JP2005157102A - 光部品の固定構造、光ファイバ用トレイ、光部品用ホルダ - Google Patents

光部品の固定構造、光ファイバ用トレイ、光部品用ホルダ Download PDF

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Abstract

【課題】 光部品を簡易に固定することで、作業時間の短縮を図るとともに、構造を単純化することでコストの低減を図る。
【解決手段】 光部品2の側面が当接される光部品当接面24を有する固定床部21に突設された複数の取付壁22同士の間に、前記光部品2が前記固定床部21の前記光部品当接面24に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間25が確保されており、前記光部品挿入空間25に前記光部品2を挿入することで、前記光部品2が前記光部品当接面24上に配置されるとともに、前記光部品2の両側部に突設されているバネ部43が両側の前記取付壁22に係合して前記光部品2の前記光部品挿入空間25に対する挿脱方向の移動が規制され、しかも、前記光部品2の両側部の前記バネ部43が前記取付壁22に突設されている押さえ片23によって前記固定床部21に向けて押さえ込まれようになっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光部品の固定構造、光部品用ホルダ、光配線盤や光接続箱などの光接続ユニット等に適用される光ファイバ用トレイに関する。
例えば、光ファイバケーブルを光ファイバ心線へ分岐接続するには、多数の光ファイバを成端して群構成とする光配線盤が一般的に使用される。この光配線盤としては、引き出し自在な光ファイバ用トレイが収納部に多段に収納された構成になっているものが多用されている(例えば、特許文献1参照。)。前記光ファイバ用トレイは、光ファイバ同士の光接続部(コネクタ接続部、融着接続部等)を収納するが、さらに、光スプリッタ等の光部品を収納する場合もある。この光ファイバ用トレイに収納される光部品を光ファイバ用トレイに固定する構造としては種々のものがある。例えば、光配線盤に配線される光ファイバ同士のコネクタ接続に用いられる光コネクタアダプタ(光コネクタハウジング)を光ファイバ用トレイに固定する構造としては、(A)ネジ止め方式のものと、(B)ゴム等の弾性部材により形成されたホルダに光コネクタアダプタを差し込み固定する構造のもの(特許文献1記載のもの。以下、弾性ホルダ方式)が一般的である。
(A)のネジ止め方式は、図6に示すように、光ファイバ用トレイ101の底板102上に立設されている取付板103に光コネクタアダプタ104がネジ止め固定されている構造になっている。
(B)の弾性ホルダ方式は、図7に示すように、光コネクタアダプタ111を嵌め込むためのアダプタ嵌込溝112が形成されたゴム製のホルダ100を用いるものであって、光ファイバ用トレイ113の底板114上に固定しておいたホルダ110のアダプタ嵌込溝112に光コネクタアダプタ111を嵌め込み、ホルダ110の弾性力により光コネクタアダプタ111を固定する。
特開平9−159841号公報
しかしながら、(A)のネジ止め方式では、以下のような問題があった。
(a)すべての光コネクタアダプタ104についてネジ止め固定しなければならないため、光コネクタアダプタ104の数が多いと、作業に時間がかかるといった不満がある。
(b)この方式の固定構造は、光ファイバ用トレイ101への固定を完了した取付板103に光コネクタアダプタ104を手工具(ドライバ等)を用いてネジ止めする場合の作業性が悪い。すなわち、光ファイバ用トレイ101に固定済みの取付板103に光コネクタアダプタ104をネジ止めする場合、手工具を操作するスペースが非常に狭いため手工具でネジを回転してネジ止めするのが非常に困難であり、たとえネジ固定できたとしても、非常に時間がかかり、作業者の手間となってしまう。
(c)前述の(b)の問題に鑑みてこの方式では、予め、光コネクタアダプタ104をネジ止めしておいた取付板103を光ファイバ用トレイ101にネジ止めなどによって固定することが多い。しかし、光ファイバ用トレイ101に取付板103を取り付けた後は、光コネクタアダプタ104の増設は困難である。また、光ファイバ用トレイ101に実装した光コネクタアダプタ104を利用して光ファイバ同士の接続などを行った後に取付板103を取り外そうとすると、光コネクタアダプタ104に光コネクタによって接続されている光ファイバが移動されてしまい通信に影響を与える可能性がある。なお、取付板103を光ファイバ用トレイ101に取り付けたまま光コネクタアダプタ104を増設しようとすると、手工具を操作するための作業スペースが確保できないため作業性が悪い。
また、(B)の弾性ホルダ方式では、以下のような問題があった。
(a)ホルダ110を作成するための金型が必要となり、コストが高く付く。
(b)ホルダ110は、光ファイバ用トレイ113の底板114に当接される底面とは逆の上面115側に開口されているアダプタ嵌込溝112に光コネクタアダプタ111を押し込む構造であるが、アダプタ嵌込溝112は、ホルダ110の底面に貫通しているわけではなく、ホルダ110の底面側には、プレート状の台座部116が存在する。このため、光ファイバ用トレイ113の底板114に取り付けたホルダ110に光コネクタアダプタ111を嵌め込むと、前記台座部116の厚み分だけ光コネクタアダプタ111の位置が高くなってしまう。その結果、光ファイバ用トレイ113の厚さの増大や、多段の配列(積層)ピッチの拡大の原因になってしまう。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、光部品を簡易に固定することで、作業時間の短縮を図るとともに、構造を単純化することでコストの低減を図る光部品の固定構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、光部品の側面が当接される光部品当接面を有する固定床部に突設された複数の取付壁同士の間に、前記光部品が前記固定床部の前記光部品当接面に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間が確保されており、前記光部品挿入空間に前記光部品を挿入することで、前記光部品が前記光部品当接面上に配置されるとともに、前記光部品の両側部に突設されているバネ部が両側の前記取付壁に係合して前記光部品の前記光部品挿入空間に対する挿脱方向の移動が規制され、しかも、前記光部品の両側部の前記バネ部が前記取付壁の側部に突設されている押さえ片によって前記固定床部に向けて押さえ込まれようになっていることを特徴とする光部品の固定構造である。
請求項2に係る発明は、前記光部品の両側部には、前記光部品挿入空間を介して両側の取付壁に当接されるストッパ突片と、前記バネ部とが突設されており、前記バネ部は、前記光部品の前記光部品挿入空間への挿入によって前記一対の取付壁を通過させることで前記取付壁に係合されるようになっており、前記取付壁に係合された前記バネ部と、前記バネ部とは逆の側から前記取付壁に当接される前記ストッパ突片との間に前記取付壁が保持されるようになっていることを特徴とする光部品の固定構造である。
請求項3に係る発明は、前記光部品が、光コネクタが挿入接続される光コネクタハウジングであることを特徴とする光部品の固定構造である。
請求項4に係る発明は、光部品が搭載される光ファイバ用トレイであって、前記光部品の側面が当接される光部品当接面を有する固定床部に突設された複数の取付壁同士の間に、前記光部品が前記固定床部の前記光部品当接面に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間が確保されており、前記光部品挿入空間に光部品を挿入することで、前記光部品が前記光部品当接面上に配置されるとともに、前記光部品の両側部に突設されているバネ部が両側の前記取付壁に係合して前記光部品の前記光部品挿入空間に対する挿脱方向の移動が規制され、しかも、前記光部品の両側部の前記バネ部が前記取付壁に突設されている押さえ片によって前記固定床部に向けて押さえ込まれようになっていることを特徴とする光ファイバ用トレイである。
請求項5に係る発明は、光部品の側面が当接される光部品当接面を有する固定台部と、この固定台部に突設された複数の取付壁とを有し、隣り合う取付壁の間には、前記光部品が前記固定台部の前記光部品当接面に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間が確保されており、前記光部品挿入空間に前記光部品を挿入することで、前記光部品が前記光部品当接面上に配置されるとともに、前記光部品の両側部に突設されているバネ部が両側の前記取付壁に係合して前記光部品の前記光部品挿入空間に対する挿脱方向の移動が規制され、しかも、前記光部品の両側部の前記バネ部が前記取付壁に突設されている押さえ片によって前記固定台部に向けて押さえ込まれようになっていることを特徴とする光部品用ホルダである。
なお、光部品用ホルダは、これ自体が本発明に係る光部品の固定構造を構成する。光部品用ホルダの固定台部は、光部品の固定構造の固定床部として機能できる。
本発明によれば、光部品の両側部に突設されているバネ部が取付壁の側部に突設されている押さえ片によって、固定床部に向けて押さえ込まれることにより、光部品を上下方向にガタつくことなく固定床部に押さえ込むことができる。これにより、光部品を取付壁及び固定床部(あるいは固定台部)に固定できる。また、光部品を取付壁の間に差し込むだけで固定することができるので、光部品の固定作業を簡易に行うことができるとともに、固定作業時間を短縮することができる。また、極めて簡単な構造により、光部品を固定できるので、構成部品の低コスト化を容易に実現できる。
従来のゴム製ホルダを用いる場合のように、このゴム製ホルダを作成するために必要な金型を作成するための手間やコストがかからない。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1から図5はこの発明の一実施の形態を示す図であり、この発明を光配線盤や光接続箱等の光接続ユニットに搭載される光ファイバ用トレイ1に適用した場合のものである。図1は光ファイバ用トレイの概略構成を示す平面図、図2は図1の光ファイバ用トレイに取り付けられた光部品用ホルダの取付壁付近を示す斜視図、図3は図2における取付壁に光部品を差し込んだ場合を示す斜視図、図4は光部品を取付壁に取り付けた場合の斜視図、図5は光部品を取付壁に取り付ける場合の側面図であって、(a)は取り付け前を示す側面図、(b)は取り付けた場合を示す側面図である。
この光ファイバ用トレイ1は、各種の光配線盤や光接続箱に用いることができ、その用途に応じて光ファイバの他、光コネクタハウジングである光コネクタアダプタ、光コネクタ、光カプラ、光スプリッタ、光接続部、余長収納ケース等の各種部材などが収納されるものである。図1に示すように、光ファイバ用トレイ1は、光部品としての光コネクタアダプタ2を取り付けるためのコネクタ取付部6を有している。前記コネクタ取付部6は、図示例の実施形態では、光ファイバ用トレイ1の基板部3上に取り付けられた光部品用ホルダ15である。光部品用ホルダ15は、光コネクタアダプタ2を固定するためのコネクタホルダとして機能するものである。以下、光部品用ホルダをコネクタホルダと称して説明する場合がある。前記コネクタホルダ15は、細長形状の部材であり、この実施形態では、一枚の金属板を折曲加工した一部品になっている。このコネクタホルダ15は、基板部3に例えばネジ16のネジ止めの固定手段などによって取り付けられる。図1では、コネクタホルダ15を、基板部3において、光ファイバ用トレイ1の引き出し方向(図1において上側から下側に向かう方向)と直交する方向の中央部にて、前記引き出し方向に沿わせるようにして取り付けている。但し、光ファイバ用トレイ1におけるコネクタホルダ15の取り付け位置、取り付け向きには、特に限定は無く、適宜変更可能である。また、コネクタホルダ15は、細長形状である必要は無く、さまざまな形状を採用できる。なお、コネクタホルダ15を基板部3に取り付ける手法としては、ネジ16で固定するネジ止めを例示しているが、これに限定されず、例えば、接着剤による接着、両面テープによる接着、基板部3に突設した係合爪との係合、コネクタホルダ15の固定台部21の底面に突設した嵌合突起を基板部3に形成した係合穴に嵌め込む嵌合固定など、各種採用可能である。
光ファイバ用トレイ1は、基板部3と、この基板部3の側縁部4を囲むように上方に向けて形成された周壁部5と、矩形状に形成された開口部11とを有しており、光配線盤や光接続箱等の光接続ユニットに、横置き、すなわち、基板部3が水平(あるいは略水平)となる向きで搭載される。
開口部11は、光コネクタアダプタ2に対する光コネクタ12Aの挿脱作業(この実施の形態において光コネクタアダプタ2は、上下2段とされており、特に上下2段のうち下段の光コネクタアダプタ2に対する光コネクタ12Aの挿脱作業)を容易にするためのものである。なお、開口部11は、図示例では、コネクタ取付部6の片側のみに形成しているが、コネクタ取付部6を挟んで両側に形成しても良い。
光ファイバ用トレイ1には、光ファイバ7をクランプ固定するクランプ固定部8がコネクタ取付部6を介して両側となる位置に設けられている。クランプ固定部8は、光ファイバ用トレイ1において、光ファイバ用トレイ1の内外にわたって配線される光ファイバ7を通すためのゲートとしての機能も果たすものであり、複数本の光ファイバ7をクランプ固定して束ねることができる。
このコネクタホルダ15には、該コネクタホルダ15の長手方向の複数箇所に光コネクタアダプタ2を取り付けることができる。光コネクタアダプタ2は、光ファイバ用トレイ1の基板部3上に複数段(本実施の形態では2段)に実装することができる。なお、本実施の形態では、光コネクタアダプタ2を2段に積層したが、これに限るものではなく、例えば、1段のみであっても良く、また、3段以上であっても良い。光ファイバ用トレイ1のコネクタ取付部6に取り付けた光コネクタアダプタ2は、コネクタ取付部6を介して光コネクタ12A側(図1左側)のクランプ固定部8(ゲート)を介して光ファイバ用トレイ1に引き込まれた光ファイバ7と、他側(図1右側)のクランプ固定部8(ゲート)を介して光ファイバ用トレイ1に引き込まれた光ファイバ7とをコネクタ接続するものであり、光ファイバ7先端に組み立てられた光コネクタ12が両側から挿入されて、内部で接続されるようになっている。なお、前述した符号12Aの光コネクタは、コネクタ取付部6の光コネクタアダプタ2にて接続される対を構成する光コネクタ12の片方である。また、この光コネクタ12Aがコネクタ接続可能に成端する光ファイバ7(他側の光ファイバ)は、例えば、いわゆるジャンパコード等であり、光コネクタアダプタ2を介して複数本の光ファイバ7に対して切り替え可能に接続される。
符号Aは、光減衰器であり、図示例では、光コネクタ12Aと光コネクタアダプタ2との間に光減衰器Aが介在されるようになっているが、光減衰器Aは適宜必要に応じて設けられるものであり、省略することも可能である。
図2に示すように、このコネクタホルダ15は、図3に示す光コネクタアダプタ2の底面が当接される固定台部21と、この固定台部21から突設された複数の取付壁22と、この取付壁22の上端より図1に示す開口部11と対向する側(図2においては取付壁22から固定台部21側に向かう方向)に向けて突設されている押さえ片23とから構成されている。この実施の形態では、取付壁22及び押さえ片23は、固定台部21より折り返されて形成されているものであって、一体の部材により形成されている。なお、本発明の取付壁22及び押さえ片23は、一体の部材を折り返したものに限るものではなく、固定台部21に接着剤やネジ止めなどにより取り付けたものであってもよい。また、本実施の形態においては、本発明を金属製の板部材とされたコネクタホルダ15に適用したものであったが、これに限るものではなく、例えば、樹脂などにより、固定台部21、取付壁22、押さえ片23等を一体成形したものであってもよい。
固定台部21には、光コネクタアダプタ2の底面が当接される面が光部品当接面24とされている。取付壁22の間には、光コネクタアダプタ2が基板部3の光部品当接面24に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間25が確保されている。押さえ片23の高さは、後述する光コネクタアダプタ2が2段積層された際に、上段にバネ部43の上部と略同じ高さとされている。これにより、押さえ片23は、積層された光コネクタアダプタ2のバネ部43を固定台部21に向けて押さえ込み、積層された光コネクタアダプタ2の上下方向の移動を規制するものである。
この光コネクタアダプタ2は、全体がプラスチック等の合成樹脂製であり、内部を貫通するコネクタ穴31を有するスリーブ状の概略構造に形成されている。この光コネクタアダプタ2は、一対のハウジング半体32,33を接合、一体化して組み立てられる。一対のハウジング半体32,33は、例えばプラスチック等の合成樹脂によって形成されている。そして、光コネクタアダプタ2は、一対のハウジング半体32,33を軸方向に直列に接合、一体化して組み立てられるようになっている。一対のハウジング半体32,33は、ストッパ突片34,35が形成されている側の端部同士を接合して一体化されるようになっており、各ハウジング半体32,33のストッパ突片34,35同士の重ね合わせによって光コネクタアダプタ2が組み立てられる。
符号41は、カバープレートであって、このカバープレート41は、ハウジング半体32の断面長方形状の4側面(周面)の内の3面に対して個別に装着される3つの側板部42を有し、全体がステンレス等の導電性の金属板で形成され、ハウジング半体32を3方から取り囲むカバー状の部材である。このカバープレート41の対向する両側に位置する側板部42から外側に突設されているバネ部43は、光コネクタアダプタ2を光部品挿入空間25に挿入したときに、光部品挿入空間25の隣り合う取付壁22に係合して、取付壁22からの光コネクタアダプタ2の挿入方向の離脱を防止する機能を果たす。
このバネ部43は、側板部42の一部を外側に突出するように成形した部分であり、ハウジング半体32のコネクタ穴31の開口側31Aから、この開口側31Aから遠い側に行くにしたがって、ハウジング半体32外側への突出量が次第に増大するように形成されている。なお、この実施の形態において、バネ部43は、光コネクタアダプタ2と別部材とされているがこれに限るものでなく、ハウジング半体32と一体とされていてもよい。
光コネクタアダプタ2に接続される光コネクタ12としては、例えばSC形光コネクタ(JIS C 5973に制定されるもの等。SC:Single fiber Coupling optical fiber connector)、SC2形光コネクタ、MU形光コネクタ(JIS C 5983に制定されるもの等。MU:Miniature-Unit coupling optical fiber connector)、MT形光コネクタ(JIS C 5981等に制定されるもの等。MT:Mechanically Transferable)等が採用される。また光コネクタアダプタ2は、使用する光コネクタ12を接続可能なものが採用される。
なお、本発明において「光コネクタアダプタ」は、光コネクタプラグ同士を中継し、内部にて両光コネクタプラグが位置決め接続される光接続機器をいい、ここに例示した光コネクタアダプタのほか、光コネクタレセプタクル等、光コネクタ(光コネクタアダプタ)が挿入接続される、各種雌型の光コネクタを指す。
上記の構造の光コネクタアダプタ2をコネクタホルダ15に取付けるには、はじめにコネクタホルダ15を光ファイバ用トレイ1の基板部3に取り付けておく。すなわち、図1に示すように、基板部3にコネクタホルダ15をネジ16によるネジ止めによって固定する。
そうしておいて、コネクタホルダ15に、光コネクタアダプタ2を取り付ける。すなわち、図3及び図5(a)に示すように、予め積層しておいた光コネクタアダプタ2を、取付壁22の間に確保している光部品挿入空間25に挿入(図5(a)において矢印A方向に挿入)する。このとき、積層している光コネクタアダプタ2のうち下段の光コネクタアダプタ2の底面が固定台部21の光部品当接面24と当接する。なお、本実施の形態では、予め積層した光コネクタアダプタ2を光部品挿入空間25に挿入したが、これに限るものではなく、例えば、下段の光コネクタアダプタ2を予め光部品挿入空間25に挿入して取付壁22の間に固定し、その後に上段の光コネクタアダプタ2を、下段の光コネクタアダプタ2に載上して光部品挿入空間25に挿入する方法であってもよい。また、光コネクタアダプタ2を1つしか必要としない場合などにおいては、上段又は下段の光コネクタアダプタ2をスペーサ等に置き換えてもよい。これにより、光コネクタアダプタ2を1つのみ固定することができる。
図4及び図5(b)に示すようにストッパ突片34と取付壁22とが当接することにより、光コネクタアダプタ2の挿入方向(図5(a)における矢印A方向)の移動を規制する。このとき、光コネクタアダプタ2のバネ部43が、光コネクタアダプタ2の両側の取付壁22と係合する。つまり、取付壁22がバネ部43の付勢力によりストッパ突片34に押さえ込まれる。これにより、光コネクタアダプタ2の挿脱方向の移動を規制する。
また、このとき、取付壁22から突出している押さえ片23が、バネ部43を押さえ込む。つまり、積層した光コネクタアダプタ2のうち、上段の光コネクタアダプタ2のバネ部43が押さえ片23により固定台部21に向けて押さえ込まれるようになっている。これにより、光コネクタアダプタ2の上下方向の移動を規制する。これにより、光コネクタアダプタ2は、コネクタホルダ15に固定される。
上記の構成によれば、光コネクタアダプタ2の両側部に突設されているバネ部43が、取付壁22に突設されている押さえ片23に、固定台部21に向けて押さえ込まれることにより、光コネクタアダプタ2をガタつくことなく固定台部21に押さえ込まれるので、光コネクタアダプタ2を確実に固定することができる。また、光コネクタアダプタ2を取付壁22の間の光部品挿入空間25に差し込むだけで固定することができるので、固定作業の手間がかからない。また、取付時に別部品を必要としないので、固定作業を簡単に行うことができる。また、この実施の形態では、一体の部材を折り返して取付壁22と押さえ片23を形成しているので、従来のように、ゴム製ホルダを作成するために必要な金型を作成するための手間やコストがかからない。また、押さえ片23の高さは、光コネクタアダプタ2のバネ部43と略同じ高さであるため、コネクタホルダ15の高さを光コネクタアダプタ2の高さよりも低くすることができる。従って、光ファイバ用トレイ1にコネクタホルダ15を設置しても高さを必要としない。この結果、光ファイバ用トレイ1の高さを低くすることができる。さらに、一つ一つの光コネクタアダプタ2をホルダにネジ止め作業を行う必要が無いので、手間がかからず、固定作業時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、光コネクタアダプタ2のバネ部43が取付壁22に突設されている押さえ片23に固定台部21に向けて押さえ込まれることにより、光コネクタアダプタ2を固定していたものであったが、これに限るものではなく、例えば、基板部3から直接突設された取付壁に突設されている押さえ片によって基板部に向けて押さえ込まれることにより、光コネクタアダプタ2を固定しても良い。
光部品の固定構造の概略構成を示す平面図である。 図1における取付壁付近を示す斜視図である。 図2における取付壁に光部品を差し込んだ場合を示す斜視図である。 光部品を取付壁に取り付けた場合の斜視図である。 光部品を取付壁に取り付ける場合の側面図であって、(a)は取り付け前を示す側面図、(b)は取り付けた場合を示す側面図である。 従来のネジ止め方式の光部品の固定構造を示す斜視図である。 従来の弾性ホルダ方式の光部品の固定構造を示す斜視図である。
符号の説明
1…光ファイバ用トレイ、2…光部品(光コネクタハウジング)、12…光コネクタ、15…光部品の固定構造(光部品用ホルダ)、21…固定床部(固定台部)、22…取付壁、23…押さえ片、24…光部品当接面、25…光部品挿入空間、34…ストッパ突片、43…バネ部

Claims (5)

  1. 光部品(2)の側面が当接される光部品当接面(24)を有する固定床部(21)に突設された複数の取付壁(22)同士の間に、前記光部品が前記固定床部の前記光部品当接面に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間(25)が確保されており、
    前記光部品挿入空間に前記光部品を挿入することで、前記光部品が前記光部品当接面上に配置されるとともに、前記光部品の両側部に突設されているバネ部(43)が両側の前記取付壁に係合して前記光部品の前記光部品挿入空間に対する挿脱方向の移動が規制され、しかも、前記光部品の両側部の前記バネ部が前記取付壁に突設されている押さえ片(23)によって前記固定床部に向けて押さえ込まれようになっていることを特徴とする光部品の固定構造(15)。
  2. 前記光部品の両側部には、前記光部品挿入空間を介して両側の取付壁に当接されるストッパ突片(34)と、前記バネ部とが突設されており、
    前記バネ部は、前記光部品の前記光部品挿入空間への挿入によって前記一対の取付壁を通過させることで前記取付壁に係合されるようになっており、
    前記取付壁に係合された前記バネ部と、前記バネ部とは逆の側から前記取付壁に当接される前記ストッパ突片との間に前記取付壁が保持されるようになっていることを特徴とする請求項1記載の光部品の固定構造。
  3. 前記光部品が、光コネクタ(12)が挿入接続される光コネクタハウジングであることを特徴とする請求項1または2記載の光部品の固定構造。
  4. 光部品が搭載される光ファイバ用トレイ(1)であって、
    前記光部品の側面が当接される光部品当接面を有する固定床部に突設された複数の取付壁同士の間に、前記光部品が前記固定床部の前記光部品当接面に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間が確保されており、
    前記光部品挿入空間に光部品を挿入することで、前記光部品が前記光部品当接面上に配置されるとともに、前記光部品の両側部に突設されているバネ部が両側の前記取付壁に係合して前記光部品の前記光部品挿入空間に対する挿脱方向の移動が規制され、しかも、前記光部品の両側部の前記バネ部が前記取付壁に突設されている押さえ片によって前記固定床部に向けて押さえ込まれようになっていることを特徴とする光ファイバ用トレイ。
  5. 光部品の側面が当接される光部品当接面を有する固定台部と、この固定台部に突設された複数の取付壁とを有し、
    隣り合う取付壁の間には、前記光部品が前記固定台部の前記光部品当接面に沿った方向の移動によって挿入される光部品挿入空間が確保されており、
    前記光部品挿入空間に前記光部品を挿入することで、前記光部品が前記光部品当接面上に配置されるとともに、前記光部品の両側部に突設されているバネ部が両側の前記取付壁に係合して前記光部品の前記光部品挿入空間に対する挿脱方向の移動が規制され、しかも、前記光部品の両側部の前記バネ部が前記取付壁に突設されている押さえ片によって前記固定台部に向けて押さえ込まれようになっていることを特徴とする光部品用ホルダ。
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