JP3105441U - 塗料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の塗料用容器では、輸送時における塗料漏れを防ぐことを優先するあまり、蓋を開けないで外部より充填された内容物を目視することができないため、特に塗料の場合、外部より百数十種類の塗料の色調及び色調の差を直接見て選ぶことが困難であった。使用者が塗料を選択する際に最も重要な観点が実現できなかったのである。
【解決手段】本考案は、開口部を有する容器本体と、該容器本体の開口部を閉じる蓋とから成る塗料用容器において、該容器本体及び該蓋の一部或いは全部が透明または半透明であることを特徴とする塗料用容器であり、かかる塗料用容器により、蓋を開けないで外部より充填された内容物を目視することができるため、特に塗料の場合、外部より百数十種類の塗料の色調及び色調の差を直接見て選ぶことが困難であった課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本考案は塗料用容器に関するものである。
塗料分野においては、溶剤系塗料を充填する塗料用容器として金属缶が使用されてきた(特許文献1参照)。最近では、環境面の観点から、溶剤系塗料から水系塗料が用いられるようになり、水系塗料を充填する塗料用容器としてプラスティック製缶も用いられるようになってきた。これら従来の塗料用容器は、輸送時における塗料漏れを防ぐために、金属缶及びプラスティック製缶のいずれにおいても、容器本体及び蓋は複雑な構造を有している。
第一の従来技術として、金属缶の場合、図7に示すように、容器本体上部36の開口部内側に形成された受蓋環33に蓋32を押し込むことにより、塗料用容器が構成される。市場に見られる塗料缶の殆どはこの構成で容器が形成されている。その結果、金属缶の構造は、容器本体開口部の受蓋環裏側に不必要な狭い空間34を形成してしまうことになる。また、金属缶は蓋の取り付け及び取り外しが使用者にとって容易でない。取り外し時にはドライバーなどでこじ開け、取り付け時には蓋を金槌などでたたいて取り付けたりすることが多い。
第二の従来技術として、プラスティック製缶の場合、図8(b)に示すように、蓋外周部に形成された受容器環43に容器本体上部46を押し込むことにより、塗料用容器が構成される。さらに容器本体上部にはパッキング45が設けられ、密封性を高めている。さらにまた、図8(a)に示すように、蓋下部に爪部49が設けられ、容器本体胴部47外側に形成されたリブ48に係止めされることにより、蓋が外れにくくしている。しかしながら、プラスティック製缶の場合は蓋が外れやすいために、さらに金属製のレバーバンドを用いて容器本体41と蓋42とを締め付け固定することも行われている。前記受容器環43、前記容器本体上部46、前記リブ48及び前記爪部49の機能を実現するためには、プラスティック材料の弾力性と材料厚みとによって一定の制限が発生する。従って、蓋の取り外し及び取り付けを繰り返して使用すると、プラスティック材料の疲労が簡単に起こり、塗料用容器の再利用には適していない。このような複雑な構造と欠点を有しているものの、プラスティック製缶が使用される利点は、金属缶に比べて錆の発生が無いことや塗料の充填及び取り出しが容易であることを有しているからである。
特開2003−112750号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来の金属缶やプラスティック製缶は、輸送時における塗料漏れを防ぐことを優先するあまり、蓋を開けないで外部より充填された内容物を目視することができないため、特に塗料の場合、外部より百数十種類の塗料の色調及び色調の差を直接見て選ぶことが困難であった。使用者が塗料を選択する際に最も重要な観点が実現できなかったのである。
また、従来の金属缶の場合、容器本体開口部内側に上述した不必要な空間34を形成するため、該空間34に塗料が残り、塗料を洗浄により容易に取除いて再利用することが困難であった。一方、従来のプラスティック製缶は構造上の理由により材料疲労が短期間で生じるため、塗料用容器の再利用には適していない。最近の環境意識の高まる中、大きな課題となってきたのである。
さらにまた、従来のプラスティック製缶は、塗料使用直前に用いる市販製塗料攪拌機を装着することができないという課題があった。
以上の課題を解決するために、本考案は、開口部を有する容器本体と、該容器本体の開口部を閉じる蓋とから成る塗料用容器において、該容器本体及び該蓋の一部或いは全部が透明または半透明であることを特徴とする塗料用容器であり、かかる塗料用容器により、蓋を開けないで外部より充填された内容物を目視することができるため、特に塗料の場合、外部より百数十種類の塗料の色調及び色調の差を直接見て選ぶことが困難であった課題を解決する。
同時に、容器本体開口部内側に従来例のような受蓋環が無く、容器本体開口部から底部まで円筒状を形成しているために、塗料が残りにくいために、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。また、残った塗料も洗浄により容易に取除き、塗料用容器の再利用を可能にするものである。
また、他の本考案は、前記塗料用容器が容器本体上部外側及び前記蓋内側にそれぞれ整合するネジ部を有する塗料用容器であり、かかる塗料用容器により蓋の取り外しや、攪拌機の装着等が容易になるものである。
また、他の本考案は、容器本体上部外側の一部に設けられた2以上の第一突起部と、前記蓋内側の一部に設けられた2以上の第二突起部をさらに具備し、前記2以上の第一突起部が前記蓋内側に納められ、前記2以上の第一突起部と前記2以上の第二突起部が接合されることにより、前記容器本体と前記蓋が密着し、前記容器本体の最上部から最下部に至る面の少なくとも一部の面は突起部を有さず平面または平曲面を構成する塗料用容器である。また、前記第一突起部と前記第二突起部が、それぞれ4個存在する塗料用容器である。かかる塗料用容器は、蓋の取り外しや、攪拌機の装着等が容易になる。また、塗料が残りにくく、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。さらに、残った塗料も洗浄により容易に取除き、塗料用容器の再利用を可能にするものである。突起部を有さない、容器本体の最上部から最下部に至る面の少なくとも一部の面の上部から、塗料を注ぐようにするため、塗料の液だれが発生しても、容易にふき取ることができるためである。
また、他の考案は、容器本体胴部内側の断面形状が台形であり、前記台形の上辺の長さが下辺の長さより大きいことを特徴とする塗料用容器である。また、前記台形の上辺の長さと下辺の長さの差が略3mmであることを特徴とする塗料用容器である。かかる塗料用容器は、容器本体(内部)に塗料が残りにくいため、塗料を効率的に使用でき、環境負荷の低減が実現できる。また、残った塗料を洗浄により一層容易に取除くことが可能となり、塗料用容器の再利用を可能にする。
また、他の本考案は、容器本体が該容器本体胴部内側と該容器本体底部内側が一定の曲部を有することを特徴とする前記記載の塗料用容器であり、かかる塗料用容器により、塗料を残りにくく、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。また、残った塗料も洗浄により容易に取除き、塗料用容器の再利用を可能にするものである。
また、他の本考案は、容器本体上部の内部に、蓋と容器本体を接合するための爪部を具備し、当該爪部が該容器本体の内側と接する箇所は、一定の曲部を有することを特徴とする前記記載の塗料用容器であり、かかる塗料用容器により、塗料を残りにくく、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。また、残った塗料も洗浄により容易に取除き、塗料用容器の再利用を可能にするものである。
さらにまた、他の本考案は、蓋が容器本体の開口部を閉じる蓋とは別の攪拌機装着用蓋であり、該蓋の中心部に開口部を有することを特徴とする前記記載の塗料用容器であり、かかる塗料用容器により、市販製攪拌機を簡単に装着することを可能にしたものである。
本考案の塗料用容器は、透明または半透明な材料によって作製されるため、蓋を取り外さないで、外部より、百数十種類の塗料の色調及び色調差を直接見て、選択することが可能となる。
以下に、本考案の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本考案に係わる実施形態の塗料用容器の断面概略図である。容器本体1は容器本体胴部7上部外側にネジ3部を有し、蓋2は内側にネジ4部を有し、塗料用容器はネジ3部及びネジ4部によって開閉される。容器本体1は容器本体上部6から容器本体胴部7内側を通じて容器本体底部8内側まで平面及び円筒状に平滑に形成され、従来の金属缶のように容器本体開口部5内側に受蓋環のような構造物を有さない。従来例と異なり、図1に示すように本考案の構造がシンプルに形成されているため、材料自体の弾力性や厚みに制限されることが無い。
従って、前記容器本体1及び前記蓋2の一部或いは全部に透明または半透明な材料が使用できる。図1は容器本体1及び蓋2の全部を透明または半透明な材料で形成された本考案の実施例である。該材料は、主にオレフィン系樹脂が好ましいが、一般に用いられる透明または半透明な材料であればよく、特に制限されるものではない。また、透明または半透明な材料として、強化透明プラスティックを用いるとより好ましい。かかる塗料用容器により、蓋を開けないで外部より充填された内容物を目視することができる。特に塗料の場合、外部より百数十種類の塗料の色調及び色調の差を直接見て使用者が選ぶことが可能となる。さらに、かかる容器により、当該業務分野においても未経験者や経験の浅い作業者が塗布作業をしやすくなり、また塗料缶の在庫量を容易に確認しやすくなる結果、業務作業の効率向上が図れる。「半透明」とは、塗料の量が、外部から認識できる程度であれば良い。「半透明」における透明度は問わない。
なお、透明または半透明な容器本体1及び蓋2の材料として、ポリアクリロニトリル系の非晶性熱可塑性樹脂「バレックス」を用いても良い。バレックスは、耐薬品性、安全・衛生性に優れ、かつ深絞り成形性、機械的物性・加工性に優れるという特性を有し、好適である。かかることは、他の実施の形態における容器本体及び蓋においても同様である。
また、前記容器本体1は、該容器本体胴部7内側と該容器本体底部8内側が一定の曲部9を有して作製された実施形態である。該曲部構造及び容器本体1が容器本体上部6から容器本体胴部7内側を通じて容器本体底部8内側まで平面及び円筒状に平滑に形成されているため、容器本体に塗料が残りにくいため、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。また、残った塗料を洗浄により容易に取除くことが可能となり、塗料用容器の再利用を可能にする。また、曲部9により、塗料が攪拌しやすくなる。
(実施の形態2)
図2、図3及び図4は、本考案に係わる別の実施形態の塗料用容器の概略図である。図2は塗料用容器を構成する容器本体の上面斜図概略図である。容器本体1は、該容器本体上部6外側に等間隔に設けられた第一突起部11が4箇設けられた実施形態である。容器本体1は、前記第一突起部11の4箇所以外に、容器本体上部6及び容器本体胴部7外側の最上部から最下部に至る面が平面及び平曲面に形成されている。また、図3は、塗料用容器を構成する蓋2の正面、下面及び断面概略図である。該蓋2は、蓋外環17の一部に前記第一突起部11を納める蓋外環空間部15が設けられ、かつ蓋下部14に第二突起部12が4箇所形成される。勿論、容器本体1及び蓋2に設けられた突起部の数は本実施形態の各4個に拘束されるものではない。また、第一突起部11、第二突起部12の形状は問わない。第一突起部11、第二突起部12が接合されることにより、容器本体1と蓋2が密着すればよい。
図3(a)は第二突起部12を有するA−A断面概略図であり、図3(b)は第二突起部12を有さないB−B断面概略図である。更にまた、図4は蓋2が容器本体1に接合した断面概略図である。
図4(a)はA−A面、図4(b)はB−B面に対応する、蓋2が容器本体1に接合した断面概略図である。本実施例は、容器本体上部6が蓋内環16と蓋外環17との間に押し込まれることにより、塗料用容器が形成される。図4(a)に示すように、容器本体1に設けられた第一突起部11と蓋2に設けられた第二突起部12が係止めされて接合されることにより、塗料用容器が閉じられる。この時、第一突起部11は、蓋外環17に設けられた蓋外環空間部15及び図3正面図に示された蓋外環切込部19によって、スムースに蓋外環17内側に納められる。
また、図4(b)に示すように、突起部を有さない部分の容器本体1は、蓋内環16と蓋外環17と密着して閉じられている。本実施例の容器本体1と蓋2は、蓋外環空間部15に第一突起部11を納めて、第二突起部12によって係止めして接合されることにより、蓋外環17と蓋内環16とが両側から密着され、密封性の高い塗料用容器が得られる。従来例の塗料用容器とは異なり、本実施形態では、蓋外環空間部15と蓋外環切込部18を設けることにより、容器本体1の第一突起部11を蓋外環17内側に納めて接合される。本実施形態のかかる容器本体1と蓋2の接合により、塗料用容器の密封性が著しく向上する。
また、蓋2は図3に示すような構造だけではなく、図4(c)のように、蓋2外径及び内径や蓋外環17及び蓋内環16の高さや厚みなどを変数とした力学的強度を向上させて設計することがより好ましい。以上のような本考案の塗料用容器は、容器開口部1及び容器本体胴部7外側の最上部から最下部に至る面が平面及び平曲面に形成されているため、容器開口部5より塗料を取り出すときに、例え容器本体上部6及び容器本体胴部7外側が塗料で汚染されることがあっても、洗浄により容易に取除くことが可能である。
また、前記容器本体1は、該容器本体胴部7内側と該容器本体底部8内側が一定の曲部9を有して作製された実施形態である。該曲部構造及び容器本体1が容器本体上部6から容器本体胴部7内側を通じて容器本体底部8内側まで平面及び円筒状に平滑に形成されているため、容器本体に塗料が残りにくいため、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。また、残った塗料を洗浄により容易に取除くことが可能となり、塗料用容器の再利用を可能にする。また、曲部9により、塗料が攪拌しやすくなる。
(実施の形態3)
図5は、本考案に係わるまた別の実施形態の塗料用容器を構成する容器本体の正面断面概略図である。容器本体1は、容器本体胴部7内側の断面形状が台形に形成され、台形の上辺の長さが下辺の長さより大きいものである。具体的に本実施形態では、容器本体の肉厚は1.5mmであり、容器本体上部6の内径(または/及び外径)が容器本体底部15の内径(または/及び外径)の差が略3mmに形成されたものである。勿論、前記上辺の長さと下辺の長さの差は本実施形態に拘束されるものではない。本実施形態では、容器本体胴部7内側が円筒状に平滑に形成されかつ断面が台形状に形成されているため、容器本体に塗料が残りにくいため、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。また、残った塗料を洗浄により一層容易に取除くことが可能となり、塗料用容器の再利用を可能にする。また、曲部9により、塗料が攪拌しやすくなる。
図6は、攪拌機用装着蓋の平面概略図である。塗料は使用されるとき、塗料用容器の容器本体1から蓋2を取り外して使用される。また、実際に塗料を塗る直前に、塗料は攪拌してから用いられる。攪拌には市販製の攪拌機が用いられることが多い。この場合、図6に示す攪拌機装着用蓋10を容器本体1に取り付ける。攪拌機装着用蓋10は該蓋の中心部に市販製攪拌機に合わせた大きさの開口部13を有する。従って、該蓋開口部13に市販製攪拌機を簡単に装着することができる。本考案の透明または半透明な塗料用容器では、攪拌中の状況が容易に観察できるため、攪拌の完了も容易に確認できる。
本考案の塗料用容器は、輸送時における塗料漏れを防止するために必要に応じて、容器本体に蓋を取り付けた後に、嵌合固定して使用されても良い。また、容器本体に塗料を充填後、アルミラミネートフィルムや高分子コーティング紙などのシール材を取り付けて使用されても良い。該シール材は蓋を取り付けると、容器本体と蓋との間でガスケットの役割も果たし、輸送時における塗料漏れがより防止できる。場合によっては、嵌合固定とシール材を併用しても良い。
(実施の形態4)
図9は、本考案に係わる別の実施形態の塗料用容器の断面概略図である。
図9(a)は、容器本体91の上面図である。図9(b)は、容器本体91の正面図である。図9(c)は、容器本体91の底面図である。
容器本体91の上部の内側に、容器本体91が図示しない蓋と接合されるための爪部911を具備する。爪部911が容器本体91の胴部9112の内側と接する箇所は、図9(b)に示すように曲線を有する曲部9111となっている。なお、爪部911は、容器本体91の胴部9112と一体に成型されていても良いことは言うまでもない。また、図9(b)の容器本体91の正面図において、底面の中央が凸形状であるが、容器本体91は平面上に設置した場合に、安定して設置されることは言うまでもない。
爪部911を拡大した図を、図10に示す。なお、爪部911の形状は、図10に示した形状に限らず、蓋と接合される形状であれば良い。ただし、爪部911は、曲部9111を有することは好適である。爪部911が曲部9111を具備することにより、容器本体に塗料が残りにくいため、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。実際に、爪部911に曲部9111が存在せず、垂直の場合(爪部が図11の場合)に、容器本体の塗料を使いきろうとしても、約20グラムの塗料が使用されずに容器本体に残った。一方、爪部911に曲部9111が存在する場合(図10の場合)には、約6グラムしか塗料が容器本体91に残らなかった。また、爪部911は、曲部9111を有することにより、残った塗料を洗浄により容易に取除くことが可能となり、塗料用容器の再利用を可能にする。また、塗料が攪拌しやすくなる。
また、図12は、図9(b)における、容器本体91の底部の断面概略図である。図12において、容器本体91は、該容器本体胴部内側と該容器本体底部内側が一定の曲部を有する。かかる曲部により、容器本体91に塗料が残りにくいため、効率的に塗料を使用でき、環境負荷の低減に寄与する。また、残った塗料を洗浄により容易に取除くことが可能となり、塗料用容器の再利用を可能にする。また、塗料が攪拌しやすくなる。なお、図12において、容器本体底部外側は、一定の曲部を有さなくても良い。
なお、図13は、代表的な容器本体91のサイズ(単位mm)を記載した図である。図13(a)は、容器本体91の上面図である。図13(b)は、容器本体91の正面図である。また、図14は、爪部911のサイズ(単位mm)を記載した図である。図15は、容器本体底部のサイズ(単位mm)を記載した図である。なお、図13から図15における容器の各部のサイズは、一例である、他のサイズでも良いことは言うまでもない。
以上のように、本考案にかかる塗料用容器は、透明または半透明な材料によって作製されるため、蓋を取り外さないで、外部より、百数十種類の塗料の色調及び色調差を直接見て、塗料を選択することが可能であるという効果を有し、好適な塗料用容器として有用である。
本考案に係わる塗料用容器の断面概略図 別の本考案に係わる容器本体の上面斜図概略図 別の本考案に係わる蓋の正面、下面及び断面概略図 別の本考案に係わる塗料用容器の断面概略図 また別の本考案に係わる容器本体の正面断面概略図 さらにまた別の本考案に係わる攪拌機装着用蓋の平面概略図 従来例の金属缶の概略断面図 従来例のプラスティック製缶の概略断面図 別の本考案に係わる塗料用容器の断面概略図 容器本体の爪部の断面概略図 容器本体の他の爪部の断面概略図 容器本体の爪部の断面概略図 本考案に係わる塗料用容器の断面概略図 容器本体の爪部の断面概略図 容器本体の爪部の断面概略図
符号の説明
1、31、41、91 容器本体
2、32、42 蓋
3 容器本体ネジ部
4 蓋ネジ部
5 容器本体開口部
6、36、46 容器本体上部
7、9112 容器本体胴部
8 容器本体底部
9、9111 曲部
10 攪拌機用装着蓋
11 第一突起部
12 第二突起部
13 蓋開口部
14 蓋下部
15 蓋外環空間部
16 蓋内環
17 蓋外環
18 蓋外環切込部
19 蓋外環可動部
33 受蓋環
34 受蓋環裏側の空間
43 受容器環
45 パッキング
48 リブ
49 爪部
911 爪部


Claims (10)

  1. 開口部を有する容器本体と、該容器本体の開口部を閉じる蓋とから成る塗料用容器において、該容器本体の一部或いは全部が透明または半透明である塗料用容器。
  2. 開口部を有する容器本体と、該容器本体の開口部を閉じる蓋とから成る塗料用容器において、該蓋の一部或いは全部が透明または半透明である塗料用容器。
  3. 前記容器本体外側上部及び前記蓋内側にそれぞれ整合するネジ部をさらに有する請求項1または請求項2いずれか記載の塗料用容器。
  4. 前記容器本体外側上部の一部に設けられた2以上の第一突起部[HT1]と、前記蓋の一部に設けられた2以上の第二突起部[HT2]をさらに具備し、
    前記2以上の第一突起部が前記蓋内側に納められ、かつ前記2以上の第一突起部と前記2以上の第二突起部が接合されることにより、前記容器本体と前記蓋が密着し、
    前記容器本体の最上部から最下部に至る面の少なくとも一部の面は突起部を有さず平面及び/または平曲面を構成する[HT3]請求項1または請求項2いずれか記載の塗料用容器。
  5. 前記第一突起部と前記第二突起部が、それぞれ4個存在する請求項4記載の塗料用容器。
  6. 前記容器本体胴部内側の断面形状が台形であり[HT4]、前記台形の上辺の長さが下辺の長さより大きいことを特徴とする請求項1から請求項5いずれか記載の塗料用容器。
  7. 前記台形の上辺の長さと下辺の長さの差が略3mm[HT5]であることを特徴とする請求項6記載の塗料用容器。
  8. 前記容器本体は、該容器本体胴部内側と該容器本体底部内側が一定の曲部を有することを特徴とする請求項1から請求項7いずれか記載の塗料用容器。
  9. 前記容器本体上部の内側に、蓋と容器本体を接合するための爪部を具備し、当該爪部が該容器本体の内側と接する箇所は、一定の曲部を有することを特徴とする請求項1または請求項2、または請求項6から請求項8いずれか記載の塗料用容器。
  10. 前記蓋は、前記容器本体の開口部を閉じる蓋とは別の攪拌機装着用蓋であり、該蓋の中心部に開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項9いずれか記載の塗料用容器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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