JP2005158047A - 電子文書閲覧システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】閲覧装置は、作成装置から、文書が配置された第1レイヤと、前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤとを取得する取得手段と、閲覧する状況に応じて、前記第2レイヤの表示形態を設定する制御手段と、前記制御手段により設定された表示形態に従い、前記電子文書ファイルを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図18
Description
第1のシステムは、クライアントが、ネットワーク経由でサーバにアクセスし、電子文書を閲覧するシステムである。例えば、特許文献1には、クライアントがWebサーバへアクセスし、Webブラウザで電子文書を閲覧する技術が開示されている。
そこで、本発明は、上記の要求に鑑みなされたものであって、電子文書のセキュリティを保護しつつ、多様なユーザそれぞれの利便性を考慮した電子文書閲覧システムを提供することを目的とする。
この構成によると、取得した電子文書ファイルを閲覧する際、閲覧される状況に応じて異なる表示形態をとることができる。
ここで、前記閲覧装置は、パスに、所定の文字列「http://」が含まれるか否かを判定し、「http://」が含まれる場合、前記電子文書ファイルはネットワークを介して取得されたファイルであると判断し、「http://」が含まれない場合、前記電子文書ファイルは、ネットワークを介して取得されたファイルでないと判断するように構成してもよい。
ここで、前記閲覧装置は、前記電子文書ファイルのパスに「http://」が含まれるか否か第1の判定を行い、前記電子文書ファイルが、プラグインソフトウェアを用いて実行されているか、又はアプリケーションソフトウェアを用いて実行されているか第2の判定を行い、前記第1の判定が肯定的であり、且つ、前記第2の判定がプラグインソフトウェアである場合に、前記電子文書ファイルは、ネットワークを介して取得されたファイルであると判断し、それ以外の場合に、前記電子文書ファイルは、ネットワークを介して取得されたファイルでないと判断するように構成してもよい。
ここで、前記閲覧装置は、当該閲覧装置を識別する第1識別情報を記憶しており、前記電子文書ファイルは、当該電子文書ファイルの閲覧が許可された装置を識別する第2識別情報を含み、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致するか否か判断し、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致する場合に前記第1の判定及び前記第2の判定を行い、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致しない場合、前記第1の判定及び前記第2の判定に先立ち、前記第2レイヤを非透過モードに設定するように構成してもよい。
ここで、前記電子文書ファイルは、時間情報を含み、前記閲覧装置は、前記電子文書ファイルがネットワークを介して取得されたファイルでないと判断した場合であっても、前記第2レイヤを透過モードに設定し、前記表示手段が、前記電子文書ファイルを表示している時間を示す閲覧時間を測定し、測定した閲覧時間が、前記時間情報に一致すると、前記第2レイヤを非透過モードに設定するように構成してもよい。
また、本発明は、閲覧される状況に応じて表示形態が異なる電子文書ファイルを作成する電子文書ファイル作成装置であって、文書が配置された第1レイヤを記憶しており、第2レイヤを生成し、前記第2レイヤの表示形態を、閲覧される状況に応じて変化させる閲覧制御情報を生成し、前記第1レイヤ、前記第2レイヤ及び前記閲覧制御情報から成る電子文書ファイルを作成することを特徴とする。
ここで、前記電子文書ファイル作成装置は、当該電子文書ファイルが閲覧装置において表示される場合に、当該電子文書ファイルが、ネットワークを介して前記閲覧装置へ供給されたファイルであるか否かを判断する判断命令と、前記判断が肯定的である場合に、前記第2レイヤを透過モードに設定し、前記判断が否定的である場合に、前記第2レイヤを非透過モードに設定するモード設定命令と、前記第1レイヤに前記第2レイヤを重ねて表示する表示命令とを含む前記閲覧制御情報を作成するように構成してもよい。
ここで、前記電子文書ファイル作成装置は、更に、文書の入力を受け付け、前記文書に基づき前記第1レイヤを生成し、生成した前記第1レイヤを記憶し、作成された前記電子文書ファイルを格納しており、閲覧装置から、前記電子文書ファイルの送信要求を受け付け、前記要求を受け付けると、格納している前記電子文書ファイルを読み出し、前記閲覧装置に送信するように構成してもよい。
本発明に係る実施の形態として、電子文書閲覧システム1について図面を参照して説明する。
<電子文書閲覧システム1の概要>
電子文書閲覧システム1は、企業内において電子文書の閲覧を管理するシステムであって、本実施形態において、電子文書とは、技術資料をPDF(Portable Document Format)形式に変換したものである。
文書作成サーバ10、ファイルサーバ20及びファイルサーバ30はLANを介して接続されており、また、各サーバと各クライアントとは、イントラネット70を介して接続されている。
ユーザ用クライアント40は、文書の作成者が有する装置であり、ユーザ用クライアント50は、電子文書を閲覧する一般ユーザが有する装置であり、管理者用クライアント60は、当該システムの管理者が有する装置である。
図2は、文書作成サーバ10の構成を機能的に示した機能ブロック図である。同図に示すように、文書作成サーバ10は、文書入力部101、電子文書作成部102、テキストフィールド作成部103、閲覧情報入力部104及び電子文書データ出力部105を有する。
電子文書データの具体例として、図3(a)は、電子文書データ110のデータ構造を示す図である。同図に示すように、電子文書データ110は、電子文書111とテキストフィールド112とから成る。また、テキストフィールド112は、属性113を含む。
(1)文書入力部101
文書入力部101は、具体的には、ワープロソフト、描画ソフト等であり、ワープロソフト、描画ソフト等を介して、文書データの入力を受け付ける。ここで文書データとは、文字列、図形及び画像の任意の組み合わせである。文書入力部101は、受け付けた文書データを電子文書作成部102へ渡す。
(2)電子文書作成部102
電子文書作成部102は、文書入力部101から、文書データを受け取り、受け取った文書データから電子文書111を作成し、作成した電子文書111を、テキストフィールド作成部103へ渡す。
(3)テキストフィールド作成部103
テキストフィールド作成部103は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等から構成される。
なお、テキストフィールドは、クライアントのモニタに出力されるとき、電子文書の上に重ねられた状態で表示される(図18参照)。
「背景色」は、テキストフィールドがクライアントのモニタに出力されたとき、表示されるテキストフィールドの色を示す。
「表示モード」は、「透過」又は「非透過」の何れかに設定される。「透過」は、電子文書とテキストフィールドとがクライアントのモニタに出力されたとき、テキストフィールドの下に位置する電子文書が閲覧可能となるよう、テキストフィールドを透過して表示することを示し、「非透過」は、テキストフィールドの下に位置する電子文書を隠蔽し、閲覧不可能となるよう、テキストフィールドを透過せずに表示することを示す。
具体的に、テキストフィールド作成部103がテキストフィールド112に設定する属性113を、図3(b)に示す。同図に示す様に、属性113は、「背景色:白」、「書き込み:不可」、「表示モード:非透過」及び「印刷モード:印刷」である。
(4)閲覧情報入力部104
閲覧情報入力部104は、当該システムの管理者から、電子文書の閲覧に関する情報である閲覧情報の入力を受け付ける。閲覧情報は、電子文書作成部102で作成された電子文書と1対1に対応しており、対応する電子文書をオンラインで閲覧することが可能であるクライアント名と、当該クライアントを一意に識別するデバイスIDと、当該クライアントが当該電子文書をオフラインで閲覧することが可能である時間とを記述したものである。閲覧情報入力部104は、受け付けた閲覧情報を、電子文書データ出力部105へ出力する。
閲覧情報120に依ると、管理者用クライアント60のデバイスIDは「ID_C」であり、オフラインの場合でも電子文書111を「無制限」に閲覧することができる。ユーザ用クライアント40のデバイスIDは、「ID_A」であり、オフラインの場合でも電子文書111を「2時間」まで閲覧することができる。ユーザ用クライアント50のデバイスIDは、「ID_B」であり、オフラインの場合、電子文書111を閲覧することができない。即ち、当該システムの管理者は、オフラインであっても無制限に電子文書111を閲覧することが可能であり、一般のユーザは、オフラインでは電子文書111を閲覧することができない。それに対し、電子文書111の作成者は、オフラインであっても2時間まで閲覧することが可能である。
また、管理者用クライアント60は、全ての電子文書を閲覧することが可能であるとする。また、管理者は、ユーザ用クライアント40のデバイスID「ID_A」、ユーザ用クライアント50のデバイスID「ID_B」を既知であるとする。
電子文書データ出力部105は、テキストフィールド作成部103から電子文書データを受け取る。また、電子文書データ出力部105は、閲覧情報入力部104から、閲覧情報を受け取る。
電子文書データ出力部105は、受け取った電子文書データに含まれる電子文書に対応する閲覧情報に基づき、当該電子文書が、管理者用クライアント60のみに閲覧が許可されている電子文書であるか、又は、管理者用クライアント60と、その他のユーザ用クライアントとの両者に閲覧が許可されている電子文書であるか、を判断する。
<ファイルサーバ20の構成>
ファイルサーバ20は、文書作成サーバ10から電子文書データと閲覧情報とを受け取り、受け取った電子文書データと閲覧情報とから、ユーザ用クライアント40、ユーザ用クライアント50及び管理者用クライアント60へ提供するための電子文書ファイルを生成し、生成した電子文書ファイルを格納する。
図5は、ファイルサーバ20の構成を機能的に示した機能ブロック図である。同図に示す様に、ファイルサーバ20は、電子文書データ入力部201、電子文書ファイル生成部202、ファイル格納部203、電子文書ファイル読出部204及び電子文書ファイル出力部205から構成される。
以下では、例として、ファイルサーバ20は、文書作成サーバ10から図3(a)に示した電子文書データ110と、図4に示した閲覧情報120とを受信した場合について説明する。
電子文書データ入力部201は、LANを介して文書作成サーバ10と接続されており、電子文書データ出力部105から、電子文書データ110と閲覧情報120とを受け取る。電子文書データ入力部201は、受け取った電子文書データ110と閲覧情報120とを電子文書ファイル生成部202へ出力する。
電子文書ファイル生成部202は、電子文書データ入力部201から電子文書データ110と閲覧情報120とを受け取り、受け取った電子文書データ110と閲覧情報120とから電子文書ファイル210を生成し、生成した電子文書ファイル210を、ファイル格納部203に格納する。
図7(a)は、モード制御情報114の一部分を表しており、モード制御情報114は、スクリプト言語で記述されたプログラムであって、クライアントが閲覧ソフトウェアを用いて電子文書ファイル210を開いた場合に、クライアントに以下の(A1)から(C1)の命令を実行させるためのプログラムである。
(B1)「http://」を含む場合に属性の表示モードを「透過」に設定する。
(C1)「http://」を含まない場合に属性の表示モードを「非透過」に設定する。
図7(b)は、オフライン情報115のデータ構成である。電子文書ファイル生成部202は、受け取った閲覧情報120から、デバイスIDとオフラインでの閲覧可能時間とを抽出してオフライン情報115を生成する。
電子文書ファイル生成部202は、生成した、電子文書ファイル210を、ファイル格納部203に格納する。
(3)ファイル格納部203
ファイル格納部203は、具体的にはHDDであって、電子文書ファイル生成部202から出力される電子文書ファイル210を受け取り、格納する。
電子文書ファイル読出部204は、電子文書ファイル出力部205を介してファイル識別情報を受け付け、ファイル格納部203から、ファイル識別情報に基づき電子文書ファイルを読み出す。電子文書ファイル読出部204は、読み出した電子文書ファイルを電子文書ファイル出力部205へ出力する。
電子文書ファイル出力部205は、イントラネット70を介してユーザ用クライアント40、ユーザ用クライアント50及び管理者用クライアント60からファイル識別情報を含む要求を受信し、受信した要求に含まれるファイル識別情報を電子文書ファイル読出部204に出力する。また、電子文書ファイル出力部205は、電子文書ファイル読出部204から電子文書ファイルを受け取り、受け取った電子文書ファイルを、イントラネット70を介して要求元のクライアントへ送信する。
ファイルサーバ30は、ファイルサーバ20と同様に、文書作成サーバ10から電子文書データと閲覧情報とを受け取り、受け取った電子文書データと閲覧情報とから、管理者用クライアント60へ提供するための電子文書ファイルを生成し、生成した電子文書ファイルを格納する。
ファイルサーバ30は、電子文書データ入力部、電子文書ファイル生成部、ファイル格納部、電子文書ファイル読出部及び電子文書ファイル出力部から構成される。ファイルサーバ30の各構成要素は、ファイルサーバ20の各構成要素と同様の機能を有するため、ファイルサーバ30の機能ブロック図は図せず、詳細な説明は省略する。
電子文書ファイル生成部は、電子文書データ入力部から電子文書データ110と閲覧情報120とを受け取り、受け取った電子文書データ110と閲覧情報120とから電子文書ファイル220を生成し、生成した電子文書ファイル220を、ファイル格納部に格納する。
モード制御情報224は、スクリプト言語で記述されたプログラムであって、クライアントが閲覧ソフトウェアを用いて電子文書ファイル220を開いた場合に、クライアントに以下の(A2)から(E2)の命令を実行させるためのプログラムである。
また、電子文書ファイル生成部は、電子文書ファイル220を識別するためのデータであるファイル識別情報「B‐0001」を付加する。
<電子文書ファイル作成処理の動作>
ここでは、図9から図11に示すフローチャートを用いて、電子文書閲覧システム1における電子文書ファイル作成処理の動作について説明する。
文書作成サーバ10の文書入力部101は、文書の入力を受け付け(ステップS101)、受け付けた文書を電子文書作成部102へ出力する。電子文書作成部102は、文書入力部101から文書を受け取り、受け取った文書を変換して電子文書を生成する(ステップS102)。電子文書作成部102は、生成した電子文書をテキストフィールド作成部103へ出力する。
電子文書データ出力部105は、テキストフィールド作成部103から電子文書データを受け取り、閲覧情報入力部104から閲覧情報を受け取る。電子文書データ出力部105は、閲覧情報を読み、当該電子文書の閲覧が、管理者用クライアント60のみに許可されているか否かを判断する。当該電子文書の閲覧が、管理者用クライアント60のみに許可されている場合(ステップS106でYES)、電子文書データ出力部105は、電子文書データと閲覧情報とをLANを介してファイルサーバ30へ送信する(ステップS107)。当該電子文書の閲覧が、管理者用クライアント60以外のクライアントにも許可されている場合(ステップS106でNO)、電子文書データ出力部105は、電子文書データと閲覧情報とをLANを介してファイルサーバ20及びファイルサーバ30へ送信する(ステップS108)。
ファイルサーバ20の電子文書データ入力部201は、文書作成サーバ10から、電子文書データと閲覧情報とを受信し(ステップS201)、受信した電子文書データと閲覧情報とを電子文書ファイル生成部202へ出力する。
ファイルサーバ30の電子文書データ入力部は、文書作成サーバ10から、電子文書データと閲覧情報とを受信し(ステップS301)、受信した電子文書データと閲覧情報とを電子文書ファイル生成部へ出力する。
ここでは、ユーザ用クライアント40の構成について説明する。なお、ユーザ用クライアント40は、電子文書111を作成したユーザが有する装置である。
図12は、ユーザ用クライアント40の構成を機能的に示す機能ブロック図である。
同図に示す様に、ユーザ用クライアント40は、送受信部301、要求受付部302、デバイスID記憶部303、Webブラウザ304、ハードディスク312、アプリケーションソフト実行部313、表示制御部317、入力部318及びモニタ319から構成される。
また、アプリケーションソフト実行部313は、データ送受信部314、スクリプト制御部315及び表示データ展開部316を含む。
送受信部301は、ネットワーク接続ユニットであって、イントラネット70を介して、ファイルサーバ20及びファイルサーバ30とWebブラウザ304との間でデータの送受信を行う。
(2)要求受付部302
要求受付部302は、入力部318から入力信号を受け付ける。電子文書閲覧処理に関する入力信号としては、ブラウザ要求、ダウンロード要求、及び表示要求がある。ブラウザ要求は電子文書のオンラインでの閲覧を、ダウンロード要求は電子文書のダウンロードを、表示要求は既にダウンロード済みの電子文書の表示(閲覧)を、それぞれ要求する。
なお、ブラウザ要求、ダウンロード要求及び表示要求は、それぞれ、電子文書ファイルを識別するファイル識別情報を含む。
デバイスID記憶部303は、デバイスID「ID_A」を記憶するための領域を備える。デバイスID「ID_A」は、ユーザ用クライアント40に固有の情報であって、後述するアプリケーションソフト実行部による電子文書の閲覧処理で用いられる。一例として、デバイスID記憶部303は、ICカードに記憶されているデバイスID「ID_A」を読み込み、内部に記憶する。
Webブラウザ304は、Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトウェアであって、イントラネット70を介してHTTPの通信プロトコルにより通信を行い、電子文書ファイル、HTMLファイル、画像ファイル、音楽ファイルなどを受信し、レイアウトを解析して表示、再生する。
表示データ作成部309は、記憶部307から電子文書ファイル210を取得すると、取得した電子文書ファイル210を、アプリケーションソフト実行部313のデータ送受信部314へ出力する。その後表示データ作成部309は、データ送受信部314から、表示用のレイアウトが決定された電子文書データを受け取る。データ送受信部314から電子文書データを受け取ると、HTMLインタプリタ部308及び表示データ作成部309により、モニタに出力するための表示データを作成し、作成した表示データを表示制御部317へ出力する。
ダウンロード部310は、要求受付部302からダウンロード要求を受け取る。ここでは、当該ダウンロード要求は、ファイル識別子として「A‐0001」を含むものとする。ダウンロード部310は、受け取ったダウンロード要求を、送受信部301及びイントラネット70を介してファイルサーバ20へ送信する。ダウンロード部310は、ファイルサーバ20から、ファイル識別情報「A‐0001」に対応する電子文書ファイル210を受信する。ダウンロード部310は、電子文書ファイル210を、書込部311を介してハードディスク312に書き込む。
(5)ハードディスク312
ハードディスク312は、Webブラウザ304のダウンロード部310がファイルサーバ20から取得した電子文書ファイル210又はファイルサーバ30から取得した電子文書ファイル220を、書込部311を介して受け取り、格納する。また、ハードディスク312は、アプリケーションソフト実行部313からの指示を受けて、内部に格納している電子文書ファイル210又は電子文書ファイル220をアプリケーションソフト実行部313へ出力する。
アプリケーションソフト実行部313は、具体的には、電子文書閲覧ソフトウェア等により実現される。図12に示す様に、アプリケーションソフト実行部313は、データ送受信部314、スクリプト制御部315及び表示データ展開部316を含む。
ここでは先ず、図13に示したフローチャートを用いて、アプリケーションソフト実行部313全体の動作について説明する。
データ送受信部314は、ステップS1001で取得したデータをスクリプト制御部315へ出力し、スクリプト制御部315は、取得したデータに含まれるスクリプトを実行し(ステップS1002)、表示データ展開部316は、スクリプトの実行結果に基づき表示データを作成する(ステップS1003)。
アプリケーションソフト実行部313の起動元がWebブラウザ304の場合(ステップS1004で「ブラウザ」)、表示データ展開部316は、作成した表示データを、Webブラウザ304へ返す(ステップS1006)。
<ブラウザ要求>
ブラウザ要求に基づく表示データ生成処理の場合、アプリケーションソフト実行部313のデータ送受信部314は、表示データ作成部309から電子文書ファイル(ここでは、一例として電子文書ファイル210とする)を受け取り、受け取った電子文書ファイル210を、スクリプト制御部315へ出力する。
データ送受信部314は、表示データ展開部316から表示データを受け取り、表示制御部317を介してモニタ319へ出力する。
表示要求に基づく表示データ生成処理の場合、アプリケーションソフト実行部313は、要求受付部302から、ファイル識別情報を含む表示要求を受け取る。ここでは、アプリケーションソフト実行部313は、ファイル識別情報「A‐0001」を含む表示要求を受け取るとする。アプリケーションソフト実行部313のデータ送受信部314は、ハードディスク312から「A‐0001」に対応する電子文書ファイル210を読み出し、電子文書ファイル210をスクリプト制御部315へ出力する。
表示データ展開部316は、スクリプト制御部315から受け取った電子文書ファイル210に含まれるオフライン情報115に、デバイスID「ID_A」が記述されているか否か判断する。ここでは、オフライン情報115に「ID_A」が記述されている。
表示データ展開部316は、タイマーが測定している閲覧時間を一定時間毎に監視し、閲覧時間が閲覧可能時間「2時間」以下である場合は、テキストフィールド112の属性の表示モードを「透過」に設定する。表示データ展開部316は、透過されたテキストフィールド112を電子文書111の上に重ねてデータ送受信部314へ出力する。タイマーが測定している閲覧時間が閲覧可能時間「2時間」を越えると、表示データ展開部316は、属性の表示モードを「非透過」に設定して、透過されないテキストフィールド112を電子文書111の上に重ねてデータ送受信部314へ出力する。
表示制御部317は、Webブラウザ304の表示データ作成部309、及びアプリケーションソフト実行部313の表示データ展開部316から出力される表示データを受け取り、受け取った表示データを、モニタ319へ出力する。
(8)入力部318
入力部318は、キーボードやマウス等から構成される。入力部318がユーザにより操作されると、入力部318は、操作に対応する入力信号を生成し、生成した入力信号を要求受付部302へ出力する。
モニタ319は、ディスプレィユニットであって、表示制御部317から出力される各種の表示データをディスプレィに表示する。
<オンライン及びオフラインの相違>
図14は、電子文書のオンラインでの閲覧及びオフラインでの閲覧について、データの流れの相違を示した図面である。同図に示したユーザ用クライアント40内部の符号は、それぞれ図12で説明した各構成要素を示している。
ユーザ用クライアント50は、図12のユーザ用クライアント40と同様に、送受信部、要求受付部、デバイスID記憶部、Webブラウザ、アプリケーションソフト実行部、ハードディスク、入力部及びモニタから構成される。Webブラウザは、更に、ファイル取得部とダウンロード部とを含み、アプリケーションソフト実行部は、データ送受信部、スクリプト制御部及び表示データ展開部を含む。なお、ユーザ用クライアント50の機能ブロック図は図示していない。
電子文書をオンラインで閲覧する場合のWebブラウザ及びアプリケーションソフト実行部の処理については、ユーザ用クライアント40と同様である。
アプリケーションソフト実行部は、要求受付部からファイル識別情報「A‐0001」を含む表示要求を受け取ると、ハードディスクに格納されている電子文書ファイル210を読み出し、更に、デバイスID記憶部からデバイスID「ID_B」を読み出す。
なお、上記の具体例では、取得した閲覧可能時間が「0時間」であるため、タイマーが測定している閲覧時間は、処理開始時点から閲覧可能時間を越えている。そのため、表示データ展開部は、常に、テキストフィールド112の表示モードを「非透過」に設定して出力する。これにより、電子文書111はテキストフィールド112により隠蔽され、ユーザは電子文書111をオフラインで閲覧することは出来ない。
管理者用クライアント60は、図12のユーザ用クライアント40と同様に、送受信部、要求受付部、デバイスID記憶部、Webブラウザ、アプリケーションソフト実行部、ハードディスク、入力部及びモニタから構成される。Webブラウザは、更に、ファイル取得部とダウンロード部とを含み、アプリケーションソフト実行部は、データ送受信部、スクリプト制御部及び表示データ展開部を含む。なお、管理者用クライアント60の機能ブロック図は図示していない。
電子文書をオンラインで閲覧する場合のWebブラウザ及びアプリケーションソフト実行部の処理については、ユーザ用クライアント40と同様である。
アプリケーションソフト実行部は、要求受付部からファイル識別情報「A‐0001」を含む表示要求を受け取ると、ハードディスクに格納されている電子文書ファイル210を読み出し、更に、デバイスID記憶部からデバイスID「ID_C」を読み出す。
アプリケーションソフト実行部は、ハードディスクから電子文書ファイル220を取得した場合にも同様の処理を行う。
ここでは、図15に示すフローチャートを用いて、ユーザ用クライアント40、ユーザ用クライアント50及び管理者用クライアント60における電子文書ファイル閲覧処理の動作について説明する。なお、ここではユーザ用クライアント40、ユーザ用クライアント50及び管理者用クライアント60をそれぞれ、単に「クライアント」と呼称する。
ステップS401で受け付けた要求がダウンロード要求の場合(ステップS402で「ダウンロード」)、要求受付部は、ファイル識別情報を含むダウンロード要求を、Webブラウザに出力する。Webブラウザのダウンロード部は、ファイルサーバから電子文書ファイルを取得する(ステップS406)。ここで取得する電子文書ファイルは、前記ブラウザ要求に含まれるファイル識別情報により識別される電子文書ファイルである。書込部は、ダウンロード部が取得した電子文書ファイルを、ハードディスクに格納する(ステップS407)。
<モード制御情報114による処理>
ここでは、図16(a)に示すフローチャートを用いてモード制御情報114による処理動作について説明する。モード制御情報114は、ファイルサーバ20により電子文書データに埋め込まれるプログラムである。なお、ここで説明する動作は、図15に示したフローチャートにおけるステップS410及びステップS412の詳細である。
ここでは、図16(b)に示すフローチャートを用いてモード制御情報224による処理動作について説明する。モード制御情報224は、ファイルサーバ30により電子文書データに埋め込まれるプログラムである。なお、ここで説明する動作は、図15に示したフローチャートにおけるステップS410及びステップS412の詳細である。
<アプリケーションモードの動作>
ここでは、図17に示すフローチャートを用いて、アプリケーションモードの処理動作について説明する。なお、ここで説明する動作は、図15に示したフローチャートにおけるステップS413の詳細である。
アプリケーションソフト実行部は、タイマーが計測している時間とステップS703で取得した閲覧可能時間とを比較する。タイマーが計測している時間が、閲覧可能時間以下の場合(ステップS705でYES)、アプリケーションソフト実行部は、テキストフィールドに含まれる属性の表示モードを「透過」に設定し(ステップS706)、電子文書にテキストフィールドを重ねて出力する。その後、ステップS705に戻り処理を続ける。
<テキストフィールドの属性>
図18は、テキストフィールド112に含まれる属性の表示モードについての説明図である。
(b)は、表示モードが「透過」に設定されている場合に、モニタに表示されるテキストフィールド112と電子文書111との状態を示す図である。テキストフィールド112は電子文書111に重ねて表示されるため、テキストフィールド112が透過されると、ユーザは、透過されたテキストフィールド112を通して、電子文書111を閲覧することが可能である。
表示モードが「非透過」に設定されている場合、クライアントのアプリケーションソフト実行部は、電子文書111の各ビットとテキストフィールド112の各ビットとの積を演算する。表示モードが「透過」に設定されている場合、クライアントのアプリケーションソフト実行部は、電子文書111の各ビットとテキストフィールド112の各ビットとの和を演算する。アプリケーションソフト実行部は、演算結果として出力される値からモニタに出力する画面を生成する。
以上説明したように、本発明は、電子文書ファイルをオンラインで閲覧する場合に、電子文書の上に配置されたテキストフィールドを透過して表示することで電子文書を閲覧可能とし、電子文書ファイルをオフラインで閲覧する場合に、電子文書の上に配置されたテキストフィールドを非透過にして表示することで、電子文書を閲覧不可能としている。
<その他の変形例>
本発明を上記実施の形態に基づき説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような場合も本発明に含まれる。
(2)上記実施の形態では、電子文書を作成する文書作成サーバ10と、作成された電子文書にモード制御情報を埋め込み、ファイルを生成し、生成したファイルを管理するファイルサーバ20又はファイルサーバ30とが独立したコンピュータシステムで実現される構成を有しているが、本発明はこれに限定されず、文書作成サーバ10とファイルサーバ20又はファイルサーバ30とが一つのコンピュータシステムで実現される構成も本発明に含まれる。
(4)上記実施の形態では、テキストフィールドは、電子文書の全体を覆うように配置され、電子文書全体を隠蔽する構成を有しているが、本発明は、これに限定されず、テキストフィールドが、電子文書内の一部分を覆うように配置され、テキストフィールドが配置されている一部分の電子文書を隠蔽する構成であっても本発明に含まれる。
(8)上記実施の形態では、各クライアントが固有のデバイスIDを保持し、デバイスIDを用いてオフライン情報を参照し、テキストフィールドの表示モードを「透過」に設定するか、又は「非透過」に設定するかを判定する構成を有しているが、本発明はこれに限定されず、クライアントを使用するユーザが、自身を識別するユーザID及びパスワード等を入力し、入力されたユーザID及びパスワード等を用いて表示モードを「透過」又は「非透過」に設定する構成も本発明に含まれる。この場合、オフライン情報は、ユーザID、パスワード及び閲覧可能時間から構成されてもよい。
各クライアントが、オンラインで電子文書を閲覧する場合のみ、閲覧を許可し、オフラインで電子文書を閲覧する場合には、閲覧を禁止する構成であっても本発明に含まれる。この場合、各クライアントは、固有のデバイスIDを保持する必要はない。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記ディジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD‐ROM、MO、DVD、DVD‐ROM、DVD‐RAM、BD(Blu‐ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記ディジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
(11)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせる構成も本発明に含まれる。
10 文書作成サーバ
20 ファイルサーバ
30 ファイルサーバ
40 ユーザ用クライアント
50 ユーザ用クライアント
60 管理者用クライアント
70 イントラネット
101 文書入力部
102 電子文書作成部
103 テキストフィールド作成部
104 閲覧情報入力部
105 電子文書データ出力部
201 電子文書データ入力部
202 電子文書ファイル生成部
203 ファイル格納部
204 電子文書ファイル読出部
205 電子文書ファイル出力部
301 送受信部
302 要求受付部
303 デバイスID記憶部
304 Webブラウザ
305 ファイル取得部
306 書込部
307 記憶部
308 HTMLインタプリタ部
309 表示データ作成部
310 ダウンロード部
311 書込部
312 ハードディスク
313 アプリケーションソフト実行部
314 データ送受信部
315 スクリプト制御部
316 表示データ展開部
317 表示制御部
318 入力部
319 モニタ
Claims (20)
- 文書が配置された第1レイヤと、前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤとを含む電子文書ファイルを取得する取得手段と、
閲覧する状況に応じて、前記第2レイヤの表示形態を設定する制御手段と、
前記制御手段により設定された表示形態に従い、前記第1レイヤの上に前記第2レイヤを重ねて表示する表示手段と
を備えることを特徴とする閲覧装置。 - 前記制御手段は、
前記電子文書ファイルが、ネットワークを介して取得されたファイルであるか否かを判断する判断部と、
前記判断の結果が肯定的である場合に、前記第2レイヤを透過モードに設定し、前記判断の結果が否定的である場合に、前記第2レイヤを非透過モードに設定する設定部とを含み、
前記表示手段は、前記第2レイヤが透過モードに設定されると、前記文書が見える様に前記第2レイヤを透過させて表示し、前記第2レイヤが非透過モードに設定されると、前記文書が見えない様に前記第2レイヤを透過させずに表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の閲覧装置。 - 前記取得手段は、前記電子文書ファイルがネットワークを介して取得されたファイルであるか否かを判断する判断命令と、前記判断が肯定的である場合に、前記第2レイヤを透過モードに設定し、前記判断の結果が否定的である場合に、前記第2レイヤを非透過モードに設定するモード設定命令と、前記第1レイヤに前記第2レイヤを重ねて表示する表示命令とを含む前記電子文書ファイルを取得し、
前記判断部は、前記判断命令を実行し、
前記設定部は、前記設定命令を実行し、
前記表示手段は、前記表示命令を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の閲覧装置。 - 前記取得手段は、Webブラウザを含み、
前記判断部は、前記電子文書ファイルのパスに、所定の文字列が含まれるか否か判定し、パスに前記所定の文字列が含まれる場合、前記電子文書ファイルはネットワークを介して取得されたファイルであると判断し、パスに前記所定の文字列が含まれない場合、前記電子文書ファイルは、ネットワークを介して取得されたファイルでないと判断する
ことを特徴とする請求項3に記載の閲覧装置。 - 前記判断部は、パスに、前記所定の文字列として「http://」が含まれるか否かを判定し、「http://」が含まれる場合、前記電子文書ファイルはネットワークを介して取得されたファイルであると判断し、「http://」が含まれない場合、前記電子文書ファイルは、ネットワークを介して取得されたファイルでないと判断する
ことを特徴とする請求項4に記載の閲覧装置。 - 前記判断部は、
前記電子文書ファイルのパスに「http://」が含まれるか否か判定する第1判定部と、
前記電子文書ファイルが、プラグインソフトウェアを用いて実行されているか、又はアプリケーションソフトウェアを用いて実行されているかを判定する第2判定部とを含み、
前記第1判定部の判定が肯定的であり、且つ、前記第2判定部の判定がプラグインソフトウェアである場合に、前記電子文書ファイルは、ネットワークを介して取得されたファイルであると判断し、それ以外の場合に、前記電子文書ファイルは、ネットワーク介して取得されたファイルでないと判断する
ことを特徴とする請求項4に記載の閲覧装置。 - 前記閲覧装置は、当該閲覧装置を識別する第1識別情報を記憶しており、
前記電子文書ファイルは、当該電子文書ファイルの閲覧が許可された装置を識別する第2識別情報を含み、
前記判断手段は、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致するか否か判断し、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致する場合に前記第1判断部及び前記第2判断部における判断処理を行い、
前記制御手段は、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが一致しない場合、前記第1判定部及び前記第2判定部における判断処理に先立ち、前記第2レイヤを非透過モードに設定する
ことを特徴とする請求項6に記載の閲覧装置。 - 前記電子文書ファイルは、時間情報を含み、
前記制御手段は、更に、
前記電子文書ファイルがネットワークを介して取得されたファイルでないと判断した場合であっても、前記第2レイヤを透過モードに設定し、前記表示手段が、前記電子文書ファイルを表示している時間を示す閲覧時間を測定し、測定した閲覧時間が、前記時間情報に一致すると、前記第2レイヤを非透過モードに設定するオフライン制御部を備える
ことを特徴とする請求項7に記載の閲覧装置。 - 前記判断部は、前記電子文書ファイルが、プラグインソフトウェアを用いて実行されているか、又は、アプリケーションソフトウェアを用いて実行されているかを判定し、プラグインソフトウェアの場合、ネットワークを介して取得されたファイルであると判断し、アプリケーションソフトウェアの場合、ネットワークを介して取得されたファイルでないと判断する
ことを特徴とする請求項2に記載の閲覧装置。 - 閲覧される状況に応じて表示形態が異なる電子文書ファイルを作成する電子文書ファイル作成装置であって、
文書が配置された第1レイヤを記憶している記憶手段と、
前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤを生成する第2レイヤ生成手段と、
前記第2レイヤの表示形態を、閲覧される状況に応じて変化させる閲覧制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記第1レイヤ、前記第2レイヤ及び前記閲覧制御情報から成る電子文書ファイルを作成する作成手段と
を備えることを特徴とする電子文書ファイル作成装置。 - 前記制御情報生成手段は、
当該電子文書ファイルが閲覧装置において表示される場合に、当該電子文書ファイルが、ネットワークを介して前記閲覧装置へ供給されたファイルであるか否かを判断する判断命令と、
前記判断が肯定的である場合に、前記第2レイヤを透過モードに設定し、前記判断が否定的である場合に、前記第2レイヤを非透過モードに設定するモード設定命令と、
前記第1レイヤに前記第2レイヤを重ねて表示する表示命令とを含む前記閲覧制御情報を作成する
ことを特徴とする請求項10に記載の電子文書ファイル作成装置。 - 前記判断命令は、当該電子文書ファイルのパスに所定の文字列を含むか否か判定し、パスに前記所定の文字列を含む場合に、当該電子文書ファイルは、ネットワークを介して閲覧装置へ供給されたファイルであると判断する
ことを特徴とする請求項11に記載の電子文書ファイル作成装置。 - 前記判断命令は、パスに、前記所定の文字列として「http://」が含まれるか否かを判定し、「http://」が含まれる場合に、当該電子文書ファイルは、ネットワークを介して閲覧装置へ供給されたファイルであると判断する
ことを特徴とする請求項12に記載の電子文書ファイル作成装置。 - 前記判断命令は、更に、当該電子文書ファイルを閲覧することが許可されている閲覧装置を識別する識別情報を含み、前記識別情報を用いて、前記閲覧装置が当該電子文書ファイルの閲覧が許可された装置であるか否かを判定し、前記判定の結果が肯定的である場合にのみ、当該電子文書ファイルのパスに「http://」が含まれるか否かの判定を行う
ことを特徴とする請求項13に記載の電子文書ファイル作成装置。 - 前記電子文書ファイル作成装置は、更に、
文書の入力を受け付ける文書入力手段と、
前記文書に基づき前記第1レイヤを生成し、生成した前記第1レイヤを前記記憶手段に書き込む第1レイヤ生成手段と、
前記作成手段により作成された前記電子文書ファイルを格納する格納手段と、
閲覧装置から、前記電子文書ファイルの送信要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求を受け付けると、前記格納手段から前記電子文書ファイルを読み出し、前記閲覧装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする請求項10に記載の電子文書ファイル作成装置。 - 電子文書ファイル作成装置により作成された電子文書ファイルを、閲覧装置においてユーザの閲覧に供する電子文書閲覧システムであって、
前記電子文書ファイル作成装置は、
文書が配置された第1レイヤを記憶している記憶手段と、
前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤを生成する第2レイヤ生成手段と、
前記第2レイヤの表示形態を、閲覧される状況に応じて変化させる閲覧制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記第1レイヤ、前記第2レイヤ及び前記閲覧制御情報から成る電子文書ファイルを作成する作成手段とを備え、
前記閲覧装置は、
前記電子文書ファイルを取得する取得手段と、
前記電子文書ファイルに含まれる前記閲覧制御情報に従い、閲覧する状況に応じて前記第2レイヤの表示形態を設定する制御手段と、
前記制御手段により設定された表示形態に従い、前記第1レイヤに前記第2レイヤを重ねて表示する表示手段とを備える
ことを特徴とする電子文書閲覧システム。 - 閲覧装置で用いられる閲覧方法であって、
文書が配置された第1レイヤと、前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤとを含む電子文書ファイルを取得する取得ステップと、
閲覧する状況に応じて、前記第2レイヤの表示形態を設定する制御ステップと、
前記制御手段により設定された表示形態に従い、前記第1レイヤの上に前記第2レイヤを重ねて表示する表示ステップと
を含むことを特徴とする閲覧方法。 - 閲覧装置で用いられるコンピュータプログラムであって、
文書が配置された第1レイヤと、前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤとを含む電子文書ファイルを取得する取得ステップと、
閲覧する状況に応じて、前記第2レイヤの表示形態を設定する制御ステップと、
前記制御手段により設定された表示形態に従い、前記第1レイヤの上に前記第2レイヤを重ねて表示する表示ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 閲覧される状況に応じて表示形態が異なる電子文書ファイルを作成する電子文書ファイル作成装置で用いられる電子文書ファイル作成方法であって、
前記電子文書ファイル作成装置は、文書が配置された第1レイヤを記憶しており、
前記電子文書ファイル作成方法は、
前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤを生成する第2レイヤ生成ステップと、
前記第2レイヤの表示形態を、閲覧される状況に応じて変化させる閲覧制御情報を生成する制御情報生成ステップと、
前記第1レイヤ、前記第2レイヤ及び前記閲覧制御情報から成る電子文書ファイルを作成する作成ステップと
を含むことを特徴とする電子文書ファイル作成方法。 - 閲覧される状況に応じて表示形態が異なる電子文書ファイルを作成する電子文書ファイル作成装置で用いられるコンピュータプログラムであって、
前記電子文書ファイル作成装置は、文書が配置された第1レイヤを記憶しており、
前記コンピュータプログラムは、
前記第1レイヤの少なくとも一部を覆う様に関連付けられた第2レイヤを生成する第2レイヤ生成ステップと、
前記第2レイヤの表示形態を、閲覧される状況に応じて変化させる閲覧制御情報を生成する制御情報生成ステップと、
前記第1レイヤ、前記第2レイヤ及び前記閲覧制御情報から成る電子文書ファイルを作成する作成ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
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