JP2005163687A - 電動圧縮機及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電動圧縮機において、製作工数を減少してコストダウンを図ると共に、回転軸自体の外径縮小による運転中の回転軸のたわみを防止すること。
【解決手段】
電動圧縮機は、ロータ6及びステータ5を有する電動機と、ロータ6の中央穴に挿入して固定された回転軸7と、回転軸7に設けられた偏心部7aにより駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、回転軸7の回転駆動及び圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように回転軸7に取り付けられたバランスウェイト10とを備える。そして、バランスウェイト10の一側端部をロータ5の一側端部が当接する位置決め部とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動圧縮機及びその製造方法に係り、例えば、冷媒、空気、及びその他の圧縮性気体または液体を取扱う空調用または冷凍用圧縮機及びその製造方法に好適なものである。
電動圧縮機は、空調・冷凍機器用の圧縮機として様々な分野で広く活用されている。特に、電動圧縮機の一形態であるスクロール圧縮機は、高効率、高信頼性、静音などの優位性を備えており、研究・開発が盛んである。
従来のスクロール圧縮機の一例について図7を用いて説明する。スクロール圧縮機は、圧縮部と駆動部と給油部を密閉容器1内に収納配設した構造となっている。
圧縮部の基本要素は、固定スクロール2と旋回スクロール3とフレーム4である。固定スクロール2の基本構成部分は、ラップ2aと鏡板2bと吸込口2cと吐出口2dである。旋回スクロール3の基本構成部分は、ラップ3aと鏡板3bと軸支持部3cと軸支持部端面3dである。フレーム4は密閉容器1に溶接等で固定され、固定スクロール2はフレーム4にボルト等で固定されている。
旋回スクロール3を旋回駆動させる駆動部の基本要素は、誘導電動機と、回転軸7と、オルダムリング8と、回転軸7の主軸支持部9と、旋回スクロール3の軸支持部3cである。誘導電動機はステータ5とロータ6とを備えている。オルダムリング8は旋回スクロール3の自転防止機構の主要部品を構成する。主軸支持部9はフレーム4と回転軸7を回転自在に係合する。旋回スクロールの軸支持部3cは、旋回スクロール3と回転軸7の偏心部7aとを軸方向に移動可能に且つ回転自在に係合する。
フレーム4には、主軸支持部9が内蔵されている。ステータ5は密閉容器1に焼ばめ等により固定されている。ロータ6は環状のステータ5内で回転可能に配置されている。回転軸7は、主軸支持部9により回転自在に支持され、回転軸7の中間部がロータ6の中心部を貫通している。回転軸7には軸心部に両端面に貫通する給油孔7bが設けられている。
また、回転軸7には、旋回スクロール3の運動に伴って生じる不釣り合い力を相殺して圧縮機の振動を低減するための平衡部品であるバランスウェイト10が係合されている。バランスウェイト10の回転軸7に対する位置決めは、電動機のロータ6の軸方向位置決めを回転軸7に予め加工された段差部7cに当接することにより行なっている。また、バランスウェイト10の外径はステータ5のステータ巻線5a内径よりも小さく形成されている。
オルダムリング8は、フレーム4と固定スクロール2とにより構成した空間11に旋回スクロール3と共に配設され、オルダムリング8に形成した直交する2組のキー部分の1組がフレーム4に構成したキー溝4aを滑動し、残りの1組が旋回スクロールラップ3aの背面側に構成したキー溝を滑動するように配置されている。
密閉容器1の下部空間に溜めた潤滑油12は、回転軸7の軸心部に設けた給油孔7bを経由して、圧縮部や各支持部3c、9へと給油される。
空間11は、シール部材17によって、中央部のほぼ吐出圧力の中央部空間11aと外周部の中間圧力の外周部空間11bとに分割しされている。第1の空間11aには潤滑油12が導かれ、第2の空間11bは圧縮途中の圧縮室13と背圧孔18で連通されている。また、第1の空間11aへ開口する排油路19を有し、排油路19は更に潤滑油12を密閉容器1内の底部へ導く排油パイプ20に連通されている。
続いて、係るスクロール圧縮機の動作について説明する。ロータ6はステータ5が発生する回転磁界により回転力を与えられ、ロータ6に固定された回転軸7はロータ6の回転に伴い回転動作を行なう。旋回スクロール3は回転軸方向で移動可能に且つ回転自在に回転軸7の偏心部7aと係合しており、回転軸7の回転運動はオルダムリング8などの自転防止機構により旋回スクロール3の旋回運動へと変換される。固定スクロール2と旋回スクロール3を噛合せて構成した圧縮室13の容積は、旋回スクロール3が旋回運動することにより減少する。圧縮動作では、旋回スクロール3の旋回運動に伴って、作動流体が吸込パイプ14、吸込口2cを経由して圧縮室12へと吸込まれる。吸込まれた作動流体は、圧縮室13での圧縮行程を経て吐出口2dと連通し、吐出空間15、吐出パイプ16を経由し、密閉容器1外に吐出される。なお、固定スクロール2と旋回スクロール3を噛合せて旋回運動させる際は、吸込口2cと圧縮室12の間、圧力状態の異なる各圧縮室の間、及び圧縮室12と吐出口2dの間に作動流体の漏れが極力生じないように気密性の確保が必要である。
係る従来技術に関連する特許文献としては、特許第3344843号公報(特許文献1)が挙げられる。
特開昭56−111111号公報
しかし、図7に示すスクロール圧縮機の従来技術では、電動機のロータ6の軸方向位置決めを回転軸7に予め加工された段差部7cに当接することにより行なっているため、回転軸7の段差部7cを予め加工する必要があり、製作工数の増大を招いていると共に、回転軸7自体の外径縮小により運転中に回転軸7がたわむことが懸念されていた。また、回転軸7の内部に偏心した給油孔7bを形成する場合には、回転軸7の外径縮小により給油孔7bの偏心量を小さくせざるを得ず、給油量の低減を招いていた。
また、従来技術では、バランスウェイト10の外径がステータ巻線5aの内径よりも小さく形成されているため、大きな不平衡力をバランスさせる場合には軸方向に特に長いバランスウェイト10を用いることが必要となり、バランスウェイト10の過大化を招いて材料費が大幅にアップすると共に、バランスウェイト10の回転による攪拌機械損失の増大を招くものであった。
また、従来技術では、吐出パイプ16の入り口開口方向が中央に向いているため、バランスウェイト10の回転に伴って生ずる気流と共に油が吐出パイプ16から流出され易く、圧縮機内の油の不足を招いて摺動部やシール部などへの給油量が不足するおそれがあった。
本発明の目的は、ロータの軸方向位置決めを行なうための段差部を回転軸に加工する必要がなく、製作工数を減少して加工費の低減を図ることができると共に、回転軸自体の外径縮小による運転中の回転軸のたわみを防止できる電動圧縮機及びその製造方法を得ることにある。
本発明の別の目的は、バランスウェイトの過大化を防止して材料費の低減を図ることができると共に、バランスウェイトの回転による攪拌機械損失の低減を図ることができる電動圧縮機を得ることにある。
本発明のさらに別の目的は、バランスウェイトによる気流と共に油が吐出パイプから流出するのを抑制して摺動部やシール部などへの給油量を確実に確保できる電動圧縮機を得ることにある。
前記目的を達成するために、本発明は、ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトとを備えた電動圧縮機において、前記バランスウェイトの一側端部を前記ロータの一側端部が当接する位置決め部としたことにある。
前記本発明において、より好ましくは次の構成としたことにある。
(1)前記バランスウェイトの他側端部を前記回転軸の段部に当接する位置決め部とし、前記バランスウェイトの両側の位置決め部を仕上げ加工された端面で構成したこと。
(2)前記バランスウェイトを前記ステータのステータ巻線の内径よりも大きな外径を有する大径部と前記ロータ側に突出して前記ステータ巻線の内径よりも小さな外径を有するリング部とを備えて構成し、前記リング部のロータ側端部を前記ロータの一側端部が当接する位置決め部としたこと。
(3)前記圧縮部と前記電動機との間に配置されて前記回転軸を支持するフレームを備え、前記フレームと前記ステータ巻線との間を実質的に閉鎖して前記バランスウェイトの前記大径部の外周外方を覆うようにバランスウェイトカバーを設けたこと。
(4)前記バランスウェイトの反位置決め部側に突起部を設けたこと。
前記目的を達成するために、本発明は、ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトとを備えた電動圧縮機の製造方法において、前記バランスウェイトを前記回転軸の所定位置に挿入して固定した後、前記ロータを前記回転軸に挿入して前記バランスウェイトの一側端部に前記ロータの一側端部を当接して固定するようにしたことにある。
前述した別の目的を達成するために、本発明は、ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記圧縮部と前記電動機との間に配置されて前記回転軸を支持するフレームと、前記フレームと前記電動機との間に配置され且つ前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトとを備えた電動圧縮機において、前記バランスウェイトを前記ステータのステータ巻線の内径よりも大きな外径を有する大径部とこの大径部よりモータ側に位置して前記ステータ巻線の内径よりも小さな外径を有する小径部とを備えて構成したことにある。
前記本発明において、より好ましくは次の構成としたことにある。
(1)前記フレームと前記ステータ巻線との間を実質的に閉鎖して前記バランスウェイトの前記大径部の外周外方を覆うようにバランスウェイトカバーを設けたこと。
前述したさらに別の目的を達成するために、本発明は、ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記圧縮部と前記電動機との間に配置されて前記回転軸を支持するフレームと、前記フレームと前記電動機との間に配置され且つ前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトと、前記フレームと前記ステータのステータ巻線との間に入り口開口を有する吐出パイプと備えた電動圧縮機において、前記バランスウェイトを前記ステータ巻線の内径よりも大きな外径を有して構成し、前記圧縮部で圧縮された流体を外部へ導くための吐出パイプの入り口開口方向を前記バランスウェイトの回転方向と逆向きに設けたことにある。
本発明の電動圧縮機及びその製造方法によれば、バランスウェイトの一側端部をロータの一側端部が当接する位置決め部として利用しているので、回転軸の段差部を予め加工する必要がなくなり、製作工数を減少してコストダウンを図ることができると共に、回転軸自体の外径縮小による運転中の回転軸のたわみを防止できる。なお、回転軸に給油孔を偏心して設ける場合には、その偏心量を大きなものとして給油量の増大を図ることができる。
また、本発明の電動圧縮機によれば、バランスウェイトをステータ巻線の内径よりも大きな外径を有する大径部とこの大径部よりモータ側に位置してステータ巻線の内径よりも小さな外径を有する小径部とを備えて構成しているので、バランスウェイトの過大化を防止でき、材料費の低減を図ることができると共に、バランスウェイトの回転による攪拌機械損失の低減を図ることができる。
また、本発明の電動圧縮機によれば、圧縮部で圧縮された流体を外部へ導くための吐出パイプの入り口開口方向をバランスウェイトの回転方向と逆向きに設けているので、バランスウェイトによる気流と共に油が吐出パイプから流出するのを抑制して摺動部やシール部などへの給油量を確実に確保できる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
本発明の第1の実施形態について、電動圧縮機の一形態であるスクロール圧縮機を例にして、図1及び図2を用いて詳細に説明する。
最初に、図1を用いて本発明の一実施形態を示す電動圧縮機の全体構造に関して説明する。スクロール圧縮機は、圧縮部と駆動部と給油部を密閉容器1内に収納配設した構造となっている。圧縮部と駆動部とは上下に配置されている。
圧縮部の基本要素は、固定スクロール2と旋回スクロール3とフレーム4である。固定スクロール2の基本構成部分は、ラップ2aと鏡板2bと吸込口2cと吐出口2dである。ラップ2aは鏡板2bに垂直に渦巻状に形成されている。吸込口2cは鏡板2bの周縁部に形成され、吐出口2dは鏡板2bの中央部に形成されている。旋回スクロール3の基本構成部分は、ラップ3aと鏡板3bと軸支持部3cと軸支持部端面3dである。ラップ3aは鏡板3bに垂直に渦巻状に形成されている。軸支持部3cは鏡板3bの反ラップ側に形成されている。フレーム4は密閉容器1に溶接等で固定され、固定スクロール2はフレーム4にボルト等で固定されている。
旋回スクロール3を旋回駆動させる駆動部の基本要素は、回転駆動手段の一例として誘導電動機を用いた場合のステータ5及びロータ6と、回転軸7と旋回スクロール3の自転防止機構の主要部品であるオルダムリング8と、フレーム4と回転軸7を回転自在に係合する回転軸7の主軸支持部9と、旋回スクロール3と回転軸7の偏心部7aとを回転軸方向に移動可能に且つ回転自在に係合する旋回スクロールの軸支持部3cである。また、回転軸7の偏心部7aと軸方向で反対側に、回転軸7の傾きを抑え、主軸支持部9への荷重軽減を目的として、回転軸7を回転自在に係合する回転軸7の副軸支持部21と、副軸支持部21を収納配設するための副フレーム22を密閉容器1内に設置している。
ステータ5は密閉容器1に焼ばめ等により固定されている。ロータ6は環状のステータ5内で回転可能に配置されている。回転軸7は、主軸支持部9及び副軸支持部21により回転自在に支持され、回転軸7の中間部がロータ6の中心部を貫通している。回転軸7には、軸心部に両端面に貫通する給油孔7bが設けられ、旋回スクロール3の運動に伴って生じる不釣り合い力を相殺して圧縮機の振動を低減するための平衡部品であるバランスウェイト10が係合されている。
フレーム4には、主軸支持部9が内蔵されると共に、主軸支持部9と軸方向下方に発生した荷重を受けるためのスラスト軸受23を支持する軸受おさえ24がボルト等で固定されている。また、バランスウェイト10の回転動作による気流の乱れを吐出パイプ16付近へ作用させないようにするためにバランスウェイトカバー25が設けられている。このバランスウェイトカバー25はフレーム4に軸受おさえ24を介してボルト等で固定されている。
オルダムリング8は、旋回スクロール3と共に、フレーム4と固定スクロール2により構成した空間11の外周部空間11bに配設され、オルダムリング8に形成した直交する2組のキー部分の1組がフレーム4に構成したキー溝4aを滑動し、残りの1組が旋回スクロールラップ3aの背面側に構成したキー溝を滑動するように配置されている。
給油部の基本要素は、回転軸7の偏心部に設けた給油孔7bと、旋回スクロール軸支持部端面3dと対面するフレーム4のシート面部に構成したリング状溝4bと、そのリング状溝に配設するシール部材17と、軸受おさえ24上面に設けた排油路19と、排油パイプ20と、給油ポンプ26である。シール部材17は、フレーム4と固定スクロール2により構成する空間11を中央部空間11aと外周部空間11bとに圧力的に分割する。中央部空間11aと外周部空間11bを断続的または連続的に連通させる連通孔27が旋回スクロール3の軸支持部端面3dに設けられている。給油ポンプ26は回転軸7に構成する遠心ポンプ作用を用いている。この遠心ポンプ作用を用いる代わりに、トロコイドポンプ等を利用した強制給油ポンプを用いてもよい。
密閉容器1の下部空間に溜めた潤滑油12は、給油ポンプ26でのポンプ作用により、回転軸7内に設けた給油孔7bを通って、副軸支持部21と回転軸偏心部7a上面の中央部空間11aに達した後、旋回スクロール軸支持部3cとに給油される。その後、潤滑油12は、旋回スクロール3の軸支持部端面3dに設けた連通孔27で微量に外周部空間11bへ供給するものの、ほとんどが主軸支持部9を通過し、軸受おさえ24上面に設けた排油路19、排油パイプ20を経て密閉容器1の下部空間へ戻される。
中央部空間11aと旋回スクロール3の軸支持部3cと軸受おさえ24上面に設けた排油路19と排油パイプ20内は、ポンプ作用による昇圧効果と軸受部や隙間部通過による減圧効果を受けるものの、おおよそ吐出圧程度の圧力空間である。外周部空間11bは、圧縮途中の圧縮室13と背圧孔18を介して断続的または連続的に連通し、吸込圧と吐出圧の間の圧力状態となる。これら吐出圧力と、吸込圧と吐出圧の間の圧力を利用して旋回スクロール鏡板3bの背面を固定スクロール2方向へ押上げて、圧縮室13の気密性を的確に保持する。
続いて、スクロール圧縮機の動作について説明する。ロータ6はステータ5が発生する回転磁界により回転力を与えられ、ロータ6に固定された回転軸7は、ロータ6の回転に伴い回転動作を行なう。旋回スクロール3は軸方向で移動可能に且つ回転自在に回転軸7の偏心部7aと係合しており、回転軸7の回転運動はオルダムリング8などの自転防止機構により旋回スクロール3の旋回運動へと変換される。固定スクロール2と旋回スクロール3とを噛合せて構成した圧縮室13の容積は、旋回スクロール3が旋回運動することにより減少する。圧縮動作では、旋回スクロール3の旋回運動に伴って、作動流体が吸込パイプ14、吸込口2cを経由して圧縮室13へと吸込まれる。吸込まれた作動流体は、圧縮室13での圧縮行程を経て吐出口2dと連通し、吐出空間15、吐出パイプ16を経由し吐出される。
次に、バランスウェイト10及びその周辺の拡大図を図2に示してさらに具体的に説明する。バランスウェイト10の最大外径はステータ5のステータ巻線5aの内径より小さく形成され、バランスウェイト10の一部(下部)はステータ巻線5a内に配置されている。また、バランスウェイト10には、電動機側に突出するリング部10bが一体に形成されている。このリング部10bはバランスウェイト10のバランス機能を有する部分の最も薄い部分の厚さとほぼ同等に形成されている。これによって、バランスウェイト10の全体を簡単な形状とすることができ、その製作が容易である。
スクロール圧縮機の組立て方法を説明すると、フレーム4を密閉容器1に溶接する以前に、またはステータ5を焼きばめ等で固定する以前に、バランスウェイト10を回転軸7に下方から圧入等により挿入して固定する。バランスウェイト10の回転軸方向位置は、回転軸7に予め加工した段差部で位置決めする。その後、回転軸7及びバランスウェイト10を組み込んだフレーム4を密閉容器1に溶接し、ステータ5を密閉容器1に焼きばめ等で固定する。その後、ロータ6を回転軸7に挿入して固定する。なお、ロータ6は、バランスウェイト10の固定直後に組立てるようにしても良い。
ここで、バランスウェイト10は、軸受おさえ24の下方で、電動機のステータ5側より回転軸7に圧入等により挿入して固定される。バランスウェイト10の軸方向位置は、回転軸7に予め加工した段差部で決めされる。これによって、バランスウェイト10の一方の端部は簡単に位置決めすることができる。その後、電動機のロータ6を組立る際に、ロータ6の軸方向位置は、回転軸7の段差部等を必要とせず、バランスウェイト10の下端面10aにロータ6の上端面6aを突き当てるようにして、回転軸7に挿入して固定される。このように、バランスウェイト10の一側端部をロータ6の一側端部が当接する位置決め部として利用したことにより、回転軸7の段差部を予め加工する必要がなくなり、製作工数を減少してコストダウンを図ることができると共に、回転軸7自体の外径縮小による運転中における回転軸7のたわみを防止できる。そして、バランスウェイト10の上下両端の位置決め部は予め仕上げ加工された端面で形成されている。このバランスウェイト10の位置決め部は、中央孔10cの両側の縁部で形成され、ほぼ同径の部分で構成される。これらの構成によって、バランスウェイト10及びロータ6を精度よく位置決めして固定することができる。
バランスウェイトカバー25は、フレーム4とステータ巻線5aとの間を実質的に閉鎖してバランスウェイト10の外周外方を覆うようにを設けられている。これによって、バランスウェイト10に流下する油がバランスウェイト10により外方へ飛散されてもバランスウェイトカバー25で受け止めて下方へ導くことができ、バランスウェイトによる気流と共に油が吐出パイプから流出するのを抑制して摺動部やシール部などへの給油量を確実に確保できる。
次に、本発明の第2の実施形態について図3を用いて説明する。図3は本発明の第2の実施形態の電動圧縮機の要部断面図である。この第2の実施形態は、次に述べる通り第1の実施形態と相違するものであり、その他の点については第1の実施形態と基本的には同一である。
この第2の実施形態では、バランスウェイト10は、ステータ巻線5aの内径よりも大きな外径を有する大径部10dと、ロータ側に突出してステータ巻線5aの内径よりも小さな外径を有する小径部10eとを備えて構成されている。大径部10dはステータ巻線5aの上方に突出するように形成されて吐出空間15を有効利用しており、小径部10eはステータ巻線5a内側の空間に収納されるように形成されている。これらの構成によって、バランスウェイトの過大化を防止でき、材料費の低減を図ることができると共に、バランスウェイトの回転による攪拌機械損失の低減を図ることができる。特に、バランスウェイト10の大径部10dは回転軸7の偏心部7aにより近い方に設けられているため、その重量の低減及び大きさの縮小をより一層図ることができる。なお、リング部10bは、小径部10eよりロータ6側に突出して形成されている。
次に、本発明の第3の実施形態について図4を用いて説明する。図4は本発明の第3の実施形態の電動圧縮機の要部断面図である。この第3の実施形態は、次に述べる通り第1の実施形態と相違するものであり、その他の点については第1の実施形態と基本的には同一である。
この第3の実施形態おいて、バランスウェイト10の上面には突起部10cが設けられている。この突起部10cは、スクロール圧縮機の組立ての際に、圧縮機自体を上下に反転させる場合に、軸受おさえ24に配設したスラスト軸受24が外れないように、スラスト軸受24の回転軸方向長さよりも、バランスウェイトの突起部10cと軸受おさえの回転軸方向隙間長さが小さくなるように、大きさを決めている。これによって、組立て性を向上することができる。なお、突起部10cはバランスウェイト10の上面にその一部が突起していれば良い。
次に、本発明の第4の実施形態について図5を用いて説明する。図5は本発明の第4の実施形態の電動圧縮機の要部断面図である。この第4の実施形態は、次に述べる通り第2の実施形態と相違するものであり、その他の点については第2の実施形態と基本的には同一である。
この第4の実施形態では、フレーム4の主軸支持部9を支持する部分の外径が大きく形成されている。軸受おさえ24は、ボルトを介して単独でフレーム4に固定されている。フレーム4の主軸支持部9を支持する部分の外周部分には、バランスウェイトカバー25が嵌合されて固定されている。バランスウェイトカバー25は、バランスウェイト10の大径部10dと小径部10eとの形状に沿った段差形状に形成されている。このようなバランスウェイトカバー25によって、一層油が吐出パイプから流出するのをさらに抑制することができる。
バランスウェイト10を下方より回転軸7に圧入等により挿入して固定した後、バランスウェイトカバー25を下方より嵌め込み、バランスウェイトカバー25の上端部をフレーム4の内側外周部で溶着させる。この時、フレーム4等は、まだ、密閉容器1に溶接等で固定されておらず、バランスウェイトカバー25の組立て後に組立て・固定される。
次に、本発明の第5の実施形態について図6を用いて説明する。図6は本発明の第5の実施形態の電動圧縮機の要部断面図である。この第5の実施形態は、次に述べる通り第1の実施形態と相違するものであり、その他の点については第1の実施形態と基本的には同一である。
この第5の実施形態では、圧縮部で圧縮された流体を外部へ導くための吐出パイプ16の入り口開口方向をバランスウェイト10の回転方向と逆向きに設けている。これによって、バランスウェイト10による気流と共に油が吐出パイプ16から流出するのを抑制して摺動部やシール部などへの給油量を確実に確保できる。
本発明の第1の実施形態における電動圧縮機全体を示す縦断面図である。 図1の要部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態における電動圧縮機の要部縦断面図である。 本発明の第3の実施形態における電動圧縮機の要部縦断面図である。 本発明の第4の実施形態における電動圧縮機の要部縦断面図である。 本発明の第5の実施形態における電動圧縮機の要部縦断面図である。 従来の電動圧縮機全体を示す縦断面図である。
符号の説明
1…密閉容器、2…固定スクロール、2a…固定スクロール・ラップ、2b…固定スクロール・鏡板、2c…固定スクロール・吸込口、2d…固定スクロール・吐出口、3…旋回スクロール、3a…旋回スクロール・ラップ、3b…旋回スクロール・鏡板、3c…旋回スクロール・軸支持部、3d…旋回スクロール・軸支持部端面、4…フレーム、4a…フレーム・キー溝、4b…フレーム・リング状溝、5…ステータ、6…ロータ、6a…ロータ・上端面、7…回転軸、7a…回転軸・偏心部、7b…回転軸・給油孔、8…オルダムリング、9…主軸支持部、10…バランスウェイト、10a…バランスウェイト・下端面、10b…バランスウェイト・外周部、10c…バランスウェイト・突起部、11…空間、11a…中央部空間、11b…外周部空間、12…潤滑油、13…圧縮室、14…吸込パイプ、15…吐出空間、16…吐出パイプ、17…シール部材、18…連通孔、19…排油路、20…排油パイプ、21…副軸支持部、22…副フレーム、23…スラスト軸受、24…軸受おさえ、25…バランスウェイトカバー、26…給油ポンプ、27…連通孔。

Claims (9)

  1. ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトとを備えた電動圧縮機において、
    前記バランスウェイトの一側端部を前記ロータの一側端部が当接する位置決め部としたことを特徴とする電動圧縮機。
  2. 請求項1に記載された電動圧縮機において、前記バランスウェイトの他側端部を前記回転軸の段部に当接する位置決め部とし、前記バランスウェイトの両側の位置決め部を仕上げ加工された端面で構成したことを特徴とする電動圧縮機。
  3. 請求項1に記載された電動圧縮機において、前記バランスウェイトを前記ステータのステータ巻線の内径よりも大きな外径を有する大径部と前記ロータ側に突出して前記ステータ巻線の内径よりも小さな外径を有するリング部とを備えて構成し、前記リング部のロータ側端部を前記ロータの一側端部が当接する位置決め部としたことを特徴とする電動圧縮機。
  4. 請求項3に記載された電動圧縮機において、前記圧縮部と前記電動機との間に配置されて前記回転軸を支持するフレームを備え、前記フレームと前記ステータ巻線との間を実質的に閉鎖して前記バランスウェイトの前記大径部の外周外方を覆うようにバランスウェイトカバーを設けたことを特徴とする電動圧縮機。
  5. 請求項1に記載された電動圧縮機において、前記バランスウェイトの反位置決め部側に突起部を設けたことを特徴とする電動圧縮機。
  6. ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトとを備えた電動圧縮機の製造方法において、
    前記バランスウェイトを前記回転軸の所定位置に挿入して固定した後、前記ロータを前記回転軸に挿入して前記バランスウェイトの一側端部に前記ロータの一側端部を当接して固定することを特徴とする電動圧縮機の製造方法。
  7. ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記圧縮部と前記電動機との間に配置されて前記回転軸を支持するフレームと、前記フレームと前記電動機との間に配置され且つ前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトとを備えた電動圧縮機において、
    前記バランスウェイトを前記ステータのステータ巻線の内径よりも大きな外径を有する大径部とこの大径部よりモータ側に位置して前記ステータ巻線の内径よりも小さな外径を有する小径部とを備えて構成したことを特徴とする電動圧縮機。
  8. 請求項7に記載された電動圧縮機において、前記フレームと前記ステータ巻線との間を実質的に閉鎖して前記バランスウェイトの前記大径部の外周外方を覆うようにバランスウェイトカバーを設けたことを特徴とする電動圧縮機。
  9. ロータ及びステータを有する電動機と、前記ロータの中央穴に挿入して固定された回転軸と、前記回転軸に設けられた偏心部により駆動され圧縮動作を行なう圧縮部と、前記圧縮部と前記電動機との間に配置されて前記回転軸を支持するフレームと、前記フレームと前記電動機との間に配置され且つ前記回転軸の回転駆動及び前記圧縮部での圧縮動作によって生じる不平衡力を打ち消すように前記回転軸に取り付けられたバランスウェイトと、前記フレームと前記ステータのステータ巻線との間に入り口開口を有する吐出パイプと備えた電動圧縮機において、
    前記圧縮部で圧縮された流体を外部へ導くための吐出パイプの入り口開口方向を前記バランスウェイトの回転方向と逆向きに設けたことを特徴とする電動圧縮機。
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