JP2005234909A - アップロード型情報配信システムおよびその方法、並びに、ユーザー装置およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、ユーザーの手元で従来増加する一方であったコンテンツの複製物を逆の集約方向に転じ得るネットワークサービス技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明のアップロード型情報配信システムは、下記のコンテンツ蓄積部、検索部、登録部、およびデータ配信部を備える。コンテンツ蓄積部は、コンテンツを蓄積する機能を有する。検索部は、ユーザーからコンテンツの寄託手続を受け付けると、コンテンツ蓄積部に同一コンテンツが存在するか否かを照会する。登録部は、この同一コンテンツが存在しない場合、ユーザーからアップロードされるコンテンツをコンテンツ蓄積部に蓄積し、コンテンツの寄託者としてユーザーを登録する。また、登録部は、この同一コンテンツが存在する場合には、同一コンテンツの寄託者としてユーザーを追加登録する。データ配信部は、コンテンツ蓄積部に蓄積されるコンテンツを、寄託者登録されたユーザーに対してデータ配信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ユーザー所有のデータを、ネットワーク上で保管して、閲覧などのユーザー利用に供するアップロード型情報配信システムおよびその方法に関する。
また、本発明は、アップロード型情報配信システムを利用するユーザー装置およびそのプログラムに関する。
近年、購入または配信録画したコンテンツを、私的使用の目的でパソコンやHDD(ハードディスクドライブ)レコーダなどの蓄積装置に蓄積し、家庭内で都合の良い時間に鑑賞するといった利用が一般に行われている。
この種のコンテンツとして特に増えているのが、映像などのストリーム系大容量コンテンツである。この種の大容量コンテンツは、データ圧縮したとしても、数GB以上のファイルサイズに達する。そのため、日々蓄積されるこれら大容量コンテンツを、容量の限られた蓄積装置に永久保存しておくことはできず、ユーザーはディスク記録媒体その他の記録媒体に分けて適宜保存し直さなければならない。
一方、特許文献1に開示されるように、インターネット上においてユーザーのファイルを受託管理する受託管理サーバが知られている。この種のサーバでは、ユーザーに対して、サーバ側の記憶領域を個別に割り当てる。すなわち、ユーザーは、ファイルをサーバ側の各自の記憶領域にアップロードしたり、この各自の記憶領域から手元のコンピュータにダウンロードすることができる。
さらに、この種の受託管理サーバでは、ファイルの公開機能を有するものもある。この公開機能を利用することにより、ユーザーは、受託管理サーバにアップロードしたファイルを、インターネットなどを介して多数のユーザーに一般公開することができる。
特開2001−357010号公報(図1)
(コンテンツ配信サービスの問題点)
一般に、購入または配信録画されるコンテンツの場合、多数のユーザーが同一コンテンツを私的利用の範囲で複製して所持するようになる。その結果、ユーザー各自の蓄積装置には、同一コンテンツの複製物が大量に重複して存在することになる。この複製物が大量に重複して存在する状態は、ユーザー個々の記録資源が効率利用しているとは言えない。その結果、各自の蓄積装置がすぐに容量不足になるといった問題の主要な原因となっている。
さらに、大量の複製物が個人的な管理に委ねられることになり、複製物の一部が不正に流通するなど、著作権上の問題を生じてしまう。
(受託管理サーバの問題点)
以上の問題点は、ユーザー個々の例に限らず、ファイルの受託管理サーバではもっと深刻になる。すなわち、受託管理サーバは、多数のユーザーから個別にアップロードされる同一コンテンツを重複して大量に記憶しなければならず、受託管理サーバ側で膨大な記憶容量を設備しなければならない。
さらに、ユーザーが複製した他者のコンテンツを、受託管理サーバ上で一般公開してしまった場合、私的使用の目的範囲を超えて、ユーザーが他者の著作権を侵害してしまう。
以上述べたように、従来のコンテンツ流通の形態では、ユーザー側で複製物が増加する一方であった。そこで、本発明では、ユーザーの手元で従来増加する一方であったコンテンツの複製物を逆に集約することができる画期的なネットワークサービス技術を提供することを目的とする。
また、本発明では、大容量コンテンツのネットワーク流通に対して、ネットワーク上の記録資源を効率的に利用する技術を提供することを目的とする。
また、本発明では、私的使用の範囲を超えた非所有者間でのコンテンツ流通を防止しつつ、複数ユーザー間においてデータ共有を可能にする技術を提供することを目的とする。
《請求項1》
請求項1の発明は、ユーザーからネットワークを介してコンテンツを受託して配信するアップロード型情報配信システムであって、次のコンテンツ蓄積部、検索部、登録部、およびデータ配信部を備える。
コンテンツ蓄積部は、コンテンツを蓄積する機能を有する。
検索部は、ユーザーからコンテンツの寄託手続を受け付けると、コンテンツ蓄積部に同一コンテンツが存在するか否かを照会する。
登録部は、この同一コンテンツが存在しない場合、ユーザーからアップロードされるコンテンツをコンテンツ蓄積部に蓄積し、このコンテンツの寄託者としてユーザーを登録する。
また、登録部は、この同一コンテンツが存在する場合には、同一コンテンツの寄託者としてユーザーを追加登録する。
データ配信部は、コンテンツ蓄積部に蓄積されるコンテンツを、寄託者登録されたユーザーに対してデータ配信する。
《請求項2》
請求項2の発明は、請求項1のアップロード型情報配信システムにおいて、ユーザーがコンテンツについて使用権限を有するか否かを判定し、使用権限を確認できる場合に限ってコンテンツを受託する受託判定部を備える。
《請求項3》
請求項3の発明は、請求項1または請求項2のアップロード型情報配信システムにおいて、検索部が、コンテンツ蓄積部に存在しない同一コンテンツが、ネットワーク上に設置されたコンテンツアーカイブに存在するか否かを照会する。
一方、登録部は、コンテンツアーカイブに同一コンテンツが存在する場合、コンテンツアーカイブから同一コンテンツを転送してコンテンツ蓄積部に蓄積し、同一コンテンツの寄託者としてユーザーを登録する。
《請求項4》
請求項4の発明は、請求項3のアップロード型情報配信システムにおいて、ユーザーがコンテンツアーカイブまたは同一コンテンツについて使用権限を有するか否かを判定するアーカイブ判定部を備える。
一方、登録部は、アーカイブ判定部において使用権限を確認できる場合に限って、同一コンテンツの転送を実施する。
《請求項5》
請求項5の発明は、請求項3または請求項4のアップロード型情報配信システムにおいて、登録部が、コンテンツアーカイブの同一コンテンツを、ユーザーまたはアップロード型情報配信システムが指定するデータ形態に変換して、コンテンツ蓄積部に蓄積する。
《請求項6》
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項のアップロード型情報配信システムにおいて、ユーザーが寄託者登録されているコンテンツについてメニューを作成して、ユーザーに提供するメニュー提供部を備える。
データ配信部は、このメニューを介してユーザーからコンテンツの配信要求を受け付けることで、寄託者に限りコンテンツのデータ配信を実施する。
《請求項7》
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項のアップロード型情報配信システムにおいて、登録部が、コンテンツの寄託者であること示すキーの設定を行う。
一方、データ配信部は、このキーの提示により寄託者であることを証明したユーザーに限って、コンテンツのデータ配信を実施する。
《請求項8》
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれか1項のアップロード型情報配信システムにおいて、複数のデータ配信部と、管理部を備える。
この管理部は、ユーザーに対して、所要品質でデータ配信可能なデータ配信部を1ないし複数割り当てて登録することで、1ユーザーに対して1ないし複数のデータ配信部を使用可能にする。
《請求項9》
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれか1項のアップロード型情報配信システムにおいて、予め登録されたユーザーグループに対して、同一のデータ配信部を割り当てて登録する管理部を備える。
《請求項10》
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれか1項のアップロード型情報配信システムにおいて、データ配信部が、予め定められた特定コンテンツを配信可能に有し、ユーザーからの特定コンテンツの配信要求に対して、特定コンテンツのフローをユーザーの指定ポート番号あてに設定して送出する。
《請求項11》
請求項11の発明は、ユーザーからネットワークを介して受託したコンテンツをコンテンツ蓄積部に蓄積して配信するアップロード型情報配信サービス方法であって、次のステップを有する。
(1)ユーザーからコンテンツの寄託手続を受け付けると、コンテンツ蓄積部に同一コンテンツが存在するか否かを照会するステップ。
(2)同一コンテンツが存在しない場合、ユーザーからアップロードされるコンテンツをコンテンツ蓄積部に蓄積し、コンテンツの寄託者としてユーザーを登録し、一方、同一コンテンツが存在する場合には、同一コンテンツの寄託者としてユーザーを追加登録するステップ。
(3)コンテンツ蓄積部に蓄積されるコンテンツを、寄託者登録されたユーザーにデータ配信するステップ。
《請求項12》
請求項12の発明は、請求項1ないし10のいずれか1項のアップロード型情報配信システムに対して、コンテンツを寄託するユーザー装置であって、寄託部、およびダウンロード部を備える。
寄託部は、コンテンツの寄託に際して、アップロード型情報配信システムが同一コンテンツを発見した場合、コンテンツのアップロードを完了したと見なす。また、寄託部は、同一コンテンツが発見されなかった場合には、コンテンツのアップロードを行う。
一方、ダウンロード部は、寄託済みのコンテンツについて、アップロード型情報配信システムにデータ配信を要求する。
《請求項13》
請求項13のプログラムは、コンピュータを、請求項11に記載の前記寄託部および前記ダウンロード部として機能させるためのプログラムである。
本発明では、ユーザーからのコンテンツの寄託手続に対処して、同一コンテンツを既にシステム側で保管しているか否かを判定する。
その結果、同一コンテンツが存在しなければ、ユーザーからアップロードされるコンテンツを受託して蓄積する。
一方、同一コンテンツが存在すれば、ユーザーをこの同一コンテンツの寄託者として追加登録する。
このような動作により、システム内では、コンテンツの複製物が無用に増加することがなくなり、ネットワーク上の記録資源の無駄を削減することが可能になる。
また、このような受託サービスをユーザーに提供することにより、コンテンツ流通に伴って拡散する一方であったコンテンツ複製物を、本システムの活用によって集約することが可能になる。
さらに、本システムの受託サービスを経てコンテンツが集約されることにより、著作権管理の問題を容易することもできる。例えば、本システム上では、同一コンテンツについて寄託者登録されたグループが有機的に次々に結成され、これらコンテンツ所有者のグループ間で同一コンテンツが共有される。そのため、コンテンツが非所有者に一般公開されるおそれが少なく、著作権に係わる複雑な諸問題を回避することが可能になる。
《実施形態の構成説明》
図1は、本実施形態のアップロード型情報配信システム100のシステム構成を示す図である。このシステム100は、インターネットなどのネットワーク10に、下記の装置群を接続して構成される。
(1)複数のデータ配信装置D1〜Dn
これらのデータ配信装置D1〜Dnは、コンテンツ蓄積装置1aと、ユーザー装置6へコンテンツを配信するコンテンツサーバ1bとを備えて構成される。このコンテンツサーバ1bは、コンテンツのリストからメニューを生成してユーザー装置6に提供するメニュー機能と、リモートアクセスサーバ3のユーザー認証などを利用することで、寄託者以外(コンテンツの非所有者)のコンテンツ利用を阻止する機能とを有する。
(2)管理用サーバ2
管理用サーバ2は、データ配信装置D1〜Dnがどの範囲(地域や距離など)であれば、所定の品質(遅延、帯域)でコンテンツ配信が可能であるかの対応情報が記述された配置データベース2aを備える。例えば、図2(A)または図2(B)に示すようなデータテーブルが、配置データベース2aに予め記録されている。
また、管理用サーバ2は、ユーザー装置6からの申請によりユーザー登録を実施するユーザー登録機能と、そのユーザー装置6の位置や通信環境を配置データベース2aに照会してデータ配信装置D1〜Dnの使用候補をリモートアクセスサーバ3に登録する機能も有する。
(3)リモートアクセスサーバ3
リモートアクセスサーバ3は、ユーザー装置6からサービス利用要求を受け付け、ユーザー認証を行う機能と、管理用サーバ2に照会してユーザー装置6が使用するデータ配信装置D1を決定する機能と、ユーザー装置6とデータ配信装置D1との間で、メニュー表示やコンテンツ閲覧要求をリダイレクションする機能を有する。なお、リモートアクセスサーバ3の一部または全部の機能は、データ配信装置D1側で実現することも可能である。
(4)コンテンツ登録装置5
コンテンツ登録装置5は、コンテンツ管理テーブルと、コンテンツ蓄積装置5aとを有する。さらに、コンテンツ登録装置5は、コンテンツの寄託者登録を管理する機能と、コンテンツの同一性を判定する機能も有する。
一方、コンテンツ管理テーブルには、例えば図3に示すような、コンテンツに関する管理情報が保管される。この例では、ファイル名、ファイル属性1、ファイル属性2、保存場所、および寄託者のユーザーIDなどの項目からなっている。
ファイル名は他のファイルと区別し、管理しやすい任意のものを使用する。
ファイル属性1は、ファイルの一般的な属性であり、例えば、ファイルサイズやファイルの種類(ここでは、MPEG2の映像ファイル、テキストファイル、実行ファイル等を挙げている)に該当する。
ファイル属性2は、コンテンツを特定する情報であり、例えば、放送等の配信データ(Ch1の放送で03/11/1の13:00〜14:00に放映(録画)されたなど)、取得元(webサイトwwwabc.comから03/ll/1の13:00にダウンロードしたなど)、実行ファイルのプログラム名(ゲーム**のversion2など)、制作会社など著作権者に関する情報、ユーザーがオリジナルに付加した情報、サムネイルなどのコンテンツを要約した情報に該当する。
なお、上述したアップロード型情報配信システム100の各構成は、集中的または階層的に配置してもよいし、ネットワーク10上に分散配置してもよい。
(5)コンテンツアーカイブA1〜As
このコンテンツアーカイブA1〜Asは、ネットワーク10上のコンテンツの保管場所であり、コンテンツホルダーやデジタル配信機関などによって個々に管理運営される。
《本発明との対応関係》
次に、本発明と本実施形態との対応関係について説明する。なお、この対応関係は参考のために一解釈を述べるものであり、本発明を徒らに限定するものではない。
請求項記載のコンテンツ蓄積部は、コンテンツ蓄積装置1a,5aなどに対応する。
請求項記載の検索部は、コンテンツ登録装置5による『コンテンツを検索する機能』に対応する。
請求項記載の登録部は、コンテンツ登録装置5による『コンテンツを登録する機能』に対応する。
請求項記載のデータ配信部は、データ配信装置D1〜Dnに対応する。
請求項記載の受託判定部は、コンテンツ登録装置5による『ユーザーのコンテンツ使用権限を判定する機能』に対応する。
請求項記載のアーカイブ判定部は、コンテンツ登録装置5による『ユーザーのアーカイブ使用権限を判定する機能』に対応する。
請求項記載のメニュー提供部は、データ配信装置D1〜Dnによる『ユーザー専用のメニューを作成する機能』に対応する。
請求項記載の管理部は、管理用サーバ2に対応する。
請求項記載の寄託部は、ユーザー装置6による『コンテンツをアップロード型情報配信システム100に寄託する機能』に対応する。
請求項記載のダウンロード部は、ユーザー装置6による『コンテンツのデータ配信をアップロード型情報配信システム100に要求する機能』に対応する。
請求項記載のプログラムは、ユーザー使用のコンピュータを、ユーザー装置6として機能させるためのプログラムに対応する。
《ユーザー登録の手順説明》
図4は、アップロード型情報配信システム100におけるユーザー登録の手順を示す図である。以下、図4に示すステップ番号を参照して、このユーザー登録の手順を説明する。
ステップS1: まず、ユーザー装置6は、ネットワーク10を介してリモートアクセスサーバ3にアクセスする。このリモートアクセスサーバ3は、各種サービスの画面をユーザー装置6に提示する。ユーザーは、この画面を介して必要なユーザー情報を入力し、アップロード型情報配信システム100へのユーザー登録を要求する。
リモートアクセスサーバ3は、このユーザー登録要求を管理用サーバ2にリダイレクションする。
ステップS2: 管理用サーバ2は、配置データベース2aに照会して、データ配信装置D1〜Dnの中から、ユーザー装置6の地区に対して必要な品質基準でコンテンツを配信可能な使用候補を一つないし複数選択する。
続いて、管理用サーバ2は、データ配信装置D1〜Dnの使用候補と交信し、実際の負荷状況などを確認することで、データ配信装置D1〜Dnの使用候補を最終的に一つないし複数決定する。
なお、このような品質基準については、例えば、pingやttcpなどのコマンドを用いて各地区のサンプル地点間の遅延やスループットを測定することが好ましい。このような測定を定期的に実行することで、ネットワーク10の利用環境の変化や、データ配信装置D1〜Dnの増減などを、配置データベース2aに随時反映することが好ましい。
ステップS3: さらに、管理用サーバ2は、ユーザー認証に必要となるパスワードを、ユーザーとのやり取りによって設定する。管理用サーバ2は、これら情報(ユーザー情報、パスワード、データ配信装置D1〜Dnの使用候補など)を、リモートアクセスサーバ3に登録する。
ステップS4: 管理用サーバ2は、ユーザー装置6にユーザー登録の完了を伝達し、ユーザー登録の作業を完了する。
《同一コンテンツが存在する場合の寄託手順》
ユーザー登録を完了したユーザー装置6は、アップロード型情報配信システム100に対して、所有するコンテンツの寄託手続が可能になる。このとき、寄託するコンテンツと同一のコンテンツがネットワーク10上に既に存在するケースと、存在しないケースとで、コンテンツの寄託手順が変化する。
図5は、この同一コンテンツが存在するケースの寄託手順を示す図である。以下、図5に示すステップ番号を参照して、このケースの寄託手順を説明する。
ステップS21: まず、ユーザー装置6は、ネットワーク10を介してリモートアクセスサーバ3にアクセスする。ユーザーは、リモートアクセスサーバ3の提供画面を、ユーザー装置6上からGUI操作して、コンテンツの寄託手続を行う。
このとき、ユーザー装置6は、寄託するコンテンツを特定するための情報(以下『コンテンツ関連情報』という)をユーザー入力やHDD内などから収集し、リモートアクセスサーバ3に伝達する。
このコンテンツ関連情報には、ファイル名、容量、またはファイル形式などを含めることが好ましい。また、このコンテンツが、放送やデジタル配信を録画したものの場合、コンテンツ関連情報に、番組名、録画日時、放送局、または著作権情報などを含めることが好ましい。また、ユーザー自身が購入した市販コンテンツの場合は、タイトルや製品番号、または販売・製作会社の識別子などを含めることが好ましい。
リモートアクセスサーバ3は、寄託手続(コンテンツ関連情報を含む)をコンテンツ登録装置5にリダイレクションする。
ステップS22: コンテンツ登録装置5は、銀行の貸金庫のように、コンテンツの寄託手続を無条件で受け入れてもよい。この場合、寄託者に限ってコンテンツを返還(ダウンロード)することで非所有者へのコンテンツ流出を防止し、著作権に関する問題を回避することができる。
また、コンテンツ登録装置5は、コンテンツ関連情報に基づいて、ユーザーがコンテンツの使用権限を有するか否かを確認してもよい。例えば、コンテンツが、放送やデジタル配信を録画したものであれば、放送機関や配信機関のサーバに、ユーザーが正規登録されているか否かを照会すればよい。また、市販コンテンツの場合には、販売・製作会社のサーバに購入者としてユーザー登録されているか否かを照会すればよい。コンテンツ登録装置5は、このような確認作業によってユーザーのコンテンツ使用権限が確認できた場合に限って寄託手続を受け入れることで、不正コンテンツの寄託を拒否することができる。
ステップS23: 続いて、コンテンツ登録装置5は、コンテンツ関連情報をコンテンツ管理テーブル(図3)やコンテンツ蓄積装置1a,5aなどに照会することにより、寄託手続のされたコンテンツと同一のコンテンツが既に、ネットワーク10上に存在するか否かを判定する。
ここで、コンテンツ蓄積装置1a,5aのいずれかに同一コンテンツが既に存在した場合、コンテンツ登録装置5はステップS24に動作を移行する。
一方、それ以外の場合、コンテンツ登録装置5はステップS26に動作を移行する。
ステップS24: ここでは、コンテンツ蓄積装置1a,5aのいずれかに同一コンテンツが既に存在する。そこで、コンテンツ登録装置5は、コンテンツ管理テーブルの同一コンテンツのレコードに、ユーザーを寄託者として追加登録する。さらに、コンテンツ登録装置5は、コンテンツの寄託者であることを示すキーも設定登録する。
ステップS25: コンテンツ登録装置5は、設定されたキーをユーザー装置6に伝達し、コンテンツの寄託を完了する。ユーザー装置6は、伝達されたキーを、寄託済みコンテンツの管理データとして記録する。
このような寄託手順では、ユーザー装置6によるコンテンツのアップロード動作が省略されるため、コンテンツの寄託手順が極めて短時間に完了する。
ステップS26: システム100内に同一コンテンツが存在しない場合、コンテンツ登録装置5は、外部のコンテンツアーカイブA1〜Asに対してコンテンツ関連情報を照会し、同一コンテンツの有無を確認する。
このような検索作業によっても、同一コンテンツを発見出来ない場合、コンテンツ登録装置5は、図7に示すステップS53に動作を移行する。
ステップS27: もしもコンテンツアーカイブA1〜Asのいずれかにおいて、同一コンテンツが発見された場合、コンテンツ登録装置5は、ユーザー情報およびコンテンツ関連情報をこのコンテンツアーカイブに照会する。
このような照会作業により、コンテンツアーカイブまたはアーカイブ内の同一コンテンツについてユーザーが使用権限を有しているか否かが判定される。
コンテンツ登録装置5は、コンテンツアーカイブについて使用権限が確認できた場合に限り、ステップS28に動作を移行する。
一方、コンテンツアーカイブについて使用権限が確認できない場合、コンテンツ登録装置5は、図7ステップS53に動作を移行する。
ステップS28: コンテンツ登録装置5は、同一コンテンツが発見されたコンテンツアーカイブ(ここではA1とする)に対して、同一コンテンツのデータ転送を指示する。
ステップS29: コンテンツアーカイブA1は、この転送指示に応えて、同一コンテンツをコンテンツ登録装置5へデータ転送する。
ステップS30: コンテンツ登録装置5は、転送される同一コンテンツを、ユーザーまたはシステム100に指定されたデータ形態に変換し、コンテンツ蓄積装置1a,5aのいずれかに蓄積する。
ステップS31: コンテンツ蓄積装置1a,5a側では、同一コンテンツの蓄積が完了すると、その旨をコンテンツ登録装置5に報告する。
ステップS32: コンテンツ登録装置5は、コンテンツ管理テーブルに、同一コンテンツのレコードを必要に応じて追加し、ユーザーを寄託者として登録する。さらに、コンテンツ登録装置5は、コンテンツの寄託者であることを示すキーを設定登録する。
ステップS33: コンテンツ登録装置5は、設定されたキーをユーザー装置6に伝達し、コンテンツの寄託を完了する。ユーザー装置6は、伝達されたキーを、寄託済みコンテンツの管理データとして記録する。
このような寄託手順では、ユーザー装置6によるコンテンツのアップロード動作が省略され、代わりにコンテンツアーカイブA1から転送を行うため、コンテンツの寄託手順が短時間に完了する。
《コンテンツの詳細照合の手順》
上述した動作では、同一コンテンツの有無をコンテンツ関連情報のみを使って高速に判定している。しかしながら、より詳細にコンテンツの同一性を照合してもよい。
図6は、このような詳細照合の手順を示す図である。以下、図6に示すステップ番号を参照して、この詳細照合の手順を説明する。
ステップS41: コンテンツ登録装置5は、ユーザー装置6から取得したコンテンツ関連情報に基づいて、ネットワーク10上から同一コンテンツの候補を検索する。
ステップS42: コンテンツ登録装置5は、コンテンツのファイルの特定部分を、ユーザー装置6に指定する。また、コンテンツ登録装置5は、必要に応じて符号化の方法も、ユーザー装置6に指定する。
なお、コンテンツ登録装置5が特定部分を乱数などでランダムに変更することにより、ユーザーによるコンテンツ所有の偽装行為を防止することができる。
ステップS43: ユーザー装置6は、指定された特定部分のデータを、コンテンツのファイルから抽出し、バイナリコード、または指定された符号化コードでコンテンツ登録装置5に返送する。なお、コンテンツ登録装置5は、この返送動作に制限時間を設けることにより、ユーザー装置6が、コンテンツを所有する他のユーザー装置へ問い合わせて応答するなどの不正行為を防止してもよい。
ステップS44: コンテンツ登録装置5は、転送された特定部分のデータを、同一コンテンツの候補と照合する。コンテンツ登録装置5は、この照合の結果が不一致のものを、同一コンテンツの候補から順次外す。
なお、このような詳細照合の過程で、同一コンテンツの候補が全て無くなった場合、コンテンツ登録装置5は、同一コンテンツが存在しないと判定して、その時点で詳細照合を終了する。
ステップS45: コンテンツ登録装置5は、特定部分を毎回変更しながら、ステップS42〜S44の動作を、予め定められた所定回数繰り返す。
ステップS46: コンテンツ登録装置5は、所定回数の全てについて一致した候補を、同一コンテンツと判断する。
《同一コンテンツが存在しない場合の寄託手順》
続いて、上述したステップS26,S27において、ユーザーが使用可能な同一コンテンツがネットワーク10上に存在しないと判断された場合の寄託手順について説明する。
図7は、このような同一コンテンツが存在しないケースの寄託手順を示す図である。
ステップS53: コンテンツ登録装置5は、ユーザー装置6に対して、コンテンツのアップロードを要求する。このとき、コンテンツ登録装置5は、アップロード先として、コンテンツ蓄積装置1a,5aのいずれかを指定する。
ステップS54: ユーザー装置6は、寄託すべきコンテンツをアップロードする。アップロード先のコンテンツ蓄積装置は、このコンテンツを蓄積する。
ステップS55: ユーザー装置6は、コンテンツのアップロードを完了すると、その旨をコンテンツ登録装置5に報告する。
ステップS56: コンテンツ登録装置5は、コンテンツ管理テーブルに、同一コンテンツに関するレコードを新規に作成し、ユーザーを寄託者として登録する。さらに、コンテンツ登録装置5は、コンテンツの寄託者であることを示すキーも設定登録する。
ステップS57: コンテンツ登録装置5は、設定されたキーをユーザー装置6に伝達し、コンテンツの寄託を完了する。ユーザー装置6は、伝達されたキーを、寄託済みコンテンツの管理データとして記録する。
《データ配信の手順》
図8は、コンテンツのデータ配信の手順を示す図である。以下、この図8に示すステップ番号を参照して、このデータ配信の手順を説明する。
ステップS71: まず、ユーザー装置6は、ネットワーク10を介してリモートアクセスサーバ3にアクセスする。ユーザーは、リモートアクセスサーバ3からの提供画面をユーザー装置6上からGUI操作して、アップロード型情報配信システム100に対してログインの手続きを行う。
ステップS72: リモートアクセスサーバ3は、ユーザーからのログイン情報に基づいて、ユーザー認証を行う。
ここで、未登録ユーザーの場合、リモートアクセスサーバ3は、新規のユーザー登録を奨めるため、図4に示したユーザー登録手順に移行する。
一方、登録ユーザーの場合、リモートアクセスサーバ3は、ステップS73に動作を移行する。
ステップS73: リモートアクセスサーバ3は、ユーザー装置6に予め登録されたデータ配信装置D1〜Dnの使用候補に対して、現在の負荷状況を問い合わせる。
リモートアクセスサーバ3は、現在の負荷状況から判断して適切なデータ配信装置(ここではD1とする)を決定する。
ステップS74: リモートアクセスサーバ3は、ユーザー装置6に対してユーザー認証の完了を報告する。
ステップS75: リモートアクセスサーバ3は、データ配信装置D1に対して、ユーザーのログイン情報を伝達し、メニュー作成を要求する。
ステップS76: データ配信装置D1は、コンテンツ登録装置5に対して、ユーザー専用のコンテンツ管理テーブルを要求する。コンテンツ登録装置5は、図3に示すコンテンツ管理テーブルの中から、ユーザーが寄託者として登録されているレコードを抽出して、データ配信装置D1に返答する。
ステップS77: データ配信装置D1は、ユーザー専用のコンテンツ管理テーブルに基づいて、ユーザーが寄託者登録されているコンテンツのリストデータを作成し、メニューのテンプレートに当てはめてメニュー画面を作成する。作成されたメニュー画面は、リモートアクセスサーバ3に提供される。(なお、このメニュー画面は、ユーザーがコンテンツを寄託した時点で逐次作成してもよい。)
ステップS78: リモートアクセスサーバ3は、このメニュー画面をユーザー装置6に表示する。
ステップS79: ユーザーは、このメニュー画面をユーザー装置6上からGUI操作して、データ配信を所望するコンテンツを選択する。
ステップS80: ユーザー装置6側では、寄託済みコンテンツの管理データから、選択されたコンテンツのキーを読み出し、暗号化の処理を施した後、リモートアクセスサーバ3に伝達する。リモートアクセスサーバ3は、この暗号化されたキーを、データ配信装置D1にリダイレクションする。
ステップS81: データ配信装置D1は、キーの暗号解除を行った後、ユーザー専用のコンテンツ管理テーブルにキーを照会し、ユーザーの選択したコンテンツを確定する。
ステップS82: データ配信装置D1は、ユーザー専用のコンテンツ管理テーブルから、このコンテンツの保存場所(ここではコンテンツ蓄積装置5aと仮定する)を確認する。
データ配信装置D1は、保存場所であるコンテンツ蓄積装置5aに対して、このコンテンツの転送を要求する。
ステップS83: コンテンツ蓄積装置5aから転送されたコンテンツは、データ配信装置D1を介して、ユーザー装置6へ転送される。なお、データ配信装置D1は、所定頻度以上に転送される高頻度コンテンツについては、この転送時にデータ配信装置D1内のコンテンツ蓄積装置1aに複製する。このようにデータ配信装置D1内に高頻度コンテンツを蓄積することにより、ネットワーク10の負荷軽減と、コンテンツ転送の高速化が実現される。
ステップS84: ユーザー装置6は、データ配信装置D1から転送されるコンテンツを受け取り、ブラウザソフトなどによりユーザーの閲覧に供する。
なお、ユーザーは、私的利用などの範囲で予め複数のユーザー装置6を、アップロード型情報配信システム100に登録しておくこともできる。この場合、D1は、これら複数のユーザー装置6に対してもコンテンツを同時配信する。
《本実施形態の効果など》
以上説明したように、本実施形態では、ユーザーのコンテンツ寄託手続に対して、同一コンテンツが既にシステム100側に存在すれば、コンテンツのアップロード動作を省略できる。その結果、コンテンツの寄託作業を短時間に完了することができる。
また、本実施形態では、複数のユーザーから重複して寄託されるコンテンツを逐一蓄積する必要がなくなり、ネットワーク10上の記録資源の無駄を削減することができる。
その上、従来のコンテンツ流通では、不特定多数のユーザーの元で増加する一方であったコンテンツ複製物を、このアップロード型情報配信システム100の活用によって初めて集約方向に転ずることが可能になる。
また、コンテンツを寄託者に限ってデータ配信するため、一種の『銀行の貸金庫』のような受託システムであり、非所有者によるコンテンツの不正利用を防止することで、著作権上の複雑な諸問題を回避することができる。
さらに、本実施形態では、ユーザーがコンテンツの使用権限を有することを確認した上で、コンテンツの寄託を受け付ける。したがって、不正に複製されたコンテンツを拒否することが可能になり、ネットワーク10上における不正コンテンツの流通を未然に阻止することができる。
また、本実施形態では、ネットワーク10上のコンテンツアーカイブA1〜Asから同一コンテンツを転送することで、ユーザー装置6からのアップロードを省略することもできる。通常、ADSLのような非対称加入線を使用するユーザー装置6の場合、大容量コンテンツのアップロードには多大な時間がかかる。この時間を、コンテンツアーカイブA1〜Asからの短い転送時間に代えることにより、コンテンツの寄託作業を短時間に完了できる。
さらに、本実施形態では、コンテンツアーカイブA1〜Asに対するユーザーの使用権限を確認し、使用権限の確認された場合に限り、コンテンツアーカイブA1〜Asにコンテンツ転送を要求する。また、本実施形態では、コンテンツアーカイブA1〜Asが保管する同一コンテンツ毎に、ユーザーの使用権限を確認することもできる。これらの確認作業により、コンテンツアーカイブA1〜Asから、使用権限の無いユーザーに対してコンテンツが流出するといった問題を回避することができる。
また、本実施形態では、コンテンツアーカイブA1〜Asから転送するコンテンツを、ユーザーまたはシステム100側が指定するデータ形態に変換して、コンテンツ蓄積装置1a,5aに蓄積する。したがって、コンテンツのデータ配信時に、データ形態を逐一変換する必要が無くなり、データ配信装置D1〜Dnの負荷を軽減することができる。
さらに、本実施形態では、ユーザーが寄託者登録されているコンテンツについてメニューを作成して、コンテンツの操作環境としてユーザーに提供する。このような操作環境により、寄託者に限ったコンテンツのデータ配信環境が容易に実現する。
また、本実施形態では、コンテンツの寄託時にキーを設定し、このキーの提示者に限ってコンテンツのデータ配信を実施する。したがって、寄託者を偽装してデータ配信を受ける不正行為を未然に防止することができる。
さらに、本実施形態では、ユーザー装置6にデータ配信装置D1〜Dnを複数割り当てることもできる。したがって、データ配信時の負荷状況に応じて、適切なデータ配信装置を適宜に使用することが可能になる。
また、本実施形態では、私的使用の範囲などで予め登録されたユーザーグループに対して、コンテンツを同時配信することもできる。
さらに、本実施形態では、データ配信装置D1〜Dnが独自にコンテンツ蓄積装置1aを備える。したがって、ユーザーからのコンテンツ配信要求に対して、データ配信装置D1〜Dnは、コンテンツのフローをユーザーの指定ポート番号あてに設定し直すだけで、少ない遅延時間で配信することができる。
また、本実施形態では、ユーザーは、コンテンツをシステム100に寄託することにより、日々増大するコンテンツを手元に保持して管理する必要がなくなる。その結果、ユーザー装置6の記録資源が日々増大するコンテンツで溢れたり、日々増大する手元の記録媒体の整理に煩われるといったことがなくなる。
特に、コンテンツアーカイブA1〜Asから転送してシステム100に蓄積した場合、コンテンツのオリジナル性が極めて高くなるため、ユーザーが個人的にライブラリ作成するよりも高品質なライブラリをアップロード型情報配信システム100上に作成することができる。
さらに、ユーザー多数が重複して所有するコンテンツ複製物が、システム100内の同一コンテンツに集約されることにより、ネットワーク10全体からみても記録資源の無駄を低減することができる。
また、本実施形態は、複数の装置から分散して構成することもできるため、複数の業者がそれぞれに参入しやすい。例えば、データ配信装置D1〜Dnには、インターネットデータセンタやレンタルサーバ業者が参入しやすい。また、ネットワーク10部分には、ネットワークキャリアおよびプロバイダといた業者が参入しやすい。さらに、管理用サーバ2が、品質基準に従ってユーザー装置6に合ったデータ配信装置を選定するので、このように複数の業者が参入しつつも、ユーザーに対して所要なデータ配信品質を保証することが可能になる。
さらに、コンテンツのインデックス作成や付与など、ユーザー所有のコンテンツに対する加工といったサービス産業も創出可能である。
以上説明したように、本発明は、ネットワーク上のデータ受託システムなどに利用可能な技術である。
アップロード型情報配信システム100のシステム構成を示す図である。 配置データベースの一例を示す図である。 コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。 ユーザー登録の手順を示す図である。 同一コンテンツが存在するケースの寄託手順を示す図である。 詳細照合の手順を示す図である。 同一コンテンツが存在しないケースの寄託手順を示す図である。 コンテンツのデータ配信の手順を示す図である。
符号の説明
2 管理用サーバ
3 リモートアクセスサーバ
5 コンテンツ登録装置
6 ユーザー装置
10 ネットワーク
100 アップロード型情報配信システム
D1〜Dn データ配信装置
1a コンテンツ蓄積装置
1b コンテンツサーバ
2a 配置データベース
5a コンテンツ蓄積装置

Claims (13)

  1. ユーザーからネットワークを介してコンテンツを受託して配信するアップロード型情報配信システムであって、
    前記コンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部と、
    前記ユーザーから前記コンテンツの寄託手続を受け付けると、前記コンテンツ蓄積部に同一コンテンツが存在するか否かを照会する検索部と、
    前記同一コンテンツが存在しない場合、前記ユーザーからアップロードされる前記コンテンツを前記コンテンツ蓄積部に蓄積し、前記コンテンツの寄託者として前記ユーザーを登録し、一方、前記同一コンテンツが存在する場合には、前記同一コンテンツの寄託者として前記ユーザーを追加登録する登録部と、
    前記コンテンツ蓄積部に蓄積される前記コンテンツを、寄託者登録された前記ユーザーに対してデータ配信するデータ配信部と
    を備えたことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  2. 請求項1に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記ユーザーが前記コンテンツについて使用権限を有するか否かを判定し、前記使用権限を確認できる場合に限って前記コンテンツを受託する受託判定部を備えた
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記検索部は、前記コンテンツ蓄積部に存在しない前記同一コンテンツが、前記ネットワーク上に設置されたコンテンツアーカイブに存在するか否かを照会し、
    前記登録部は、
    前記コンテンツアーカイブに同一コンテンツが存在する場合、前記コンテンツアーカイブから前記同一コンテンツを転送して前記コンテンツ蓄積部に蓄積し、前記同一コンテンツの寄託者として前記ユーザーを登録する
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  4. 請求項3に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記ユーザーが前記コンテンツアーカイブまたは前記同一コンテンツについて使用権限を有するか否かを判定するアーカイブ判定部を備え、
    前記登録部は、
    前記アーカイブ判定部において前記使用権限を確認できる場合に限って前記同一コンテンツの転送を実施する
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記登録部は、
    前記コンテンツアーカイブの前記同一コンテンツを、前記ユーザーまたは前記アップロード型情報配信システムが指定するデータ形態に変換して、前記コンテンツ蓄積部に蓄積する
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記ユーザーが寄託者登録されている前記コンテンツについてメニューを作成して、前記ユーザーに提供するメニュー提供部を備え、
    前記データ配信部は、
    前記メニューを介して前記ユーザーから前記コンテンツの配信要求を受け付けることにより、寄託者に限り前記コンテンツのデータ配信を実施する
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記登録部は、
    前記コンテンツの寄託者であること示すキーの設定を行い、
    前記データ配信部は、前記キーの提示により寄託者であることを証明した前記ユーザーに限って、前記コンテンツのデータ配信を実施する
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記データ配信部を複数備え、
    前記ユーザーに対して、所要品質でデータ配信可能な前記データ配信部を1ないし複数割り当てて登録する管理部を備え、
    1ユーザーに対して1ないし複数の前記データ配信部を使用可能にした
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    予め登録されたユーザーグループに対して、同一のデータ配信部を割り当てて登録する管理部を備えた
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のアップロード型情報配信システムにおいて、
    前記データ配信部は、予め定められた特定コンテンツを配信可能に有し、前記ユーザーからの前記特定コンテンツの配信要求に対して、前記特定コンテンツのフローを前記ユーザーの指定ポート番号あてに設定して送出する
    ことを特徴とするアップロード型情報配信システム。
  11. ユーザーからネットワークを介して受託したコンテンツをコンテンツ蓄積部に蓄積して配信するアップロード型情報配信サービス方法であって、
    前記ユーザーから前記コンテンツの寄託手続を受け付けると、前記コンテンツ蓄積部に同一コンテンツが存在するか否かを照会するステップと、
    前記同一コンテンツが存在しない場合、前記ユーザーからアップロードされる前記コンテンツを前記コンテンツ蓄積部に蓄積し、前記コンテンツの寄託者として前記ユーザーを登録し、一方、前記同一コンテンツが存在する場合には、前記同一コンテンツの寄託者として前記ユーザーを追加登録するステップと、
    前記コンテンツ蓄積部に蓄積される前記コンテンツを、寄託者登録された前記ユーザーにデータ配信するステップと
    を備えたことを特徴とするアップロード型情報配信サービス方法。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のアップロード型情報配信システムに対して、コンテンツを寄託するユーザー装置であって、
    前記コンテンツの寄託に際して、アップロード型情報配信システムが同一コンテンツを発見した場合、前記コンテンツのアップロードを完了したと見なし、一方、同一コンテンツを発見しない場合には、前記コンテンツのアップロードを行う寄託部と、
    寄託済みの前記コンテンツについて、前記アップロード型情報配信システムにデータ配信を要求するダウンロード部と
    を備えたことを特徴とするユーザー装置。
  13. コンピュータを、請求項11に記載の前記寄託部および前記ダウンロード部として機能させるためのプログラム。
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