JP2002227778A - スクロール流体機械 - Google Patents

スクロール流体機械

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JP2002227778A
JP2002227778A JP2001028979A JP2001028979A JP2002227778A JP 2002227778 A JP2002227778 A JP 2002227778A JP 2001028979 A JP2001028979 A JP 2001028979A JP 2001028979 A JP2001028979 A JP 2001028979A JP 2002227778 A JP2002227778 A JP 2002227778A
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JP2001028979A
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Takashi Ogino
敬 荻野
Yasuro Oishi
康郎 大石
Isao Abe
功 阿部
Hiroyuki Imamura
浩幸 今村
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Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機外に吐出された潤滑油による冷凍サイクル熱
交換器の伝熱性能低下を防ぐために安価で生産性の高い
フレームと密閉容器の勘合部における密封構造を提供
し、高性能かつ高効率の冷凍サイクルを実現すること。 【解決手段】フレームと密閉容器の嵌め合いを隙間嵌め
とし、作動流体および潤滑油をオイルセパレータに円滑
に導く通路を備えたパッキン部材によりフレームと密閉
容器の間に生じる隙間を密封することを特徴とするスク
ロール流体機械。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮性流体を作動
流体としたスクロール流体機械に係るもので、特に冷凍
サイクルを構成しているスクロール圧縮機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】スクロール流体機械は、冷凍・空調機器
用の流体機械として様々な分野で広く活用されている。
他形態の流体機械に比べて高効率,高信頼性,静音など
の優位性を備えた流体機械として、開発・研究が盛んで
ある。
【0003】一般にスクロール流体機械装置の構造は図
3に示す如く、主要部品としては、端板に直立した渦巻
状ラップを形成してなる旋回スクロール1,端板に直立
した渦巻状ラップに形状してなる固定スクロール2,オ
ルダム機構6,フレーム5,駆動機構からなっており、
旋回スクロール1と密閉容器16の内部に勘合固定され
たフレーム5に支持固定された固定スクロール2とを互
いに噛み合わせ、フレーム5に主軸受18および下部軸
受20で支持されたクランク軸7の一端を旋回スクロー
ル1の背面の旋回軸受19に嵌め合わせ、密閉容器16
に固定したステータ14aおよびクランク軸7に固定し
たロータ14bから成る駆動機構にてクランク軸7を回
転することにより、旋回スクロール1をオルダム機構6
で自転を防止しつつ固定スクロール2に対して旋回運動
させる。
【0004】上記の如く旋回スクロール1を旋回運動さ
せると、吸入管25から入った作動流体は旋回スクロー
ル1と固定スクロール2のラップ間に形成される圧縮室
3で圧縮されて固定スクロール2の吐出ポート2aから
吐出し、吐出通路24,オイルセパレータ17を経て機
外に吐出される。
【0005】潤滑油は密閉容器16下部に配置され圧縮
後の圧力である吐出圧力が作用している油溜り15に貯
蔵されており、クランク軸7に設けられた給油通路21
を介して主軸受18,下部軸受20および旋回軸受19
を給油した後、旋回スクロール1の背面空間であり内部
圧力が圧縮前の吸入圧力と圧縮後の吐出圧力の中間の圧
力である背圧室9に入り、旋回スクロール1に設けられ
た連絡穴10を介し圧縮室3に排出される。
【0006】圧縮室3に排出された潤滑油は霧状とな
り、作動流体とともに吐出ポート2aから吐出され、固
定スクロール2およびフレーム5に設けられた吐出通路
24を通過し、吐出通路24の出口に設置されたオイル
セパレータ17にて作動流体と分離され、再び油溜り1
5に貯蔵される。前記した油溜り15の吐出圧力と背圧
室9の中間圧力の差圧力を利用して潤滑油を供給する差
圧力給油を用いたスクロール流体機械の一例としては特
公昭57−23793号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す構造のスク
ロール流体機械において、圧縮室3に排出され霧状とな
った潤滑油を含む作動流体は吐出ポート2aから吐出さ
れるが、フレーム5と密閉容器16の勘合部に隙間が存
在すると、一部の作動流体および潤滑油は吐出通路24
およびオイルセパレータ17を通過せずにフレーム5と
密閉容器16の隙間を介して直接機外に排出される。作
動流体とともに排出された霧状の潤滑油は冷凍サイクル
を形成している熱交換器の配管内側に膜状になって付着
し、伝熱性能を低下させる。
【0008】前述の問題を解決するためにフレーム5と
密閉容器16の嵌め合いを隙間の無い締り嵌めとする
と、フレーム5は密閉容器16により拘束され、固定ス
クロール2との接触面が変形し平面度が低下する。平面
度が低下することより固定スクロール2はフレーム5に
旋回スクロール1に対して斜めに支持・固定され、圧縮
室部の旋回スクロールラップ歯先と固定スクロールラッ
プ底面に生じた隙間から作動流体が流出し圧縮効率が低
下してしまう。
【0009】従来のスクロール流体機械で採用している
中間嵌めでは、フレーム5と密閉容器16の組合せによ
り隙間や締めしろが発生するため、上記問題を解決する
にはフレーム5の外周を製管部品である密閉容器16に
合わせて旋盤加工等で切削する必要があり、生産性を悪
化させ製造原価を上昇させる要因となっていた。
【0010】本発明は、この問題点を解決し、高効率で
生産性の高いスクロール流体機械を安価に提供するもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるスクロール流体機械は、各請求項に記
載されたところを特徴とするものであり、フレームと密
閉容器の嵌め合いを隙間嵌めとし、密閉容器とフレーム
の間に生じる隙間は、パッキン部材を追加することによ
り密封するものである。特に、板金加工等で作成したパ
ッキン部材の弾性変形を利用して隙間を密封することに
より安価で生産性の高いスクロール流体機械を提供する
ことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て、図1,図2を用いて説明する。最初に図1を用いて
構成を説明する。図1は、本発明を実施した密閉形スク
ロール圧縮機の全体構造断面図を示す。図1に於いて、
密閉容器16内の上方には圧縮機部が、下方にはステー
タ14aとロータ14bからなる電動機14がそれぞれ
配設され、また密閉容器16の底部には潤滑油を貯蔵す
る油溜まり15が形成されている。前記圧縮機部は、台
板上に、渦巻き状のラップを有する旋回スクロール1
と、同じく端板上に渦巻状ラップを有する固定スクロー
ル2と、固定スクロール2と一体化され旋回スクロール
1を支持するフレーム5とを具え、旋回スクロール1お
よび固定スクロール2のラップ同士を噛み合わせた構成
となっている。
【0013】また旋回スクロール1とフレーム5の間に
は、旋回スクロール1の自転を防止するオルダム機構6
が設けられている。前記ロータ14bはクランク軸7に
ステータ14aは密閉容器16にそれぞれ固定され、ク
ランク軸7を介して旋回スクロール1を旋回運動させる
構造となっている。クランク軸7はフレーム5に設けた
主軸受18と下部軸受20で支持され、その一端は旋回
スクロール1の背面に設けた旋回軸受19と嵌合されて
いる。
【0014】クランク軸7内には主軸受18,下部軸受
20および旋回軸受19へ潤滑油を導く給油通路21が
設けられ、かつクランク軸7の軸端には油溜り15の潤
滑油を吸い上げて前記給油通路21に送り込む給油装置
22が設けられている。
【0015】前記圧縮機部が電動機14で駆動されるク
ランク軸7を介して旋回運動をせしめられると、旋回ス
クロール1,固定スクロール2により形成される空間
(圧縮室)はスクロールの中心方向に移動するにつれ容
積を減少し吸入した冷媒ガスを圧縮する。圧縮された冷
媒ガスは固定スクロール2の端板の中央に設けられた吐
出口2aから密閉容器16内の上部空間23へ吐出され
る。
【0016】また、旋回スクロール1の背面には圧縮行
程のガスが導かれる背圧室9が形成されている。背圧室
9の圧力は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧力の中間の圧力
であり、スクロール摺動部への給油は、吐出圧力と背圧
室圧力の差圧を利用して行なわれる。
【0017】潤滑油は給油装置22より給油通路21を
通り、主軸受18,下部軸受20および旋回軸受19を
潤滑した後、背圧室9に入り連絡穴10を介して圧縮室
に流入し、冷媒ガスと混合した状態で固定スクロール2
の中央に設けた吐出口2aより密閉容器16内の上部空
間23へ吐出され、固定スクロール2およびフレーム5
に設けられた吐出通路24を通過し、吐出通路出口に設
置されたオイルセパレータ17にて冷媒ガスと分離さ
れ、再び油溜り15に貯蔵される。
【0018】フレーム5と一体化された固定スクロール
2と密閉容器16の間にはパッキン部材4が配設され
る。詳細図を図2に示す。フレーム5と密閉容器16の
嵌め合いは隙間嵌めとなっており、パッキン部材4の一
端は固定スクロール上面に、他端は密閉容器の蓋部分に
より支持位置決めされている。
【0019】パッキン部材4の外径は密閉容器16の内
径と同等または大きく、内径は固定スクロール2との接
触部の外径と同等または小さくなっており、弾性変形に
より固定スクロール2および密閉容器16とに密着し、
固定スクロール2と密閉容器16の隙間を密封してい
る。またパッキン部材4には冷媒ガスおよび潤滑油を吐
出通路24を経てオイルセパレータ17へ円滑に導くた
めのパッキン通路8が設けられている。
【0020】
【発明の効果】本発明により、機外に吐出された潤滑油
による熱交換器の伝熱性能の低下およびフレーム5の平
面度の低下による圧縮効率の低下を防ぐ生産性の高いス
クロール流体機械を安価に提供することができる。また
従来ではフレーム5と密閉容器16の嵌め合いは中間嵌
めとなっており、焼嵌め等の作業工程により勘合させて
いたが、フレーム5と密閉容器16の嵌め合いを隙間嵌
めとしたことにより前述の勘合作業を廃止または簡略化
でき、更に作業性,生産性の向上を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスクロール流体機
械構成図を示す。
【図2】本発明の実施の形態におけるパッキン部材の一
例の詳細図を示す。
【図3】従来の技術におけるスクロール流体機械の構成
図を示す。
【符号の説明】 1…旋回スクロール、2…固定スクロール、2a…吐出
ポート、3…圧縮室、4…パッキン部材、5…フレー
ム、6…オルダム機構、7…クランク軸、8…パッキン
通路、9…背圧室、10…連絡穴、14…電動機、14
a…ステータ、14b…ロータ、15…油溜り、16…
密閉容器、17…オイルセパレータ、18…主軸受、1
9…旋回軸受、20…下部軸受、21…給油通路、22
…給油装置、23…上部空間、24…吐出通路、25…
吸入管。
フロントページの続き (72)発明者 大石 康郎 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 阿部 功 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 今村 浩幸 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AB03 BB05 BB32 CC04 CC19 3H039 AA06 AA12 BB08 BB11 BB15 CC08 CC16 CC31 CC41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出圧力が作用する密閉空間内に、端板と
    該端板に立設する渦巻状のスクロールラップを有し、該
    スクロールラップの立設する方向である軸線方向に垂直
    な面内を自転せずに旋回運動する旋回スクロール部材
    と、端板と該端板に立設する渦巻状のスクロールラップ
    を有し少なくとも該軸線方向に垂直な面内方向における
    運動が概略規制される固定スクロール部材と、該旋回ス
    クロール部材の自転を防止するオルダム機構と、該オル
    ダム機構および該固定スクロール部材を支持するフレー
    ム部材と、該旋回スクロール部材を旋回駆動する駆動手
    段と、該旋回スクロール部材に該駆動手段からの駆動力
    を伝達するクランク軸と、該クランク軸を支持する複数
    の軸受を備え、該旋回スクロール部材と該固定スクロー
    ル部材を噛合わせ両スクロール部材の間に概略閉塞して
    容積が縮小する圧縮室と、該旋回スクロール部材の端板
    のラップ反対側の面に吐出圧力と吸入圧力との中間的な
    圧力が作用する背圧室と、一端が該圧縮室側に他端が該
    背圧室側に開口する該旋回スクロール端板に設けられた
    連絡穴と、該固定スクロール部材および該フレーム部材
    に設けられた作動流体流路と、該密閉容器または吐出圧
    力が作用する別容器に潤滑油を貯溜し前記軸受に供給す
    る潤滑油供給手段を有するスクロール流体機械におい
    て、該固定スクロール部材と該密閉容器の嵌め合いに隙
    間が存在し、該嵌め合い隙間を密封し作動流体を該作動
    流体流路へ円滑に誘導するパッキン部材を有することを
    特徴とするスクロール流体機械。
JP2001028979A 2001-02-06 2001-02-06 スクロール流体機械 Pending JP2002227778A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307753A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロール膨張機
KR100869929B1 (ko) 2007-02-23 2008-11-24 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기
CN107882737A (zh) * 2017-11-07 2018-04-06 珠海凌达压缩机有限公司 压缩机支架组件及压缩机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006307753A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロール膨張機
KR100869929B1 (ko) 2007-02-23 2008-11-24 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기
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