JP2005162394A - 分散供給装置及びそれを備えてなる組合せ計量装置 - Google Patents

分散供給装置及びそれを備えてなる組合せ計量装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 運転中でも分散テーブル上の物品量が適正に検出されているか否かが監視可能となり、整合性が無い場合には、警告を発して作業者の対応を促すことができる組合せ計量装置を提供する。
【解決手段】 分散テーブルに積載される物品について、重量を検出する重量検出手段と、高さを検出する高さ検出手段と、重量検出手段に基づいて物品の供給量制御を行う制御手段とを備えてなる分散供給装置において、重量検出手段と高さ検出手段の検出結果の整合性の有無を判定する判定手段と、判定手段によって検出結果に整合性が無いと判定された場合に警告を発する警告手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、分散テーブルにより物品を複数経路に分散する分散供給装置及びそれを備えてなる組合せ計量装置に関する。
従来、複数の計量手段に分散された物品を、各計量手段の計量結果に基づいて、目標重量範囲に収まるように組合せる組合せ計量装置が使用されており、このような組合せ計量装置において、まとめて供給された物品を分散させて各計量手段へ所定量ずつ供給するようにした分散供給装置が採用されている。
このような分散供給装置は、円板形状又は円錐形状に形成される分散テーブルと、分散テーブルに上下振動を与える振動付与手段と、分散テーブルの中央部に上方から物品を供給する搬送コンベアを備えてなり、分散テーブルの中央部に供給される物品を周縁部に向けて分散させるように振動させることにより、分散テーブルの周縁部に沿って配設された複数のプールホッパに物品を所定量ずつ供給する。各プールホッパに供給された物品は、その下方に各々設けられた計量ホッパに供給され、各計量ホッパの計量結果に基づいて、目標重量範囲に収まるように物品の組合せ計量が行われる。
ところで、分散テーブルから各プールホッパに対する物品供給を適正に行わせるために、上記分散装置には、分散テーブルに積載される物品の量を検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて搬送コンベアからの供給量制御する制御手段とが備えられており、分散テーブルに積載される物品の量が所定レベルに保たれるようになっている。分散テーブルに積載される物品の量を検出する手段としては、分散テーブルの上方に光電センサを配設しておき、分散テーブルに積載されている物品による光の遮断状況をもとに物品の高さを検出するもの(例えば、特許文献1参照)と、分散テーブルの下方に秤を取り付けておき、分散テーブルに積載されている物品の重量を検出するもの(例えば、特許文献2参照)とが採用されている。
特開平5−180687号公報 特許第2961337号公報
しかしながら、上記の分散供給装置は、分散テーブルに積載される物品の量が正確に検出されることを前提としており、例えば、分散テーブルに物品が積載されたままで秤のゼロ点調整を実施したり、秤の可動部分に物品が噛み込んだり、あるいは、光電センサや秤のロードセル自体が故障している場合には、分散テーブルに積載される物品の正確な量が検出できず、その結果、物品の供給量制御を適正に行うことができなくなるという問題がある。また、このような不都合を運転中に検出することは困難であるため、気づかずに運転を継続させて、タイムロス等の損失を発生させるおそれがある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、分散テーブルに積載される物品の量を検出する検出手段が適正に作動しているか否かを、運転中でも監視することができるようにした分散供給装置及びそれを備えてなる組合せ計量装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、物品を供給する供給手段と、該供給手段から供給される物品を受けて複数経路に分散する分散テーブルと、前記供給手段から供給されて前記分散テーブルに積載される物品について、重量を検出する重量検出手段と、高さを検出する高さ検出手段と、前記重量検出手段又は前記高さ検出手段のいずれかの検出結果に基づいて前記供給手段の供給量制御を行う制御手段と、を備えてなる分散供給装置であって、前記重量検出手段と前記高さ検出手段の検出結果の整合性の有無を判定する判定手段と、前記判定手段によって前記検出結果に整合性が無いと判定された場合に警告を発する警告手段と、を備えることを特徴とする分散供給装置を提供する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の分散供給装置であって、前記高さ検出手段は、複数の高さ位置を検出可能であることを特徴とする分散供給装置を提供する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の分散供給装置であって、前記重量検出手段及び前記高さ検出手段における検出結果を記録する記録手段を、備えることを特徴とする分散供給装置を提供する。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の分散供給装置を備えてなり、複数経路に分散された物品の重量値に基づいて組合せ計量を行うことを特徴とする組合せ計量装置を提供する。
請求項1〜4の発明によれば、分散テーブルに積載されている物品の量を重量検出手段と高さ検出手段で検出して、そのいずれかの検出結果に基づいて物品供給量を制御しながら、両検出手段による検出結果の整合性の判定を行うので、運転中でも分散テーブル上の物品量が適正に検出されているか否かが監視可能となり、整合性が無い場合には、警告を発して作業者の対応を促すことができるので、故障等に気づかないまま運転を継続してタイムロス等の損失を発生させることが防止される。その結果、物品供給装置、あるいは物品供給装置を備える組合せ計量装置の適正な稼動が確保され、製造される製品の品質保証を確実に行うことができるという優れた効果を奏し得るものである。
また、請求項2に記載されるように、複数の高さ位置を検出可能とすることにより、故障等の発生をより迅速に検出することができるものである。さらに、請求項3に記載されるように、前記重量検出手段及び前記高さ検出手段における検出結果を記録することにより、作業者がその検出結果から故障やトラブルが発生する可能性を予測することができ、事前に対応措置を取ることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しつつ説明する。
(組合せ計量装置1)
図1は、本発明を実施する形態の一例となる組合せ計量装置1を示す図であって、組合せ計量装置1は、その筐体11の上部に配設される分散供給装置2と、下部に配設される計量装置3とを備えてなる。組合せ計量装置1は、分散供給装置2により、例えばスナック菓子等のように個々の重量が異なるバラ状の物品を複数経路に一旦分散させ、計量装置3により、分散させた物品をそれぞれ計量し、それらの重量値に基づいて所定の目標重量となる組合せを求めて、求められた組合せをひとまとめにして排出する組合せ計量を行う。組合せ計量装置1から排出された物品は、その下方に設けられた包装装置4の搬送コンベア41上を搬送される包装容器Pに順次投入された後、包装容器Pの開口部がシールされることにより、自動的に包装される。
(分散供給装置2)
分散供給装置2は、上流工程から搬送されるバラ状の物品を供給する供給手段としての可変速コンベア21と、可変速コンベア21から供給される物品を受けて複数経路に分散する分散テーブル24と、可変速コンベア21から分散テーブル24に積載される物品について重量を検出することができる重量検出手段としてのロードセル26と、可変速コンベア21から分散テーブル24に積載される物品について複数の高さ位置を検出することができる高さ検出手段としての高さセンサ27と、ロードセル26の検出結果に基づいて可変速コンベア21の供給量制御を行う制御手段としての制御部291を有する制御操作盤29と、を備える。
また、分散供給装置2には、上記したものに加えて、さらに、距離センサ22と、ホッパ23と、振動器25と、複数個の直線フィーダ28と、が備えられる。なお、制御操作盤29には、制御部291の他に、ロードセル26と高さセンサ27の検出結果の整合性の有無を判定する判定手段としての判定部292、判定部292によって検出結果の整合性が無いと判定された場合に警告を発する警告手段となる警告部293、ロードセル26と高さセンサ27の検出結果を同期的に記録する記録手段としての記録部294、及び記録部294の記録内容を表示できる表示部295が備えられる。
(可変速コンベア21)
可変速コンベア21は、その搬送面21aの上流端側に積載される物品を下流端側に向けて搬送し、下流端側から連続的に落下させることにより、分散テーブル24の上面に物品を供給し積載する。搬送面21aへの物品の積載は、図示されない上流工程から物品を一定速度で連続搬送する定速コンベア20により行われる。可変速コンベア21の供給量、すなわち搬送速度は、距離センサ22の検出結果に基づいて、搬送面21aに積載される物品層の厚み(以下、「層厚」という。)tが予め設定された範囲内に収まるように、かつ、ロードセル26の検出結果に基づいて、分散テーブル24に供給される物品の重量が予め設定された範囲に収まるように自動制御される。
(距離センサ22)
距離センサ22は、可変速コンベア21の上方に、搬送面21aに対向するように設けられており、搬送面21a上を搬送される物品の表面までの距離Hを検出する。この検出結果に基づいて、制御部291が、搬送面21a上を搬送される物品の層厚tを予め設定された数値範囲に収めるように、可変速コンベア21の搬送速度を制御する。層厚tが常に一定となるようにすることにより、組合せ計量装置1の精度及び稼働率の向上を図るものである。具体的には層厚tが予め設定された数値範囲よりも大きい場合には、可変速コンベア21の搬送速度を速くすることにより、層厚tが小さくなるようにする一方、層厚tが予め設定された数値範囲よりも小さい場合には、可変速コンベア21の搬送速度を遅くすることにより、層厚tが大きくなるように制御する。
(ホッパ23)
ホッパ23は、上広がりに形成される円形漏斗状に形成されており、可変速コンベア21から落下させられる物品を分散テーブル24の頂部24a付近に集中させて供給させるとともに、分散テーブル24に落下した物品が外部に飛散しないようにするカバーとして機能する。
(分散テーブル24)
分散テーブル24は、ホッパ23と同心状に設けられる円錐形状のテーブルであって、振動器25で微小振動させられることにより、可変速コンベア21からホッパ23を通して供給される物品を複数経路に分散する。物品が分散させられる複数経路は、分散テーブル24の頂部24aから周縁部24bへ向けて放射線状に延びる複数本の溝部24c(不図示)として形成される。すなわち、頂部24a付近に供給された物品は、微小振動で経路となる溝部24cに沿って周縁部24bまで移動し、周縁部24bの複数箇所から少量ずつ落下する。なお、頂部24aには、後述する重量検出シャフト262が挿通される上下貫通穴24dが形成される。
(振動器25)
振動器25は、分散テーブル24に微小振動を与える振動発生源となる振動器本体251と、筐体11に支持される台座252と、振動器本体251と台座252の間に設けられる振動吸収体253とからなる。振動器本体251は、分散テーブル24を下面側から支持固定しており、分散テーブル24を上下方向及び円周方向に微小振動させる。なお、振動器25には、後述する重量検出シャフト262との干渉を避けるための上下貫通穴が形成されている。
(ロードセル26)
ロードセル26は、筐体11に固定支持されるロードセル本体261と、ロードセル本体261から上方に突出する重量検出シャフト262とを備えてなる。重量検出シャフト262は、分散テーブル24の上下貫通穴24dに挿通されており、先端262aが分散テーブル24の上面側に露出しているため、分散テーブル24に供給される物品の重みを受けることにより、分散テーブル24へ積載される物品の重量検出を行うことができるものである。なお、分散テーブル24は上下方向及び円周方向に振動させられるが、同心線上を挿通させられる重量検出シャフト262に振動が伝達することはなく、物品の重量検出に支障を生じることがない。
(高さセンサ27)
高さセンサ27は、分散テーブル24に積載された物品の高さが、分散供給装置2を支障なく作動できる許容範囲からはみ出しているか否かを検出できるものであり、上記許容範囲の上限高さ位置Ph1に設置される光電センサ271と、及び上記許容範囲の下限高さ位置Ph2に設置される光電センサ272とで構成される。光電センサ271は、ホッパ23の側面部に対向配置される投光器271aと受光器271bとで構成され、投受光器間の光の遮断有無をもとに、上限高さ位置Ph1以上の高さまで物品が積載されているか否かを検出することができ、光電センサ272は、ホッパ23の側面部に対向配置される投光器272aと受光器272bとで構成され、下限高さ位置Ph2以上の高さまで物品が積載されているか否かを検出することができる。
(直線フィーダ28)
直線フィーダ28は、分散テーブル24に形成される複数経路(溝部24c)のそれぞれに対応するように複数個設けられる振動フィーダであって、樋状のフィーダ本体281と、筐体11の上部に設けられてフィーダ本体281を振動可能に支持する振動器282とからなる。フィーダ本体281は、分散テーブル24の周縁部24bと上部ホッパ31とをつなぐように放射状に配置されており、分散テーブル24において複数経路に分散された物品を受け止める。振動器282は、フィーダ本体281を所定時間振動させて、受け止められた物品を計量装置3に設けられる上部ホッパ31に略一定量ずつ供給する。なお、フィーダ本体281は、受け止められた物品が上部ホッパ31へ移動し易いように傾斜させられている。
(制御操作盤29)
制御操作盤29には、上述したように、制御部291、判定部292、警告部293、及び記録部294が備えられる。制御部291は、ロードセル26の検出結果に基づいて、分散テーブル24へ積載される物品の重量を予め設定された所定範囲内に保つように、可変速コンベア21の供給量制御を行う。計量装置3への物品供給量のバラツキを抑えて、計量装置の精度及び稼働率の向上を図るためである。この供給量制御は、分散テーブル24へ積載される物品が少ない場合には、可変速コンベア21の搬送速度を早くして供給量を増やすものであり、分散テーブル24へ積載される物品が多い場合には、可変速コンベア21の搬送速度を遅くして供給量を減らすものである。したがって、可変速コンベア21の搬送速度は、距離センサ22及びロードセル26の検出結果に基づいて、制御部291で制御されることとなる。
判定部292は、上述したように、ロードセル26と高さセンサ27の検出結果の整合性の有無を判定する。詳しくは後述するが、具体的には、図2のフロー図に示されるような手順で判定が行われる。警告部293は、判定部292によってロードセル26と高さセンサ27の検出結果の整合性が無いと判定された場合に、警告音を鳴らすとともに警告灯を点滅させる。記録部294は、ロードセル26と高さセンサ27によって、常時検出される検出結果を、その検出が行われた時刻とともに記録するものであり、この記録を閲覧することにより、作業者が故障やトラブルが発生する可能性を予測することができ、事前に対応措置を取ることができる。表示部295は、記録部294に記録されたロードセル26と高さセンサ27の検出結果を閲覧することができる。
(計量装置3)
計量装置3は、複数個の直線フィーダ28の各々に対応するように複数個設けられて、分散テーブル24から直線フィーダ28を介して分散供給される物品を受ける上部ホッパ31と、上部ホッパ31の各々に対応するように複数個設けられて、上部ホッパ31から落下させられる物品を受ける下部ホッパ32と、下部ホッパ32から落下させられる物品をひとまとめにして落下排出させることができる排出シュート33とを備えてなる。
上部ホッパ31は、直線フィーダ28から供給される略一定量の物品を一時的に保持するプールホッパであり、直下の下部ホッパ32が空のときに、下部に設けられるドア311を開放することにより、物品を落下させるようになっている。下部ホッパ32は、投入された物品の重量を計ることができる計量ホッパであり、不図示の組合せ演算部の指示で、所定の目標重量となる組合せのホッパのドア321を開放することにより、排出シュート33に所定の目標重量の物品を落下させることができる。排出シュート33は、その下方に包装容器Pが来たときにドア331を開放して、包装容器P内に目標重量分の物品を投入する。
(包装装置4)
包装装置4は、上述したように、組合せ計量装置1の下方に設けられており、排出シュートから排出される物品を受け止める包装容器Pを搬送コンベア41で搬送し、物品が投入された後、包装容器Pの開口部をシールすることにより自動包装する。なお、包装装置4による包装スピードは、制御部491で可変速コンベア21における層厚tが常に一定となるように制御されている。具体的には、層厚tが大きい場合に包装スピードを早くし、層厚tが小さい場合に包装スピードを遅くする制御が行われる。
(組合せ計量装置1の作動)
組合せ計量装置1を始動することにより、分散供給装置2では、上流工程から定速コンベア20により搬送される物品が、可変速コンベア21により分散テーブル24に供給され、分散テーブル24で複数経路に分散される。計量装置3では、上部ホッパ31で受けた物品を、下部ホッパ32で計量して、所定の目標重量となる組合せを選択し、ひとまとめにして排出する。このとき、分散テーブル24に積載される物品は、ロードセル26による検出結果に基づいて、可変速コンベア21による供給量(搬送速度)を制御することにより、常に、分散供給装置2を支障なく作動できる所定の重量範囲内に収まるようになっている。
逆に、ロードセル26による検出結果によれば、分散テーブル24に積載される物品は、分散供給装置2を支障なく作動できる所定の重量範囲内にあると検出されていることとなる。しかしながら、重量検出シャフト262の上方に物品を載せたままでゼロ点調整を行う誤操作がなされたり、分散テーブル24と直線フィーダ28との間に物品が噛み込んだり、長時間の使用によりゼロ点のシフトが生じたり、あるいはロードセル26自体の故障によって、分散テーブル24に積載される物品の重量が、上記所定の重量範囲からは外れている場合があり得る。
判定部292では、高さセンサ27(光電センサ271及び光電センサ272)の検出結果に基づいて、ロードセル26と高さセンサ27による検出結果が整合性を有するか否かの判定を、図2のフロー図に示される手順で繰り返し行っている。フロー図のステップ1では、光電センサ271により検出される物品の積載高さが、上限高さ位置Ph1より高い(Ph1における受光無し)か否かが判定され、上限高さ位置Ph1より高い場合には、ロードセル26の検出結果との間に整合性が無いものとして、警告部293により警告がなされる。また、ステップ2では、光電センサ272により検出される物品の積載高さが下限高さ位置Ph2より低い(Ph2における受光有り)か否かが判定され、下限高さ位置Ph2より低い場合には、ロードセル26の検出結果との間に整合性が無いものとして、警告がなされる。
本実施形態に係る組合せ計量装置1あるいは分散供給装置2によれば、分散テーブルに積載されている物品の量をロードセル26と高さセンサ27で検出し、ロードセル26の検出結果に基づいて可変速コンベア21による物品供給量を制御しながら、ロードセル26と高さセンサ27による検出結果の整合性の判定を行うので、運転中でも分散テーブル上の物品量が適正に検出されているか否かが監視可能となり、整合性が無い場合には、警告を発して作業者の対応を促すことができ、故障等に気づかないまま運転を継続してタイムロス等の損失を発生させることが防止される。その結果、組合せ計量装置1あるいは分散供給装置2の適正な稼動が確保され、製造される製品の品質保証を確実に行うことができる効果が得られるものである。
上記実施形態では、ロードセル26の検出結果に基づいて可変速コンベア21による物品供給量を制御することとしたが、これに代えて、高さセンサ27の検出結果に基づいて可変速コンベア21による物品供給量を制御することとしても、同様の効果を得られる。また、上記実施形態では、ロードセル26と高さセンサ27の検出結果に整合性が無い場合に、警告するのみであったが、合わせて装置を停止させるようにしても良い。さらに、上記実施形態では、光電センサ271,272で2箇所の高さ位置を検出可能とすることにより、故障等の発生を迅速に検出することができるようにしているが、3以上の高さ位置を検出可能とすることにようにしても良い。さらに、請求項3に記載されるように、前記重量検出手段及び前記高さ検出手段における検出結果を記録することにより、作業者がその検出結果から故障やトラブルが発生する可能性を予測することができ、事前に対応措置を取ることができるものである。
尚、本発明の組合せ計量装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る組合せ計量装置を示す図。 判定部におけるロードセルと高さセンサの検出結果の整合性の判断手順を示す図。
符号の説明
1 組合せ計量装置
2 分散供給装置
3 計量装置
4 包装装置
21 可変速コンベア(供給手段)
22 距離センサ
23 ホッパ
24 分散テーブル
25 振動器
26 ロードセル(重量検出手段)
27 高さセンサ(高さ検出手段)
28 直線フィーダ
29 制御操作盤
291 制御部(制御手段)
292 判定部(判定手段)
293 警告部(警告手段)
294 記録部(記録手段)
295 表示部

Claims (4)

  1. 物品を供給する供給手段と、
    該供給手段から供給される物品を受けて複数経路に分散する分散テーブルと、
    前記供給手段から供給されて前記分散テーブルに積載される物品について、重量を検出する重量検出手段と、高さを検出する高さ検出手段と、
    前記重量検出手段又は前記高さ検出手段のいずれかの検出結果に基づいて前記供給手段の供給量制御を行う制御手段と、を備えてなる分散供給装置であって、
    前記重量検出手段と前記高さ検出手段の検出結果の整合性の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記検出結果に整合性が無いと判定された場合に警告を発する警告手段と、を備えることを特徴とする分散供給装置。
  2. 請求項1に記載の分散供給装置であって、
    前記高さ検出手段は、複数の高さ位置を検出可能であることを特徴とする分散供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の分散供給装置であって、
    前記重量検出手段及び前記高さ検出手段における検出結果を記録する記録手段を、備えることを特徴とする分散供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の分散供給装置を備えてなり、
    複数経路に分散された物品の重量値に基づいて組合せ計量を行うことを特徴とする組合せ計量装置。
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