総質量は、前記ハニカム構造セラミックス体の空隙部を前記複合材料により閉塞した緻密体と比較して1/4〜1/2であることが好ましい。
本発明によれば、ステージ部材を、ハニカム構造セラミックス体を含む構成し、該ハニカム構造セラミックス体の空隙部を四角柱形状とすることにより、軽量化を行ってもムク構造体と比較して同等以上の共振周波数を得ることが可能となる。これに対し、六角柱または三角柱形状のハニカム構造セラミックス体では共振周波数が低下し、かつ、たわみの量も大きいという知見が得られた。
さらに、ステージ部材の構成材料として、低密度かつ低熱膨張材料であるLi−Al−Si酸化物とSiCまたはSi3 4 の少なくとも一方とからなる複合材料を用いることにより、熱膨張による影響を無くすことが出来る。
従って、本発明による露光装置は、熱膨張による影響を受けることなく高速・高精度の露光を行うことが出来る。
特に、本発明を液晶パネル製造用露光装置に適用した場合には、従来の液晶パネル用露光装置に比べて、重量が大幅に低減されているだけでなく、重量が低減されることでステージの移動反転時に発生する反力も大幅に低下するため、クリーンルームにおいて液晶パネル用露光装置を設置する場所の構造を強化する必要がなくなる。これによって液晶パネル用露光装置の設置場所をクリーンルーム内で移動したり、台数を増やしたりすることが容易になり、生産性にフレキシビリティが得られるようになる。
以下に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態としての液晶パネル用露光装置100の構造図である。回路パターンが描かれたマスク1は、マスクステージ2におけるステージ台3a上に固定されている。ステージ台3aはステージガイド4上に載せられており、図1に示されたX方向に往復移動出来る構造になっている。すなわち、ステージ台3aはスキャン方向10aにスキャン出来るようになっている。
一方、基板ステージ12においては、基板5がステージ台3b上に固定されている。ステージ台3bはステージガイド6a上で図1に示されたY方向に往復移動(ステップ状移動)出来る構造になっている。すなわち、ステージ台3bはステージガイド6a上でステップ方向11にステップ移動出来るようになっている。さらに、ステージ台3bを搭載したステージガイド6aはステージガイド6b上でX方向に往復移動、つまり上述したスキャン方向10aと同じスキャン方向10bにスキャン出来る構造になっている。
ステージ台3a、3b、ステージガイド6aの駆動には、ボールネジ機構やリニアモータ等の駆動手段が用いられ、それぞれの移動部は静圧軸受等の軸受手段で支持された状態で移動可能にされているが、これらの駆動手段、軸受手段は本発明の要旨ではないので、詳しい説明は省略する。
マスク1上の回路パターンにおける一部分の像は、台形ミラー7、凸面鏡8、凹面鏡9で反射して、再び台形ミラー7に当たることで、基板5の上に転写される。マスク1と基板5がどちらもX方向にスキャンし、1回スキャンした後に、ステージ台3bがY方向にステップする。これを繰り返すことで、マスク1上の回路パターン全体が基板5に転写露光される。
本実施の形態におけるマスクステージ2と基板ステージ12の構成材料は、軽量化を実現すると共に、熱膨張による影響を受けることなく高精度の露光を可能とするために、低密度かつ低熱膨張材料が好ましい。例えば、Li−Al−Si酸化物とSiCまたはSi3 4 の少なくとも一方とからなる複合材料は、23℃における密度2.45〜2.55g/cm3 、熱膨張係数−0.1〜+0.1×10-6/℃であることから最も好ましい。
次に、本発明の液晶パネル用露光装置におけるステージ材の構造を説明するために、一例として、液晶パネル用露光装置100のステージ台3bの構造を図2を用いて説明する。
ステージ台3bは、ハニカム構造体31の上下両面にセラミックスパネル32a、32bを接合したものである。ハニカム構造体というのは、図2の分解平面図と図3の断面図とから明らかなように、厚さ方向に貫通する多数の孔31−1を持つ、いわゆるハニカム状の部材である。本ハニカム構造体31においては、孔31−1の形状を四角形状にしており、後述する理由により、この孔31−1の形状が重要である。
このようなステージ台3bの製造方法の一例を説明すると、以下の通りである。
1.Li−Al−Si酸化物80wt%とSiC20wt%とを混合・粉砕後、PVA系バインダー2wt%を添加して顆粒とする。
2.CIP成形により平板成形体に加工した後、脱脂・1350℃窒素雰囲気中で焼成し、セラミックスパネル32a、32bを作製した。
3.ハニカム構造体31も上記と同組成の坏土を用いて押出成形により成形した後焼成することにより作製した。
4.得られたハニカム構造体31及びセラミックスパネル32a、32bに接合剤をスクリーン印刷により塗布した。なお、接合剤はLi−Al−Si酸化物とSiCの複合材料に窒化物を添加したものを使用した。
5.ハニカム構造体31とセラミックスパネル32a、32bを組合せた後、熱処理を行って接合を行い、ステージ台3bを作製した。
ここで、ハニカム構造体31とセラミックスパネル32a、32bの接合は、高接合強度、高ヤング率、ステージ材と同等の熱膨張係数が必要である。これに対し、有機系接着剤ではヤング率に問題がある一方、ガラスでは接合強度に問題があり、また金属ロウではステ一ジ材との熱膨張差に問題があることから、接合には無機系接合剤が必要である。特に、ステージ材との熱膨張の整合をとるため、ステージ材と同系統のセラミックス材料を接合剤とすることが望ましい。
特に、低熱膨張材料であるLi−Al−Si酸化物とSiCまたはSi3 4 の少なくとも一方とからなる複合材料の場合、窒化物を添加することにより融点を低下させることができ、低融点化した低熱膨張材料を接合剤として使用することにより、接合強度、ヤング率、熱膨張の問題が解決される。
ところで、本ステージ台を真空装置内で使用する場合は、孔31−1がセラミックスパネル32a、32bで封止されているので、孔31−1の内外で圧力差が生じる。例えば、上記5における接合を1350℃で行った場合、室温ではハニカム孔内部は約1/3気圧になるので、大気からの圧力が(2/3)kg/cm2 加わることになる。このステージを真空中で使用する時には孔から外部に向けて(1/3)kg/cm2 の力が加わることになる。このような圧力に耐えられずにステージのどこかが破断し、孔内の汚染された空気が外へ洩れ出ることは防止しなければならない。このため、上記の圧力に耐えて気密を保持できるように、ステージに機械的強度を持たせる必要がある。例えば、ハニカム構造体31の外周部分を厚く設計しても良い。ハニカム外周部分の厚さT1(図2参照)は孔31−1の形状により異なるが、孔31−1のサイズが20×20×50(高さ)mmの場合、外周部分の厚さT1は1mm以上必要である。勿論、外周部分を厚くせずに、ステージ台の外周部(四周)に別途側壁を形成しても良い。
また、孔31−1の内外に圧力差を発生させないようにするために、孔31−1を形成している壁に空気穴を形成しても良い。つまり、ハニカム構造体31のすべての孔31−1を相互に連通させると共に、構造体外と連通させることの出来るような空気穴を形成する。この場合、空気穴のサイズは、孔31−1内の圧力を周辺と瞬時に同じとすると共に、孔31−1内の洗浄を行う必要があることを考慮して、直径2mm以上が好ましい。
孔31−1の一辺は5〜20mmで後に述べる効果に大差がないことがわかった。孔31−1を形成している壁の厚さT2(図2参照)は0.5mm以上、特に1mm以上、5mm以下が望ましい。これは、0.5mm以下の場合、セラミックスパネルに対する接合面の加工時、欠け等が発生して接合面積が減少し、接合強度が低下する可能性があるからである。
ハニカム構造体31は全面がハニカム構造である必要は無く、軽量化の観点から図2に一点鎖線で示すように、中央部に開口が設けられても良い。この場合、セラミックスパネル32a、32bにも、図2に一点鎖線で示すように、同様の開口が設けられる。
図2は、ハニカム構造体31の平面形状がセラミックスパネル32a、32bの平面形状と同形状の場合であるが、大きなサイズを要求される場合には、100×100〜200×200mmのハニカム構造体を複数枚、横に並べて用いるようにしても良い。この場合、ハニカム構造体同士の側面を上記と同様の方法で接合しても良いが、離した状態で上下のセラミックスパネルに接合するようにしても良い。勿論、セラミックスパネルについても、上記と同様の接合方法で複数枚のパネルを面一になるように貼り合わせて大面積にするようにしても良い。
図4は、4枚のハニカム構造体41を用い、これらの相互間隔T3を10mm以下として、セラミックスパネル42a、42bと接合するようにした例である。このように分離しても良い理由は、ハニカム構造体41の間隔を10mm以下にすると共振周波数の低下が生じないからである。このようなステージ材の材料及び作製方法は、上記した材料及び作製方法と同じである。
次に、上記のようにして得られたステージの共振周波数について、衝撃振動試験法により測定を行った。つまり、上記の作製方法により、孔31−1の形状の異なるステージ(100×100mm)(セラミックスパネルの厚さ5mm、ハニカム構造体の厚さ30mm)を作製して共振周波数を測定した。なお、孔31−1は、体積割合33%、孔31−1を形成している壁の厚さT2=2.25mmとし、形状は四角形(実施例)、六角形(比較例1)、三角形(比較例2)とした。また、比較例3として厚さ40mmのムク構造体(緻密体)を用いた。実施例、比較例1、2共に、ステージ重量は比較例3のムク構造体に比較して1/2とした。また、たわみ解析も行った。
測定結果を以下の表1に示す。
Figure 2005164878
以上の測定結果より、四角形の孔によるハニカム構造体を採用したことにより、ステージ材の総重量を1/2に低減してもムク構造体と同等以上の共振周波数が得られる。しかも、たわみ量も他の形状よりも小さい。なお、ステージ材の総重量が、ムク構造体と比較して1/2を超えると軽量化のメリットが無くなり、1/4未満では共振周波数が低下して、ステージの位置決め制御に対する応答周波数が低下し、高速・高精度の制御に対応出来なくなる。
なお、本発明によるステージ材は、図1で説明したステージ台3bのみならず、ステージ台3a、ステージガイド4、6a、6bにも適用可能であることは言うまでも無い。
図5は、本発明を、図1で説明した基板ステージ12と同様の基板ステージに適用した例の概略構成を示す。本基板ステージ200は、図1のステージガイド6bに対応するベース50と、図1のステージガイド6aに対応するステージ60と、図1のステージ台3bに対応するステージ台70とを備える。ベース50上にはステージ60のX方向の往復移動をガイドする2本のガイド部材51が設けられ、ステージ60上にはステージ台70のY方向の往復移動をガイドする2本のガイド部材61が設けられている。ステージ60、ステージ台70は、例えばリニアモータで駆動される。ベース50、ステージ60、ステージ台70はいずれも前述した作製方法により作製されたセラミックス部材を用いるが、ここでは、軽量化のために、ベース50、ステージ60、ステージ台70のそれぞれに、1つ以上の開口50−1、70−1(ステージ60の開口は図示省略)が設けられている。
以上、本発明を液晶パネル用露光装置に適用した実施の形態について説明したが、本発明は半導体デバイス用露光装置にも適用可能であることは言うまでも無い。また、図1に示されるようなマスクと基板とを同時に移動させる露光装置に限らず、これらの一方のみを移動させる露光装置のステージにも適用可能である。
本発明は、露光装置全般に適用可能である。
本発明の実施の形態による液晶パネル用露光装置の概略構成を示した図である。 図1に示されたステージ台の組立て前の構造を説明するための図である。 図1に示されたステージ台の組立て後の断面構造を示した図である。 本発明によるステージを複数枚のハニカム構造体を使用して作製する場合の組立て前の構造を説明するための図である。 本発明を、図1で説明した基板ステージと同様の基板ステージに適用した例の概略構成を示した図である。
符号の説明
1 マスク
2 マスクステージ
3a、3b、70 ステージ台
4、6a、6b ステージガイド
5 基板
7 台形ミラー
8 凸面鏡
9 凹面鏡
10a、10b スキャン方向
11 ステップ方向
12 基板ステージ
31、41 ハニカム構造体
32a、32b、42a、42b セラミックスパネル
50 ベース
60 ステージ
100 液晶パネル用露光装置
200 基板ステージ

Claims (9)

  1. マスク上のパターンを基板上に転写露光するために、前記マスク、前記基板の少なくとも一方をセラミックスによるステージ部材によって移動させながら露光する露光装置において、
    前記ステージ部材はハニカム構造セラミックス体を含み、該ハニカム構造セラミックス体の空隙部が四角柱形状により構成されていることを特徴とする露光装置。
  2. 前記ステージ部材が、前記ハニカム構造セラミックス体の上下にセラミックス板を接合した構造よりなることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記ステージ部材の総質量が、前記ハニカム構造セラミックス体の空隙部をセラミックスにより閉塞した緻密体と比較して1/4〜1/2であることを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  4. 前記ステージ部材を構成するセラミックスが、負の熱膨張係数を有するLi−Al−Si酸化物と正の熱膨張係数を有するSiCまたはSi3 4 の少なくとも一方とからなる複合材料からなり、かつ、前記複合材料の23℃における熱膨張係数が−0.1〜+0.1×10-6/℃であり、密度が2.45〜2.55g/cm3 であり、ヤング率が130〜160GPaであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の露光装置。
  5. 前記ステージ部材は、前記ハニカム構造セラミックス体の空隙部が気密封止されている構造を有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  6. 前記ステージ部材が、前記気密封止による外部との気体圧力差に伴う応力差に物理的に耐える構成を有することを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  7. マスク上のパターンを基板上に転写露光するために、前記マスク、前記基板の少なくとも一方をセラミックスによるステージ部材によって移動させながら露光する液晶パネル用露光装置において、
    前記ステージ部材を構成するセラミックスが、負の熱膨張係数を有するLi−Al−Si酸化物と正の熱膨張係数を有するSiCまたはSi3 4 の少なくとも一方とからなる複合材料からなり、かつ、前記複合材料の23℃における熱膨張係数が−0.1〜+0.1×10-6/℃であり、密度が2.45〜2.55g/cm3 であり、ヤング率が130〜160GPaであることを特徴とする液晶パネル用露光装置。
  8. 前記ステージ部材が、前記複合材料からなるハニカム構造セラミックス体の上下に前記複合材料からなるセラミックス板を接合した構造よりなることを特徴とする請求項7に記載の液晶パネル用露光装置。
  9. 前記ステージ部材の総質量が、前記ハニカム構造セラミックス体の空隙部を前記複合材料により閉塞した緻密体と比較して1/4〜1/2であることを特徴とする請求項7または8に記載の液晶パネル用露光装置。

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