JP4770424B2 - ダイヤフラム型ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ダイヤフラムが変形してポンプ作用を奏するダイヤフラム型ポンプに関する。
ダイヤフラム型ポンプとしては、例えば特許文献1に開示されるものが挙げられる。図5に示すように、特許文献1に開示されるダイヤフラム型ポンプは、装置ケース91を有し、該装置ケース91は、ブロック94と該ブロック94に固定された押え板98とを備えている。ブロック94と押え板98との間では、ダイヤフラム92の外周部92aが狭持されている。また、ダイヤフラム92とブロック94との間にはポンプ室95が区画されている。
また、ダイヤフラム型ポンプは、電動モータ等の駆動源(図示せず)を備え、該駆動源の駆動によって往復動されるロッド96と、該ロッド96を前記ダイヤフラム92の中央部に連結する支持部97とを備えている。前記支持部97は、ダイヤフラム92の一方の表面(図5では上面)側に配置されて該上面の一部に面する第1支持部材97aと、ダイヤフラム92の他方の表面(図5では下面)側に配置されて該下面の一部に面する第2支持部材97bとを備えている。ダイヤフラム92の中央部は、第1支持部材97aと第2支持部材97bとの間で支持部97に狭持されている。
そして、このように構成されたダイヤフラム型ポンプは、ロッド96が往復動することでダイヤフラム92が変形(変位)して、ポンプ室95の容積が増減変更される。ポンプ室95の容積が増大する吸入行程においては、ポンプ室95への流体の吸入が行われる。ポンプ室95の容積が減少する吐出行程においては、ポンプ室95からの流体の吐出が行われる。
実開平7−14179号公報(第5頁、第1−3図)
ところが、上記従来技術のダイヤフラム型ポンプにおいては、ダイヤフラム92の外周部92aが装置ケース91に狭持されているとともに、ダイヤフラム92の中央部が駆動体93の支持部97に狭持されている。したがって、ダイヤフラム92において、装置ケース91や支持部97によって狭持された部位(狭持部位)には、前記狭持に伴う応力が常に作用されている。すなわち、ダイヤフラム92には過大な負荷が作用するため、ダイヤフラム92の耐久性が低下する問題があった。
本発明は、ダイヤフラムの耐久性を向上させることができるダイヤフラム型ポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、ダイヤフラムを備え、該ダイヤフラムに第1支持部を介して連結された駆動体を備えるとともに、前記ダイヤフラムの外周部を支持する第2支持部を装置ケースに備え、さらに、前記装置ケースにダイヤフラムの変形によって容積が増減変更するポンプ室を形成し、前記駆動体が往復動することで前記ダイヤフラムが変形してポンプ作用を奏するダイヤフラム型ポンプであって、前記第1支持部及び第2支持部には、前記ダイヤフラムの一方の表面たる第1面を支持する第1支持面と前記ダイヤフラムの他方の表面たる第2面を支持する第2支持面とが設けられ、前記ダイヤフラムを複数のダイヤフラムを積層して構成した。そして、前記第1支持部及び前記第2支持部の少なくとも一方において、前記第1支持面と前記第2支持面との間隔の最小値は、前記第1支持面と前記第2支持面との間における前記複数のダイヤフラムを積層してなる厚み以上に設定されており、前記第1支持部及び前記第2支持部のうち、前記間隔の最小値が前記厚み以上に設定されている支持部において、前記第1支持面と前記ダイヤフラムの前記第1面との間、及び前記第2支持面と前記ダイヤフラムの前記第2面との間のうちの少なくとも一方には、前記第1支持面と前記第2支持面との間を経由した、前記ダイヤフラムの前記第1面側と前記第2面側との間での流体の流通を抑制するためのシール手段が設けられている。
上記目的を達成するために請求項2に記載の発明は、ダイヤフラムを備え、該ダイヤフラムに第1支持部を介して連結された駆動体を備えるとともに、前記ダイヤフラムの外周部を支持する第2支持部を装置ケースに備え、さらに、前記装置ケースにダイヤフラムの変形によって容積が増減変更するポンプ室を形成し、前記駆動体が往復動することで前記ダイヤフラムが変形してポンプ作用を奏するダイヤフラム型ポンプであって、前記第1支持部及び第2支持部には、前記ダイヤフラムの一方の表面たる第1面を支持する第1支持面と前記ダイヤフラムの他方の表面たる第2面を支持する第2支持面とが設けられ、前記第1支持部及び第2支持部のうちの少なくとも一つの支持部を、前記ダイヤフラムが変形する際に前記第1支持面と前記第2支持面との間で前記ダイヤフラムがずれ動くことができるように構成するとともに、前記ダイヤフラムを複数のダイヤフラムを積層して構成し、前記複数のダイヤフラムのうち、前記ポンプ室に面するように配設されたダイヤフラムは、その他のダイヤフラムより薄い。
これらの請求項に記載の発明の構成によれば、第1支持部及び第2支持部のうちの少なくとも一つの支持部において、第1支持面と第2支持面との間ではダイヤフラムが強固に狭持されておらず、この狭持に伴う応力がダイヤフラムに作用されることを抑制できる。また、例えばダイヤフラムがその変形の度合いを大きくしてゆく際に、該ダイヤフラムに引張り力が作用されると、第1支持面と第2支持面との間でダイヤフラムがずれ動く。したがって、該ダイヤフラムに過大な引張り力が作用することを抑制できる。
また、複数のダイヤフラムを積層してダイヤフラムを構成した場合、その積層状態のダイヤフラムによって、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度や信頼性を発揮できればよい。このため、各ダイヤフラムの厚みは、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度や信頼性を持たせた1枚のダイヤフラムの厚みに比して薄くなる。そして、各ダイヤフラムの厚みが薄くなることで、ダイヤフラムに引っ張り力が作用したときの伸び量を前記1枚のダイヤフラムに比して大きくすることができる。したがって、ダイヤフラムが変形の度合いを大きくしてゆくと同時に、各ダイヤフラムそれぞれが大きく伸び、第1支持面と第2支持面との間でダイヤフラムを大きくずれ動かすことなくダイヤフラムを所定の位置まで変位させることができる。その結果として、ダイヤフラムがずれ動くことによって発生する、第1支持面又は第2支持面に対するダイヤフラムの摺動距離を抑えることができる。
とくに、請求項2に記載の発明の構成によれば、機械的強度と耐食性とを両立した材料を選定することが困難であることから、1枚のダイヤフラムのみを用いていた場合のダイヤフラムの材料選定は機械的強度を重視しており、耐食性のある材料を選定していなかった。しかし、ダイヤフラムを複数のダイヤフラムを積層する構成とすることで、ポンプ室に面するダイヤフラム以外のダイヤフラムでポンプを動作させるのに必要な機械的強度や信頼性を持たせることとなり、ポンプ室に面するダイヤフラムの材料として、ポンプ室内の流体に対し耐食性のある材料を選定することが可能となる。
また、ポンプ室に面するダイヤフラムの伸び量をその他のダイヤフラムの伸び量より大きくすることができる。このため、ポンプにてポンプ室内に面する箇所に対するダイヤフラムの摺動距離を極僅かに抑え、前記その他のダイヤフラムをポンプ室に面するように配設した場合に比して前記摺動距離を短くすることができ、前記摺動によって発生する摩耗粉の量を極僅かに抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明において、前記複数のダイヤフラムは3枚以上であり、前記ポンプ室に面するように配設されたダイヤフラム以外のダイヤフラムは、全て厚みが同じであってもよい。
この構成によれば、同じ厚みを有する複数のダイヤフラムを用いることでダイヤフラムの機械的強度を比例的に高めることができ、ダイヤフラムの機械的強度の設定を容易に行うことができる。
本発明によれば、ダイヤフラムの耐久性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化したダイヤフラム型ポンプの一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。なお、以下の説明において、ダイヤフラム型ポンプを単に「ポンプ」と記載する。
図1(a)に示すように、ポンプは、装置ケース10を備え、該装置ケース10は、蓋13aを有する筒状をなし、一面(図1では下面)に開口を有する本体ケース13と、該本体ケース13の内側に収容された円環状のブロック11と、該ブロック11に接合された円環状の押え板12とを有している。前記ブロック11及び押え板12は、前記ブロック11が本体ケース13の蓋13a側に位置するようにして、本体ケース13内に配置されている。なお、ブロック11及び押え板12は、図示しないボルト等の固定手段によって、互いに固定されているとともに本体ケース13にも固定されている。
装置ケース10内には、金属製でかつ均一な厚さの円板状をなすとともに、可撓性を有するダイヤフラム14が配置されている。このダイヤフラム14の中央部には、第1支持部46を介して駆動体24が連結され、ダイヤフラム14の外周部14aは装置ケース10に設けられた第2支持部60によって支持されている。
前記ブロック11の中央部には、前記押え板12側の端面から本体ケース13の蓋13a側へ透孔11bが貫通されている。この透孔11bは、押え板12側の開口が前記ダイヤフラム14によって閉塞されているとともに、蓋13a側の開口が本体ケース13の蓋13aによって閉塞されている。このように、ダイヤフラム14及び蓋13aによって閉塞された透孔11bの内空間は、ポンプ室15をなしている。
装置ケース10の本体ケース13には、図示しない外部の低圧側配管が接続される吸入通路17、及び図示しない外部の高圧側配管が接続される吐出通路18が、それぞれ設けられている。ブロック11には、ポンプ室15と吸入通路17とを接続する吸入ポート25、及びポンプ室15と吐出通路18とを接続する吐出ポート26が、それぞれ形成されている。ブロック11と本体ケース13の間において、吸入ポート25と吸入通路17との境界には、リード弁よりなる吸入弁21が配設されている。ブロック11と本体ケース13の間において、吐出ポート26と吐出通路18との境界には、リード弁よりなる吐出弁22が配設されている。
前記駆動体24は、図示しない駆動源(例えば電動モータ)に同じく図示しない動力伝達機構(例えば電動モータの回転力を往復移動力に変換して伝達する機構)を介して連結されたロッド45を備えている。ロッド45は、駆動源の駆動によって自身の軸線Lに沿う方向の前後(図面では上下方向)へと往復動される。前記ロッド45には前記第1支持部46が連結され、ロッド45の往復動によってダイヤフラム14が変形(変位)することで、ポンプ室15の容積が変更される。
例えば、ロッド45がポンプ室15から離間する方向(図1(a)では下方)へと移動すると、ダイヤフラム14がポンプ室15と反対側へ向かって変形してポンプ室15の容積が増大する。ポンプ室15の容積が増大してゆく吸入行程にあっては、吸入弁21を押し退けて吸入通路17からポンプ室15へと流体としてのガスが吸入される。逆に、ロッド45がポンプ室15側(図1(a)では上方)へと移動すると、ダイヤフラム14がポンプ室15側に向かって変形してポンプ室15の容積が減少する。ポンプ室15の容積が減少してゆく吐出行程にあっては、ポンプ室15のガスが吐出弁22を押し退けて吐出通路18へと吐出される。その結果、ポンプのポンプ作用によってガスが搬送される。
次に、ダイヤフラム14の支持構造について説明する。
まず、前記ダイヤフラム14は、径方向へのサイズが同サイズとなる3枚のダイヤフラムを積層して構成されている。以下、3枚のダイヤフラムを第1ダイヤフラム141、第2ダイヤフラム142、第3ダイヤフラム143と記載する。前記第1ダイヤフラム141及び第2ダイヤフラム142は、例えば、弾性限度、強度、硬さ、粘りが高い値を示すばね鋼によって形成され、第3ダイヤフラム143は、耐食性を有するステンレス鋼(例えば、SUS316L)によって形成されている。なお、ばね鋼とステンレス鋼とでは、引っ張り力が作用した際の伸び量はステンレス鋼の方が大きい。
そして、ダイヤフラム14は、ばね鋼よりなる第1ダイヤフラム141及び第2ダイヤフラム142を備えることによって、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度(例えば、前記弾性限度、強度、硬さ、粘り)を有し、第3ダイヤフラム143を備えることによってガスに対する耐食性を有している。なお、ダイヤフラム14は、前記第1〜第3ダイヤフラム141〜143が、駆動体24側からポンプ室15側へ向けて第1ダイヤフラム141、第2ダイヤフラム142、及び第3ダイヤフラム143の順で積層されて構成されている。
前記ポンプ室15に面するように配設された第3ダイヤフラム143は、その他の第1ダイヤフラム141及び第2ダイヤフラム142よりも厚みが薄く、第1ダイヤフラム141と第2ダイヤフラム142は同じ厚みとなっている。このため、第1及び第2ダイヤフラム141,142は同じ機械的強度を有している。また、ダイヤフラム14に引っ張り力が作用したとき、第3ダイヤフラム143の伸び量は、第1及び第2ダイヤフラム141,142の伸び量に比して大きくなる。そして、ダイヤフラム14において、ポンプ室15に面することとなる一方の表面(上面)たる第1面14bは、前記第3ダイヤフラム143によって構成され、ダイヤフラム14の他方の表面(下面)たる第2面14cは、前記第1ダイヤフラム141によって構成されている。
図1(c)に示すように、上記ダイヤフラム14の中央部を支持する前記第1支持部46は、ダイヤフラム14の前記第1面14b側(上側)に配設される第1支持部材47と、ダイヤフラム14の第2面14c側(下側)に配設される第2支持部材48とから構成されている。第1支持部材47と第2支持部材48の間には、スペーサ50が介在され、このスペーサ50は円柱状をなし、第1支持部材47においてダイヤフラム14側の端面の中央部に、第2支持部材48側に向かって一体に突設されている。スペーサ50の第2支持部材48側の端面50aは、ロッド45の軸線Lと直交する平面よりなっている。スペーサ50は、ダイヤフラム14の連結孔14dに挿通されているとともに端面50aが第2支持部材48の端面の中央部に当接されている。すなわち、第1支持部材47と第2支持部材48とは、ダイヤフラム14の連結孔14d内を経由して直接接合されている。そして、図1(a)に示すように、第1支持部材47は、第1支持部材47の中央部及び第2支持部材48の中央部に挿通されたボルト49の締付けによって、第2支持部材48に固定されている。
第1支持部材47において、スペーサ50を除く領域は、第1支持面55をなしている。第1支持面55は、ダイヤフラム14の第1面14bに対して連結孔14dの開口周囲で対向されている。第1支持面55は、ロッド45の往復動時(特に吸入行程)においてダイヤフラム14の第1面14bを支持するためのものである。第1支持面55は、スペーサ50に隣接する円環状の平面領域55aと、平面領域55aに外周側で隣接する円環状の傾斜面領域55bとを備えている。平面領域55aは、ロッド45の軸線Lと直交する仮想平面上に存在する。傾斜面領域55bは、その外周側ほど、平面領域55aが存在する仮想平面から離間するように、ロッド45の軸線Lに対して傾斜されている。
第2支持部材48において、スペーサ50が当接された領域を除く領域は、第2支持面56をなしている。第2支持面56は、ダイヤフラム14の第2面14cに対して連結孔14dの開口周囲で対向されている。第2支持面56は、ロッド45の往復動時(特に吐出行程)においてダイヤフラム14の第2面14cを支持するためのものである。第2支持面56は、スペーサ50が当接された領域に隣接する円環状の平面領域56aと、平面領域56aに外周側で隣接する円環状の傾斜面領域56bとを備えている。平面領域56aは、ロッド45の軸線Lと直交する仮想平面上に存在する。傾斜面領域56bは、その外周側ほど、平面領域56aが存在する仮想平面から離間するように、ロッド45の軸線Lに対して傾斜されている。そして、ダイヤフラム14の中央部(内周部)は、前記第1支持部材47の第1支持面55(平面領域55a及び傾斜面領域55b)と、第2支持部材48の第2支持面56(平面領域56a及び傾斜面領域56b)といった対向する一対の支持面55,56の間に配設されている。
第1支持面55において、平面領域55aと傾斜面領域55bとの境界には、ロッド45の軸線Lを中心とした円環状に収容溝47cが形成されている。収容溝47cには、シール手段としてのシール部材たるゴム製のOリング58が収容されており、Oリング58はダイヤフラム14の第1面14bに対して摺動可能に当接されている。したがって、支持部46の第1支持面55とダイヤフラム14の第1面14bとの間を経由した、ポンプ室15からのガスの漏れ、つまり第1支持面55と第2支持面56との間を経由した、ダイヤフラム14の第1面14b側から第2面14c側へのガスの流通は、Oリング58によって抑制される。
次に、第1支持部材47におけるスペーサ50の高さの設定、すなわち、第1支持面55と第2支持面56との間隔の最小値Sの設定について説明する。なお、スペーサ50の高さとは、第1支持面55の平面領域55aが存在する仮想平面と、スペーサ50の端面50aが存在する仮想平面との間の距離のことを指す。
第1支持部46にスペーサ50を備えることで、ボルト49を締付けて第1支持部材47(スペーサ50)と第2支持部材48とを圧接させれば、第1支持面55と第2支持面56との間隔の最小値Sを、スペーサ50の高さに応じた距離に設定することができる。本実施形態においてスペーサ50の高さ、すなわち、第1支持面55と第2支持面56との間隔の最小値S、言い換えれば第1支持面55の平面領域55aと第2支持面56の平面領域56aとの間隔は、第1支持面55と第2支持面56との間におけるダイヤフラム14の厚さ(板厚)T以上に設定されている。なお、前記ダイヤフラム14の厚さTは、第1〜第3ダイヤフラム141〜143を積層してなる厚みである。例えばボルト49の強い締付けによっても、第1支持面55の平面領域55aと第2支持面56の平面領域56aとの間でダイヤフラム14が強固に狭持されないようにしている。
特に、本実施形態において第1支持面55と第2支持面56との間隔の最小値Sは、ダイヤフラム14の厚さTよりも大きく設定されている。すなわち、第1支持面55と第2支持面56との間隔の最小値Sは、第1支持面55の平面領域55aとダイヤフラム14の第1面14bとの間及び第2支持面56の平面領域56aとダイヤフラム14の第2面14cとの間のうちの少なくとも一方に隙間ができるように設定されている。
次に、ダイヤフラム14の外周部14aを支持する第2支持部60について説明する。図1(b)に示すように、第2支持部60は、ブロック11において、ダイヤフラム14の第1面14bに対向する第1支持面11aと、押え板12において、ダイヤフラム14の第2面14cに対向する第2支持面12aとから構成されている。第1支持面11a及び第2支持面12aは、それぞれロッド45の軸線Lと直交する仮想平面上に存在する。ブロック11において第1支持面11aよりも外周側には、円環状(周壁状)のスペーサ61が一体に突設されている。スペーサ61の押え板12側の端面61aは、ロッド45の軸線Lと直交する仮想平面上に存在する。ブロック11は、スペーサ61の端面61aが、押え板12において第2支持面12aよりも外周側(第2支持面12aと同一仮想平面上に存在する平面)に当接されて押え板12に接合されている。
第1支持面11aには、ロッド45の軸線Lを中心とした円環状に収容溝11cが形成されている。収容溝11cには、シール手段としてのシール部材たるゴム製のOリング62が収容されており、Oリング62はダイヤフラム14の第1面14bに当接されている。したがって、第2支持部60の第1支持面11aとダイヤフラム14の第1面14bとの間を経由した、ポンプ室15からのガスの漏れ、すなわち、第1支持面11aと第2支持面12aとの間を経由した、ダイヤフラム14の第1面14b側から第2面14c側へのガスの流通は、Oリング62によって抑制される。
そして、スペーサ61の高さ、つまり第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔の最小値(第1支持面11aと第2支持面12aは全ての対向領域で平行であるため全ての箇所の間隔を最小値と把握できる)Rは、第1支持面11aと第2支持面12aとの間に位置するダイヤフラム14の厚さT以上に設定されている。このため、第1支持面11aと第2支持面12aとの間でダイヤフラム14が強固に狭持されないようにしている。特に、本実施形態において第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔の最小値Rは、ダイヤフラム14の厚さTよりも大きく設定されている。すなわち、第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔の最小値Rは、第1支持面11aとダイヤフラム14の第1面14bとの間及び第2支持面12aとダイヤフラム14の第2面14cとの間のうちの少なくとも一方に隙間ができるように設定されている。
さて、上記構成のポンプにおいて、例えば図1(a)の状態から図2の状態に移行する際、すなわち、ダイヤフラム14が変形の度合いを大きくしてゆく際に、ダイヤフラム14に引張り力が作用されると、第1支持面55と第2支持面56との間でこれら第1支持面55及び第2支持面56に沿ってダイヤフラム14がずれ動くこととなる。すなわち、図2の拡大図に示すように、ダイヤフラム14の内周部がロッド45の軸線Lから離間する方向にずれ動く。同時に、第1支持面11aと第2支持面12aとの間でこれら第1支持面11a及び第2支持面12aに沿ってダイヤフラム14がずれ動くこととなる。すなわち、ダイヤフラム14の外周部14aがロッド45の軸線Lに近接する方向にずれ動く。
また、例えば図2の状態から図1(a)の状態に移行する際、すなわち、ダイヤフラム14が変形の度合いを小さくしてゆく際には、第1支持面55と第2支持面56との間でこれら第1支持面55及び第2支持面56に沿って(詳しくはロッド45の軸線Lに近接する方向に)ダイヤフラム14がずれ動く(押し戻される)こととなる。同時に、第1支持面11aと第2支持面12aとの間でこれら第1支持面11a及び第2支持面12aに沿って(詳しくはロッド45の軸線Lから離間する方向に)ダイヤフラム14がずれ動く(押し戻される)こととなる。
このとき、ダイヤフラム14は、第1〜第3ダイヤフラム141〜143を積層して構成されている。そして、第1〜第3ダイヤフラム141〜143の厚みは、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度や信頼性を持たせた1枚のダイヤフラムの厚みより薄く、前記変形に伴う第1〜第3ダイヤフラム141〜143の伸び量が大きくなる。このため、ダイヤフラム14が変形の度合いを大きくしてゆくと同時に、第1〜第3ダイヤフラム141〜143が大きく伸び、ダイヤフラム14を僅かにずれ動かせるだけでダイヤフラム14を所定の位置まで変位させることができる。
上記構成の本実施形態においては次のような効果を奏する。
(1)ダイヤフラム14は、その中央部が第1支持面55と第2支持面56との間で強固に挟持されておらず、また、外周部14aが第1支持面11aと第2支持面12aとの間で強固に狭持されておらず、狭持に伴う応力がダイヤフラム14に作用されることを抑制できる。また、ダイヤフラム14がその変形の度合いを大きくしてゆく際に、ダイヤフラム14に引張り力が作用されると、第1支持面55と第2支持面56との間、及び第1支持面11aと第2支持面12aとの間でダイヤフラム14がずれ動く。したがって、ダイヤフラム14に過大な引張り力が作用することを抑制できる。以上のように、ダイヤフラム14に過大な負荷が作用することを抑制でき、ダイヤフラム14の耐久性を向上することができる。
(2)さらに、ダイヤフラム14は複数(3枚)の第1〜第3ダイヤフラム141〜143を積層して構成されている。このため、第1〜第3ダイヤフラム141〜143の3枚で、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度や信頼性を持たせればよく、第1〜第3ダイヤフラム141〜143の厚みは、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度や信頼性を持たせた1枚のダイヤフラムの厚みに比して薄くなる。そして、第1〜第3ダイヤフラム141〜143の厚みが薄くなることで、ダイヤフラム14に引っ張り力が作用したときの伸び量を前記1枚のダイヤフラムに比して大きくすることができる。したがって、ダイヤフラム14が変形の度合いを大きくしてゆくと同時に、第1〜第3ダイヤフラム141〜143が大きく伸び、ダイヤフラム14を大きくずれ動かせることなくダイヤフラム14を所定の位置まで変位させることができる。その結果として、ダイヤフラム14がずれ動くことによって発生する、平面領域55a及び傾斜面領域55bに対する第1面14bの摺動距離、透孔11b周面に対する第1面14bの摺動距離、平面領域56a及び傾斜面領域56bに対する第2面14cの摺動距離、及び第2支持面12aに対する第2面14cの摺動距離を抑えることができる。その結果として、該摺動によって発生する摩耗粉の発生量を抑えることができ、ポンプ室15内に混入する摩耗粉量を僅かとしてガスの純度の低下を抑制することができる。
(3)ダイヤフラム14は、第1ダイヤフラム141と第2ダイヤフラム142の厚みが第3ダイヤフラム143の厚みよりも厚くなっている。そして、第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラム142によって、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度や信頼性を持たせることとなる。このため、ポンプ室15に面する第3ダイヤフラム143の材料に前記機械的強度を必要以上に持たせる必要がなく、その材料選定に幅を持たせることが可能となり、その結果として、本実施形態ではポンプ室15内のガスに対し耐食性のある材料を選定することが可能となる。
(4)ポンプ室15に面する第3ダイヤフラム143をその他の第1ダイヤフラム141及び第2ダイヤフラム142より薄くしたため、その伸び量をその他の第1ダイヤフラム141及び第2ダイヤフラム142の伸び量より大きくすることができる。その結果として、ポンプ室15に面する箇所としての透孔11bの周面や第1支持面55に対する第3ダイヤフラム143の摺動距離を極僅かとし、該摺動に伴う摩耗粉の発生量を極僅かに抑えることができる。したがって、ポンプ室15に面する第3ダイヤフラム143を薄くする構成は、例えば、半導体製造工場のようにガスの純度を高く保つ場所で使用されるポンプに採用するのに適している。
(5)第1〜第3ダイヤフラム141〜143を積層することで、ダイヤフラム14には、ポンプを動作させるのに必要な機械的強度が付与されている。すなわち、ダイヤフラム14は、ポンプ室15内のガス圧に対しては変形しにくく、ロッド45の往復動に伴って変形しやすくなくてはならない。ここで、例えば、1枚のダイヤフラムのみでガス圧に対する強度を持たせるために、ダイヤフラムの厚みを厚くした場合は、ロッド45の往復動に伴う変形が困難となる。逆に、1枚のダイヤフラムのみでロッド45の往復動に伴う変形を容易とするために、ダイヤフラムの厚みを薄くした場合は、ガス圧に対する所要の強度を持たせることができなくなる。
したがって、第1〜第3ダイヤフラム141〜143を積層してダイヤフラム14を構成した場合は、1枚のダイヤフラムに比して第1〜第3ダイヤフラム141〜143それぞれの厚みが薄くなるため、ロッド45の往復動に伴う変形が容易となるとともに、積層構造であることからガス圧に対して変形しにくくすることができる。すなわち、ダイヤフラム14を、第1〜第3ダイヤフラム141〜143を積層して構成することで、上記のような変形しやすさと変形しにくさを兼ね備えたダイヤフラム14とすることができる。
(6)第1支持面55と第2支持面56との間隔の最小値Sは、第1支持面55と第2支持面56との間におけるダイヤフラム14の厚さT以上に設定されている。また、第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔の最小値Rは、第1支持面11aと第2支持面12aとの間におけるダイヤフラム14の厚さT以上に設定されている。このため、第1支持部46及び第2支持部60がダイヤフラム14を強固に狭持せずかつダイヤフラム14のずれ動きを許容することをより好適に具体化すること、すなわち、ダイヤフラム14がさらに円滑にずれ動くようにすることができる。よって、ダイヤフラム14に過大な負荷が作用することをさらに効果的に抑制でき、ダイヤフラム14の耐久性をさらに向上することができる。
(7)第1支持部46は、第1支持部材47と第2支持部材48との接合部分に、第1支持面55と第2支持面56との間隔を規定するスペーサ50を備え、ブロック11は第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔を規定するスペーサ61を備えている。したがって、第1支持面55と第2支持面56との間隔(特に最小値S)、及び第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔(特に最小値R)が、所望の値よりも小さく設定されてしまうことを確実に防止することができる。すなわち、スペーサ50,61を備えることで、例えばスペーサ50,61を備えていない場合と比較して、ポンプの製造時における第1支持面55と第2支持面56との間隔、及び第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔の管理が容易となる。よって、ダイヤフラム14が変形する際に、第1支持部46及び第2支持部60におけるダイヤフラム14のずれ動きが円滑に行われ、ダイヤフラム14に過大な引張り力が作用することをさらに効果的に抑制できる。
(8)ダイヤフラム14の第1〜第3ダイヤフラム141〜143のうち、ポンプ室15に面するように配置されている第3ダイヤフラム143以外の第1ダイヤフラム141と第2ダイヤフラム142は、厚みが同じとなっている。このため、同じ厚みを有し、同じ強度を有する2枚のダイヤフラム141,142を用いることでダイヤフラム14の強度を比例的に高めることができ、ダイヤフラム14の強度の設定を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図3に示すように、実施形態に係るポンプにおいて、第2支持部60からスペーサ61を削除し、第1支持面11aから収容溝11cを削除するとともに、第1支持面11aと第2支持面12aとの間からOリング62を削除してもよい。すなわち、ダイヤフラム14の外周部14aは、第1支持面11aと第2支持面12aとの間で、比較的強く狭持されていてもよい。そして、ダイヤフラム14のずれ動きを許容する構成は、第1支持部46のみに採用されている。
○ 図4に示すように、実施形態に係るポンプにおいて、第1支持部材47からスペーサ50を削除し、第1支持面55から収容溝47cを削除するとともに、第1支持部材47と第2支持部材48との間からOリング58を削除してもよい。すなわち、ダイヤフラム14の中央部は、第1支持面55の平面領域55aと第2支持面56の平面領域56aとの間で、比較的強く狭持されていてもよい。そして、ダイヤフラム14のずれ動きを許容する構成は、装置ケース10が備えるダイヤフラム14の第2支持部60のみに採用されている。
○ ダイヤフラム14は、少なくとも2枚のダイヤフラムを積層して構成されていればよく、例えば、ダイヤフラム14を2枚のダイヤフラムを積層して構成してもよく、この場合は、ポンプ室15側のダイヤフラムの厚みをもう一方のダイヤフラムの厚みより薄くするのが好ましいが、2枚とも同じ厚みであってもよい。又は、ダイヤフラム14は、2枚又は3枚のダイヤフラムを積層した構成に限らず、積層枚数は任意に変更してもよい。
○ ダイヤフラム14において、第1〜第3ダイヤフラム141〜143は全て同じ厚みでもよい。
○ ダイヤフラム14において、第1〜第3ダイヤフラム141〜143をそれぞれ異なる厚みとし、その積層順序は任意に変更してもよい。
○ スペーサ50を、第2支持部材48に一体形成するとともに第1支持部材47に当接させてもよい。また、スペーサ61を、押え板12に一体形成するとともにブロック11に当接させてもよい。
○ スペーサ50を、第1支持部材47及び第2支持部材48と別体のリングとしてもよい。また、スペーサ61を、ブロック11及び押え板12と別体のリングとしてもよい。
○ 第1支持面55と第2支持面56との間隔の最小値Sを、第1支持面55と第2支持面56との間に位置するダイヤフラム14の厚みTよりも若干(最大でも10%)小さく設定してもよい。また、第1支持面11aと第2支持面12aとの間隔の最小値Rを、第1支持面11aと第2支持面12aとの間に位置するダイヤフラム14の厚さTよりも若干(最大でも10%)小さく設定してもよい。すなわち、ダイヤフラム14の変形によるダイヤフラム14のずれ動きが可能であれば、第1支持面55の平面領域55aと第2支持面56の平面領域56aとの間や、第1支持面11aと第2支持面12aとの間でダイヤフラム14が直接狭持されるような構成を採用してもよい。
○ ブロック11と押え板12との接合力を緩くすること(例えばブロック11と押え板12とを固定する図示しないボルトの締付けを緩くすること)で、ダイヤフラム14が変形する際に第1支持面11aと第2支持面12aとの間でこれら支持面11a及び支持面12aに沿ってダイヤフラム14がずれ動くことができるように構成してもよい。
○ ボルト49の締付け力を緩くすることで、ダイヤフラム14が変形する際に第1支持面55と第2支持面56との間でこれら第1支持面55及び第2支持面56に沿ってダイヤフラム14がずれ動くことができるように構成してもよい。
○ 第2支持面56とダイヤフラム14の第2面14cとの間にシール手段(例えばOリング)を設けてもよい。
○ シール手段としてリップシールを用いてもよい。
○ ダイヤフラム型ポンプとしては、駆動体24を備えておらず、ダイヤフラムを境界としてポンプ室と反対側に背圧室を区画し、該背圧室の内圧を増減変更することでダイヤフラムを変形させるタイプも存在する。このようなタイプのダイヤフラム型ポンプに具体化してもよい。
○ 液体を扱うダイヤフラム型ポンプに本発明を具体化してもよい。
上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記第1支持面と前記第2支持面との間隔の最小値は、前記第1支持面と前記第2支持面との間における前記ダイヤフラムの厚さ以上に設定されているダイヤフラム型ポンプ。
(2)前記第1支持部及び第2支持部のうちの少なくとも一つの支持部は、前記第1支持面と第2支持面との間隔を規定するスペーサを備えているダイヤフラム型ポンプ。
(3)前記第1支持部及び第2支持部のうちの少なくとも1つの支持部において、前記第1支持面と前記ダイヤフラムの前記第1面との間、及び前記第2支持面と前記ダイヤフラムの前記第2面との間のうちの少なくとも一方には、前記第1支持面と前記第2支持面との間を経由した、前記ダイヤフラムの前記第1面側と前記第2面側との間での流体の流通を抑制するためのシール手段が設けられているダイヤフラム型ポンプ。
(a)は実施形態のダイヤフラム型ポンプの断面図、(b)は(a)において装置ケースの第2支持部付近の拡大図、(c)は(a)において駆動体の第1支持部付近の拡大図。 ダイヤフラム型ポンプの動作を説明するための図。 別例のダイヤフラム型ポンプの断面図。 別例のダイヤフラム型ポンプの断面図。 背景技術のダイヤフラム型ポンプの断面図。
符号の説明
10…装置ケース、11a…第1支持面、12a…第2支持面、14…ダイヤフラム、14a…外周部、14b…第1面、14c…第2面、141…第1ダイヤフラム、142…第2ダイヤフラム、143…第3ダイヤフラム、15…ポンプ室、24…駆動体、46…第1支持部、55…第1支持面、56…第2支持面、60…第2支持部。

Claims (3)

  1. ダイヤフラムを備え、該ダイヤフラムに第1支持部を介して連結された駆動体を備えるとともに、前記ダイヤフラムの外周部を支持する第2支持部を装置ケースに備え、さらに、前記装置ケースにダイヤフラムの変形によって容積が増減変更するポンプ室を形成し、前記駆動体が往復動することで前記ダイヤフラムが変形してポンプ作用を奏するダイヤフラム型ポンプであって、
    前記第1支持部及び第2支持部には、前記ダイヤフラムの一方の表面たる第1面を支持する第1支持面と前記ダイヤフラムの他方の表面たる第2面を支持する第2支持面とが設けられ、前記ダイヤフラムを複数のダイヤフラムを積層して構成し
    前記第1支持部及び前記第2支持部の少なくとも一方において、前記第1支持面と前記第2支持面との間隔の最小値は、前記第1支持面と前記第2支持面との間における前記複数のダイヤフラムを積層してなる厚み以上に設定されており、
    前記第1支持部及び前記第2支持部のうち、前記間隔の最小値が前記厚み以上に設定されている支持部において、前記第1支持面と前記ダイヤフラムの前記第1面との間、及び前記第2支持面と前記ダイヤフラムの前記第2面との間のうちの少なくとも一方には、前記第1支持面と前記第2支持面との間を経由した、前記ダイヤフラムの前記第1面側と前記第2面側との間での流体の流通を抑制するためのシール手段が設けられていることを特徴とするダイヤフラム型ポンプ。
  2. ダイヤフラムを備え、該ダイヤフラムに第1支持部を介して連結された駆動体を備えるとともに、前記ダイヤフラムの外周部を支持する第2支持部を装置ケースに備え、さらに、前記装置ケースにダイヤフラムの変形によって容積が増減変更するポンプ室を形成し、前記駆動体が往復動することで前記ダイヤフラムが変形してポンプ作用を奏するダイヤフラム型ポンプであって、
    前記第1支持部及び第2支持部には、前記ダイヤフラムの一方の表面たる第1面を支持する第1支持面と前記ダイヤフラムの他方の表面たる第2面を支持する第2支持面とが設けられ、前記第1支持部及び第2支持部のうちの少なくとも一つの支持部を、前記ダイヤフラムが変形する際に前記第1支持面と前記第2支持面との間で前記ダイヤフラムがずれ動くことができるように構成するとともに、前記ダイヤフラムを複数のダイヤフラムを積層して構成し、
    前記複数のダイヤフラムのうち、前記ポンプ室に面するように配設されたダイヤフラムは、その他のダイヤフラムより薄いことを特徴とするダイヤフラム型ポンプ。
  3. 前記複数のダイヤフラムは3枚以上であり、前記ポンプ室に面するように配設されたダイヤフラム以外のダイヤフラムは、全て厚みが同じであることを特徴とする請求項2に記載のダイヤフラム型ポンプ。
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