JP2005157628A - データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】仮名文字、漢字で表記された領収書の発行を可能とする。
【解決手段】ECR1では、CPU11において入力部15を介して入力された売上データに基づいて一取引における小計、合計金額が算出される。また、領収書発行の指示が入力されると、算出された合計金額が領収金額としてRAM14に記憶された領収書フォームの金額領域に配置される。さらに、入力部15の置数キー35により入力された仮名文字、或いは漢字変換が指示された場合は仮名文字から変換された漢字が領収書フォームの受取人領域に配置され、領収書データが作成される。そして、印字部12において作成された領収書データに基づいて領収書の発行が行われる。
【選択図】図4
【解決手段】ECR1では、CPU11において入力部15を介して入力された売上データに基づいて一取引における小計、合計金額が算出される。また、領収書発行の指示が入力されると、算出された合計金額が領収金額としてRAM14に記憶された領収書フォームの金額領域に配置される。さらに、入力部15の置数キー35により入力された仮名文字、或いは漢字変換が指示された場合は仮名文字から変換された漢字が領収書フォームの受取人領域に配置され、領収書データが作成される。そして、印字部12において作成された領収書データに基づいて領収書の発行が行われる。
【選択図】図4
Description
本発明は、入力された金額データのデータ処理を行うとともに領収書の印刷発行を行うECR(電子式キャッシュレジスタ)やPOS(Point Of Scales system)端末等のデータ処理装置に関する。
店舗等では、ECRやPOS端末等のデータ処理装置が利用されている。このようなデータ処理装置では、予め商品、商品金種、担当者コード等が各キーに割り当てられたキーボードが備えられており、このキーボードを用いて金額データが入力される。
このようなデータ処理装置では、商品名等を予め漢字やカタカナの文字列で設定しておくことにより、商品名等を漢字やカタカナでレシートやジャーナルに印字することが可能である。文字列の設定は、予めカタカナや漢字の1文字毎に例えば4桁の数字コードを割り当てておき、商品名等を設定する際にユーザが入力文字に該当する4桁の数字コードを置数キーにより1文字づつ順次入力するような構成となっている。これは、上記データ処理装置のキーボードが限定された数のキーしか有しておらず、通常のパーソナルコンピュータやワードプロセッサーのキーボードのように英字や仮名50音等の多くの文字数を割り付けられないためである。
そのような限定されたキー数で文字列の入力を可能とするために、従来から多数の提案がなされている。例えば、カタカナ文字の行母毎にキーが割り当てられ、そのキーの押下回数に応じてその行に属する文字を指定することができる文字入力方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは、ア行が割り当てられた文字キーを1回押下すると「ア」が入力され、2回押下すると「イ」が入力されるといったように、押下する毎に順次文字がア行の文字「ア」〜「オ」に順次選択的に切り換えられ、6回押下により行の先頭「ア」に回帰するものである。そして、ユーザが所望する文字が選択された状態で所定の確定操作を行うことで、その入力文字が確定入力されるものとなっている。
特開昭54−152905号公報
しかしながら、上述した従来の文字入力方法ではカタカナ入力のみに対応しており、漢字やひらがなの文字列を入力することはできなかった。領収書を発行可能なデータ処理装置では、領収書における受取人等の文字列を漢字やひらがなで印字することが望まれており、カタカナ入力では顧客のニーズに応じることができなかった。
本発明の課題は、ひらがな、カタカナの仮名文字、漢字で表記された領収書を発行することができるデータ処理装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、
入力された金額データを処理するデータ処理装置において、
領収書発行の指示に応じて、置数キーの入力モードを仮名文字を入力する仮名モードに設定するモード設定手段と、
入力モードとして仮名モードが設定されると、同一置数キーの連続的な操作に応じて、当該置数キーに割り当てられた複数の仮名文字をサイクリックに選択し、その選択された仮名文字を入力する入力手段と、
領収書発行の指示に応じて、領収書の受取人名を記載する受取人領域、領収金額を記載する金額領域が設定された領収書フォームに基づき、受取人領域に前記入力手段により入力された仮名文字又は当該仮名文字から変換された漢字を配置し、金額領域に領収金額を配置した領収書データを作成する制御手段と、
前記作成された領収書データに基づいて、受取人領域に配置された文字及び金額領域に配置された領収金額を印字した領収書を発行する印字手段と、
を備えることを特徴とする。
入力された金額データを処理するデータ処理装置において、
領収書発行の指示に応じて、置数キーの入力モードを仮名文字を入力する仮名モードに設定するモード設定手段と、
入力モードとして仮名モードが設定されると、同一置数キーの連続的な操作に応じて、当該置数キーに割り当てられた複数の仮名文字をサイクリックに選択し、その選択された仮名文字を入力する入力手段と、
領収書発行の指示に応じて、領収書の受取人名を記載する受取人領域、領収金額を記載する金額領域が設定された領収書フォームに基づき、受取人領域に前記入力手段により入力された仮名文字又は当該仮名文字から変換された漢字を配置し、金額領域に領収金額を配置した領収書データを作成する制御手段と、
前記作成された領収書データに基づいて、受取人領域に配置された文字及び金額領域に配置された領収金額を印字した領収書を発行する印字手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、仮名文字とは、ひらがな、カタカナの文字をいう。
請求項5に記載の発明は、
入力された金額データを処理するコンピュータに、
領収書発行の指示に応じて、置数キーの入力モードを仮名文字を入力する仮名モードに設定させる機能と、
入力モードとして仮名モードが設定されると、同一置数キーの連続的な操作に応じて、当該置数キーに割り当てられた複数の仮名文字をサイクリックに選択し、その選択された仮名文字を入力手段により入力させる機能と、
領収書発行の指示に応じて、領収書の受取人名を記載する受取人領域、領収金額を記載する金額領域が設定された領収書フォームに基づき、受取人領域に前記入力手段により入力された仮名文字又は当該仮名文字から変換された漢字を配置し、金額領域に領収金額を配置した領収書データを作成する機能と、
前記作成された領収書データに基づいて、受取人領域に配置された文字及び金額領域に配置された領収金額を印字した領収書を印字手段により発行させる機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
入力された金額データを処理するコンピュータに、
領収書発行の指示に応じて、置数キーの入力モードを仮名文字を入力する仮名モードに設定させる機能と、
入力モードとして仮名モードが設定されると、同一置数キーの連続的な操作に応じて、当該置数キーに割り当てられた複数の仮名文字をサイクリックに選択し、その選択された仮名文字を入力手段により入力させる機能と、
領収書発行の指示に応じて、領収書の受取人名を記載する受取人領域、領収金額を記載する金額領域が設定された領収書フォームに基づき、受取人領域に前記入力手段により入力された仮名文字又は当該仮名文字から変換された漢字を配置し、金額領域に領収金額を配置した領収書データを作成する機能と、
前記作成された領収書データに基づいて、受取人領域に配置された文字及び金額領域に配置された領収金額を印字した領収書を印字手段により発行させる機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1、5に記載の発明によれば、領収書発行の指示に応じて、置数キーに複数の仮名文字を割り当ててその置数キーの連続的な操作により仮名文字を入力可能な構成とし、入力された仮名文字又はその仮名文字から変換された漢字を領収書の受取人領域に印字し、かつ合計金額を領収金額として印字した領収書を発行するので、受取人名を仮名文字又は漢字で表記した領収書を発行することができる。
請求項2に記載の発明によれば、発行された領収書に印字された受取人の文字及び領収金額をジャーナルにも印字するので、領収書を発行した際の記録を残すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、領収書の発行が終了すると、自動的に仮名モードから数字モードに設定する構成としたので、領収書発行後に操作者が逐一入力モードを設定する必要がなく、操作が容易となる。
請求項4に記載の発明によれば、限られたキー数でも簡単な操作で仮名文字の入力を行うことができる。
本実施の形態では、本発明をECRに適用した例を説明するが、置数キー等の入力キーを有するPOS端末や領収書発行装置等も適用可能である。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態におけるECR1の外観図を示す。
図1に示すように、ECR1は、顧客用ディスプレイ2a、操作者用ディスプレイ2b、キーボード3、レシートRを排紙するレシート排紙口4、ジャーナルJを確認するためのジャーナル窓5、ドロア6、コントロールロック7を備えて構成される。
図1に、本実施の形態におけるECR1の外観図を示す。
図1に示すように、ECR1は、顧客用ディスプレイ2a、操作者用ディスプレイ2b、キーボード3、レシートRを排紙するレシート排紙口4、ジャーナルJを確認するためのジャーナル窓5、ドロア6、コントロールロック7を備えて構成される。
顧客用ディスプレイ2aは、入力された金額データやその小計等のデータ処理結果を顧客に対して表示するためのものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示ディスプレイが支柱を軸として回転可能に構成されている。操作者用ディスプレイ2bは、データ処理結果をECR1の操作者に対して表示するためのものであり、タッチパネルが設けられている。
キーボード3は、金額データや売上個数等を入力するための置数キーや予め割り当てられた機能を発揮する機能キー等から構成される。
図2に、キーボード3の構成例を示す。
図2に示すように、キーボード3は、商品登録時に操作されるPLU(Price Look up)キー(「PLU1」〜「PLU10」のキー群)31、置数キーの入力モードを切り換える入力モード切替キー32、仮名文字の漢字変換を確定する変換確定キー33、カーソル等を移動させるカーソルキー34、入力モードに応じて数字又は仮名文字を入力する置数キー(「0(記号)」、「00(わ)」、「1(あ)」〜「9(さ)」のキー群)35、仮名文字を漢字変換する変換キー36、領収書の受取人を「上様」に確定する上様確定キー37、領収書を発行する領収書発行キー38、小計を算出する小計キー39、一取引分の登録を締めて合計金額を算出する締めキー40、入力を取り消すクリアキーCを備えている。
図2に、キーボード3の構成例を示す。
図2に示すように、キーボード3は、商品登録時に操作されるPLU(Price Look up)キー(「PLU1」〜「PLU10」のキー群)31、置数キーの入力モードを切り換える入力モード切替キー32、仮名文字の漢字変換を確定する変換確定キー33、カーソル等を移動させるカーソルキー34、入力モードに応じて数字又は仮名文字を入力する置数キー(「0(記号)」、「00(わ)」、「1(あ)」〜「9(さ)」のキー群)35、仮名文字を漢字変換する変換キー36、領収書の受取人を「上様」に確定する上様確定キー37、領収書を発行する領収書発行キー38、小計を算出する小計キー39、一取引分の登録を締めて合計金額を算出する締めキー40、入力を取り消すクリアキーCを備えている。
ここで、「7」の置数キーには「あ」行の仮名文字が、「8」の置数キーには「か」行の仮名文字が、「9」の置数キーには「さ」行の仮名文字が、「4」の置数キーには「た」行の仮名文字が、「5」の置数キーには「な」行の仮名文字が、「6」の置数キーには「は」行の仮名文字が、「1」の置数キーには「ま」行の仮名文字が、「2」の置数キーには「や」行の仮名文字が、「3」の置数キーには「ら」行の仮名文字が割り当てられている。仮名文字を入力する入力モードの際には、置数キーの連続的な押下により割り当てられた行の複数の仮名文字がサイクリックに(循環して)選択される。
また、入力モード切替キー32は、置数キー35の入力モードを切り換えることを指示するキーであり、図3(a)に示すように、入力モード切替キー32を押下する毎に、ひらがな又は漢字の入力モードである「漢あ」モード、カタカナの入力モードである「カタカナ」モード、英字の入力モードである「ABab」モード、数字の入力モードである「1234」モードがサイクリックに順次切り換えられる。なお、領収書発行キー38の押下後、つまり領収書発行時には切換可能な入力モードが制限され、図3(b)に示すように、入力モード切替キー32を押下する毎に、「漢あ」モード、「1234」モードがサイクリックに切り換えられる。
ドロア6は、現金を収納する引き出しであり、ユーザからの開放指示があった場合のみ、開放される。
コントロールロック7は、ECR1の動作モードを切り換えるスイッチを有し、そのスイッチの切換位置に応じて売上金額、売上個数等の売上データ登録を行う「登録」モード、登録された売上金額、売上個数等のデータを点検するする「点検」モード、登録された売上金額、売上個数等のデータを読み出すとともにリセットする「精算」モード、ECR1の各種環境設定を行う「設定」モードの各種動作モードを切り替える。
次に、図4を参照して、ECR1の内部構成について説明する。
図4に示すように、ECR1は、CPU(Central Processing Unit)11、表示部2、印字部12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、入力部15から構成され、各部はバス16を介して接続されている。
図4に示すように、ECR1は、CPU(Central Processing Unit)11、表示部2、印字部12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、入力部15から構成され、各部はバス16を介して接続されている。
CPU11は、ROM13に格納される制御プログラム131の他、本発明に係る文字入力処理プログラム(図7参照)、売上データ処理プログラム(図8参照)、売上データ処理プログラムに含まれる締め処理プログラム(図9参照)、領収書発行処理プログラム(図11参照)等をRAM14に展開して、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する制御手段である。
文字入力処理では、入力モード切替キー32の押下に応じて置数キー35の入力モードを切り換えて設定し、モード設定手段を実現する。また、入力モード及び置数キー35の押下回数に応じた文字コードをキーコードテーブル132(図6参照)から読み出して表示部2に表示させる。
売上データ処理では、入力部15を介して入力された売上データに基づいて一取引における小計、合計金額を算出する。また、領収書発行の指示が入力されると、算出された合計金額を領収金額としてRAM14に記憶された領収書フォームの金額領域に配置する。さらに、入力部15の置数キー35により入力された仮名文字、或いは漢字変換が指示された場合は仮名文字から変換された漢字を領収書フォームの受取人領域に配置し、領収書データを作成する。そして、作成された領収書データを印字部12に出力して領収書の発行を行わせる。
表示部2は、図1に示した顧客用ディスプレイ2a、操作者用ディスプレイ2bを備え、CPU11からの指示に従って、CPU11によって算出された金額データや売上個数、その商品名等の各種データを各ディスプレイ2a、2bに表示させる。
印字部12は、例えば2連装プリンタであり、レシート(受領書)用、ジャーナル(登録内容の記録)用のロール紙を有して、各ロール紙に対して売上データ、小計データ等の金額データを売上明細として印字し、レシート又はジャーナルの発行を行う。発行されたジャーナル紙は再度巻き取られる一方、レシート紙はレシート排紙口4から排紙され、一取引分の登録終了後に自動又は操作者が手動でレシート紙を切断することにより、売上明細が印字されたレシートRが発行される。
また、印字部12は、CPU11により入力される領収書データに基づいて、領収書用紙に印字を行い、領収書を発行する印字手段である。なお、領収書用紙は、レシート用のロール紙で代用することとする。
ROM13は、制御プログラム131の他、文字入力処理プログラム、売上データ処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、ROM13は、キーボード3の各キー群に割り当てられる数字、仮名文字、カタカナ文字、英字、記号等が登録されたキーコードテーブル132を有する。
キーコードテーブル132には、図6に示すように、キー名称(例えば、“7あ”等)、そのキーが押下された際にCPU11に出力されるキーコード(例えば、“7”のコード等)の情報に対応付けて、「漢あ」テーブル132a、「カタカナ」テーブル132b、「ABab」テーブル132c、「1234」テーブル132dの各テーブル情報が格納される。各テーブル情報は、各入力モード時に各キーに割り当てられる文字、記号、機能等が設定されたものであり、「漢あ」テーブル132aには「漢あ」モード時に割り当てられる仮名文字、記号、機能の各情報が格納され、「カタカナ」テーブル132bには「カタカナ」モード時に割り当てられるカタカナ文字、記号、機能の各情報が格納される。また、「ABab」テーブル132cには「ABab」モード時に割り当てられる英字文字、数字、記号、機能の各情報が格納され、「1234」テーブル132dには「1234」モード時に割り当てられる数字、記号、機能の各情報が格納される。
例えば、“7あ”のキーに対しては、「漢あ」モードでは“あいうえおぁぃぅぇぉ”のあ行のひらがな文字が割り当てられ、「カタカナ」モードでは“アイウエオァィゥェォ”のア行のカタカナ文字が割り当てられる。また「ABab」モードでは“ABCabc8”の文字群が割り当てられ、「1234」モードでは“7”の数字が割り当てられる。
また、ROM13は、ひらがな、カタカナの仮名文字、漢字に対して各文字を識別するための文字コード情報を対応付けたコードテーブルや、仮名文字を漢字に変換するための辞書データを格納するものとする。
RAM14は、CPU11によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM14は、商品情報が登録されたPLUファイル141を有している。
PLUファイル141には、図5に示すように、商品情報を個別に識別するために発行されるPLUコード(例えば、“PLU0001”等)に対応付けて、キャラクタ(例えば、“酒”等)、そのキャラクタの単価(例えば、“100”等)、売上個数(例えば、“100”等)の各項目情報が格納される。PLUコード、キャラクタ、単価の記憶領域は予め設定が行われる設定領域であり、売上個数の記憶領域は売上データ処理により更新されていく更新領域である。
また、RAM14は、領収書発行に係る各種メモリ領域を有し、領収書の書面に印字するレイアウト、例えば領収書に記載する固定的な文字、その文字の配置位置、装飾、受取人名を記載する受取人領域、領収金額を記載する金額領域等が設定された領収書フォームのデータを記憶する領収書フォームメモリ、領収書を個別に識別するための領収書番号、発行日付、領収金額、受取人名、但し書き文等の領収書データを記憶する領収書データメモリの各メモリ領域を有している。
入力部15は、図1に示したキーボード3、コントロールロック7を備えた入力手段であり、キーボード3により操作されたキーに応じた操作信号をCPU11に出力するとともに、コントロールロック7により設定された動作モード情報をCPU11に出力する。
次に、本実施の形態における動作を説明する。
まず、本実施形態のECR1における文字入力方法について説明する。
図7は、ECR1により実行される文字入力処理を説明するフローチャートである。この文字入力処理は、PLUファイル141におけるキャラクタ名称、レシートのヘッダ部分における記載事項、領収書における受取人名等、文字入力を行う際に割り込みで実行される処理である。なお、説明の前提として、文字入力を行う入力画面が操作者用ディスプレイ2bに表示され、当該入力画面では文字の入力エリアが設けられているものとする。
まず、本実施形態のECR1における文字入力方法について説明する。
図7は、ECR1により実行される文字入力処理を説明するフローチャートである。この文字入力処理は、PLUファイル141におけるキャラクタ名称、レシートのヘッダ部分における記載事項、領収書における受取人名等、文字入力を行う際に割り込みで実行される処理である。なお、説明の前提として、文字入力を行う入力画面が操作者用ディスプレイ2bに表示され、当該入力画面では文字の入力エリアが設けられているものとする。
図7に示すキャラクタ設定処理では、まず入力モード切替キー32が押下されたか否かが判別される(ステップS1)。入力モード切替キー32が押下された場合(ステップS1;Y)、その押下回数に応じて置数キー35の入力モードがサイクリックに切り換えられ(ステップS2)、その入力モード状態がRAM14に記憶される(ステップS3)。次いで、その入力モード状態を示すモード名称が表示部2に表示され(ステップS4)、本処理を終了する。
一方、入力モード切替キー32が押下されない場合(ステップS1;N)、置数キー35が押下されたか否かが判別される(ステップS5)。置数キー35が押下されない場合(ステップS5;N)、本処理を終了し、置数キー35が押下された場合(ステップS5;Y)、RAM14に記憶されている入力モード状態が読み出され、現在設定されている入力モード状態が「漢あ」モード、「カタカナ」モード、「ABab」モード、「1234」モードのうち何れであるのかが検出される(ステップS6)。
まず、入力モード状態が「漢あ」モードである場合について説明する。
ステップS6において、入力モード状態が「漢あ」モードであると検出された場合(ステップS6;「漢あ」モード)、キーコードテーブル132の「漢あ」テーブル132aが参照される(ステップS7)。次いで、押下された置数キー35はその直前に押下されたキーと同一であるか否かが判別される(ステップS8)。直前のキーと同一である場合は(ステップS8;Y)、「漢あ」テーブル132aにおいてその置数キーに割り当てられている行において次の「漢あ」文字コードが指定され(ステップS9)、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップS10)。
ステップS6において、入力モード状態が「漢あ」モードであると検出された場合(ステップS6;「漢あ」モード)、キーコードテーブル132の「漢あ」テーブル132aが参照される(ステップS7)。次いで、押下された置数キー35はその直前に押下されたキーと同一であるか否かが判別される(ステップS8)。直前のキーと同一である場合は(ステップS8;Y)、「漢あ」テーブル132aにおいてその置数キーに割り当てられている行において次の「漢あ」文字コードが指定され(ステップS9)、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップS10)。
一方、直前のキーと同一でない場合は(ステップS8;N)、押下された置数キー35に応じた文字コードが「漢あ」テーブル132aにおいて指定され、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップ10)。文字が表示されると、本処理を終了する。
次に、入力モード状態が「カタカナ」モードである場合について説明する。
ステップS6において、入力モード状態が「カタカナ」モードであると検出された場合(ステップS6;「カタカナ」モード)、キーコードテーブル132の「カタカナ」テーブル132bが参照される(ステップS11)。次いで、押下された置数キー35はその直前に押下されたキーと同一であるか否かが判別される(ステップS12)。直前のキーと同一である場合は(ステップS12;Y)、「カタカナ」テーブル132bにおいてその置数キーに割り当てられている行の次の「カタカナ」文字コードが指定され(ステップS13)、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップS10)。
ステップS6において、入力モード状態が「カタカナ」モードであると検出された場合(ステップS6;「カタカナ」モード)、キーコードテーブル132の「カタカナ」テーブル132bが参照される(ステップS11)。次いで、押下された置数キー35はその直前に押下されたキーと同一であるか否かが判別される(ステップS12)。直前のキーと同一である場合は(ステップS12;Y)、「カタカナ」テーブル132bにおいてその置数キーに割り当てられている行の次の「カタカナ」文字コードが指定され(ステップS13)、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップS10)。
一方、直前のキーと同一でない場合は(ステップS12;N)、押下された置数キー35に応じた文字コードが「カタカナ」テーブル132bにおいて指定され、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて入力画面上の入力エリアに表示される(ステップ10)。文字が表示されると、本処理を終了する。
次に、入力モード状態が「ABab」モードである場合について説明する。
ステップS6において、入力モード状態が「ABab」モードであると検出された場合(ステップS6;「ABab」モード)、キーコードテーブル132の「ABab」テーブル132cが参照される(ステップS14)。次いで、押下された置数キー35はその直前に押下されたキーと同一であるか否かが判別される(ステップS15)。直前のキーと同一である場合は(ステップS15;Y)、「ABab」テーブル132cにおいてその置数キーに割り当てられている行の次の「ABab」文字コードが指定され(ステップS16)、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップS10)。
ステップS6において、入力モード状態が「ABab」モードであると検出された場合(ステップS6;「ABab」モード)、キーコードテーブル132の「ABab」テーブル132cが参照される(ステップS14)。次いで、押下された置数キー35はその直前に押下されたキーと同一であるか否かが判別される(ステップS15)。直前のキーと同一である場合は(ステップS15;Y)、「ABab」テーブル132cにおいてその置数キーに割り当てられている行の次の「ABab」文字コードが指定され(ステップS16)、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップS10)。
一方、直前のキーと同一でない場合は(ステップS15;N)、押下された置数キー35に応じた文字コードが「ABab」テーブル132cにおいて指定され、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップ10)。文字が表示されると、本処理を終了する。
次に、入力モード状態が「1234」モードである場合について説明する。
ステップS6において、入力モード状態が「1234」モードであると検出された場合(ステップS6;「1234」モード)、キーコードテーブル132の「1234」テーブル132dが参照される(ステップS17)。そして、押下された置数キー35に応じた文字コードが「1234」テーブル132dにおいて指定され、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップ10)。文字が表示されると、本処理を終了する。
ステップS6において、入力モード状態が「1234」モードであると検出された場合(ステップS6;「1234」モード)、キーコードテーブル132の「1234」テーブル132dが参照される(ステップS17)。そして、押下された置数キー35に応じた文字コードが「1234」テーブル132dにおいて指定され、当該指定された文字コードに対応する文字がROM13から読み出されて文字入力エリアに表示される(ステップ10)。文字が表示されると、本処理を終了する。
次に、図8を参照して、売上金額、売上個数等の売上データ処理時に、操作者によるキーボード操作に応じて領収書の受取人の文字入力、PLUファイル141で設定するキャラクタの文字入力、レシートのヘッダ部分における記載事項の文字入力等が行われる例を説明する。
図8は、ECR1により実行される売上データ処理を説明するフローチャートである。
図8に示す売上データ処理では、まずキーボード3を介して入力操作が行われると(ステップP1)、キーボード3におけるPLUキー31が押下され、PLUコードが入力されたか否かが判別される(ステップP2)。PLUコードが入力された場合は(ステップP2;Y)、ステップP3の処理に移行し、PLUコードが入力されていない場合は(ステップP2;N)、ステップP12の処理に移行する。
図8に示す売上データ処理では、まずキーボード3を介して入力操作が行われると(ステップP1)、キーボード3におけるPLUキー31が押下され、PLUコードが入力されたか否かが判別される(ステップP2)。PLUコードが入力された場合は(ステップP2;Y)、ステップP3の処理に移行し、PLUコードが入力されていない場合は(ステップP2;N)、ステップP12の処理に移行する。
まず、PLUコードが入力された場合について説明する。
ステップP3では、PLUファイル141において入力されたPLUコードの検索が行われ、当該PLUコードが登録されているか否かが判別される(ステップP4)。PLUコードがPLUファイル141に登録されている場合(ステップP4;Y)、PLUファイル141において売上登録が行われ、PLUファイル141において当該PLUコードに該当する売上個数が入力された売上データに応じて更新される(ステップP5)。
ステップP3では、PLUファイル141において入力されたPLUコードの検索が行われ、当該PLUコードが登録されているか否かが判別される(ステップP4)。PLUコードがPLUファイル141に登録されている場合(ステップP4;Y)、PLUファイル141において売上登録が行われ、PLUファイル141において当該PLUコードに該当する売上個数が入力された売上データに応じて更新される(ステップP5)。
次いで、入力されたPLUコードに対応するキャラクタ、単価がPLUファイル141から読み出され、印字部12によりレシート及びジャーナルに印字される(ステップP6)。次いで、CPU11により小計金額が累計され(ステップP7)、当該累計された小計金額のデータがRAM14に記憶されると、ステップP1の処理に戻る。
一方、入力されたPLUコードがPLUファイル141に登録されていない場合(ステップP4;N)、PLUファイル141において新規の商品登録が行われ、PLUコードに続いて入力された単価の情報がPLUコードと対応付けてPLUファイル141に格納される(ステップP8)。単価が登録されると、置数キー35の入力モードが「漢あ」モードに設定され(ステップP9)、操作者による当該置数キー35の操作に応じて、登録対象のキャラクタ名称の文字入力が行われる(ステップP10)。このとき、図7により説明した文字入力処理が実行され、キャラクタ名称の文字入力が行われる。そして、キャラクタ名称の文字入力が終了すると、入力されたキャラクタ名称がPLUファイル141に格納され、置数キー35の入力モードが「1234」モードの初期設定に戻され(ステップP11)、ステップP1の処理に戻る。
次に、ステップP2においてPLUコードが入力されていないと判別された場合について説明する。
ステップP12では、締めキー38が押下されたか否かが判別される(ステップP12)。締めキー38が押下されていない場合は(ステップP12;N)、押下されたキーに応じた処理が実行され(ステップP13)、処理実行後はステップP1の処理に戻る。一方、締めキー38が押下された場合(ステップP12;Y)、一取引を終了し、ステップP14の締め処理に移行する。
ステップP12では、締めキー38が押下されたか否かが判別される(ステップP12)。締めキー38が押下されていない場合は(ステップP12;N)、押下されたキーに応じた処理が実行され(ステップP13)、処理実行後はステップP1の処理に戻る。一方、締めキー38が押下された場合(ステップP12;Y)、一取引を終了し、ステップP14の締め処理に移行する。
ステップP14の締め処理について、図9を参照して説明する。
図9に示す締め処理では、まずRAM14に記憶された小計金額が読み出され、印字部12によりレシートに印字される(ステップP141)。次いで、読み出された小計金額に基づいて消費税が算出され、同様に印字部12によりレシートに印字される(ステップP142)。次いで、小計金額及び消費税の合計金額が算出され、印字部12によりレシートに印字される(ステップP143)。
図9に示す締め処理では、まずRAM14に記憶された小計金額が読み出され、印字部12によりレシートに印字される(ステップP141)。次いで、読み出された小計金額に基づいて消費税が算出され、同様に印字部12によりレシートに印字される(ステップP142)。次いで、小計金額及び消費税の合計金額が算出され、印字部12によりレシートに印字される(ステップP143)。
各金額がレシートに印字されると、当該レシートがレシート排紙口4から排紙され、レシートRの発行が行われる(ステップP144)。次いで、ステップP143で算出された合計金額の情報がRAM14に記憶され(ステップP145)、次の処理、つまり図8に示すステップP15の処理に移行する。
ステップP15では、領収書発行キー38が押下されたか否かが判別される(ステップP15)。領収書発行キーが押下されていない場合(ステップP15;N)、次の取引のPLUコードが入力されたか否かが判別される(ステップP16)。次の取引のPLUコードが入力されていない場合は(ステップP16;N)、ステップP15の処理に戻り、次の取引のPLUコードが入力された場合(ステップP16;Y)、RAM14に記憶されていた小計金額の情報が消去(クリア)され(ステップP17)、次の取引分のレシート用紙において、レシートのヘッダ部分の記載事項が印字される(ステップP18)。なお、レシートのヘッダ部分の記載事項の文字は、予め初期設定時に図7で説明した文字入力方法により文字入力されて設定されているものとする。
図10に、発行されたレシートRの一例を示す。
図10に示すように、レシートRでは、ヘッダ部分にレシートRの発行店舗名、発行日付、担当者ID等の所定の記載事項が漢字、ひらがな、数字等の文字で印字されている。また、ヘッダ部分の下部には、PLUコードa1、そのPLUコードに対応する単価a2、小計金額a3、消費税の金額a4、合計金額a5が印字される。
ヘッダ部分の印字が終了すると、ステップP5の処理に移行する。
図10に示すように、レシートRでは、ヘッダ部分にレシートRの発行店舗名、発行日付、担当者ID等の所定の記載事項が漢字、ひらがな、数字等の文字で印字されている。また、ヘッダ部分の下部には、PLUコードa1、そのPLUコードに対応する単価a2、小計金額a3、消費税の金額a4、合計金額a5が印字される。
ヘッダ部分の印字が終了すると、ステップP5の処理に移行する。
一方、ステップP15において領収書発行キー38が押下された場合(ステップP15;Y)、ステップP19の領収書発行処理に移行する。尚、領収書発行キー38が押下された場合に領収書発行処理に移行しているが、領収書発行モードに切り換えるモードキーを設けて、このモードキーが押下された場合に領収書発行処理に移行して、置数キーの入力モードを仮名モードに設定するようにしてもよい。
図11に、領収書発行処理を説明するフローチャートを示す。
図11に示す領収書発行処理では、まず領収書フォームがROM13から読み出されて操作者用ディスプレイ2bに表示される(ステップP191)。このとき、RAM14には、領収書において記載する受取人の文字コードのデータを格納するためのメモリ領域(以下、これを文字領域という。)が確保されることとする。また、CPU11において領収書の識別情報である領収書Noが発行され、当該領収書Noとこの領収書に対応するレシートに付与されている一連NoとがRAM14の所定領域に記憶されることとする。
図11に、領収書発行処理を説明するフローチャートを示す。
図11に示す領収書発行処理では、まず領収書フォームがROM13から読み出されて操作者用ディスプレイ2bに表示される(ステップP191)。このとき、RAM14には、領収書において記載する受取人の文字コードのデータを格納するためのメモリ領域(以下、これを文字領域という。)が確保されることとする。また、CPU11において領収書の識別情報である領収書Noが発行され、当該領収書Noとこの領収書に対応するレシートに付与されている一連NoとがRAM14の所定領域に記憶されることとする。
図12に、その表示例を示す。
図12に示すように、領収書フォームに従って領収書のイメージ画像が表示されるとともに、受取人名及び領収金額が記載される領域にはその入力エリアb2、b3が設けられる。なお、領収金額の入力エリアb3には、RAM14に記憶されている合計金額が自動的に入力されているものとするが、図示しないモード切替の操作に応じて領収金額は手入力によっても入力可能であるとする。また、領収書の右上には発行された領収書No、一連Noが表示される。
図12に示すように、領収書フォームに従って領収書のイメージ画像が表示されるとともに、受取人名及び領収金額が記載される領域にはその入力エリアb2、b3が設けられる。なお、領収金額の入力エリアb3には、RAM14に記憶されている合計金額が自動的に入力されているものとするが、図示しないモード切替の操作に応じて領収金額は手入力によっても入力可能であるとする。また、領収書の右上には発行された領収書No、一連Noが表示される。
次いで、図12に示すように、受取人名の先頭部分にカーソルKが表示される(ステップP192)。カーソルKが表示されると、上様確定キー37が押下されたか否かが判別される(ステップP193)。上様確定キー37が押下された場合(ステップP193)、RAM14の文字領域に「上」の文字に対応する文字コードのデータが記憶されるとともに、操作者用ディスプレイ2bにおいてカーソルKが表示されている先頭桁に「上」の文字が表示される(ステップP194)。次いで、ステップP212の処理に移行し、領収書の発行が行われる。この領収書発行以後の処理については後述する。
一方、上様確定キー37が押下されていない場合(ステップP193;N)、置数キー35が押下されたか否かが判別される(ステップP195)。置数キー35が押下されていない場合は(ステップP195;N)、クリアキーCが押下されたか否かが判別され(ステップP196)、クリアキーCが押下された場合は(ステップP196;Y)、図8に示すステップP1の処理に移行し、クリアキーCが押下されていない場合は(ステップP196;N)、ステップP191の処理に戻る。
一方、ステップP195において置数キー35が押下された場合(ステップP195;Y)、置数キー35の入力モードが「漢あ」モードに設定される(ステップP197)。そして、置数キー35の押下回数に応じた仮名文字の文字がキーコードテーブル132の「漢あ」テーブル132aから読み出され、RAM14の文字領域に読み出された仮名文字の文字コードのデータが記憶されるとともに、操作者用ディスプレイ2bにおいてカーソルKが表示されている先頭桁にその仮名文字が表示される(ステップP198)。文字入力が行われると、受取人の入力エリアb2において次の桁へカーソルKが移動されて表示される(ステップP199)。
次いで、変換キー36が押下されたか否かが判別される(ステップP200)。変換キー36が押下された場合(ステップP200;Y)、ROM13内の辞書データに基づいて現在入力された仮名文字又はその文字列が該当する漢字に変換されて、変換候補として表示される(ステップP201)。例えば、図12に示すように、“やまぐち”の仮名文字が入力された後に変換キー36が押下されると、“山口”の変換候補の漢字が表示される。
次いで、変換確定キー33が押下されたか否かが判別され(ステップP202)、変換確定キー33が押下されていない場合は(ステップP202;N)、ステップP201の処理に戻って漢字変換が繰り返され、その変換候補が順次表示される。
一方、変換確定キー33が押下された場合は(ステップP202;Y)、確定された変換候補の漢字が当該漢字に対応する文字コードに置換されてRAM14の文字領域に記憶されるとともに、その確定された漢字がカーソルKの表示桁の位置に表示される(ステップP203)。文字表示後は、カーソルKが次の桁に移動され(ステップP204)、ステップP200の処理に戻る。
ステップP200において変換キー36が押下されていない場合(ステップP202;N)、置数キー35が押下されたか否かが判別される(ステップP205)。置数キー35が押下された場合は(ステップP205;Y)、置数キー35の押下回数に応じた仮名文字がキーコードテーブル132の「漢あ」テーブル132aから読み出され、その文字コードのデータがRAM14の文字領域に記憶されるとともに、カーソルKの表示桁にその仮名文字が表示される(ステップP206)。文字が表示されると、次の桁にカーソルKが移動され(ステップP207)、ステップP200の処理に戻る。
一方、置数キー35が押下されていない場合(ステップP205;N)、カーソルキー34が押下されたか否かが判別される(ステップP208)。カーソルキー34が押下された場合(ステップP208;Y)、その押下されたカーソルKの方向に、押下回数に応じた分だけカーソルKが移動されて(ステップP209)、ステップP200の処理に移行する。
カーソルキー34が押下されていない場合(ステップP208;N)、領収書発行キー38が押下されたか否かが判別される(ステップP210)。領収書発行キー38が押下されていない場合(ステップP210;N)、ステップP200の処理に戻り、領収書発行キー38が押下された場合(ステップP210;Y)、CPU11によりRAM14の文字領域から受取人の文字コードのデータが読み出される。そして、RAM14から領収書フォームが読み出されて当該領収書フォームの受取人領域にその文字コードに応じた文字が配置された領収書データが作成される(ステップP211)。
次いで、受取人領域に文字が配置された領収書データに基づいて印字部12により領収書の印字が行われ、領収書が発行される(ステップP212)。尚、領収書発行キー38の押下で領収書が発行されるようにしたが、印字キーなどを設けて、その印字キーの押下で領収書が発行されるようにしてもよい。
図13に、領収書の一例を示す。
図13に示すように、領収書Qには、受取人名を記載する領域d1に入力された受取人名の文字が印字され、その下部の領収金額を記載する領域d2には、締め処理において算出された一取引における合計金額が領収金額として印字される。
図13に、領収書の一例を示す。
図13に示すように、領収書Qには、受取人名を記載する領域d1に入力された受取人名の文字が印字され、その下部の領収金額を記載する領域d2には、締め処理において算出された一取引における合計金額が領収金額として印字される。
このようにして、領収書の印字発行が行われると、その受取人の文字、領収金額、領収No、一連No、発行日時が印字部12によりジャーナルに印字され(ステップP213)、置数キー35の入力モードが初期設定の「1234」モードに設定されると(ステップP214)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、置数キー35に数字を割り当てるとともに複数の仮名文字を予め割り当てておき、その押下回数に応じて割り当てられた仮名文字が入力されるので、容易な操作で受取人名が仮名文字で表記された領収書を発行することができる。また、必要に応じて変換キー36により仮名文字を漢字に変換することができるので、受取人名を仮名や漢字で表記したいというユーザの要望に応えることができる。
また、領収書発行キー38が押下されると、自動的に置数キーの入力モードが「漢あ」モードに設定され、領収書を発行後は置数キーの入力モードが「1234」モードに設定されるので、領収書発行時には操作者が逐一入力モードを設定する必要がなく、領収書の発行操作が容易となる。
また、発行された領収書に印字された受取人の文字及び領収金額がジャーナルにも印字されるので、領収書を発行した際の記録を残すことができる。
さらに、PLUファイル141に設定するキャラクタ名やレシートのヘッダ部分の記載事項等もひらがなや漢字で表記することができ、よりユーザの満足度を向上させることができる。
1 ECR
2 表示部
2a 顧客用ディスプレイ
2b 操作者用ディスプレイ
11 CPU
12 印字部
13 ROM
132 キーコードテーブル
14 RAM
141 PLUファイル
15 入力部
3 キーボード
35 置数キー
38 領収書発行キー
7 コントロールロック
2 表示部
2a 顧客用ディスプレイ
2b 操作者用ディスプレイ
11 CPU
12 印字部
13 ROM
132 キーコードテーブル
14 RAM
141 PLUファイル
15 入力部
3 キーボード
35 置数キー
38 領収書発行キー
7 コントロールロック
Claims (5)
- 入力された金額データを処理するデータ処理装置において、
領収書発行の指示に応じて、置数キーの入力モードを仮名文字を入力する仮名モードに設定するモード設定手段と、
入力モードとして仮名モードが設定されると、同一置数キーの連続的な操作に応じて、当該置数キーに割り当てられた複数の仮名文字をサイクリックに選択し、その選択された仮名文字を入力する入力手段と、
領収書発行の指示に応じて、領収書の受取人名を記載する受取人領域、領収金額を記載する金額領域が設定された領収書フォームに基づき、受取人領域に前記入力手段により入力された仮名文字又は当該仮名文字から変換された漢字を配置し、金額領域に領収金額を配置した領収書データを作成する制御手段と、
前記作成された領収書データに基づいて、受取人領域に配置された文字及び金額領域に配置された領収金額を印字した領収書を発行する印字手段と、
を備えることを特徴とするデータ処理装置。 - 前記印字手段は、前記作成された領収書データに基づいて、受取人領域に配置された文字及び金額領域に配置された領収金額を印字したジャーナルを発行することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
- 前記モード設定手段は、前記印字手段により領収書が発行された後、前記置数キーの入力モードを仮名モードから数字を入力する数字モードに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
- 前記仮名モードでは、
7の置数キーにあ行の仮名文字が、8の置数キーにか行の仮名文字が、9の置数キーにさ行の仮名文字が、4の置数キーにた行の仮名文字が、5の置数キーにな行の仮名文字が、6の置数キーには行の仮名文字が、1の置数キーにま行の仮名文字が、2の置数キーにや行の仮名文字が、3の置数キーにら行の仮名文字が割り当てられることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のデータ処理装置。 - 入力された金額データを処理するコンピュータに、
領収書発行の指示に応じて、置数キーの入力モードを仮名文字を入力する仮名モードに設定させる機能と、
入力モードとして仮名モードが設定されると、同一置数キーの連続的な操作に応じて、当該置数キーに割り当てられた複数の仮名文字をサイクリックに選択し、その選択された仮名文字を入力手段により入力させる機能と、
領収書発行の指示に応じて、領収書の受取人名を記載する受取人領域、領収金額を記載する金額領域が設定された領収書フォームに基づき、受取人領域に前記入力手段により入力された仮名文字又は当該仮名文字から変換された漢字を配置し、金額領域に領収金額を配置した領収書データを作成する機能と、
前記作成された領収書データに基づいて、受取人領域に配置された文字及び金額領域に配置された領収金額を印字した領収書を印字手段により発行させる機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003393776A JP2005157628A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | データ処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003393776A JP2005157628A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | データ処理装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005157628A true JP2005157628A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34720042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003393776A Pending JP2005157628A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | データ処理装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005157628A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014167738A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Toshiba Tec Corp | 領収書印字装置及びプログラム |
JP2019091514A (ja) * | 2019-03-26 | 2019-06-13 | 東芝テック株式会社 | 販売データ処理装置およびプログラム |
JP2020205081A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-12-24 | 東芝テック株式会社 | 販売データ処理装置およびプログラム |
-
2003
- 2003-11-25 JP JP2003393776A patent/JP2005157628A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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