JP5278898B2 - ストレージ装置、コンテンツ公開システム及びプログラム - Google Patents

ストレージ装置、コンテンツ公開システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ装置に格納されたコンテンツを公開する技術に関する。
近年、携帯電話網又はインターネット網などのネットワークを介して、写真、動画、音楽などのデジタルコンテンツを閲覧又は再生可能な状態で公開するサービスが提供されている。また、写真を共有するサイトでは、写真コンテンツがアップロードされ、公開された時点で、コンテンツ閲覧者によって公開された写真コンテンツを取得することができる。動画投稿サイト及び音楽配信サイトなどでも同様である。
一部のサイトでは、コンテンツを公開する画面の一部に広告を表示し、サイト運営側と利用者(コンテンツ投稿者)で収益を分配する仕組みが取り入れられている。また、音楽を配信するサイトなどでは、ファイルをダウンロード販売することによって対価を得る仕組みが取り入れられている。このような場合、第三者がコンテンツを無断転載することによって、当該コンテンツの権利を有する本来のコンテンツ投稿者の利益を逸失させてしまうおそれがある。
このような問題を解決するために、コンテンツ配信者の情報及びコンテンツの取得者を特定可能な情報を電子透かしとしてコンテンツに埋め込み、コンテンツの流通経路を把握可能にすることによって不正な二次利用を抑止するストレージ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−338439号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、コンテンツを公開及び共有する機能を有するサイトにおいて、コンテンツ閲覧者が公開されたコンテンツを取得し、再度、当該サイトに投稿し、重複して公開してしまうといった場合には対処することができない。さらに、再投稿されたコンテンツが取得された場合には、再投稿した者がコンテンツ配信者とされてしまう。したがって、コンテンツの取得及び投稿が繰り返されると、本来の配信者(一次投稿者)を特定することができなくなってしまう。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、一次投稿者でない第三者によって、コンテンツが重複して公開されることを防ぐ技術を提供することを目的とする。
本発明の代表的な一形態では、利用者からの要求に応じてコンテンツを格納する記憶領域を提供し、前記格納されたコンテンツを公開可能なストレージ装置であって、インターフェース、前記インターフェースに接続されるプロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリを備え、前記メモリには、前記記憶領域にアクセス可能なユーザの識別情報を含むユーザ情報が記憶され、前記記憶領域には、格納されたコンテンツを外部に公開する公開用コンテンツ格納領域が含まれ、前記プロセッサは、前記利用者によるコンテンツの格納要求を受け付け、前記受け付けられたコンテンツに基づいて、コンテンツの重複を判定するための重複識別情報を生成し、前記生成された重複識別情報に基づいて、前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されているか否かを判定し、前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されていない場合には、前記受け付けられたコンテンツに前記利用者の識別情報を含む電子透かしを埋め込むことによって公開用コンテンツを生成し、前記公開用コンテンツを前記公開用コンテンツ格納領域に格納し、前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されている場合には、前記公開用コンテンツ格納領域にコンテンツを格納しないことを特徴とする。
本発明の一形態によれば、ストレージ装置に格納(アップロード)されたコンテンツが、重複して公開されることを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態のコンテンツ公開システム1について、図面を参照しながら説明する。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態のコンテンツ公開システム1の構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態のコンテンツ公開システム1には、ストレージ装置3、ユーザ端末4A、ユーザ端末4B及びユーザ端末4Cが含まれる。ユーザ端末4A、ユーザ端末4B及びユーザ端末4Cは、データ通信網2を介してストレージ装置3に接続可能である。なお、ユーザ端末4A、ユーザ端末4B及びユーザ端末4Cに共通する内容について説明する場合には、ユーザ端末4として説明する。
データ通信網2は、例えば、携帯電話網と、無線又は有線のLAN(Local Area Network)とを相互に接続して構成されるインターネット網である。
ストレージ装置3は、ユーザ端末4に提供するコンテンツを格納する。また、格納されたコンテンツを管理する。
ユーザ端末4は、データ通信網2を介してストレージ装置3に接続し、相互に通信可能であって、具体的には、通信機能を有する携帯電話、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどである。ユーザ端末4は、データ通信網2を介して、HTTP(Hyper Text Transport Protocol)等のプロトコルを利用することによって、ストレージ装置3との間でコンテンツを送受信する。例えば、ユーザ(利用者)がユーザ端末4Aに保持されたコンテンツをストレージ装置3に格納(アップロード)したり、コンテンツが公開されている画面をユーザ端末4Bで閲覧し、閲覧されたコンテンツをストレージ装置3から取得(ダウンロード)したりする。
図2は、本発明の実施の形態のストレージ装置3のハードウェアの構成例を示す図である。
ストレージ装置3は、CPU20、RAM(Random Access Memory)21、ROM(Read Only Memory)22、ネットワークインターフェース23、表示制御部24及びハードディスク25を備える。
CPU20は、RAM21又はROM22に格納されたプログラムを実行することによって、ストレージ装置3全体を制御する。
RAM21は、CPU20によって実行されるプログラム及び当該プログラムの実行時に使用されるデータを記憶する。ROM22は、CPU20によって実行されるプログラム及び当該プログラムの実行に使用されるデータを記憶する。RAM21に記憶された情報は更新可能であるが、ROM22に格納された情報は読み出し専用であるため、プログラムの実行などによっては通常変更することはできない。
ネットワークインターフェース23は、データ通信網2に接続されるインターフェースである。ネットワークインターフェース23を介してハードディスク25に格納されたコンテンツが配信される。
表示制御部24は、ストレージ装置3の管理情報などをモニタ26に表示する制御を行う。なお、別途管理端末を設けることによって、表示制御部24を含まない構成としてもよい。
ハードディスク25は、ユーザによってユーザ端末4を介してアップロードされたコンテンツを格納する。なお、ハードディスク25は、磁気記憶装置ではなく、フラッシュメモリなどの別の記憶媒体を用いてもよい。また、外部に設置された記憶装置に接続するようにしてもよい。
図3は、本発明の実施の形態のストレージ装置3の機能ブロック図である。
ストレージ装置3は、ユーザ認証処理部300、ユーザ情報管理部301、公開ポリシ受付部302、コンテンツ受付部303、オリジナルコンテンツ保存部304、重複コンテンツ検出部305、投稿ユーザ情報照会部306、電子透かし付与部307、公開用コンテンツ保存部308、公開用コンテンツ表示部309、公開コンテンツ取得要求受付部310、取得要求ユーザ情報照会部311、及び電子透かし入りコンテンツ送信部312を含む。
各機能部(300〜312)は、ハードディスク25又はROM22に格納されているプログラムがRAM21にロードされ、CPU20によって実行されることによって処理される。また、本発明の実施の形態では、ストレージ装置3が単体ですべての機能を提供するが、ネットワークを介して相互に接続された一つ以上の装置が一部又は全部の機能を提供するように構成してもよい。
ユーザ認証処理部300は、ユーザ端末4がデータ通信網2を介して接続する際に、ユーザ端末4から送信された情報に基づいて、ストレージ装置3に対するアクセスを認証する。ユーザ端末4から送信された情報は、具体的には、ユーザ端末4の識別情報、ユーザ端末4から認証を要求しているユーザの識別情報(ユーザ名及びパスワード等)などである。ユーザ認証処理部300は、ユーザ端末4から送信された情報、及びユーザ情報管理部301に格納されたユーザ情報に基づいて認証を行う。そして、無効なユーザ端末4又は無効なユーザから認証が要求された場合には接続を切断し、認証が成功した場合には接続を確立する。
ユーザ情報管理部301は、ユーザ端末4を介してストレージ装置3にアクセスするユーザの情報を管理する。ユーザ情報管理部301には、ユーザ情報そのものを示すデータと、ユーザ情報の入力などを行うためのプログラムとが含まれる。ユーザ情報は、例えば、ユーザ端末4からユーザが初めてストレージ装置3に接続する場合などに入力される。登録されるユーザ情報には、例えば、ユーザ名、パスワード、ユーザ端末4固有の端末ID、メールアドレス、クレジットカード番号、及び郵便番号などが含まれる。ユーザ名及びユーザ端末4固有の端末IDの組合せは、ストレージ装置3全体で重複しないものとする。
公開ポリシ受付部302は、ユーザ端末4から送信されたコンテンツをストレージ装置3に格納する場合に、当該コンテンツを他のユーザに対して公開するか、非公開とするかのポリシの入力を受け付ける。また、ユーザが公開を選択した場合には、追加のポリシとして、公開の対象とするユーザ及び当該コンテンツに関するライセンスなどの情報の入力を受け付けることができる。
コンテンツ受付部303は、データ通信網2を介して、ユーザ端末4から送信されたコンテンツを受信し、オリジナルコンテンツ保存部304に格納する。
オリジナルコンテンツ保存部304は、コンテンツ受付部303によって受け付けられたコンテンツと、受け付けられたコンテンツを管理する情報とを格納する。受け付けられたコンテンツを管理する情報は、オリジナルコンテンツテーブル400に格納される。
オリジナルコンテンツテーブル400には、例えば、コンテンツの格納場所を示すパス、コンテンツを一意に識別するコンテンツID、公開ポリシ受付部302によってコンテンツに設定された公開ポリシ、及びコンテンツを登録したユーザの情報などが含まれる。オリジナルコンテンツテーブル400の詳細については、図4にて後述する。
また、オリジナルコンテンツ保存部304には、コンテンツIDを生成する機能を有するプログラムが含まれる。受け付けられたコンテンツを格納する際に当該プログラムが実行され、受け付けられたコンテンツに生成されたコンテンツIDが付与される。
重複コンテンツ検出部305は、公開ポリシ受付部302で公開することが選択された場合に、コンテンツ受付部303で受け付けられたコンテンツと同一内容のコンテンツが、他のユーザによってアップロードされていないか否かを確認する。すなわち、オリジナルコンテンツ保存部304に格納され、かつ、他のユーザによってアップロードされた同一内容のコンテンツを検出する。
重複を確認する方法としては、例えば、同一のフォーマットのコンテンツであれば、コンテンツデータに基づいて算出されたハッシュ値を比較する方法、及びコンテンツのビット列を比較する方法などの方法がある。また、コンテンツフォーマットに依存しない方法としては、コンテンツの特徴点から抽出されたインデックスを比較する方法などがある。
本発明の実施の形態では、受け付けられたコンテンツの特徴点に基づいてインデックス情報が作成され、作成されたインデックス情報を重複検出用インデックスとして、オリジナルコンテンツテーブル400に記録される。さらに、受け付けられたコンテンツの重複検出用インデックスを他のコンテンツの重複検出用インデックスと比較することによって重複の有無を判定し、オリジナルコンテンツテーブル400に重複の有無を示すフラグに値が設定される。
投稿ユーザ情報照会部306は、受け付けられたコンテンツがオリジナルコンテンツ保存部304に記録されたすべてのコンテンツと重複しないことが重複コンテンツ検出部305によって確認された場合に、当該コンテンツをアップロードしたユーザの情報を必要に応じてユーザ情報管理部301から取得する。
電子透かし付与部307は、重複コンテンツ検出部305によって重複しないと確認されたコンテンツに、オリジナルコンテンツテーブル400から取得された当該コンテンツに関する情報の一部又は全部と、投稿ユーザ情報照会部306によって取得された当該コンテンツをアップロードしたユーザの情報を電子透かしとして埋め込む。
電子透かしには、知覚可能型と知覚困難型の二種類があるが、本発明の実施の形態では知覚困難型の電子透かしが埋め込まれる。第三者にコンテンツが閲覧される場合に、オリジナルのコンテンツに近い状態で閲覧されることが好ましい場合があるためである。また、電子透かしを知覚可能型として、コンテンツの閲覧に大きな影響を与えないようにコンテンツの提供元などを第三者に明示するようにしてもよい。
電子透かし付与部307は、コンテンツが格納される場合だけでなく、コンテンツが取得される場合にも使用され、取得対象のコンテンツに取得者の情報を含む電子透かしを付与する。具体的には、まず、公開コンテンツ取得要求受付部310からの指示によって、コンテンツIDなどに基づいて、オリジナルコンテンツ保存部304から該当するコンテンツの情報及びコンテンツ自体を取得する。次に、投稿ユーザ情報照会部306によって当該コンテンツの投稿者のユーザ情報を取得し、さらに、取得要求ユーザ情報照会部311によって当該コンテンツの取得者のユーザ情報を取得する。そして、取得された情報を含む電子透かしを生成し、生成された電子透かしをコンテンツに埋め込む。
公開用コンテンツ保存部308は、電子透かし付与部307によって電子透かしが埋め込まれた公開用コンテンツ、及び公開用コンテンツを管理する情報を格納する。公開用コンテンツを管理する情報は、公開用コンテンツテーブル500に格納される。
公開用コンテンツテーブル500には、オリジナルコンテンツ保存部304で付与されたコンテンツID、コンテンツの格納場所を示すパス、当該コンテンツの公開対象、及び当該コンテンツを格納したユーザの情報などが含まれる。公開用コンテンツテーブル500の詳細については、図5にて後述する。
公開用コンテンツ表示部309は、公開用コンテンツ保存部308に格納されたコンテンツを公開する。具体的には、コンテンツの閲覧がユーザ(閲覧者)から要求されると、公開用コンテンツテーブル500に基づいて、要求されたコンテンツが公開対象に含まれているか否かを判定する。そして、公開対象に含まれている場合には、公開用コンテンツ保存部308から該当するコンテンツを読み出して表示する。また、公開されたコンテンツは、公開用コンテンツ表示部309から取得できないように保護されている。何らかの手段によって公開されたコンテンツが取得された場合であっても、コンテンツに投稿者のユーザ名などの情報が電子透かしとして埋め込まれているため、投稿者の権利を留保することができる。
公開コンテンツ取得要求受付部310は、コンテンツを閲覧したユーザからのコンテンツの取得(ダウンロード)要求を受け付ける。さらに、ユーザに取得させるための電子透かし入りコンテンツの生成を電子透かし付与部307に指示する。
取得要求ユーザ情報照会部311は、コンテンツの取得を要求したユーザの情報をユーザ情報管理部301から取得する。
電子透かし入りコンテンツ送信部312は、コンテンツの取得を要求したユーザの情報を含む電子透かしが埋め込まれたコンテンツを取得し、コンテンツの取得を要求したユーザに送信する。
図4は、本発明の実施の形態のオリジナルコンテンツ保存部304に含まれるオリジナルコンテンツテーブル400の一例を示す図である。
オリジナルコンテンツテーブル400は、ストレージ装置3にアップロードされたコンテンツの管理情報を格納する。オリジナルコンテンツテーブル400には、ユーザがコンテンツをアップロードする際に入力された情報及びオリジナルコンテンツ保存部304によって生成されたコンテンツの識別情報などが格納される。
オリジナルコンテンツテーブル400には、コンテンツID401、ユーザ名402、端末ID403、パス404、公開フラグ405、公開対象406、ライセンス407、重複検出用インデックス408及び重複フラグ409が含まれる。
コンテンツID401は、ストレージ装置3にアップロードされたコンテンツを一意に識別する識別子である。ユーザ名402は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツをアップロードしたユーザの名前である。
端末ID403は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツをアップロードしたユーザ端末4の識別子である。端末ID403は、ユーザ端末4を一意に特定することが可能である。
パス404は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツの格納場所を示す情報である。例えば、ディレクトリ名及びファイル名の組み合わせが格納される。
公開フラグ405は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツが外部に公開されるか非公開であるかを示すフラグである。例えば、公開の場合には「1」、非公開の場合には「0」が格納される。
公開対象406は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツが公開される場合に、公開される対象を示す情報である。具体的には、すべてのユーザに公開する場合には「all」、特定のユーザのみに公開する場合には公開するユーザのユーザ名などの識別情報が格納される。
ライセンス407は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツのライセンス情報を格納する。例えば、コンテンツの配布条件などが格納される。
重複検出用インデックス408は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツに基づいて生成された重複検出用インデックスである。前述したように、本発明の実施の形態では、重複検出用インデックス408は、コンテンツの特徴点に基づいて生成され、コンテンツごとに相違する固有値である。
重複フラグ409は、コンテンツID401によって識別されるコンテンツがストレージ装置3に重複して格納されているか否かを示す情報である。例えば、公開されたコンテンツを第三者が取得し、さらにこの第三者が取得されたコンテンツをアップロードした場合にコンテンツが重複する。コンテンツが重複している場合には「1」、重複していない場合には「0」が格納される。
図5は、本発明の実施の形態の公開用コンテンツ保存部308に含まれる公開用コンテンツテーブル500の一例を示す図である。
公開用コンテンツテーブル500は、ストレージ装置3によって公開されるコンテンツの管理情報を格納する。
公開用コンテンツテーブル500のレコードは、ストレージ装置3に公開を指定してコンテンツをアップロードする場合に、オリジナルコンテンツテーブル400のレコードとともに作成される。また、オリジナルコンテンツ保存部304に格納されたコンテンツを非公開から公開に変更する場合にも公開用コンテンツテーブル500にレコードが作成される。
公開用コンテンツテーブル500には、コンテンツID501、ユーザ名502、端末ID503、パス504、公開対象505、取得者506、及び取得日時507が含まれる。
コンテンツID501は、公開用コンテンツ保存部308に格納されたコンテンツを一意に識別する識別子である。オリジナルコンテンツ保存部304には、公開用コンテンツに対応し、電子透かしが埋め込まれていないオリジナルコンテンツが格納されており、オリジナルコンテンツテーブル400に当該コンテンツに対応するレコードが含まれている。そこで、公開用コンテンツテーブル500のコンテンツID501には、オリジナルコンテンツテーブル400のコンテンツID401と共通の識別子が用いられる。
ユーザ名502は、コンテンツID501によって識別されるコンテンツをアップロードしたユーザの名前であり、オリジナルコンテンツテーブル400のユーザ名402と共通である。
端末ID503は、コンテンツID501によって識別されるコンテンツをアップロードしたユーザ端末4の識別子であり、オリジナルコンテンツテーブル400の端末ID403と共通である。
パス504は、コンテンツID501によって識別されるコンテンツの格納場所を示す情報である。格納されるデータの形式は、オリジナルコンテンツテーブル400のパス404と同じであるが、公開されるコンテンツには、電子透かしが埋め込まれるため、オリジナルのコンテンツとは別の場所に格納される。すなわち、パス504には、公開用コンテンツが格納される領域を示すパスが格納される。
公開対象505は、コンテンツID501によって識別されるコンテンツを公開する対象を示す情報であり、オリジナルコンテンツテーブル400の公開対象406と共通である。
取得者506は、公開用コンテンツを取得したユーザ(取得者)のユーザ名である。取得日時507は、公開されたコンテンツが取得された日時である。取得者506及び取得日時507を記録することによって、不正にコンテンツが流通してしまった場合に流通経路を特定するために利用することができる。
なお、前述のように、コンテンツID501、ユーザ名502、端末ID503及び公開対象505は、オリジナルコンテンツテーブル400のコンテンツID401、ユーザ名402、端末ID403及び公開対象406にそれぞれ対応する。以上の情報は、ユーザによって改めて入力されるのではなく、コンテンツのアップロード時に入力された情報又はオリジナルコンテンツテーブル400に格納された情報が設定される。
(システム処理)
以下、本発明の実施の形態のストレージ装置3によって実行される処理の詳細について説明する。具体的には、コンテンツのアップロード処理と、コンテンツの閲覧・取得処理である。
コンテンツのアップロード処理は、ユーザ端末4からコンテンツがストレージ装置3にアップロードされ、アップロードされたコンテンツの公開用コンテンツを生成し、格納するまでの処理である。アップロード処理については、図6を参照しながら詳細を説明する。
コンテンツの閲覧及びダウンロード処理は、公開用コンテンツが閲覧され、閲覧されたコンテンツの取得用コンテンツが生成され、生成された取得用コンテンツが提供されるまでの処理である。閲覧及びダウンロード処理については、図7を参照しながら詳細を説明する。
===アップロード処理===
図6は、本発明の実施の形態のストレージ装置3にコンテンツをユーザ端末4からアップロードするためのアップロード処理600の手順を示すフローチャートである。
アップロード処理600は、ユーザ端末4からコンテンツがアップロードされるタイミングで実行される。また、アップロード処理600は、図3に示した各構成(300〜312)に含まれるプログラムがストレージ装置3のCPU20によって処理されることによって実行される。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザ認証処理部300によって、ユーザ端末4から送信されたユーザ名及びパスワードなどの情報を、ユーザ情報管理部301に記録されているユーザ情報と照合することによって認証する(S601)。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザ認証処理部300によって、ユーザの認証が成功したか否かを判定する(S602)。該当するユーザ名が存在しない場合など、認証が失敗した場合には(S602の結果が「NO」)、ユーザ登録処理を実行する(S603)。
ユーザ登録処理(S603)は、ユーザ名及びユーザ端末4などの情報をユーザ情報管理部301に登録する処理である。ユーザ登録処理を実行するプログラムは、ユーザ認証処理部300に含まれていてもよいし、ユーザ情報管理部301に含まれていてもよい。登録される情報には、例えば、ユーザ名、パスワード、ユーザ端末4固有の端末ID、メールアドレス、クレジットカード番号、及び郵便番号などが含まれる。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザの認証が成功した場合(S602の結果が「YES」)、又はユーザ情報の登録が完了した場合には、公開ポリシ受付部302によって、アップロードされるコンテンツの公開ポリシの入力を受け付ける(S604)。公開ポリシには、例えば、アップロードされるコンテンツの公開又は非公開の指定、公開される場合には当該コンテンツを公開する対象、及び当該コンテンツのライセンス情報などが含まれる。公開ポリシが受け付けられると、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400に公開ポリシに含まれる情報を格納する。
ストレージ装置3のCPU20は、コンテンツ受付部303によって、ユーザ端末4からアップロードされたコンテンツを受け付け、オリジナルコンテンツ保存部304に格納する(S605)。
ストレージ装置3のCPU20は、コンテンツ受付部303によって、S604の処理で入力された公開ポリシをオリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400から取得し、受け付けられたコンテンツを公開するか否かを判定する(S606)。受け付けられたコンテンツを公開しない場合には(S606の結果が「NO」)、公開用コンテンツ保存部308に受け付けられたコンテンツを格納せずに、本処理を終了する。
ストレージ装置3のCPU20は、受け付けられたコンテンツを公開する場合には(S606の結果が「YES」)、重複コンテンツ検出部305によって、受け付けられたコンテンツの重複検出用インデックスを生成する(S607)。生成された重複検出用インデックスは、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400の当該コンテンツに対応するレコードの重複検出用インデックス408に書き込まれる。
重複検出用インデックスは、受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツがオリジナルコンテンツ保存部304に格納されているか否かを判定するために生成される。前述のように、重複検出用インデックスは、受け付けられたコンテンツの特徴点を抽出することによって生成される。
ストレージ装置3のCPU20は、重複コンテンツ検出部305によって、S607の処理で生成された重複検出用インデックスを、オリジナルコンテンツテーブル400の各レコードの重複検出用インデックス408と比較し、同一のコンテンツが他に既に存在するか否かを判定する(S608)。受け付けられたコンテンツの重複検出用インデックスと一致する重複検出用インデックスを有するコンテンツが検出され、重複するコンテンツが存在すると判定された場合には(S608の結果が「YES」)、受け付けられたコンテンツを公開用コンテンツ保存部308に格納せずに本処理を終了する。すなわち、受け付けられたコンテンツを公開せずに本処理を終了する。
ストレージ装置3のCPU20は、受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツがオリジナルコンテンツ保存部304に存在しない場合には(S608の結果が「NO」)、電子透かし付与部307によって、電子透かしを生成するために必要な情報を取得する(S609)。電子透かしを生成するために必要な情報は、投稿ユーザ情報照会部306及びオリジナルコンテンツ保存部304によって取得される。電子透かしを生成するために必要な情報には、前述のように、コンテンツをアップロードしたユーザのユーザ名などが含まれる。
ストレージ装置3のCPU20は、電子透かし付与部307によって、S609の処理で取得された電子透かしを生成するために必要な情報を、電子透かしとして受け付けられたコンテンツに埋め込む(S610)。
ストレージ装置3のCPU20は、電子透かし付与部307によって、コンテンツをアップロードしたユーザの情報が電子透かしとして埋め込まれたコンテンツを公開用コンテンツ保存部308に格納し(S611)、本処理を終了する。
以上、ユーザ端末4からストレージ装置3にコンテンツをアップロードする場合に、当該コンテンツにユーザの情報が電子透かしとして埋め込まれたコンテンツを生成し、ストレージ装置3に格納する手順について説明した。
アップロード処理600では、アップロードされるコンテンツは、公開又は非公開にかかわらず、オリジナルコンテンツ保存部304に格納されるため、一般的なオンラインストレージシステムとしての機能を果たすことができる。また、アップロードしようとしたコンテンツが他のユーザによってアップロードされていた場合には、自らを投稿者として当該コンテンツを公開することはできない。したがって、本発明の実施の形態のコンテンツ公開システム1では、同じコンテンツが別のユーザによって重複して公開されることを防ぐことができる。
===閲覧及びダウンロード処理===
図7は、本発明の実施の形態のストレージ装置3に格納された公開用コンテンツを閲覧し、公開用コンテンツをユーザ端末4にダウンロードするための閲覧及びダウンロード処理700の手順を示すフローチャートである。
閲覧及びダウンロード処理700は、ユーザ端末4からコンテンツの閲覧を要求されたタイミングで実行される。また、アップロード処理600と同様に、図3に示した各構成(300〜312)に含まれるプログラムがストレージ装置3のCPU20によって処理されることによって実行される。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザ認証処理部300によって、ユーザ端末4から送信されたユーザ名及びパスワードなどの情報を、ユーザ情報管理部301に記録されているユーザ情報と照合することによって認証する(S701)。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザ認証処理部300によって、ユーザの認証が成功したか否かを判定する(S702)。該当するユーザ名が存在しない場合など、認証が失敗した場合には(S702の結果が「NO」)、アップロード処理600の場合と同様に、ユーザ登録処理を実行する(S703)。ユーザ登録処理については、アップロード処理600におけるユーザ登録処理(図6のS603の処理)と同じであるため、説明を省略する。
なお、本発明の実施の形態のコンテンツ公開システム1では、コンテンツの閲覧にユーザ登録が必要な会員制のサイトを想定しているが、コンテンツの閲覧のみの場合には、ユーザ認証を不要としてもよい。この場合には、公開されたコンテンツを取得する場合にユーザ認証を行う。
ストレージ装置3のCPU20は、公開用コンテンツ表示部309によって、ユーザ端末4に表示するために要求されたコンテンツの指定を受け付ける(S704)。さらに、S704の処理で要求されたコンテンツを公開用コンテンツ保存部308から取得し、ユーザ端末4によって提供されるユーザーインターフェースに取得された公開用コンテンツを表示する(S705)。例えば、ユーザ端末4によって提供されるユーザーインターフェースがWebブラウザであれば、要求されたコンテンツを表示するためのHTMLファイルを生成し、ユーザ端末4に送信する。また、表示されたコンテンツは、ユーザ端末4のユーザーインターフェースから取得できないようにする。
ストレージ装置3のCPU20は、公開コンテンツ取得要求受付部310によって、S705の処理でユーザ端末4のユーザーインターフェースに表示されたコンテンツをユーザがダウンロードを要求したか否かを判定する(S706)。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザ端末4に表示されたコンテンツの取得が要求された場合には(S706の結果が「YES」)、公開コンテンツ取得要求受付部310によって、公開コンテンツの取得を要求したユーザが当該コンテンツの投稿者か否かを判定する(S707)。公開コンテンツの取得を要求したユーザが当該コンテンツの投稿者か否かを判定する方法としては、公開コンテンツに埋め込まれた電子透かしに基づいて判定してもよいし、公開用コンテンツテーブル500を参照して判定してもよい。
ストレージ装置3のCPU20は、公開コンテンツの取得を要求したユーザが当該コンテンツの投稿者でない場合には(S707の結果が「NO」)、電子透かし付与部307によって、電子透かしを生成するために必要な情報を取得する(S708)。電子透かしを生成するために必要な情報は、取得要求ユーザ情報照会部311及び投稿ユーザ情報照会部306によって、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400から取得される。さらに、要求されたコンテンツをオリジナルコンテンツ保存部304から取得する。
ストレージ装置3のCPU20は、電子透かし付与部307によって、S708の処理で取得された電子透かしを生成するために必要な情報を、S705の処理で取得されたコンテンツに電子透かしとして埋め込む(S709)。さらに、電子透かし入りコンテンツ送信部312によって、S709の処理で生成された電子透かし入りのコンテンツをユーザ端末4に送信する(S710)。
一方、ストレージ装置3のCPU20は、公開コンテンツの取得を要求したユーザが当該コンテンツの投稿者である場合には(S707の結果が「YES」)、指定された公開コンテンツに対応するコンテンツをオリジナルコンテンツ保存部304から取得する(S711)。さらに、取得されたオリジナルのコンテンツをユーザ端末4に送信する(S712)。本発明の実施の形態では、コンテンツの投稿者が自身で公開したコンテンツを取得する場合には、電子透かしを付与してコンテンツの流出元を特定する必要はないため、オリジナルのコンテンツが提供される。
ストレージ装置3のCPU20は、要求されたコンテンツの送信が完了した場合、又は、表示されたコンテンツの取得が要求されなかった場合には(S706の結果が「NO」)、公開用コンテンツ表示部309によって、他のコンテンツを閲覧する要求を受け付ける(S713)。ユーザ端末4のユーザーインターフェースの画面遷移などによって、他のコンテンツを閲覧する要求を受け付けた場合には(S713の結果が「YES」)、S704の処理に移行する。ストレージ装置3とユーザ端末4との接続を切断された場合など、閲覧が要求されなかった場合には(S713の結果が「NO」)、本処理を終了する。
以上、ユーザ端末4からストレージ装置3にコンテンツの閲覧が要求された場合に、公開用コンテンツを表示する手順について説明した。さらに、コンテンツの取得が要求された場合に、要求されたコンテンツをアップロードしたユーザの情報と当該コンテンツを要求したユーザの情報とを含む電子透かしが埋め込まれたコンテンツを生成し、ユーザ端末4に生成されたコンテンツを送信する手順について説明した。
閲覧及びダウンロード処理700では、公開されたコンテンツが投稿者以外のユーザによって取得される場合、投稿者の情報と取得者の情報が電子透かしとして埋め込まれたコンテンツが提供される。したがって、本発明の実施の形態のコンテンツ公開システム1では、コンテンツ自体に提供者及び取得者などの情報が埋め込まれているため、別のサイトに無断で公開された場合などであっても、流出元を特定することが可能となる。
(システム処理の具体例)
ここで、図1に示したコンテンツ公開システムにおいて、図4及び図5を参照しながら、図6に示したアップロード処理600及び図7に示した閲覧及びダウンロード処理700について具体的に説明する。
まず、アップロード処理600では、ユーザAがユーザ端末4Aからコンテンツ「a.jpg」をストレージ装置3にアップロードし、当該コンテンツの公開用コンテンツを生成及び格納するまでの処理の具体例を説明する。さらに、閲覧及びダウンロード処理700では、ユーザBがユーザ端末4Bでコンテンツ「a.jpg」の公開用コンテンツを閲覧し、「a.jpg」の取得用コンテンツを取得するまでの処理の具体例を説明する。
===アップロード===
アップロード処理600は、ユーザによるユーザ端末4の操作などの任意のタイミングで実行される。以下に説明するアップロード処理600の具体例では、ユーザAの操作によって、ユーザ端末4Aがデータ通信網2を介してストレージ装置3に接続され、ユーザ端末4Aに格納されているコンテンツ「a.jpg」をストレージ装置3にアップロードすることを試みる。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザ端末4Aからの接続要求を受け付け、アップロード処理600を開始する。そして、ユーザ認証処理部300によって、S601の処理で、ユーザAのユーザ名及びパスワード、さらに、ユーザ端末4Aの端末IDなどの情報をユーザ端末4Aから受信し、受信した情報に基づいてユーザAの認証を行う。
ここで、ユーザ端末4Aがストレージ装置3に初めて接続されたとすると、ストレージ装置3のユーザ情報管理部301には、ユーザAとユーザ端末4Aとの組み合わせに該当する情報が存在しないため認証に失敗する。そこで、ストレージ装置3では、S603の処理でユーザ情報管理部301にユーザAのユーザ名、パスワード及び端末IDなどの情報が登録され、ユーザAの認証が成功する。
なお、本発明の実施の形態では、認証にユーザ情報及び端末情報を利用することによってセキュリティを向上させるように構成しているが、認証に端末の情報を利用せずにユーザの情報のみを利用するようにしてもよい。この場合には、セキュリティが低下する可能性があるが、一人のユーザが端末ごとに複数のユーザ登録を行う必要がなくなり、特定の端末以外からもコンテンツのアップロード及び参照が可能となり、利便性が向上することが考えられる。
ストレージ装置3のCPU20は、S604の処理において、ユーザ端末4Aによってアップロードされる「a.jpg」に対する、公開の有無、ライセンス形態、公開範囲などの公開ポリシの入力を受け付ける。公開ポリシは、ユーザ端末4Aに提供されたユーザーインターフェースを介してユーザAによって選択させることによって入力される。ストレージ装置3のCPU20は、公開ポリシ受付部302によって、選択されたポリシの入力を受け付け、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400に記録する。
ストレージ装置3のCPU20は、オリジナルコンテンツ保存部304に格納する際に、ユーザ端末4Aによって送信された「a.jpg」に対し、ストレージ装置3上で一意に特定可能なコンテンツID「a10ha8o」を付与する。コンテンツID「a10ha8o」は、アップロード処理600が実行されている間は、ストレージ装置3の公開ポリシ受付部302から公開用コンテンツ保存部308までの各機能部で共有される。なお、本発明の実施の形態では、ユーザAによって、「a.jpg」がストレージ装置3のユーザ情報管理部301に登録された全ユーザに対して公開されることが指定されている。
ストレージ装置3のCPU20は、S605の処理で、ユーザ端末4Aによって送信された「a.jpg」をコンテンツ受付部303によって受信し、オリジナルコンテンツ保存部304に格納する。オリジナルコンテンツ保存部304によって、「a.jpg」が格納された所在を示すパスが、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400のパス404に書き込まれる。本発明の実施の形態では、格納されたディレクトリが「A」であり、ファイル名「a.jpg」とあわせてパス404に「A/a.jpg」と書き込まれる。
ストレージ装置3のCPU20は、公開ポリシ受付部302によって受け付けられた「a.jpg」を公開するというポリシに基づいて、S607の処理において重複コンテンツ検出部305によって、「a.jpg」の特徴点を基に重複検出用インデックスを生成する。そして、生成された重複検出用インデックスに基づいて、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400の重複検出用インデックスを検索し、同一内容のコンテンツが既に存在していないかを確認する。
さらに、ストレージ装置3のCPU20は、生成された重複検出用インデックスをオリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400のコンテンツID「a10ha8o」の重複検出用インデックス408に書き込む。
ストレージ装置3のCPU20は、重複コンテンツ検出部305によって、S608の処理で、「a.jpg」と同一内容のコンテンツが、オリジナルコンテンツ保存部304に存在しないことを確認する。そして、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400のコンテンツID「a10ha8o」に対応するレコードの重複フラグ409に、重複していないことを示す「0」を書き込む。
ストレージ装置3のCPU20は、電子透かし付与部307によって、S609の処理で、投稿ユーザ情報照会部306を介して、ユーザAの情報をユーザ情報管理部301から取得する。さらに、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400から、コンテンツID「a10ha8o」に対応する情報を取得する。
ストレージ装置3のCPU20は、電子透かし付与部307によって、S610の処理で、S609の処理で取得されたユーザAのユーザ名及びライセンスの情報を、「a.jpg」に電子透かしとして埋め込む。そして、S611の処理で、電子透かしが埋め込まれた「a.jpg」のコンテンツを公開用コンテンツ保存部308に格納する。その際、公開用コンテンツ保存部308の公開用コンテンツテーブル500のコンテンツID「a10ha8o」のレコードについて、ユーザ名、端末ID、電子透かしが埋め込まれた「a.jpg」の所在を示すパス504及び公開対象505などの値を設定する。
以上のように、ユーザAによってユーザ端末4Aから送信されたコンテンツ「a.jpg」が、ストレージ装置3上にアップロードされ、ユーザAの情報などが埋め込まれた電子透かし入りの「a.jpg」が生成され、公開用のコンテンツとして格納される。
===閲覧及びダウンロード===
閲覧及びダウンロード処理700は、ユーザによるユーザ端末4の操作などの任意のタイミングで実行される。以下に説明する閲覧及びダウンロード処理700の具体例では、ユーザBの操作によって、ユーザ端末4Bがデータ通信網2を介してストレージ装置3に接続され、ストレージ装置3上で公開されているコンテンツ「a.jpg」をユーザ端末4Bで閲覧し、閲覧したコンテンツ「a.jpg」を取得することを試みる。
ストレージ装置3のCPU20は、ユーザ認証処理部300によって、ユーザ端末4Bからの接続要求を受け付け、閲覧及びダウンロード処理700を開始する。そして、S701の処理によって、ユーザBのユーザ名及びパスワード、さらに、ユーザ端末4Bの端末IDなどの情報をユーザ端末4Bから受信し、受信した情報に基づいてユーザBの認証を行う。ストレージ装置3のユーザ情報管理部301にユーザBとユーザ端末4Bとの組み合わせに該当する情報が登録済みとすると、ユーザBの認証が成功する。
ストレージ装置3のCPU20は、公開用コンテンツ表示部309に対し、S704の処理でユーザ端末4Bのユーザーインターフェースなどを介してコンテンツID「a10ha8o」が示すコンテンツの表示の要求を受け付ける。そして、公開用コンテンツ保存部308の公開用コンテンツテーブル500を参照し、ユーザBがコンテンツID「a10ha8o」のコンテンツを参照する権限があるかを確認する。前述のように、コンテンツID「a10ha8o」に該当するコンテンツ、すなわち、「a.jpg」はすべてのユーザに対して公開されているため、ユーザBは、コンテンツを参照する権限を有する。
ストレージ装置3のCPU20は、S705の処理において、ユーザ端末4Bに要求されたコンテンツを表示させるために、コンテンツID「a10ha8o」に該当するコンテンツのパス情報を取得する。さらに、取得されたパス情報に基づいて、公開用コンテンツ保存部308に格納されている電子透かし入りの「a.jpg」を読み出し、ユーザ端末4Bに送信する。
このとき、ユーザ端末4Bのユーザーインターフェース上には、電子透かし入りの「a.jpg」がユーザ端末4Bのユーザーインターフェースを介して取得できない形式で表示されている。
ストレージ装置3のCPU20は、S706の処理において、ユーザBがユーザ端末4Bのユーザーインターフェースを介して、表示されている電子透かし入りの「a.jpg」の取得を要求する操作を行ったことを公開コンテンツ取得要求受付部310によって受け付ける。
ここでは、閲覧しているユーザがユーザBであって、「a.jpg」はユーザAによって公開されたコンテンツであるため、電子透かしが埋め込まれた「a.jpg」がユーザBに提供される。
ストレージ装置3のCPU20は、S708の処理で、電子透かし付与部307によって、取得要求ユーザ情報照会部311を介してユーザBの情報をユーザ情報管理部301から取得する。また、オリジナルコンテンツ保存部304のオリジナルコンテンツテーブル400から、コンテンツID「a10ha8o」の情報を取得し、投稿ユーザ情報照会部306を介して、ユーザAの情報をユーザ情報管理部301から取得する。
続いて、ストレージ装置3のCPU20は、S709の処理で、電子透かし付与部307によって、S708の処理で取得された情報から、ユーザAのユーザ名、コンテンツID「a10ha8o」のライセンス情報、及びユーザBのユーザ名を「a.jpg」に電子透かしとして埋め込む。そして、電子透かしが埋め込まれた「a.jpg」のコンテンツを、S710の処理で、電子透かし入りコンテンツ送信部312によって、ユーザ端末4Bに送信する。
ストレージ装置3のCPU20は、公開用コンテンツ表示部309によって、S713の処理で、ユーザ端末4Bがストレージ装置3との接続を切断したことを確認し、本処理を終了する。
以上のように、ユーザBによってユーザ端末4Bのユーザーインターフェースを介して、ユーザAによってアップロードされたコンテンツ「a.jpg」にユーザAの情報などが電子透かしとして埋め込まれたコンテンツを閲覧することができる。
さらに、ユーザ端末4Bから、コンテンツ「a.jpg」をダウンロードすることによって取得する要求に対し、ユーザA、ユーザB及びコンテンツ「a.jpg」のライセンスの情報が電子透かしとして埋め込まれたコンテンツが生成され、生成されたコンテンツをユーザ端末4Bに送信することによって、ユーザBが当該コンテンツを取得することができる。
(本発明の実施の形態による効果)
本発明の実施の形態によれば、コンテンツ公開システム1において、ストレージ装置3に格納されたコンテンツが重複して第三者に公開されることを防ぐことができる。重複してコンテンツが公開されることを防ぐことによって、コンテンツの投稿者がコンテンツの公開によって得られる利益の逸失を回避することができる。
コンテンツの公開によって得られる利益とは、例えば、コンテンツが公開されているページに表示された広告による収入である。さらに説明すると、閲覧回数で広告収入が算定されるような場合に、第三者によって同じコンテンツが重複して公開されると、コンテンツが公開されるページが分散してしまう。すると、本来の閲覧回数よりも閲覧回数が少なくなり、広告収入が本来得られるはずの収入よりも少なくなってしまう。本発明の実施の形態では、このようなストレージ装置運営事業者の広告収入による利益分配などの報酬獲得機会の逸失を回避することができる。
同様に、コンテンツ公開システム1において、コンテンツの投稿者に何らかのインセンティブを与えるようなシステム設計がなされている場合には、コンテンツを最初にアップロードした者が利益を得られるようにする必要がある。本発明の実施の形態では、ストレージ装置3に格納済みのコンテンツが重複して公開されることを防止するように構成されているため、コンテンツを最初にアップロードした者のみが利益を得られるようにすることができる。
本発明の実施の形態によれば、コンテンツの所在を一元化し、コンテンツが重複して第三者に公開されることを防ぐことによって、公開されたコンテンツの利用条件などのライセンス情報をコンテンツ取得者に直接提示することができる。したがって、公開されたコンテンツの取得者に適切な利用を直接的に促すことができる。
本発明の実施の形態によれば、コンテンツの投稿者及び当該コンテンツの取得者の情報などを電子透かしとしてコンテンツに埋め込んでコンテンツ取得者に提供することによって、他のコンテンツを公開するようなサービスに転載した場合に流出元を把握することが可能となる。したがって、公開されたコンテンツの取得者による無断転載などのライセンス違反を抑止することができる。
本発明の実施の形態によれば、公開されているコンテンツを取得するユーザは、公開元が一元化されていることによって、当該コンテンツのライセンス情報などを確認できるため、ライセンス条件に従ってコンテンツを取得及び利用することができる。また、取得したコンテンツを、誤ってストレージ装置3にアップロードして公開しようとした場合であっても、重複して公開されることを防ぐことができるため、過誤による権利侵害を回避することができる。
本発明の実施の形態によれば、自ら権利を有するコンテンツが第三者によって不正に公開されていると把握したコンテンツ権利者にとっては、コンテンツの公開元が一元化されているため、コンテンツが不正に公開されたストレージ装置の運営管理者に対して、非公開若しくは削除等の管理を依頼することが容易になる。
本発明の実施の形態によれば、公開されたコンテンツに投稿者及び当該コンテンツの取得者の情報が電子透かしとして埋め込まれているため、不正にコンテンツが公開された場合には、投稿者及び取得者に問い合せることが可能となる。又、取得したコンテンツに取得者の情報が埋め込まれることで、取得者によるコンテンツの不正利用に対しての抑止効果も期待することができる。
本発明の実施の形態によれば、公開されたコンテンツの商用利用などを含む二次利用を希望する場合に、使用許諾を得るために問い合わせるべきコンテンツの投稿者を特定することが容易になる。したがって、コンテンツの投稿者が不明なため、当該コンテンツの製作者又は権利者が本来得られるはずであった利益を逸失させてしまうことを防ぐことができる。
本発明の実施の形態によれば、公開されたコンテンツを取得したユーザ名及び取得された日時を公開用コンテンツテーブル500に格納することによって、コンテンツ公開システムの管理者がコンテンツの流通元を特定することに利用することができる。また、投稿者にとっても自身が公開したコンテンツが他のユーザにどれだけ取得されたかを把握することが可能となり、公開したコンテンツの評判などを確認する一つの判断基準とすることができる。
本発明の実施の形態によれば、ストレージ装置3がオリジナルコンテンツ保存部304及び公開用コンテンツ保存部308を備えるため、既に他人によって公開されているコンテンツであっても、オリジナルコンテンツ保存部304に格納することができる。例えば、公開されたコンテンツを私的利用のために取得した場合に、バックアップをストレージ装置3に保存することが可能となる。
本発明の実施の形態によれば、投稿者以外のユーザが公開されたコンテンツを取得する場合にはユーザ情報などが電子透かしとして埋め込まれたコンテンツが取得されるが、投稿者の場合には、オリジナルコンテンツ保存部304から電子透かしが埋め込まれていないオリジナルのコンテンツを取得することができる。
本発明の実施の形態によれば、コンテンツの公開元を一元化することができるため、本発明のストレージ装置3を利用したサービスを提供する者が不正なコンテンツの公開を放置しているといった、コンテンツ権利者からの責任追及を回避することができる。また、コンテンツの公開元が一元化されているため、コンテンツ権利者からの削除等の要請に応じて、不正に公開されたコンテンツを容易に削除することができる。
(変形例)
最後に、本発明の実施の形態の変形例について説明する。
本発明の実施の形態のストレージ装置3では、オリジナルコンテンツ保存部304に電子透かしが埋め込まれていないコンテンツが格納され、公開用コンテンツ保存部308に電子透かしが埋め込まれたコンテンツが分けて格納されているが、電子透かしが埋め込まれたコンテンツのみを格納するようにしてもよい。すなわち、オリジナルコンテンツ保存部304を備えずに、公開用コンテンツ保存部308のみを備える構成としてもよい。このように構成することによって、必要な記憶容量を削減することができる。
以上のようなオリジナルコンテンツ保存部304を備えない構成は、例えば、ストレージ装置3に格納されるコンテンツがすべて公開されることが前提となるような公開機能を重視したコンテンツ公開システムに適している。
また、オリジナルコンテンツ保存部304を備えない構成とした場合には、アップロード処理600の一部を省略することができる。具体的には、図6のS604の処理では、公開されることが前提となるため、公開か非公開かを設定する必要はない。さらに、S605の処理では、コンテンツの受け付けのみが処理され、ストレージ装置3に格納するか否かはコンテンツの重複の有無が判定された後になる。S606の処理は、すべて公開されることが前提となるため不要となる。したがって、ストレージ装置3に受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが存在する場合には、受け付けられたコンテンツはストレージ装置3に格納されずに破棄される。
また、オリジナルコンテンツ保存部304と公開用コンテンツ保存部308を一つの構成としてもよい。この場合、電子透かしが埋め込まれていないコンテンツと電子透かしが埋め込まれたコンテンツが格納されるディレクトリを別にするようにしてもよいし、電子透かしが埋め込まれていないコンテンツのファイル名に特定の接頭辞を付与するようにしてもよい。
さらに、本発明の実施の形態のストレージ装置3では、公開用コンテンツ保存部308に電子透かし入りのコンテンツを格納することとしたが、公開コンテンツ取得要求受付部310にコンテンツの取得が要求されたタイミングで、動的に電子透かし入りのコンテンツを生成するようにしてもよい。この場合には、公開用コンテンツ保存部308が不要となるため、必要な記憶容量を削減することができる。
以上、本発明の実施の形態及びその変形例について説明したが、前述した実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の実施の形態のコンテンツ公開システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態のストレージ装置のハードウェアの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態のストレージ装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態のオリジナルコンテンツ保存部に含まれるオリジナルコンテンツテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態の公開用コンテンツ保存部に含まれる公開用コンテンツテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態のストレージ装置にコンテンツをユーザ端末からアップロードするためのアップロード処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態のストレージ装置に格納された公開用コンテンツを閲覧し、公開用コンテンツをユーザ端末にダウンロードするための閲覧及びダウンロード処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ公開システム
2 データ通信網
3 ストレージ装置
4 ユーザ端末
20 CPU
21 RAM
22 ROM
23 ネットワークインターフェース
24 表示制御部
25 ハードディスク
26 モニタ
300 ユーザ認証処理部
301 ユーザ情報管理部
302 公開ポリシ受付部
303 コンテンツ受付部
304 オリジナルコンテンツ保存部(オリジナルコンテンツ格納領域)
305 重複コンテンツ検出部
306 投稿ユーザ情報照会部
307 電子透かし付与部
308 公開用コンテンツ保存部(公開用コンテンツ格納領域)
309 公開用コンテンツ表示部
310 公開コンテンツ取得要求受付部
311 取得要求ユーザ情報照会部
312 電子透かし入りコンテンツ送信部

Claims (15)

  1. 利用者からの要求に応じてコンテンツを格納する記憶領域を提供し、前記格納されたコンテンツを公開可能なストレージ装置であって、
    インターフェース、前記インターフェースに接続されるプロセッサ、及び前記プロセッサに接続されるメモリを備え、
    前記メモリには、前記記憶領域にアクセス可能なユーザの識別情報を含むユーザ情報が記憶され、
    前記記憶領域には、格納されたコンテンツを外部に公開する公開用コンテンツ格納領域が含まれ、
    前記プロセッサは、
    前記利用者によるコンテンツの格納要求を受け付け、
    前記受け付けられたコンテンツに基づいて、コンテンツの重複を判定するための重複識別情報を生成し、
    前記生成された重複識別情報に基づいて、前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されているか否かを判定し、
    前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されていない場合には、前記受け付けられたコンテンツに前記利用者の識別情報を含む電子透かしを埋め込むことによって公開用コンテンツを生成し、
    前記公開用コンテンツを前記公開用コンテンツ格納領域に格納し、
    前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されている場合には、前記公開用コンテンツ格納領域にコンテンツを格納しないことを特徴とするストレージ装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記公開用コンテンツの閲覧者からのコンテンツ取得要求を受け付け、
    前記利用者の識別情報及び前記閲覧者の識別情報を含む電子透かしが埋め込まれた取得用コンテンツを生成し、
    前記生成された取得用コンテンツを前記閲覧者に提供することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  3. 前記記憶領域には、前記格納要求が受け付けられたコンテンツが格納されるオリジナルコンテンツ格納領域がさらに含まれ、
    前記プロセッサは、
    前記受け付けられたコンテンツを前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納し、
    前記閲覧者の識別情報が前記利用者の識別情報と一致する場合には、前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納されたコンテンツを前記閲覧者に提供することを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置。
  4. 前記メモリには、前記公開用コンテンツ格納領域に格納された公開用コンテンツを管理する公開用コンテンツ管理情報が記憶され、
    前記プロセッサは、前記生成された取得用コンテンツを取得した閲覧者の情報を前記公開用コンテンツ管理情報に記録することを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置。
  5. 前記プロセッサは、前記受け付けられたコンテンツを公開するか否かの指示を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  6. 前記記憶領域には、前記受け付けられたコンテンツが格納されるオリジナルコンテンツ格納領域がさらに含まれ、
    前記プロセッサは、
    前記受け付けられたコンテンツを前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納し、
    前記受け付けられたコンテンツを公開するように指示された場合に、前記公開用コンテンツを前記公開用コンテンツ格納領域に格納することを特徴とする請求項5に記載のストレージ装置。
  7. 前記記憶領域には、前記格納要求が受け付けられたコンテンツが格納されるオリジナルコンテンツ格納領域がさらに含まれ、
    前記メモリには、前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納されたコンテンツを管理するオリジナルコンテンツ管理情報、及び前記公開用コンテンツ格納領域に格納された公開用コンテンツを管理する公開用コンテンツ管理情報が記憶され、
    前記プロセッサは、
    前記利用者の識別情報が前記ユーザ情報に含まれていない場合には、前記ユーザ情報を登録するために必要な情報の入力を受け付け、
    前記受け付けられたコンテンツを公開するか否かの指示を受け付け、
    前記受け付けられたコンテンツを前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納し、
    前記受け付けられたコンテンツを公開するように指示された場合には、前記生成された重複識別情報を前記オリジナルコンテンツ管理情報に記録し、
    前記生成された重複識別情報及び前記オリジナルコンテンツ管理情報に基づいて、前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されているか否かを判定し、
    前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されていない場合には、前記公開用コンテンツを前記公開用コンテンツ格納領域に格納し、
    前記公開用コンテンツを閲覧しようとする閲覧者による閲覧要求を受け付け、
    前記閲覧者の識別情報が前記ユーザ情報に含まれていない場合には、前記ユーザ情報を登録するために必要な情報の入力を受け付け、
    前記閲覧者による前記公開用コンテンツの取得要求を受け付け、
    前記閲覧者の識別情報が前記利用者の識別情報と一致する場合には、前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納されたコンテンツを前記閲覧者に提供し、
    前記閲覧者の識別情報が前記利用者の識別情報と一致しない場合には、前記利用者の識別情報及び前記閲覧者の識別情報を含む電子透かしが埋め込まれた取得用コンテンツを生成し、
    前記生成された取得用コンテンツを前記閲覧者に提供し、
    前記生成された取得用コンテンツを取得した閲覧者の情報を前記公開用コンテンツ管理情報に記録することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  8. 端末と、前記端末を介して利用者からの要求に応じてコンテンツを格納する記憶領域を提供し、前記格納されたコンテンツを公開可能なストレージ装置とを含むコンテンツ公開システムであって、
    前記ストレージ装置は、インターフェース、前記インターフェースに接続されるプロセッサ、及び前記プロセッサに接続されるメモリを備え、
    前記メモリには、前記記憶領域にアクセス可能なユーザの識別情報を含むユーザ情報が記憶され、
    前記記憶領域には、格納されたコンテンツを外部に公開する公開用コンテンツ格納領域が含まれ、
    前記端末は、
    前記利用者によるコンテンツの格納要求を受け付け、
    前記受け付けられたコンテンツを含む格納要求を前記ストレージ装置に送信し、
    前記ストレージ装置は、
    前記受け付けられたコンテンツを含む格納要求を前記端末から受信し、
    前記受け付けられたコンテンツに基づいて、コンテンツの重複を判定するための重複識別情報を生成し、
    前記生成された重複識別情報に基づいて、前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されているか否かを判定し、
    前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されていない場合には、前記受け付けられたコンテンツに前記利用者の識別情報を含む電子透かしを埋め込むことによって公開用コンテンツを生成し、
    前記公開用コンテンツを前記公開用コンテンツ格納領域に格納し、
    前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されている場合には、前記公開用コンテンツ格納領域にコンテンツを格納しないことを特徴とするコンテンツ公開システム。
  9. 前記端末は、
    前記公開用コンテンツの閲覧者からのコンテンツ取得要求を受け付け、
    前記受け付けられたコンテンツ取得要求を前記ストレージ装置に送信し、
    前記ストレージ装置は、
    前記端末から受信したコンテンツ取得要求に基づいて、前記利用者の識別情報及び前記閲覧者の識別情報を含む電子透かしが埋め込まれた取得用コンテンツを生成し、
    前記生成された取得用コンテンツを前記端末に送信し、
    前記端末は、前記ストレージ装置から送信された取得用コンテンツを前記閲覧者に提供することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ公開システム。
  10. 利用者からの要求に応じてコンテンツを格納する記憶領域を提供し、前記格納されたコンテンツを公開可能なストレージ装置で実行させるプログラムであって、
    前記ストレージ装置は、前記記憶領域にアクセス可能なユーザの識別情報を含むユーザ情報を格納し、
    前記記憶領域には、格納されたコンテンツを外部に公開する公開用コンテンツ格納領域が含まれ、
    前記プログラムは、
    前記利用者によるコンテンツの格納要求を受け付ける手順と、
    前記受け付けられたコンテンツに基づいて、コンテンツの重複を判定するための重複識別情報を生成する手順と、
    前記生成された重複識別情報に基づいて、前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されているか否かを判定する手順と、
    前記受け付けられたコンテンツと重複するコンテンツが前記記憶領域に格納されていない場合には、前記受け付けられたコンテンツに前記利用者の識別情報を含む電子透かしを埋め込むことによって公開用コンテンツを生成する手順と、
    前記公開用コンテンツを前記公開用コンテンツ格納領域に格納する手順と、を含むことを特徴とするプログラム。
  11. 前記プログラムは、
    前記公開用コンテンツの閲覧者からのコンテンツ取得要求を受け付ける手順と、
    前記利用者の識別情報及び前記閲覧者の識別情報を含む電子透かしが埋め込まれた取得用コンテンツを生成する手順と、
    前記生成された取得用コンテンツを前記閲覧者に提供する手順と、をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記記憶領域には、前記格納要求が受け付けられたコンテンツが格納されるオリジナルコンテンツ格納領域がさらに含まれ、
    前記プログラムは、
    前記受け付けられたコンテンツを前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納する手順と、
    前記閲覧者の識別情報が前記利用者の識別情報と一致する場合には、前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納されたコンテンツを前記閲覧者に提供する手順と、をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記ストレージ装置は、前記公開用コンテンツ格納領域に格納された公開用コンテンツを管理する公開用コンテンツ管理情報を格納し、
    前記プログラムは、前記生成された取得用コンテンツを取得した閲覧者の情報を前記公開用コンテンツ管理情報に記録する手順と、をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  14. 前記プログラムは、前記受け付けられたコンテンツを公開するか否かの指示を受け付ける手順と、をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  15. 前記記憶領域には、前記受け付けられたコンテンツが格納されるオリジナルコンテンツ格納領域がさらに含まれ、
    前記プログラムは、
    前記受け付けられたコンテンツを前記オリジナルコンテンツ格納領域に格納する手順と、
    前記受け付けられたコンテンツを公開するように指示された場合に、前記公開用コンテンツを前記公開用コンテンツ格納領域に格納する手順と、をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
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