JP2005157600A - 人間・ペット等の生き物捜索情報システム - Google Patents

人間・ペット等の生き物捜索情報システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ペット動物や迷子等の保護者(捜索者)と発見者をシステムの情報上でつなぎ合わることにより、迷子、ペット動物等が保護者の元に戻りやすい仕組みを情報技術を用いて構築する。
【解決手段】
捜索情報及び発見情報を収集・管理する共済情報センターと、その共済情報センターに加入する会員それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへの通信手段によるアクセス情報が表示され、要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物とを前提とする。その上で、タグ等に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報が記憶され、また保護者(捜索者)側から該センターへ提供される、タグ等の会員番号を含む捜索情報、並びに発見者側から提供される、タグ等の会員番号を含む発見情報が記憶される。そして、捜索情報と発見情報における会員番号の一致の有無を判定し、一致すれば要保護対象の発見を示す信号を出力する。
【選択図】 図11

Description

発明の属する技術分野
この発明は、子供が迷子になった場合や、痴呆の老人が徘徊して家に戻れなくなった場合、さらには犬、猫その他のペット動物等が飼い主から離れてどこかへいってしまった場合等に、それらの人間あるいは動物を、情報技術(インフォメーションテクノロジー:IT)により容易に見つけ、保護者(扶養者・飼い主等)に戻せるようにした遺失物共済情報システムに関するものである。
従来の技術
保護者が目を離したしすきに子供が迷子になってしまったり、痴呆性の老人が徘徊して家に戻れなくなったり、犬、猫等のペット動物が飼い主から離れていなくなってしまったりすることがある。こうした場合、人間であれば警察に届け出て、何らかの手がかりにより発見されることを期待することが多く、また犬や猫等のペット動物の場合は、張り紙を出したりして第三者の注意を仰ぐことで、第三者からの連絡を待つことが一般的である。また、子供、老人、ペット動物等の要保護対象にたまたま保護者の住所や電話番号を記載した名札等が付けられていて、それにより発見者から保護者に直接連絡が入る場合があるとしても、保護者と発見者が一対一で応対することとなって、保護者や発見者のプライバシーが損なわれやすい部分がある。また、そうした保護者と発見者の対面を当事者がそれぞれ煩わしいと感じることもあり得るし、さらに謝礼の問題を生じることもあることから、できればそれを避けたい心理になることも否定できない。
この発明は、上記のように子供、老人、ペット動物が保護者の管理下から外れて行方不明になることが多い中で、保護者と発見者をシステムの情報上でつなぎ合わることにより、保護者と発見者の断絶を解消し、要保護対象が保護者に戻りやすい仕組みを、情報技術を用いたシステムとして構築することにある。
この発明は、最も単純な形態においては、
保護者の管理下から保護者の意に反して離れた人間・ペット等の生き物である要保護対象を第三者が発見・保護したことに関する情報を収集・管理する共済情報センターと、
この共済情報センターに加入する会員としての前記保護者それぞれに固有に付与された会員番号等の会員ID(以下、会員番号という)、及び該共済情報センターへのアクセス情報が表示され、前記要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
前記共済管理センターに設けられ、前記発見者側から該センターへ前記アクセス情報により通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報(保護情報)に基づき、その要保護対象の保護者を検索する検索手段と、
を含む人間・ペット等の生き物捜索情報システムである。
したがって、会員固有付加物としての例えばタグ等を会員の要保護対象、例えば幼児等の子供、痴呆性の老人あるいは犬、猫等のペット動物に予め付帯(例えば首から掛けるとか、衣服に止める、腕輪のように巻き付ける等、ペット動物の場合には首輪等に固定する等)しておけば、そのタグ等の固有付加物には、その保護者を特定する会員番号及びセンターへのアクセス情報が記載されているから、それを発見・保護した発見者から通信手段を介して発見情報が共済情報センターへ提供されやすい。その結果、行方不明になった要保護対象である子供、老人、ペット動物等が発見された情報を保護者が入手することが容易となり、要保護対象を保護者の管理下に戻すことができる。
ここで、発見者にはタグ等に記録された保護者の会員番号は分かるものの、保護者の氏名・住所等は積極的に開示されないから、プライバシーが保護されやすく、共済情報センターを介することで、その会員番号がセンターでいわば解読されて保護者が分かる仕組みなので、保護者と発見者の検索も問題なく実行することができる。
また、上記構成に加え、前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
前記共済管理センターに設けられ、前記発見者側から該センターへ前記アクセス情報により通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報に基づき、その発見情報の会員番号と一致する会員番号を前記会員情報記憶手段から検索し、その会員番号に記憶されている会員特定情報を読み出して要保護対象の保護者を特定する検索手段と、を含むようにすることができる。
このようにすれば、その会員番号に対応して会員の特定情報が会員情記憶手段に記憶されているので、その提供された発見情報の会員番号から会員特定情報を読み出して、要保護対象の保護者を検索手段で検索することができる。
またこの発明は、発見情報に着目して把握すれば、上述の共済情報センター、タグ等の会員固有付加物、会員情報記憶手段、発見情報記憶手段、及び検索手段を備えたものとできる。
すなわち、保護者の管理下から保護者の意に反して離脱した人間・ペット等の生き物である要保護対象を第三者が発見・保護したことに関する情報を収集・管理する共済情報センターと、
この共済情報センターに加入する会員それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへの通信手段によるアクセス情報が表示され、会員の要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
前記共済管理センターに設けられ、発見者側から該センターへ前記アクセス情報により前記通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報を記憶する発見情報記憶手段と、
前記共済情報センターに設けられ、前記会員番号に対応する要保護対象が発見・保護されているかどうかの質問メッセージ情報が前記通信手段を介して該センターに提供されることに基づき、その質問メッセージ情報の会員番号と一致する会員番号が前記発見情報記憶手段に存在するかどうかを検索し、その会員番号と一致する会員番号が存在する場合は発見情報ありの出力をする検索手段とを含む。
これにより、発見情報が上記会員番号を認識データとして記憶され、保護者側からの要保護対象の発見・保護の有無の質問メッセージ情報(この情報は記憶手段に格納されるものも格納されないものも含むが、格納されるものは捜索情報とも言える)が提供されることに基づき、その質問メッセージ情報の会員番号と一致する会員番号の発見情報が存在するかを検索することで、要保護対象が発見されたかどうかデータ上で判定できる。
さらにこの発明は、要保護対象の検索、発見の情報処理と、その要保護対象を保護者へ戻すための輸送情報処理とを組み合わせた複合情報システムとすることができる。
すなわち、この発明は、輸送車と、該輸送車と前記共済情報センターとをつなぐ通信手段とを含み、
前記発見情報記憶手段に記憶された発見情報には要保護対象の保護管理場所の情報が含まれており、その保護管理場所の情報が前記輸送車に出向き先情報として供給されるようにすることができる。
さらに、上記保護管理場所の情報が前記輸送車に出向き先情報として供給されるとともに、その発見情報記憶手段に記憶された会員番号と一致する、前記会員情報記憶手段に記憶されている会員番号に対応する住所又は居所情報が、前記輸送車に届先情報として供給されるようにすることができる。
このように、共済情報センターを中核として、要保護対象の保護者(保護監督者)への戻しを完成又は援助することにより、このセンターが保護者と発見者とを会員番号を介して情報上でつなぐことになり、保護者と発見者とが直接合ったり、どのように保護者まで戻すかを交渉したりすることが避けやすくなり、保護者側と発見者側のプライバシーを双方向で保持することに有効なシステムとなる。
また、付加的な事項として、前記第三者側からの前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報が前記発見情報記憶手段に記憶されてから所定の期間が経過したかどうかを判定する発見後期間判定手段と、
所定の期間が経過しても、前記保護者側からの要保護対象が発見され保護されているかどうかの質問メッセージ情報を前記共済情報センターが受け付けていない場合は、前記発見情報記憶手段に記憶されている、会員固有付加物の会員番号を含む発見情報に基づき、その発見情報の会員番号と一致する会員番号を前記会員情報記憶手段から検索し、その会員番号に対応して記憶されている会員特定情報を読み出して要保護対象の保護者を特定する検索手段と、を含むようにすることもできる。
このようにすることで、保護者が要保護対象の離脱に気が付いていなかった場合でも、所定期間の経過後に保護者に要保護対象の発見があった旨の情報を提供し、離脱又は発見の事実に気付いてもらうようにすることができる。
さらに、この発明を、保護者側の捜索情報(離脱情報)に着目すれば、上述の共済情報センター、タグ等の会員固有付加物、会員情報記憶手段、捜索情報記憶手段及び検索手段を備えたものとして把握できる。
すなわちこの発明は、保護者の管理下から保護者の意に反して離れた人間・ペット等の生き物である要保護対象を第三者が発見・保護したことに関する情報を収集・管理する共済情報センターと、
その共済情報センターに加入する会員である保護者それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへの通信手段によるアクセス情報が表示され、会員の要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
前記共済情報センターに設けられ、保護者側から該センターへ前記通信手段により提供される、前記会員固有付加物の会員番号及び要保護対象の特定を含む捜索情報を記憶する捜索情報記憶手段と、
前記共済情報管理センターに設けられ、第三者側から該センターへ前記アクセス情報により前記通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報に基づき、その発見情報の会員番号と一致する会員番号が前記捜索情報記憶手段に存在するかどうかを検索し、その会員番号と一致する会員番号が存在する場合は発見情報ありの出力をする検索手段と、を含むことを特徴とする。
ここで、さらに付加要件として、発見者側のからの前記会員固有付加物の会員番号及び要保護対象の特定を含む捜索情報が前記捜索情報記憶手段に記憶されてから、所定の期間が経過したかどうかを判定する捜索後期間判定手段と、
その所定の期間が経過しても、前記発見者側からの前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報が前記共済情報センターに提供されない場合は、要保護対象が発見されなかった旨の出力をする出力手段と、を含むようにすることができる。
このようにすることで、保護者が気になる最終的に要保護対象が発見されたかどうかの情報を、保護者に提供して、状況認識してもらうことに利用することができる。
またこの発明は、捜索(離脱)情報と発見(保護)情報とを総合的に管理するものとして捉えることができ、上述の基本的な要件に加え、捜索情報記憶手段、発見情報記憶手段及び判定手段(検索手段とも言える)を有する総合的なものとなる。
すなわちこの発明は、保護者の管理下から保護者の意に反して離れた人間・ペット等の生き物である要保護対象を第三者が発見・保護したことに関する情報を収集・管理する共済情報センターと、
その共済情報センターに加入する会員それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへの通信手段によるアクセス情報が表示され、会員の要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
前記共済情報センターに設けられ、保護者側から該センターへ前記通信手段により提供される、前記会員固有付加物の会員番号及び要保護対象の特定を含む捜索情報を記憶する捜索情報記憶手段と、
前記共済管理センターに設けられ、発見者側から該センターへ前記アクセス情報により前記通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報を記憶する発見情報記憶手段と、
前記捜索情報記憶手段に記憶された捜索情報における前記会員番号と、前記発見情報記憶手段に記憶された発見情報における前記会員番号とが一致するかどうかを判定する判定手段と、
その一致と判定された場合は、前記捜索情報に係る要保護対象と前記発見情報に係る要保護対象とが合致する旨を出力する出力手段と、を含むことを特徴とする。
これにより、捜索情報と発見情報が、タグ等に記載された会員番号を介して有機的に連携し、これに会員情報記憶手段とを絡ませて、相乗的かつ有機的な要保護対象の検索及び管理を実行することが可能となる。
この場合でも、輸送車と、該輸送車と前記共済情報センターとをつなぐ通信手段とを含み、
前記発見情報記憶手段に記憶された前記会員番号を含む発見情報には、要保護対象の保護管理場所の情報が含まれており、その保護管理場所の情報が前記輸送車に出向き先情報として供給されるとともに、
前記捜索情報記憶手段に記憶されている前記会員番号と一致する、前記会員情報記憶手段に記憶されている会員番号に対応する住所又は居所情報が、前記輸送車に届け先情報として供給されるようにすることができる。
また、前記発見情報記憶手段への保護者側からの閲覧請求に対し、発見者が法人その他の一定の開示を許容する対象以外の場合は閲覧を許容しない閲覧制限手段を備えるようにすることができる。こうすることで、発見者のプライバシーも可能な限り保護し、捜索側と発見側でのいわば生の人間的な関係の発生を抑制し、そうした双方の煩わしさの解消に有効となる。
さらに、この発明は、前記発見情報に含まれる発見者、その連絡先及び要保護対象の保護管理場所の少なくとも1つの情報を前記保護者側に提供するに際し、情報提供料を課金する課金手段を備えるようにすることも可能である。これは、自ら要保護対象の捜索に煩わされることから開放される対価として有用な意味をもつ。
また、前記発見情報に基づき、その発見に対する前記共済情報センターから発見者への謝礼情報を記憶する謝礼情報記憶手段を含むようにしてもよい。
すなわち、従来であれば、保護者が発見者に対して何らかの謝礼(お礼の品又は金銭等)をあれこれ考え、その謝礼を個人的に発見者に提供することが少なくないが、これは保護者にとっては煩わしいことであるし、他方、発見者にとっても保護者といちいち接触を持たなくてはいけないことは面倒なことでもある。よって、上記のように発見情報と謝礼情報を結合又は付加させ、発見者に対し謝礼についても共済情報センターが実行することとすれば、保護者と発見者とはいっそう無機的な情報上の関係だけとなり、プライバシーが高まるし、煩わしさから解放される。
また、前記共済情報センターに加入する会員それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへのアクセス情報が表示され、会員の要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物として、発見者への謝礼提供を予定した表示部を有する謝礼予定タイプと、発見者への謝礼提供を予定しない、前記表示部を有しない謝礼非予定タイプのものとが用意されるようにすることもできる。
そうすることで、例えば犬、猫等のように人間以外の捜索対象について、共済情報システムの仕組みの上で一律に謝礼の対象としたのでは収支上不都合が生じる場合は、謝礼非予定タイプのシールが付帯されるような仕組みとして、共済を実効あるものとすることができる。
さらに、前記謝礼予定タイプの会員固有付加物に表示された会員番号に対応する発見情報に対応して、その発見に対する前記共済情報センターから発見者への謝礼情報を記憶する謝礼情報記憶手段を含むようにすることも可能である。このようにすることで、謝礼が事実行為的なものから、それ自体情報管理される1つの「情報」として取り扱われ、捜索、発見、謝礼をシステム上で情報化し、有機的に機能させることが可能となる。
発明の実施の態様
以下、この発明の実施の態様を図面に示す実施例を参照しつつ説明する。
図1は、この発明の概念を示すもので、共済情報センター1(後述のサーバを中核とする)と、このサーバ1に通信可能な通信手段(インターネット等の通信ネットワークや電話回線網)2と、捜索者(保護者)側の端末(コンピュータ等の端末、携帯電話端末又はその他の電話端末等)3と、発見者側の端末(コンピュータ等の端末、携帯電話端末又はその他の電話端末等)4と、必要に応じて輸送車側の端末(車両搭載又は携帯式の無線通信端末、携帯電話端末等)5とを含んで構成される。
この共済情報システムの前提として、会員制を採用することができ、会員には図2に示すような会員固有付加物としてシール7が供与される。シール7には、この共済情報センターに加入する会員のそれぞれに固有に付与された会員番号7a(会員ID)と、共済情報センターへのアクセス情報7bとして、フリーダイヤルの電話番号(又は電子メールのアドレス、若しくはホームページのURL等)と、「粗品進呈いたします」等の謝礼情報7eが記載されている。また、図3Aに示すように、このシール7は裏面に粘着層7cを有し、その粘着層7cが剥離紙7dで被われていて、剥離紙7dを剥がしてから、所定の媒体(例えば首掛け式のタグ(ホルダ)8a等)の見えるところに貼付される。なお、シール7の代わりにタグ8aにシールと同様の内容が直接的に印刷されていてもよいし、シール7ではなく、粘着層7c、剥離紙7dを有しないシートをタグ8aのホルダ部(シート差込部)に差し込んだ状態で保持してもよい。
また、図3Bに示すように、子供や老人等の腕に巻き付けるタイプのタグ(ホルダ)8bとし、腕輪部分の両端部の例えば圧着ファスナーにより腕に巻き付けて保持し、このタグ8bに上記シール7を貼り付ける、あるいは粘着層のないシートをタグ8bのシートホルダ(シートを収容するポケット部であって、正面は透明で外部からそのシートが視認できる)に差し込んで保持することもできる。あるいは図3Cに示すように、ネームプレート状のタグ8cを用意し、このタグ8cに上記シール7を貼付するとか、粘着層を有しないシートをそのタグ8cに形成されたシートホルダ部に差し込んで保持し、安全ピン8i等の装着部において衣服等に固定することも可能である。図4Bはペットとしての犬用の、一部にシール7の貼付部を設けた犬の首輪8dが一種のタグの役割を果たし、図4Cでは同様にペットとしての猫の首に装着した首輪8eにシール7の貼付部が形成され、ここに上記シール7が貼り付けられる。また図4Dに示すように、ペットとしての小鳥の脚に巻き付ける脚輪8fにそのサイズに納まるシール7を貼付することもできる。なお、上記首輪8dや8e、あるいは脚輪8fにシールでないシートが、それら首輪8d、8eあるいは脚輪8fに形成されたシートホルダ部(差込部ないし透明ポケット部)に差し込まれたもの、もしくは脚輪8fを構成する帯状のシートに直接、シール7に表示されたのと同様の内容が印刷されたものでもよい。
また、上記シール7の配布にあたっては、図4Aに示すように、例えば何枚かのシール7と、シール7を貼付する媒体として、上述した首掛け式のタグ(ホルダ)8a、腕に巻き付ける方式のタグ(ホルダ)8b、衣服等にピン等で止める名札方式のタグ(ホルダ)8b等をセットで配布することができる。その各種ホルダにシール7を貼付したり、シールではないシートをシートホルダ部に差し込んだりすることが可能である。さらにこれらに加え、会員登録用ハガキをセットで配布して会員登録を促すこともできる。これらのセットを例えばコンビニエンスストアで所定の価格で販売するとか、無償配布する。なお、会員登録は必須ではなく、しなくてもよい。会員登録をしない場合は、簡易なシステムとすることができる。他方、予め会員登録がされれば、会員番号からその会員データがすぐに特定できるから便利である。会員登録のやり方のひとつとして、そのハガキに会員の住所、氏名、電話番号、電子メールアドレス等の情報を書き込んで、共済情報センターに送付すれば、後述のように会員データベースが作成される。あるいは、インターネット等の通信ネットワークを使用し、会員として登録希望の者が、共済情報センターのサーバ等に作成されたホームページ(所定のサイト)にアクセスし、そのサイト上で(所定サイトのウェブ画面上で)会員情報を書き込み、登録処理を行うことができる。また、上記シール等の配布を受けていない場合、上記所定のウェブサイトで会員登録をし(必要に応じて課金も含む)、その後シール等の供与を受けるようにしてもよい。
センターサーバ1は、図5に示すように、各種の処理を指令・実行する処理手段としてのCPU10、後述のデータ格納プログラム11a、検索プログラム11b、出力プログラム11cを格納したROM11、データ処理や演算の一時記憶等の主にワークメモリとして機能するRAM12、データベース手段としての高容量記憶手段たるハードディスク(HDD)13と、外部との入出力のインターフェースとしての入出力ポート(I/Oポート)14とを備え、これらがバスライン15により連携している。またI/Oポート14にはキーボード等の入力装置16と、表示モニタ等の表示装置17が接続されている。また図示はしないが、インターネット等の通信手段に接続可能な接続部を備えることができる。
HDD13にはデータベースを構成する電子データが蓄積・格納されるようになっており、会員登録を行う場合は、例えば会員の住所、氏名、電話番号、電子メールアドレス等の会員特定情報を記憶する会員データベースメモリ13a、会員から寄せられる、子供、老人、ペット動物等の要保護対象がいなくなったという情報を記憶する捜索情報メモリ13b、発見者から寄せられる、前記シール7等の会員固有付加物が付帯された要保護対象を発見したという情報を記憶する発見情報メモリ13cを有する。また必要に応じて、発見された要保護対象の保護管理場所に輸送車を向かわせる際の情報として使用する、輸送車の配車状況等を記憶する輸送車情報メモリ13d等を備えることができる。
会員データベースメモリ13aとしては、例えば図6に示すように、会員番号(これはシール7に記載された会員番号と合致する)、例えば「000100」に対応して、この会員番号で特定される会員の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス等の会員情報が書き込まれており、個々の異なる会員番号に対し、それぞれの会員情報が蓄積され、格納される。なお、会員登録をしない場合は、こうしたデータベースメモリは必ずしも必要ないが、会員登録を促すようにすることが望ましい。
捜索情報メモリ13bは、上記シール7を有するタグ等が付帯された要保護対象がいなくなった(保護者の管理下から保護者の意に反して離脱した)という保護者・捜索者(会員)が、電話回線やインターネット等の通信ネットワーク(通信手段6)を介して共済情報センターに問い合わせる情報を蓄積、格納するものである。具体的には、例えば図7に示すように、捜索者からの受付番号、受付日時、会員番号、捜索対象、特徴、離脱場所、離脱日時、その他の情報が記憶される。なお、予め会員登録がなされる場合は、会員は会員番号によって一対一で特定され、かつ上記会員データベースには会員番号で特定された会員情報が記憶されているから、会員番号が分かれば会員データベースにアクセスして会員の氏名、住所等の詳細な会員情報が得られる。よって、捜索情報メモリ13bのデータとして、会員番号で特定された捜索情報が記憶されていれば、会員の氏名、住所等までこの遺失情報メモリ13bに記憶しておかなくてもよい(記憶してもよいが、記憶容量が増えるので、詳細データは会員データベースから読み出す方が効率的と言える)。会員登録を前提とせず、会員データベースメモリ13aを有しない場合は、上記検索情報メモリ13bに、会員たる捜索者の氏名、住所、電話番号等の連絡先の情報が記憶されることとなる。
発見情報メモリ13cは、上記シール7等がタグを介して付帯された要保護対象の発見者が、そのシール7に記載されている電話番号(又はインターネットのホームページアドレス、若しくは電子メールアドレス)等により通信手段2を介して共済情報センター1に提供する発見情報を蓄積・格納するものである。具体的には、図8に示すように、発見情報の受付番号、受付日時、発見対象に付随するシール7に記載されている会員番号、発見対象名、特徴、発見場所、発見日、発見者名、連絡先、その他の情報が記憶される。
なお、基本的にプライバシーの確保という観点から、発見者にとってその発見対象の保護者の情報は会員番号だけであり、捜索者(保護者)にとって発見の情報は、この共済情報センターを介することで、誰が発見したかの情報は原則として保護者に遮断することが考えられる。その場合、会員はインターネット等の通信手段を介してこの発見情報メモリに13cにアクセスして、自身の捜索対象に対する発見情報を閲覧することが可能であるとしても、発見者の実名、住所等は保護者(捜索者)が直接引き取りにいく場合以外は、共済情報センターが把握すればよいので、上記発見情報メモリ13cに閲覧制限領域を設定することができる。その領域において、閲覧禁止フラグを設定できるようにして、例えば発見者の個人名、住所等は保護者側から閲覧禁止として、例外的に発見者が会社・団体等の場合にはプライバシーを考慮する必要があまりないため、閲覧禁止の対象から外すといったことも可能である。
次に、共済情報センター1の処理の幾つかの例をフローチャートに基づいて説明するが、まず基本的な流れから順次説明する。
図9において、捜索者(保護者)が要保護対象がいなくなったことに気付いて、共済情報センター1へ通信手段2により捜索情報を提供した(問い合わせの情報を提供した)場合、ステップS(以下単にSで表す)1で、その会員である保護者から提供される捜索情報(会員番号、捜索対象、離脱場所、離脱日時等)を捜索情報メモリに13bに取り込み、記憶する。これは会員が通信ネットワーク等を介して共済情報センターのサーバ1に直接アクセスする場合は、そのサーバのサイトの表示画面に示される手順に従い、その内容が捜索情報メモリ13bに格納されるが(データ格納プログラム11aの実行)、電話回線等による場合は、共済情報センターのオペレータが図5の入力装置16により捜索情報を入力し、捜索情報メモリ13bに記憶させることができる。
そして、S2において、その取り込まれた捜索情報の会員番号に対応する捜索情報を検索する(検索プログラム11bの実行)。すわなち、S3において捜索情報の会員番号に対応する会員番号が、発見情報メモリ13cに存在するかを検索する。具体的には、図5のCPU10が、提供された捜索情報の会員番号と同じ会員番号の発見情報が、発見情報メモリ13cに存在するかどうかを検索し、それがあれば発見データありの出力を行い、なれればそのまま終了する(出力プログラム11cの実行)。
この出力は共済情報センターのサーバ1の表示装置17に対して行ってもよいし、サーバ1のCPU10へ出力信号を出し、CPU10が必要に応じて次の処理(例えば、会員たる保護者へ自動的に電子メールを発信する等)を実行することもできる。その自動的な電子メールの発送は、会員登録をしていることを条件、つまり事前にセンターに対し会員登録をし、前記会員データベースメモリに記憶されていることを条件とすることができる。さらには、インターネット等の通信ネットワークを介してそのサーバ1の特定サイトにアクセスしている会員の閲覧画面に対して上記発見情報ありの信号を出力することもできる。
なお、S2での捜索情報の取り込みを、RAM12上での一時記憶のみとし(この時点で捜索情報メモリ13bには格納しない)、S3でその捜索情報に対応する発見情報がなかった場合に、S5でその会員番号で特定された捜索情報を捜索情報メモリ13bに格納することもできる。つまり、要保護対象が発見されたことが直ちに判明した検索結果となった場合は、捜索情報メモリ13bに捜索情報を格納することを省略して、簡易な処理とすることが可能である。ただし、通常は捜索情報提供(取り込み)後の処理として、課金処理、引取り依頼処理、謝礼の実行履歴処理等も予定することができるので、捜索情報の提供があったら、S1ですべて捜索情報メモリ13bに格納することが望ましい。
そして、S4で発見情報ありの出力がされた場合(例えば図5の表示装置17の画面に出力されるか、インターネット等に接続される共済情報センターのサイト画面で出力されるか等、いずれでもよい)、最も簡便な手法として、保護者に対し、電話、電子メール等の通信手段によって、要保護対象が発見されたことの情報が提供される。この際、保護者たる会員への第1段階の情報提供は、要保護対象が単に発見されたことのみの情報とし、第2段階の情報提供(発見情報の提供)として、対価の支払いを条件に、その詳細な発見情報(保護管理場所、連絡先等の情報)を提供する処理をなすことができる。
このような共済情報センターの対価システムとして、例えば、詳細な発見情報は、共済情報センターが情報提供料を受領する形となるような通信手段、例えば通話料に情報提供料が付加された形で利用者(会員たる保護者)に請求される形式の電話回線によって提供する。あるいは、会員たる保護者(捜索者)がインターネット等の通信手段で例えば電子メールにより、まずは共済情報センターから提供される要保護対象が発見された旨の情報を入手し(又は自らのアクセスにより同情報を入手し)、これに対応して保護者(会員)がインターネット等の通信ネットワークで共済情報センターのサーバ1における特定のサイト(ホームページ等)にアクセスし、そのサイト内の有料サイトに会員がアクセスすることにより、当該会員が第2段階の情報(どこへ引き取りにいったらいいのか等の詳細な発見情報)を入手するように処理することができる。
あるいは、上記サーバ1の特定のサイトに通信ネットワークを介してアクセスした会員が、そのサイト上で対価の支払い又は予約(クレジットカード番号を提示しての課金・支払い処理や、サイト上でのインターネット課金等)をすることができる。いずれにしても、要保護対象が発見されたということのみの第1段階の情報(1次情報)と、どこに保護管理されているか等の、その要保護対象を取り戻す際に必要となる第2段階の情報(2次情報)とを分離し、第1情報は非課金処理、第2情報は課金処理を経て会員に提供するようにすることができる。
次に、発見情報の取り込み・検索の基本について、図10を参照して説明する。図10において、要保護対象を誰かが発見・保護して、その要保護対象に付帯しているシールに記載されたアクセス情報(電話番号、電子メールアドレス等)及び会員番号から、共済情報センターへ通信手段2により発見情報が提供されたとする(例えば犬(ペット)を拾って預かっていますとか、迷子を預かっています等の情報)。その場合、S11で、その発見情報(シールに記載された会員番号、発見対象、発見場所、発見日時、保護管理場所、発見者、連絡先等)を会員番号で特定して取り込み、発見情報メモリ13cに格納する。これの格納はCPU10が実行する。
さらにS12において、その取り込まれた発見情報の会員番号に対応する捜索情報(会員たる保護者からの要保護対象がいなくなったとの届け出情報)を検索する。すわなち、S13において発見情報の会員番号に対応する会員番号が、捜索情報メモリ13bに存在するかを検索する。具体的には、図5のCPU10が、提供された発見情報の会員番号と同じ会員番号の捜索情報が、捜索情報メモリ13bに存在するかどうかを検索し、それがあれば捜索情報(届け出)ありの出力を行い(S14)、なければ、そのまま終了する。
なお、この出力の手法は、前記発見情報ありの場合と基本的に同様であり、サーバ1に接続された表示装置17への出力、CPU10への出力、サーバ1の特定サイトの閲覧画面に対する出力等が可能である。
なお、S11での発見情報の取り込みを、RAM12上での一時記憶のみとし(この時点で発見情報メモリ13cには格納しない)、S13でその発見情報に対応する捜索情報がなかった場合に、S15でその会員番号で特定された発見情報を発見情報メモリ13cに格納することもできる。つまり、発見された対象の保護者が(捜索届たる捜索情報)が直ちに見つかった場合は、発見情報メモリ13cに発見情報を格納することを省略して、簡易な処理とすることが可能である。ただし、通常は発見情報(取り込み)後の処理として、発見対象の輸送処理、謝礼の実行履歴処理等も予定することができるので、発見情報の提供があったら、S11ですべて発見情報メモリ13cに格納することが望ましい。
図11は、捜索情報と発見情報とを組み合わせた処理の全体を示すものである。
S21で発見情報(会員番号を含む)があると、S22でその会員番号で特定された発見情報が発見情報メモリ13cに格納され、またS26において捜索情報があれば、S27でその会員番号で特定された捜索情報が捜索情報メモリ13bに記憶・格納される。そして、S23では上記発見情報の会員番号に対応する捜索情報を捜索情報メモリ13bから検索する。またS27では上記捜索情報の会員番号に対応する発見情報を発見情報メモリ13cから検索する。これらの検索は、捜索情報や発見情報の提供に応じて、通常は時間的に隔たって実行されるのが普通である。
さらに、S24において会員番号に対応する捜索情報が検索されれば、S25で捜索情報ありの信号が主力され、S29において会員番号に対応する発見情報が検索されれば、S30で発見情報ありの信号が出力される。これらの出力信号の履歴は、HDD13の各捜索情報メモリ13b、発見情報メモリ13cにそれぞれ会員番号に対応付けて格納することができる。
なお、これらの捜索情報ありの出力と、発見情報ありの出力とを1本化して、特定の会員番号に対する検索で、捜索情報メモリ13bに記憶されている内容と、発見情報メモリ13cに記憶されている内容とで一致するものがあるかどうかの検索、さらに簡単に言えば、捜索情報メモリ13bに記憶されている会員番号と、発見情報メモリ13cに記憶されている会員番号とで一致検索するものがあるかどうかの検索を実行(判定手段による判定を実行)してもよく、その場合には、一致信号が出力されれば要保護対象が見つかったということになる。
上記のような捜索情報ありの出力、又は発見情報ありの出力、もしくは上記一致信号の出力に応じて、さらに図12に例示するような要保護対象を保護者の元に直接又は共済情報センターを介して間接的に戻す処理を行うことができる。S31で輸送依頼ありの情報が捜索情報メモリ13bに記憶されているかどうかが検索される。つまり、会員たる保護者は要保護対象が見つかった場合に、自分で引き取りに行くのではなく、予め輸送依頼をしておけば、その情報が図7の捜索情報メモリ13bに書き込まれるようにしておき(例えば「その他」のエリア)、又は図6の会員データベースメモリ13aにおける「その他」のエリアに予め記憶しておくことができる。
そして、S31でその輸送依頼の情報が検索されたとすれば、要保護対象の保護管理場所から当該共済情報センターまでの輸送か(S32)、その保護管理場所から保護者(会員)の住所・居所への輸送か(S36)、その他の場所への輸送か(S40)を判断し、それぞれ判断結果に応じて、共済情報センターから輸送車の端末5(車両搭載又は携帯無線通信機、又は携帯電話機もしくは携帯型の通信機能付コンピュータ)に所定の指示情報を伝達する。例えば発見後の保護管理場所から共済情報センターまでの輸送であれば、S33により発見情報メモリ13cから保護管理場所の情報を読み出し、さらに輸送車の配車データ等(配車状況情報)から特定の輸送車を指定し(S34)、その指定した輸送車に要保護対象の保護管理場所の情報を通信手段等により出向き先情報として伝達し、その情報を取得した輸送車が保護管理場所に出向く(S35)。
また、要保護対象の発見後の保護管理場所から会員(保護者)の住所居所への輸送依頼の場合(S36)は、S37により発見情報メモリ13cから保護管理場所の情報を読み出し、さらに当該会員番号から前記会員データベースメモリ13aの同一会員番号にアクセスし、そこから会員の住所居所等の情報を読み出す。そして、輸送車の配車データ等(配車状況情報)から特定の輸送車を指定し(S38)、その指定した輸送車が要保護対象の保護管理場所の情報を出向き先情報として、また会員の住所居所の情報を届け先情報として、通信手段等により取得し(S39)、その情報を取得した輸送車が保護管理場所に出向き、保護者の住所居所まで送り届けることができる。
なお、要保護対象の届け先が、共済情報センターでも保護者の住所居所でもない場合は(S40)、その届け先の情報が、捜索情報メモリ13b又は会員データベースメモリ13aに予め会員からの情報により記憶されており、S41で保護管理場所のデータを発見情報メモリ13cから読み出すとともに、前述したメモリ13a、13c等の他の情報源から届け先情報を読み出す。あとは上述と同様に、その保護管理場所(出向き先)と届け先の情報を所定の輸送車が取得し(S42〜43)、その要保護対象が保護者の元に戻されることとなる。
なお、さらに別の実施例として、図11に説明した例で、図13に示すように、S51において捜索情報と発見情報とに一致する会員番号があるかの検索(判定)を実行し(例えば捜索情報メモリ13bに書き込まれた会員番号と一致する会員番号を発見情報メモリ13cから読み出し得たかどうか)、S52の判断で一致する会員番号があれば、次にS53で、会員データベースメモリ13aのその会員番号に対応する会員の電子メールアドレスを読み出し、S54でその会員のメールアドレスに対し、捜索対象が発見された旨の前記第1段階の情報を電子メールで自動配信することができる。
これを受けて捜索者たる保護者が共済情報センターに電話等の通信手段でアクセスしたり、インターネット等の通信手段を通じて共済情報センターのサーバのサイトにアクセスし、そのサイトの画面上で次の処理(第2段階の詳細情報の入手や、要保護対象を保護者の元に戻す手法の決定等)を行うことになる。なお、このような一致検索(判定)は、捜索情報や発見情報を取り込むたびに実行する以外に、一定の時間間隔(例えば1時間おきとか、1日ごととか)でまとめて、いわばバッチ式に実行することもできる。また、捜索者(保護者)への電子メールの自動配信についても、その都度実行することもできるし、所定の時間ごとにまとめて自動配信処理を行うことも可能である。
また、発見者に対する謝礼の情報として、例えば前述のように要保護対象に付帯させるシール7に謝礼の情報が書き込まれている場合は、捜索情報と発見情報とが特定の会員番号を介して一致し、捜索者がその要保護対象の復帰を求める情報(申し出)を共済情報センターに提供した場合等に、その発見者に謝礼(例えば図書券、商品券等の所定の有価証券を発送する等)を提供することができる。その場合は、発見情報メモリ13c(又は捜索情報メモリ13b)の所定のエリアに、謝礼必要の旨のデータを書き込んで記憶させておくことができる。そして謝礼必要のデータを読み出し、そのデータに対応する発見者の住所居所等のデータを読み出して、上記有価証券等の謝礼の発送の宛名を印刷する等、謝礼発送の自動化又は援助を行うことができる。さらに、謝礼の処理が終了したなら、上記発見情報メモリ13c(又は捜索情報メモリ13b)に謝礼処理完了のフラグ(情報)を書き込むか、謝礼必要のデータを削除する処理を実行することができる。
なお、別の実施例として、図14に示すように、例えば所定の時期ごと等の所定のタイミングで、S61において発見情報メモリ13cから発見情報の受付日時の情報(図8参照)を読み出し、S62でその発見情報に対応する会員番号の捜索情報(捜索届)が存在するかどうかを判定し、存在すればS68において、一致する会員番号が存在する(発見届に対して捜索届がある)場合の処理を実行し、そうでなければ、S63によりその発見情報(発見届)の受付日時から現在までの経過期間(時間)を算出する。
さらにS64で、その算出した発見後経過期間が所定の期間(基準期間又は最長期間)を超えているかどうかを判定する。超えていなければそれで処理を終えるが、超えていれば、S65において、その所定の期間を超えている発見情報の会員番号を会員データベースメモリ13aから検索し、その会員番号から会員情報を特定する。また、S66において、発見情報(発見届)あり、かつ捜索情報(捜索届)なしの出力を行う。この際、必要に応じてその出力情報を発見情報メモリ13cに書き込むことができる。
さらに必要に応じて、その会員番号で特定された会員情報の会員のメールアドレスへ、発見届有りの電子メールを送信することができる。これにより、要保護対象の離脱に気が付かないでいたり、見つからずに諦めて(ペット等の場合)共済情報センターへアクセスしていなかった会員(保護者)に注意を促すことができる。この場合は、発見情報が提供されてから捜索情報の提供を一定期間待つパターンの実施例と言える。
また、上記の発見届(情報)があるにも拘わらず、捜索届(情報)が存在しない場合の逆、つまり捜索届があるにも拘わらず、発見届が存在しない場合に、次のような処理を実行することができる。上記とは逆の関係になる。つまり図15に示すように、例えば所定の時期ごと等の所定のタイミングで、S71において捜索情報メモリ13bから捜索情報の受付日時の情報(図7参照)を読み出し、S72でその捜索情報に対応する会員番号の発見情報(捜索届)が存在するかどうかを判定し、存在すればS78において、一致する会員番号が存在する(捜索届に対して発見届がある)場合の処理を実行し、そうでなければ、S73によりその捜索情報(捜索届)の受付日時から現在までの経過期間(時間)を算出する。
さらにS74で、その算出した捜索後経過期間が所定の期間(基準期間又は最長期間)を超えているかどうかを判定する。超えていなければそれで処理を終えるが、超えていれば、S75において、その所定の期間を超えている捜索情報の会員番号を会員データベースメモリ13aから検索し、その会員番号から会員情報を特定する。また、S76において、捜索情報(捜索届)あり、かつ発見情報(発見届)なしの出力を行う。この際、必要に応じてその出力情報を捜索情報メモリ13bに書き込むことができる。
さらに必要に応じて、その会員番号で特定された会員情報の会員のメールアドレスへ、発見届なしの電子メールを送信することができる。これにより、捜索情報(捜索届)を共済情報センターに提供してあるが、その要保護対象が見つかったのか見つかっていないのかが気がかりな会員(保護者)に、現在の状況を知らせることができる。この場合は、捜索情報が提供されてから発見情報の提供を一定期間待つパターンの実施例と言える。
さらに別の実施例として、図2等に示すシールの一部に、図16に示すように、所定の読み取り用表示部20(バーコード又はバーコードに準じる読み取り表示部あるいはデータキャリア式のICタグ等)を印刷、小片の貼付又はICチップの埋め込み等により付加し、その読み取り用表示部(記録部)20に、少なくとも会員番号の情報を書き込んでおくことができる。また、その読み取り用表示部20に、該共済情報センターの電話番号、電子メールアドレス又はサーバのホームページのURL(指定サイトのアドレス)等のアクセス情報を予め書き込んでおくことができる。つまり図16のシールの特定の部位に、図2の会員番号7aさらにはアクセス情報7bに加えて、又はこれらに置き換えて、前述の読み取り用表示部20を設け、この読み取り用表示部20に、会員番号情報を光学的読み取り方式により書き込み、さらには共済情報センターへのアクセス情報を記載しておく(磁気的又は電子的(いわゆるデータキャリア方式や、ICチップ方式で記録してもよいことは上述のとおりである)。また、その記載(記録)形式は肉眼で視認できても、できなくてもよく、所定の電子読み取り器(リーダー)により、電子情報として読み取り可能であればよい。
そして、図17に示すように、飼い主から離れた例えば犬や猫等のペット動物が多数集められる保護管理センター21等の、要保護対象を数多く保管する場所に、電子通信端末(特定端末)22を設置し、その端末22に電子読み取り器(リーダー)23を接続し、その端末22をインターネット24等の通信手段を介して共済情報センターのサーバ1に接続したシステムを採用することができる。
この場合は、光学式等の電子読み取り器(リーダー)23を要保護対象のシール7の読み取り用表示部20に当て、又は近接させて、その表示部(20)に記載されている会員番号情報(さらにはアクセス情報)を読み取り、特定端末22に自動入力する。特定端末22では、そのアクセス情報からセンターのサーバ1のサイトアドレスを認識し、また会員番号の情報を把握して、さらに特定端末22の発信元情報とともに、これらの情報をインターネット24等の通信ネットワーク(通信手段)を通じて共済情報センターのサーバ1へ通信する。
そのサーバ1では送信されてきた情報から、発見情報を解析し、CPU10はその情報を発見情報メモリ13cに、会員番号、要保護対象の保護管理場所の情報(特定端末22の発信元情報から一義的に保護管理場所が特定される)を自動的に格納する処理(データ格納プログラム)を実行する。これにより、会員番号等の情報をいちいち手入力しなくてよく、また間違いも少ないので、正確な発見情報が簡単にセンターのサーバ1で取得できる。
以上の説明におけるシール7として、図2に示したような謝礼予定タイプ、つまりシール7に「粗品進呈します」とのメッセージが印刷されている形態以外に、そのようなメッセージ印刷のない謝礼非予定タイプを用意して、シールを取得した会員がその謝礼予定タイプと謝礼非予定タイプのシールとを、付帯させる要保護対象を考慮して使い分けることもできる。
例えば、ペット動物については謝礼を予定しないタイプとし、子供の迷子や老人の徘徊のような場合には謝礼予定タイプとして、発見後の第三者に対する共済情報センターへのアクセス(発見情報の提供)の動機付けを高めることが有効と考えられる。
なお、そのように謝礼予定タイプのシールと謝礼非予定タイプのシールとを作成する際に、会員番号に謝礼情報を付加して、数字その他の情報で謝礼予定の有無を区別することもできる。例えば、会員番号の主体を「1234567」として、この末尾に「0」「1」「2」・・・を付加する。そして、複数の枝番、例えば「123456−0」「123456−1」・・・・「123456−4」までの5枚のシールを謝礼予定タイプ(謝礼付きシール)とし、また別の複数の枝番、例えば「123456−5」「123456−6」・・・「123456−9」までの5枚を謝礼非予定タイプ(謝礼無しシール)として、会員が自己の持ち物に貼付する際に使い分けるようにすることができる。
この場合、会員データベースメモリ13aにおける会員番号の記憶は、上記の場合「123456」として、これに対する会員情報を記憶し、他方、例えば発見情報メモリ13cには、謝礼情報(上例では枝番の「0」〜「9」)も会員番号に併せて記憶され、その会員番号に付加された謝礼情報を読み出すことによって、その発見情報の前提(依拠するところ)が、謝礼予定タイプか非予定タイプか、言い換えれば謝礼付きシールを前提とするものであるか、謝礼無しシールを前提とするものであるかが一義的に特定され、これを根拠に謝礼処理を実行することができる。
さらにこの発明では、会員(保護者:捜索者)によって、インターネットや電話回線等の通信手段を介して共済情報センターへアクセスされるにより、捜索情報(遺失届)を削除することもできる。つまり、会員がある要保護対象がいなくなったことに気付いて、既に共済情報センターのサーバにその捜索情報が格納されたが、会員(保護者)の元でそれが見つかったとか、会員の勘違いで近くにいたとかいう事実が判明した場合に、その会員が共済情報センターのサーバの指定されたサイトへアクセスすることにより(又は電話での削除依頼でもよい)、会員の意志で上記の不要となった捜索情報を削除することが可能であり、そうすることが捜索情報の信頼性を高めることに寄与する。
また、捜索情報と発見情報とが会員番号を介して一致し、捜索対象が見つかった場合、その対をなす捜索情報と発見情報とをセットで捜索情報メモリ13b及び発見情報メモリ13cから削除する処理が実行されるようにしてもよいし、捜索対象が見つかっても直ちにそれらのデータを削除するのではなく、日付の古いもの(過去のもの)から、順番に上記メモリからオーバーフローするように自動的に削除されるようにしてもよい。
他方、捜索情報の格納(捜索届)はあるが、発見情報(発見届)がない場合、あるいは発見情報(発見届)の格納はあるが、捜索情報(捜索届)がない場合は、一定期間保存した後、その期間の経過後に古いものから順次削除されるようにしたり、一定期間経過後、各メモリ13b、13cから別の未解決ファイルに移し、さらに保存するようにしてもよい。
この発明の一例を示す概念図。 固有付加物としてのシールの一例を示す平面図。 そのシールの断面とそれを首掛け式のタグに貼り付ける例を説明する図。 腕輪方式のタグにシールを装着する例を説明する図。 名札方式のタグにシールを装着する例を説明する図 そのシールと各種タグ、及び会員登録用ハガキのキットの一例を示す説明図。 ペットしての犬の首輪をタグとしてこれにシールを装着する例を説明する図。 ペットとしての猫の首輪をタグとしてこれにシールを装着する例を説明する図。 ペットとしての小鳥の脚輪をタグとしてこれにシールを装着するか、タグ自身に所定の印刷を施した例を説明する図。 共済情報センターのサーバの一例を示すブロック図。 そのサーバ中の会員データベースメモリの格納内容を例示する図。 同じく捜索情報メモリの格納内容を例示する図。 同じく発見情報メモリの格納内容を例示する図。 この発明の処理の例1を示すフローチャート。 この発明の処理に関する別の例2を示すフローチャート。 この発明の処理に関する別の例3を示すフローチャート。 この発明の処理に関する別の例4を示すフローチャート。 この発明の処理に関する別の例5を示すフローチャート。 この発明の処理に関する別の例6を示すフローチャート。 この発明の処理に関する別の例7を示すフローチャート。 シールに光学読み取り式などの読み取り部を形成した例を示す図。 その読み取り部を読み取り装置(リーダー)で読み取とって、その発見情報を共済情報センターのサーバに送信するシステムの一例を概念的に示す図。
符号の説明
1 共済情報センターのサーバ
2 通信手段
3 保護者(捜索者)側の通信手段端末
4 発見者側の通信手段端末
5 輸送車側の通信手段端末
7 シール又はタグ(会員固有付加物)
7a 会員番号
13a 会員データベースメモリ(会員情報記憶手段)
13b 捜索情報メモリ(捜索情報記憶手段)
13c 発見情報メモリ(発見情報記憶手段)

Claims (15)

  1. 保護者の管理下から保護者の意に反して離れた人間・ペット等の生き物である要保護対象を第三者が発見・保護したことに関する発見情報を収集・管理する共済情報センターと、
    この共済情報センターに加入する会員としての前記保護者それぞれに固有に付与された会員番号等の会員ID(以下すべての請求項において会員番号という)、及び該共済情報センターへのアクセス情報が表示され、前記要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
    前記共済管理センターに設けられ、前記発見者側から該センターへ前記アクセス情報により通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報に基づき、その要保護対象の保護者を検索する検索手段と、
    を含むことを特徴とする人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  2. 保護者の管理下から保護者の意に反して離れた人間・ペット等の生き物である要保護対象を第三者が発見・保護したことに関する発見情報を収集・管理する共済情報センターと、
    この共済情報センターに加入する会員としての前記保護者それぞれに固有に付与された会員番号等の会員ID(以下すべての請求項において会員番号という)、及び該共済情報センターへのアクセス情報が表示され、前記要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
    前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
    前記共済管理センターに設けられ、前記発見者側から該センターへ前記アクセス情報により通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報に基づき、その発見情報の会員番号と一致する会員番号を前記会員情報記憶手段から検索し、その会員番号に記憶されている会員特定情報を読み出して要保護対象の保護者を特定する検索手段と、
    を含むことを特徴とする人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  3. 保護者の管理下から保護者の意に反して離れた人間・ペット等の生き物である要保護対象を第三者が発見・保護したことに関する発見情報を収集・管理する共済情報センターと、
    この共済情報センターに加入する会員としての前記保護者それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへの通信手段によるアクセス情報が表示され、前記要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
    前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
    前記共済管理センターに設けられ、発見者側から該センターへ前記アクセス情報により前記通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報を記憶する発見管理情報記憶手段と、
    前記共済情報センターに設けられ、前記会員番号に対応する要保護対象が発見され保護されているかどうかの質問メッセージ情報が前記通信手段を介して該センターに提供されることに基づき、その質問メッセージ情報の会員番号と一致する会員番号が前記発見情報記憶手段に存在するかどうかを検索し、その会員番号と一致する会員番号が存在する場合は要保護対象の発見情報ありの出力をする検索手段と、
    を含むことを特徴とする人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  4. 輸送車と、該輸送車と前記共済情報センターとをつなぐ通信手段とを含み、
    前記発見情報記憶手段に記憶された発見情報には要保護対象の保護管理場所の情報が含まれており、その保護管理場所の情報が前記輸送車に出向き先情報として供給される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  5. 輸送車と、該輸送車と前記共済情報センターとをつなぐ通信手段とを含み、
    前記発見情報記憶手段に記憶された前記会員番号を含む発見情報には、要保護対象の保護管理場所の情報が含まれており、その保護管理場所の情報が前記輸送車に出向き先情報として供給されるとともに、
    その発見情報記憶手段に記憶された会員番号と一致する、前記会員情報記憶手段に記憶されている会員番号に対応する住所又は居所情報が、前記輸送車に届先情報として供給される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  6. 前記発見者側からの前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報が前記発見情報記憶手段に記憶されてから所定の期間が経過したかどうかを判定する発見後期間判定手段と、
    その所定の期間が経過しても、前記保護者側からの要保護対象が発見されているかどうかの質問メッセージ情報を前記共済情報センターが受け付けていない場合は、前記発見情報記憶手段に記憶されている、会員固有付加物の会員番号を含む発見情報に基づき、その発見情報の会員番号と一致する会員番号を前記会員情報記憶手段から検索し、その会員番号に対応して記憶されている会員特定情報を読み出して要保護対象の保護者を特定する検索手段と、
    を含む請求項2ないし5のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  7. 人間・ペット等の要保護対象が保護者の意に反して保護者から離れたこと及び第三者が要保護対象を発見し保護したことに関する情報を収集・管理する共済情報センターと、
    その共済情報センターに加入する会員である保護者それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへの通信手段によるアクセス情報が表示され、会員の前記要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
    前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
    前記共済情報センターに設けられ、前記保護者側から該センターへ前記通信手段により提供される、前記会員固有付加物の会員番号及び要保護対象の特定を含む捜索情報を記憶する捜索情報記憶手段と、
    前記共済情報管理センターに設けられ、前記発見者側から該センターへ前記アクセス情報により前記通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報に基づき、その発見情報の会員番号と一致する会員番号が前記捜索情報記憶手段に存在するかどうかを検索し、その会員番号と一致する会員番号が存在する場合は発見情報ありの出力をする検索手段と、
    を含むことを特徴とする人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  8. 前記保護者側からの前記会員固有付加物の会員番号及び要保護対象の特定を含む捜索情報が前記捜索情報記憶手段に記憶されてから、所定の期間が経過したかどうかを判定する捜索後期間判定手段と、
    その所定の期間が経過しても、前記発見者側からの前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報が前記共済情報センターに提供されない場合は、発見されなかった旨の出力をする出力手段と、
    を含む請求項7に記載の遺失物共済情報システム。
  9. 人間・ペット等の要保護対象が保護者の意に反して保護者から離れたこと及び第三者が要保護対象を発見・保護したことに関する情報を収集・管理する共済情報センターと、
    その共済情報センターに加入する会員それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへの通信手段によるアクセス情報が表示され、会員の前記要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物と、
    前記共済情報センターに設けられ、各会員に固有の前記固有付加物に表示された会員番号と該会員番号に対応する会員特定情報を記憶する会員情報記憶手段と、
    前記共済情報センターに設けられ、保護者側から該センターへ前記通信手段により提供される、前記会員固有付加物の会員番号及び要保護対象の特定を含む捜索情報を記憶する捜索情報記憶手段と、
    前記共済管理センターに設けられ、発見者側から該センターへ前記アクセス情報により前記通信手段を介して提供される、前記会員固有付加物の会員番号を含む発見情報を記憶する発見情報記憶手段と、
    前記捜索情報記憶手段に記憶された捜索情報における前記会員番号と、前記発見情報記憶手段に記憶された発見情報における前記会員番号とが一致するかどうかを判定する判定手段と、
    その一致と判定された場合は、前記捜索情報に係る要保護対象と前記発見情報に係る要保護対象とが合致する旨を出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  10. 輸送車と、該輸送車と前記共済情報センターとをつなぐ通信手段とを含み、
    前記発見情報記憶手段に記憶された前記会員番号を含む発見情報には、要保護対象の保護管理場所の情報が含まれており、その保護管理場所の情報が前記輸送車に出向き先情報として供給されるとともに、
    その発見情報記憶手段に記憶された会員番号と一致する、前記会員情報記憶手段に記憶されている会員番号に対応する住所又は居所情報が、前記輸送車に届先情報として供給される請求項9のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  11. 前記発見情報記憶手段への保護者側からの閲覧請求に対し、発見者が法人その他の一定の開示を許容する対象以外の場合は閲覧を許容しない閲覧制限手段を備える請求項1ないし10のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  12. 前記発見情報に含まれる発見者、その連絡先及び要保護対象の保護管理場所の少なくとも1つの情報を前記保護者側に提供するに際し、情報提供料を課金する課金手段を備える請求項1ないし11のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  13. 前記発見情報に基づき、その発見に対する前記共済情報センターから発見者への謝礼情報を記憶する謝礼情報記憶手段を含む請求項1ないし12のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  14. 前記共済情報センターに加入する会員それぞれに固有に付与された会員番号及び該共済情報センターへのアクセス情報が表示され、会員の要保護対象に付帯されるタグ等の会員固有付加物として、発見者への謝礼提供を予定した表示部を有する謝礼予定タイプと、発見者への謝礼提供を予定しない、前記表示部を有しない謝礼非予定タイプのものとが用意される請求項1ないし13のいずれか1項に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
  15. 前記謝礼予定タイプの会員固有付加物に表示された会員番号に対応する発見情報に対応して、その発見に対する前記共済情報センターから発見者への謝礼情報を記憶する謝礼情報記憶手段を含む請求項14に記載の人間・ペット等の生き物捜索情報システム。
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