JP2005158894A - 半導体接合装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チップ11と基板14との間に接合材12を介在させて接合する半導体接合装置であって、チップ11を保持するためのチップ保持部材(ツール8)と、基板14を保持するための基板保持部材(基板保持ステージ15)と、チップ保持部材(ツール8)のチップ保持面もしくは基板保持部材(基板保持ステージ15)の基板保持面のいずれか一方に配置され、チップ保持面と基板保持面の間隔を測定するセンサ16aとを具備し、センサ16aの出力に基づいてチップ11と基板14間の間隔を制御する。
【選択図】 図1
Description
以下に、本発明の第1実施形態を図1及び図2を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体接合装置を側面から見た全体構成図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体接合装置を正面から見た全体構成図である。
以下に、本発明の第2実施形態を図4を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる部分の構成についてのみ記載する。図4に示すように、ステージ13上には、該コントローラ7と電気的に接続されており、任意のθ回転の位置決めが可能な基板保持ステージ15aが設置されている。さらに該基板保持ステージ15a上には基板14をチップ11と対向するように例えば吸着により保持が可能で、α軸(X軸を回転中心とする軸)およびβ軸(Y軸を回転中心とする軸)に傾斜可能な傾斜ステージ32が設置されている。該傾斜ステージ32の基板保持面には、センサ16aが複数(ここではセンサ16a1〜3)設置され、該ツール8のチップ保持面までの距離を測長可能になっている。
以下に、本発明の第3実施形態を図5を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる部分の構成についてのみ記載する。
以下に、本発明の第4実施形態を図6(a)〜図8(b)を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる部分の構成についてのみ記載する。図6(a)において、基板保持ステージ15bには、上下方向の任意の位置に移動および固定可能な変位基準部材52が、少なくとも1つ設けられている。またツール8aには、上下方向の任意の位置に移動および固定可能な可動センサ55が、該変位基準部材52と対向する位置に設けられている。
上記した具体的な実施形態から以下のような構成の発明を抽出することができる。
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材のチップ保持面もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記チップ保持面と前記基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
前記チップ保持部材を用いて前記チップおよび前記基板を前記供給パレットから取り置きする事を特徴とする1に記載の半導体接合装置。
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第1の実施形態に対応する。
上記1〜3の構成によれば、チップ保持部材もしくは基板保持部材にセンサを設ける事により、チップ保持部材のチップ保持面と基板保持部材の基板保持面間の距離を求める事が可能になる。また、チップ保持部材によってチップもしくは基板を保持する事により、センサによってチップおよび基板の厚さを求める事が可能になる。これらの値をもとに、チップ保持部材を高さ方向に駆動する事で、チップと基板の間隔が正確に所望の値になるようにチップ保持部材を位置決めする事が可能になる。熱変位等でチップ保持部材もしくは基板保持部材が変位しても、センサは、チップ保持部材もしくは基板保持部材と共に移動する為、センサにより正確にチップ保持部材のチップ保持面と基板保持部材の基板保持面間の距離を測長することが可能である。従って、チップと基板の距離を正確に所望の値に制御して、チップと基板を接合する事が可能な半導体接合装置を提供する事ができる。
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記基板保持部材上に配置され、所定の方向に傾斜可能な傾斜部材と、
各々が前記傾斜部材の基板保持面に配置され、前記チップ保持部材のチップ保持面までの距離を測定する複数のセンサと、
を具備し、
前記複数のセンサからの出力に基づいて前記傾斜部材の傾斜角を調整することで前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第2実施形態に対応する。
上記4の構成によれば、傾斜部材に複数のセンサを設けることにより、複数の測定ポイントにおいてチップ保持部材のチップ保持面までの距離を測定し、各センサの出力を比較演算する事により、チップ保持部材のチップ保持面に対する傾斜部材の傾きを検出する事が可能になる。熱変位等の影響で傾斜部材が傾いたとしても、各センサの出力を演算して傾斜部材の傾斜角を調整する事により、チップ保持部材のチップ保持面と傾斜部材の基板保持面を平行に調整する事が可能になる。従って、チップもしくは基板が傾いた状態で接合される事がなくなり、第1実施形態と比較して、チップと基板の間隔がより正確に接合可能な半導体接合装置を提供する事が可能になる。
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材に隣接して配置された測長部材と、
前記測長部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記測長部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第3実施形態に対応する。
測長部材をチップ保持部材に隣接して設ける事により、センサは測長部材までの距離を測定するので、チップ保持部材のチップ保持面と基板保持ステージの基板保持面間の距離を求める事が可能になる。また、チップおよび基板の厚さを求める事も可能である。測長部材を設けることにより、チップ保持部材に具備される図示しないヒータに非磁性体を用い、なおかつセンサに被測定物が磁性体に限定される測長センサを用いた場合においても、チップと基板の距離を求める事が可能になる。従って、図示しないヒータに、例えばセラミックヒータを用いる事が可能になる為、より高温になおかつ急速にチップを加熱する事が可能になり、第1実施形態と比較して、チップと基板間に介在させる接合材の種類や接合工法の自由度が高い半導体接合装置を提供する事が可能になる。
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材及び前記基板保持部材が、少なくとも一組の可動センサおよび変位基準部材を有し、
前記少なくとも一組の可動センサ及び変位基準部材は、上記チップもしくは上記基板の厚み方向に移動または固定可能であり、
前記可動センサと測長基準板までの距離に基づいて、上記チップと上記基板の間隔を制御することを特徴とする半導体接合装置。
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第4実施形態に対応する。上記構成中の文言「チップ保持部材」は、ツール8aが該当する。「基板保持部材」は、基板保持ステージ15bが該当する。「可動センサ」は、可動センサ55が該当する。「変位基準部材」は、変位基準部材52が該当する。
変位基準部材をチップ保持部材のチップ保持面に当て付けて固定し、また可動センサを基板保持部材の基板保持面に当て付けて固定する。基板と変位基準部材の先端およびチップと可動センサの先端は、それぞれ同一面上に揃えられている為、可動センサの出力値は、そのままチップと基板間の距離となり得る。従って、可動センサの出力値をもとに、チップ保持部材の位置決めを行う事により、チップと基板間の距離を位置決めする事が可能となり、第1実施形態と比較して、チップおよび基板の厚みデータをコントローラによって記憶および演算する必要なく、コントローラの負担を軽減させた半導体接合装置を提供する事が可能になる。
チップを保持する側に配置された部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第1〜第4の実施形態のいずれかに対応する。
ツール8を用いた場合は1の作用効果、測長板41を用いた場合は5の作用効果と同様である。
Claims (7)
- チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材のチップ保持面もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記チップ保持面と前記基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。 - チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材に隣接して配置された測長部材と、
前記測長部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記測長部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。 - チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記基板保持部材上に配置され、所定の方向に傾斜可能な傾斜部材と、
各々が前記傾斜部材の基板保持面に配置され、前記チップ保持部材のチップ保持面までの距離を測定する複数のセンサと、
を具備し、
前記複数のセンサからの出力に基づいて前記傾斜部材の傾斜角を調整することで前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。 - 前記チップおよび上記基板を整列保持する供給パレットを具備し、
前記チップ保持部材を用いて前記チップおよび前記基板を前記供給パレットから取り置きする事を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体接合装置。 - 前記供給パレットのチップ保持面に、前記チップが具備する接合材に対応した凹部が設けられている事を特徴とする請求項4に記載の半導体接合装置。
- チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材及び前記基板保持部材が、少なくとも一組の可動センサおよび変位基準部材を有し、
前記少なくとも一組の可動センサ及び変位基準部材は、上記チップもしくは上記基板の厚み方向に移動または固定可能であり、
前記可動センサと測長基準板までの距離に基づいて、上記チップと上記基板の間隔を制御することを特徴とする半導体接合装置。 - チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持する側に配置された部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
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