JP2005161356A - パンチプレス用自動プログラミング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パンチプレス2を制御する数値制御装置51から、工具支持体5,6毎の工具配置の情報である工具支持体別・工具配置情報55を入力するインポート手段63を設ける。この入力された工具配置情報55Aに基づき、加工プログラム51を生成する加工プログラム生成手段60を設ける。
【選択図】 図1
Description
このため、加工プログラムを作成する自動プログラミング装置において、ユーザ毎に異なった工具支持体の組み合わせや、その各工具支持体に支持された工具等の情報を設定する必要がある。これにより、自動プログラミング装置における設定が煩わしくなる。またこのため、数値制御装置で登録した工具支持体IDと自動プログラミング装置の認識する工具支持体IDが不一致となるミスを発生する恐れがあり、その不一致によって誤った工具が呼び出されてしまい、間違った加工になる。
この発明の他の目的は、工具支持体単位での情報の管理が容易に行えるものとすることである。
このパンチプレス(2)を制御する数値制御装置(51)は、工具支持体(5,6)毎の工具配置の情報である工具支持体別・工具配置情報(55)を記憶した工具配置記憶手段(54)を有するものである。
この自動プログラミング装置(1)は、上記数値制御装置(51)に実行させる加工プログラム(52)を作成するパンチプレス用自動プログラミング装置であって、前記パンチプレス(2)を制御する数値制御装置(51)から、前記工具支持体別・工具配置情報(55)を入力するインポート手段(63)と、入力された工具支持体別・工具配置情報(55A)に基づき加工プログラム(52)を生成する加工プログラム生成手段(60)とを有するものとする。
このように、数値制御装置(51)の持つ工具支持体別・工具配置情報(55)を入力するため、ユーザ毎に、あるいはパンチプレス(2)毎に異なる組み合わせとなる工具支持体(5,6)についての情報(55)が、簡易に得られる。また、この入力した数値制御装置(51)の持つ工具支持体別・工具配置情報(55)をプログラム作成に用いるため、数値制御装置(51)と自動プログラミング装置(1)との間で工具支持体別・工具配置情報(55,55A)を共有することになって、プログラム生成側と制御側の装置(1,51)間での工具支持体別・工具配置情報(55,55A)に食い違いを生じることがなくなる。これにより工具支持体(5,6)毎の工具配置の正確な情報を持つことができ、作成された加工プログラム(52)が、工具支持体(5,6)毎の工具配置の情報の誤りによる工具選択の誤りのないものとできる。
工具支持体(5,6)毎に識別情報(ID)を付与することにより、個々の工具(3,4)の割出のための管理を、工具支持体(5,6)の単位での管理とでき、管理が容易になる。また、工具支持体(5,6)毎に識別情報(ID)を付与することで、加工プログラム(52)において、工具支持体マガジン(38,39)の工具支持体保持部(45,46)の番地(M1,M2,…)を直接に指定する代わりに、工具支持体(5,6)の識別情報(ID)によって間接指定できる。そのため、加工スケジュールにより、工具支持体(5,6)が工具支持体マガジン(38,39)の別の工具支持体保持部(45,46)に入れ替わるような運用がなされても、その入れ替わりをオペレータが考慮する必要がなくて、工具(3,4)の指定やその確認が、簡単かつ容易に行える。
このような円形の工具支持体(38,39)を用いると、パンチプレス本体(2A)による工具支持体(5,6)上の工具(3,4)の割出が、工具支持体(5,6)の回転によって行えて、迅速な工具割出が可能になり、加工時間が短縮される。加工プログラム(51)の作成における工具支持体(5,6)上の工具配置の情報の管理は、従来の手法では難しくなるが、この発明における数値制御装置(51)から工具支持体別・工具配置情報(55)を自動プログラミング装置(1)に入力する構成によって、プログラム作成における工具配置の情報管理も容易となる。
前記工具支持体が平面形状略円形のものであり、前記工具支持体マガジンが、工具支持体保持部を外周部に円周方向に配列され旋回自在に設置されたものである場合は、制御対象となるパンチプレスが工具の高速割出が可能なものとなり、その反面、プログラム作成に際する工具指定が難しいものとなるが、この発明の工具支持体についての情報が簡易に得られるという効果が有効に発揮され、上記のプログラム作成に際する工具指定上の難しさが解消できる。
工具支持体マガジン38,39は、工具支持体保持部45,46を外周部に円周方向に配列した旋回部材からなる。各工具支持体保持部45,46は、工具支持体5,6を嵌合する切欠状部分からなり、嵌合した工具支持体5,6を係脱可能に係止する係止手段42を有している。
上下の回転部材7,8は、プレスフレーム23に昇降自在に設置された昇降部材24,25に回転自在に支持されており、昇降部材24,25と共に昇降することで、工具支持体マガジン38,39に対する工具支持体5,6の受渡しが可能とされている。
係脱機構32は、回転部材7およびその回転駆動装置26aと共に、工具割出機構26を構成する。
工具支持体5,6の識別情報IDは、個々の工具支持体5,6毎に設けられ、例えば図2のように「T01,T02,…」の符号で表現される。パンチ側の工具支持体5とダイ側の工具支持体6とは、互いに別に識別情報IDを設けても良いが、この例では、パンチ側とダイ側の工具支持体5,6に同じ識別情報ID(T01,T02,…)を付与し、両者を同時に割り出すようにしている。
図2における付属情報D2には、「大きさ情報」と「タイプ番号」とがある。大きさ情報は、各工具支持部3a,4aの半径または直径により示される。
この工具登録番号tは、工具マスタファイル56に登録される。工具マスタファイル56には、工具登録番号t(t01,t02,…)毎に、その種類,形状,寸法,その他の情報が登録される。ここで言う「種類」は、孔明け用,成形加工用等を区別する種類である。形状は、例えば加工されるパンチ孔の四角形,円形等の形状の区別である。寸法は、四角形の場合の各辺の寸法や、円形の場合の直径等である。
なお、番地・識別番号対応記憶手段57は、図1,図2の工具配置記憶手段54の中に含めても良い。
位置決め指令RFは、板材Wの加工しようとする部位を、工具3,4のパンチ駆動される位置へ移動させる指令であり、X軸およびY軸の送り量、または座標位置により記述される。
この後、工具選択指令RTの全体、つまり工具支持体識別情報IDおよび工具位置番号ADの並びを工具配置記憶手段54の工具支持体別・工具配置情報55と照合し、工具支持体識別情報IDおよび工具位置番号ADの並びに対応する工具位置(角度)を位置情報D1から選び出して、その角度に工具割出機構26,27を動作させる。工具割出機構26,27は、例えば、選ばれた工具位置番号ADの工具支持部3a,4aが、加工位置Pにおける中心O回りの原点位置Aに来るように、工具支持体5,6を図8の回転体7,8と共に回転させる。
このように工具割出を行った後、演算制御部53はパンチ駆動機構16によるパンチ動作を行わせる。
この自動プログラミング装置1は、CPU等で構成される演算部58と、数値制御装置51の制御対象となるパンチプレス2についての各種の情報を記憶した機械条件記憶手段64と、インポート手段63とを有する。演算部58に、インポート手段63で入力された工具配置情報55Aに基づき加工プログラム52を生成する加工プログラム生成手段60が設けられている。
板取手段59は、素材情報F1および製品情報F2が入力され、素材板材Wに対して設定規則(図示せず)に従って板取を行い、その板取結果情報F3を生成する手段である。素材情報F1は、素材となる板材Wの縦横の寸法,板厚,材質等の情報である。製品情報F2は、パンチプレス2による加工後形状となる各板材製品Waの図形データGである。板取手段59は、素材板材Wを示す図形に対して、前記各板材製品Waの図形データGを前記設定規則に従って配置する。図5(B)は同図(A)に示す素材情報F1および製品情報F2に対して板取を行った結果である板取結果情報F3を、簡略化して示した図である。板取結果情報F3は図形データである。板取の上記設定規則としては、例えば、歩留条件や、必要残材の条件、パンチプレス2のワークホルダ18の周辺配置禁止等の条件がある。
また、工具支持体5,6毎に識別情報IDを付与することで、加工プログラム52において、工具支持体マガジン38,39の工具支持体保持部45,46の番地M1,M2,…を直接に指定する代わりに、工具支持体識別情報IDによって間接指定することができる。そのため、加工スケジュールにより、工具支持体5,6が工具支持体マガジン38,39の別の工具支持体保持部45,46に入れ替わるような運用がなされても、その入れ替わりをオペレータが考慮する必要でなくて、工具3,4の指定やその確認が、簡単かつ容易に行える。
2…パンチプレス
2A…パンチプレス本体
3,4…工具
3a,4a…工具支持部
5,6…工具支持体
7,8…回転部材
10…ラム
11…板材送り機構
16…パンチ駆動機構
26,27…工具割出機構
38,39…工具支持体マガジン
43,44…工具支持体割出機構
45,46…工具支持体保持部
51…数値制御装置
52…加工プログラム
53…演算制御部
54…工具配置記憶手段
55,55A…工具支持体別・工具配置情報
56,56A…工具マスタファイル
57,57A…番地・識別番号対応記憶手段
59…板取手段
60…加工プログラム生成手段
61…工具割付部
62…NCデータ化部
63…インポート手段
64…機械条件記憶手段
AD…工具位置番号
BD…番地の情報
D0…工具配置に関する情報
D1…位置情報
F3…板取結果情報
F4…工具割付結果情報
M1〜M8…番地
ID…識別情報
O…中心
P…加工位置
t…工具登録番号
W…板材
Wa…製品
Claims (3)
- 制御対象となるパンチプレスが、パンチプレス本体と、工具を支持する複数の工具支持体と、この工具支持体を着脱自在に保持する工具支持体保持部を複数有し任意の工具支持体保持部をパンチプレス本体の加工位置に割出可能な工具支持体マガジンとを備え、前記複数の工具支持体は工具を支持する工具支持部の配置が互いに異なるものが有り、前記パンチプレス本体は、前記加工位置に割り出された工具支持体保持部の工具支持体における任意の工具支持部の工具をパンチ駆動可能なものであり、このパンチプレスを制御する数値制御装置が、工具支持体毎の工具配置の情報である工具支持体別・工具配置情報を記憶した工具配置記憶手段を有するものであり、
上記数値制御装置に実行させる加工プログラムを作成するパンチプレス用自動プログラミング装置であって、前記パンチプレスを制御する数値制御装置から、前記工具支持体別・工具配置情報を入力するインポート手段と、入力された工具支持体別・工具配置情報に基づき加工プログラムを生成する加工プログラム生成手段とを有するものとしたパンチプレス用自動プログラミング装置。 - 前記工具支持体別・工具配置情報は、工具支持体の識別情報と、この識別情報で識別される工具支持体の工具配置に関する情報とである請求項1に記載のパンチプレス用自動プログラミング装置。
- 前記工具支持体が平面形状略円形のものであり、前記工具支持体マガジンは、工具支持体保持部が外周部に円周方向に配列され旋回自在に設置されたものである請求項1または請求項2記載のパンチプレス用自動プログラミング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003402856A JP2005161356A (ja) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | パンチプレス用自動プログラミング装置 |
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JP (1) | JP2005161356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1797975A1 (en) * | 2005-12-19 | 2007-06-20 | Simasv S.r.l. | Automatic loader of punch holder cartridges and corresponding dies and method for automatic loading of a punch holder cartridge and a corresponding die in respective housings present in a punch press |
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-
2003
- 2003-12-02 JP JP2003402856A patent/JP2005161356A/ja active Pending
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