JP2005163156A - 蒸発材料の供給方法、及び真空成膜装置 - Google Patents

蒸発材料の供給方法、及び真空成膜装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 蒸発源に短時間で蒸発材料を供給するとともに、蒸発源に蓄え得る蒸発材料の容量にあわせて精度良く蒸発材料を供給することである。
【解決手段】 真空チャンバ1と、蒸発材料保持容器2a等を備える蒸発源2と、ホッパ式蒸発材料供給手段10を備える真空成膜装置50において、蒸発材料保持容器2a等に蒸発材料を供給するにあたり、計量カップ21を用いて行う。
ホッパ式蒸発材料供給手段10の供給ホッパ11に蓄えられる蒸発材料より振動フィーダユニット20によって一定量が調整されて送出される。振動フィーダユニット12より送出された蒸発材料は計量カップ21に供給される。そして、計量カップ21によって特定量の蒸発材料を蓄えておき、この特定量の蒸発材料を計量カップ21により蒸発材料保持容器2aに供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蒸発式の真空成膜装置に設置される蒸発源に膜の原料である蒸発材料を供給するための蒸発材料の供給方法及び真空成膜装置に関する。
近年、薄膜を応用した各種の製品が用いられている。この薄膜が形成された製品として、例えば自動車のフロントランプやリアランプに用いられるリフレクタがある。これらの製品を製造する工程では、成膜の対象とされる基材が製造され、この基材が成膜処理されることによって薄膜が形成された製品が製造される。一般に、基材に成膜処理を行うにあたっては真空成膜装置が用いられる。この真空成膜装置のうち膜の原料を蒸発させて成膜処理を行う蒸発式の真空成膜装置がある。
この蒸発式の真空成膜装置において、蒸発材料を保持する容器であるボートや坩堝に蒸発材料を定量供給するための定量供給機構を、蒸発材料を蓄えるホッパと前記ボートや坩堝等の蒸発材料保持容器との間に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された装置によると、ホッパ8に蓄えられた蒸発材料がロータ18内に落下して計量され、ロータ18が180゜回転することで、計量された蒸発材料がシュータを介して回転坩堝の所定位置に停止しているハースに供給されるようになっている。
また、蒸発材料を一定の送出速度で順次送出可能な振動パーツフィーダを用い、それを所定時間動作させることで、一定量の蒸発材料を蒸発材料保持容器に供給する定量供給機構も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−193218号 特開平5−287513号
しかし、特許文献1に開示された装置によると、ホッパと定量供給機構とが直接接続されているため、ホッパ8内の蒸発材料の重量が定量供給機構であるロータ18に常に大きく作用した状態となるため、ロータ18が回転して供給動作が行われる際、ロータ18とステータ11との間で蒸発材料が噛み込まれるというおそれがあった。これは、特に蒸発材料が微小粒状物や軟質粒状物である場合に噛み込みが発生しやすく、噛み込みが生じると蒸発材料の定量供給に支障をきたすことになる。
また、特許文献2に開示された装置によると、蒸発材料保持容器に一定量の蒸発材料が供給されるまで振動パーツフィーダを動作し続けなければならず、一つの蒸発材料保持容器に対する蒸発材料の供給開始から供給終了までに時間がかかるという問題があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、ホッパと蒸発材料保持容器との間に設けられる定量供給機構における蒸発材料の噛み込みの発生を確実に防止するとともに、一つの蒸発材料保持容器に対する蒸発材料の供給開始から供給終了までの時間を短時間とすることのできる蒸発材料の供給方法、及び真空成膜装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、内側の空間で蒸発材料が蒸発することにより基材が成膜処理される真空チャンバと、蒸発材料を蓄えつつ蒸発させるための蒸発材料保持容器を備え該蒸発材料保持容器が前記真空チャンバ内に配置される蒸発源と、前記真空チャンバ内に設置され粒子状の蒸発材料を蓄える供給ホッパと、供給ホッパに蓄えられる蒸発材料より一定量の蒸発材料を調整して送出する調整手段とを備える真空成膜装置の前記蒸発源の蒸発材料保持容器に蒸発材料を供給する蒸発材料の供給方法であって、
前記蒸発材料保持容器に供給するべき特定量の蒸発材料を計量する計量カップに、前記調整手段より蒸発材料を送出して供給する第一の工程と、
前記計量カップにより蒸発材料を蓄えることに基づき蒸発材料の特定量を計量する第二の工程と、
前記計量された特定量の蒸発材料を前記計量カップにより前記蒸発材料保持容器に一括して供給する第三の工程とを備えることを特徴としている(請求項1)。
本発明によると、前記供給ホッパに蓄えられた蒸発材料は前記調整手段によって一定量づつ前記計量カップに送出され、計量カップにより蒸発材料を蓄えることに基づいて蒸発材料の特定量を計量し、この計量した特定量の蒸発材料を蒸発材料保持容器に一括して供給する。
これにより、計量カップには供給ホッパ内の蒸発材料の重量が直接作用しなくなり、計量カップにおける蒸発材料の噛み込みの発生を抑えることができる。
また、計量カップは、計量機能、貯留機能、一括排出機能を備えているため、蒸発材料保持容器に蒸発材料を定量供給するための機構の全体を小型化し、その駆動系、制御系を簡素化することができる。
さらに、前記調整手段の動作と計量カップの動作とが分離されており、計量カップに一旦貯留された蒸発材料を一括して排出することで、蒸発材料保持容器に特定量の蒸発材料が一度に供給されるため、一つの蒸発材料保持容器に対する蒸発材料の供給を短時間で行うことができる。
また、前記発明において、前記調整手段が蒸発材料を送出するにあたり前記計量カップの上方から溢れる程度に蒸発材料を一定量づつ送出し、前記計量カップは該計量カップからこぼれずに安定して堆積できる量を蓄えることに基づき前記特定量を計量するようにすることができる(請求項2)。
この発明によると、前記調整手段より計量カップに確実に特定量の蒸発材料を供給することができる。また、例えば計量カップの上端を他の部材で擦り切って特定量を計量するのでなく、計量カップ上に安定して堆積できる量を特定量として計量するため、計量カップと他の部材との間で蒸発材料が噛み込むことを確実に防ぐことができる。
また、前記蒸発源が複数の蒸発材料保持容器を備え、該複数の蒸発材料保持容器のうち蒸発材料を蓄える一部の蒸発材料保持容器によって蒸発材料を蒸発させる場合に、
前記蒸発材料保持容器の一部により蒸発材料を蒸発させている間に前記第一の工程乃至第三の工程を行い、
前記第三の工程を前記一部の蒸発材料保持容器以外の蒸発材料を蓄えない他の蒸発材料保持容器により行うことができる(請求項3)。
この発明によると、前記一部の蒸発材料保持容器により蒸発材料の蒸発が行われている間に、調整手段から計量カップへ蒸発材料の供給を行うとともに、計量カップから前記他の蒸発材料保持容器への蒸発材料の供給を行うことができる。
これにより、成膜処理を行っている最中に、蒸発材料が蓄えられていない空の蒸発材料保持容器に蒸発材料を補充するための待ち時間の発生を防ぐことができる。これにより、成膜処理のプロセスの全てを短時間で完了させることができる。
前記調整手段に、送出した蒸発材料の粒子量を測定するための粒子量測定センサを設け、前記粒子量測定センサにより蒸発材料の一定量を測定して前記調整手段より一定量の蒸発材料を送出することができる(請求項4)。
この発明によると、調整手段より送出された蒸発材料の量を粒子量測定センサにより測定するので、調整手段より送出するべき一定量の蒸発材料を確実に送出することができる。これにより、計量カップへの蒸発材料の供給の不足となることなく、特定量の蒸発材料を計量カップに確実に供給することができる。
また、本発明は、内側の空間で蒸発材料が蒸発することにより基材が成膜処理される真空チャンバと、蒸発材料を蓄えつつ蒸発させるための蒸発材料保持容器を備え該蒸発材料保持容器が前記真空チャンバ内に配置される蒸発源と、前記真空チャンバ内に設置され粒子状の蒸発材料を蓄える供給ホッパと、供給ホッパに蓄えられる蒸発材料より一定量の蒸発材料を調整して送出する調整手段と、前記蒸発材料保持容器に前記蒸発材料を供給する蒸発材料定量供給装置とを備え、
前記蒸発材料定量供給装置は、
前記蒸発材料保持容器に供給するべき特定量の蒸発材料を計量すべく、真空チャンバ内に配置される計量カップと、
前記調整手段より前記一定量の蒸発材料を前記計量カップに供給するための操作を行うとともに、前記計量カップにより蒸発材料を蓄えることに基づき計量された特定量の蒸発材料を計量カップにより蒸発材料保持容器に一括して供給するための操作を行う蒸発材料供給操作手段と、を備えることを特徴とする真空成膜装置である(請求項5)。
本発明の真空成膜装置によると、前記供給ホッパに蓄えられた蒸発材料は前記調整手段によって一定量づつ前記計量カップに送出され、計量カップにより蒸発材料を蓄えることに基づいて蒸発材料の特定量が計量され、この計量された特定量の蒸発材料が蒸発材料保持容器に一括して供給される。
これにより、計量カップには供給ホッパ内の蒸発材料の重量が直接作用しなくなり、計量カップにおける蒸発材料の噛み込みの発生を抑えることができる。
また、計量カップは、計量機能、貯留機能、一括排出機能を備えている。これにより、前記蒸発材料供給操作手段をはじめ、蒸発材料保持容器に蒸発材料を定量供給するための機構の全体を小型化し、その駆動系、制御系を簡素化することができる。
さらに、前記調整手段の動作と計量カップの動作とが分離されており、計量カップに一旦貯留された蒸発材料を一括して排出することで、蒸発材料保持容器に特定量の蒸発材料が一度に供給されるため、一つの蒸発材料保持容器に対する蒸発材料の供給を短時間で行うことができる。
また、前記真空成膜装置において、前記蒸発材料供給操作手段が、前記計量カップを前記調整手段より蒸発材料を供給される第一の位置に位置決めするとともに、前記計量カップを前記特定量の蒸発材料を前記蒸発材料保持容器に供給するための第二の位置に位置決めするようにされており、
前記計量カップが前記第一の位置に位置決めされると前記調整手段より一定量の蒸発材料が計量カップに供給されるとともに、前記計量カップが前記第二の位置に位置決めされると前記特定量の蒸発材料が前記蒸発材料保持容器に供給されるようにすることができる(請求項6)。
この発明の真空成膜装置によると、計量カップが第一の位置に移動すると調整手段より蒸発材料を供給され、計量カップにより蒸発材料を蓄えることに基づき特定量が計量される。そして、蒸発材料を蓄えた計量カップが第二の位置に移動すると、蒸発材料保持容器への特定量の蒸発材料の供給が行われる。
また、前記計量カップが第一の位置と第二の位置の間を移動するようにされた真空成膜装置において(請求項6)、前記計量カップの上端に前記調整手段より蒸発材料の供給を受けるための受け側開口を形成し、
前記計量カップに対する上側に、蒸発材料を前記調整手段より前記計量カップに導くためのシュート部材をさらに設け、
前記調整手段より送出された蒸発材料が、前記シュート部材の下端から前記第一の位置に位置決めされた前記計量カップに流入するようにすることができる(請求項7)。
この発明の真空成膜装置によると、計量カップが第一の位置に移動すると、調整手段より送出された蒸発材料はシュート部材を導かれた後に計量カップに供給される。この発明によると、構造が簡潔であるシュート部材により計量カップに蒸発材料を供給することができる。
また、前記計量カップの上端に受け側開口が形成された場合に(請求項7)、さらに計量カップの下端に計量カップ内に蓄えられた蒸発材料を排出するための送り側開口を形成し、
前記計量カップを収納するための水平方向に沿って配設された計量カップ用ハウジングをさらに設け、前記計量カップ及び前記計量カップ用ハウジングを前記蒸発材料保持容器に対する上側にあたる位置に配設し、
前記計量カップ用ハウジングを、計量カップ上端の受け側開口を上方に開放して該受け側開口が前記シュート部材の下端を臨むように設け、前記計量カップを上側に収納する底板部を設け、該底板部の前記第二の位置にあたる部分に上下方向に貫通する蒸発材料供給孔を形成し、
前記蒸発材料供給操作手段は、水平方向の前後に位置する前記第一の位置と第二の位置との間で前記計量カップを直線的に移動させるようにされており、
前記蒸発材料供給操作手段が計量カップを前記第二の位置に移動させると、計量カップにより計量された蒸発材料が、計量カップの送り側開口及び計量カップ用ハウジングの底板部の蒸発材料供給孔をとおって蒸発材料保持容器に供給されるようにすることができる(請求項8)。
この発明の真空成膜装置によると、蒸発材料を蓄えた計量カップが第二の位置に移動すると、計量カップ内の蒸発材料は計量カップの送り側開口及び計量カップ用ハウジングの蒸発材料供給孔から下方に導かれ、蒸発材料保持容器に供給される。
これにより、第二の位置に移動させるのみで計量カップから蒸発材料保持容器に蒸発材料を供給することができ、簡便な構造により蒸発材料保持容器に蒸発材料を供給できる。
また、前記蒸発材料供給操作手段が、板状をなす第一のリンクと、アーム状をなし基端が前記第一のリンクに連結され先端が前記計量カップ側に連結された第二のリンクと、前記板状の第一のリンクに対する垂直方向に配設され第一のリンクが固設された回転軸と、前記回転軸を往復回転させる往復回転手段とを備え、
前記往復回転手段が前記回転軸を往復回転させると、第一のリンクが回転軸とともに回転軸の回りに往復回転するとともに第二のリンクの先端が前後方向に直線的に往復移動し、前記計量カップが第一の位置と第二の位置との間を往復するようにすることができる(請求項9)。
この発明によると、前記往復回転手段が回転軸を往復で回転させることにより計量カップを第一の位置と第二の位置との間を往復移動させることができる。これにより、計量カップを第一の位置及び第二の位置に位置決めするための機構を簡潔にすることができる。
また、以上の真空成膜装置について(請求項5乃至9)、前記蒸発源が前記蒸発材料保持容器を複数備え、該複数の蒸発材料保持容器は蒸発材料を蒸発させるための位置に配置されるとともに、前記蒸発材料定量供給装置により蒸発材料を供給されるための位置に配置されるようにされており、
複数の蒸発材料保持容器のうち蒸発材料を蓄えた一部の蒸発材料保持容器により蒸発材料を蒸発させている間に、蒸発材料を蓄えていない他の蒸発材料保持容器であり蒸発材料を供給されるための位置に配置された蒸発材料保持容器に、蒸発材料を供給するようにすることができる(請求項10)。
この発明の真空成膜装置よると、前記一部の蒸発材料保持容器により蒸発材料の蒸発が行われている間に、ホッパ式蒸発材料供給手段から計量カップへ蒸発材料の供給を行うとともに、計量カップから前記他の蒸発材料保持容器への蒸発材料の供給を行うことができる。
これにより、成膜処理を行っている最中に、蒸発材料が蓄えられていない空の蒸発材料保持容器に蒸発材料を補充するための待ち時間の発生を防ぐことができる。これにより、成膜処理のプロセスの全てを短時間で完了させることができる。
以上の真空成膜装置について、前記調整手段に、送出した蒸発材料の粒子量を測定するための粒子量測定センサを設け、
前記粒子量測定センサにより蒸発材料の一定量を測定することにより、前記調整手段より一定量の蒸発材料を送出するようにすることもできる(請求項11)。
この発明の真空成膜装置によると、調整手段より送出された蒸発材料の量を粒子量測定センサにより測定するので、調整手段より送出するべき一定量の蒸発材料を確実に送出することができる。これにより、計量カップへの蒸発材料の供給の不足となることなく、特定量の蒸発材料を計量カップに確実に供給することができる。
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。本発明によると、蒸発源に供給するべき蒸発材料の量に対応させた容積を備える計量カップを用いて蒸発源に蒸発材料を供給するので、計量カップにより蒸発源への蒸発材料の供給を短時間で行えるという効果を奏する。また、蒸発源の容量に応じて精度良く蒸発材料を供給できるという効果も奏する。
本発明の実施の形態について、図1乃至図8に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態である真空成膜装置50の構成の概略を示す図である。図2は、ホッパ式蒸発材料供給手段10をより詳しく示す図である。
図3は、蒸発材料定量供給装置20をより詳しく示す図である。図3は、装置の一断面に沿って示す部分を含んでいる。図4は、蒸発源2及び蒸発材料定量供給装置20を上方から眺めた状態を示す図である。
本発明の一実施形態である蒸発材料の供給方法は、以下に説明する真空成膜装置50を用いることによって実施できる。真空成膜装置50は、図1に示されるように、真空チャンバ1と蒸発源2とホッパ式蒸発材料供給手段10と蒸発材料定量供給装置20を備えている。真空チャンバ1内では、図示されない基材に対する成膜処理が行われる。この基材は、真空チャンバ1内において図示されない基材ホルダにより保持されつつ成膜処理される。
蒸発源2は、膜の原料である蒸発材料を蒸発させる。蒸発源2は、真空チャンバ1内の底部に設置されている。そして、蒸発源2が蒸発材料を蒸発させて上方に配置させる基材に膜の原料を供給し、該基材が成膜処理される。
この成膜装置50の例では、蒸発源2は蒸発材料を蓄えつつ蒸発させる蒸発材料保持容器として抵抗ボートを備えている。抵抗ボートは、通電による抵抗加熱によって該抵抗ボート内の蒸発材料を蒸発させる。
蒸発源2には抵抗ボートに通電するための図示しない電力供給端子が設けられており、この電力供給端子が設けられる位置へ抵抗ボートが配置されると、この抵抗ボートにより蒸発材料を蒸発させることができる。
この成膜装置50では、図4に示されるように、一つの蒸発源2に四つの抵抗ボート2a、2b、2c、2dが設けられている。これらの抵抗ボート2a等は、蒸発源駆動軸2gとともに回転中心C1の回りに回転駆動されるように設けられている。
真空チャンバ1外には、図1に示されるように蒸発源駆動モータ5が設けられている。蒸発源駆動モータ5は、その回転駆動の中心が蒸発源駆動軸2gの中心C1と一致するように設けられている。蒸発源駆動モータ5は、抵抗ボート2a等を蒸発源駆動軸2gとともに回転駆動する。
なお、蒸発源駆動軸2gは真空チャンバ1の内外を貫通して設けられている。そして、蒸発源駆動軸2gが貫通する真空チャンバ1の底壁1aにはチャンバ1内の気密を損なわないための真空シールが施されている。また、蒸発源駆動軸2gを支持するための軸受け機構も設けられている。
抵抗ボート2a等は、抵抗ボート内の蒸発材料を蒸発させる場合や抵抗ボートに蒸発材料を供給する場合等の成膜処理のプロセスに応じて蒸発源駆動モータ5によって回転駆動され、所定の位置に配置される。
蒸発源2に蒸発材料を供給する場合、蒸発材料の供給の対象となる抵抗ボートは後に説明する計量カップ用ハウジング23の下方に配置される。図1、図4に示される例では、抵抗ボート2aが計量カップ用ハウジング23の下方に配置されており、抵抗ボート2aに蒸発材料を供給することができる。
また、蒸発源2には、回収用受け皿2hが設けられている。回収用受け皿2hは、ホッパ式蒸発材料供給手段10より送出された蒸発材料のうち、2a等の抵抗ボートに供給されなかった蒸発材料を回収するために設けられている。回収用受け皿2hは、抵抗ボート2a、2b、2c、2dに対する下方に設けられており、抵抗ボートに供給されることなく下方へ落下した蒸発材料を収集する。
ホッパ式蒸発材料供給手段10は、図1に示されるように、真空チャンバ1内において蒸発源2に対する上方に設けられている。ホッパ式蒸発材料供給手段10は、図2にも示されるように、供給ホッパ11と振動フィーダユニット12を備えている。
供給ホッパ11内には粒子状の蒸発材料が蓄えられている。そして、供給ホッパ11内に蓄えられる蒸発材料は、供給ホッパ11より振動フィーダユニット12に供給される。振動フィーダユニット12は、振動フィーダ12aと加振源12bとを備えている。
振動フィーダ12aは、カップ状をなしている。振動フィーダ12aのカップ状の内周側面には上下方向の螺旋溝が切られており、この螺旋溝の上端は送出口12cに連通している。そして、振動フィーダ12a内には供給ホッパ11の下端の供給口11aが位置しており、供給口11aより供給された蒸発材料は振動フィーダ12aに蓄えられる。
そして、加振源12bが振動フィーダ12aに振動を加えると、振動フィーダ12a内に蓄えられた外側に位置する蒸発材料から一列に並んで螺旋溝に沿って上方に上って行く。そして、振動フィーダ12a内の螺旋溝の上端に達した蒸発材料は、送出口12cより送出されて振動フィーダユニット12より送出され、ホッパ式蒸発材料供給装置10から後に説明するシュート部材19へ送られる。
そして、ホッパ式蒸発材料供給装置10からシュート部材19へ送られた蒸発材料は、後に説明する蒸発材料定量供給装置20の計量カップ21に供給される。ホッパ式蒸発材料供給装置10からは一定量の蒸発材料が送出されるが、この蒸発材料の一定量は振動フィーダユニット12の加振源12bの加振の強さと加振を行う時間とに基づいて制御される。この振動フィーダユニット12は、供給ホッパ11に蓄えられる蒸発材料より一定量の蒸発材料を調整して送出する調整手段にあたる。
また、振動フィーダユニット12の振動フィーダ12aの送出口12cには、粒子量測定センサ15が設けられている。この粒子量測定センサ15により、送出口12cより送出された蒸発材料の粒子の量をカウントすることができる。
この粒子量測定センサ15として光学式の粒子量測定センサを設けることができる。そして、この光学式粒子量測定センサにより蒸発材料の量をカウントするにあたり、以下のようにすることができる。蒸発材料が通過する送出口12cの直上から光を照射するとともに反射光を受光するセンサを設ける。また、このセンサが受光した反射光の光量の変動を捕らえてカウントするカウンタ回路を、真空成膜装置50を制御するための図示されない制御装置に設ける。
そして、蒸発材料の粒子が送出口12cを通過するごとにセンサが受光する反射光量の変動を生ずるので、この反射光量の変動を制御装置のカウンタ回路が捕らえて粒子を1粒づつカウントするようにする。
また、振動フィーダユニット12より送出するべき一定量の蒸発材料が上記粒子量測定センサ及びカウンタ回路によってカウントされると、制御装置が振動フィーダユニット12を停止するように制御することもできる。
以上の粒子量測定センサ15を設けて振動フィーダユニット12より送出された蒸発材料の量を測定するようにすると、振動フィーダユニット12より送出するべき一定量の蒸発材料を確実に送出することができ、より好ましい。
次に、蒸発材料定量供給装置20について説明する。蒸発材料定量供給装置20は、図1や図3に示されるように、シュート部材19、計量カップ21、計量カップ保持体22、計量カップ用ハウジング23、及び回転エアシリンダ35等を有する計量カップ移動手段を備えている。
シュート部材19は、ホッパ式蒸発材料供給装置10より送出された蒸発材料を計量カップ21に導くための部材である。シュート部材19は、上端がホッパ式蒸発材料供給装置10の振動フィーダ12aの送出口12cに連結されており、下端は計量カップ21に対する上方に位置している。そして、計量カップ21は、図3に示されるように、蒸発源2より上方にあたる位置に設けられている。
図3、図4に示されるように、計量カップ21は計量カップ保持体22によって保持されており、計量カップ保持体22は計量カップ21を保持した状態で計量カップ用ハウジング23に収納されている。計量カップ保持体22は、計量カップ21とともに駆動される前後方向に沿って配設されている。
計量カップ用ハウジング23は、ホッパ式蒸発材料供給装置10及びシュート部材19より下方にあたる位置で、水平方向に沿って配設されている。また、計量カップ用ハウジング23は、後に説明する回転軸33が設けられる基端側から先端に向かって前後方向に配設されている。そして、計量カップ用ハウジング23の先端は、シュート部材19の下端の略真下に位置している。
計量カップ21と計量カップ保持体22と計量カップ用ハウジング23について、図5乃至図7も参酌しつつ説明する。図5は、計量カップ用ハウジング23より計量カップ保持体22を上方に取り外し、計量カップ保持体22よりさらに計量カップ21を上方に取り外した状態における計量カップ21、計量カップ保持体22、計量カップ用ハウジング23の各々を示す分解斜視図である。
図6は、計量カップ21を示す図である。図6(a)は、計量カップ21を上方から眺めた状態を表す平面図である。図6(b)は、計量カップ21の上下方向に沿った縦断面を表す縦断面図である。
図7は、計量カップ保持体22の一部についての断面図である。図7(a)は、図5におけるA−A線矢視断面に沿った計量カップ保持体22の縦断面図である。図7(b)は、図5におけるB−B線矢視断面に沿った計量カップ保持体22の縦断面図である。
計量カップ21と計量カップ保持体22と計量カップ用ハウジング23とは、図5に示されるように、上下方向に嵌まり合うように形成されている。計量カップ21には、図6にも示されるように、上下方向の中心に沿った中空空間からなる中空部21aが形成されている。そして、計量カップ21は、中空部21aを取り囲む一定の肉厚を備えてなる筒状に形成されている。
計量カップ21の上端面は、図6(b)に示されるように、外周から中心に向かって窪んだ形状をなしている。計量カップ21の中空部21aの上端は、中空部21a内に蒸発材料を導くための受け側開口21bとなっている。また、中空部21aの下端は、中空部21内に蓄えられた蒸発材料を排出するための送り側開口21cとなっている。図5、図6に示すように、計量カップ21の外周面の上下方向の高さはHとなっている。
計量カップ21の中空部21aは、一つの抵抗ボートが蒸発材料を蓄え得る容積に基づいて形成されている。これにより、後に説明する第一の位置に位置決めされた計量カップ21により、抵抗ボートの一つに一回に供給するべき特定量の蒸発材料を計量することができる。
計量カップ保持体22には、図5に示されるように、計量カップ21を収納するための計量カップ収納部22aと余剰材導出部22b、22bが形成されている。計量カップ収納部22a及び余剰材導出部22b、22bは、計量カップ保持体22の前後方向における先端の近傍に形成されている。
計量カップ収納部22aは、計量カップ21を計量カップ保持体22の内側に収納することが可能な空間によって形成されている。そして、計量カップ収納部22aは、図5に示すように、計量カップ保持体22の上面より深さHをなす空間により形成されている。計量カップ収納部22aは、その上面からの深さがH>Hとなるように形成される。
また、計量カップ収納部22aを構成する計量カップ保持体22の内面の一部は、図5に示されるように、筒状の計量カップ21を保持できるように曲面状に形成されている。
計量カップ保持体22の計量カップ収納部22aに対する下側には、上下方向に沿って下部開口部22cが形成されている。この下部開口部22cは、図5、図7に示されるように、下方に開いた開口を構成するとともに、上側の計量カップ収納部22aに連通している。
余剰材導出部22b、22bは、計量カップ収納部22aに対する両横側に形成されている。余剰材導出部22b、22bは、図5、図7(a)に示されるように、計量カップ保持体22を上下方向に貫通する空間によって形成されている。
この余剰材導出部22b、22bは、計量カップ保持体22に収納される計量カップ21に蒸発材料を供給する場合に、過剰に供給された余剰の蒸発材料を排出するため設けられている。
また、計量カップ保持体22には、図4に示されるように、前後方向に対する横方向の両側部にガイドローラ22fが配設されている。計量カップ保持体22の一方の側部に沿って一対のガイドローラ22f、22fが設けられており、計量カップ保持体22の他方の側部に沿って他の一対のガイドローラ22f、22fが設けられている。
以上の計量カップ21及び計量カップ保持体22によると、計量カップ21を計量カップ保持体22に収納した状態において、計量カップ21の上端は、計量カップ保持体22の上面より下方に位置する(H>H)。
これにより、ホッパ式蒸発材料供給装置10の振動フィーダユニット12より一定量の蒸発材料を計量カップ21に送出する場合に、過剰に蒸発材料が供給された場合でも、余剰の蒸発材料が計量カップ保持体22の上面に溢れることがない。これにより、計量カップ21に蒸発材料を蓄えた状態で計量カップ保持体22を移動させた場合に、定量供給装置20の機構に蒸発材料が噛み込まれることを防ぐことができる。
計量カップ用ハウジング23には、図4、図5に示されるように、横方向の両側部に前後方向に沿ったサイドガイド23a、23aが設けられている。また、計量カップ用ハウジング23の底部分には底板部23bが設けられている。
前記計量カップ保持体22及び計量カップ21は、二つのサイドガイド23a、23aの内側であり、底板部23bの上側に収納されている。そして、計量カップ保持体22が前後方向に移動する場合には、計量カップ保持体22の各一対のガイドローラ22f、22fが、サイドガイド23a、23aに各々摺接する。
計量カップ用ハウジング23の底板部23bには、図5に示されるように、蒸発材料供給孔23cが形成されている。蒸発材料供給孔23cは、底板部23bを上下方向に貫通させて形成されている。蒸発材料供給孔23cは、計量カップ21により計量された蒸発材料を、直下に配置される抵抗ボートに供給するために設けられている。
蒸発材料供給孔23cは、計量カップ用ハウジング23の前後方向における後に説明する第二の位置に形成されている。蒸発材料供給孔23cは、第二の位置に位置決めされた計量カップ21の送り側開口21c及び計量カップ保持体22の下部開口部22cの位置と対応させて形成されている。
また、計量カップ用ハウジング23の底板部23bには、図5に示されるように、下部排出孔23d、23dが形成されている。下部排出孔23dは、底板部23bを上下方向に貫通させて形成されている。
下部排出孔23dは、計量カップ保持体22の余剰材導出部22bに導かれた余剰の蒸発材料を下方に排出するために設けられている。下部排出孔23dは、計量カップ用ハウジング23の前後方向において後に説明する第一の位置に形成されている。
即ち、下部排出孔23dは、計量カップ21が第一の位置に位置決めされた時の計量カップ保持体22の余剰材導出部22bの位置に対応させて形成されている。なお、下部排出孔23dは二つの余剰材導出部22bに対応させて二つ形成されており、いずれも計量カップ用ハウジング23の前後方向における第一の位置に形成されている。
次に、計量カップ移動手段について説明する。計量カップ移動手段は、以下に説明するように、ホッパ式材料供給手段10より計量カップ21に蒸発材料を供給するため計量カップ21を第一の位置に移動させる操作を行い、計量カップ21により計量された蒸発材料を抵抗ボートに供給するため計量カップ21を第二の位置に移動させる操作を行う。この計量カップ移動手段は、蒸発材料供給操作手段の一例にあたる。
計量カップ移動手段は、図3、図4に示されるように、回転エアシリンダ35と回転軸33と第一のリンク31と第二のリンク32を備えている。回転エアシリンダ35は、真空チャンバ1外に設けられている。そして、回転エアシリンダ35は、その駆動軸35aが上下方向を向くように配置されている。
そして、駆動軸35aは、上下方向に沿った中心C2の回りに回転駆動される。回転エアシリンダ35は駆動軸35aをねじり往復させ、回転エアシリンダ35の駆動軸35aは一定の角度範囲で往復回転する。
回転エアシリンダ35の駆動軸35aの先端は後に説明する回転軸33の基端に連結されており、回転エアシリンダ35は回転軸33を回転駆動する。この回転エアシリンダ35は、回転軸33を往復回転させる往復回転手段にあたる。
回転軸33は上下方向に沿って配設されている。そして、回転軸33は、その中心がエアシリンダ35の駆動軸35aの中心C2と一致するように設けられている。
回転軸33は、真空チャンバ1の内外を貫通して設けられている。そして、回転軸33が貫通する真空チャンバ1の底壁1aにはチャンバ1内の気密を損なわないための真空シールが設けられている。また、回転軸33を支持するための軸受け機構も設けられている。
回転軸33の先端は、真空チャンバ1内で計量カップ用ハウジング23内に位置しており、計量カップ用ハウジング23の基端の近傍に位置している。そして、回転軸33の先端は、計量カップ用ハウジング23内で第一のリンク31に固設されている。
第一のリンク31は、回転エアシリンダ35により前記回転軸33とともに駆動されて往復回転する。第一のリンク31は、計量カップ用ハウジング23内で往復回転させ得る形態をなす平板状に形成されている。
第一のリンク31の外周縁近傍には、後に説明する第二のリンク32の基端に係合する第一の支点軸36が設けられている。なお、第一のリンク31の第一の支点軸36が設けられる部分の周辺には第二のリンク32の基端部分を収納するための所要の溝が形成されており、第一のリンク31の回転に応じて第二のリンク32が第一の支点軸36の回りに自在に動き得るようにされている。
第二のリンク32は、計量カップ用ハウジング23内に配設されている。第二のリンク32は、略棒状をなしている。第二のリンク32の基端は前記第一の支点軸36を介して第一のリンク31と係合し、第二のリンク32の先端は計量カップ保持体22に係合している。
計量カップ保持体22の基端には、第二のリンク32の先端に係合する第二の支点軸37が設けられている。なお、計量カップ保持体22の第二の支点軸37が設けられる部分の周辺には第二のリンク32の先端部分を収納するための所要の溝が形成されており、計量カップ保持体22の前後方向の動きに応じて第二のリンク32が第二の支点軸37の回りに自在に動き得るようにされている。
計量カップ21は、この計量カップ移動手段により以下のように駆動される。回転エアシリンダ35の駆動軸35aが往復回転を行う一方側の限界点にあるとき、計量カップ21は、図4に示されるように計量カップ用ハウジング23の略先端に位置する第一の位置に位置決められている。この第一の位置は、シュート部材19の下端の略真下にあたる位置であり、計量カップ21がホッパ式蒸発材料供給手段11より蒸発材料の供給を受ける位置である。
次に、回転エアシリンダ35の駆動軸35aが往復回転を行う他方側の限界点まで回転すると、回転軸33及び第一のリンク31が回転し、第二のリンク32が基端側(後方側)に向かって移動する。
これにより、図8に示されるように、計量カップ21は、計量カップ保持体22とともに後方に移動し第二の位置に位置決めされる。図8は、計量カップ21を第一の位置から第二の位置に移動させた状態を表す図であり、蒸発材料定量供給装置20を上方から眺めた状態を示す図である。
この第二の位置は、蒸発材料の供給を受けるべく配置された抵抗ボートの略真上にあたる位置であり、計量カップ21により計量した特定量の蒸発材料を略真下の抵抗ボートに供給するための位置である。
以上に説明した真空成膜装置50には、図示されない真空ポンプ等を備える排気手段が設けられている。この排気手段として、真空チャンバ1内を成膜処理を行うための所要の真空雰囲気とできる排気能力を備えるものが設けられる。
また、真空成膜装置50には所定のガス供給手段が設けられており、不活性ガス等の所要のプロセスガスを真空チャンバ1内に供給することもできる。そして、このガス供給手段と前記排気手段とにより、真空チャンバ1内を成膜処理を行うための所要のガス圧の雰囲気にすることもできる。
次に、以上に説明した真空成膜装置50の動作の例について説明する。真空チャンバ1内に成膜処理しようとする基材を設置するとともに、ホッパ式蒸発材料供給装置10の供給ホッパ11に粒子状の蒸発材料を充填する。そして、真空チャンバ1内を所要の真空雰囲気とする。
次に、ホッパ式蒸発材料供給装置10及び蒸発材料定量供給装置20を用い、以下のように蒸発源2に蒸発材料を供給する。蒸発材料定量供給装置20の計量カップ21を第一の位置にセットする。
次に、ホッパ式蒸発材料供給装置10により計量カップ21に蒸発材料を供給する。ホッパ式蒸発材料供給装置10により計量カップ21に蒸発材料を供給するにあたり、振動フィーダユニット12によって調整された一定量の蒸発材料が送出される。このホッパ式蒸発材料供給装置10より計量カップ21へと送出される一定量の蒸発材料は、計量カップ21によって計量される特定量よりも多量となるように調整される。
振動フィーダユニット12より送出される一定量を前記特定量を超えるように調整すると、計量カップ21には計量カップ21の上方から溢れる程度に蒸発材料が供給される。これにより、計量カップ21により特定量を計量する上で必要な蒸発材料を確実に供給できる。これにより、計量カップ21により計量した蒸発材料を抵抗ボートに供給する際に供給不足となることを防ぐことができる。
計量カップ21による計量可能な特定量を超えて供給された蒸発材料の余剰分は、計量カップ21の側方の余剰材導出部22b及び下部排出孔23dをとおって下方へ落下し、回収用受け皿2hによって回収される。
そして、計量カップ21においては、計量カップ21からこぼれず安定して堆積できる蒸発材料により特定量が計量される。
次に、蒸発源駆動モータ5を動作させて抵抗ボートを回転させ、抵抗ボートの一つを計量カップ用ハウジング23の下に配置する。そして、回転エアシリンダ35を動作させ計量カップ21を第二の位置に移動させると、計量カップ21により計量された蒸発材料は計量カップ用ハウジング23の供給孔23cより下方の抵抗ボートへ導かれる。
計量カップ21により抵抗ボートへの蒸発材料の供給を終えると、回転エアシリンダ35を動作させて計量カップ21を第一の位置へ移動させる。以下同様に、ホッパ式蒸発材料供給装置10から計量カップ21へ蒸発材料を供給するとともに抵抗ボートを計量カップ用ハウジング23の下方に配置し、その後計量カップ21を第二の位置に移動させて抵抗ボートに蒸発材料を供給する。これを繰り返すことにより、蒸発源2の全ての抵抗ボートに蒸発材料を供給することができる。
次に、蒸発源2を動作させ抵抗ボートの一つを加熱して蒸発材料を蒸発させ、基材に成膜を行う。一つの抵抗ボートによる成膜を終えると、成膜を終えた空の抵抗ボートを回転させた後に他の一つの抵抗ボートによる成膜を行う。この間、計量カップ21を第一の位置に移動させ、蒸発材料を蓄えて計量しておく。
一つの抵抗ボートによる成膜を終了したか否か、即ち一つの抵抗ボートに蓄えられていた蒸発材料が全て蒸発したか否かは、その抵抗ボートによる加熱を開始してから経過した時間によって判断できる。
そして、一つの抵抗ボートによる成膜を終える毎に抵抗ボートを回転させ、成膜を終えた抵抗ボートが計量カップ用ハウジング23の下方に配置されると、計量カップ21を第二の位置に移動させてこの抵抗ボートに蒸発材料を供給する。
このように、四つの抵抗ボートに蓄えられる蒸発材料を順次に蒸発させるとともに、成膜を終えた抵抗ボートに計量カップ21によって蒸発材料を供給し、これを繰り返すことによって所要の膜厚に成膜することができる。
以上に説明した真空成膜装置50によると、一部の抵抗ボートにより蒸発材料を蒸発させ成膜処理を実行している間に、計量カップ21により蒸発材料を一時的に蓄えて計量するとともに、この計量された蒸発材料を他の抵抗ボートに供給することができる。
これにより、一つの抵抗ボートによる成膜処理を終了すると他の抵抗ボートによる成膜処理を直ちに開始することができ、他の抵抗ボートに蒸発材料を充填するために待機する時間の発生を防ぐことができる。これにより、所定の基材に所定の成膜処理を行うにあたり、不要な時間のロスを防いで作業効率良く処理することができる。
また、以上に説明した真空成膜装置50によると、供給ホッパ11に蓄えられた蒸発材料は、供給する蒸発材料の量を調整する調整手段としての振動フィーダユニット12により一定量づつ計量カップ21に送出される。
そして、計量カップ21により蒸発材料を蓄えることに基づいて蒸発材料の特定量が計量され蓄えられるとともに、蓄えた特定量の蒸発材料が抵抗ボートに一括して供給される。これにより、計量カップ21には供給ホッパ11内の蒸発材料の重量が直接に作用することがなく、計量カップ21とその周辺の機構との間での蒸発材料の噛み込みの発生を防ぐことができる。
また、計量カップ21は、計量機能、貯留機能、一括排出機能を備えており、抵抗ボートに蒸発材料を供給するための定量供給装置20全体を小型化することができ、その駆動系、制御系を簡素化することができる。
さらに、振動フィーダユニット12の動作と計量カップ21の動作とが分離されており、計量カップ21により一旦貯留された蒸発材料を一括して排出することで抵抗ボートに特定量の蒸発材料が一度に供給されるため、一つの抵抗ボートに対する蒸発材料の供給を短時間で行うことができる。
また、以上に説明した定量供給装置20によると、振動フィーダユニット12より計量カップ21に送出される一定量が特定量を超える場合に、振動フィーダユニット12より送出された余剰の蒸発材料は余剰材導出部22bに導かれて排出される。
これにより、計量カップ21においては安定して堆積できる量が特定量として計量される。従って、この定量供給装置20によると、計量カップ21の上端を他の部材で摺り切ることによって特定量を計量する方式を用いないので、前記摺り切るための部材と計量カップ21との間に蒸発材料を噛み込むということがない。これにより、定量供給装置20の機構が蒸発材料を噛み込むことを防ぐことができる。
なお、以上の説明では、蒸発材料供給操作手段について、計量カップ21に蒸発材料を供給するため計量カップ21を第一の位置に移動させる操作を行い、計量カップ21から抵抗ボートに蒸発材料を供給するため計量カップ21を第二の位置に移動させる操作を行う計量カップ移動手段の例により説明した。
蒸発材料供給操作手段は、計量カップを異なる位置間で移動させる操作を行うものに限らない。例えば、蒸発材料供給操作手段として、計量カップ21を同一の位置に保持するとともに、前記計量カップ21に対する下方にシャッタを設けたものにより構成することもできる。そして、シャッタを閉じるとホッパ式蒸発材料供給手段10より送出された蒸発材料が計量カップ21に蓄えられることに基づいて特定量が計量され、シャッタを開くことで計量された蒸発材料が抵抗ボートに供給されるようにすることもできる。
その他、蒸発材料供給操作手段は、計量カップに一の姿勢を取らせることでホッパ式蒸発材料供給手段より計量カップへ蒸発材料が供給され、計量カップに他の姿勢を取らせることで計量された蒸発材料が抵抗ボートへ供給されるように構成されたものであっても構わない。
また、以上の説明では、蒸発源2が蒸発材料を蓄えつつ蒸発させる蒸発材料保持容器として抵抗ボートを備える例を挙げて説明した。本発明を実施するにあたり、蒸発源2として電子ビーム蒸着方式に基づくものを用いることもできる。
電子ビーム蒸着方式の蒸発源を用いる場合には、蒸発材料を蓄えつつ蒸発させる蒸発材料保持容器としてルツボが設けられ、該ルツボ内の蒸発材料は電子ビームを照射されて加熱され蒸発する。
本発明の一実施形態である真空成膜装置の構成の概略を示す図である。 ホッパ式蒸発材料供給手段をより詳しく示す図である。 蒸発材料定量供給装置をより詳しく示す図である。 蒸発源及び蒸発材料定量供給装置を上方から眺めた状態を示す図である。 蒸発材料定量供給装置を構成する一部の部材を示す分解斜視図である。 計量カップを示す図である。 計量カップ保持体の一部分を示す縦断面図である。 計量カップが第二の位置に移動した蒸発材料定量供給装置を上方から眺めた 状態を示す図である。
符号の説明
1 真空チャンバ
1a 真空チャンバの底壁
2 蒸発源
2a、2b、2c、2d 抵抗ボート
2g 蒸発源駆動軸
2h 回収用受け皿
5 蒸発源駆動モータ
10 ホッパ式蒸発材料供給手段
11 供給ホッパ
11a 供給口
12 振動フィーダユニット
12a 振動フィーダ
12b 加振源
12c 送出口
15 粒子量測定センサ
19 シュート部材
20 蒸発材料定量供給装置
21 計量カップ
21a 中空部
21b 受け側開口
21c 送り側開口
22 計量カップ保持体
22a 計量カップ収納部
22b 余剰材導出部
22f ガイドローラ
23 計量カップ用ハウジング
23a サイドガイド
23b 底板部
23c 蒸発材料供給孔
23d 下部排出孔
31 第一のリンク
32 第二のリンク
33 回転軸
35 回転エアシリンダ
36 第一の支点軸
37 第二の支点軸
50 真空成膜装置

Claims (11)

  1. 内側の空間で蒸発材料が蒸発することにより基材が成膜処理される真空チャンバと、蒸発材料を蓄えつつ蒸発させるための蒸発材料保持容器を備え該蒸発材料保持容器が前記真空チャンバ内に配置される蒸発源と、前記真空チャンバ内に設置され粒子状の蒸発材料を蓄える供給ホッパと、供給ホッパに蓄えられる蒸発材料より一定量の蒸発材料を調整して送出する調整手段とを備える真空成膜装置の前記蒸発源の蒸発材料保持容器に蒸発材料を供給する蒸発材料の供給方法であって、
    前記蒸発材料保持容器に供給するべき特定量の蒸発材料を計量するための計量カップに、前記調整手段より蒸発材料を送出して供給する第一の工程と、
    前記計量カップにより蒸発材料を蓄えることに基づき蒸発材料の特定量を計量する第二の工程と、
    前記計量された特定量の蒸発材料を前記計量カップにより前記蒸発材料保持容器に一括して供給する第三の工程と、を備える蒸発材料の供給方法。
  2. 前記調整手段が蒸発材料を送出するにあたり前記計量カップの上方から溢れる程度に蒸発材料を一定量づつ送出し、前記計量カップは該計量カップからこぼれずに安定して堆積できる量を蓄えることに基づき前記特定量が計量される請求項1に記載の蒸発材料の供給方法。
  3. 前記蒸発源が複数の蒸発材料保持容器を備え、該複数の蒸発材料保持容器のうち蒸発材料を蓄える一部の蒸発材料保持容器によって蒸発材料を蒸発させる場合に、
    前記蒸発材料保持容器の一部により蒸発材料を蒸発させている間に前記第一の工程乃至第三の工程を行い、
    前記第三の工程を、前記一部の蒸発材料保持容器以外の蒸発材料を蓄えない他の蒸発材料保持容器により行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸発材料の供給方法。
  4. 前記調整手段には送出した蒸発材料の粒子量を測定するための粒子量測定センサが設けられており、
    前記粒子量測定センサにより蒸発材料の一定量を測定することにより、前記調整手段より一定量の蒸発材料を送出する請求項1乃至3のいずれかに記載の蒸発材料の供給方法。
  5. 内側の空間で蒸発材料が蒸発することにより基材が成膜処理される真空チャンバと、蒸発材料を蓄えつつ蒸発させるための蒸発材料保持容器を備え該蒸発材料保持容器が前記真空チャンバ内に配置される蒸発源と、前記真空チャンバ内に設置され粒子状の蒸発材料を蓄える供給ホッパと、供給ホッパに蓄えられる蒸発材料より一定量の蒸発材料を調整して送出する調整手段と、前記蒸発材料保持容器に前記蒸発材料を供給する蒸発材料定量供給装置とを備え、
    前記蒸発材料定量供給装置は、
    前記蒸発材料保持容器に供給するべき特定量の蒸発材料を計量すべく、真空チャンバ内に配置される計量カップと、
    前記調整手段より前記一定量の蒸発材料を前記計量カップに供給するための操作を行うとともに、前記計量カップにより蒸発材料を蓄えることに基づいて計量された特定量の蒸発材料を計量カップにより蒸発材料保持容器に一括して供給するための操作を行う蒸発材料供給操作手段と、を備えることを特徴とする真空成膜装置。
  6. 前記蒸発材料供給操作手段は、前記計量カップを前記調整手段より蒸発材料を供給される第一の位置に位置決めするとともに、前記計量カップを前記特定量の蒸発材料を前記蒸発材料保持容器に供給するための第二の位置に位置決めするようにされており、
    前記計量カップが前記第一の位置に位置決めされると前記調整手段より一定量の蒸発材料が計量カップに供給されるとともに、前記計量カップが第二の位置に位置決めされると、前記特定量の蒸発材料が前記蒸発材料保持容器に供給されるようにされた請求項5に記載の真空成膜装置。
  7. 前記計量カップは、上端に前記調整手段より蒸発材料の供給を受けるための受け側開口が形成されており、
    前記計量カップに対する上側に、蒸発材料を前記調整手段より前記計量カップに導くためのシュート部材がさらに設けられており、
    前記調整手段より送出された蒸発材料が、前記シュート部材の下端から前記第一の位置に位置決めされた前記計量カップに流入するようにされた請求項6に記載の真空成膜装置。
  8. 前記計量カップの下端に計量カップに蓄えられた蒸発材料を排出するための送り側開口が形成されており、
    前記計量カップを収納するための水平方向に沿って配設された計量カップ用ハウジングをさらに備え、前記計量カップ及び前記計量カップ用ハウジングは前記蒸発材料保持容器に対する上側にあたる位置に配設されており、
    前記計量カップ用ハウジングは、計量カップ上端の受け側開口を上方に開放して該受け側開口が前記シュート部材の下端を臨むように設けられており、前記計量カップを上側に収納する底板部を備え、該底板部の前記第二の位置にあたる部分には上下方向に貫通する蒸発材料供給孔が形成されており、
    前記蒸発材料供給操作手段は、水平方向の前後に位置する前記第一の位置と第二の位置との間で前記計量カップを直線的に移動させるようにされており、
    前記蒸発材料供給操作手段が計量カップを前記第二の位置に移動させると、計量カップにより計量された特定量の蒸発材料が、計量カップの送り側開口及び計量カップ用ハウジングの底板部の蒸発材料供給孔を通って蒸発材料保持容器に供給されるようにされた請求項7に記載の真空成膜装置。
  9. 前記蒸発材料供給操作手段が、板状をなす第一のリンクと、アーム状をなし基端が前記第一のリンクに連結され先端が前記計量カップ側に連結された第二のリンクと、前記板状の第一のリンクに対する垂直方向に配設され第一のリンクが固設された回転軸と、前記回転軸を往復回転させる往復回転手段とを備え、
    前記往復回転手段が前記回転軸を往復回転させると、第一のリンクが回転軸とともに回転軸の回りに往復回転するとともに第二のリンクの先端が前後方向に直線的に往復移動し、前記計量カップが第一の位置と第二の位置との間を往復するようにされた請求項に記載の真空成膜装置。
  10. 前記蒸発源は前記蒸発材料保持容器を複数備えており、該複数の蒸発材料保持容器は蒸発材料を蒸発させるための位置に配置されるとともに、前記蒸発材料定量供給装置により蒸発材料を供給されるための位置に配置されるようにされており、
    複数の蒸発材料保持容器のうち蒸発材料を蓄えた一部の蒸発材料保持容器により蒸発材料を蒸発させている間に、蒸発材料を蓄えていない他の蒸発材料保持容器であり蒸発材料を供給されるための位置に配置された蒸発材料保持容器に、蒸発材料を供給するようにされた請求項5乃至9のいずれかに記載の真空成膜装置。
  11. 前記調整手段には送出した蒸発材料の粒子量を測定するための粒子量測定センサが設けられており、
    前記粒子量測定センサにより蒸発材料の一定量を測定することにより、前記調整手段より一定量の蒸発材料を送出するようにされた請求項5乃至10のいずれかに記載の真空成膜装置。
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