JP2005162666A - 皮膚洗浄剤 - Google Patents

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知幸 山本
Hisateru Tanabe
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Abstract

【課題】 目詰まりなく、クリーミーで安定な泡を吐出でき、洗浄力に優れるとともにすすぎ時にぬるつかず、しかも皮膚刺激が少ない皮膚洗浄剤を提供する。
【解決手段】 次の成分(A)及び(B):
(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 5〜20質量%、
(B)カチオン化セルロース 0.01〜0.05質量%
を含有し、pH6未満である水性液体洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填してなる皮膚洗浄剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、目詰まりなく、クリーミーで安定な泡を吐出でき、洗浄力に優れるとともにすすぎ時にぬるつかず、しかも皮膚刺激が少ない皮膚洗浄剤に関する。
液体の洗浄剤組成物を泡吐出容器に充填し、細かい泡として吐出させて使用する皮膚又は毛髪用の洗浄剤製品は、泡立てる手間が省け、皮膚や毛髪・頭皮への刺激が緩和される等の利点がある。このような洗浄剤製品においては、均一な泡を得るために組成物を低粘度に維持することが好ましいとされ、また、洗浄力や泡質を改善する方法についても種々検討がなされている。
例えば、特許文献1には、(a)アニオン性界面活性剤、(b)両性界面活性剤及び/又は半極性非イオン界面活性剤、及び(c)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化合物を含有し、泡状に吐出させる容器に収納された液体洗浄剤組成物が記載されている。しかしながら、当該組成物は、両性界面活性剤及び/又は非イオン界面活性剤を用いるために、処方によっては粘度が高く、ポンプフォーマー容器に充填するとポンプが押しにくくなり、また、すすぎ時にぬるつきが生じる等の問題があった。
特開2001−172166号公報
本発明の目的は、目詰まりなく、クリーミーで安定な泡を吐出でき、洗浄力に優れるとともにすすぎ時にぬるつかない皮膚洗浄剤を提供することにある。
本発明者らは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩とカチオン化セルロースを特定量配合し、pH6未満に調整した水性液体洗浄剤組成物を用いれば、目詰まりなく、クリーミーで安定な泡を吐出でき、洗浄力に優れるとともにすすぎ時にぬるつかず、しかも皮膚刺激が少ない皮膚洗浄剤が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 5〜20質量%、
(B)カチオン化セルロース 0.01〜0.05質量%
を含有し、pH6未満である水性液体洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填してなる皮膚洗浄剤を提供するものである。
本発明の皮膚洗浄剤は、目詰まりなく、クリーミーで安定な泡を吐出でき、手の平からこぼれにくいしっかりとした泡を得ることができる。液体洗浄剤組成物を少量の水とともに手で泡立てる場合に比べ、素早く洗えるだけでなく、洗浄力にも優れ、すすぎ時にぬるつかず、しかも皮膚刺激が少ないものである。かかる特徴により、泡立てが下手な幼児でも上手に手洗いを行うことができる。
本発明で用いる成分(A)のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩としては、エチレンオキシドの付加モル数が1〜10、特に1〜5のものが好ましく、アルキル基は、炭素数8〜18、特に10〜16の飽和アルキル基を主体とするものが好ましい。
また、対イオンとしては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸等が挙げられ、アルカリ金属、特に、ナトリウムが好ましい。
このようなポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩を特定量用いることにより、組成物は低粘度を維持でき、洗浄力及び泡立ちに優れ、肌感触も良好な皮膚洗浄剤を得ることができる。ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩以外のアニオン界面活性剤を用いた場合は、吐出した泡のクリーミー性に劣る。また、両性界面活性剤や非イオン界面活性剤を用いると、すすぎ時あるいはすすぎ後にぬるつきが残る傾向がある。
成分(A)は、1種以上を用いることができ、全組成中に5〜20質量%、好ましくは7〜15質量%含有される。5質量%未満では、しっかりした泡を吐出できなくなる傾向があり、20質量%を超えると、増粘してポンプを押しづらくなり、場合によっては泡吐出が困難になる。
本発明で用いる成分(B)のカチオン化セルロースとしては、分子量40万〜150万、カチオン性窒素含量1〜2.5%(質量%;以下同じ)のものが好ましい。市販品として、例えば、ポイズC−H60(分子量60万、N含量2.2%)、ポイズC−M80(分子量80万、N含量1.5%)、ポイズC−L150(分子量150万、N含量1.3%)(以上、花王社製);ポリマーJR400(分子量40万、N含量1.7%)(ユニオン・カーバイド社製);カチナールLC−100(分子量40万、N含量1.0%)、カチナールHC−100K(東邦化学)(分子量40万、N含量2.0%)、カチナールLC−200(分子量150万、N含量1.2%)(以上、東邦化学社製)などが挙げられる。
このようなカチオン化セルロースを特定量用いることにより、組成物は低粘度を維持でき、しっかりしたクリーミーな泡を得ることができる。
成分(B)は、1種以上を用いることができ、全組成中に0.01〜0.05質量%含有される。かかる少量のポリマー成分を用いることにより、組成物の粘度が増粘し過ぎることはない。0.01質量%未満では、しっかりしたクリーミーな泡を得ることができず、0.05質量%を超えると、増粘してポンプを押しづらくなり、場合によっては泡吐出が困難となる。
本発明において、水性液体洗浄剤組成物には、更に洗浄剤に通常用いられる成分、例えば油分、保湿剤、着色剤、防腐剤、殺菌剤、香料、酸化防止剤等を、適宜含有させることができる。
水性液体洗浄剤組成物は、水に前記成分を混合することにより調製される。
水性液体洗浄剤組成物は、pH6未満、特にpH4.5以上6未満であることが好ましい。この領域において、組成物は皮膚に対してマイルドであり、皮膚洗浄剤として好適に使用することができる。なお、本発明においてpHは、組成物を精製水で20倍に希釈し、20℃でpHメーター(堀場製作所製、F−22)を用いて測定したものである。
組成物のpHは、有機酸又は無機酸を用い、通常の方法により上記範囲に調整される。有機酸としては、例えばクエン酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、ピロリドンカルボン酸、酒石酸、グリコール酸、アスコルビン酸等が挙げられる。また、無機酸としては、塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられ、特にリン酸が好ましい。
また、水性液体洗浄剤組成物は、30℃における粘度が1〜30mPa・s、特に1〜10mPa・sであるのが好ましい。粘度は、30℃にて、BM型粘度計(東機産業社製)により、ローターNo.1、60rpmの速度で測定したものである。
このような水性液体洗浄剤組成物は、泡吐出容器に充填される。泡吐出容器としては、洗浄剤組成物を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであれば特に限定されず、例えば、軟質容器の胴部を押圧して吐出するスクイズフォーマー型、押圧ポンプより吐出するポンプフォーマー型等を用いることができる。中でも、発泡機構に多孔質膜体を備えたものが好ましく、洗浄剤組成物が通過する厚さが0.1〜2mm程度のスポンジ状、焼結体、網状等の多孔質膜体を単層又は複数層で、又は複数箇所に備えることができる(例えば、特公昭52-16567号公報、実開昭58-174272号公報、実開平3-7963号公報、実開平6-32346号公報、特開平7-215352号公報、特開平9-118352号公報等)。多孔質膜体のメッシュサイズは、50〜500メッシュ、特に150〜400メッシュが好ましい。また、このような多孔質膜体の材質として、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン等のプラスティック材料が好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤は、ハンドウォッシュ、洗顔フォーム、クレンジングフォーム、ボディ用洗浄フォーム等として適用することができる。
実施例1〜4、比較例1〜8
表1に示す組成の皮膚洗浄剤を製造し、吐出時のポンプ圧及び泡のクリーミーさ、皮膚刺激性、並びにすすぎ時の肌のぬるつきを評価した。結果を表1に併せて示す。
(製法)
各成分を混合して水性液体洗浄剤組成物を調製し、これをナイロン製二重メッシュ(200メッシュ及び305メッシュ)を有するポンプフォーマー容器(容量100mL)に充填して、皮膚洗浄剤を得た。
(評価方法)
(1)吐出時のポンプ圧:
泡を吐出させるためにポンプを押すときの押しやすさを、専門パネラー5名が官能評価し、以下の基準で判定した。
○;4名以上が押しやすいと評価した。
△;2〜3名が押しやすいと評価した。
×;0〜1名が押しやすいと評価した。
(2)吐出時の泡のクリーミーさ:
各皮膚洗浄剤について、泡を吐出させて手を洗ったときの泡のクリーミーさを、専門パネラー5名が官能評価し、以下の基準で判定した。
○;4名以上が泡がクリーミーであると評価した。
△;2〜3名が泡がクリーミーであると評価した。
×;0〜1名が泡がクリーミーであると評価した。
(3)皮膚刺激性:
各洗浄剤組成物を精製水で5倍に希釈した水溶液を調製し、この水溶液10mLを、専門パネラー10名の前腕に設置した直径3.5cmのガラスカップにとり、1日30分間皮膚と接触させた。これを3日間連続して行ったとき、各パネラーの皮膚の状態(落屑及び紅斑の有無)を観察し、以下の基準で判定した。
○;5名以下に落屑が認められた。
△;6名以上に落屑が認められたが、紅斑は認められなかった。
×;6名以上に落屑及び紅斑が認められた。
(4)すすぎ時の肌のぬるつき:
各皮膚洗浄剤を用いて手を洗ったとき、すすぎ時の肌のぬるつきを、専門パネラー5名が官能評価し、以下の基準で判定した。
○;0〜1名が肌にぬるつきがあると評価した。
△;2〜3名が肌にぬるつきがあると評価した。
×;4名以上が肌にぬるつきがあると評価した。
Figure 2005162666
表1の結果より、本発明の皮膚洗浄剤はいずれも、クリーミーで安定な泡が得られ、皮膚刺激が少なく、しかもすすぎ時にぬるつきがなかった。
また、実施例1〜4の各水性液体洗浄剤組成物を、ポンプフォーマー容器に充填せず、そのまま手に取り、水を加えて泡立てようとした場合には、十分な泡立ちは得られなかった。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)及び(B):
    (A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩 5〜20質量%、
    (B)カチオン化セルロース 0.01〜0.05質量%
    を含有し、pH6未満である水性液体洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填してなる皮膚洗浄剤。
  2. 水性液体洗浄剤組成物が、30℃における粘度が1〜10mPa・sである請求項1記載の皮膚洗浄剤。
  3. 水性液体洗浄剤組成物が、pH4.5以上6未満である請求項1記載の皮膚洗浄剤。
  4. ポンプフォーマー容器に充填された請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤。
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