JP2005162311A - 二重構造容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アトロン内袋と金属缶の組付けを強固にしながらも且つ両者の分解・分離を簡単に達成できるようにすることにある。
【解決手段】 上端外周に係止外鍔3を周設した短円筒形状の注出筒2を有する合成樹脂製のアトロン内袋1と、天板13に開口部15を開設すると共に、この開口部15の内縁に複数の係止舌片16を起立設した金属缶11とから構成され、金属缶11に収納されるアトロン内袋1の注出筒2を開口部15内に下方より挿入し、複数の係止舌片16の上端を係止外鍔2に下方から当接係止させたことを特徴とする構成で、金属缶11の天板13と底板14の周縁に切断用のスコア溝線17を刻設する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内部に合成樹脂製の袋或いは容器であるアトロン内袋を収容して二重構造としたアトロン缶容器に関する。
灯油、有機溶剤、塗料、更には食用油や醤油等を収容する容器として金属缶が使用される。そしてこの種の金属缶容器では、収納液によって金属が変質しないように、或いは逆に、金属の錆によって収納液が変質しないように、金属缶容器の材料となる鋼板の内面に所定の厚さで樹脂コーティングを施し、或いは金属缶容器の材料としてラミネート鋼板を使用するのが一般である。
金属缶容器は、筒形状の胴部の上端に天板、下端に底板を一体設した構成で、所定の樹脂コーティングを施した金属板を筒形状に加工する段階、及びこの筒体の両端に天板や底板を巻き締め加工により組み付ける段階、更に或いは把手を付設する段階で溶接等の成形を行うと、この加工部分ではコーティングが剥がれたり溶けたりするため、再度仕上げとして補修ニス塗料を塗布しなければならない手間がかかっており、しかもそれでも尚完全に補修できない問題があった。
この点に配慮して、金属缶の内部に合成樹脂製の袋或いは容器を収容して二重構造とした所謂アトロン缶と称される金属缶が開発されている。
特開2002−68302号公報 特開2002−37252号公報
上記した特許文献1の発明は、アトロン内袋と金属缶の二重構造としたアトロン缶にあって、このアトロン内袋の口筒を金属缶の口筒にいかに簡単に且つ強固に組み付けることができるかを課題としたものであるが、この組付きが強固であると、分解に手間のかかる別の問題が生じる。即ち、上記した特許文献2の発明は、使用済みの金属缶を廃品として処分する際に扁平に潰すことができるようにした構成であるが、アトロン缶のように、金属缶部分と合成樹脂製の袋或いは容器部分とがあると、単に金属缶を潰すだけでなく、それに先立って両者を完全に分解・分離しなければ廃品処理できない。
図1(a)は、従来のアトロン缶の一部に於ける断面を示すもので、金属缶4内に合成樹脂製のアトロン内袋1を収納組付けした二重容器にあって、アトロン内袋1の上端には、上端外周に係止外鍔3を周設した短円筒形状の注出筒2が立設され、一方、金属缶4の天板5には同じく短円筒形状の組付筒6が立設されている。
そこで、アトロン内袋1の注出筒2を径方向にすぼませるように歪めて弾性変形させ、金属缶4の天板5に於ける組付筒6に、その下方から強引に挿入して上方に引き出し、弾性復帰した注出筒2上端外周の係止外鍔3を組付筒6に乗載組付けし、組付筒6の上端が係止外鍔3の下面に下方から当接するように係止させるのである。
この構成では、アトロン内袋1の注出筒2と金属缶4の組付筒6とが強固に組み付くが、前述したように廃品処理のために両者を完全に分解・分離するには、矢視aの如く係止外鍔3を斜め上方から叩いて金属缶4の組付筒5を内方に反転変形させ、組付筒6の上端と係止外鍔3の下面との当接係止を解除させれば良いのであるが、直線短円筒形状の組付筒5をこのように反転変形させるには極めて強力な外力が必要であり、場合によっては組付筒5を軸方向に沿って亀裂分断させなければならず、更には手間と時間を要する。
殆どの場合は、図1bに於ける矢視bの方向に天板5が下方に陥没変形するだけであり、注出筒2をすぼませるように弾性変形させて組付筒6と係止外鍔3との当接係止を解除させながら、結局なんらかの手段で下方に引き出さなければならない。
よって本発明は、この従来の不満点を解消し要求に応えるべく発明された金属缶容器であって、アトロン内袋と金属缶の組付けを強固にしながらも且つ両者の分解・分離を簡単に達成できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の二重構造容器は、上端外周に係止外鍔を周設した短円筒形状の注出筒を有する合成樹脂製のアトロン内袋と、天板に開口部を開設すると共に、この開口部の内縁に複数の係止舌片を起立設した金属缶とから構成され、前記した金属缶に収納されるアトロン内袋の注出筒を前記した開口部内に下方より挿入し、複数の係止舌片の上端を係止外鍔に下方から当接係止させたことを特徴とする構成である。
この場合、金属缶の天板及び底板の周縁に切断用のスコア溝線を刻設する。
本発明の二重構造容器は上述した構成となっている。従って、金属缶に於ける開口部内縁の複数の係止舌片は、夫々の直立状態では仮想筒形状を形成するが、夫々が独立しているため外側に傾斜変形させることができる。それ故、金属缶の内部に収納されるアトロン内袋の注出筒は、上端外周に係止外鍔が周設されているにも拘らず、金属缶の天板の開口部に下方から無理なく挿入され、且つ、カシメ加工により、各係止舌片を直立させ或いはやや内側に傾斜させて、各係止舌片の上端を係止外鍔に下方から当接係止させることができ、金属缶とアトロン内袋との組付きを強固に達成することができる。
また、本発明の二重構造の容器を廃棄するに際し、金属缶とアトロン内袋の両者を分解・分離するには、係止外鍔を外方から木槌やハンマーで適度な強さで叩くだけで各係止舌片を内側に反転させることができるので、係止舌片と係止外鍔との当接係止を解除することができ、係止舌片と係止外鍔を含む注出筒との組付きを外して、金属缶とアトロン内袋の両者を分解・分離することができる。この場合、各係止舌片は夫々が独立しているので、内側への反転変形は極めて容易に達成される。
更には、金属缶の廃棄処理は、天板と底板の周縁部を木槌やハンマーで打撃してスコア溝線部分を破断し、天板や底板を筒形状の胴部から夫々分離するなり、一部を胴部と連続させておいて、アトロン内袋を分離させた後、内側に折り込んで胴部を押し潰せば良く、アトロン内袋とは別に、偏平な金属板のみの廃品とすることができる。
アトロン内袋1は、例えば耐薬品性の合成樹脂製であって、四角缶形状であり、頂板の隅部所定箇所に直線短円筒形状の注出筒2が立設され、この注出筒2の上端外周には係止外鍔3が周設される。
金属缶11は、金属板を溶接により四角筒形状に成形した胴部12の両端に、天板13と底板14を夫々巻き締めして成形するものであり、天板13の隅部には開口部15が開設され、この開口部15の内縁には複数の係止舌片16が等間隔に起立設されており、更に天板13及び底板14の周縁には切断用のスコア溝線17が刻設されている。
但し、天板13を胴部12に巻き締める前の段階で、アトロン内袋1の注出筒2を開口部15に対応させ、注出筒2を開口部15に下方から挿入して各係止舌片16の上端を、開口部15から上方に突出した注出筒2の係止外鍔3に下方から当接係止させ、カシメ加工により天板13にアトロン内袋1を予め組付ける。
金属缶11内にアトロン内袋1を収納組付けした二重構造の本発明のアトロン缶容器は、内容器であるアトロン内袋1自体が収納液に対する例えば耐薬品性を有しているので、収納液による溶融等の虞れはなく、逆に収納液にアトロン内袋1の成分が析出してしまうこともない。
そして、収納液は外容器である金属缶11に直接触れることはないので、金属缶11が多少錆びたとしてもその錆が収納液に影響を与えることはなく、内面に防食のため樹脂コーティングしたり補修ニスを塗布したりする必要もない。それ故、金属缶11の成形時に溶接等の加工を施したり、前記した切断用のスコア溝線17の刻設も自由に行える。
また、使用済みのアトロン缶容器を廃品として処分する場合には、例えば図5に示したような手順をとる。即ち、図5(a)の如く先ず係止外鍔3部分を外方から叩くと、係止外鍔3に下方から当接係止している各係止舌片16が内側に反転し、係止外鍔3を含む注出筒2も開口部15内に弾性変形しながら陥没変位し、各係止舌片16と係止外鍔3との当接係止が解除され、アトロン内袋1を金属缶11の天板13から分離させることができる(図5(b))。
次に、金属缶11の天板13の周端部の一部を木槌やハンマーで打撃してスコア溝線17部分を破断し(図5(c))、周端部に沿って打撃を継続することによってスコア溝線17部分を全周にわたって破断分離させ(図5(d))、把手18を把持して天板13を引き上げ(図5(e))、内部のアトロン内袋1を取り出す(図5(f))。
更に、前記工程で天板13を除去した金属缶11を倒立させ、底板14の周端部の一部を同様に木槌やハンマーで打撃して(図5(g))、スコア溝線17部分を破断(図5(h))する。この底板14に於けるスコア溝線17は、四角板形状に底板14の三辺に連続して形成してあり、底板14の一辺は胴部12に連続しているので、三辺の破断が完了したならば残余の一辺を折り曲げて底板14を胴部12内に折り込み、胴部12を押し潰して(図5(i))、偏平な廃品にすることができるのである。
尚、係止舌片16の数は係止外鍔3との係止強度に応じて設定されるが、係止解除の際の反転変形が円滑に達成される限り、例えば開口部15の内縁部に、開口部15の放射方向に沿って複数のスリットを形成して複数の係止舌片16を残存形成する形態をとっても良い。
従来の二重構造のアトロン缶容器の部分断面図で、(a)は金属缶内にアトロン内袋を収納組付けした状態、(b)はアトロン内袋を強制的に外そうとする状態を示す。 本発明の二重構造容器の部分断面図で、(a)は金属缶内にアトロン内袋を収納組付けした状態、(b)はアトロン内袋を強制的に外そうとする状態を示す。 本発明の二重構造容器の外観斜視図である。 本発明の金属缶の天板の要部を示す斜視図である。 使用済みの本発明の二重構造容器を廃品処理する工程を示す簡略断面図である。
符号の説明
1 アトロン内袋
2 注出筒
3 係止外鍔
4 金属缶
5 天板
6 組付筒
11 金属缶
12 胴部
13 天板
14 底板
15 開口部
16 係止舌片
17 スコア溝線
18 把手

Claims (2)

  1. 上端外周に係止外鍔(3)を周設した短円筒形状の注出筒(2)を有する合成樹脂製のアトロン内袋(1)と、天板(13)に開口部(15)を開設すると共に、該開口部(15)の内縁に複数の係止舌片(16)を起立設した金属缶(11)とから構成され、前記金属缶(11)に収納されるアトロン内袋(1)の注出筒(2)を前記開口部(15)内に下方より挿入し、前記複数の係止舌片(16)の上端を前記係止外鍔(2)に下方から当接係止させたことを特徴とする二重構造容器。
  2. 金属缶(11)の天板(13)及び底板(14)の周縁に切断用のスコア溝線(17)を刻設したことを特徴とする請求項1に記載の二重構造容器。
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