JP2005158629A - 固体高分子型燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固体高分子形燃料電池の全長を長くすることなく、十分な絶縁距離を得ることができる固体高分子型燃料電池を提供する。
【解決手段】 電解質膜の両側に多孔質電極が接合一体化された電極・膜接合体と、電極・膜接合体の両側に配設された各セパレータとにて成る単セル9を複数積層し、積層された単セル9の両端に電流を取り出す導電性の集電板10を有する積層体19と、積層体19の外両側に設けられた所定厚さの絶縁板11と、絶縁板11および集電板19を貫通してそれぞれ設けられた燃料ガスマニホールド22と、酸化剤ガスマニホールド23と、冷却液マニホールド21とから成る固体高分子型燃料電池において、冷却液マニホールド21は、絶縁板11内において厚さ方向から傾斜した方向に延在する絶縁距離延長部15を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配管にて外部と接続する固体高分子型燃料電池の絶縁性向上に関するものである。
従来の配管にて外部と接続する固体高分子型燃料電池は、絶縁板からスリーブを延ばす構造とすることにより、絶縁板の厚みとスリーブの長さとの絶縁距離により絶縁を確保している(例えば特許文献1参照)。
特開2002−164075号公報
従来の固体高分子型燃料電池は当該燃料電池が接続される電路の絶縁抵抗は、燃料電池発電規定(JEAC 5002−1992)の頁211の表3−1において以下に示すように記載されている。
300V以下で、対地電圧が150V以下の場合:絶縁抵抗値は0.1MΩ以上
300V以下で、対置電圧が150Vより大きい場合:絶縁抵抗値は0.2MΩ以上
300Vを超えるもの:絶縁抵抗値は0.4MΩ以上
である。
ここで冷却液流路を例にとり絶縁距離を考える。
冷却液導電率ρを20μS/cmまで許容する場合、電気絶縁板内を通る冷却液の流路長Lは、流路断面をSとすると、
L=R・ρ・S
で計算される。Rは絶縁抵抗値である。
ただし、ここで計算されるLは最低値であるため、安全率をとる必要がある。
たとえば、300V以下で、対地電圧が150V以下の場合、絶縁抵抗値Rは0.1MΩ(固体高分子型燃料電池は、通常この規格に当てはまる)。冷却液流路断面積Sを2cmとすると、
L=0.1MΩ×20μS/cm×2cm=4cm
となるが、安全率をとり、L/Sを5以上とすると、L=10cmとなる。
前記例で必要な10cmの絶縁距離を確保する場合、従来の固体高分子型燃料電池の絶縁は絶縁板からスリーブを延ばした構造のため、絶縁板の厚みとスリーブの長さを10cmとる必要があり、したがって固体高分子型燃料電池の全長が長くなってしまう。他の方法としては、配管パイプ内にスリーブを延ばす方法もあるが、必要な据付長さとしては固体高分子型燃料電池の全長に加えスリーブの突出長が必要となり、全体として長くなってしまう。また、コンパクトな配管とするため固体高分子型燃料電池に接続する配管をL字型に配管したい場合、配管パイプ内にスリーブを延ばすと固体高分子型燃料電池の出口ですぐにL字型に配管できず、全体として長くなってしまう。よって、絶縁距離を確保するためには燃料電池自体の全長が長くなってしまうという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、固体高分子型燃料電池の全長を長くすることなく十分な絶縁距離を保つことができる固体高分子型燃料電離を得ることを目的とするものである。
本発明は、固体高分子電解質膜の両側に電極が接合一体化された電極・膜接合体と、電極・膜接合体の両側に配設されたセパレータとにて成る単セルを複数積層し、積層された単セルの両端に電流を取り出す導電性の集電板を有する積層体と、積層体の外両側に設けられた所定厚さの絶縁板と、絶縁板および集電板を貫通してそれぞれ設けられた各単セル内に燃料ガスを供給する燃料ガス路と、酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス路と、冷却液を供給する冷却液流路とから成る固体高分子型燃料電池において、
冷却液流路は、絶縁板内において厚さ方向から傾斜した方向に延在する部分を有するものである。
本発明の固体高分子型燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に電極が接合一体化された電極・膜接合体と、電極・膜接合体の両側に配設されたセパレータとにて成る単セルを複数積層し、積層された単セルの両端に電流を取り出す導電性の集電板を有する積層体と、積層体の外両側に設けられた所定厚さの絶縁板と、絶縁板および集電板を貫通してそれぞれ設けられた各単セル内に燃料ガスを供給する燃料ガス路と、酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス路と、冷却液を供給する冷却液流路とから成る固体高分子型燃料電池において、
冷却液流路は、絶縁板内において厚さ方向から傾斜した方向に延在する部分を有するので、固体高分子型燃料電池の全長を長くすることなく、十分な絶縁距離を確保することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による固体高分子型燃料電池の構成を示す図である。図において、積層体19は、発電部である固体の電解質膜を用いた電極・膜接合体の両面にセパレータが配置された単セル9が積層され、その両端に電流を取り出す導電性の集電板10を設けている。そして、積層体19の両端の外側に所定厚さの絶縁板11が、さらに外側に導電性の金属でできた締付板12がそれぞれ設けられている。
次に冷却液流路17について説明する。図1の左側に示す一方の締付板12に設けられた冷却液供給口16−1からその締付板12、絶縁板11、および集電板10の板厚方向を貫通する。そして、絶縁板11においては板厚方向から傾斜した方向、ここでは板厚方向と直角下方方向に延在し、更に折り返す部分を有する絶縁距離延長部15が形成されている。次に、積層体19の各単セル9の面内の冷却液流路17を流れ、他方の集電板10、絶縁板11、および締付板12を板厚方向に貫通するように通る。そして、この他方の絶縁板11においても、上記と同様に、板厚方向から傾斜した方向、ここでは板厚方向と直角下方方向に延在し、更に折り返す部分を有する絶縁距離延長部15が形成されている。そして、締付板12に設けられた冷却液排出口16−2へとつながっている。
尚、図1においては冷却液流路17の経路について示したが、単セル内に燃料ガスを供給するための燃料ガス路および酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス路においても同様の経路にて形成されている。
図2は図1に示した固体高分子型燃料電池の単セル9の構成を示す図である。図において、発電部である電極・膜接合体は、固体高分子の電解質膜1の両面に電極としての白金触媒を塗布された例えばカーボンペーパやカーボンクロスなどにて成る多孔質電極3を備える。そして、電解質膜1の周囲には、例えば樹脂のポリエチレンテレフタレート(PET)やポリフェニレンサルフィド(PPS)などにて成る絶縁枠2が配置されている。単セル9の電極・膜接合体の片面には、酸化剤ガスを供給可能な流路を有する片面溝付きのセパレータ4が、他面には燃料ガスを供給可能な流路を有し、電極・膜接合体の対面には冷却液を供給可能な冷却液流路17を有する両面溝付きセパレータ5が配置されている。単セル9内の冷却液流路としての冷却液マニホールド21には、これとつながる流路17−2、17−3が設けられている。
尚、ここでは図示していないが、導電性のある金属配管にて、冷却液供給口16−1と冷却液排出口16−2とは配管され、導電性のある金属配管は大地に接地されている。よって、導電性のある金属配管と接続された導電性の金属で成る締付板12は同電位である。したがって電圧を持つ積層体19と締付板12との間は絶縁板11により絶縁していることとなる。
図3(a)は左側の絶縁板11を図1の図面上左方向から見た図である。絶縁板11には、冷却液マニホールド21、燃料ガスマニホールド22と、酸化剤ガスマニホールド23が設けられている。図3(b)は絶縁板11の冷却液マニホールド21の断面を示す図である。冷却液マニホールド21は、図3(b)に示すように絶縁距離延長部15を有する。また、燃料ガスマニホールド22および酸化剤ガスマニホールド23においても同様に絶縁距離延長部が形成されている。
次に上記のように構成された実施の形態1の固体高分子型燃料電池の絶縁性について説明する。まず、燃料電池が接続される電路の絶縁抵抗は、上記従来例の説明において示したように燃料電池発電規定に記載されており、燃料電池が接続される低圧の電路の電線相互間及び電路と対地との間の絶縁抵抗は、開閉器又は遮断器で区切ることのできる電路ごとに、電路の使用電圧の区分に応じ、それぞれに掲げる値以上でなければならない。
ここでは、冷却液流路を例に取り絶縁距離を考える。冷却液導電率ρを20μS/cmまで許容する場合、電気絶縁板内を通る冷却液の流路長Lは、流路断面をSとすると、以下に示す式にて計算される。
L=R・ρ・S
Rは絶縁抵抗値である。ただし、ここで計算されるLは最低値であるため、安全率をとる必要がある。そして、300V以下で、対地電圧が150V以下の場合、絶縁抵抗値Rは0.1MΩ。冷却液流路断面積Sを図3(a)に示すように2cmとすると、
L=0.1MΩ×20μS/cm×2cm=4cm
となるが、安全率をとり、L/Sを5以上とすると、L=10cmとなる。このときの絶縁抵抗は、(1/冷却液導電率の許容値)×L/Sで算出でき、
(1/20μS/cm)×5=0.25MΩ
で絶縁抵抗値Rの2.5倍である。
L=10cmを確保するには、図3(b)に示すように絶縁板11の絶縁距離延長部15を図中の下方に5cmにおいて折り返す部分を有するように形成することで達成できる。従来、絶縁板の厚みを10cm必要としたが、本実施の形態1のように冷却液流路17において絶縁板11内に絶縁距離延長部15を設けることで、図3(b)に示すように絶縁板11の厚みを2.5cmにすることができる。
上記のように構成された実施の形態1の固体高分子型燃料電池のように、絶縁距離延長部を絶縁板内に形成することで、絶縁板自体の厚みを厚くすることなく、十分な絶縁距離を確保することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では絶縁板11における絶縁距離延長部15が、絶縁板11の断面において折り返し部分を有するU字状に形成する例を示したが、図4に示すように絶縁板11の面内を絶縁距離延長部15が図の板厚方向と傾斜した方向の直角下方方向の上から下に延在して形成されていてもよく、上記実施の形態1に示した絶縁板11の厚みより薄く14mmにて形成することができる。したがって、上記実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに固体高分子型燃料電池の全長を短くすることが出来る。
また、図5に示すように絶縁板11の面内を絶縁距離延長部15が板厚方向と傾斜した方向の直角左または右方向に延在して形成されていてもよく、上記図4に示した絶縁板11と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、図6に示すように、絶縁板11の絶縁距離延長部15が板厚方向と傾斜した方向の直角左又は右方向に延在し、更に折り返す部分を有しても上記場合と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、図示はしないものの、絶縁距離延長部は絶縁板の板厚方向と傾斜した方向であればよく、例えば斜めに下方方向に延在するなど様々な例が考えられる。
尚、燃料ガス路および酸化剤ガス路については特に説明していないが、各図に示すような冷却液流路と同様の構成にて絶縁距離延長部を備えているものである。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、冷却液導電率ρを20μS/cmまで許容する場合について述べたが、50μS/cmまで許容する場合はL=10cm、100μS/cmまで許容する場合はL=20cmが必要である。上記各実施の形態の絶縁板の絶縁距離延長部を設ける方法により距離を確保することは可能である。そして、冷却液は冷却液導電率が許容値に達すれば純粋器を用いて冷却液の導電率を低減する操作を行う必要がある。図7は、固体高分子型燃料電池を運転した場合の、冷却水導電率の上昇傾向を示している。冷却水導電率の上昇は、1時間当たり約0.2μS/cmである。初期冷却水導電率を0μS/cmとした場合、20μS/cmまでの到達時間は約100時間、50μS/cmまでの到達時間は約250時間、100μS/cmまでの到達時間は約500時間と換算できる。
このように冷却液導電率が許容値に達するまでの時間は、50μS/cmでは20μS/cmの2.5倍、100μS/cmでは5倍と長くなる。したがって冷却液導電率の許容値を50μS/cm以上となるように、上記各実施の形態の絶縁板の絶縁距離延長部を形成し必要な距離を確保すれば、純粋器により冷却液の導電率を低減する操作回数が削減でき、メンテナンス費用を大幅に削減できる。但し、実質的な使用上冷却液導電率の許容値を400μS/cmより大きくすることは困難である。
導電率50μS/cmのとき、既定値である絶縁抵抗値Rの0.1MΩ以上をクリアするL/Sの最小値は、次式で計算される。
L/S=絶縁抵抗値R×冷却液導電率の許容値
L/S=0.1MΩ×50μS/cm=5cm−1
である。L/Sを5cm−lとした場合の導電率と抵抗の関係を図8に示す。L/S=5cm−1で50μS/cm以下が絶縁抵抗値Rの0.1MΩ以上をクリアする。
次に、抵抗0.1MΩとなる導電率とL/Sの関係を図9に示す。冷却液導電率の許容値が50μS/cm以上で、絶縁抵抗Rの0.1MΩ以上をクリアするためには、図9に示されるように、L/Sを5cm−1以上とすれば可能である。
L/S≧5cm−l
となる。そして、400μS/cm以下であるため上限値は、
L/S≦40cm−l
となる。
上記のような固体高分子型燃料電池は、300V以下で、対地電圧が150V以下の場合の規定値となる0.1MΩ以上となる条件を確保することができ、さらにメンテナンスにおいてコストを低減することができる。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4による固体高分子型燃料電池を説明するための図である。上記各実施の形態においては積層体19が1つの場合について説明したが、これに限られることはなく、積層体を2つ以上直列に配置し、各積層体間に所定厚さの中間絶縁板を設け、冷却液流路は、中間絶縁板内の厚さ方向から傾斜した方向に延在する部分を有すようにしてもよい。
図10においてその例を示す。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号付して省略する。単セル9を積層し、その両端に電流を取り出す導電性の集電板10が設けられた第1の積層体19−1と、第2の積層体19−2が直列に配置され、その間に中間電気絶縁板18が設けられている。直列に配置された第1の積層体19−1と第2の積層体19−2の外側に絶縁板11が、さらに外側に締付板12が設けられている。積層体ごとに出力をとりたい場合には、このような構成をとり、積層体ごとにインバータが取り付けられ電気出力が取り出される。このため、積層体ごとの絶縁が必要である。
よって、第1の積層体19−1と第2の積層体19−2とを中間電気絶縁板18により絶縁している。中間電気絶縁板18には、上記実施の形態1の場合の絶縁板11と同様に、面内方向に形成された絶縁距離延長部15を形成する方法が考えられる。また、上記実施の形態2に示す絶縁板11と同様に、形成する例も考えられる。このように、絶縁距離延長部15を有する中間電気絶縁板18を第1の積層体19−1と、第2の積層体19−2との間に設けたことにより、中間電気絶縁板18の厚みを厚くすることなく、十分な絶縁距離を確保することができる。
また、上記実施の形態5では、積層体を2つ直列に配置した構造で説明したが、中間電気絶縁板を間に設けさらに3つ以上配置しても同様の効果が得られる。また、他の燃料ガス路および酸化剤ガス路においても中間電気絶縁板において上記各実施の形態と同様に絶縁距離延長部を形成することができ同様の効果を奏することは言うまでもない。
尚、上記各実施の形態では、燃料ガス路および酸化剤ガス路についても冷却液流路と同様の絶縁距離延長部を備える例を示した。これは燃料ガス路や、酸化剤ガス路では、ガスに湿度を付加した加湿ガスを流したり、発電反応により水が生成されたりするため、冷却液流路と同様な考え方により適用できるものである。よって、燃料ガス路や、酸化剤ガス路についても冷却液流路と同様の構造をとることで、同様の効果が得られる。ただし、冷却液流路のみに絶縁距離延長部を備えても、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
この発明の実施の形態1の固体高分子型燃料電池の構成を示す図である。 図1に示した固体高分子型燃料電池の単セルの構成を示す図である。 図1に示した固体高分子型燃料電池の絶縁板の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の固体高分子型燃料電池の絶縁板の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の固体高分子型燃料電池の絶縁板の他の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の固体高分子型燃料電池の絶縁板の他の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3の固体高分子型燃料電池の冷却液導電率の上昇を説明するための図である。 この発明の実施の形態3の固体高分子型燃料電池の特性を説明するための図である。 この発明の実施の形態3の固体高分子型燃料電池の特性を説明するための図である。 この発明の実施の形態4の固体高分子型燃料電池の構成を示す図である。
符号の説明
1 電解質膜、2 絶縁枠、3 多孔質電極、4 片面溝付きセパレータ、
5 両面溝付きセパレータ、7 絶縁膜、9 単セル、10 集電板、11 絶縁板、
12 締付板、15 絶縁距離延長部、16−1 冷却液供給口、
16−2 冷却液排出口、17 冷却液流路、18 中間電気絶縁板、19 積層体、
19−1 第1の積層体、19−2 第2の積層体、21 冷却液マニホールド、
22 燃料ガスマニホールド、23 酸化剤ガスマニホールド。

Claims (6)

  1. 固体高分子電解質膜の両側に電極が接合一体化された電極・膜接合体と、上記電極・膜接合体の両側に配設されたセパレータとにて成る単セルを複数積層し、上記積層された単セルの両端に電流を取り出す導電性の集電板を有する積層体と、上記積層体の外両側に設けられた所定厚さの絶縁板と、上記絶縁板および上記集電板を貫通してそれぞれ設けられた上記各単セル内に燃料ガスを供給する燃料ガス路と、酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス路と、冷却液を供給する冷却液流路とから成る固体高分子型燃料電池において、
    上記冷却液流路は、上記絶縁板内において厚さ方向から傾斜した方向に延在する部分を有することを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  2. 上記燃料ガス路または/および上記酸化剤ガス路は、上記絶縁板内において厚さ方向から傾斜した方向に延在する部分を有することを特徴とする請求項1に記載の固体高分子型燃料電池。
  3. 上記積層体を2つ以上直列に配置し、上記各積層体間に所定厚さの中間絶縁板を設けた場合、上記冷却液流路は、上記中間絶縁板内の厚さ方向から傾斜した方向に延在する部分を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体高分子型燃料電池。
  4. 上記燃料ガス路または/および上記酸化剤ガス路は、上記中間絶縁板内の厚さ方向から傾斜した方向に延在する部分を有することを特徴とする請求項3に記載の固体高分子型燃料電池。
  5. 上記冷却液流路、上記燃料ガス路および上記酸化剤ガス路が上記絶縁板内または/および上記中間絶縁板内の厚さ方向から傾斜した方向に延在し更に折り返す部分を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の固体高分子形燃料電池。
  6. 上記冷却液の導電率の発電時の許容値を50μS/cm以上400μS/cm以下、上記冷却液流路の延在部分の流路長L、および上記冷却液流路の延在部分の断面積をSとしたときL/Sが5cm−1以上40cm−1以下とすることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載の固体高分子形燃料電池。
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