JP2005163565A - ダイヤフラム型ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポンプ効率を高く維持できるとともにダイヤフラムの耐久性を向上させることが可能なダイヤフラム型ポンプを提供すること。
【解決手段】 装置ケース10内には、ダイヤフラム14によってポンプ室15が区画形成されている。ダイヤフラム14の中心部にはロッド45が取り付けられている。ロッド45の往復動によってダイヤフラム14が変形することで、ポンプ室15へのガスの吸入及び該ポンプ室15からのガスの吐出が行われる。ロッド45は、ダイヤフラム14を取り付ける取付部46と、該取付部46の外側に設けられたフランジ部49とを備えている。フランジ部49は、ダイヤフラム14のポンプ室15側への変形によって該ダイヤフラム14に対して当接可能である。フランジ部49のダイヤフラム14との当接面49aは、取付部46のダイヤフラム14との当接面46aに対して連続した凸曲面領域51を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイヤフラム型ポンプに関する。
従来、ダイヤフラム型ポンプとしては、例えば特許文献1に開示されたものが存在する。即ち、図3に示すように、装置ケース91の固定面(接合面)91aには、ダイヤフラム92の外縁部92aが支持されている。装置ケース91内には、ダイヤフラム92によってポンプ室93が区画形成されている。ダイヤフラム92の中心部には、図示しない駆動源(例えば電動モータ等)によって往復駆動される駆動体(ロッド)94が取り付けられている。そして、駆動体94の往復動によってダイヤフラム92が変形(変位)することで、ポンプ室93の容積が増減変更されて、該ポンプ室93への流体の吸入及び該ポンプ室93からの流体の吐出が行われる。
ここで、一般的に、ダイヤフラム型ポンプにおいては、吐出行程にてポンプ室93の圧力が高くなると、ダイヤフラム92において駆動体94が当接する部分よりも外側の部分が、該駆動体94による直接的な支持を得られずに、ポンプ室93と反対側に膨らんでしまうことがある。従って、吐出行程の末期においても、ポンプ室93の容積を十分に減少させることができなくなり、ポンプ室93では吐出しきれずに残留する流体が多くなって、ダイヤフラム型ポンプのポンプ効率が悪化する問題を生じる。
このため、特許文献1のダイヤフラム型ポンプでは、前記駆動体94は、ダイヤフラム92を取り付ける取付部95と、該取付部95の外側に設けられたフランジ部96とを備えている。フランジ部96は、ダイヤフラム92のポンプ室93側への変形によって、該ダイヤフラム92に対して当接する。従って、ダイヤフラム92において取付部95よりも外側の部分が、吐出行程にてポンプ室93と反対側へ膨らむことを、フランジ部96との当接によって抑制することができる。
実開平7−14179号公報のマイクロフィルム(第5頁、第1−3図)
ところが、図3のダイヤフラム型ポンプにおいて駆動体94は、その取付部95のダイヤフラム92との当接面95aと、フランジ部96のダイヤフラム92との当接面96aが滑らかに連続されていないため、該当接面95a,96aの境界が角となっている。従って、吐出行程にて変形したダイヤフラム92が該角に対して当接して撓み角を形成し、該ダイヤフラム92の耐久性が低下する問題を生じていた。
本発明の目的は、ポンプ効率を高く維持できるとともにダイヤフラムの耐久性を向上させることが可能なダイヤフラム型ポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載のダイヤフラム型ポンプは、装置ケースにはダイヤフラムの外縁部が支持され、該ダイヤフラムによって装置ケース内にはポンプ室が区画形成されている。ダイヤフラムの中心部には駆動体が取り付けられている。そして、駆動体の往復動によってダイヤフラムが変形することで、ポンプ室への流体の吸入及び該ポンプ室からの流体の吐出が行われる。
前記駆動体は、ダイヤフラムを取り付ける取付部と、該取付部の外側に設けられたフランジ部とを備えている。該フランジ部は、ダイヤフラムのポンプ室側への変形によって該ダイヤフラムに対して当接可能である。従って、ダイヤフラムにおいて取付部よりも外側の部分が、吐出行程にてポンプ室と反対側へ膨らむことを、フランジ部との当接によって抑制することができる。よって、吐出行程の末期においても、ポンプ室の容積を十分に減少させることができ、ポンプ室では吐出しきれずに残留する流体が少なくなって、ダイヤフラム型ポンプのポンプ効率を良好とすることができる。
さて、本発明において前記フランジ部のダイヤフラムとの当接面は、取付部のダイヤフラムとの当接面に対して連続した凸曲面領域を備えている。従って、吐出行程にて変形したダイヤフラムは、取付部の当接面とフランジ部の当接面との境界に当接しても撓み角を形成することがなく、該ダイヤフラムの耐久性を向上させることができる。
請求項2の発明は請求項1において、前記フランジ部の当接面は、凸曲面領域に加えて凹曲面領域も備えている。凸曲面領域は、取付部寄りでダイヤフラムに当接する。凹曲面領域は、凸曲面領域に対して連続されて該凸曲面領域よりも外縁部寄りでダイヤフラムに当接する。ここで、例えば、フランジ部の当接面を凸曲面領域のみで形成した場合、ポンプ室側に大きく変形するダイヤフラムにおいてその外縁部寄りの部位は、フランジ部の当接面による支持を受けないところで大きく曲げられて、該当接面と固定面との間を延在されることとなる。
しかし、本発明によれば、前記ポンプ室側に大きく変形するダイヤフラムにおいてその外縁部寄りの部位は、フランジ部の当接面(凹曲面領域)に沿って曲げられて、つまり該当接面による支持を受けた状態で曲げられて、該当接面と固定面との間を延在されることとなる。従って、ダイヤフラムが、フランジ部の当接面による支持を受けないところで大きく曲げられることを防止でき、該ダイヤフラムの耐久性を向上させることができる。
請求項3の発明は請求項2において、前記フランジ部において当接面の凸曲面領域と凹曲面領域とは、これらの連続方向に関する曲率が等しく設定されている。従って、ポンプ室側へ大きく変形されたダイヤフラムにおいて、フランジ部の凸曲面領域及び凹曲面領域の一方と当接する部分が、他方と当接する部分よりも大きく曲げられることを防止できる。よって、フランジ部の当接面と当接するダイヤフラムに対して、曲げモーメントに起因する応力が不均一に作用されることを抑制でき、ダイヤフラムの耐久性をさらに向上させることができる。
請求項4の発明は請求項1〜3のいずれか一項において、前記装置ケースには、ポンプ室の内面をなす規制面が形成されている。該規制面は、フランジ部の当接面に対して沿う形状を有してダイヤフラムのポンプ室側への変形限界を定めている。このように、ポンプ室の内面たる規制面をフランジ部の当接面に沿わせることで、吐出行程の末期においてポンプ室の容積を十分に減少させることができ、ダイヤフラム型ポンプのポンプ効率を向上させることができる。
本発明のダイヤフラムポンプによれば、ポンプ効率を高く維持できるとともにダイヤフラムの耐久性を向上させることが可能となる。
以下、本発明を、ガス圧送用のダイヤフラム型ポンプに具体化した一実施形態について、図1に従って説明する。
図1はダイヤフラム型ポンプの縦断面を示す。該図に示すように、ダイヤフラム型ポンプの装置ケース10は、ブロック11と、該ブロック11に接合固定された円環状の押え板12と、ブロック11及び押え板12が収容される本体ケース13とを備えている。本体ケース13は、図面上方が蓋となる有蓋筒状をなしており、ブロック11及び押え板12はブロック11が蓋側に位置するように、本体ケース13内へと挿入されている。
前記ブロック11において、押え板12側の端面には凹部11aが形成されている。該凹部11aは、ブロック11と押え板12との間に介在されたダイヤフラム14によって閉塞されることで、ポンプ室15として区画されている。ダイヤフラム14は金属製でかつ円形状をなしている。ブロック11及び押え板12は、その接合部分、詳しくはブロック11の固定面31と該固定面31に対向する押え板12の固定面36との間において、ダイヤフラム14の外縁部14aを円環状領域で挟持固定することで、該ダイヤフラム14を変形(変位)可能に支持している。
前記本体ケース13には、外部の図示しない低圧配管が接続される吸入通路17、及び外部の図示しない高圧配管が接続される吐出通路18が、それぞれ形成されている。ブロック11の中央部には、ポンプ室15と吸入通路17とを接続する吸入ポート25、及びポンプ室15と吐出通路18とを接続する吐出ポート26が、それぞれ形成されている。ブロック11と本体ケース13との間において、吸入ポート25と吸入通路17との境界には、リード弁よりなる吸入弁21が配設されている。ブロック11と本体ケース13との間において、吐出ポート26と吐出通路18との境界には、リード弁よりなる吐出弁22が配設されている。
前記ダイヤフラム14には、該ダイヤフラム14を駆動するための駆動装置24が連結されている。駆動装置24は、図示しない駆動源(例えば電動モータ)によって往復駆動される、駆動体としてのロッド45を備えている。該ロッド45は、ポンプ室15の外に配置された取付部46と、ポンプ室15の中に配置されるとともに取付部46に対して固定された固定部材47との間で、ダイヤフラム14の中央部を狭持保持している。従って、ロッド45が往復駆動されると、ダイヤフラム14が変形(変位)してポンプ室15の容積が増減変更される。
即ち、例えば、前記ロッド45がポンプ室15から離間する方向(図面下方)へと移動されると、ダイヤフラム14がポンプ室15と反対側へ向かって変形してポンプ室15の容積が増大される。このダイヤフラム14がポンプ室15と反対側へ向かって変形してゆく過程たる吸入行程にあっては、吸入弁21を押し退けて吸入通路17からポンプ室15へとガスが吸入される。逆に、ロッド45がポンプ室15側(図面上方)へと移動されると、ダイヤフラム14がポンプ室15側に向かって変形して該ポンプ室15の容積が減少される。このダイヤフラム14がポンプ室15側へ向かって変形してゆく過程たる吐出行程にあっては、ポンプ室15のガスが吐出弁22を押し退けて吐出通路18へと吐出される。
さて、前記ロッド45において取付部46の外側には、円環状のフランジ部49が設けられている。フランジ部49は、ダイヤフラム14のポンプ室15側への変形によって、該ダイヤフラム14に対して当接する。従って、ダイヤフラム14において取付部46よりも外側の部分が、吐出行程にてポンプ室15と反対側へ膨らむことを、フランジ部49との当接によって抑制することができる。よって、吐出行程の末期においても、ポンプ室15の容積を十分に減少させることができ、ポンプ室15では吐出しきれずに残留するガスが少なくなって、ダイヤフラム型ポンプのポンプ効率を良好とすることができる。
前記フランジ部49のダイヤフラム14との当接面49aは、取付部46のダイヤフラム14との当接面46a(平面)に対して、角を形成しないよう滑らかに連続する凸曲面領域51を備えている。従って、ダイヤフラム14は、そのポンプ室15側への変形時において、取付部46の当接面46aとフランジ部49の当接面49aとの境界付近に当接しても撓み角を形成することがなく、該ダイヤフラム14の耐久性を向上させることができる。
前記フランジ部49の当接面49aは、前述した凸曲面領域51に加えて凹曲面領域52を備えている。凸曲面領域51は、取付部46寄りの円環状領域でダイヤフラム14に対して当接する。凹曲面領域52は、凸曲面領域51に対して連続されて、該凸曲面領域51よりも外縁部14a寄りの円環状領域でダイヤフラム14に対して当接する。
ここで、例えば、前記フランジ部49の当接面49aを凸曲面領域のみで形成した場合(図2の別例参照)、ポンプ室15側に大きく変形するダイヤフラム14において、その外縁部14a寄りの部位は、フランジ部49の当接面49aによる支持を受けないところで大きく曲げられて、該当接面49aと固定面31との間を延在されることとなる(図2において二点鎖線で示す状態にあるダイヤフラム14の矢印Mで示す部分)。
しかし、本実施形態によれば、前記ポンプ室15側に大きく変形するダイヤフラム14において、その外縁部14a寄りの部位は、フランジ部49の当接面49a(凹曲面領域52)に沿って曲げられて、つまり該当接面49aによる支持を受けた状態で曲げられて、該当接面49aと固定面31との間を延在されることとなる。従って、ダイヤフラム14が、フランジ部49の当接面49aによる支持を受けないところで大きく曲げられることを防止でき、該ダイヤフラム14の耐久性を向上させることができる。
前記フランジ部49の当接面49aにおいて、凸曲面領域51と凹曲面領域52とは、これらの連続方向に関する曲率が等しく設定されている。即ち、自然状態(平板状)にあるダイヤフラム14に対して垂直でかつ該ダイヤフラム14の円形中心点Pを含む平面(図1の紙面)に関し、該平面上における凸曲面領域51を示す曲線X1の曲率半径R1と、凹曲面領域52を示す曲線X2の曲率半径R2とが等しくなっている(R1=R2)。
従って、前記ポンプ室15側へ大きく変形されたダイヤフラム14において、フランジ部49の凸曲面領域51及び凹曲面領域52の一方と当接する部分が、他方と当接する部分よりも大きく曲げられることを防止できる。よって、フランジ部49の当接面49aと当接するダイヤフラム14に対して、曲げモーメントに起因する応力が不均一に作用されることを抑制でき、ダイヤフラム14の耐久性をさらに向上させることができる。
前記ブロック11においてポンプ室15の内面の中央部には、退避凹部48が形成されている。退避凹部48は、ポンプ室15側へと変形したダイヤフラム14が、ポンプ室15の容積を最小とする上死点に位置した場合に(図1において二点鎖線で示す状態)、ロッド45の固定部材47を収容するためのものである。ブロック11において、ポンプ室15の内面を構成する退避凹部48以外の領域は、規制面32をなしている。規制面32は、ダイヤフラム14の上死点側への変形限界を定めるためのものである。つまり、ポンプ室15側へと変形したダイヤフラム14が上死点に位置した場合に、該ダイヤフラム14においてポンプ室15に臨む面が、規制面32に対して当接されてそれ以上の弾性変形が阻止される。
前記規制面32は、フランジ部49の当接面49aに対して沿う形状を有している。従って、ダイヤフラム14が上死点に位置した状態では、ロッド45(フランジ部49)の当接面49aのほぼ全体と、ブロック11の規制面32のほぼ全体との間でダイヤフラム14が狭持された状態となり、ポンプ室15の容積はほぼゼロとなる。従って、ダイヤフラム型ポンプのポンプ効率をさらに向上させることができる。
即ち、前記規制面32には、フランジ部49の当接面49aの凹曲面領域52に沿う凸曲面領域33と、該当接面49aの凸曲面領域51に沿う凹曲面領域34とが備えられている。凸曲面領域33は、固定面31との境界に角を形成しないよう該固定面31に対して滑らかに連続されている。凸曲面領域33は、上死点側への変形限界にあるダイヤフラム14を、その外縁部14aの近傍の円環状領域で支持するためのものである。凹曲面領域34は、凸曲面領域33との境界に角を形成しないよう、該凸曲面領域33に対して滑らかに連続されている。凹曲面領域34は、上死点側への変形限界にあるダイヤフラム14を、凸曲面領域33よりも円形中心点P寄りの円環状領域で支持するためのものである。
従って、上死点側への変形限界にある前記ダイヤフラム14が、規制面32に沿う形状をなした場合においても、固定面31と規制面32との境界付近や、凸曲面領域33と凹曲面領域34との境界付近等に撓み角が形成されることはなく、該撓み角に起因したダイヤフラム14の塑性変形つまり該ダイヤフラム14の耐久性低下を防止することができる。
前記凸曲面領域33と凹曲面領域34とは、これらの連続方向に関する曲率が等しく設定されている。また、凸曲面領域33及び凹曲面領域34の曲率は、フランジ部49の凸曲面領域51及び凹曲面領域52の曲率と等しく設定されている。即ち、自然状態(平板状)にあるダイヤフラム14に対して垂直でかつ該ダイヤフラム14の円形中心点Pを含む平面(図1の紙面)に関し、該平面上における凸曲面領域33を示す曲線X3の曲率半径を「R3」とし、凹曲面領域34を示す曲線X4の曲率半径を「R4」とすると、「R1=R2=R3=R4」の関係が成立する。
従って、上死点側への変形限界にある前記ダイヤフラム14において、規制面32の凸曲面領域33とフランジ部49の凹曲面領域52との間に介在される部分と、規制面32の凹曲面領域34とフランジ部49の凸曲面領域51との間に介在される部分とで曲がり具合が異なることを防止できる。よって、上死点側への変形限界にあるダイヤフラム14に対して、曲げモーメントに起因する応力が不均一に作用されることを抑制でき、ダイヤフラム14の耐久性をさらに向上させることができる。
なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下の態様でも実施できる。
○図2に示すように、前記ロッド45のフランジ部49において当接面49aを、凸曲面領域のみで形成すること。また、装置ケース10(ブロック11)の規制面32を、凸曲面領域のみよりなるフランジ部49の当接面49aに対して沿うように、凹曲面領域のみで形成すること。
○上記実施形態を変更し、前記フランジ部49の当接面49aにおいて、凸曲面領域51の曲率と凹曲面領域52の曲率とを異ならせること。また、上記実施形態を変更し、前記規制面32において、凸曲面領域33の曲率と凹曲面領域34の曲率とを異ならせること。前者と後者とを組み合わせた場合、規制面32の凹曲面領域34の曲率をフランジ部49の凸曲面領域51の曲率と同じとし、規制面32の凸曲面領域33の曲率をフランジ部49の凹曲面領域52の曲率と同じとすれば、規制面32をフランジ部49の当接面49aに対して沿う形状とすることができる。
○上記実施形態においては、ガス(気体)を取り扱うダイヤフラム型ポンプに具体化されていたが、これに限定されるものではなく、液体を取り扱うダイヤフラム型ポンプに本発明を具体化してもよい。
上記実施形態又は別例から把握できる技術的思想について記載する。
(1)前記規制面は、前記ダイヤフラムの前記外縁部を支持する前記装置ケースの固定面に対して連続されて、前記ダイヤフラムの前記外縁部寄りを支持する凸曲面領域と、該凸曲面領域に対して連続されて該凸曲面領域よりも中心部寄りで前記ダイヤフラムを支持する凹曲面領域とを備えている請求項4に記載のダイヤフラム型ポンプ。
(2)前記装置ケースにおいて前記規制面の前記凸曲面領域と前記凹曲面領域とは、これらの連続方向に関する曲率が等しく設定されている技術的思想(1)に記載のダイヤフラム型ポンプ。
(3)前記フランジ部の前記当接面は、前記凸曲面領域に加えて凹曲面領域を備えており、前記当接面の前記凸曲面領域は前記取付部寄りで前記ダイヤフラムに当接し、前記当接面の前記凹曲面領域は、前記当接面の前記凸曲面領域に対して連続されて該凸曲面領域よりも前記外縁部寄りで前記ダイヤフラムに当接し、前記フランジ部において前記当接面の前記凸曲面領域と前記凹曲面領域とは、これらの連続方向に関する曲率が等しく設定されており、該曲率と、前記規制面の前記凸曲面領域及び前記凹曲面領域の曲率とは等しく設定されている技術的思想(2)に記載のダイヤフラム型ポンプ。
本発明の一実施形態におけるダイヤフラム型ポンプの断面図。 別例のダイヤフラム型ポンプの断面図。 従来のダイヤフラム型ポンプの断面図。
符号の説明
10…装置ケース、14…ダイヤフラム(a…外縁部)、15…ポンプ室、32…規制面、45…駆動体としてのロッド、46…取付部(a…当接面)、49…フランジ部(a…当接面)、51…凸曲面領域、52…凹曲面領域。

Claims (4)

  1. 装置ケースにはダイヤフラムの外縁部が支持され、該ダイヤフラムによって前記装置ケース内にはポンプ室が区画形成され、前記ダイヤフラムの中心部には駆動体が取り付けられており、前記駆動体の往復動によって前記ダイヤフラムが変形することで、前記ポンプ室への流体の吸入及び該ポンプ室からの流体の吐出が行われ、前記駆動体は、前記ダイヤフラムを取り付ける取付部と、該取付部の外側に設けられており前記ダイヤフラムの前記ポンプ室側への変形によって該ダイヤフラムに対して当接可能なフランジ部とを備えているダイヤフラム型ポンプにおいて、
    前記フランジ部の前記ダイヤフラムとの当接面は、前記取付部の前記ダイヤフラムとの当接面に対して連続した凸曲面領域を備えていることを特徴とするダイヤフラム型ポンプ。
  2. 前記フランジ部の前記当接面は、前記凸曲面領域に加えて凹曲面領域も備えており、前記凸曲面領域は前記取付部寄りで前記ダイヤフラムに当接し、前記凹曲面領域は、前記凸曲面領域に対して連続されて該凸曲面領域よりも前記外縁部寄りで前記ダイヤフラムに当接する請求項1に記載のダイヤフラム型ポンプ。
  3. 前記フランジ部において前記当接面の前記凸曲面領域と前記凹曲面領域とは、これらの連続方向に関する曲率が等しく設定されている請求項2に記載のダイヤフラム型ポンプ。
  4. 前記装置ケースには前記ポンプ室の内面をなす規制面が形成され、該規制面は、前記フランジ部の前記当接面に対して沿う形状を有して前記ダイヤフラムの前記ポンプ室側への変形限界を定めている請求項1〜3のいずれか一項に記載のダイヤフラム型ポンプ。
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