JP2005163436A - 管継手及び該管継手を用いた量水器の接続装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 管継手は外部に複数の角度規制穴21、内周にサポートリングを有すエルボ本体と、第1溝・第2溝、角度規制突起(突起ネジ22)を有す接続体部で構成され、エルボ本体を接続体部に嵌合する際は、サポートリングを第1溝に嵌合し、所定の角度規制穴21を角度規制突起と位置合せし、エルボ本体を接続体部に押し込んでサポートリングを第2溝に嵌合しながら角度規制穴を角度規制突起に係止させる。量水器の接続装置は連結パイプ4と1対の接続部1a、1bで構成され、接続部は連結部5a、5bと接続体部6a、6bで構成され、連結部は連結パイプで結合され、接続体部6aは管継手で構成される。
【選択図】 図1
Description
従来の接続装置としては、例えば、特許文献1に開示された量水器の接続装置が知られている。この接続装置は、接続機構部を有する一対の接続板部と、互いに対向する一対の接続板部を連結する複数の連結棒部を具備し、各接続機構部の外端に設けた水道管接続部に水道管を接続すると共に、各接続機構部の内端に設けた量水器接続部間に量水器を着脱可能に構成し、特に、一対の接続板部における下部間を水平方向に離間した一対の下連結棒部により連結し、且つ一方の下連結棒部の鉛直方向上方に位置する上部間を上連結棒部により連結したものであり、量水器の着脱作業を円滑かつ迅速に行うことができる。
尚、図13で示されている配管は、量水器正面から見て90度の縦配管接続であるが、建造物10内の配管接続には、量水器側面から見て右90度あるいは、左90度の横配管接続の状況もあり、新規に量水器を接続する際には、配管角度にも注意しなければならない。
量水器を交換する際には、既設配管では種々の応力が掛かっており、既設配管から量水器を外すと、再設置する場所の配管が広がったりあるいは狭まったり、捩じれてしまうなど容易に再設置し難いという問題があった。さらに、量水器には方向性があり、量水器の両端は、上流側端部と下流側端部を有し、各端部をそれぞれ上流側及び下流側に正しく配置して取付けることは限られたスペース内での作業として困難であった。
本発明は、このような事情によりなされたものであり、地上に設置される量水器設置場所の長さ(スパン)を一定に保つことができて、量水器の再設置の際に、配管ずれを生じず、正確且つ、容易に再設置を行うことができると共に、最初に量水器の接続装置を設置する際の配管角度(方向)決めを容易にできる量水器の接続装置および量水器の接続装置に限らず配管部材を接続する際の配管角度(方向)決めを容易にできる管継手を提供するものである。
この管継手は、エルボ本体を接続体部に嵌合する際に、エルボ本体に保持されたサポートリングを第1溝に嵌合保持して、複数の角度規制穴の内、希望するエルボ本体水道管接続部の角度になる角度規制穴を選択し、これを角度規制突起に合わせ、その後、エルボ本体開口部を更に深く押し込むことにより、サポートリングが第2溝に嵌合される。その結果、サポートリングが第2溝に嵌合されると共に、角度規制穴が角度規制突起に嵌まり角度が規制され、エルボ本体水道管接続部と接合される配管との配管角度(方向)決めが容易に行える。
図1は、本発明の実施例1に係る管継手が設けられた量水器の接続装置正面断面図、図2は、止水栓が取付けられた図1に示す量水器の接続装置斜視図、図3は、量水器が取付けられた図1に示す量水器の接続装置斜視図、図4は、建造物に図1に示す量水器の接続装置を設置した状態を示す正面図、図5は、図1に示す量水器の接続装置における量水器の設置状態を説明する正面断面図、図6は、図1に示す量水器の接続装置における量水器が離脱可能な状態を説明する正面断面図、図7は、図1に示す量水器の接続装置に取付けられる管継手の取付け方法を説明する量水器の接続装置の部分正面断面図、図8は、図1に示す量水器の接続装置に取付けられる管継手の取付け方法を説明する量水器の接続装置の部分正面断面図、図9は、図1に示す量水器の接続装置に取付けられる管継手の構造を説明する量水器の接続装置の部分斜視図、図10は、図1に示す量水器の接続装置に取付けられる管継手のエルボ本体部品正面断面図及び部品左側面図、図11は、図1に示す量水器の接続装置に管継手が取付けられた状態の量水器の接続装置の左側面図、図12は、図1に示す量水器の接続装置の管継手に止水栓が取付けられた状態の量水器の接続装置の部分正面断面図である。
このように、管継手を量水器の接続装置に取付けることによってどの方向の分岐管にも量水器の接続装置を接続することが容易になる。そして、角度規制穴が突起ネジ(角度規制突起)1つで伸縮ソケット本体に角度規制されるので、エルボ本体水道管接続部と接続される配管の角度(方向)決めが容易に行われる。
この実施例に係る量水器の接続装置は、図1乃至図3に示すように、1対の接続部1a、1bを備え、接続部1a、1bは、連結部5a、5b及びこの連結部5a、5bの上に設けられた接続体部6a、6bから構成されている。この実施例では連結部と接続体部とは、一体的に形成されているが、本発明は、それぞれ別体のものを接続具などを用いて接合するようにしてもよい。
接続体部6aは、凸状継手接続部15a及び量水器接続部16aを有し、接続体部6bは、水道管接続部15b及び量水器接続部16bを有している。接続体部6aは、連結部5aと一体的に繋がる伸縮ソケット本体13からなり、伸縮ソケット本体13は、凸状継手接続部15a及び量水器接続部16aを備えている。量水器接続部16aは、伸縮ソケット本体13の一端にリングパッキンを介して挿入されたスリーブ11と、スリーブ11を駆動するスクリューハンドル12を備えている。
また、接続体部6bは、連結部5bと一体的に繋がるソケット本体14からなり、量水器接続部16bは、ソケット本体14の一端を封止するキャップ19を備えている。ソケット本体14他端は、水道管接続部15bを構成している。ソケット本体14内部には逆止弁ユニット18が装着されている。逆止弁ユニット18は、逆止弁シート17により支持され、キャップ19は、この逆止弁シート17をソケット本体14に固定している。逆止弁シート17には量水器支持片17aがソケット本体14の外部に突出するように取付けられている。これにより、例えば、水道管の一次側(本管)でバルブの閉栓、水道管の破裂等により大きな圧力低下を生じた時に、二次側(屋内配管)の水道水が一次側へ逆流するのを防ぐと共に、量水器を取り出す時に、二次側の水道水がここから流出するのを防止している。
1対の連結部5a、5bは、互いに対向する嵌合穴を有し、それぞれに連結パイプ4が嵌合されている。この連結パイプ4は、1対の接続体部6a、6b間の間隔を一定に保つようにしている。
1対の接続部1a、1bを構成する連結部5a、5bにはそれぞれ断面L字状の脚部30a、30bが設けられている。脚部30a、30bは、それぞれ連結部5a、5bにリベット31a、31bによって固定されている。勿論、本発明では、脚部を連結部に一体的に成形するようにしても良い。この脚部30a、30bを、例えば、図4に示す建造物10に取付ける。この場合、量水器の設置高さを調整するために、棒状の支持具32a、32bを床に固定し、この支持具の先端に脚部30a、30bを取付ける。
所定の時期が来て量水器を取り替える必要が生じた場合、まず、止水栓26を閉めて通水を停止させる。次に、スクリューハンドル12を緩めるとスリーブ11が伸縮ソケット本体13内側に後退するので、量水器を接続体部6a、6bから外すことができる。既存の量水器を取り外し後、新しい量水器100を接続体部6a、6bに嵌め、スクリューハンドル12を締めるとスリーブ11が伸縮ソケット本体13内側からソケット本体側14へ前進して、量水器100は固定設置される。その後、止水栓26を開いて通水状態にする。
この実施例では地上に設置される古い量水器を新しい量水器に取り替える際に、量水器設置場所の長さを一定に保ち、且つ、配管ずれを生じず、量水器の再設置を容易に行うことができる。
3、103・・・水道管 4・・・連結パイプ
5a、5b・・・連結部 6a、6b・・・接続体部
7・・・台座 7a・・・突起 9・・・結束バンド
10・・・建造物 11・・・スリーブ
11a、17a・・・量水器支持片 12・・・スクリューハンドル
13・・・伸縮ソケット本体 13a・・・固定用穴
14・・・ソケット本体 15a・・・凸状継手接続部
15b・・・水道管接続部 16a、16b・・・量水器接続部
17・・・逆止弁シート 18・・・逆止弁ユニット
19・・・キャップ 20・・・エルボ本体
21、21a、21b、21c・・・角度規制穴
22・・・突起ネジ 23・・・サポートリング
24・・・リングパッキン 25・・・穴 26・・・止水栓
26a・・・袋ナット 27・・・第2溝 28・・・第1溝
30a、30b・・・脚部 31a、31b・・・リベット
32a、32b、104a、104b・・・支持具
100・・・量水器 101a、101b・・・接続配管
105a、105b・・・接続ナット
Claims (8)
- 一端に水道管接続部、他端に開口部を有し、前記他端の開口部は凸状継手接続部が嵌合される筒状であって、その内周面に保持されたサポートリング及び外部周辺部に一定の角度間隔をもって筒状と同心の円上を中心点とする複数の角度規制穴を有するエルボ本体と、一端に前記凸状継手接続部、他端に他部材接続部を有し、前記凸状継手接続部の一端側嵌合部は前記エルボ本体開口部に嵌合する円筒状であって、その外周面一端側に一端側溝壁が略垂直、他端側溝壁が傾斜で構成された第1溝及び他端側に両端溝壁が略垂直で構成された第2溝が設けられ、前記凸状継手接続部の他端側には、前記凸状継手接続部の同心円上に、前記角度規制穴に対向配置された角度規制突起を有する接続体とを具備してなることを特徴とする管継手。
- 連結パイプと、前記連結パイプの両側に設けられた1対の接続部とを具備し、前記1対の接続部は、それぞれ前記連結パイプが取り付けられた連結部と接続体部とからなり、前記1対の接続部の接続体部は、一方の接続体部が両端に水道管接続部及び量水器接続部を有し、他方の接続体部が両端に凸状継手接続部及び量水器接続部を有し、前記他方の接続体部の前記量水器接続部は、量水器の一端を保持するスリーブ及び前記スリーブを駆動するスクリューハンドルを有し、前記連結パイプは、前記1対の接続部間の間隔を一定に保ち、前記他方の接続体部は、請求項1に記載の管継手で構成されていることを特徴とする量水器の接続装置。
- 前記一方の接続体部は、ソケット本体から構成され、前記ソケット本体には、逆止弁ユニットが装着されていることを特徴とする請求項2に記載の量水器の接続装置。
- 前記連結パイプには、量水器を所定の位置に据える台座が取り付けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の量水器の接続装置。
- 前記管継手を構成する前記エルボ本体の水道管接続部側には、水道部材が取り付けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の量水器の接続装置。
- 前記水道部材は、止水栓(止水バルブ、止水弁)、逆止弁、減圧弁のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の量水器の接続装置。
- 前記1対の接続部の各々には脚部が取り付けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の量水器の接続装置。
- 前記スクリューハンドル及び前記他方の接続体部には、相互に結束固定するための固定用穴を有していることを特徴とする請求項2乃至請求項7に記載の量水器の接続装置。
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