JP2005158728A - マルチ接続形ヘッダーコネクタ並びにこれに接続する縦積形ソケットコネクタ及び横置形ソケットコネクタ - Google Patents

マルチ接続形ヘッダーコネクタ並びにこれに接続する縦積形ソケットコネクタ及び横置形ソケットコネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】 実装面積の減少と低背化を達成できるヘッダーコンタクト及び二種類のソケットコネクタを提供する。
【解決手段】 表面111から凹み且つ奥行き方向の手前側の端面113にまで至る収容室115が設けられたヘッダーハウジング110と、接触部121が収容室に露出し且つ接続部122がヘッダーハウジングの裏面付近に露出するヘッダーコンタクト120とを備えたマルチ接続形ヘッダーコネクタ100である。このヘッダーコネクタには、高さ方向の一端に収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部211を有し他端から高さ方向と交差する方向へ電線Wを引き出す縦積形ソケットコネクタ200と、奥行き方向の奥側の端に収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部311を有し奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線Wを引き出す横置形ソケットコネクタ300とを選択的に接続することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気コネクタの分野に属し、実装対象物の表面に実装されるマルチ接続形ヘッダーコネクタと、これに接続するソケットコネクタとに関する。
特許文献1は、雌コンタクトを有する雌コネクタと、上記雌コンタクトに係合する雄コンタクトを有する雄コネクタとからなるコネクタ構造であって、上記雌コネクタの側面に、この雌コネクタの底部に対して略垂直方向に溝が形成されるとともにこの溝の内部に上記雌コンタクトが設けられており、上記雄コネクタを上記略垂直方向から上記雌コネクタに接近させ、その過程で上記雄コンタクトを上記溝に挿入し、上記雌コンタクトと係合させることで両コンタクト間の接触状態を得るようにしたコネクタ構造を開示している。
特許文献2は、プリント基板に装着されるメールコネクタと、接続電線と結線されて上記メールコネクタに嵌合接続されるフィメールコネクタで構成されたプリント基板用コネクタにおいて、上記メールコネクタは、外周の一側面側と上面側に水平嵌合口と垂直嵌合口をそれぞれ設け,上記フィメールコネクタを水平方向と垂直方向の何れからでも嵌合可能にしたことを特徴とする兼用取付形のプリント基板用コネクタを開示している。
特許文献3は、ソケット側導電端子、プラグ及びソケットを具えた多角度に組み合わせ可能な電気のコネクタにおいて、このソケット側導電端子が、一つの縦長の長条形の薄片体とされ、その上端近くの両側にそれぞれ凹所が設けられ、この凹所に該縦長の長条形の薄片体に対して垂直に前方に延伸された一対の平行な挟持片が形成され、この挟持片が、それぞれ適当な距離を隔て且つ前方ほど内向きに傾斜する一対のリブとこのリブの前方に連接するL形縦向片体とで組成され、両側のこのL形縦向片体に対向するよう内側に突出する接触端面が形成され、このL形縦向片体の底部が円弧状端面とされ、この挟持片の底端の両側に楔形部が形成されてこの楔形部より下に幅が狭い直条形の挿入端が形成されており、以上の構成を有することを特徴とする多角度に組み合わせ可能な電気のコネクタを開示している。
特開2002−93501号公報 特開平8−78107号公報 登録実用新案第3055808号公報
特許文献1のコネクタ構造は、ハードディスクドライブをプリント配線板に実装するときに用いられる。雄コネクタを雌コネクタに対して挿入又は抜去するときにハードディスクドライブをプリント配線板上で滑らせる動作を行わないので、プリント配線板にハードディスクドライブを移動させるための空きスペースを設ける必要がなく、プリント配線板を小型化することができる。
特許文献2の兼用取付形のプリント基板用コネクタは、フィメールコネクタを水平方向と垂直方向の何れからでも嵌合可能であり、特許文献3の多角度に組み合わせ可能な電気のコネクタは、ソケットの上方或いは前方の任意の角度よりプラグのプラグ側導電端子を挿入孔内のソケット側導電端子間に挿入することができる。しかし、前者のコネクタをプリント配線板に実装し、これにフィメールコネクタを水平方向から嵌合するときには、嵌合時にフィメールコネクタを移動させるための空きスペースをプリント配線板に設ける必要があり、また後者のコネクタをプリント配線板に実装し、これにプラグを前方から嵌合するときも、嵌合時にプラグを移動させるための空きスペースをプリント配線板に設ける必要がある。いずれの場合においてもプリント配線板の小型化を阻害している。
特許文献2の兼用取付形のプリント基板用コネクタにフィメールコネクタを垂直方向から嵌合する場合、このプリント配線板に対向して例えば筐体などを配置すると、フィメールコネクタから引き出された電線がこの筐体等に当たって負荷がかかり、接続状態が不安定になるという不具合が起こる。
特許文献1のコネクタ構造の雄コンタクトも、特許文献3の電気のコネクタのプラグ側導電端子も、接触部が露出しているので、指や異物が触れて短絡するおそれがある。これに対して特許文献2の兼用取付形のプリント基板用コネクタのフィメールコンタクトはハウジング挿入部に囲まれているので、それによって短絡事故の可能性が低くなる。ハウジング挿入部には嵌合方向と直交する幅方向に貫通するように挿入嵌合溝が形成されているので、ハウジング挿入部を指で摘んだときなどに挿入嵌合溝から指の皮膚が入り込んだり異物が入るおそれがあり、短絡事故の可能性が残る。しかも、挿入嵌合溝がハウジング挿入部における幅方向の両端面に開口するので、フィメールコンタクトがそれぞれ対応するメールコンタクトと逆のメールコンタクトに接触する向きでメールコネクタがフィメールコネクタに嵌合する、いわゆる逆差しが行われるおそれもある。このようにハウジング挿入部に幅方向に貫通するように挿入嵌合溝を形成する必要性は、フィメールコンタクトがメールコンタクトに対して垂直方向と水平方向との二方向から嵌合するため、メールコンタクトのこれら二方向に沿った寸法を確保しなければならないことに起因すると考えられる。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、プリント配線板その他の実装対象物の表面に実装されるヘッダーコネクタに対して、高さ方向に重ねて接続する縦積形ソケットコネクタと、側方に置いて接続する横置形ソケットコネクタとを選択的に接続することができるようにすると共に、いずれのソケットコネクタもヘッダーコネクタに対して高さ方向に沿って嵌合するようにし、上記ソケットコネクタとして電線を側方へ引き出すソケットコネクタを用いることにより、嵌合時にソケットコネクタを移動させるための空きスペースを実装対象物に設ける必要をなくして実装面積の減少を実現した上で、実装面積の更なる減少と低背化のいずれかを選択可能とし、電線を横出しすることで接続状態の安定化及び接続構造の低背化を進め、ヘッダーコンタクトの接触部の突き出し寸法を短くして各ソケットコネクタに設ける挿入嵌合溝の開口を一方のみにすることを可能とし、短絡事故防止及び逆差し防止を実現することにある。
上記目的を達成するため、請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタは、互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、高さ方向の一方の端面である表面から他方の端面である裏面まで貫通し又は表面から裏面に向かって凹み且つ奥行き方向の手前側の端面にまで至る収容室が設けられ、裏面が実装対象物の表面に対向するように配置されるヘッダーハウジングと、接触部が収容室に露出すると共に接続部がヘッダーハウジングの裏面又はその周縁に露出するようにヘッダーハウジングに設けられたヘッダーコンタクトとを備え、高さ方向の一端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し他端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジング及びヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトを備えた縦積形ソケットコネクタと、奥行き方向の奥側の端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジング及びヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトを備えた横置形ソケットコネクタとを選択的に接続することができるように構成されている。
縦積形ソケットコネクタも横置形ソケットコネクタもマルチ接続形ヘッダーコネクタに突出部でもって高さ方向に沿って嵌合するので、嵌合時にソケットコネクタを移動させるための空きスペースを実装対象物に設ける必要がなくなり、実装面積が減少する。マルチ接続形ヘッダーコネクタに縦積形ソケットコネクタを選択して接続したときは両コネクタによる接続構造の実装面積が更に減少する。マルチ接続形ヘッダーコネクタに横置形ソケットコネクタを選択して接続したときは両コネクタによる接続構造が低背化される。その場合、横置形ソケットコネクタにおいて突出部よりも奥行き方向の手前側にある部分が、ヘッダーハウジングの収容室のうちヘッダーハウジングの奥行き方向の手前側の端面に至る部分に収容されることになる。縦積形ソケットコネクタも横置形ソケットコネクタもソケットハウジングから高さ方向と交差する方向へ電線が引き出されるので、この実装対象物の表面に対向して例えば筐体などを配置しても電線がこの筐体等に当たり難くなり、電線が受ける負荷が減って接続状態が安定化されると共に両コネクタによる接続構造が低背化される。縦積形ソケットコネクタも横置形ソケットコネクタもマルチ接続形ヘッダーコネクタに突出部でもって高さ方向に沿って嵌合するので、ヘッダーコンタクトの接触部がヘッダーハウジングの収容室へ突き出す寸法を短くすることが可能となる。そうした場合、縦積形ソケットコネクタの突出部に設ける挿入嵌合溝の開口はマルチ接続形ヘッダーコネクタの接触部の突き出し方向に対向する側のみに設けることが可能となり、横置形ソケットコネクタの突出部に設ける挿入嵌合溝の開口は高さ方向の一方のみに設けることが可能となり、このようにすれば短絡事故防止及び逆差し防止が実現可能となる。例えば、マルチ接続形ヘッダーコネクタの接触部が奥行き方向手前へ突き出しておれば、縦積形ソケットコネクタの突出部に設ける挿入嵌合溝の開口を奥行き方向の奥側のみに設けることが可能となり、横置形ソケットコネクタの突出部に設ける挿入嵌合溝の開口を高さ方向の一方のみに設けることが可能となり、このようにすれば短絡事故防止及び逆差し防止が実現可能となる。
請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタは、請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタにおいて、ヘッダーコンタクトの接触部が、高さ方向と直交する方向に向く板状に形成されて収容室の構成壁から収容室へ突き出ており、ソケットコンタクトの接触部が、ヘッダーコンタクトの接触部の板厚方向の両端面に接触するように構成している。
このようにすれば、ヘッダーコンタクトに対してソケットコンタクトが二点で接触することになり、接続の信頼性が高くなる。また、ソケットコンタクトの接触部を板材により二股状に形成することができ、そうすればソケットコネクタの薄型化が可能となる。
請求項3は、請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する縦積形ソケットコネクタであって、この縦積形ソケットコネクタは、高さ方向の一端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し他端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備えている。
この縦積形ソケットコネクタと横置形ソケットコネクタとを請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対して選択的に接続すれば、請求項1で説明した作用が得られる。
請求項4は、請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する縦積形ソケットコネクタであって、この縦積形ソケットコネクタは、高さ方向の一端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し他端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備え、ソケットコンタクトの接触部は、高さ方向に向かって延びて先端がヘッダーコンタクトの接触部の板厚方向の両端面に接触するように二股状に設けられている。
この縦積形ソケットコネクタと横置形ソケットコネクタとを請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対して選択的に接続すれば、請求項1及び請求項2で説明した作用が得られる。
請求項5は、請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する横置形ソケットコネクタであって、この横置形ソケットコネクタは、奥行き方向の奥側の端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備えている。
この横置形ソケットコネクタと縦積形ソケットコネクタとを請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対して選択的に接続すれば、請求項1で説明した作用が得られる。
請求項6は、請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する横置形ソケットコネクタであって、この横置形ソケットコネクタは、奥行き方向の奥側の端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備え、ソケットコンタクトの接触部は、ヘッダーコンタクトの突き出し方向と対向する方向に延びて先端がヘッダーコンタクトの接触部の板厚方向の両端面に接触するように二股状に設けられている。
この横置形ソケットコネクタと縦積形ソケットコネクタとを請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対して選択的に接続すれば、請求項1及び請求項2で説明した作用が得られる。
請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタは、プリント配線板その他の実装対象物の表面に実装されるヘッダーコネクタに対して、高さ方向に重ねて接続する縦積形ソケットコネクタと、奥行き方向に並べて置いて接続する横置形ソケットコネクタとを選択的に接続することができるようにすると共に、いずれのソケットコネクタもヘッダーコネクタに対して高さ方向に沿って嵌合するようにし、上記ソケットコネクタとして電線を側方へ引き出すソケットコネクタを用いたので、嵌合時にソケットコネクタを移動させるための空きスペースを実装対象物に設ける必要をなくして実装面積の減少を実現した上で、実装面積の更なる減少と低背化のいずれかを選択可能とし、電線を横出しすることで接続状態の安定化及び接続構造の低背化を進め、ヘッダーコンタクトの接触部の突き出し寸法を短くして各ソケットコネクタに設ける挿入嵌合溝の開口を一方のみにすることを可能とし、短絡事故防止及び逆差し防止を実現することができる。
請求項2のようにすれば、ヘッダーコンタクトに対してソケットコンタクトが二点で接触することになり、接続の信頼性を高くすることができる。また、ソケットコンタクトの接触部を板材により二股状に形成することができ、そうすればソケットコネクタを薄型化することができる。
請求項3により、請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対応する縦積形ソケットコネクタを提供することができた。
請求項4により、請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対応する縦積形ソケットコネクタを提供することができた。
請求項5により、請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対応する横置形ソケットコネクタを提供することができた。
請求項6により、請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタに対応する横置形ソケットコネクタを提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の実施形態であるマルチ接続形ヘッダーコネクタ100を示す。互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向を想定し、これらの方向付けを利用して説明する。この実施形態の場合、図2で説明すれば、図の上下方向が奥行き方向であり、図の上方が奥行き方向の奥、下方が奥行き方向の手前である。また、図の紙面に垂直な方向が高さ方向であり、図の左右方向が幅方向である。マルチ接続形ヘッダーコネクタ100は、絶縁性材料により形成されたヘッダーハウジング110と、導電性材料により形成されてヘッダーハウジング110に設けられたヘッダーコンタクト120とを備えている。ヘッダーコンタクト120のヘッダーハウジング110への取り付けは一体的な成形、圧入その他の方法によって行われる。
ヘッダーハウジング110には、高さ方向の一方の端面である表面111から他方の端面である裏面112まで貫通し且つ奥行き方向の手前側の端面113にまで至る収容室115が設けられている。このようにヘッダーハウジング110を貫通して収容室115を設けることに代えて、表面から裏面に向かって凹み且つ奥行き方向の手前側の端面にまで至る収容室を設けてもよい。このヘッダーハウジング110は、その裏面112がプリント配線板その他の実装対象物Pにおける高さ方向に向いた表面に対向するように配置される。実装対象物Pは、面状の表面を有すると共にヘッダーコンタクト120の接続相手となる導体を有する物品である。この実装対象物Pには、例えばプリント配線板、FFC(Flexible Flat Cable)やFPC(Flexible Printed Circuit)などの平形柔軟ケーブル、電子機器の筐体などが含まれている。ここでいうプリント配線板は、回路設計に基づいて、部品間を接続するために必要な導体パターンを絶縁基板の表面又は表面とその内部にプリントによって形成した板をいう。電子機器の筐体の場合、例えば絶縁体の表面に導電性のメッキ層を形成するMID(Molded Interconnection Device)の技術によって導体が形成されたものが例示される。この実施形態の場合、実装対象物Pはプリント配線板であり、マルチ接続形ヘッダーコネクタ100は、このプリント配線板である実装対象物Pの表面に実装されている。
ヘッダーコンタクト120は、一端に設けられた接触部121がヘッダーハウジング110の収容室115に露出すると共に、他端に設けられた接続部122がヘッダーハウジング110の裏面112又はその周縁に露出するようにヘッダーハウジング110に設けられている。接続部122はハンダ付けなどにより実装対象物Pに固定される。接続部122は実装対象物Pの表面にハンダ付けしてもよいし、実装対象物Pに形成された孔に挿入してハンダ付けしてもよい。この孔は実装対象物Pを貫通するかどうかを問わない。この実施形態では、一つのヘッダーコンタクト120に二つの接続部122が設けられているが、これによってヘッダーコンタクトに設ける接続部の数が限定されるものではない。
そして、マルチ接続形ヘッダーコネクタ100は、図8に示すような縦積形ソケットコネクタ200と、図9に示すような横置形ソケットコネクタ300とを選択的に接続することができるように構成されている(図10及び図11を参照)。
図8に示すように、縦積形ソケットコネクタ200は、絶縁性材料により形成されたソケットハウジング210と、導電性材料により形成されてソケットハウジング210に設けられたソケットコンタクト220とを備えている。ソケットハウジング210は、高さ方向の一端にヘッダーハウジング110の収容室115へ高さ方向に沿って嵌合する突出部211を有している。ソケットハウジング210は、他端から高さ方向と交差する方向へ電線Wを引き出すようにしている。ソケットコンタクト220は、ヘッダーコンタクト120の接触部121に接触し、電線Wに接続される。ヘッダーハウジング110の収容室115の構成壁とソケットハウジング210の突出部211には、突出部211が収容室115に嵌合したときに嵌合力を高めるロック機構が設けられている。すなわち、収容室115の構成壁にはロック部117として凹部が設けられ、突出部211にはロック部213として突起部が設けられ、突出部211が収容室115に嵌合したときにロック部同士が可撓性を利用して嵌合するようになっている。逆に突出部211に凹部を設け、収容室115の構成壁に突起部を設けてもよい。
図9に示すように、横置形ソケットコネクタ300は、絶縁性材料により形成されたソケットハウジング310と、導電性材料により形成されてソケットハウジング310に設けられたソケットコンタクト320を備えている。ソケットハウジング310は、奥行き方向の奥側の端にヘッダーハウジング110の収容室115へ高さ方向に沿って嵌合する突出部311を有している。ソケットハウジング310は、奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線Wを引き出すようにしている。ソケットコンタクト320は、ヘッダーコンタクト120の接触部121に接触し、電線Wに接続される。ソケットハウジング310には、縦積形ソケットコネクタ200のソケットハウジング210に設けたロック部213と同様のロック部313が設けられている。
図1ないし図7に示すように、ヘッダーコンタクト120の接触部121はブレード形であり、高さ方向と直交する方向に向く板状に形成されて収容室115の構成壁115aから収容室115へ突き出ている。この実施形態の場合、接触部121は、収容室115を構成する壁のうち奥行き方向の奥側において奥行き方向の手前に向いている構成壁115aから奥行き方向の手前に向かって延び、その先端は収容室115の奥行き方向の半ばまで延びるにとどまっている。ヘッダーコンタクト120は幅方向に一対が並んでおり、接触部121はほぼ平行である。しかし、本発明のマルチ接続形ヘッダーコネクタの有するヘッダーコンタクトの数は、この実施形態によって限定されるものではない。また、接触部121は高さ方向と直交する方向に向いておればよく、突き出る方向も高さ方向と直交する方向であればよい。そして、ソケットコンタクト220、320の接触部221、321が、ヘッダーコンタクト120の接触部121の板厚方向の両端面121a、121aに接触するように構成している。
この実施形態の場合、マルチ接続形ヘッダーコネクタ100の収容室115は表面111から裏面112まで貫通し且つ奥行き方向の手前側の端面113にまで至っているが、収容室115の幅は、この奥行き方向の手前側の端面113に近い部位で狭くなって縊れ部が形成されている。ヘッダーハウジング110には、この縊れ部を形成するために幅方向内側に突き出た係止部116が設けられており、この係止部116によって縦積形ソケットコネクタ200又は横置形ソケットコネクタ300が奥行き方向手前に抜けることを防いでいる。このように収容室に縊れ部を形成し、ヘッダーハウジングに係止部を設けることは、収容室の央部をヘッダーハウジングの表面から裏面に向かって凹ませて形成するときも同様に行うことができる。
図12ないし図17に示すように、この実施形態の縦積形ソケットコネクタ200の場合、突出部211には収容室115への嵌合時にヘッダーコンタクト120の接触部121を受け入れるための挿入嵌合溝212が設けられている。図15に示すように、この挿入嵌合溝212は、突出部211における高さ方向の端面から高さ方向に凹むように形成されている。この挿入嵌合溝212は突出部211を奥行き方向に貫通してはおらず、突出部211における奥行き方向の奥側の面には開口しているが、奥行き方向の手前側の面には開口していない。ソケットコンタクト220の接触部221は、挿入嵌合溝212に配置されている。接触部221は、高さ方向に向かって延びて先端がヘッダーコンタクト120の接触部121の板厚方向の両端面121a、121aに接触するように二股状に設けられている(特に図14及び図17を参照)。この接触部221は奥行き方向に向いた板で形成されており、基端をソケットコンタクト220の本体に設け、他端が幅方向に並ぶように二つに分岐して高さ方向の一方に向かって延びており、奥行き方向にみると全体としてほぼ倒立したU字形に形成されている。そして、縦積形ソケットコネクタ200の突出部211がマルチ接続形ヘッダーコネクタ100の収容室115に嵌合すると、ソケットコンタクト220の接触部221は、基端に対して先端が幅方向に沿ってこれら先端同士が離れる方向に弾性変形し、この弾性変形で得た復元力で両先端がヘッダーコンタクト120の接触部121の板厚方向の両端面121a、121aに接触圧をもって接触するように構成されている。ここでは縦積形ソケットコネクタ200のソケットコンタクト220の接続部222を圧接形で設け、ここに電線Wを圧接接続するようにしているが、ソケットコンタクトに電線を例えば圧着、ピアシングその他の方法で接続するようにしてもよい。
図12ないし図17に示すように、この縦積形ソケットコネクタ200のソケットハウジング210は、外部に開放されてソケットコンタクト220を収容する収容室が設けられたコネクタハウジング本体と、コネクタハウジング本体に嵌合して収容室を覆う蓋とを備え、ソケットコンタクト220に接続された電線Wがコネクタハウジング本体と蓋との間から外部へ引き出されるように構成している。こうすることでコネクタハウジング本体と蓋とにより、コネクタハウジング本体の収容室からソケットコンタクト220及び電線Wが外部へ脱落することを防いでいる。その場合、蓋がソケットコンタクト220、電線Wに接触していても接触していなくてもよい。一般に、電線が湾曲変形するように引き回されることに対する強度を高めるために、ソケットハウジングに、湾曲変形しようとする電線を係止して保持するストレインリリーフを設けることがある。しかし、ストレインリリーフはソケットハウジングにおけるソケットコンタクトの間に設けられる隔壁から高さ方向に立ち上がるので、ソケットハウジングが分厚くなり、薄型化を実現することができないし、ソケットコンタクトが圧接形であるときは圧接パンチを避けてストレインリリーフを設ける関係上、ソケットハウジングが収容室の延びる方向に長くなる。しかし、この実施形態のようにコネクタハウジング本体と蓋とにより、ソケットコンタクト220及び電線Wの脱落を防いでいるときは、ストレインリリーフを設ける必要がなくなり、ソケットハウジングの薄型化及び短縮化を実現することができる。また、ソケットハウジングに弾性片を設けてソケットコンタクトに係止するハウジングランス構造を採用したり、逆にソケットコンタクトに弾性片を設けてソケットハウジングに係止するコンタクトランス構造を採用することがあるが、いずれにしてもソケットハウジングが分厚くなり、薄型化を実現することができない。しかし、この実施形態のようにコネクタハウジング本体と蓋とにより、ソケットコンタクト220及び電線Wの脱落を防いでいるときは、ランス構造を設ける必要がなくなり、ソケットハウジングの薄型化を実現することができる。このようにソケットハウジング210が短縮化されると、実装面積が更に小さくなり、またソケットハウジング210が薄型化されると、接続構造の低背化が更に進む。なお、このようにソケットハウジングを、収容室が設けられたコネクタハウジング本体と、このコネクタハウジング本体に嵌合して収容室を覆う蓋とによって構成したこの実施形態によって本発明の縦積形ソケットコネクタの構成が限定されるものではない。
図18ないし図23に示すように、この実施形態の横置形ソケットコネクタ300の場合、突出部311には収容室115への嵌合時にヘッダーコンタクト120の接触部121を受け入れるための挿入嵌合溝312が設けられている。図18に示すように、この挿入嵌合溝312は、突出部311における高さ方向の端面から高さ方向に凹むように形成されている。この挿入嵌合溝312は突出部311を高さ方向に貫通してはおらず、突出部311における高さ方向の一方の面には開口しているが、他方の面には開口していない。ソケットコンタクト320の接触部321は、挿入嵌合溝312に配置されている。接触部321は、ヘッダーコンタクト120の突き出し方向と対向する方向に延びて先端がヘッダーコンタクト120の接触部121の板厚方向の両端面121a、121aに接触するように二股状に設けられている(特に図20を参照)。この接触部321は高さ方向に向いた板で形成されており、基端をソケットコンタクト320の本体に設け、他端が幅方向に並ぶように二つに分岐して奥行き方向の奥へ向かって延びており、高さ方向にみると全体としてでほぼU字形に形成されている。そして、横置形ソケットコネクタ300の突出部311がマルチ接続形ヘッダーコネクタ100の収容室115に嵌合すると、ソケットコンタクト320の接触部321は、基端に対して先端が幅方向に沿ってこれら先端同士が離れる方向に弾性変形し、この弾性変形で得た復元力で両先端がヘッダーコンタクト120の接触部121の板厚方向の両端面121a、121aに接触圧をもって接触するように構成されている。ここでは横置形ソケットコネクタ300のソケットコンタクト320の接続部322を圧接形で設け、ここに電線Wを圧接接続するようにしているが、ソケットコンタクトに電線を例えば圧着、ピアシングその他の方法で接続するようにしてもよい。
この実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタ100、縦積形ソケットコネクタ200及び横置形ソケットコネクタ300の作用及び効果を説明する。縦積形ソケットコネクタ200も横置形ソケットコネクタ300もマルチ接続形ヘッダーコネクタ100に突出部211、311でもって高さ方向に沿って嵌合するので、嵌合時にソケットコネクタ200、300を移動させるための空きスペースを実装対象物Pに設ける必要がなくなり、実装面積が減少する(図10及び図11を参照)。このことは密集して部品が実装される実装対象物Pにマルチ接続形ヘッダーコネクタ100を実装するときに極めて有利である。また、このように部品が密集した実装対象物Pにマルチ接続形ヘッダーコネクタ100を実装し、これに縦積形ソケットコネクタ200又は横置形ソケットコネクタ300を嵌合する場合、ソケットコネクタ200、300を高さ方向に押す作業になるので、奥行き方向や幅方向など高さ方向に直交する方向に押す作業に較べて作業性が大幅に改善される。マルチ接続形ヘッダーコネクタ100に縦積形ソケットコネクタ200を選択して接続したときは両コネクタ100、200による接続構造の実装面積が更に減少する。マルチ接続形ヘッダーコネクタ100に横置形ソケットコネクタ300を選択して接続したときは両コネクタ100、300による接続構造が低背化される。その場合、横置形ソケットコネクタ300において突出部311よりも奥行き方向の手前側にある部分が、ヘッダーハウジング110の収容室115のうちヘッダーハウジング110の奥行き方向の手前側の端面113に至る部分に収容されることになる。縦積形ソケットコネクタ200も横置形ソケットコネクタ300もソケットハウジング210、310から高さ方向と交差する方向へ電線Wが引き出されるので、この実装対象物Pの表面に対向して例えば筐体Bなどを配置しても電線Wがこの筐体Bに当たり難くなり、電線Wが受ける負荷が減って接続状態が安定化されると共に両コネクタ100、200、300による接続構造が低背化される(図16及び図22を参照)。また、実装対象物Pにマルチ接続形ヘッダーコネクタ100を実装し、これに縦積形ソケットコネクタ200を接続したところ、縦積形ソケットコネクタ200が筐体Bなどに干渉した場合、マルチ接続形ヘッダーコネクタ100はそのままにしておき、縦積形ソケットコネクタ200に代えて横置形ソケットコネクタ300を採用すれば、筐体Bなどとの干渉が解消し、簡単に不具合を解決することができる。縦積形ソケットコネクタ200も横置形ソケットコネクタ300もマルチ接続形ヘッダーコネクタ100に突出部211、311でもって高さ方向に沿って嵌合するので、ヘッダーコンタクト120の接触部121がヘッダーハウジング110の収容室115へ突き出す寸法を、収容室115の奥行き方向の半ばまで程度までと短くすることが可能となる。そうした場合、縦積形ソケットコネクタ200の突出部211に設ける挿入嵌合溝212の開口はマルチ接続形ヘッダーコネクタ100の接触部121の突き出し方向に対向する側のみに設けることが可能となり、横置形ソケットコネクタ300の突出部311に設ける挿入嵌合溝312の開口は高さ方向の一方のみに設けることが可能となり、このようにすれば短絡事故防止及び逆差し防止が実現可能となる。この実施形態では、マルチ接続形ヘッダーコネクタ100の接触部121が奥行き方向手前へ突き出しているので、縦積形ソケットコネクタ200の突出部211に設ける挿入嵌合溝212の開口を奥行き方向の奥側のみに設けることが可能となり、横置形ソケットコネクタ300の突出部311に設ける挿入嵌合溝312の開口を高さ方向の一方のみに設けることが可能となり、このようにすれば短絡事故防止及び逆差し防止が実現可能となる。
本発明のマルチ接続形ヘッダーコネクタの場合、ヘッダーコンタクトの接触部を収容室の構成壁のうちどの構成壁に設けるか、接触部の形状をどう形成するか、接触部をどの方向へ突出させるかなど、これら接触部の構成について何ら限定を加えるものではないし、ソケットコンタクトの接触部の構成について何ら限定を加えるものではない。しかし、上記実施形態の場合、ヘッダーコンタクト120の接触部121が、高さ方向と直交する方向に向く板状に形成されて収容室115の構成壁115aから収容室115へ突き出ており、ソケットコンタクト220、320の接触部221、321が、ヘッダーコンタクト120の接触部121の板厚方向の両端面121a、121aに接触するように構成している。このようにすれば、ヘッダーコンタクト120に対してソケットコンタクト220、320が二点で接触することになり、接続の信頼性が高くなる。また、ソケットコンタクト220、320の接触部221、321を板材により二股状に形成することができ、そうすればソケットコネクタ200、300の薄型化が可能となる。
縦積形ソケットコネクタ200も横置形ソケットコネクタ300もマルチ接続形ヘッダーコネクタ100に突出部211、311でもって高さ方向に沿って嵌合するので、ヘッダーコンタクト120の接触部121の端縁に面取りする場合、高さ方向の一方側の端縁にのみ面取りすればよく、奥行き方向の手前の端縁には面取りする必要がなく、特許文献2の発明に較べるとコスト的に有利である。
実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタを示す斜視図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタを高さ方向からみた平面図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタを奥行き方向の手前からみた正面図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタを高さ方向からみた底面図である。 図3のV−V線における断面図である。 図2のVI−VI線における断面図である。 図3のVII−VII線における断面図である。 実施形態の縦積形ソケットコネクタを示す斜視図である。 実施形態の横置形ソケットコネクタを示す斜視図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタに縦積形ソケットコネクタを接続したときの斜視図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタに横置形ソケットコネクタを接続したときの斜視図である。 実施形態の縦積形ソケットコネクタに電線を接続したときの斜視図である。縦積形ソケットコネクタの蓋を外してなかを見せている。 実施形態の縦積形ソケットコネクタを奥行き方向の奥からみた背面図である。 実施形態の縦積形ソケットコネクタをソケットコンタクトの接触部を含む奥行き方向に向いた面で断面した断面図である。 図13のXV−XV線における断面図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタを実装対象物に実装し、このマルチ接続形ヘッダーコネクタに縦積形ソケットコネクタを接続したときに幅方向に向いた面で断面した断面図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタを実装対象物に実装し、このマルチ接続形ヘッダーコネクタに縦積形ソケットコネクタを接続したときの図14の場合と同様の断面における断面図である。 実施形態の横置形ソケットコネクタに電線を接続したときの斜視図である。 実施形態の横置形ソケットコネクタを奥行き方向の奥からみた背面図である。 実施形態の横置形ソケットコネクタのソケットコンタクトの斜視図である。 実施形態の横置形ソケットコネクタに電線を接続したときに幅方向に向いた面で断面した断面図である。 実施形態のマルチ接続形ヘッダーコネクタを実装対象物に実装し、このマルチ接続形ヘッダーコネクタに横置形ソケットコネクタを接続したときに幅方向に向いた面で断面した断面図である。 図22のXXIII−XXIII線における断面図である。
符号の説明
100 マルチ接続形ヘッダーコネクタ
110 ヘッダーハウジング
111 表面
112 裏面
113 手前側の端面
115 収容室
115a 構成壁
120 ヘッダーコンタクト
121 接触部
121a 端面
122 接続部
200 縦積形ソケットコネクタ
210 ソケットハウジング
211 突出部
212 挿入嵌合溝
220 ソケットコンタクト
300 横置形ソケットコネクタ
310 ソケットハウジング
311 突出部
312 挿入嵌合溝
320 ソケットコンタクト
P 実装対象物
W 電線
B 筐体

Claims (6)

  1. 互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、高さ方向の一方の端面である表面から他方の端面である裏面まで貫通し又は表面から裏面に向かって凹み且つ奥行き方向の手前側の端面にまで至る収容室が設けられ、裏面が実装対象物の表面に対向するように配置されるヘッダーハウジングと、
    接触部が収容室に露出すると共に接続部がヘッダーハウジングの裏面又はその周縁に露出するようにヘッダーハウジングに設けられたヘッダーコンタクトとを備え、
    高さ方向の一端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し他端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジング及びヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトを備えた縦積形ソケットコネクタと、奥行き方向の奥側の端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジング及びヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトを備えた横置形ソケットコネクタとを選択的に接続することができるように構成されたマルチ接続形ヘッダーコネクタ。
  2. ヘッダーコンタクトの接触部が、高さ方向と直交する方向に向く板状に形成されて収容室の構成壁から収容室へ突き出ており、
    ソケットコンタクトの接触部が、ヘッダーコンタクトの接触部の板厚方向の両端面に接触するように構成した請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタ。
  3. 請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する縦積形ソケットコネクタであって、
    高さ方向の一端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し他端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、
    このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備えた縦積形ソケットコネクタ。
  4. 請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する縦積形ソケットコネクタであって、
    高さ方向の一端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し他端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、
    このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備え、
    ソケットコンタクトの接触部は、高さ方向に向かって延びて先端がヘッダーコンタクトの接触部の板厚方向の両端面に接触するように二股状に設けられている縦積形ソケットコネクタ。
  5. 請求項1のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する横置形ソケットコネクタであって、
    奥行き方向の奥側の端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、
    このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備えた横置形ソケットコネクタ。
  6. 請求項2のマルチ接続形ヘッダーコネクタに接続する横置形ソケットコネクタであって、
    奥行き方向の奥側の端にヘッダーハウジングの収容室へ高さ方向に沿って嵌合する突出部を有し奥行き方向の手前側の端から高さ方向と交差する方向へ電線を引き出すソケットハウジングと、
    このソケットハウジングに設けられ、ヘッダーコンタクトの接触部に接触し電線に接続されるソケットコンタクトとを備え、
    ソケットコンタクトの接触部は、ヘッダーコンタクトの突き出し方向と対向する方向に延びて先端がヘッダーコンタクトの接触部の板厚方向の両端面に接触するように二股状に設けられている横置形ソケットコネクタ。
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