JP2005160591A - ミシンの糸通し装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミシン本体側から供給される糸が針の穴を通過する前の段階に位置し、糸を安定した状態で供給するための糸掛け部に、糸を簡易且つ迅速に挿通させること。
【解決手段】 上下動する針棒16と、該針棒16を摺動可能に支持し、針棒支持体1と、針棒糸掛け部20と、糸通しフック4bを有する針穴糸通し部を具備した糸通し具A1 と、該糸通し具A1 を下端に具備した糸通し棒2と、該糸通し棒2を上下動且つ回転させる操作部材Cとが具備されること。該操作部材Cの操作により上糸nを針穴17aに糸通しするミシンの糸通し装置において、糸通し具A1 には糸掛け5が設けられること。前記糸掛け部20には上糸がミシン本体の背面側から正面側に向かって挿通自在となるように挿通口20aが設けられ、上糸nが掛けられた前記糸掛け5が下降することにより、前記上糸nが前記針棒糸掛け部20の挿通口20aに向かって移動すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ミシン本体側から供給される糸が針の穴を通過する前の段階に位置し、糸を安定した状態で供給するための糸掛け部に、糸を簡易且つ迅速に挿通させることができるミシンの糸通し装置に関する。
従来から針穴用の糸通し装置に関する発明は数多くなされている。たとえば基本的に以下に示すような機構によっている。糸通し棒が下降し、針穴の位置で回転する機構が存在している。そして、糸通しレバーを下降させると、糸通しレバーに押された糸通し棒が下降し、ストッパー位置すなわち針穴位置で下降を停止する。さらに、糸通しレバーを下降させると、糸通しレバーの下降動作を糸通し棒の回転動作に変換するカムにより針穴位置で糸通し棒が回転する。この動きにより糸通しフックが針の後方側から前方側に向かって針穴に挿通し、手動により針穴から突出した糸通しフックに糸を引っ掛ける。
その後、糸通しレバーの操作を解除する又は上昇させることにより、まず糸通しフックが針の後方側に後退して更に糸通し棒が上昇することにより、糸は針の針穴に通され糸通しを完了する。ところが、針が固定されている針棒には、通常,針穴に糸が到達する間においてその糸を案内するための糸掛け部が設けられている。この糸掛け部に糸を掛けるのは、前述した針穴に糸を通すための糸通し装置とは別に、手動にて行われることが多い。ところが、この糸掛け部への糸掛けは、なかなか面倒であり、或いは糸掛けを忘れてしまうこともありうる。このような問題点を解決するための装置の一例が、下記特許文献1に開示されている。
特開平9−192381号公報
しかし、上記特許文献1に記載された発明の構造は極めて複雑なものである。しかもこの特許文献1に係る発明を構成する部品点数も多く、且つ形状が複雑になっている。このような装置では、組付けにも高い精度が要求され、しかも耐久性においては、構造上満足するものは確保しにくいものである。この発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的)は、極めて簡単な操作により、糸掛け部に糸を掛けるようにすること及び極めて簡単な構造にすることにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を下端に針穴を有する針を保持して上下動する針棒と、該針棒を摺動可能に支持し、布送り方向と直交する方向に揺動する針棒支持体と、該針棒支持体の下端に位置する針棒糸掛け部と、揺動中心部の揺動自由端側に糸通しフックを有する針穴糸通し部を具備した糸通し具と、該糸通し具を下端に具備した糸通し棒と、該糸通し棒を上下動且つ回転させる操作部材とが具備され、該操作部材の操作により糸を針穴に糸通しするミシンの糸通し装置において、前記糸通し具には、糸掛けが設けられ、前記糸掛け部には上糸がミシン本体の背面側から正面側に向かって挿通自在となるように挿通口が設けられ、上糸が掛けられた前記糸掛けが下降することにより、前記上糸が前記針棒糸掛け部の挿通口に向かって移動してなるミシンの糸通し装置としたことにより上記課題を解決したものである。
また、下端に針穴を有する針を保持して上下動する針棒と、該針棒を摺動可能に支持し、布送り方向と直交する方向に揺動する針棒支持体と、前記針棒の下端に位置する針棒糸掛け部と、糸通しフックを有する糸通し具と、該糸通し具を下端に具備した糸通し棒と、該糸通し棒を上下動且つ回転させる操作部材とが具備され、該操作部材の操作により上糸を針穴に糸通しするミシンの糸通し装置において、前記糸通し具に設けられた糸掛けは上下動作動領域で前記上糸の後方位置を案内する糸掛け可能な外端縁が設けられ、上糸が掛けられた前記操作部材の操作により前記糸通し棒の前記糸掛けが下降することにより、前記外端縁に案内された前記上糸を前記針棒糸掛け部の後方に開口した挿通口から糸掛け部内部に進入するように移動してなるミシンの糸通し装置としたことにより上記課題を解決したものである。
さらに、下端に針穴を有する針を保持して上下動する針棒と、該針棒を摺動可能に支持し、布送り方向と直交する方向に揺動する針棒支持体と、該針棒支持体に前記針棒より後方で上下動及び回転可能に支持され、下端に糸通しフックを有する針穴糸通し部を備えた糸通し具を具備した糸通し棒と、前記針棒の下端に装着されて後方に開口する挿通口が設けられて前記針穴への上糸を挿通可能にガイドする針棒糸掛け部と、前記糸通し棒を上下動且つ回転させる操作部材とが具備され、該操作部材の操作により前記糸通しフックを前記針穴に出没させて上糸を針穴に糸通しするミシンの糸通し装置において、前記糸通し具には、前記針穴糸通し部の回動中心となる揺動中心部と前記糸通しフックとの間に前記上糸の一端を保持する糸掛けが形成され、該糸掛けと前記糸通しフックとの間に上位置案内部が形成され、前記上糸が前記上位置案内部正面側から糸掛けの背面側に案内され、該糸掛けの下降にて前記上糸は前記針棒糸掛け部の後方に開口した挿通口から糸掛け部内部に進入するようにしたミシンの糸通し装置としたことにより上記課題を解決したものである。
さらに、前述の構成において、前記糸掛けは、略板状に形成されてなるミシンの糸通し装置としたことにより、上記課題を解決したものである。また、前述の構造において、前記糸掛けの下端縁は、前記揺動自由端側から揺動中心側に向かって下向傾斜となるように形成されてなるミシンの糸通し装置としたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明によれば、糸掛け部における糸掛け作業は、針穴への糸通し作業とともに、簡易且つ迅速に行うことができる。また本発明の構造は極めて簡単であり、他の装置に対して邪魔にならないものである。しかもその糸掛け作業は、確実に行うことができるものである。さらに、糸通しガイド部の下端縁は前記揺動自由端側から揺動中心側に向かって下向傾斜となるように形成することにより、上糸を上位置案内部に誘導することができ、作業効率を良好にするものである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の構成は、図1,図2等に示すように、主に糸通し軸部材A、固定ガイド部材B、操作部材C等からなる。これらは、主に針棒支持体1に装着される。その針棒支持体1は、針棒を摺動可能に支持し布送り方向と直交する方向に揺動するようにミシン本体部内に装着されている。その針棒支持体1に後述する糸通し軸部材A及び固定ガイド部材B及び針棒16等が装着される。針棒支持体1には、糸通し軸部材Aの糸通し棒2を摺動自在に軸支する取付支持部1aが上下方向に2つ形成されている。
前記針棒16の下端には、針棒糸掛け部20が装着されている。該針棒糸掛け部20は、針棒16の下端に装着されている略立方体ブロック状の針止め部19に設けられたものである。具体的には、前記針止め部19の外周の角箇所を介して帯板,棒状等の金属,合成樹脂材等が適宜に屈曲形成された部材が固着されたものである。その針棒糸掛け部20は、略枠体状に形成されたものであり、ミシン本体の後方側において開放状になっており、この部位が挿通口20aとなる。また、その針棒糸掛け部20の内部は、糸掛け内部20bと称する。そして、上糸nが前記挿通口20aから糸掛け内部20bに入り込むことができるようになっている。
前記糸通し軸部材Aは、図2(c)に示すように、糸通し棒2,ガイドピン3及び糸通し具A1 とから構成されている。そのガイドピン3は、前記糸通し棒2の軸方向における適宜の箇所に略直角状に貫通して固着され、そのガイドピン3の両軸端が糸通し棒2の直径方向から外部に突出している。また前記ガイドピン3は、糸通し棒2の上方からその軸長の略1/3程度の箇所に装着されている。そのガイドピン3は、後述する操作部材Cの可動ガイド部9等を介して上下方向に移動操作され、そのガイドピン3とともに前記糸通し棒2が上下方向に移動するものである。
次に、糸通し具A1 は、図3(a),図5等に示すように、主に針穴糸通し部4と、糸掛け5とから構成されている。まず、針穴糸通し部4は、揺動腕部4a,糸通しフック4b及び揺動中心部4c等から形成されている。その針穴糸通し部4は、前記揺動中心部4cを介して前記糸通し棒2の下端に固着されるものであり、前記揺動中心部4cは、略円筒状に形成され、直径方向の中心に糸通し棒2が挿入されピン等により空転しないように固着される〔図2(c)参照〕。
また糸通しフック4bは、前記揺動腕部4aの揺動自由端側の位置に設けられている。該糸通しフック4bは、鉤形状であり、針17の針穴17aに遊挿可能な大きさとなっている。なお、揺動自由端とは、図4に示すように、前記揺動中心部4cを揺動中心として水平面上に振れる側のことをいう。その揺動腕部4aにおいて前記糸通しフック4b装着箇所の両側には針案内4d,4dが形成され、前記揺動腕部4aの揺動自由端側を針17に近接させたときに、前記針案内4d,4dは前記針17の両側箇所を包囲するようにして該針17の針穴17aを糸通しフック4bに案内するものである。
次に、糸通し具A1 を構成する糸掛け5は、図3(a),図5等に示すように、前記揺動腕部4aに一体的に形成されている。その糸掛け5は、適宜の厚さを有する板状に形成されたものであり、その幅方向両側端縁が略平行状で、且つ下端縁が傾斜した台形状として形成されている。また、糸掛け5は、上糸移動案内壁5aを有し、その上糸移動案内壁5aの正面側を正面部5a1 と称する。また糸掛け5の背面側を背面部5a2 と称する。前記糸掛け5の幅方向の両側端縁において、その揺動自由側に位置する外端縁5cの上下方向寸法は、揺動中心側に位置する内端縁5dの上下方向寸法よりも短く形成されている。そして、糸掛け5の下端縁5eは、揺動自由端側から揺動中心側に向かって下向き傾斜に形成されている。
さらに、糸掛け5の背面部5a2 は、前記揺動腕部4aの長手方向に対して適宜の角度θを有して傾斜する構造となっている。すなわち、前記背面部5a2 は、垂直面上において傾斜面に形成されたものであり、具体的には前記揺動腕部4aの揺動自由端側において前記背面部5a2 は、前記揺動腕部4aの背面側と略同一面上に形成され、前記背面部5a2 の揺動中心部4c側に向かうに従い前記揺動腕部4aより離間して正面側に突出するように形成されている。
その背面部5a2 で且つ下端縁5e箇所には、糸保持凸部5fが形成されている。この糸保持凸部5fは、図5(a),(b)に示すように、背面部5a2 から外方に向かって膨出形成されており、また前記下端縁5eの長手方向に沿って形成されたものであるが、揺動中心側から揺動自由端側に向かうに従い、次第に膨出する量が大きくなるように形成されている。また、その糸保持凸部5fと背面部5a2 とは滑らかな弧状面とすることが好適である。これによって、糸保持凸部5fには、鋭利な部位を少なくして、上糸nが糸掛け5からスムーズに離れるようになっている。また、前記下端縁5eが揺動自由端側に上向傾斜状に形成されることにより、図7に示すように、上糸nを下端縁5eに掛けて、そのまま揺動自由端側に引くのみで、上糸nは上位置案内部5gに係止させることができる。該上位置案内部5gは、外端縁5cと,揺動腕部4aと,揺動中心部4c側寄りの針案内4dとによって包囲された略門形状の部分である。この上位置案内部5gは、下方側に開口部が位置しており、前記上糸nはその開口より上位置案内部5gに入り込み背面部5a2 を通過することができるようになっている。
また、前述したように背面部5a2 を傾斜面とすることにより、揺動自由端側からその背面部5a2 を通過した上糸nを再度,揺動中心部4c側から前記糸掛け5の正面部5a1 側に引き出す作業を行い易くすることができ、且つその上糸nが背面部5a2 に沿って案内されることにより、前記上糸nに過度の負荷を与えないようにすることができるものである。また、糸掛け5の第2タイプとしては、図8(a)に示すように、上下方向に沿って形成された軸部材5hから形成され、且つその軸部材5hの下端より揺動中心部4c側に向かってガイド軸5jが形成されたものであり、その軸部材5hとガイド軸5jとで略L字形状を構成している。そして、その軸部材5hと内側の針案内4dとの間が上位置案内部5gとなっている。さらに、糸掛け5の第3タイプとしては、図8(b)に示すように、軸部材5hのみから構成されたものもの存在する。
前記ガイドピン3と、糸通し具A1 の揺動腕部4aとは、所定の角度をなしてそれぞれ装着される。上記ガイドピン3と揺動腕部4aとのなす角度は、後述する固定ガイド部材Bのガイド溝7とガイドピン3とにより決定される糸通し棒2の回動角度により決定されるものである。その糸通し棒2には、弾性部材25が装着され、該弾性部材25が糸通し棒2に固着されたガイドピン3と前記針棒支持体1の下方側の取付支持部1aとの間に装着されたものである。その弾性部材25によって、糸通し棒2は常時上方に弾性的に付勢されている。即ち、糸通し棒2の下端に固着された糸通し具A1 は、常時は上方に位置している。
次に、固定ガイド部材Bは、図2(a),(b)等に示すように、ガイド板6にガイド溝7が形成されたものである。該ガイド溝7は、前記糸通し軸部材Aのガイドピン3の一方が挿通し、該ガイドピン3がそのガイド溝7に沿って移動し、上下方向に移動する第1の領域と、その領域端で前記糸通し棒2が軸周方向に回動する第2の領域が与えられる。そのガイド溝7は、上方から垂直状溝7a,角度変移溝7b及びセット溝7cの構成になって連続的に形成されている。前記垂直状溝7aでは、ガイドピン3が水平方向に非回動状態で上下方向に移動する。次に、角度変移溝7bでは、ガイドピン3は、水平方向に回動しつつ上下方向の移動を行うことで前記第1の領域を担当する。
その角度変移溝7bは、前記垂直状溝7aに対して僅かの傾斜角度をなして、下降時の糸通しフック4bが他の機構部品を回避する動作を形成している。また、セット溝7cでは、ガイドピン3を介して前記糸通し軸部材Aの糸通し具A1 を所定位置に回動させる第2の領域を担当するものである。そのガイド溝7は、挿通するガイドピン3により糸通し棒2が回動して糸通し具A1 の揺動腕部4aの糸通しフック4bが針棒16の下端に針止め部19を介して装着された針17の針穴17aに向かって移動するようにしたものである。そして、角度変移溝7bによって、ガイドピン3が水平方向に回動を開始し、セット溝7cにより、糸通しフック4bが針穴17aに挿通するものである。
すなわち、角度変移溝7bは、図2(a),(b)に示すように、前記垂直状溝7aに対して僅かに傾斜状態に形成されており、糸通し棒2に装着されたガイドピン3は、その傾斜状に角度変移溝7bに沿って上下方向に移動するにあたり、回動する。該ガイドピン3の回動が糸通し棒2に伝達し、糸通し棒2が回動し、該糸通し棒2とともに揺動腕部4aが回動するものである。そのセット溝7cは、角度変移溝7bの下端に存在し、角度変移溝7bの下端よりその傾斜方向に沿って拡開する溝となっている。
その針棒16(又は針棒支持体1)には、図2(b)に示すように、位置決め部材13が装着されている。該位置決め部材13は、前記糸通し具A1 が前記針棒16に装着された針17の針穴17a位置に達すると、前記ガイドピン3が当接し、糸通し棒2の下降を停止させ、該糸通し棒2を軸周方向に回動させる役目をなすものである。その位置決め部材13は、略垂直板状をなしており、前記ガイドピン3が下降動作時に当接する停止突起片13aと、前記ガイドピン3が遊挿する保持溝13bと、針棒16に装着するための連結部13cとから構成されている。前記停止突起片13aから保持溝13b内部までは、略水平状に連続している。
その位置決め部材13の停止突起片13aと、保持溝13bとは、糸通しフック4bが針穴17aに侵入できる位置を定めるとともに、糸通しフック4bの針穴17aへの出没動作時には、ガイドピン3が上下方向の動作を抑制し、糸通しフック4bや針17等の破損を防止するものである。その位置決め部材13の連結部13cは、針穴17aの高さの変化に対して、ガイドピン3の下降停止位置が対応できるように、前記針棒16の軸方向の適宜の位置に固定することが可能となるようにビス等の固着具を介して固着することができるようになっている。
次に、操作部材Cは、前記固定ガイド部材Bに対して上下方向に移動自在に装着されている。その操作部材Cは、可動ベース部8,可動ガイド部9,被ガイド溝10及び操作レバー部11とから構成されている。その可動ベース部8は、前記糸通し棒2が挿通する軸孔8aが形成され、該軸孔8aを介して可動ベース部8が前記糸通し棒2に軸支されるようになっている。
また、操作部材Cは、図1,図2等に示すように、前記可動ベース部8に隣接して可動ガイド部9が一体的成形されている。前記可動ベース部8と前記可動ガイド部9との間に被ガイド溝10が形成されている。該被ガイド溝10には、前記固定ガイド部材Bのガイド板6が挿入される部位であり、操作部材Cが上下動するときのガイドを構成する。前記可動ベース部8の軸孔8aに前記糸通し棒2が挿通して、可動ベース部8が糸通し軸部材Aに連結され、その可動ベース部8の直下に前記弾性部材25が配置され、可動ベース部8を上方に付勢している。
すなわち、コイルスプリングタイプの弾性部材25には、図1に示すように、糸通し棒2が挿通し、その弾性部材25の上端は前記可動ベース部8に当接した状態となり、また弾性部材25の下端は針棒支持体1の下方の取付支持部1aに当接し、前記可動ベース部8を常時上方に押圧し、該可動ベース部8とともに可動ガイド部9も上方に押圧されることになる。そして、可動ガイド部9を介してガイドピン3とともに糸通し軸部材Aが上方に付勢され、上方の位置に維持される。
また、可動ガイド部9には、図2(c)に示すように、長孔部9aが形成され、該長孔部9aに前記ガイドピン3が挿通し、該ガイドピン3を上下方向に移動させるとともに、糸通し軸部材Aを上下方向に移動させるものである。その長孔部9aは、適宜な角度で傾斜している。該長孔部9aの傾斜角度は、具体的には略45度程度であるが、この数値に限定されるものではなく、適宜に設定されることもある。また、該長孔部9aの傾斜方向は、前記ガイド溝7の角度変移溝7bの傾斜方向と反対方向となっている。
その長孔部9aが前記角度変移溝7bの傾斜方向と反対方向に傾斜状に形成されることにより、前記長孔部9aが角度変移溝7bの領域を下降するときに、ガイドピン3の水平方向における回動速度を適宜に調整する役目をなしている。そのガイドピン3の回動速度は長孔部9aの傾斜が大きければ遅くなり、小さければ早くなる。すなわち、糸通し棒2及び前記揺動板4aの回動速度は長孔部9aの傾斜角度により決定される。また、長孔部9aは、特に図示しないが、略水平状に形成された実施例も存在する。なお、該長孔部9aが略水平状である場合には、ガイドピン3の回動速度が最も早くなることになる。
操作レバー部11は、図2(a),(c)に示すように、操作撮み部11aと、軸杆部11bとから構成されている。該軸杆部11bは、前記可動ベース部8の下端から垂直状に形成された部位であり、前記軸杆部11bの下端に操作撮み部11aが形成されている。該操作撮み部11aは、作業員の指先で押さえて、糸通し軸部材Aに糸通し下降工程を行わせる。操作部材Cは、前記固定ガイド部材Bに上下動可能に装着されるものであるが、まず操作部材Cの被ガイド溝10に固定ガイド部材Bのガイド板6を挿入させる。
次に、糸掛け及び糸通し作業について説明する。まず、糸通し具A1 の糸掛け5にミシン本体部から供給される上糸nを、図6(a),(b)に示すように、揺動腕部4aの正面側から糸掛け5の背面部5a2 を通過させて再度糸掛け5の正面部5a1 に引き出す。このとき前記上糸nの一端は、手で摘んで僅かに緊張状態としておく。そして、図6(c)に示すように、前記操作レバー部11の操作撮み部11aを介して下げるとことにより、前記固定ガイド部材Bのガイド溝7と操作レバー部11の可動ガイド部9で押されたガイドピン3が下降し、前記糸通し棒2とともに糸通し具A1 が下降する。
前記ガイドピン3は、糸通し位置決め部材13によって係止されることにより、前記糸通し棒2の下降が停止される。このとき前記糸通し具A1 は糸通し棒2の回動にともなって揺動腕部4aが水平面上を揺動し、図6(d)に示すように、前記上糸nは、前記針棒糸掛け部20の挿通口20aに次第に近接する。
さらに、操作レバー部11を下降させると、可動ガイド部9の長孔部9aに案内されたガイドピン3を介して前記糸通し棒2が下降且つ回転し、前記糸通し具A1 は、揺動腕部4aが回動を行い、前記上糸nは針棒糸掛け部20の挿通口20aから内部に入り上糸nが針棒糸掛け部20の糸掛け内部20bに収まる。また、前記揺動腕部4aに装着されている糸通しフック4bは、針17の針穴17aの高さに位置するように設定され、針17の針穴17aに遊挿する。
次に、前記針穴17aの反対側から糸通しフック4bに前記上糸nの一端を引っ掛けて、前記操作撮み部11aを離すことにより、今度は揺動腕部4aが反対側に揺動して、糸通しフック4bが針穴17aから離れることにより、前記上糸nが針穴17aに挿通される。また、上糸nは前記針棒糸掛け部20に挿通した状態が維持されている。
また、操作レバー部11を解除して糸通しフック4bを針穴17aから抜き出すときには、その糸通し具A1 が上昇し、上糸nは糸保持凸部5fの内端縁5dから外端縁5c側に向かって次第に外れてゆく。このとき、糸保持凸部5fは外端縁5cから内端縁5dに向かって次第に消滅する形状なので、上糸nは外端縁5dから内端縁5cに向かって徐々に外れるので、上糸nは糸保持凸部5fからスムーズに外れることができる。したがって、一旦、針棒糸掛け部20内に収まった上糸nが前記糸通し具A1 の上昇によって、針棒糸掛け部20から外れることはない。
本発明は、前記糸通し具A1 には、前記針穴糸通し部4の回動中心となる揺動中心部4cと前記糸通しフック4bとの間に前記上糸nの一端を保持する糸掛け5が形成され、該糸掛け5と前記糸通しフック4bとの間に上位置案内部5gが形成され、前記上糸nが前記上位置案内部5g正面側から糸掛け5の背面側に案内され、該糸掛け5の下降にて前記上糸nは前記針棒糸掛け部20の後方に開口した押通口20aから糸掛け内部20bに進入にするようにしたことにより、操作部材Cを下降させ、上糸nを針穴17aに挿通させて糸通しを行う過程において、糸掛け部における糸掛け作業を簡易且つ迅速に行うことができる。また糸通しとともに行うことができるので、糸掛けを忘れてしまうことも防止できる。また、前記糸掛けは、略板状に形成されることにより、構造を極めて簡単なものにできる。さらに、糸通しガイド部5の下端縁5eは前記揺動自由端側から揺動中心側に向かって下向傾斜となるように形成し、且つ端縁には傾斜方向に沿って糸保持凸部5fが形成されてなるミシンの糸通し装置としたことにより、傾斜状とした下端縁5eの傾斜上方が上位置案内部5gに向かっており、糸掛け作業において上糸nをその下端縁5eのいずれかの位置にて折り返して、上糸nを上方に引きつけることで、上糸nは傾斜端縁に沿って上位置案内部5gに移動し、極めて簡単に上糸nを上位置案内部5gに誘導することができる。これによって、作業者は、上糸nを下端縁5eのいずれの位置に折り返して、上位置案内部5g方向にテンションを与えつつ移動させるのみで、上糸nが上位置案内部5gに係止され、特に上糸nを上位置案内部5gに狙いを定めて案内する手間がかからず、作業効率をさらに一層向上させることができるものである。
次に、本発明は、上糸nの一端を保持する糸保持部と糸通しフック4b側の糸案内で、糸通しのための針穴前方に上糸nを配置する糸保持凸部5fの糸掛けに、針棒糸掛け部20に近接して糸掛け5を上下動するように配置して、糸掛け5の上位置案内部5gで上糸nを維持して、糸掛け5の下降により、上糸nが針棒糸掛け部20の後方に開口した挿通口20aから前記針棒糸掛け部20の糸掛け部に進入するようにしたことを内容としている。
すなわち、発明としては、今回の実施例はそのうちの1つであり、他には、「糸掛け5」は「上位置案内部5g」があれば単なる垂下する棒状のものであっても良い。この場合、糸通し部材は、公知の「糸通し」を組み合わせることで可能である。また、「糸掛け5」の下方の傾斜部の形状は、糸掛け時の上糸nの誘導形状になっていて、「上位置案内部5g」の溝に上糸nを案内してくれる。作業者は、上糸nを溝方向に誘導するだけで、溝に狙いを定めて案内することなく導かれる。
本発明の糸通し装置の構成を示す正面図である。 (a)は本発明の構成を示す斜視図、(b)は針棒支持体及び固定ガイド部材を示す分解斜視図、(c)は操作部材及び糸通し具の分解斜視図である。 (a)は糸通し具の斜視図、(b)は針棒,糸掛け部の要部斜視図である。 糸通し具と糸掛け部との位置関係を示す一部断面にした平面図である。 (a)は糸通し具の正面図、(b)は(a)の要部縦断側面図である。 (a)は糸掛けに上糸を巻き付ける状態の斜視図、(b)は(a)の正面図、(c)は上糸を糸掛けに掛けられた状態の斜視図、(d)は操作部材を降ろして上糸が糸掛け部の挿入口に向かって移動する状態の斜視図、(e)は上糸が針穴に挿通した糸通しフックに引っ掛けている状態の斜視図である。 本発明における糸掛け下端縁の上位置案内部への糸案内を示す作用図である。 (a)は糸掛けの第2タイプの斜視図、(b)は糸掛けの第3タイプの正面図である。
符号の説明
1 …糸通し具
C…操作部材
n…上糸
1…針棒支持体
2…糸通し棒
4a…揺動腕部
4b…糸通しフック
5…糸掛け
5a1 …正面部
5a2 …背面部
5c…外端縁
5d…内端縁
5e…下端縁
5f…糸保持凸部
5g…上位置案内部
16…針棒
17…針
17a…針穴
20…糸掛け部
20a…挿通口

Claims (5)

  1. 下端に針穴を有する針を保持して上下動する針棒と、該針棒を摺動可能に支持し、布送り方向と直交する方向に揺動する針棒支持体と、該針棒支持体の下端に位置する針棒糸掛け部と、揺動中心部の揺動自由端側に糸通しフックを有する針穴糸通し部を具備した糸通し具と、該糸通し具を下端に具備した糸通し棒と、該糸通し棒を上下動且つ回転させる操作部材とが具備され、該操作部材の操作により糸を針穴に糸通しするミシンの糸通し装置において、前記糸通し具には、糸掛けが設けられ、前記針棒糸掛け部には上糸がミシン本体の背面側から正面側に向かって挿通自在となるように挿通口が設けられ、上糸が掛けられた前記糸掛けが下降することにより、前記上糸が前記針棒糸掛け部の挿通口に向かって移動してなることを特徴とするミシンの糸通し装置。
  2. 下端に針穴を有する針を保持して上下動する針棒と、該針棒を摺動可能に支持し、布送り方向と直交する方向に揺動する針棒支持体と、前記針棒の下端に位置する針棒糸掛け部と、糸通しフックを有する糸通し具と、該糸通し具を下端に具備した糸通し棒と、該糸通し棒を上下動且つ回転させる操作部材とが具備され、該操作部材の操作により上糸を針穴に糸通しするミシンの糸通し装置において、前記糸通し具に設けられた糸掛けは上下動作動領域で前記上糸の後方位置を案内する糸掛け可能な外端縁が設けられ、上糸が掛けられた前記操作部材の操作により前記糸通し棒の前記糸掛けが下降することにより、前記外端縁に案内された前記上糸を前記針棒糸掛け部の後方に開口した挿通口から糸掛け部内部に進入するように移動してなることを特徴とするミシンの糸通し装置。
  3. 下端に針穴を有する針を保持して上下動する針棒と、該針棒を摺動可能に支持し、布送り方向と直交する方向に揺動する針棒支持体と、該針棒支持体に前記針棒より後方で上下動及び回転可能に支持され、下端に糸通しフックを有する針穴糸通し部を備えた糸通し具を具備した糸通し棒と、前記針棒の下端に装着されて後方に開口する挿通口が設けられて前記針穴への上糸を挿通可能にガイドする針棒糸掛け部と、前記糸通し棒を上下動且つ回転させる操作部材とが具備され、該操作部材の操作により前記糸通しフックを前記針穴に出没させて上糸を針穴に糸通しするミシンの糸通し装置において、前記糸通し具には、前記針穴糸通し部の回動中心となる揺動中心部と前記糸通しフックとの間に前記上糸の一端を保持する糸掛けが形成され、該糸掛けと前記糸通しフックとの間に上位置案内部が形成され、前記上糸が前記上位置案内部正面側から糸掛けの背面側に案内され、該糸掛けの下降にて前記上糸は前記針棒糸掛け部の後方に開口した挿通口から糸掛け部内部に進入にするようにしたことを特徴とするミシンの糸通し装置。
  4. 前記糸掛けは、略板状に形成されてなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のミシンの糸通し装置。
  5. 前記糸掛けの下端縁は、前記揺動自由端側から揺動中心側に向かって下向傾斜となるように形成されてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のミシンの糸通し装置。
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