JP2005158894A - 半導体接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体チップと基板の間隔を正確に所望の値に制御することが可能な半導体接合装置を提供すること。
【解決手段】チップ11と基板14との間に接合材12を介在させて接合する半導体接合装置であって、チップ11を保持するためのチップ保持部材(ツール8)と、基板14を保持するための基板保持部材(基板保持ステージ15)と、チップ保持部材(ツール8)のチップ保持面もしくは基板保持部材(基板保持ステージ15)の基板保持面のいずれか一方に配置され、チップ保持面と基板保持面の間隔を測定するセンサ16aとを具備し、センサ16aの出力に基づいてチップ11と基板14間の間隔を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体接合装置に関し、特に半導体チップ(以下、単にチップと呼ぶ)と基板の間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置に関する。
近年、光通信装置や顕微鏡などの光学製品に搭載されるチップもしくは基板に、例えばレンズやミラー等の光学的機能を付加する事により、使用される部品点数の削減や製品の小型化もしくは高機能化を目論んだ開発が盛んに行われている。これらのデバイスには、その光学的機能を有効に発揮する為に、チップと基板の間隔を、積極的に所定の距離を保って接合しなければならないものも多く、要求されるチップと基板の間隔精度も、従来のチップと基板との接合と比較して、より高いものが求められている。
従来のチップと基板の接合に対する要求としては、機械的な接合強度が確保され、なお且つ電気的な導通が得られるといったことが主たるものであり、チップと基板の間隔精度を高めることに対する要求は小さかった。従ってこれらのデバイスの接合に関して、チップと基板の間隔を決定付ける要因であるチップもしくは基板の高さ位置を、高精度に制御する機能を有する接合機もあまり見受けられない状況にある。
チップの高さ位置を積極的に制御する接合装置として、特開2000−353725号公報に示される半導体製造装置がある。以下に図9を用いてこの従来技術について説明する。この従来技術では、チップ101を保持可能なツール102を具備するツールホルダー117の高さを、ホルダー保持手段115に設置した高さ検出手段123によって検出する事により、チップ101の高さ位置を求める。さらに基板保持ステージ104により保持される基板105と、チップ101とを接地し、接地点から所望の量だけツールホルダー117の高さを上昇させる事により、チップ101と基板105が所望の間隔になるように、チップ101の高さの位置決めを行う。チップ101の高さ方向の位置決めは、ツールホルダー117の高さを反映させて行う為、Z軸送り機構の熱膨張の影響を排除して位置決めが可能になり、チップ101の位置決めを正確に数μmの精度で行う事が可能になる。
特開2000−353725号公報
上記した特開2000−353725号公報において装置が測長しているのは、高さ検出手段123が設置されているホルダー保持手段115とツールホルダー117間の距離である。これによりツールホルダー117に具備されたツールが保持しているチップ101の高さを求める事は可能であるが、チップ101と基板105の相対間隔を直接求めているわけではない。
そこで特開2000−353725号公報においては、チップ101と基板105の相対間隔を求める為に、チップ101と基板105を接合する前に、チップ101と基板105を接地せしめ、そこから所望の量だけツールホルダー117を上昇させ、チップ101と基板105が所望の間隔になるようにチップ101の高さを位置決めしている。しかし、ツール102に具備されるヒータによりチップ101を加熱すると、基板保持ステージ104にも熱が伝わる為、基板保持ステージ104の高さが熱膨張により変化してしまう。
加熱時においては、チップ101と基板105間に介在するバンプ101aは溶融状態にあり固体ではない為、基板保持ステージ104の高さが変化すれば、チップ101と基板105の間隔も変化してしまう問題が生じる。また、バンプ101aが溶融状態であるときには、基板保持ステージ104の高さの変化はツールホルダー117には伝わらない為、ツールホルダー117の高さを検出している高さ検出手段123では、基板保持ステージ104の高さの変化を検出することができない。このため、チップ101と基板105間の相対距離を正確に位置決めして、チップ101と基板105を接合することは困難になる。
また、上記した特開2000−353725号公報のように、チップ101に予めバンプ101aを設置しておくと、チップ101と基板105を接地せしめた際に、ツールホルダー117の高さはバンプ101aの高さの影響を受ける事になる。このため、チップ101と基板105の間隔を正確に制御する為には、バンプ101aの高さを正確に形成する必要があるが、バンプ101aの高さを正確に一定に保つ為には、バンプ101aの高さをそろえる為のレベリング工程が別途必要となる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、チップと基板の間隔を正確に所望の値に制御することが可能な半導体接合装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、チップと基板との間に介在される接合材の高さを一定に揃えるためのレベリング工程が不要となる半導体接合装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、チップを保持するためのチップ保持部材と、基板を保持するための基板保持部材と、前記チップ保持部材のチップ保持面もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記チップ保持面と前記基板保持面の間隔を測定するセンサと、を具備し、前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御する。
また、第2の発明は、チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、チップを保持するためのチップ保持部材と、基板を保持するための基板保持部材と、前記チップ保持部材に隣接して配置された測長部材と、前記測長部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記測長部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、を具備し、前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御する。
また、第3の発明は、チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、チップを保持するためのチップ保持部材と、基板を保持するための基板保持部材と、前記基板保持部材上に配置され、所定の方向に傾斜可能な傾斜部材と、各々が前記傾斜部材の基板保持面に配置され、前記チップ保持部材のチップ保持面までの距離を測定する複数のセンサと、を具備し、前記複数のセンサからの出力に基づいて前記傾斜部材の傾斜角を調整することで前記チップと前記基板間の間隔を制御する。
また、第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明に係る半導体接合装置において、前記チップおよび上記基板を整列保持する供給パレットを具備し、前記チップ保持部材を用いて前記チップおよび前記基板を前記供給パレットから取り置きする。
また、第5の発明は、第4の発明に係る半導体接合装置において、前記供給パレットのチップ保持面に、前記チップが具備する接合材に対応した凹部が設けられている。
また、第6の発明は、チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、チップを保持するためのチップ保持部材と、基板を保持するための基板保持部材と、前記チップ保持部材及び前記基板保持部材が、少なくとも一組の可動センサおよび変位基準部材を有し、前記少なくとも一組の可動センサ及び変位基準部材は、上記チップもしくは上記基板の厚み方向に移動または固定可能であり、前記可動センサと測長基準板までの距離に基づいて、上記チップと上記基板の間隔を制御する。
また、第7の発明は、チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、チップを保持する側に配置された部材と、基板を保持するための基板保持部材と、前記部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、を具備し、前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御する。
本発明によれば、チップと基板の間隔を正確に所望の値に制御することが可能な半導体接合装置が提供される。
また、チップと基板との間に介在される接合材の高さを一定に揃えるためのレベリング工程が不要となる半導体接合装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
以下に、本発明の第1実施形態を図1及び図2を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体接合装置を側面から見た全体構成図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体接合装置を正面から見た全体構成図である。
図において、ベース1上にはイケール2が設置されており、該イケール2上にはZ方向(上下方向)に移動可能なZステージ3が設置されている。該Zステージ3はガイド4、ボールネジ5およびモータ6で構成されており、該モータ6の回転運動は該ボールネジ5により直線運動に変換され、さらに該ガイド4によってZ方向に直線移動が可能になっている。また、該モータ6にはコントローラ7が電気的に接続されており、該Zステージ3を任意の速度で任意の位置に駆動可能となっている。該Zステージ3上には、チップ11を保持可能なツール8がZ方向に摺動可能にツールガイド9により支持されており、さらに任意の推力を上下いずれの方向にも発生可能な押圧機構10により押圧可能になっている。また、ツール8を固定する為のロック機構19がZステージ3上に設けられている。
該ベース1には、該コントローラ7と電気的に接続されたステージ13が設置され、該コントローラ7により任意の位置に任意の速度でXY方向に位置決め可能となっている。
また該ステージ13上には、基板14をチップ11と対向するように、例えば吸着により保持可能で、該コントローラ7と電気的に接続されており任意のθ回転の位置決めが可能な基板保持ステージ15が設けられている。さらに該基板保持ステージ15の基板保持面には、センサ16aが設置され、該ツール8のチップ保持面までの距離を測長可能になっており、さらにセンサ16aとコントローラ7は電気的に接続され、センサ16aの出力をコントローラ7に取り込む事が可能となっている。また、ステージ13上には、図2に示すように、所望の個数の基板14を整列保持する事が可能な基板供給パレット17と、チップ11を整列保持する事が可能なチップ供給パレット18が設置されている。チップ供給パレット18のチップ保持面には、基板保持ステージ15と同様にセンサ16bが設置され、ツール8のチップ保持面までの距離を測長可能になっている。
なお、必要であればチップ11もしくは基板14には、例えばはんだバンプのような接合材12が予め具備されていても良い。この場合、図2に示すように、チップ11に具備される接合材12に対応する凹部19がチップ供給パレット18に設けられていることが望ましい。また、Z軸がX方向に移動可能な構成であれば、ステージ13はY軸のみ移動可能な構造であればよい。
次に、上記した構成の形態の作用について説明する。
1.ステージ13をXおよびY方向に駆動して、基板供給パレット17上に配列保持されている複数の基板14のうち、所望の基板14をツール8の直下に位置決めする。
2.押圧機構10は、ツール8の自重より僅かに小さく、ツール8を引上げる方向の推力を発生させ、ツールの自重を軽減させる。
3.モータ6を駆動して、ツール8と基板14が接触する所定の位置まで、Zステージ3を降下させる。
4.ツール8を用いて基板14を保持した後、モータ6を駆動して、Zステージ3を所定の高さに退避させる。
5.ステージ13をXおよびY方向に駆動して、基板保持ステージ15の中心をツール8の真下に位置決めする。
6.モータ6を駆動して、基板14と基板保持ステージ15が接触する所定の位置まで、Zステージ3を降下させる。この際のツール8までの距離をセンサ16aによって測長し、その出力値を基板14の厚み値としてコントローラ7により記憶する。なお、センサ16aの出力は、基板保持ステージ15の基板保持面がゼロ点になるように予め補正されているものとする。また、このセンサ16のゼロ点補正は、必要に応じて、基板14を基板保持ステージ15に供給する度に実施してもかまわない。
7.基板保持ステージ15により基板14の保持を開始後、ツール8による基板14の保持を解除する。
8.モータ6を駆動させ、Zステージ3を所定の高さに退避させる。
9.ステージ13をXおよびY方向に駆動して、チップ供給パレット18上に配列保持されたチップ11の中の、所望するチップ11をツール8の直下に位置決めする。
10.モータ6を駆動して、ツール8とチップ11が接触する所定の位置まで、Zステージ3を降下させる。この際のツール8までの距離をセンサ16bによって測長し、その出力値をチップ11の厚み値としてコントローラ7により記憶する。なお、センサ16bの出力は、チップ供給パレット18のチップ保持面がゼロ点になるように予め補正されているものとする。
11.ツール8を用いてチップ11を保持した後、モータ6を駆動して、Zステージ3を所定の高さに位置決めする。
12.ステージ13をXおよびY方向に駆動して、基板保持ステージ15に保持されている基板14と、ツール8に保持されているチップ11のXおよびY方向に関して、所望する相対位置が得られる様にステージ13を位置決めする。
13.押圧機構10による推力の発生を停止し、ロック機構19によりツール8を固定する。
14.モータ6を駆動して、チップ11と基板14の間隔が所望の値になる様に、コントローラ7に記憶されているチップ11の厚み値および基板14の厚み値を参照して、Zステージ3の高さを位置決めする。
15.ツール8もしくは基板保持ステージ15の少なくても一方に具備される図示しないヒータにより、チップ11および基板14を加熱する。ヒータ加熱により基板保持ステージ15が膨張する為、基板保持面が上昇もしくは傾く場合があるが、センサ16aも基板保持面と同様に移動する為、基板保持面の移動および傾きに伴なう変位を、センサ16aによって正確に測長することが可能となる。同様に、ツール8においても、チップ保持面がヒータ加熱による膨張により移動もしくは傾く場合があるが、チップ保持面の移動および傾きに伴う変位を、センサ16aによって正確に測長することが可能となる。
16.上記ヒータによる加熱後のセンサ16aの出力を参照して、再度、チップ11と基板14の間隔が所望の値になるように、モータ6を駆動してZステージ3の高さを位置決めする。なお、上記工程14.を実施する前にヒータ加熱を開始し、その後、Zステージ3の位置決めを行ってもよい。その場合は、加熱後の位置決め補正は必要ない。
17.所定の加熱時間経過後に上記ヒータによる加熱を停止して、チップ11、接合材12および基板14を冷却する。必要に応じて、エアーブロー等の強制冷却を施しても良い。
18.ツール8および基板保持ステージ15による保持を終了し、モータ6を駆動してZステージ3を所定の高さに退避させる。
図3は、第1実施形態に係る方法により製造された完成状態の半導体装置の概略構成を示しており、接合材12によりチップ11と基板14とが接合されている。
第1実施形態においては、ヒータの加熱によりツール8および基板保持ステージ15が膨張もしくは傾いたとしても、センサ16aも基板保持ステージ15と共に移動する為、正確にツール8のチップ保持面と基板保持ステージ15の基板保持面間の距離を測長することが可能になる。また、センサ16aを用いてチップ11および基板14の厚さを測定する事により、上記「ツール8のチップ保持面と基板保持ステージ15の基板保持面間の距離」から、「チップ11の厚さ」および「基板14の厚さ」を減算することにより正確にチップ11と基板14の距離を求める事が可能になる。これらセンサ16aの出力値を参照してZステージ3を駆動する事で、チップ11と基板14の距離が正確に所望の値になるようにツール8の高さを位置決めする事が可能になる為、チップ11と基板14の間隔が正確に所望の値である製品を製造する事が可能になる。
なお、センサ16aはツール8に設置されていても良い。この場合、チップ供給パレット18に具備されるセンサ16bは必要ない。必ずしもチップ11および基板14の厚みを本装置において測定する必要はなく、予め別の測定機を用いてチップ11および基板14の厚みを求め、コントローラ7に入力する事により、コントローラ7がチップ11および基板14の厚みを参照できるようにしても良い。ボールネジ5は、台形ネジ等に代表される他種の送りネジであっても良く、ボールネジ5に限定するものではない。カイド4は、クロスローラやボールガイド等の転がり案内機構、もしくはアリ溝による摺動機構等であってもかまわない。
モータ6は、パルスモータやサーボモータ、もしくは超音波モータ等が考えられる。
Zステージ3は、リニアモータ駆動であってもかまわない。この場合にはモータ6及びボールネジ5は不要になる。
チップ11の保持方法は、把持、静電吸着、粘着、表面張力、レーザートラップの何れであってもかまわなく、真空吸着に限定するものではない。
図示しないヒータは、例えば嫌気性の接合材や紫外線硬化性の接合材を使用するのであれば必ずしも必要ではない。
(第2実施形態)
以下に、本発明の第2実施形態を図4を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる部分の構成についてのみ記載する。図4に示すように、ステージ13上には、該コントローラ7と電気的に接続されており、任意のθ回転の位置決めが可能な基板保持ステージ15aが設置されている。さらに該基板保持ステージ15a上には基板14をチップ11と対向するように例えば吸着により保持が可能で、α軸(X軸を回転中心とする軸)およびβ軸(Y軸を回転中心とする軸)に傾斜可能な傾斜ステージ32が設置されている。該傾斜ステージ32の基板保持面には、センサ16aが複数(ここではセンサ16a1〜3)設置され、該ツール8のチップ保持面までの距離を測長可能になっている。
次に、上記した構成の作用について説明する。
1.ステージ13をXおよびY方向に駆動して、傾斜ステージ32をツール8の直下に位置決めする。
2.押圧機構10により所望の推力を、ツール8に与える。
3.モータ6を駆動させ、ツール8と傾斜ステージ32が接触する所定の位置までZステージ3を降下させる。
4.センサ16a1、センサ16a2およびセンサ16a3の出力をコントローラ7に取り込み、それぞれの値を比較する。センサ16a1、センサ16a2およびセンサ16a3の出力に差があった場合は、差が無くなるように傾斜ステージ32を駆動させる。
5.モータ6を駆動して、Zステージ3を所定の高さに退避させる。
6.以降の作用は、第1実施形態に記載する作用1.〜作用13.と同様である。
7.モータ6を駆動して、チップ11と基板14の間隔が所望の値になる様に、コントローラ7に記憶されているチップ11の厚み値および基板14の厚み値を参照して、Zステージ3の高さを位置決めする。センサ16a1〜3の出力値が異なる場合は、それらの平均値を用いて位置決めすればよいが、それに限定するものではなく、特定のセンサ(例えば16a1)の出力や、最大値もしくは最小値を用いて位置決めしても良い。
8.ツール8もしくは傾斜ステージ32の少なくても一方に具備される図示しないヒータにより、チップ11および基板14を加熱する。ヒータ加熱による熱膨張により、傾斜ステージ32の基板保持面が変形して傾く場合があるが、センサ16a1〜3も基板保持面と同様に移動する為、基板保持面の傾きに伴なう変位を、センサ16a1〜3によって正確に測長することが可能となる。同様に、ツール8においても、チップ保持面がヒータ加熱による膨張により傾く場合があるが、チップ保持面の移動および傾きに伴う変位を、センサ16a1〜3によって正確に測長することが可能となる。
9.上記ヒータによる加熱後のセンサ16a1〜3の出力を参照して差がある場合は、センサ16a1〜3の出力差が無くなるように傾斜ステージ32を駆動させ、基板保持面を傾けると同時に、チップ11と基板14の間隔が所望の値になるように、モータ6を駆動してZステージ3の高さを位置決めする。なお、上記工程8.を実施する前にヒータ加熱を開始し、その後、Zステージ3の位置決めを行ってもよい。
10.以下の作用は、第1実施形態に記載する作用17.〜と同様である。
第2実施形態においては、ヒータ加熱による変形によりツール8および傾斜ステージ32が傾いたとしても、センサ16a1〜3も同様に移動する為、正確にツール8のチップ保持面と基板保持ステージ15の基板保持面間の距離を測長することが可能になる。傾斜ステージ32を駆動する事により、センサ16a1〜3の出力差がない様に傾斜ステージ32の傾きを調整すれば、ツール8のチップ保持面と傾斜ステージ32の基板保持面を平行にする事が可能になる。従って、チップ11もしくは基板14が傾いた状態で接合される事がなくなり、第1実施形態と比較して、チップ11と基板14の間隔がより正確な製品を提供する事が可能になる。
なお、第2実施形態においては、センサ16aの設置個数を3個としたが、センサ16aの設置個数はそれに限定するものではなく、複数個であれば良い。
(第3実施形態)
以下に、本発明の第3実施形態を図5を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる部分の構成についてのみ記載する。
ツール8の上側に、ツール8と一体に測長板41が設けられている。該ツール8は例えばセラミックヒータで構成され、また測長板41は例えば機械構造鋼、アルミ合金もしくはステンレス鋼等の磁性体金属により構成されている。さらに、センサ16aは渦電流方式等の、非測定物が磁性体に限定される測長センサにより構成される。
次に、上記した構成の作用について説明する。
1.センサ16aは、測長板41までの距離を測定し、その出力値を基板14およびチップ11の厚み値としてコントローラ7により記憶する。
2.モータ6を駆動して、チップ11と基板14の間隔が所望の値になる様に、コントローラ7に記憶されているチップ11の厚み値および基板14の厚み値を参照して、Zステージ3の高さを位置決めする。
3.ツール8もしくは基板保持ステージ15の少なくても一方に具備される図示しないヒータにより、チップ11および基板14を加熱する事で基板保持ステージ15も過熱され膨張する為、基板保持面が上昇もしくは傾く場合があるが、センサ16aも基板保持面と同様に移動する為、当該基板保持面の移動および傾きにともなう変位を、センサ16aによって正確に測長することが可能となる。
第3実施形態においては、ツール8に具備される図示しないヒータにセラミックヒータ等の非磁性体を用い、なおかつセンサ16aに、例えば渦電流センサ等の非測定物が磁性体に限定されるような測長センサを用いた場合においても、正確にチップ11と基板14の距離を求める事が可能になる。セラミックヒータを用いることにより、より高温になおかつ急速にチップ11を加熱する事が可能になる為、チップ11と基板14間に介在させる接合材12の種類や接合工法の自由度が高まり、第1実施形態と比較して、より多種のチップ11および基板14に本接合方法を適応可能になる。
(第4実施形態)
以下に、本発明の第4実施形態を図6(a)〜図8(b)を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる部分の構成についてのみ記載する。図6(a)において、基板保持ステージ15bには、上下方向の任意の位置に移動および固定可能な変位基準部材52が、少なくとも1つ設けられている。またツール8aには、上下方向の任意の位置に移動および固定可能な可動センサ55が、該変位基準部材52と対向する位置に設けられている。
次に、上記した構成の作用について説明する。
1.図6(a)に示す様に、第1の実施形態と同様にして、ツール8aは図示しない基板供給パレット17に整列されている基板14を、例えば吸着により保持して、基板保持ステージ15b上の所定の位置に搬送する。
2.図6(a)に示す矢印方向(下方向)に、図示しないZステージ3を駆動する事によりツール8aを移動させ、基板14と基板保持ステージ15bを接地せしめる。必要があれば、押圧機構10(図1)によりツール8aの自重をキャンセルさせ、基板14に押圧力がかからない様にしても良い。
3.図6(b)に示す様に、変位基準部材52を矢印(上)方向に移動させ、変位基準部材52の先端がツール8aの基板保持面に突き当たるように位置決めして固定する。必要があれば、ロック機構19(図1)を用いてツール8を固定した状態で、変位基準部材52の突き当ておよび固定を行っても良い。変位基準部材52の固定が終了した状態を図6(c)に示す。
4.ツール8aによる基板14の保持を終了させた後、図6(d)に示す様に、Zステージ3(図1)を駆動してツール8aを矢印(上)方向に退避させる。これにより基板14と変位基準部材52の上面が同一面に揃う。
5.図7(a)に示す様に、ステージ13(図1)を駆動する事により、ツール8aの真下にチップ供給パレット20aを移動させた後、Zステージ3(図1)を駆動する事によりツール8aを降下させる。
6.ツール8aを所定の位置まで降下させ、ツール8aとチップ11を接地せしめる。必要があれば、押圧機構10(図1)によりツール8aの自重をキャンセルさせ、基板14に押圧力がかからない様にしても良い。
7.図7(b)に示す様に、可動センサ55を矢印(下)方向に移動させ、可動センサ55の先端がチップ供給パレット20aのチップ保持面に突き当たるように位置決めして固定する。必要があれば、ロック機構19(図1)を用いてツール8を固定した状態で、可動センサ55の突き当ておよび固定を行っても良い。可動センサ55の固定が終了した状態を図7(c)に示す。
8.ツール8aによるチップ11の保持を終了させた後、図8(a)に示す様に、Zステージ3(図1)を駆動してツール8aを上方向に退避させる。これによりチップ11と可動センサ55の先端が同一面に揃う。
9.ステージ13(図1)を移動する事により、基板14とツール8aに保持されたチップ11の位置決めを行う(図8(b))。
10.第1実施形態と同様にして、可動センサ55の出力値をもとにZステージ3(図1)を駆動する事により、ツール8aの高さ方向の位置決めを行う。本実施形態において、可動センサ55の出力とは、可動センサ55と変位基準部材52間の距離を測定したものである。可動センサ55とチップ11の下面は同一面になるように調整されており、また、変位基準部材52と基板14の上面も同一面になるように調整されている為、可動センサ55の出力値は、そのままチップ11と基板14間の距離となり得る。従って、可動センサ55の出力値をもとに、ツール8aの位置決めを行う事により、チップ11と基板14間の距離を正確に位置決めする事が可能になる。
本実施形態においては、第1実施形態と比較して、チップ11および基板14の厚みデータをコントローラ7によって記憶および演算する必要なく、チップ11と基板14間の距離を正確に位置決めする事が可能になる。従って、コントローラ7の負担を軽減させた装置を提供する事が可能になる。
なお、変位基準部材52と可動センサ55はお互いに1組で構成されていればよく、ツール8aに変位基準部材52が具備され、基板保持ステージ15bに可動センサ55が具備されていても良い。また、設置個数も1組に限定するものではなく、複数設置されていても良い。
また、上記した各実施形態において用いられるセンサは例えば、うず電流センサ、静電容量型センサ、レーザセンサセンサ等の非接触型センサが望ましいが、接触型センサで実現することも可能である。
(付記)
上記した具体的な実施形態から以下のような構成の発明を抽出することができる。
1.チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材のチップ保持面もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記チップ保持面と前記基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
2.前記チップおよび上記基板を整列保持する供給パレットを具備し、
前記チップ保持部材を用いて前記チップおよび前記基板を前記供給パレットから取り置きする事を特徴とする1に記載の半導体接合装置。
3.前記供給パレットのチップ保持面に、前記チップが具備する接合材に対応した凹部が設けられている事を特徴とする2に記載の半導体接合装置。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第1の実施形態に対応する。
上記構成中の文言「チップ」は、チップ11が該当する。「基板」は、基板14が該当する。「接合材」は、接合材12が該当する。「チップ保持部材」は、ツール8が該当する。「基板保持部材」は、基板保持ステージ15が該当する。「センサ」はセンサ16a、センサ16bが該当する。「供給パレット」は基板供給パレット17およびチップ供給パレット18が該当する。「凹部」は、凹部19が該当する。
(作用効果)
上記1〜3の構成によれば、チップ保持部材もしくは基板保持部材にセンサを設ける事により、チップ保持部材のチップ保持面と基板保持部材の基板保持面間の距離を求める事が可能になる。また、チップ保持部材によってチップもしくは基板を保持する事により、センサによってチップおよび基板の厚さを求める事が可能になる。これらの値をもとに、チップ保持部材を高さ方向に駆動する事で、チップと基板の間隔が正確に所望の値になるようにチップ保持部材を位置決めする事が可能になる。熱変位等でチップ保持部材もしくは基板保持部材が変位しても、センサは、チップ保持部材もしくは基板保持部材と共に移動する為、センサにより正確にチップ保持部材のチップ保持面と基板保持部材の基板保持面間の距離を測長することが可能である。従って、チップと基板の距離を正確に所望の値に制御して、チップと基板を接合する事が可能な半導体接合装置を提供する事ができる。
なお、2の構成では、特に基板厚さを正確に測長することができるという効果を奏する。また、3の構成では、特に干渉を防止することが可能になるという効果を奏する。
4.チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記基板保持部材上に配置され、所定の方向に傾斜可能な傾斜部材と、
各々が前記傾斜部材の基板保持面に配置され、前記チップ保持部材のチップ保持面までの距離を測定する複数のセンサと、
を具備し、
前記複数のセンサからの出力に基づいて前記傾斜部材の傾斜角を調整することで前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第2実施形態に対応する。
上記構成中の文言「センサ」は、センサ16a1、センサ16a2およびセンサ16a3が該当する。「基板保持部材」は、基板保持ステージ15aが該当する。「傾斜部材」は、傾斜ステージ32が該当する。
(作用効果)
上記4の構成によれば、傾斜部材に複数のセンサを設けることにより、複数の測定ポイントにおいてチップ保持部材のチップ保持面までの距離を測定し、各センサの出力を比較演算する事により、チップ保持部材のチップ保持面に対する傾斜部材の傾きを検出する事が可能になる。熱変位等の影響で傾斜部材が傾いたとしても、各センサの出力を演算して傾斜部材の傾斜角を調整する事により、チップ保持部材のチップ保持面と傾斜部材の基板保持面を平行に調整する事が可能になる。従って、チップもしくは基板が傾いた状態で接合される事がなくなり、第1実施形態と比較して、チップと基板の間隔がより正確に接合可能な半導体接合装置を提供する事が可能になる。
5.チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材に隣接して配置された測長部材と、
前記測長部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記測長部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第3実施形態に対応する。
上記構成中の文言「チップ」は、チップ11が該当する。「基板」は、基板14が該当する。「接合材」は、接合材12が該当する。「ツール」は、ツール8が該当する。「基板保持部材」は、基板保持ステージ15aが該当する。「測長部材」は、測長板41が該当する。「センサ」はセンサ16aが該当する。
(作用効果)
測長部材をチップ保持部材に隣接して設ける事により、センサは測長部材までの距離を測定するので、チップ保持部材のチップ保持面と基板保持ステージの基板保持面間の距離を求める事が可能になる。また、チップおよび基板の厚さを求める事も可能である。測長部材を設けることにより、チップ保持部材に具備される図示しないヒータに非磁性体を用い、なおかつセンサに被測定物が磁性体に限定される測長センサを用いた場合においても、チップと基板の距離を求める事が可能になる。従って、図示しないヒータに、例えばセラミックヒータを用いる事が可能になる為、より高温になおかつ急速にチップを加熱する事が可能になり、第1実施形態と比較して、チップと基板間に介在させる接合材の種類や接合工法の自由度が高い半導体接合装置を提供する事が可能になる。
6.チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持するためのチップ保持部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記チップ保持部材及び前記基板保持部材が、少なくとも一組の可動センサおよび変位基準部材を有し、
前記少なくとも一組の可動センサ及び変位基準部材は、上記チップもしくは上記基板の厚み方向に移動または固定可能であり、
前記可動センサと測長基準板までの距離に基づいて、上記チップと上記基板の間隔を制御することを特徴とする半導体接合装置。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第4実施形態に対応する。上記構成中の文言「チップ保持部材」は、ツール8aが該当する。「基板保持部材」は、基板保持ステージ15bが該当する。「可動センサ」は、可動センサ55が該当する。「変位基準部材」は、変位基準部材52が該当する。
(作用効果)
変位基準部材をチップ保持部材のチップ保持面に当て付けて固定し、また可動センサを基板保持部材の基板保持面に当て付けて固定する。基板と変位基準部材の先端およびチップと可動センサの先端は、それぞれ同一面上に揃えられている為、可動センサの出力値は、そのままチップと基板間の距離となり得る。従って、可動センサの出力値をもとに、チップ保持部材の位置決めを行う事により、チップと基板間の距離を位置決めする事が可能となり、第1実施形態と比較して、チップおよび基板の厚みデータをコントローラによって記憶および演算する必要なく、コントローラの負担を軽減させた半導体接合装置を提供する事が可能になる。
7.チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
チップを保持する側に配置された部材と、
基板を保持するための基板保持部材と、
前記部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
を具備し、
前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に関する実施の形態は、少なくとも第1〜第4の実施形態のいずれかに対応する。
上記構成中の文言「チップ」は、チップ11が該当する。「基板」は、基板14が該当する。「接合材」は、接合材12が該当する。「チップを保持する側に配置された部材」は、ツール8あるいは測長板41が該当する。「基板保持部材」は、基板保持ステージ15が該当する。「センサ」はセンサ16a、センサ16bが該当する。
(作用効果)
ツール8を用いた場合は1の作用効果、測長板41を用いた場合は5の作用効果と同様である。
本発明の第1実施形態に係る半導体接合装置を側面から見た全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体接合装置を正面から見た全体構成図である。 第1実施形態に係る方法により製造された完成状態の半導体装置の概略構成を示している。 本発明の第2実施形態を説明するための図である。 本発明の第3実施形態を説明するための図である。 本発明の第4実施形態を説明するための図(その1)である。 本発明の第4実施形態を説明するための図(その2)である。 本発明の第4実施形態を説明するための図(その3)である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
1…ベース、2…イケール、3…Zステージ、4…ガイド、5…ボールネジ、6…モータ、7…コントローラ、8…ツール、9…ツールガイド、10…押圧機構、11…チップ、12…接合材、13…ステージ、14…基板、15…基板保持ステージ、16a、16a1〜3、16b…センサ、19…ロック機構。

Claims (7)

  1. チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
    チップを保持するためのチップ保持部材と、
    基板を保持するための基板保持部材と、
    前記チップ保持部材のチップ保持面もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記チップ保持面と前記基板保持面の間隔を測定するセンサと、
    を具備し、
    前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
  2. チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
    チップを保持するためのチップ保持部材と、
    基板を保持するための基板保持部材と、
    前記チップ保持部材に隣接して配置された測長部材と、
    前記測長部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記測長部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
    を具備し、
    前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
  3. チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
    チップを保持するためのチップ保持部材と、
    基板を保持するための基板保持部材と、
    前記基板保持部材上に配置され、所定の方向に傾斜可能な傾斜部材と、
    各々が前記傾斜部材の基板保持面に配置され、前記チップ保持部材のチップ保持面までの距離を測定する複数のセンサと、
    を具備し、
    前記複数のセンサからの出力に基づいて前記傾斜部材の傾斜角を調整することで前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
  4. 前記チップおよび上記基板を整列保持する供給パレットを具備し、
    前記チップ保持部材を用いて前記チップおよび前記基板を前記供給パレットから取り置きする事を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体接合装置。
  5. 前記供給パレットのチップ保持面に、前記チップが具備する接合材に対応した凹部が設けられている事を特徴とする請求項4に記載の半導体接合装置。
  6. チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
    チップを保持するためのチップ保持部材と、
    基板を保持するための基板保持部材と、
    前記チップ保持部材及び前記基板保持部材が、少なくとも一組の可動センサおよび変位基準部材を有し、
    前記少なくとも一組の可動センサ及び変位基準部材は、上記チップもしくは上記基板の厚み方向に移動または固定可能であり、
    前記可動センサと測長基準板までの距離に基づいて、上記チップと上記基板の間隔を制御することを特徴とする半導体接合装置。
  7. チップと基板との間に接合材を介在させて接合する半導体接合装置であって、
    チップを保持する側に配置された部材と、
    基板を保持するための基板保持部材と、
    前記部材もしくは前記基板保持部材の基板保持面のいずれか一方に配置され、前記部材と前記基板保持部材の基板保持面の間隔を測定するセンサと、
    を具備し、
    前記センサの出力に基づいて前記チップと前記基板間の間隔を制御するようにしたことを特徴とする半導体接合装置。
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