JP2005162038A - 車載灯具制御装置 - Google Patents

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哲 春本
Toshitaka Yamato
俊孝 大和
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博 竹内
Yoshihiko Maeno
義彦 前野
Kazuhiro Sakiyama
和広 崎山
Motohiro Nakamura
元裕 中村
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Abstract

【課題】ウインカーランプの操作ミスを防止し、自車両の情報を周囲に正確に伝達すること。
【解決手段】車両状態検出部1が、ナビゲーションシステム2から位置情報を取得し、車速測定部3から速度および加速度を取得し、シフトレバー4からシフト状態を取得し、パーキングブレーキ5からその動作状態を取得する。点滅動作選択部15は、ハザードスイッチ11とウインカースイッチとが共にオン状態となった場合に、スイッチの入力順序に加えて車両状態検出部13が検出した自車両の走行状態をもとにウインカーランプ16を方向指示状態とするかハザード状態とするかを選択する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両に配設したウインカーランプの点灯状態を制御して方向指示状態および非常点滅状態を実現する車載灯具制御装置に関し、特に自車両の状態を周囲に正確に報知可能な車載灯具制御装置に関するものである。
従来、車両の四隅にウインカーランプを配設し、このウインカーランプの点灯や点滅によって車両の進行方向を周辺の他車両や歩行者などに報知する技術が知られている。具体的には、自車両が右方向に移動する場合には右前方および右後方に配設したウインカーランプを点灯もしくは点滅させ、また、自車両が左方向に移動する場合には左前方および左後方に配設したウインカーランプを点灯もしくは点滅させる。
ところで、このウインカーランプは、自車両に異常が発生したことを周囲に報知する際にも使用される。具体的には、四隅のウインカーランプを同時に点灯・点滅させることで、自車両に異常が発生したことを示し、通常の範囲外の挙動、例えば本来、駐停車をすべきでない場所での駐停車や、定められた速度以下での走行を行うことを報知する。
このような四隅のウインカーランプを同時に点灯・点滅させる操作は非常点滅(ハザード)と呼ばれ、この操作を行う場合のウインカーランプは非常点滅灯(ハザードランプ)と呼ばれる。
すなわち、ウインカーランプは、本来の用途である自車両の移動方向指示と、非常点滅(ハザード)とで共用されることとなる。ここで、移動方向を報知するためのスイッチ(ウインカースイッチ)と、非常点滅を実行するためのスイッチ(ハザードスイッチ)は独立に設けることが一般的であるので、ウインカーランプの操作には操作ミスが発生することが多いという問題点が有った。
例えば、ハザードスイッチを入れた状態(非常点滅状態)で駐車した後、ハザードスイッチを入れたことを失念して右ウインカーを出して発車すると、右ウインカーによる方向指示状態に対して非常点滅状態が優先され、非常点滅状態のままで発車し、走行することとなり、周辺の車両に混乱を引き起こす場合がある。
そこで、特許文献1に開示された車両用警告ランプ装置では、ウインカースイッチとハザードスイッチの一方がオン状態において他方が操作されてオン状態となった場合には、後から操作されたスイッチを優先し、元のスイッチを解除する技術を開示している。
特開平8−2319号公報
しかしながら、上述した従来技術にかかるウインカーランプの制御では、先行して操作されたスイッチを解除するのみであり、車両の状態に即したウインカー制御を行うことはできなかった。
すなわち、ウインカーランプとハザードランプとからそれぞれ入力行われたとしても、必ずしも運転者が先行して操作したスイッチを切り忘れたものであるとは確定することができないので、上述した従来技術では、運転者の意図とは異なるスイッチ解除が発生する可能性があった。
例えば、後からの操作が操作ミスである場合には、本来意図した操作が解除されしまうこととなる。具体的には、ハザードを点灯して停車中の車両が、操作ミスで右ウインカーを入力したとすると、上述した技術ではハザードが解除されて右ウインカーが点灯することとなり、周辺の車両には自車両が発進するという誤った情報を伝達することとなる。
すなわち、上述した従来技術では、ウインカーランプの操作ミスの防止が十分に達成されておらず、周囲に正確な情報を伝達できない場合があるという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、ウインカーランプの操作ミスを防止し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る車載灯具制御装置は、車両に配設したウインカーランプの点灯状態を制御して方向指示状態および非常点滅状態を実現する車載灯具制御装置であって、方向指示要求を受け付けるウインカー操作手段と、非常点滅要求を受け付ける非常点滅操作手段と、自車両の走行状態を取得する走行状態取得手段と、前記ウインカー操作手段と前記非常点滅操作手段により前記方向指示要求と前記非常点滅要求とをともに受け付けた場合に、該方向指示要求と非常点滅要求との受付順序、および/または前記走行状態取得手段が取得した走行状態をもとに前記方向指示状態と前記非常点滅状態とのいずれを実行するかを選択する動作選択手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段からの方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両の走行状態をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択する。
また、請求項2の発明に係る車載灯具制御装置は、請求項1の発明において、前記動作選択手段が方向指示状態を選択した場合に非常点滅操作手段を解除し、前記動作選択手段が非常点滅状態を選択した場合にウインカー操作手段を解除する操作解除手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段からの方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、そのいずれかを選択し、方向指示状態を選択したならば非常点滅操作手段を解除し、非常点滅状態を選択したならばウインカー操作手段を解除する。
また、請求項3の発明に係る車載灯具制御装置は、請求項1または2の発明において、前記走行状態取得手段は、自車両の速度および/または加速度を取得することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段の方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両の速度や加速度をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択する。
また、請求項4の発明に係る車載灯具制御装置は、請求項1,2または3の発明において、前記走行状態取得手段は、自車両のシフトレバーおよび/またはパーキングブレーキの状態を取得することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段の方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両のシフトレバーやパーキングブレーキの状態をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択する。
また、請求項5の発明に係る車載灯具制御装置は、請求項1〜4の発明において、前記走行状態取得手段は、自車両の位置情報を取得することを特徴とする。
この請求項5の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段の方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両の位置情報をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択する。
また、請求項6の発明に係る車載灯具制御装置は、請求項1〜5の発明において、前記動作選択手段は、前記非常点滅要求を受け付けた後に前記方向指示要求を受け付け、かつシフトレバーがパーキング状態もしくはニュートラル状態ではなく、かつパーキングブレーキが解除状態である場合に前記方向指示状態を選択することを特徴とする。
この請求項6の発明によれば車載灯具制御装置は、ハザード操作手段から非常点滅要求を受け付けた後にウインカー操作手段から方向指示要求を受け付け、かつシフトレバーがパーキング状態もしくはニュートラル状態ではなく、かつパーキングブレーキが解除状態である場合に方向指示状態を選択する。
また、請求項7の発明に係る車載灯具制御装置は、請求項1〜6の発明において、前記動作選択手段は、前記方向指示要求を受け付けた後に前記非常点滅要求を受け付け、かつ自車両の速度が所定の速度以下である場合に前記非常点滅状態を選択することを特徴とする。
この請求項7の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段から方向指示要求を受け付けた後にハザード操作手段から非常点滅要求を受け付け、かつ自車両の速度が所定の速度以下である場合に非常点滅状態を選択する。
請求項1の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段からの方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両の走行状態をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択するので、ウインカーランプの操作ミスを防止し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段からの方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、そのいずれかを選択し、方向指示状態を選択したならば非常点滅操作手段を解除し、非常点滅状態を選択したならばウインカー操作手段を解除するので、操作手段の解除忘れを防止し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段の方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両の速度や加速度をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択するので、ウインカーランプを自車両の速度に基づいて操作し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段の方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両のシフトレバーやパーキングブレーキの状態をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択するので、ウインカーランプをシフト状態に基づいて制御し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段の方向指示要求と、非常点滅操作手段からの非常点滅要求とを共に受け付けた場合に、方向指示要求と非常点滅要求との受付順序に加え、自車両の位置情報をもとに方向指示状態と非常点滅状態とのいずれかを選択するので、ウインカーランプを自車両の位置情報に基づいて制御し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば車載灯具制御装置は、ハザード操作手段から非常点滅要求を受け付けた後にウインカー操作手段から方向指示要求を受け付け、かつシフトレバーがパーキング状態もしくはニュートラル状態ではなく、かつパーキングブレーキが解除状態である場合に方向指示状態を選択するので、ウインカーランプの操作ミスを防止し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば車載灯具制御装置は、ウインカー操作手段から方向指示要求を受け付けた後にハザード操作手段から非常点滅要求を受け付け、かつ自車両の速度が所定の速度以下である場合に非常点滅状態を選択するので、ウインカーランプの操作ミスを防止し、自車両の情報を周囲に正確に伝達可能な車載灯具制御装置を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る車載灯具制御装置の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例である車載灯具制御装置の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、車載灯具制御装置1は、ナビゲーションシステム2、車速測定部3、シフトレバー4、パーキングブレーキ5に接続される。
ナビゲーションシステム2は、GPS(Global Positioning System)によって自車両の位置情報を取得するとともに、自車両の予定経路の設定や経路誘導を行うシステムであり、車載灯具制御装置1に自車両の位置情報を供給する。
また、車速測定部3は、自車両の速度や加速度を測定して車載灯具制御装置に供給する。シフトレバー4は、自車両のシフト状態を取得して車載灯具制御装置に供給する。さらに、パーキングブレーキ5は、自車両のパーキングブレーキの動作状態を車載灯具制御装置1に供給する。
車載灯具制御装置1は、その内部にハザードスイッチ11、ウインカースイッチ12、車両状態検出部13、スイッチ解除部14、点滅動作選択部15、ウインカーランプ16を有する。
ハザードスイッチ11は、運転者によって操作されるスイッチであり、オン状態でハザードランプの点滅を要求する(非常点滅要求)。同様に、ウインカースイッチ12は、運転者によって操作されるスイッチであり、オン状態で左右の方向指示を要求する(方向指示要求)。
また、車両状態検出部13は、ナビゲーションシステム2、車速測定部3、シフトレバー4、パーキングブレーキ5から自車両の走行状態、すなわち、位置情報、速度、加速度、シフトレバーの状態、パーキングブレーキの状態を取得して点滅動作選択部15に出力する。
点滅動作選択部15は、ハザードスイッチ11、ウインカースイッチ12および車両状態検出部13の出力をもとに、ウインカーランプ16の動作を選択し、制御する。また、点滅動作選択部15は、スイッチ解除部14にスイッチの解除指示を送信し、スイッチ解除部14は、解除を指示されたスイッチ(ハザードスイッチ11もしくはウインカースイッチ12のいずれか)を解除する。
具体的には、点滅動作選択部15は、ハザードスイッチ11のみがオン状態であるならば、ウインカーランプ16を非常点滅状態(ハザード状態)とする。すなわち、四隅に設けたウインカーランプを全て点滅させる。同様に、点滅動作選択部15は、ウインカースイッチ12のみがオン状態であるならば、ウインカーランプ16を方向指示状態とする。すなわち、ウインカースイッチ12が右方向に対してオン状態であれば、ウインカーランプ16のうち、自車両の右前方と右後方に設けたランプを点滅させる。同様に、ウインカースイッチ12が左方向に対してオン状態であれば、ウインカーランプ16のうち、自車両の左前方と左後方に設けたランプを点滅させる。
一方、ハザードスイッチ11とウインカースイッチ12のいずかがオンの状態で他方のスイッチが操作されてオン状態となった場合、点滅動作選択部15は、車両状態検出部13の検出結果を用いてウインカーランプ16の動作内容を決定する。
さらに、新たに入力されたスイッチによって指示された状態を選択した場合、点滅動作選択部15は、先行してオン状態であったスイッチを解除し、オフ状態とする。この処理について、図2を参照してさらに説明する。図2−1は、従来の技術において、ハザードスイッチがオンの状態でウインカースイッチを操作した場合のウインカーランプの点灯状態を説明する説明図であり、図2−2は、従来の技術において、ウインカースイッチがオンの状態でハザードスイッチを操作した場合のウインカーランプの点灯状態を説明する説明図である。
図2−1では、予めハザードスイッチがオンであるために、ウインカースイッチをオンにする操作やオフにする操作を行ったとしても、ウインカーランプはハザード状態となる。一方、図2−2では、予めウインカースイッチがオンであるために、ハザードスイッチをオンにする操作を行う前は方向指示状態であり、ハザードスイッチをオンにする操作を行った後はハザード状態に推移する。しかしながら、ハザードスイッチをオフにする操作の後は、ウインカースイッチが未だにオンであるために、再度方向指示状態に推移することとなる。
一方、図2−3は本実施例の車載灯具制御装置1において、ハザードスイッチ11がオンの状態でウインカースイッチ12を操作した場合のウインカーランプ16の点灯状態を説明する説明図であり、図2−4は本実施例の車載灯具制御装置1において、ウインカースイッチ12がオンの状態でハザードスイッチ11を操作した場合のウインカーランプ16の点灯状態を説明する説明図である。
図2−3では、予めハザードスイッチ11がオンであるので、ウインカースイッチ12をオンにする操作の前はハザード状態であるが、ウインカースイッチ12をオンにする操作を行った場合にハザードスイッチ11が解除されてオフになり、方向指示状態に推移する。したがって、ウインカースイッチ12をオフにする操作を行った場合には、ウインカーランプ16は無点灯状態となる。
また、図2−4では、予めウインカースイッチ12がオンであるので、ハザードスイッチ11をオンにする操作を行うまでは方向指示状態であり、ハザードスイッチ11をオンにする操作を行った場合にハザード状態に推移する。さらに、ハザードスイッチ11がオン状態になるとともに、ウインカースイッチ12が解除されてオフになるので、ハザードスイッチ11をオフにする操作を行った後にはウインカーランプ16は無点灯状態となる。
このように、点滅動作選択部15は、ハザードスイッチ11とウインカースイッチ12のいずれかがオンの状態で他方のスイッチが操作されてオン状態となった場合には、予めオンであったスイッチを解除することで、後から入力された操作を有効にすることができ、予めオンであったスイッチの解除操作を省略することができる。
さらに、点滅動作選択部15は、自車両の走行状態をもとに、後から操作されたスイッチの指示に従ってウインカーランプ16を制御するか、元の動作を継続するかを選択する。すなわち、ハザード状態で右ウインカーを出した場合には、自車両が非常状態を脱して発進する場合であると想定され、また、周囲の車両にもそのように認識される。そこで、ハザード状態でのウインカースイッチ12を操作された場合には、自車両が発進するか否かを判定し、自車両が発進する場合にはウインカーランプ16を方向指示状態に移行させ、自車両が発進しない場合にはハザード状態を継続する。
ここで、自車両が発進するか否かの判定は、シフトレバー4およびパーキングブレーキ5の状態を取得して行う。具体的には、シフトレバー4が「パーキング」もしくは「ニュートラル」に入っている場合には、自車両は発進しないと判定する。またパーキングブレーキ5が動作している場合にも、自車両は発進しないと判定する。
また、自車両が方向指示状態からハザード状態となる場合は、通常の範囲外の挙動、例えば本来、駐停車をすべきでない場所での駐停車や、定められた速度以下での走行を行う場合であると想定され、周囲の車両にもそのように認識される。そこで、方向指示状態でハザードスイッチ11が操作された場合には、自車両の走行状態を判定し、自車両が通常の範囲外の挙動や駐停車を行っている場合にはウインカーランプ16をハザード状態に移行させ、通常の挙動の範囲内であれば方向指示状態を継続する。
ここで、走行状態の判定は、自車両の速度や加速度、位置を用いて行う。具体的には、ハザードスイッチの操作時に、自車両が所定値以下まで減速したならば通常の範囲外の挙動や駐停車を行っていると判定する。また、自車両の位置が、通常の駐停車を行わない位置であれば、通常の挙動の範囲外であると判定する。さらに、例えば高速道路で下限速度以下の速度で走行している場合にも通常の挙動の範囲外であると判定する。
つぎに、点滅動作選択部15の処理動作についてさらに説明する。図3は、ハザードスイッチ11がオンの状態での点滅動作選択部15の処理動作を説明するフローチャートである。この処理フローは、ハザードスイッチ11がオンの状態である場合に繰り返し実行される。
同図に示すように、点滅動作選択部15は、まず、ウインカースイッチ12がオンになったか否かを判定する(ステップS101)。ウインカースイッチ12がオンになったならば(ステップS101,Yes)、点滅動作選択部15は、車両状態検出部13の出力をもとに、シフトレバー4が「パーキング」もしくは「ニュートラル」に入っているか否かを判定する(ステップS102)。
シフトレバー4が「パーキング」、「ニュートラル」以外に入っているならば(ステップS102,No)、点滅動作選択部15は、パーキングブレーキ5が解除されているか否かを判定する(ステップS103)。
パーキングブレーキ5が解除されているならば(ステップS103,Yes)、点滅動作選択部15は、ウインカーランプ16のハザード状態を解除し、方向指示状態とする(ステップS104)。その後、ハザードスイッチ11を開示してオフ状態とし(ステップS105)、処理を終了する。
一方、ウインカースイッチ12がオフである場合(ステップS101,No)、シフトレバー4が「パーキング」もしくは「ニュートラル」に入っている場合(ステップS102,Yes)、およびパーキングブレーキ5がかかっている場合(ステップS103,No)、点滅動作選択部15は、ハザード状態を継続し(ステップS106)、処理を終了する。
つぎに、ウインカースイッチ12がオンの状態での点滅動作選択部15の処理動作を図4のフローチャートを参照して説明する。この処理フローは、ウインカースイッチ12がオンの状態である場合に繰り返し実行される。
同図に示すように、点滅動作選択部15は、まず、ハザードスイッチ11がオンになったか否かを判定する(ステップS201)。ハザードスイッチ11がオンになったならば(ステップS201,Yes)、点滅動作制御部15は、車速測定部3の出力をもとに、自車両の速度が所定値以下まで減速したか否かを判定する(ステップS202)。
自車両の速度が所定値以下まで減速していなければ(ステップS202,No)、点滅動作選択部15は、自車両の位置が通常の駐停車の行われない場所か否かを判定する(ステップS203)。
そして、自車両の速度が所定値以下に減速しているか(ステップS202,Yes)、もしくは自車両の位置が通常の駐停車の行われない場所である場合(ステップS203,Yes)、点滅動作選択部15は、方向指示表示を解除し、ハザード状態とする(ステップS204)。その後、ウインカースイッチ12を解除してオフ状態とし(ステップS205)、処理を終了する。
一方、ハザードスイッチ11がオフである場合(ステップS201,No)、もしくは自車両の位置が通常の駐停車の行われる場所である場合(ステップS203,No)、点滅動作選択部15は、方向指示状態を継続し(ステップS206)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例にかかる車載灯具制御装置1は、自車両の位置、速度、加速度、シフトレバーの状態、パーキングブレーキの状態から自車両の走行状態を判定し、ハザードスイッチ11とウインカースイッチ12との操作順序に加え、自車両の走行状態に基づいてウインカーランプ16の動作内容を選択する。そのため、ウインカーランプの操作ミスを防止し、自車両の情報を周囲に正確に伝達することができる。
ところで、本実施例に示した車載灯具制御装置1の構成は、本発明の実施形態の一例であり、任意の変形を行って実現することが可能である。例えば、本実施例1に示した点滅動作選択部15およびスイッチ解除部14は、単一の処理手段よってその機能を実現してもよい。また、点滅動作選択部15およびスイッチ解除部14は、電子回路の構成によってのその機能を実現しても良いし、マイコン上のソフトウェアによって実現する構成であっても良い。
なお、本実施例ではハザードスイッチやウインカースイッチなど、運転者が直接に手で操作するものに適用したが、例えば音声入力(「ハザードオン」、「ウインカーオン」など)を適用しても良い。
以上のように、本発明にかかる車載灯具装置は、ウインカーランプの制御に有用であり、特に、ウインカーランプの操作ミスの防止、すなわち自車両の情報の周囲への正確な伝達に適している。
本発明の実施例にかかる車載灯具制御装置の概要構成を示す概要構成図である。 従来の技術において、ハザードスイッチがオンの状態でウインカースイッチを操作した場合のウインカーランプの点灯状態を説明する説明図である。 従来の技術において、ウインカースイッチがオンの状態でハザードスイッチを操作した場合のウインカーランプの点灯状態を説明する説明図である。 本実施例の車載灯具制御装置において、ハザードスイッチがオンの状態でウインカースイッチを操作した場合のウインカーランプの点灯状態を説明する説明図である。 本実施例の車載灯具制御装置において、ウインカースイッチがオンの状態でハザードスイッチを操作した場合のウインカーランプの点灯状態を説明する説明図である。 ハザードスイッチがオンの状態での処理動作を説明するフローチャートである。 ウインカースイッチがオンの状態での処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 車載灯具制御装置
2 ナビゲーションシステム
3 車速測定部
4 シフトレバー
5 パーキングブレーキ
11 ハザードスイッチ
12 ウインカースイッチ
13 車両状態検出部
14 スイッチ解除部
15 点滅動作選択部
16 ウインカーランプ

Claims (7)

  1. 車両に配設したウインカーランプの点灯状態を制御して方向指示状態および非常点滅状態を実現する車載灯具制御装置であって、
    方向指示要求を受け付けるウインカー操作手段と、
    非常点滅要求を受け付ける非常点滅操作手段と、
    自車両の走行状態を取得する走行状態取得手段と、
    前記ウインカー操作手段と前記非常点滅操作手段により前記方向指示要求と前記非常点滅要求とをともに受け付けた場合に、該方向指示要求と非常点滅要求との受付順序、および/または前記走行状態取得手段が取得した走行状態をもとに前記方向指示状態と前記非常点滅状態とのいずれを実行するかを選択する動作選択手段と、
    を備えたことを特徴とする車載灯具制御装置。
  2. 前記動作選択手段が方向指示状態を選択した場合に非常点滅操作手段を解除し、前記動作選択手段が非常点滅状態を選択した場合にウインカー操作手段を解除する操作解除手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の車載灯具制御装置。
  3. 前記走行状態取得手段は、自車両の速度および/または加速度を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の車載灯具制御装置。
  4. 前記走行状態取得手段は、自車両のシフトレバーおよび/またはパーキングブレーキの状態を取得することを特徴とする請求項1,2または3のいずれか一つに記載の車載灯具制御装置。
  5. 前記走行状態取得手段は、自車両の位置情報を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の車載灯具制御装置。
  6. 前記動作選択手段は、前記非常点滅要求を受け付けた後に前記方向指示要求を受け付け、かつシフトレバーがパーキング状態もしくはニュートラル状態ではなく、かつパーキングブレーキが解除状態である場合に前記方向指示状態を選択することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車載灯具制御装置。
  7. 前記動作選択手段は、前記方向指示要求を受け付けた後に前記非常点滅要求を受け付け、かつ自車両の速度が所定の速度以下である場合に前記非常点滅状態を選択することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車載灯具制御装置。
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