JP2011113167A - 計算機システム及びコンテンツ管理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】サブコンテンツ毎にデジタルコンテンツの著作権を保護する。
【解決手段】ユーザ端末にデジタル化されたデジタルコンテンツを提供するコンテンツ提供サーバ、及び、前記デジタルコンテンツの著作権情報を管理する著作権管理サーバを備える計算機システムであって、前記コンテンツ提供サーバは、前記デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツ毎に設定される著作権情報を前記著作権管理サーバから取得し、前記取得した著作権情報を前記各サブコンテンツに関連付けて、前記デジタルコンテンツに付加し、前記著作権情報が付加されたデジタルコンテンツを、前記ユーザ端末に送信する。
【選択図】図７

Description

本発明は、デジタルコンテンツの著作権情報を管理するシステムに関し、特に一つのファイルに含まれるサブコンテンツ毎に著作権情報を管理する技術に関する。

近年、電子書籍に代表されるように、様々な媒体が電子的にデータ化されている。書籍には著作権があり、書籍をデータ化する場合は、その書籍の著作権情報を電子書籍のファイルに付与することによって、書籍の著作権を保護している（例えば、特許文献１参照。）。

特開平８−１９０５４５号公報

小説等の書籍の著作権者は一人である場合が多い。しかし、雑誌では、その雑誌に含まれるサブコンテンツ（文章、画像、音楽等）毎に著作権者が異なる場合がある。このような雑誌をデータ化した場合、データ化された雑誌の著作権はファイル単位で管理されており、雑誌に含まれるサブコンテンツ毎に著作権を管理することは考慮されていなかった。

また、ファイルに付される著作権情報に、雑誌中の全ての著作権の情報を含めた場合、雑誌に含まれるサブコンテンツと著作権情報とが対応付けられていないので、雑誌からサブコンテンツを分離することができなかった。また、雑誌をサブコンテンツ毎に分離した場合、分離されたサブコンテンツに著作権情報が付与されず、サブコンテンツの著作権が適切に保護されない可能性があった。

本発明は、デジタルコンテンツの著作権をサブコンテンツ毎に保護することを目的とする。

本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、ユーザ端末にデジタル化されたデジタルコンテンツを提供するコンテンツ提供サーバ、及び、前記デジタルコンテンツの著作権情報を管理する著作権管理サーバを備える計算機システムであって、前記コンテンツ提供サーバは、前記デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツ毎に設定される著作権情報を前記著作権管理サーバから取得し、前記取得した著作権情報を前記各サブコンテンツに関連付けて、前記デジタルコンテンツに付加し、前記著作権情報が付加されたデジタルコンテンツを、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする計算機システムである。

本発明の代表的な実施の形態によれば、デジタルコンテンツの著作権をサブコンテンツ毎に保護することができ、デジタルコンテンツを編集する場合にも、サブコンテンツ毎の著作権を引き継ぐことができる。

本発明の実施の形態のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツ管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツデータベースの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態の著作権情報データベースの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態のコンテンツ情報データベースの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態のコンテンツキーライセンス情報データベースの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツのファイルの作成処理を説明する図である。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツを登録する処理のシーケンス図である。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツを閲覧する処理のシーケンス図である。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツを閲覧する処理のシーケンス図である。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツを閲覧する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態のデジタルコンテンツを印刷する処理のフローチャートである。

以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。

図１は、本発明の実施の形態のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。

本実施の形態のコンピュータシステムは、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０、著作権管理サーバ１２０、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０及びライセンス認証サーバ１４０を備える。各サーバは、プロセッサ、メモリ及びインターフェースを備える計算機であり（図２参照）、インターフェースを介して内部ネットワーク１０２によって接続されている。デジタルコンテンツ提供サーバ１３０及びライセンス認証サーバ１４０は、グローバルネットワーク１０３にも接続しており、ファイアウォール１０４を介して、インターネット１０５に接続されており、インターネット１０５を介してエンドユーザ端末１０６からのアクセスが可能となっている。

デジタルコンテンツ登録用端末１０１は、プロセッサ、メモリ及びインターフェースを備える計算機である。デジタルコンテンツ登録用端末１０１は、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０に対して、デジタルコンテンツを新規に登録する要求、閲覧する要求、編集する要求を送信する。また、デジタルコンテンツ登録用端末１０１は、著作権管理サーバ１２０に対して、著作権情報を新規に登録する要求、閲覧する要求、編集する要求を送信する。

エンドユーザ端末１０６は、プロセッサ、メモリ及びインターフェースを備える計算機である。エンドユーザ端末１０６は、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０に対して、デジタルコンテンツの取得を要求する。また、エンドユーザ端末１０６は、取得したデジタルコンテンツを閲覧する場合、ライセンス認証サーバ１４０に認証を要求する。

図１には、デジタルコンテンツ登録用端末１０１及びエンドユーザ端末１０６は、各々１台しか図示していないが、各々複数の端末が備わってもよい。

図２は、本発明の実施の形態のデジタルコンテンツ管理サーバ１１０の構成を示すブロック図である。

同図において、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０は、プロセッサ（ＣＰＵ）１１３、メモリコントローラ１１４、メインメモリ１１５、ディスクコントローラ１１６、ネットワークＩ／Ｆ１１７及び記憶装置１１８を備える。

プロセッサ１１３は、メインメモリ１１５に記憶されたプログラムを実行することによって、各種処理を実行し、メモリコントローラ１１４、ディスクコントローラ１１６及びネットワークＩ／Ｆ１１７を制御する。メモリコントローラ１１４は、プロセッサ１１３からの命令に従って、メインメモリ１１５へのアクセスを制御する。メインメモリ１１５は、プロセッサ１１３で実行されるプログラム（例えば、デジタルコンテンツ管理プログラム１１１）及びプログラムの実行時に必要なデータ（例えば、デジタルコンテンツデータ等）を記憶する。

ディスクコントローラ１１６は、プロセッサ１１３からの命令に従って、記憶装置１１８へのアクセスを制御する。記憶装置１１８は、磁気ディスク、不揮発性半導体メモリ等で構成され、デジタルコンテンツデータベース１１２（図３参照）を記憶領域に格納する。ネットワークＩ／Ｆ１１７は、内部ネットワーク１０２と接続され、他の装置とデータ通信を制御する。

デジタルコンテンツ管理サーバ１１０が、デジタルコンテンツ登録用端末１０１から、内部ネットワーク１０２を介して、デジタルコンテンツの登録要求、取得要求を受信した場合、デジタルコンテンツ管理プログラム１１１は、デジタルコンテンツデータベース１１２へデジタルコンテンツを登録し、デジタルコンテンツデータベース１１２からデジタルコンテンツを取得する。

登録されたデジタルコンテンツのキー情報（デジタルコンテンツＩＤ等）は、内部ネットワーク１０２を介して、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０に送信される。また、デジタルコンテンツ登録用端末１０１又はデジタルコンテンツ提供サーバ１３０から、内部ネットワーク１０２を介して、デジタルコンテンツ情報の参照要求を受信した場合、デジタルコンテンツ管理プログラム１１１は、デジタルコンテンツデータベース１１２へ問い合わせ、当該問い合わせた結果を、要求元サーバ又は要求元端末に送信する。

図２は、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０の構成を示すが、他のサーバ、例えば、著作権管理サーバ１２０、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０及びライセンス認証サーバ１４０も、インストールされたプログラム及び記憶装置１１８に格納されたデータが違う他、同じハードウェア構成を備える。

なお、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０、著作権管理サーバ１２０、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０及びライセンス認証サーバ１４０は、物理的に異なる計算機であっても、物理的に同じ計算機を論理的に分割した仮想計算機であってもよい。

以下、著作権管理サーバ１２０、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０及びライセンス認証サーバ１４０の構成及び機能と、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０の構成及び機能との相違について説明する。

著作権管理サーバ１２０は、著作権情報データベース１２２（図４参照）を記憶装置１１８に格納し、著作権情報データベース１２２を管理する著作権管理プログラムをメインメモリ１１５に格納する。また、著作権管理サーバ１２０は、ネットワークＩ／Ｆ１１７を介して、内部ネットワーク１０２に接続する。

また、著作権管理サーバ１２０が、デジタルコンテンツ登録用端末１０１から、内部ネットワーク１０２を介して、著作権情報の登録要求、更新要求を受信した場合、著作権管理プログラムは、著作権情報データベース１２２へアクセスし、著作権情報を登録、更新する。

さらに、著作権管理サーバ１２０が、デジタルコンテンツ登録用端末１０１又はデジタルコンテンツ提供サーバ１３０から、内部ネットワーク１０２を介して、著作権情報の参照要求を受信した場合、著作権管理プログラムは、著作権情報データベース１２２へ問い合わせ、当該問い合わせた結果を要求元サーバ又は要求元端末に送信する。

デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、コンテンツ情報データベース１３２（図５参照）を記憶装置１１８に格納し、コンテンツ情報データベース１３２を管理するデジタルコンテンツ提供プログラムをメインメモリ１１５に格納する。また、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、ネットワークＩ／Ｆ１１７を介して、内部ネットワーク１０２及びグローバルネットワーク１０３に接続する。

デジタルコンテンツ提供サーバ１３０が、ユーザ端末１０６から、グローバルネットワーク１０３を介して、デジタルコンテンツの取得要求を受信した場合、デジタルコンテンツ提供プログラムは、コンテンツ情報データベース１３２へ問い合わせ、該当するコンテンツのキー情報（デジタルコンテンツＩＤ）を取得する。取得したコンテンツのキー情報はデジタルコンテンツ取得要求に設定され、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０へ送信される。

ライセンス認証サーバ１４０は、記憶装置１１８にライセンス情報データベース１４２（図６参照）を格納し、メインメモリ１１５にライセンス情報データベース１４２を管理するためのデジタルライセンス認証プログラムを格納する。また、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、ネットワークＩ／Ｆを介して、内部ネットワーク１０２及びグローバルネットワーク１０３と接続する。

ライセンス認証サーバ１４０が、エンドユーザ端末１０６から、グローバルネットワーク１０３を介して、ユーザ認証要求を受信した場合、ライセンス認証プログラム１４１は、ライセンス情報データベース１４２へ問い合わせ、該当するユーザの認証処理を実行する。その後、ライセンス認証サーバ１４０は、取得したコンテンツキーを、内部ネットワーク１０２を介して、エンドユーザ端末１０６へ送信する。

図３は、本発明の実施の形態のデジタルコンテンツデータベース１１２の構成を説明する図である。

デジタルコンテンツデータベース１１２は、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０に保持され、デジタルコンテンツテーブル１１０１、レイアウトテーブル１１０２及びサブコンテンツテーブル１１０３を含む。新しいコンテンツが作成されると、これらのテーブルに新しいレコードが登録される。

デジタルコンテンツテーブル１１０１は、作成されたコンテンツを管理するための親テーブルであり、デジタルコンテンツＩＤ、デジタルコンテンツ名、発行会社名、作者名、概要、発行年月日、レイアウトＩＤ等のデータを含む。デジタルコンテンツテーブル１１０１は、レイアウトＩＤによって、レイアウトテーブル１１０２と関連付けられている。すなわち、一つのデジタルコンテンツに含まれるレイアウト（例えば、ページ）分の複数のレイアウトデータが、一つのデジタルコンテンツデータと関連付けられている。

レイアウトテーブル１１０２は、デジタルコンテンツテーブル１１０１の子テーブルであり、例えば、ページ毎に設けられる。レイアウトテーブル１１０２は、サブコンテンツの配置の情報を管理するためのテーブルであり、レイアウトＩＤ、デジタルコンテンツＩＤ、サブコンテンツＩＤ、コンテンツ配置情報、ページ情報等のデータを含む。

サブコンテンツテーブル１１０３は、サブコンテンツを管理するためのテーブルであり、サブコンテンツＩＤ、著作権ＩＤ、コンテンツ種別等のデータ、コンテンツのバイナリデータ等を含む。なお、サブコンテンツは、文章、画像、音楽等の著作権を管理する最小単位である。サブコンテンツテーブル１１０３に含まれるバイナリデータは暗号化されていないデータである。

図４は、本発明の実施の形態の著作権情報データベース１２２の構成を説明する図である。

著作権情報データベース１２２は、著作権管理サーバ１２０に保持され、本実施の形態のコンピュータシステムに登録された全ての著作権情報を管理する著作権情報テーブル１２０１を含む。

著作権情報テーブル１２０１は、著作権ＩＤ、著作権所有者名、サブコンテンツＩＤ、著作権保護期間、２次配布可否フラグ、印刷可否フラグ等を含み、新しい著作権情報が追加されると、著作権情報テーブル１２０１に新しいレコードが登録される。著作権保護期間には、著作権によって保護される最後の日が記録される。この著作権保護期間は、法定の保護期間から算出しても、著作権者が法定期間より短い期間を設定してもよい。

図５は、本発明の実施の形態のコンテンツ情報データベース１３２の構成を説明する図である。

コンテンツ情報データベース１３２は、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０に保持され、コンテンツキー情報テーブル１３０１及び提供コンテンツテーブル１３０２を含む。

コンテンツキー情報テーブル１３０１は、エンドユーザ端末１０６がデジタルコンテンツを検索する際に使用されるキー情報を管理し、デジタルコンテンツＩＤ、デジタルコンテンツ名称、発行会社名、作者名、概要、発行年月日等を含む。

提供コンテンツテーブル１３０２は、コンテンツキー情報テーブル１３０１の子テーブルであり、デジタルコンテンツＩＤによってコンテンツキー情報テーブル１３０１と関連付けられる。

提供コンテンツテーブル１３０２は、エンドユーザに提供されたデジタルコンテンツを管理するためのテーブルであり、提供コンテンツＩＤ、ユーザーＩＤ、デジタルコンテンツＩＤ、コンテンツキー、コンテンツバイナリデータ等を含む。コンテンツバイナリデータは、エンドユーザに提供されるデジタルコンテンツが暗号化されたバイナリデータであり、コンテンツキーは、暗号化されたデジタルコンテンツを復号するための情報である。

デジタルコンテンツが作成されると、コンテンツキー情報テーブル１３０１に新しいレコードが登録される。また、エンドユーザ端末１０６にデジタルコンテンツが提供されると、提供コンテンツテーブル１３０２に新しいレコードが登録される。なお、提供コンテンツテーブル１３０２に登録されたレコードは、デジタルコンテンツをエンドユーザに提供してから所定時間が経過した後に消去してもよい。

図６は、本発明の実施の形態のライセンス情報データベース１４２の構成を説明する図である。

ライセンス情報データベース１４２は、ライセンス認証サーバ１４０に保持され、ユーザ情報を管理するライセンス情報テーブル１４０１を含む。

ライセンス情報テーブル１４０１は、ユーザＩＤ、パスワード、ユーザ情報等を含む。エンドユーザからユーザ登録が要求されると、ライセンス情報テーブル１４０１に新しいレコードが登録される。

図７は、本発明の実施の形態のデジタルコンテンツのファイルの作成処理の概要を説明する図である。

まず、ステップ（１）では、デジタルコンテンツ登録用端末１０１は、スキャナ等の画像読取装置又はＯＣＲを用いて、紙媒体（紙に印刷された情報）をデジタル情報に変換して、デジタルコンテンツ１を生成する。デジタルコンテンツ１に含まれるサブコンテンツは暗号化されてファイルに書き込まれ、サブコンテンツのレイアウトの情報は暗号化されずにファイルに書き込まれる。

その後、ステップ（２）では、生成されたデジタルコンテンツ１に関連付けられる著作権情報が選択される。この選択される著作権情報は、著作権管理サーバ１２０によって管理されており、著作権情報データベース１２２に格納されている。

その後、ステップ（３）では、デジタルコンテンツ１に含まれるサブコンテンツ毎に、選択された著作権情報が関連付けられる。そして、サブコンテンツ毎に関連付けられた著作権情報は、暗号化されずにデジタルコンテンツ１に書き込まれる。

以上のステップ（１）〜（３）によって、サブコンテンツ毎に著作権情報が関連付けられたデジタルコンテンツ１が生成される。

その後、ステップ（４）では、デジタルコンテンツ１から切り出されたサブコンテンツＢと、別のデジタルコンテンツから切り出されたサブコンテンツＤとを組み合わせて、デジタルコンテンツ２を作成する処理を示す。

デジタルコンテンツ１から切り出されたサブコンテンツＢは、同じサブコンテンツＩＤを引き継いでいる。また、デジタルコンテンツデータベース１１２には、サブコンテンツと著作権情報との関係、すなわち、サブコンテンツＩＤに対応する著作権ＩＤが登録されている。このため、デジタルコンテンツ１から切り出されたサブコンテンツＢが、他のデジタルコンテンツに含まれる場合でも、同じ著作権が引き継がれる。

本実施の形態のコンピュータシステムでは、サブコンテンツ毎に著作権情報が関連付けられているので、異なるコンテンツから切り出されたサブコンテンツを結合させ、新しいデジタルコンテンツを作成した場合でも、サブコンテンツに元々関連付けられていた著作権情報が引き継がれる。

図８は、本発明の実施の形態において、デジタルコンテンツ登録用端末１０１がデジタルコンテンツを新規に登録する処理のシーケンス図である。

まず、デジタルコンテンツ登録用端末１０１は、デジタルコンテンツ登録プログラムの起動時に、著作権管理サーバ１２０に著作権情報の取得を要求する（Ｓ６０１）。著作権管理サーバ１２０は、著作権情報の取得を要求されると、著作権情報データベース１２２に格納されている全ての著作権情報を、デジタルコンテンツ登録用端末１０１に送信する（Ｓ６０２）。

次に、デジタルコンテンツ登録用端末１０１は、書籍等をデータ化し、デジタルコンテンツを生成する。この生成されたデジタルコンテンツのファイルには、１以上のサブコンテンツ、サブコンテンツを配置するためのレイアウトの情報、及び、デジタルコンテンツの属性情報（例えば、コンテンツキー）が含まれる。そして、当該デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツ毎に、取得した著作権情報の一つを関連付け、関連付けられた著作権情報のＩＤを当該デジタルコンテンツのファイルに書き込む。そして、デジタルコンテンツに関連付けられた著作権情報の登録を、著作権管理サーバ１２０に要求する（Ｓ６０３）。なお、著作権情報データベース１２２から取得した著作権情報を選択せず、新しい著作権情報を入力し、その登録を要求してもよい。

著作権管理サーバ１２０は、デジタルコンテンツ登録用端末１０１から著作権情報の登録要求を受信すると、受信した著作権情報を著作権情報データベース１２２へ登録し、その結果をデジタルコンテンツ登録用端末１０１に返信する（Ｓ６０４）。次に、著作権情報と関連付けられたデジタルコンテンツの登録をデジタルコンテンツ管理サーバ１１０に要求する（Ｓ６０５）。

デジタルコンテンツ管理サーバ１１０は、デジタルコンテンツの登録要求を受信すると、受信したデジタルコンテンツをデジタルコンテンツデータベース１１２に登録する。具体的には、デジタルコンテンツテーブル１１０１に格納されるデジタルコンテンツデータ、レイアウトテーブル１１０２に格納されるレイアウトデータ、及び、サブコンテンツテーブル１１０３に格納されるサブコンテンツデータがデジタルコンテンツデータベース１１２に登録される。

その後、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０は、受信したデジタルコンテンツのキー情報（例えば、デジタルコンテンツＩＤ、デジタルコンテンツ名等）を、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０に送信する（Ｓ６０６）。デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、受信したデジタルコンテンツのキー情報をコンテンツ情報データベース１３２（コンテンツキー情報テーブル１３０１）に登録する。

デジタルコンテンツ管理サーバ１１０は、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０に、デジタルコンテンツのキー情報を送信した後、デジタルコンテンツ登録用端末１０１へ、処理の完了を返信する（Ｓ６０７）。なお、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０は、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０からの、デジタルコンテンツのキー情報の登録完了の返信を受信した後、デジタルコンテンツ登録用端末１０１へ、処理の完了を返信してもよい。

図９Ａは、本発明の実施の形態において、エンドユーザ端末１０６がデジタルコンテンツを取得する処理のシーケンス図である。

デジタルコンテンツの取得時には、まず、エンドユーザ端末１０６は、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０に、デジタルコンテンツの取得を要求する（Ｓ７０１）。このデジタルコンテンツ取得要求には、取得したいデジタルコンテンツを特定する又は絞り込むための情報が含まれている。このデジタルコンテンツを特定する又は絞り込むための情報は、ユーザがエンドユーザ端末１０６に入力した情報であり、コンテンツ情報データベース１３２のコンテンツキー情報テーブル１３０１に含まれる情報であればよい。

また、このデジタルコンテンツ取得要求には、エンドユーザ端末１０６からデジタルコンテンツ取得を要求する際に入力されたユーザＩＤ及びパスワードが含まれる。なお、ユーザＩＤ及びパスワードは、エンドユーザ端末１０６に保持されるものを用いてもよい。

デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、デジタルコンテンツの取得要求を受信すると、デジタルコンテンツ取得要求に含まれるデジタルコンテンツを特定する又は絞り込むための情報を用いて、コンテンツキー情報テーブル１３０１を検索し、コンテンツキー情報（例えば、デジタルコンテンツＩＤ）を取得する。そして、取得したコンテンツキー情報を含むデジタルコンテンツ取得要求を、デジタルコンテンツ管理サーバ１１０へ送信する（Ｓ７０２）。

デジタルコンテンツ管理サーバ１１０は、デジタルコンテンツ取得要求を受信すると、受信したデジタルコンテンツ取得要求に含まれるコンテンツキー情報を用いてデジタルコンテンツデータベース１１２を検索する。具体的には、受信したデジタルコンテンツＩＤを用いてデジタルコンテンツテーブル１１０１を検索して、このコンテンツのレイアウトのＩＤを取得する。そして、取得したレイアウトＩＤを用いてレイアウトテーブル１１０２を検索して、このレイアウトに含まれるサブコンテンツのＩＤを取得する。そして、取得したサブコンテンツＩＤを用いてサブコンテンツテーブル１１０３を検索して、サブコンテンツデータを取得する。そして、取得したレイアウトデータ及びサブコンテンツデータをデジタルコンテンツ提供サーバ１３０に返信する（Ｓ７０３）。返信された各サブコンテンツには、各サブコンテンツデータに設定された著作権のＩＤが含まれている。

その後、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、取得した著作権ＩＤを含む著作権情報取得要求を、著作権管理サーバ１２０に送信する（Ｓ７０４）。著作権管理サーバ１２０は、著作権情報取得要求を受信すると、受信した著作権情報取得要求に含まれる著作権ＩＤを用いて著作権情報データベース１２２を検索し、該当する著作権情報をデジタルコンテンツ提供サーバ１３０に返信する（Ｓ７０５）。

デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、Ｓ７０３で取得したレイアウトデータに従って、Ｓ７０３で取得したサブコンテンツのデータを結合し、エンドユーザ端末１０６に提供されるデジタルコンテンツを生成する。この生成されたデジタルコンテンツは、エンドユーザ端末１０６の専用ビューアで表示可能な閲覧イメージのデータである。その後、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、生成されたコンテンツを暗号化する。また、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、生成されたデジタルコンテンツのデータを提供コンテンツテーブル１３０２に登録する。その後、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、暗号化の際に生成された復号化キー（コンテンツキー）を、ライセンス認証サーバ１４０に送信する（Ｓ７０６）。

ライセンス認証サーバ１４０は、コンテンツキーを受信すると、受信したコンテンツキーをライセンス情報データベース１４２に登録した後、コンテンツキーの登録が完了した旨をデジタルコンテンツ提供サーバ１３０に返信する（Ｓ７０７）。

デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、ライセンス認証サーバ１４０から返信を受信すると、暗号化したコンテンツをエンドユーザ端末１０６へ送信する（Ｓ７０８）。

エンドユーザ端末１０６は、取得したデジタルコンテンツを記憶装置に格納する。

図９Ｂは、本発明の実施の形態において、エンドユーザ端末１０６がデジタルコンテンツを閲覧する処理のシーケンス図である。

デジタルコンテンツの閲覧時には、まず、エンドユーザ端末１０６は、閲覧しようとするデジタルコンテンツからキー情報（提供コンテンツＩＤ）を読み出す。デジタルコンテンツ提供サーバ１３０から提供された閲覧用コンテンツは暗号化されているが、キー情報は復号せずに読み取り可能な状態でデジタルコンテンツに含まれている。

その後、エンドユーザ端末１０６は、ユーザＩＤ及びパスワードと、読み出された提供コンテンツＩＤとをライセンス認証サーバ１４０に送信し、ライセンス認証を要求する（Ｓ７１１）。ユーザＩＤ及びパスワードは、ユーザがエンドユーザ端末１０６に入力したもの又はエンドユーザ端末１０６に保持されるものを用いる。

ライセンス認証サーバ１４０は、ライセンス認証要求を受信すると、受信した認証要求に含まれるユーザＩＤ及びパスワードを用いてライセンス情報データベース１４２を検索する。その結果、受信したユーザＩＤ及びパスワードがライセンス情報データベース１４２に記録されていれば、エンドユーザ端末１０６を使用するユーザが正当なユーザであるので、受信した認証要求に含まれる提供コンテンツＩＤ及びユーザＩＤをデジタルコンテンツ提供サーバ１３０に送信し、コンテンツキーを要求する（Ｓ７１２）。

デジタルコンテンツ提供サーバ１３０は、提供コンテンツＩＤ及びユーザＩＤを受信すると、コンテンツ情報データベース１３２を検索して、当該提供コンテンツＩＤ及びユーザＩＤに対応するコンテンツキーを特定し、特定されたコンテンツキーをライセンス認証サーバ１４０に返信する（Ｓ７１３）。

ライセンス認証サーバ１４０は、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０からコンテンツキーを受信すると、ライセンス認証を要求したエンドユーザ端末１０６に、ライセンス認証応答を送信する（Ｓ７１４）。このライセンス認証応答には、エンドユーザ端末１０６が要求した提供コンテンツＩＤ及びデジタルコンテンツ提供サーバ１３０から取得したコンテンツキーが含まれる。

なお、ライセンス認証サーバ１４０は、受信した認証要求に含まれるユーザＩＤ及びパスワードを用いてライセンス情報データベース１４２を検索した結果、受信したユーザＩＤ及びパスワードがライセンス情報データベース１４２に記録されていなければ、エンドユーザ端末１０６を使用するユーザが正当なユーザではないので、デジタルコンテンツ提供サーバ１３０にコンテンツキーを要求することなく、認証が失敗した旨をエンドユーザ端末１０６に送信する（Ｓ７１４）。

図１０は、本発明の実施の形態のデジタルコンテンツを閲覧する処理のフローチャートである。

図１０に示すデジタルコンテンツを閲覧する処理は、エンドユーザ端末１０６で実行される。本実施の形態のシステムで生成されたデジタルコンテンツをエンドユーザ端末１０６で閲覧する場合、専用ビューアが利用される。この専用ビューアには予めユーザ情報（例えば、ユーザ名、地域等）が設定されている。

まず、エンドユーザ端末１０６のプロセッサは、専用ビューアを起動する（Ｓ９０１）。専用ビューアは、その起動の際、ユーザにユーザＩＤ及びパスワードの入力を要求する。なお、ユーザＩＤ及びパスワードは、専用ビューアに予め設定されていてもよい。

その後、プロセッサは、デジタルコンテンツ取得処理（図９Ａ）によって取得したデジタルコンテンツを記憶装置１１８から読み出す（Ｓ９０２）。専用ビューアは、記憶装置に格納されているデジタルコンテンツの一覧を表示し、ユーザがその一覧から読み出すデジタルコンテンツを選択してもよい。また、専用ビューアは、ユーザに読み出すデジタルコンテンツの情報の入力を要求してもよい。

その後、プロセッサは、読み出したデジタルコンテンツから提供コンテンツＩＤを読み出す（Ｓ９０３）。なお、提供コンテンツＩＤは、デジタルコンテンツの属性情報として、暗号化されていない形式でデジタルコンテンツに書き込まれている。

その後、プロセッサは、ライセンス認証サーバ１４０にライセンス認証を要求する（Ｓ９０４、図９ＢのＳ７１１）。そして、ライセンス認証サーバ１４０から認証結果を受信すると（図９ＢのＳ７１４）、プロセッサは、ライセンス認証サーバ１４０から送られた認証結果を判定する（Ｓ９０５）。

ライセンス認証サーバ１４０による認証が失敗した場合、ステップＳ９０８に移動し、認証が失敗した旨を表示し、起動した専用ビューアを停止する。この場合、デジタルコンテンツは表示されない。

一方、ライセンス認証サーバ１４０による認証が成功した場合、プロセッサは、このデジタルコンテンツに設定されているコンテンツ情報データベース１３２の提供コンテンツテーブル１３０２のユーザＩＤを参照して、認証が成功したデジタルコンテンツが１次配布か２次配布かを判定する。具体的には、コンテンツ情報データベース１３２の提供コンテンツテーブル１３０２のユーザＩＤと、専用ビューアを起動した際に入力されたユーザＩＤとを比較し、両ユーザＩＤが同じである場合、このユーザがこの提供コンテンツＩＤで特定されるデジタルコンテンツを作成した者なので、このデジタルコンテンツは１次配布であると判定することができる。また、両ユーザＩＤが異なる場合、このユーザがこのデジタルコンテンツを作成した者ではないので、このデジタルコンテンツは２次配布であると判定することができる。

その結果、このデジタルコンテンツが１次配布であると判定された場合、プロセッサは、ライセンス認証サーバ１４０から送信されたコンテンツキーを用いて、デジタルコンテンツの暗号化されている部分を復号する（Ｓ９０６）。

その後、プロセッサは、復号されたデジタルコンテンツを、エンドユーザ端末１０６の表示部に表示する（Ｓ９０７）。その後、ユーザの操作によって、専用ビューアを停止する（Ｓ９０８）。

一方、このデジタルコンテンツが２次配布であると判定された場合、プロセッサは、表示されるデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツの著作権情報の２次配布可否フラグを参照して、このサブコンテンツの２次配布が許可されているか否かを判定する（Ｓ９０９）。その結果、２次配布が許可されていない場合、このサブコンテンツは２次配布の状態では表示することができないので、次のサブコンテンツの２次配布が許可されているかを判定する。なお、２次配布が許可されていない場合、このサブコンテンツを復号した後、当該サブコンテンツの領域をマスクしてもよい。

一方、２次配布が許可されている場合、このサブコンテンツは２次配布の状態でも表示することができるので、プロセッサは、ライセンス認証サーバ１４０から送信されたコンテンツキーを用いて、デジタルコンテンツの暗号化されている部分を復号する（Ｓ９１０）。

なお、ステップＳ９０９からＳ９１０の処理は、表示されるデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツの数だけループが繰り返される。

図１１は、本発明の実施の形態のデジタルコンテンツを印刷する処理のフローチャートである。

まず、エンドユーザ端末１０６で実行されている専用ビューアは、印刷ドライバを起動する（Ｓ１００１）。なお、印刷ドライバ起動時には、印刷されるデジタルコンテンツは復号されている。

その後、エンドユーザ端末１０６のプロセッサは、印刷されるデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツの著作権情報を、デジタルコンテンツから読み出す（Ｓ１００２）。そして、プロセッサは、読み出された著作権情報の著作権保護期間を参照して、このサブコンテンツの著作権による保護が終了しているか否かを判定する（Ｓ１００３）。その結果、著作権の保護期間経過後である場合、このサブコンテンツは著作権による保護が必要ないので、ステップＳ１００５に進む。

一方、著作権の保護期間が経過していない場合、このサブコンテンツは著作権によって保護される。このため、プロセッサは、著作権情報の印刷可否フラグを参照して、このサブコンテンツが印刷可能か否かを判定する（Ｓ１００４）。その結果、このサブコンテンツが印刷可能である場合、プロセッサは、このサブコンテンツを印刷フォームに設定する（Ｓ１００５）。一方、このサブコンテンツが印刷不可能である場合、ステップＳ１００２に戻り、次のサブコンテンツを処理する。なお、印刷不可能である場合、このサブコンテンツを復号した後、当該サブコンテンツの領域をマスクしてもよい。

なお、ステップＳ１００２からＳ１００５の処理は、印刷されるデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツの数だけループが繰り返される。

すなわち、サブコンテンツの著作権保護期間が経過しておらず、かつ、印刷不可に設定されている場合、サブコンテンツは印刷フォームに設定されず、このサブコンテンツ部分は空白となる。また、サブコンテンツの著作権保護期間内、又は、印刷可に設定されている場合、サブコンテンツは印刷フォームに設定され、印刷される。

全てのサブコンテンツについて著作権の判定（Ｓ１００２〜１００５）が終了した後、サブコンテンツが設定されたフォームを印刷するために、印刷データがプリンタに送信される（Ｓ１００６）。その後、印刷ドライバが停止する（Ｓ１００７）。

以上説明したように、本発明の実施の形態では、書籍からデジタルコンテンツ（電子書籍）を作成する場合、サブコンテンツ（書籍に記載されている文章、画像等）毎に著作権情報を関連付けて、著作権情報を含めたファイルを生成する。サブコンテンツには独立して著作権情報が関連付けられており、各著作権のポリシーに応じて、印刷、２次配布等を制御することができる。

また、ファイルからサブコンテンツを抽出し、抽出されたサブコンテンツを結合して、新しいデジタルコンテンツを作成する場合、サブコンテンツ毎に設定された著作権を引き継ぐことができる。

さらに、著作権情報が付与されたファイルを閲覧する場合、サブコンテンツ毎に表示可否が判定される。著作権情報が付与されたファイルを印刷する場合、サブコンテンツ毎に印刷可否が判定される。

このため、デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツ毎に著作権を適切に保護することができる。また、デジタルコンテンツの編集した場合でも、サブコンテンツ毎に設定された著作権を引き継ぐことができ、デジタルコンテンツの利用が増え、デジタルコンテンツを利用した幅広いサービスを提供できる。

１０１ デジタルコンテンツ登録用端末
１０２ 内部ネットワーク
１０３ グローバルネットワーク
１０４ ファイアウォール
１０５ インターネット
１０６ エンドユーザ端末
１１０ デジタルコンテンツ管理サーバ
１１２ デジタルコンテンツデータベース
１２０ 著作権管理サーバ
１２２ 著作権情報データベース
１３０ デジタルコンテンツ提供サーバ
１３２ コンテンツ情報データベース
１４０ ライセンス認証サーバ
１４２ ライセンス情報データベース

Claims (12)

1. ユーザ端末にデジタル化されたデジタルコンテンツを提供するコンテンツ提供サーバ、及び、
   前記デジタルコンテンツの著作権情報を管理する著作権管理サーバを備える計算機システムであって、
   前記コンテンツ提供サーバは、
   前記デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツ毎に設定される著作権情報を前記著作権管理サーバから取得し、
   前記取得した著作権情報を前記各サブコンテンツに関連付けて、前記デジタルコンテンツに付加し、
   前記著作権情報が付加されたデジタルコンテンツを、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする計算機システム。
2. 前記計算機システムは、前記ユーザ端末を認証する認証サーバを備え、
   前記コンテンツ提供サーバは、
   前記著作権情報が付加されたデジタルコンテンツを暗号化した後に、前記ユーザ端末に送信し、
   前記暗号化されたデジタルコンテンツを復号するための復号キーを管理し、
   前記認証サーバは、
   前記ユーザ端末から認証要求を受けた場合、前記認証要求が正当なユーザからの要求であるか否かを判定し、
   前記認証要求が正当なユーザからの要求である場合、前記コンテンツ提供サーバに前記暗号化されたコンテンツを復号する復号キーを要求し、前記コンテンツ提供サーバから送信された復号キーを前記認証の結果と共に、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項１に記載の計算機システム。
3. 前記計算機システムは、デジタル化されたコンテンツのデータを管理するコンテンツ管理サーバを備え、
   前記コンテンツ管理サーバは、
   第１の前記デジタルコンテンツから抽出された第１のサブコンテンツと同一の第２のサブコンテンツを、第２のデジタルコンテンツに埋め込む場合、前記第１のサブコンテンツと前記第２のサブコンテンツとに同じ識別子を設定し、
   前記コンテンツ提供サーバは、
   前記サブコンテンツの識別子を用いて、前記サブコンテンツ毎に設定される著作権情報を前記著作権管理サーバから取得し、
   これによって、前記第１のサブコンテンツと前記第２のサブコンテンツとに同じ著作権情報を関連付けることを特徴とする請求項１又は２に記載の計算機システム。
4. 前記計算機システムは、ユーザ端末を備え、
   前記コンテンツ提供サーバは、前記デジタルコンテンツが最初に送信される前記ユーザ端末の識別子を、当該デジタルコンテンツに設定し、
   前記ユーザ端末は、
   前記デジタルコンテンツに設定されたユーザ端末の識別子と自分の識別子とが同じか否かを判定し、
   両識別子が異なる場合、前記デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツに関連付けられた著作権情報を読み出し、
   前記読み出された著作権情報に基づいて、前記サブコンテンツの２次配布が許可されているか否かを、前記サブコンテンツ毎に判定し、
   前記サブコンテンツの２次配布が許可されている場合、当該サブコンテンツを含めて前記デジタルコンテンツを表示し、
   前記サブコンテンツの２次配布が許可されていない場合、当該サブコンテンツを含めずに前記デジタルコンテンツを表示することを特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載の計算機システム。
5. 前記計算機システムは、ユーザ端末を備え、
   前記ユーザ端末は、
   前記コンテンツ提供サーバから受信したデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツに関連付けられた著作権情報を読み出し、
   前記読み出された著作権情報に基づいて、前記サブコンテンツの印刷が許可されているか否かを、前記サブコンテンツ毎に判定し、
   前記サブコンテンツの印刷が許可されている場合、当該サブコンテンツを含めて前記デジタルコンテンツを印刷し、
   前記サブコンテンツの印刷が許可されていない場合、当該サブコンテンツを含めずに前記デジタルコンテンツを印刷することを特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載の計算機システム。
6. デジタル化されたデジタルコンテンツのデータを管理するコンテンツ管理サーバ、及び、
   前記デジタルコンテンツの著作権情報を管理する著作権管理サーバ、を備える計算機システムであって、
   前記コンテンツ管理サーバは、管理されるデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツを示すレイアウトデータと、前記サブコンテンツに設定される著作権を示すサブコンテンツデータとを管理することによって、前記著作権管理サーバに管理される著作権情報を前記サブコンテンツ毎に管理することを特徴とする計算機システム。
7. ユーザ端末にデジタル化されたデジタルコンテンツを提供するコンテンツ提供サーバ、及び、前記デジタルコンテンツの著作権情報を管理する著作権管理サーバを備える計算機システムにおいてコンテンツを管理する方法であって、
   前記コンテンツ提供サーバは、
   前記デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツ毎に設定される著作権情報を前記著作権管理サーバから取得し、
   前記取得した著作権情報を前記各サブコンテンツに関連付けて、前記デジタルコンテンツに付加し、
   前記著作権情報が付加されたデジタルコンテンツを、前記ユーザ端末に送信することを特徴とするコンテンツ管理方法。
8. 前記計算機システムは、前記ユーザ端末を認証する認証サーバを備え、
   前記方法は、
   前記コンテンツ提供サーバが、前記著作権情報が付加されたデジタルコンテンツを暗号化した後に、前記ユーザ端末に送信し、
   前記コンテンツ提供サーバが、前記暗号化されたデジタルコンテンツを復号するための復号キーを管理し、
   前記認証サーバは、前記ユーザ端末から認証要求を受けた場合、前記認証要求が正当なユーザからの要求であるか否かを判定し、
   前記認証サーバは、前記認証要求が正当なユーザからの要求である場合、前記コンテンツ提供サーバに前記暗号化されたコンテンツを復号する復号キーを要求し、前記コンテンツ提供サーバから送信された復号キーを前記認証の結果と共に、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項７に記載のコンテンツ管理方法。
9. 前記計算機システムは、前記デジタルコンテンツのデータを管理するコンテンツ管理サーバを備え、
   前記方法は、
   前記コンテンツ管理サーバが、第１の前記デジタルコンテンツから抽出された第１のサブコンテンツと同一の第２のサブコンテンツを、第２のデジタルコンテンツに埋め込む場合、前記第１のサブコンテンツと前記第２のサブコンテンツとに同じ識別子を設定し、
   前記コンテンツ提供サーバが、前記サブコンテンツの識別子を用いて、前記サブコンテンツ毎に設定される著作権情報を前記著作権管理サーバから取得し、
   これによって、前記第１のサブコンテンツと前記第２のサブコンテンツとに同じ著作権情報を関連付けることを特徴とする請求項７又は８に記載のコンテンツ管理方法。
10. 前記計算機システムは、ユーザ端末を備え、
    前記方法は、
    前記コンテンツ提供サーバが、前記デジタルコンテンツが最初に送信される前記ユーザ端末の識別子を、当該デジタルコンテンツに設定し、
    前記ユーザ端末が、前記デジタルコンテンツに設定されたユーザ端末の識別子と自分の識別子とが同じか否かを判定し、
    前記ユーザ端末が、両識別子が異なる場合、前記デジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツに関連付けられた著作権情報を読み出し、
    前記ユーザ端末が、前記読み出された著作権情報に基づいて、前記サブコンテンツの２次配布が許可されているか否かを、前記サブコンテンツ毎に判定し、
    前記ユーザ端末が、前記サブコンテンツの２次配布が許可されている場合、当該サブコンテンツを含めて前記デジタルコンテンツを表示し、
    前記ユーザ端末が、前記サブコンテンツの２次配布が許可されていない場合、当該サブコンテンツを含めずに前記デジタルコンテンツを表示することを特徴とする請求項７から９のいずれか一つに記載のコンテンツ管理方法。
11. 前記計算機システムは、ユーザ端末を備え、
    前記方法は、
    前記ユーザ端末が、前記コンテンツ提供サーバから受信したデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツに関連付けられた著作権情報を読み出し、
    前記ユーザ端末が、前記読み出された著作権情報に基づいて、前記サブコンテンツの印刷が許可されているか否かを、前記サブコンテンツ毎に判定し、
    前記ユーザ端末が、前記サブコンテンツの印刷が許可されている場合、当該サブコンテンツを含めて前記デジタルコンテンツを印刷し、
    前記ユーザ端末が、前記サブコンテンツの印刷が許可されていない場合、当該サブコンテンツを含めずに前記デジタルコンテンツを印刷することを特徴とする請求項７から９のいずれか一つに記載のコンテンツ管理方法。
12. 前記計算機システムは、前記デジタルコンテンツのデータを管理するコンテンツ管理サーバを備え、
    前記コンテンツ管理サーバは、管理されるデジタルコンテンツに含まれるサブコンテンツを示すレイアウトデータと、前記サブコンテンツに設定される著作権を示すサブコンテンツデータとを管理することによって、前記著作権管理サーバに管理される著作権情報を前記サブコンテンツ毎に管理することを特徴とする請求項７又は８に記載のコンテンツ管理方法。