JP2005162077A - 車両用物入装置 - Google Patents

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【課題】 型抜方向が簡略化されるようにアウタケースの分割を行うと共に、組合せに際して分割部の横方向への張出量を抑えることができるようにする。
【解決手段】 アウタケース2を、ガイドレール部15を有するアッパハウジング51と、ラック部19を有するロワハウジング52とに分割し、アッパハウジング51とロワハウジング52との分割部に沿って、爪部53と爪孔54とを有する爪嵌合部55を複数設けると共に、爪嵌合部55間の位置に補強リブ57を設置するようにしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用物入装置に関するものである。
自動車などの車両には、通常、車室内に物入装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。このような物入装置は、アウタケースと、このアウタケース内に引出収納自在に設置されたトレイとを備えている。
そして、アウタケース側部とトレイ側部との間には、トレイの引出収納方向へ延びて、トレイの引出収納動作をガイド可能なガイドレール部が形成されている。
また、アウタケースとトレイとの間には、トレイを自動的に引出すようにしたトレイ引出機構が設けられている。
このトレイ引出機構は、アウタケース底部に形成されて、引出収納方向へ延びるラック部と、トレイに設けられ、ラック部のラック歯に歯合されてトレイを引出収納方向へ移動させるギヤと、トレイとギヤとの間に介装されて、ギヤを引出方向へ回動付勢する付勢機構とを備えている。
特開平7−186837号公報
しかしながら、上記車両用物入装置では、アウタケースには、トレイの引出収納方向へ延びるガイドレール部やラック部などの複雑な凹凸部分が多数設けられるため、型抜方向が複雑となって成形に困難を伴うという問題があった。これに対応するため、アウタケースを分割構造とすることも考えられるが、このようにすると、分割部の組合構造によっては、横方向への張出量が大きくなって、車両への搭載が困難となるおそれがある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、アウタケースと、該アウタケース内に引出収納自在に設置されたトレイとを備え、前記アウタケース側部とトレイ側部との間に、トレイの引出収納方向へ延びて、トレイの引出収納動作をガイド可能なガイドレール部が形成されると共に、前記アウタケースとトレイとの間に、トレイ引出機構が設けられ、該トレイ引出機構が、アウタケース底部に形成されて、前記引出収納方向へ延びるラック部と、トレイに設けられ、前記ラック部のラック歯に歯合されてトレイを引出収納方向へ移動させるギヤと、前記トレイとギヤとの間に介装されて、ギヤを引出方向へ回動付勢する付勢機構とを備えた車両用物入装置であって、前記アウタケースを、ガイドレール部を有するアッパハウジングと、ラック部を有するロワハウジングとに分割し、前記アッパハウジングとロワハウジングとの分割部に沿って、爪嵌合部を複数設けると共に、爪嵌合部間の位置に補強リブを設置した車両用物入装置を特徴としている。
請求項1の発明によれば、アウタケースを、ガイドレール部を有するアッパハウジングと、ラック部を有するロワハウジングとに分割することにより、アッパハウジングの型抜方向をガイドレール部の延設方向に沿った引出収納方向に設定し、ロワハウジングの型抜方向をラック部のラック歯の形状に応じた上下方向に設定することができ、型抜方向が簡略化されるようにうまく型分割を行うことが可能となると共に、型形状の簡素化により高い成形精度を確保することが可能となる。また、アッパハウジングとロワハウジングとの分割部に沿って、爪嵌合部を複数設けると共に、爪嵌合部間の位置に補強リブを設置したことにより、アッパハウジングとロワハウジングとをネジ止め構造とせずに必要な強度を有して組合せることができる。また、分割部の横方向への張出量を抑えることができる。
型抜方向が簡略化されるようにアウタケースの分割を行うと共に、組合せに際して分割部の横方向への張出量を抑えることができるようにするという目的を、アウタケースを、ガイドレール部を有するアッパハウジングと、ラック部を有するロワハウジングとに分割し、アッパハウジングとロワハウジングとの分割部に沿って、爪部と爪孔とを有する爪嵌合部を複数設けると共に、爪嵌合部間の位置に補強リブを設置する、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図12は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、自動車などの車両には、通常、車室内に図1に示すような物入装置1が設置されている。この物入装置1は、アウタケース2と、このアウタケース2内に引出収納自在に設置されたトレイ3とを備えている。ここで、車室内にはインストルメントパネルやこのインストルメントパネルの運転席側下部に取付けられるロワドライバなどの図示しない内装パネルが各種設けられており、この内装パネルに形成された開口部の裏面側にアウタケース2が取付けられるようになっている。
アウタケース2は、手前側に開口部4を有する略箱状を呈している。アウタケース2は、開口部4を内装パネルの開口部に位置合せした状態にて取付けられる。この実施例では、開口部4は、アウタケース2に対して、傾めに形成されている。そして、アウタケース2の両側部には、内装パネルの裏面側に取付けるための取付ブラケット5が設けられている。なお、アウタケース2の上面には、光透過穴2aが形成され、この光透過穴2aに光源保持部7を介して光源ユニット8が取付けられて、照明を行い得るように構成されている。
トレイ3は、カード類や小銭などを収容可能な略皿状のトレイ本体10を有している。このトレイ本体10の手前側面にはリッド部11が設けられている。このリッド部11は、収納時に内装パネルの表面と略面一となるように構成されており、トレイ本体10よりも一回り大きい正面形状を有している。これに伴い、アウタケース2の開口部4も、リッド部11を収容し得るように、アウタケース2全体の正面形状よりも一回り大きい段差形状とされている。アウタケース2とトレイ3とは、共に樹脂にて構成されている。なお、リッド部11は、トレイ3とは別体に形成されても良い。リッド部11も、開口部4と同様に、トレイ本体10に対して、傾めに形成されている。
そして、アウタケース2の側部とトレイ3の側部との間には、トレイ3の引出収納方向14へ延びて、トレイ3の引出収納動作をガイド可能なガイドレール部15,16が形成されている。ここで、アウタケース2の側部のガイドレール部15は、アウタケース2の両側壁の内面側へ突設されている。このガイドレール部15は、例えば、2条の突条とされている。トレイ3の側部のガイドレール部16は、トレイ本体10の両側壁の外面側へ突設されている。このガイドレール部16は、例えば、1条の突条とされている。そして、2条のガイドレール部15,15の間に、1条のガイドレール部16が摺接可能に挟み込まれるようになっている。
また、図2〜図4に示すように、アウタケース2とトレイ3との間には、トレイ3を自動的に引出すトレイ引出機構18が設けられている。このトレイ引出機構18は、アウタケース2の底部に形成されて、引出収納方向14へ延びるラック部19と、トレイ3に設けられ、ラック部19のラック歯に歯合されてトレイ3を引出収納方向14へ移動させるギヤ20と、トレイ3とギヤ20との間に介装されて、ギヤ20を引出方向へ回動付勢する付勢機構21とを備えている。
ここで、ラック部19は、アウタケース2の底壁の一側部近傍に沿って形成されている。ギヤ20は、円形で且つアウタケース2の底壁と平行なギヤ本体22と、このギヤ本体22の中心に設けられた回転軸23とを有している。トレイ本体10の奥部には、上下に隔てて一対の軸支持部25,26が突設され、この軸支持部25,26に形成された軸孔間に回転軸23の両端部が軸支されている。上方の軸支持部25は、トレイ本体10の下面よりも高く、アウタケース2の上壁よりも低い位置に設置されている。上方の軸支持部25には、補強リブ25aが設けられている。下方の軸支持部26は、トレイ本体10の下面よりも低く、アウタケース2の底壁よりも高い位置に設置されて、ギヤ本体22の一部がトレイ本体10の下面側へ入り込み得るように構成されている。このように、ギヤ本体22の一部がトレイ本体10の下面側へ入り込み得るようにすることにより、トレイ本体10の高さ方向および奥行方向の寸法をより大きく確保しつつトレイ引出機構18を設けることが可能となると共に、ギヤ本体22の径寸法をより大きくしてトレイ引出機構18の作動の分解能を高め、引出しの際のトレイ3の動きを高精度で制御することを可能としている。そして、下方の軸支持部26の一側部は、ギヤ本体22とラック部19との歯合部分と干渉しないように切りかかれている。また、ギヤ本体22上面側の回転軸23の外周部には、平面視十字リブ状のバネ保持部27が設けられている。このバネ保持部27に付勢機構21を構成するコイルバネ28が嵌着されている。コイルバネ28の一端28aは、軸支持部25に形成された孔部に係止され、コイルバネ28の他端28bは、ギヤ本体22に形成された孔部に係止されている。コイルバネ28は、トレイ3の収納動作により巻締められて弾性力が蓄積され、トレイ3の引出動作により巻戻されて弾性力が解放されて行くよう構成されている。ギヤ本体22と回転軸23とバネ保持部27とは、樹脂で一体に形成されている。
そして、下方の軸支持部26には、トレイ3の引出時におけるコイルバネ28の弾性力を減衰するダンパ機構31が設けられている。このダンパ機構31は、内部に封入された粘性流体によって減衰力を発生させる回転型ダンパ32と、この回転型ダンパ32の入力軸に取付けられてギヤ20と歯合する歯車33とを備えている。
更に、アウタケース2とトレイ3との間には、トレイ3を閉状態(収納状態)に保持するトレイロック機構35が設けられている。このトレイロック機構35は、アウタケース2の側に設けられた保持用爪36と、トレイ3の側に設けられて、上記保持用爪36をプッシュ操作で交互に把持・解放する一対の把持爪37を有するラッチ装置38とを備えている。保持用爪36は、アウタケース2の奥部に設けられる。また、ラッチ装置38は、トレイ3の奥部に設けられる。この実施例では、トレイロック機構35は、アウタケース2の一側部とラック部19との間の位置に設けられている。
加えて、アウタケース2とトレイ3との間には、図5〜図8に示すように、開状態のトレイ3の引出位置を規制するストッパ機構41が設けられている。このストッパ機構41は、アウタケース2に設けられたストッパ片42と、トレイ3に設けられたストッパ片43とを備えている。アウタケース2側のストッパ片42は、アウタケース2の手前側部分に設けられている。また、トレイ3側のストッパ片43は、トレイ3の奥部に設けられている。アウタケース2側のストッパ片42は、側面視略逆V字状をしてアウタケース2の底壁から上方へ立設されている。このストッパ片42の奥側面に略垂直なストッパ面42aが形成されている。また、トレイ3側のストッパ片43は、トレイ3の底壁から下方へ垂下されている。このストッパ片43の手前側面に略垂直なストッパ面43aが形成されている。そして、トレイ3側のストッパ片43の奥側面には、奥側へ向けて上がり勾配の傾斜したリブ44が形成されている。また、アウタケース2側のストッパ片42の手前側面には、アウタケース2に対してトレイ3を取付ける際に、リブ44およびストッパ片43がストッパ片42を乗り越えるガイドとなる、奥側へ向けて上がり勾配の傾斜面42bが形成されている。更に、リブ44およびストッパ片43がストッパ片42を乗り越えるために、アウタケース2側のストッパ片42は、周囲に平面視略コ字状の切欠45を設けられることにより片持状の弾性片46とされている。加えて、トレイ3を閉状態とした時のストッパ片43に対応するアウタケース2の底壁部分には、作業用開口47が形成されている。そして、この作業用開口47を通して、ストッパ片43のストッパ面43aに、フェルトなどの緩衝材48が後付けされる。これにより、図8に示すように、ストッパ片43がストッパ片42を乗り越える際に緩衝材48を損傷してしまうようなことが防止される。このストッパ機構41は、アウタケース2の一側部とラック部19との間の位置に設けられている。即ち、トレイロック機構35と同様の位置に設けられて、スペース節約に寄与している。
そして、この実施例のものでは、図2、図9〜図12に示すように、アウタケース2を、ガイドレール部15を有するアッパハウジング51と、ラック部19を有するロワハウジング52とに分割する。アッパハウジング51は、アウタケース2の上壁と両側壁と奥壁とを有するものとする。ロワハウジング52は、アウタケース2の底壁を有するものとする。即ち、アウタケース2とロワハウジング52とは、両側壁下部と底壁との境目の位置で分割するようにする。そして、ロワハウジング52の縁部には、アウタケース2の両側壁および奥壁の下部に対して外嵌可能なフランジ状の縦壁52aを立設する。縦壁52aは、所要の強度が得られるラップ代を確保し得る高さとする。
そして、アッパハウジング51とロワハウジング52との分割部に沿って、爪部53と爪孔54とを有する爪嵌合部55を複数設ける。例えば、爪部53を、アッパハウジング51に設け、爪孔54を、ロワハウジング52に設けるようにする。爪嵌合部55は、縦壁52aによるアッパハウジング51とロワハウジング52とのラップ部分に対し、アウタケース2の両側壁と奥壁とに沿って所要の間隔で形成する。
更に、爪嵌合部55間の位置に、適宜、補強リブ57を設置する。或いは、爪嵌合部55と補強リブ57とを交互に形成する。補強リブ57は、ロワハウジング52におけるアッパハウジング51下縁の肉厚分だけ縦壁52aから離れた位置に形成して、縦壁52aと補強リブ57とでアッパハウジング51の下縁を挟持し得るようにする。
次に、この実施例の作用について説明する。
物入装置1を組立てるには、先ず、アッパハウジング51とロワハウジング52を組合せてアウタケース2を構成する。この際、ロワハウジング52の縦壁52aと補強リブ57との間でアッパハウジング51の下縁を挟持させるようにしつつ、アッパハウジング51下縁の爪部53をロワハウジング52の縦壁52aの爪孔54に嵌合させるようにする。これにより、ネジ止め構造とせずに組合せることができる。
そして、トレイ3に、トレイ引出機構18、ダンパ機構31、トレイロック機構35のラッチ装置38などをセットする。そして、ガイドレール部15,16を介してアウタケース2にトレイ3を挿入する。この際、図8に示すように、アウタケース2のストッパ片42に対してトレイ3のストッパ片43を乗り越えさせるようにする。ここで、アウタケース2のストッパ片42を片持状の弾性片46とすると共に、ストッパ片43の傾斜したリブ44を、ストッパ片42の傾斜面42bにガイドさせるようにしているので、支障なく乗り越えさせることができる。
そして、アウタケース2へのトレイ3の挿入後に、アウタケース2に設けた作業用開口47を通して、ストッパ片43のストッパ面43aに、フェルトなどの緩衝材48を後付けする。これにより、ストッパ片43がストッパ片42を乗り越える際に緩衝材48を損傷してしまうようなことが防止される。
こうして組立てられた物入装置1は、トレイ引出機構18のコイルバネ28が巻締められて弾性力が蓄積され、トレイロック機構35のラッチ装置38における把持爪37が保持用爪36を把持して、トレイ3がロックされた状態となっている。
そして、閉状態(収納状態)からトレイ3を引出すには、トレイ3のリッド部11を軽く押す。すると、ラッチ装置38の把持爪37が保持用爪36を解放するように、トレイロック機構35が作動する。これにより、トレイ3に対するロックが解除されて、トレイ3はフリー状態となる。すると、付勢機構21であるコイルバネ28の弾性力が解放されるため、コイルバネ28が巻戻されてギヤ20が回転され、ギヤ20がラック部19に沿って移動するように、トレイ引出機構18が作動する。これにより、トレイ3は、ガイドレール部15,16にガイドされてアウタケース2から引出される。この際、ギヤ20に歯合された歯車33を介して回転型ダンパ32が回転され、回転型ダンパ32内部の粘性流体の抵抗によってコイルバネ28の弾性力を減衰するよう、ダンパ機構31が作動する。これにより、トレイ3は、ゆっくりとした高級感のある出方をする。アウタケース2から引出されたトレイ3は、ストッパ片43がストッパ片42に突き当たることにより、ストッパ機構41が作動する位置で停止される。
ここで、ギヤ本体22の一部がトレイ本体10の下面側へ入り込み得るようにすることにより、トレイ本体10の高さ方向および奥行方向の寸法をより大きく確保しつつ(トレイ本体10の容積をより大きく確保しつつ)トレイ引出機構18を設けることが可能となると共に、ギヤ本体22の径寸法をより大きくしてトレイ引出機構18の作動の分解能を高め、引出しの際のトレイ3の動きを高精度で制御することが可能となる。
引出された状態(開状態)からトレイ3を閉状態とするには、上記とは反対に、リッド部11を押し、ガイドレール部15,16にガイドさせて、トレイ3をアウタケース2内へ押込むようにする。トレイ3が奥まで押込まれると、ラッチ装置38の把持爪37が保持用爪36を把持するように、トレイロック機構35が機能する。これにより、トレイ3がロックされる。この際、ラック部19によってギヤ20が回転されることにより、コイルバネ28が巻締められて、弾性力が蓄積された状態となる。
この実施例によれば、アウタケース2を、ガイドレール部15を有するアッパハウジング51と、ラック部19を有するロワハウジング52とに分割することにより、アッパハウジング51の型抜方向(イ)をガイドレール部15の延設方向に沿った引出収納方向14に設定し、ロワハウジング52の型抜方向(ロ)をラック部19のラック歯の形状に応じた上下方向に設定することができ、型抜方向が簡略化されるようにうまく型分割を行うことが可能となると共に、型形状の簡素化により高い成形精度を確保することが可能となる。
また、アッパハウジング51とロワハウジング52との分割部に沿って、爪部53と爪孔54とを有する爪嵌合部55を複数設けると共に、爪嵌合部55間の位置に補強リブ57を設置したことにより、アッパハウジング51とロワハウジング52とをネジ止め構造とせずに必要な強度を有して組合せることができる。また、分割部の横方向への張出量を抑えることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
本発明の実施例の開状態の右斜前上方から見た斜視図である。 図1を左斜後上方から見た分解斜視図である。 図1の幅中央部分の側方断面図である。 トレイ本体の平面図である。 図1を左斜前下方から見た斜視図である。 図1の左側部分の側方断面図で、閉じた状態を示す図である。 図6の開状態の側方断面図である。 ストッパ片が乗り越える状態における図7の部分拡大図である。 アウタケースの分解斜視図である。 図9のアッパハウジングをA矢視方向に見た底面図およびロワハウジングをB矢視方向に見た平面図である。 アッパハウジングとロワハウジングとの合せ部の部分拡大斜視図である。 アッパハウジングとロワハウジングとの合せ部の部分拡大断面図である。
符号の説明
2 アウタケース
3 トレイ
14 引出収納方向
15 ガイドレール部
16 ガイドレール部
18 トレイ引出機構
19 ラック部
20 ギヤ
21 付勢機構
51 アッパハウジング
52 ロワハウジング
53 爪部
54 爪孔
55 爪嵌合部
57 補強

Claims (1)

  1. アウタケースと、該アウタケース内に引出収納自在に設置されたトレイとを備え、
    前記アウタケース側部とトレイ側部との間に、トレイの引出収納方向へ延びて、トレイの引出収納動作をガイド可能なガイドレール部が形成されると共に、
    前記アウタケースとトレイとの間に、トレイ引出機構が設けられ、
    該トレイ引出機構が、アウタケース底部に形成されて、前記引出収納方向へ延びるラック部と、トレイに設けられ、前記ラック部のラック歯に歯合されてトレイを引出収納方向へ移動させるギヤと、前記トレイとギヤとの間に介装されて、ギヤを引出方向へ回動付勢する付勢機構とを備えた車両用物入装置であって、
    前記アウタケースを、ガイドレール部を有するアッパハウジングと、ラック部を有するロワハウジングとに分割し、
    前記アッパハウジングとロワハウジングとの分割部に沿って、爪嵌合部を複数設けると共に、爪嵌合部間の位置に補強リブを設置したことを特徴とする車両用物入装置。

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