JP2005161747A - トイレ装置 - Google Patents

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誠一郎 井上
Toyoichi Hayashi
豊一 林
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Abstract

【課題】 フィルム材を部品外縁に沿った形状に予備成形すること、真空成形時に突起や窪みなどの吸入孔の跡をなくすこと、フィルム材のインサート成形時にしわの発生をなくし、外観が良く、防汚性に優れたトイレ装置が得ることにある。
【解決手段】 フィルム材1がインサート成形された成形品を具備するトイレ装置において、厚さ0.5mm以上1.0mm未満のフィルム材1が、成型品の外縁に沿った形状に真空成形で予備成形されている。フィルム材1の真空成形における吸引方向はインサート成形時に金型面と接しない方向とし、真空成形における吸引孔径を0.4mm以下とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フィルム材がインサート成形された成形品を有するトイレ装置に関する発明である。
従来のフィルム材がインサート成形された成形品を有するトイレ装置として、便座底板において、フィルム材を底板形状に成形する工程と流動状樹脂を供給して固化させる工程とを有していた(例えば特許文献1)。このような場合、フィルム材を型から取り出さないで引き続きインサート成形するために、フィルム材に歪が残り、密着性に問題があった。
また、真空成形で実施する場合、フィルムの露出面が雌型と接するために、表面に吸引孔による突起が発生する。これを避けるために、真空成形時にはフィルムの露出面が雌型と接しない面とした場合、表面に吸引孔による窪みが発生する。これにより、汚れが付きやすく、落としにくいため、トイレ装置として衛生面で問題があるだけでなく、外観を満足する形状に成形できない問題があった。
さらに、構成部品に関わらずに発生する問題として、インサート成形時に射出圧によるフィルムのずれが発生し、しわが発生し、平滑な表面を形成できないために、外観を満足する形状に成形できない問題があった。
特開2003−93271号公報 (第6頁、第4図)
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、フィルム材を部品外縁に沿った形状に予備成形すること、真空成形時に突起や窪みなどの吸入孔の跡をなくすこと、フィルム材のインサート成形時にしわの発生をなくし、外観が良く、防汚性に優れたトイレ装置が得ることである。
以上のような目的を達成するために、請求項1に示したように、フィルム材がインサート成形された成形品を具備するトイレ装置において、前記フィルム材が、前記成型品の外縁に沿った形状に真空成形で予備成形されていることした。これにより、フィルム材に歪が残らず、フィルムとの密着性を高めることができるため、防汚性に優れたトイレ装置が得られる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記フィルム材の厚さが0.5mm以上1.0mm未満とした。これにより、前記便器用部材の表面に配置されるフィルム材にしわがなくかつ良好な形状を実現できるため、防汚性に優れたトイレ装置が得られる。
また、請求項3記載の発明によれば、前記フィルム材の真空成形時における吸引方向はインサート成形時に金型面と接しない方向とした。これにより、成型品の外観面には真空吸引の跡が残らない平滑な表面を実現できるため、外観が良く、防汚性に優れたトイレ装置が得られる。
さらに、請求項4記載の発明によれば、前記フィルム材の真空成形時の吸引孔径が0.4mm以下とした。これにより、成形品の外観面に真空吸引の跡が残らない平滑な表面を実現できるため、外観が良く、防汚性に優れたトイレ装置が得られる。
本発明によれば、フィルム材が真空成形で予備成形されることにより、フィルム材に歪が残らず、密着性を高めるという効果がある。また、便器用部材の表面に配置されるフィルム材にしわがなく、かつ良好な形状を実現できるため、防汚性を高めるという効果がある。また、成型品の外観面には真空吸引の跡が残らない平滑な表面を実現できるため、外観を良くする、防汚性を高めるという効果がある。さらに、部材の外観面に真空吸引の跡が残らない平滑な表面を実現できるため、外観を良くする、防汚性を高めるという効果がある。
図1はフィルム材の真空成形工程の一つを示す断面図である。フィルム材1をクランプしたまま加熱軟化させ、雌型2とフィルム材1との隙間を吸入孔3から空気を引いて真空にして、フィルム材1を雌型2に密着させて成形し、冷却後真空を切ってフィルム材1を取りだす。その後、フィルム材1の一部をトリミングして、フィルム材1の予備成形が終了する。フィルム材1を真空成形で予備成形することで、フィルム材1に歪が残らず、フィルム材1と成型品との密着性を高めることができる。
図2はフィルム材1を有する便座をインサート成形で製造する場合の製造工程を示す断面図である。射出成形用金型5は、可動型6と固定型7とからなる。図2(a)に示すように射出成形用金型内(可動型6内)に予備成形されたフィルム材1を配置した後、射出成形用金型5を閉じ、キャビティ8を形成する。次に、図2(b)に示すように、固定型7に設けた射出口9より溶融樹脂10をキャビティ8に射出充満させ、樹脂を固化させ、樹脂成形品11を形成するのと同時にその表面にフィルム材1を接着させる。その後、図2(c)に示すように樹脂成形品11を冷却した後、射出成形用金型5を開いてトイレ装置の部品を得る。
フィルム材1の厚さは0.5mm以上1.0mm未満とした。薄いほど真空成形時の成形性が良く、1.0mm未満ならば現状のトイレ装置各種部品形状を成形できる。しかし、フィルム材1の厚さが0.4mm以下である場合、薄いほどインサート成形時の射出圧によるズレが発生し、しわが発生する。そのため、フィルム材厚さは0.5mm以上1.0mm未満が好ましい。
フィルム材1の真空成形時の雌型接触面4は金型5に接しない様にする。図1に説明したように、フィルム材1は吸入孔3から空気を引いて真空成形するため、吸入孔3の部分において雌型接触面4には突起が発生するが、部品表面に露出しない。
吸入孔3の大きさは直径0.4mm以下とする。フィルム材1の真空成形時、雌型接触面4が金型5に接しない様にした場合、裏面である表面には窪みが発生する。窪みの大きさは吸入孔の大きさに比例し、直径0.5mm以上では窪みが発生した。
このようにして、本発明のフィルム材1がインサート成形された樹脂成形品11を有するトイレ装置を得ることができる。
図3はフィルム材がインサート成形された成形品を有する局部洗浄用便座を配したトイレ装置を示す斜視図である。図4は便器12のロータンクと一体化されたタイプの局部洗浄用便座を設備した別の様態のトイレ装置を示す斜視図である。フィルム材がインサート成形された成形品とは、本体ケース13、便座14、便蓋15、操作盤16、ノズルロッド17、ノズルヘッド18、ロータンク内蔵の本体ケース19、などの事である。
図5はフィルム材の一例を示すもので、片面にシリコーン樹脂層、他面に低融点ポリプロピレン樹脂層をつけてなる熱可塑性樹脂フィルムの断面図である。低表面自由エネルギー層を形成する熱可塑性樹脂フィルム20は、片面に熱硬化型シリコーン樹脂層21が、接着層22を介してシリコーン塗布可能ポリプロピレン層24に積層され、また便座の基材ポリプロピレン樹脂よりも30℃低い融点の低融点ポリプロピレン樹脂層25が接着層24を介して積層されて厚さ0.6mmのフィルム材として得られたものである。ここで、熱硬化型シリコーン樹脂層22と接着層23は10μm、シリコーン塗布可能ポリプロピレン層23は50μm、接着層24と低融点ポリプロピレン層25とが0.5mmである。
以上のようにして得た熱可塑性樹脂フィルムを便座本体の表面形状に真空成形した。真空成形時の吸引方向は熱可塑性樹脂フィルムが雌型と接しない方向とする。また、吸入孔3の大きさは直径0.4mmとする。
真空成形後の前記熱可塑性フィルムをインサート成形するための金型内に配置し、金型内にポリプロピレン樹脂を射出して、図4のような、最外層がシリコーン樹脂層となったポリオレフィン成形体からなる便座14を得ることできる。
このようにして、本発明のフィルム材がインサート成形された成形品を有するトイレ装置を得ることができる。
本発明のフィルム材を真空成形する工程の一つを示す断面図である。 本発明のインサート成形で製造する製造工程の一つを示す断面図である。 本発明のフィルム材がインサート成形された成形品を有する局部洗浄用便座を配したトイレ装置を下す斜視図である。 本発明の便器のロータンクと一体化されたタイプの局部洗浄用便座を設備したトイレ装置を示す斜視図である。 本発明の片面にシリコーン樹脂層、他面に低融点ポリプロピレン樹脂層をつけてなる熱可塑性樹脂フィルムの断面図である。
符号の説明
1…フィルム材
2…雌型
3…吸入孔
4…雌型接触面
5…射出成形用金型面
6…可動型
7…固定型
8…キャビティ
9…射出口
10…溶融樹脂
11…樹脂成形品
12…便器
13…本体ケース
14…便座
15…便蓋
16…操作盤
17…ノズルロッド
18…ノズルヘッド
19…ロータンク内蔵の本体ケース
20…熱可塑性樹脂フィルム
21…熱硬化型シリコーン樹脂層
22…接着層
23…シリコーン塗布可能ポリプロピレン層
24…接着層
25…低融点ポリプロピレン樹脂層

Claims (4)

  1. フィルム材がインサート成形された成形品を具備するトイレ装置において、前記フィルム材が、前記成型品の外縁に沿った形状に真空成形で予備成形されていることを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記フィルム材の厚さが0.5mm以上1.0mm未満であることを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
  3. 前記フィルム材の真空成形における吸引方向が、インサート成形時に金型面と接しない方向であることを特徴とする請求項1又は2記載のトイレ装置。
  4. 前記フィルム材の真空成形における吸引孔径が、0.4mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトイレ装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022264516A1 (ja) * 2021-06-16 2022-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 大便器の製造方法、大便器本体の製造装置及び大便器

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