JP2005156703A - 電子装置の静電保護回路、電気光学装置の静電保護回路及び電子機器 - Google Patents

電子装置の静電保護回路、電気光学装置の静電保護回路及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 静電気を短時間で確実に放電させるとともにリーク電流の発生を抑制することができる電子装置の静電保護回路、電気光学装置の静電保護回路及び電子機器を提供する。
【解決手段】 表示パネル部14上であって、その表示領域Pと入力端子F1〜Fmとの間に、放電用トランジスタQHで構成された静電保護回路30をデータ線X1〜Xm毎に設けた。そして、各放電用トランジスタQHのソースを基板電位Voに接続された放電線Lpに接続した。各放電用トランジスタQHのドレインを対応するデータ線に接続した。また、放電用トランジスタQHのゲートを、データ線X1〜Xmと放電線Lpとの電気的接続を制御するアナログ電圧制御信号Vssが供給される静電保護回路制御線Lcに接続した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子装置の静電保護回路、電気光学装置の静電保護回路及び電子機器に関するものである。
電気光学装置として、例えば、有機エレクトロルミネッセンス表示装置(以下、有機ELディスプレイという)が知られている。この種の有機ELディスプレイには、その製造時に静電気が発生した場合、その静電気に伴う高電圧が直接画素に印加されることで画素が破壊されるのを防止するための静電保護回路が設けられたディスプレイが提案されている(特許文献1及び特許文献2)。
図6は、特許文献1に記載の有機ELディスプレイ80を説明するための図である。有機ELディスプレイ80は、その表示パネル部81上であって画素82がマトリクス状に形成された表示領域Pとデータ線駆動回路83との間に静電保護回路84を備えている。静電保護回路84は、トランジスタ84aで構成されている。このトランジスタ84aは、互いに隣接するデータ線X1,X2,X3,…間にそのドレインまたはソースが接続されている。また、前記トランジスタ84aは、そのゲートがフローティング状態に設定されている。
そして、データ線駆動回路83を表示パネル部81上に形成された入力端子a1,a2,…に接続して同表示パネル部81に実装するとき、静電気に伴った高電圧が入力端子a1,a2,…に供給される場合がある。このとき、前記各トランジスタ84aのゲートとデータ線X1,X2,X3,…間に形成される浮遊容量によって同ゲートに供給される静電気に伴った高電圧が印加されることでトランジスタ84aがオン状態になる。この結果、データ線X1,X2,X3,…間が電気的に接続され、隣接するデータ線に電流を放出することで放電を行うことができる。
図7は、特許文献2に記載の有機ELディスプレイ90を説明するための図である。有機ELディスプレイ90は、その表示パネル部91上であって画素92がマトリクス状に形成された表示領域Pとデータ線駆動回路93との間に静電保護回路94を備えている。静電保護回路94は、各データ線X1,X2,…に設けられている。各静電保護回路94は、図7に示すように、各データ線X1,X2,…と電源ラインLgとの間に互いに異なった方向にダイオード接続された2つのトランジスタ94a,94bが並列に接続されている。即ち、第1トランジスタ94aはそのゲートが対応するデータ線に接続され、第2トランジスタ94bはそのゲートが対応する電源ラインLgに接続されている。第1及び第2トランジスタ94a,94bは、それぞれ、対応するデータ線X1,X2,…と電源ラインLgとの電位差がある一定以上になったときのみオンになる。
そして、前記と同様に、静電気に伴った高電圧が入力端子b1,b2,…に供給されると、供給された静電気の電位によって前記各トランジスタ94a,94bのいずれかを介して電源ラインLgと対応するデータ線とが電気的に接続される。この結果、データ線X1,X2,…または電源ラインLgに電流を放出することで放電を行うことができる。
特開2001−352069号公報 特開平11−119256号公報
上記特許文献1では、その静電保護回路84を構成するトランジスタ84aはそのゲートが常時フローティング状態に設定されている。従って、実装後、各データ線駆動回路83から所定のデータ線に供給されるデータ信号Idが隣接するデータ線に流れてしまう。この結果、画素82に供給されるデータ信号Idの信号レベルが変動してしまう。また、前記静電保護回路84の構成では、隣接するデータ線X1,X2,X3,…間にしか電流を放出することで放電を行うことができない。その結果、静電気を確実に且つ短時間で放電させることが困難であるという問題があった。
また、上記特許文献2では、その静電保護回路94を構成する第1及び第2トランジスタ94a,94bは、対応するデータ線X1,X2,…と電源ラインLgとの電位差がある一定以上になったときのみオンになる。しかしながら、実際には各トランジスタ94a,94bのスレッショルド領域の電流の影響があるため、各データ線X1,X2,…間の電位差を大きくすると、実装後において、各データ線駆動回路93からのデータ信号Idが第1または第2トランジスタ94a,94bを介して隣接する電源ラインLgに流れてしまう。即ち、リーク電流が発生してしまう。この結果、画素92に供給されるデータ信号Idの信号レベルが変動してしまうという問題があった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、静電気を短時間で確実に放電させるとともにリーク電流の発生を抑制することができる電子装置の静電保護回路、電気光学装置の静電保護回路及び電子機器を提供することにある。
本発明の電子装置の静電保護回路は、複数の信号線と、前記複数の信号線の各々に接続した複数の電子素子とを備えた電子装置の静電保護回路において、静電気に伴う電圧を放電する放電線を設けるとともに、前記複数の信号線の各々に対して放電用トランジスタを設け、各放電用トランジスタの第1の端子をそれぞれ対応する信号線に接続し、各放電用トランジスタの第2の端子を前記放電線に接続し、各放電用トランジスタの制御用端子をフローティング状態に設定する。
これによれば、例えば、信号線に低い電圧を有する静電気が供給された場合、トランジスタは、その制御用端子がフローティング状態であるので、前記制御用端子に高レベルの電圧が印加されオンになる。このフローティング状態とは、本明細書において、前記制御用端子に信号線といった他の配線が接続されていない状態をいう。この結果、第1の端子と第2の端子とが電気的に接続されるのでデータ線に供給された前記静電気に伴う電圧が放電線に放電される。このことから、各電子素子には静電気に伴った高電圧が直接印加されないので同電子素子が破壊されるのを防止することができる。このことから、電子装置の歩留まりを向上させることができる。
また、本実施形態の静電保護回路は、複数の信号線の各々に設けたので前記放電線を介して互いに隣接する信号線にも放電させることができる。この結果、放電経路が増えるので、静電気を短時間で放電させることができる。さらに、静電保護回路は、1個のトランジスタで構成することができるので、その占有面積が大きくなることなく且つ簡単な構成で静電保護回路を実現することができる。
この電子装置の静電保護回路において、前記各放電用トランジスタの制御用端子は、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を制御する電圧信号を供給するための供給線に接続されていてもよい。
これによれば、第1の端子と第2の端子とを電気的に接続し静電気を放電線に放電させることと、第1の端子と第2の端子との間の導電率を最小にして信号線に流れる、例えば
信号電流が放電線に流れてしまう、所謂リーク電流の電流レベルをなるべく小さくすることができる。また、供給線には電圧信号が供給されるので、その線幅を狭くすることが可能である。従って、供給線の占有面積を小さくすることができる。
この電子装置の静電保護回路において、前記放電線と前記供給線は、電気的に独立していてもよい。
これによれば、前記各放電用トランジスタをオフ状態することで前記放電線と前記供給線とを電気的に独立させることができる。この結果、前記放電線と前記供給線との間に流れるリーク電流の電流レベルをさらに小さくすることができる。この結果、前記リーク電流が放電線に供給されることで同放電線の電位が変動することはないので、信号線の電位がリーク電流によって変動することはない。
この電子装置の静電保護回路において、前記電圧信号は、その電圧レベルが可変であり、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を最小にする電圧レベルであってもよい。
これによれば、前記電圧信号の電圧レベルを調節することで、第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を最小になるように調節することができる。従って、前記放電線と前記供給線との間に流れるリーク電流の電流レベルを小さくすることができる。この結果、前記リーク電流が放電線に供給されることで同放電線の電位が変動することはない。
この電子装置の静電保護回路において、前記複数の信号線の各々に対して放電用トランジスタは、その導電型が互いに異なる2つの第1及び第2の放電用トランジスタからなり、前記供給線は、第1の放電用トランジスタに対応した第1の供給線と第2の放電用トランジスタに対応した第2の供給線とからなっていてもよい。
これによれば、2つのトランジスタのうち、一方のトランジスタの導電型をP型とし、他方のトランジスタの導電型をN型とする。すると、データ線に供給される静電気の電圧が高い場合は、導電型がP型のトランジスタを介して放電させ、データ線に供給される静電気の電圧が低い場合は、導電型がN型のトランジスタを介して放電させることができる。
本発明の電気光学装置の静電保護回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記各走査線と前記各データ線との交差部に対応した位置に配置された電気光学素子を含む画素とを備えた電気光学装置の静電保護回路において、静電気に伴う電圧を放電する放電線を設けるとともに、前記複数のデータ線の各々に対して放電用トランジスタを設け、各放電用トランジスタの第1の端子をそれぞれ対応する信号線に接続し、各放電用トランジスタの第2の端子を前記放電線に接続し、各放電用トランジスタの制御用端子をフローティング状態に設定する。
これによれば、例えば、データ線に低い電圧を有する静電気が供給された場合、トランジスタは、その制御用端子がフローティング状態であるので、前記制御用端子に高レベルの電圧が印加されオンになる。この結果、第1の端子と第2の端子とが電気的に接続されるのでデータ線に供給された前記静電気に伴う電圧が放電線に放電される。このことから、各電気光学素子には静電気に伴った高電圧が直接印加されないので同電気光学素子が破壊されるのを防止することができる。このことから、電気光学装置の歩留まりを向上させることができる。
また、本実施形態の静電保護回路は、複数のデータ線の各々に設けたので前記放電線を介して互いに隣接するデータ線にも放電させることができる。この結果、放電経路が増え
るので、静電気を短時間で放電させることができる。さらに、静電保護回路は、1個のトランジスタで構成することができるので、その占有面積が大きくなることなく且つ簡単な構成で静電保護回路を実現することができる。
この電気光学装置の静電保護回路において、前記各放電用トランジスタの制御用端子は、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を制御する電圧信号を供給するための供給線に接続されてもよい。
これによれば、第1の端子と第2の端子とを電気的に接続し静電気を放電線に放電させることと、第1の端子と第2の端子との間の導電率を最小にして信号線に流れる、例えばデータ電流が放電線に流れてしまう、所謂リーク電流の電流レベルをなるべく小さくすることができる。このことにより、電気光学素子の発光輝度がリーク電流によって低下することはない。
この電気光学装置の静電保護回路において、前記放電線と前記供給線は、電気的に独立していてもよい。
これによれば、前記各放電用トランジスタをオフ状態することで前記放電線と前記供給線とを電気的に独立させることができる。この結果、前記放電線と前記供給線との間に流れるリーク電流の電流レベルをさらに小さくすることができる。この結果、前記リーク電流が放電線に供給されることで同放電線の電位が変動することはないので、信号線の電位がリーク電流によって変動することはない。この結果、電気光学素子の発光輝度をデータ線に供給される信号の信号レベルに応じて精度良く制御することができる。
この電気光学装置の静電保護回路において、前記電圧信号は、その電圧レベルが可変であり、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を最小にする電圧レベルであってもよい。
これによれば、前記電圧信号の電圧レベルを調節することで、第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を最小になるように調節することができる。従って、前記放電線と前記供給線との間に流れるリーク電流の電流レベルを小さくすることができる。この結果、前記リーク電流が放電線に供給されることで同放電線の電位が変動することはない。
この電気光学装置の静電保護回路において、前記複数の信号線の各々に対して放電用トランジスタは、その導電型が互いに異なる2つの第1及び第2の放電用トランジスタからなり、前記供給線は、第1の放電用トランジスタに対応した第1の供給線と第2の放電用トランジスタに対応した第2の供給線とからなっていてもよい。
これによれば、2つのトランジスタのうち、一方のトランジスタの導電型をP型とし、他方のトランジスタの導電型をN型とする。すると、データ線に供給される静電気の電圧が高い場合は、導電型がP型のトランジスタを介して放電させ、データ線に供給される静電気の電圧が低い場合は、導電型がN型のトランジスタを介して放電させることができる。
この電気光学装置の静電保護回路において、前記電気光学素子は、その発光層が有機材料で構成されたエレクトロルミネッセンス素子であってもよい。
これによれば、発光層が有機材料で構成された有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた、所謂、有機エレクトロルミネッセンス表示装置において、静電気を短時間で確実に放電させるとともにリーク電流の発生を抑制することができる。
本発明の電子機器は、上記記載の電子装置の静電保護回路を備えた。
これによれば、本発明の電子機器は、静電気を短時間で確実に放電させるとともにリーク電流の発生を抑制することができる電子装置を備えた。従って、その電子機器の歩留まりを向上させることができるとともに、その電子素子を、例えば、データ線を介して外部から供給される制御信号に応じて精度良く駆動させることができる電子機器を提供することができる。
本発明の電子機器は、上記記載の電気光学装置の静電保護回路を備えた。
これによれば、本発明の電子機器は、静電気を短時間で確実に放電させるとともにリーク電流の発生を抑制することができる電気光学装置を備えた。従って、その電子機器の歩留まりを向上させることができるとともに、その電気光学素子を、例えば、データ信号に応じて精度良く駆動させることができる表示品位の優れた電子機器を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の電気光学装置を有機ELディスプレイに具体化した第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、本実施形態に係る有機ELディスプレイの電気的構成を説明するための図である。図2は、画素の内部回路構成及び静電保護回路の回路構成図である。図3は、走査信号、発光期間制御信号及びデータ電流のタイミングチャートである。
有機ELディスプレイ10は、図1に示すように、制御回路11、走査線駆動回路12、データ線駆動回路13及び表示パネル部14を備えている。
有機ELディスプレイ10の制御回路11、走査線駆動回路12及びデータ線駆動回路13は、それぞれが独立した電子部品によって構成されていてもよい。例えば、制御回路11及び走査線駆動回路12が各々1チップの半導体集積回路装置によって構成されていてもよい。また、制御回路11及び走査線駆動回路12の全部若しくは一部がプログラマブルなICチップで構成され、その機能がICチップに書き込まれたプログラムによりソフトウェア的に実現されてもよい。即ち、有機ELディスプレイ10は、そのデータ線駆動回路13が表示パネル部14から独立して構成された電子部品であればよい。
制御回路11は、図示しないパルス発生装置からのクロックパルスCPを入力する。制御回路11は、その入力されたクロックパルスCPに基づいて垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを生成する。制御回路11は、その生成された垂直同期信号VSYNCと水平同期信号HSYNCを走査線駆動回路12に出力するとともに、水平同期信号HSYNCをデータ線駆動回路13に出力する。
また、制御回路11は図示しない電源回路を備え、その電源回路にて生成されたアナログ電圧制御信号Vssが出力されるようになっている。アナログ電圧制御信号Vssは、表示パネル部14上に形成された後記するデータ線X1〜Xmと放電線Lpとの電気的接続または遮断を制御するための制御信号である。制御回路11は、生成したアナログ電圧制御信号Vssを、表示パネル部14上に形成された接続端子Fpに供給する。
走査線駆動回路12は、図示しない電源回路、シフトレジスタ、出力回路等を主体に構成されており、走査信号SC1,SC2,…,SCnを生成する。各走査信号SC1〜SCnは、図3に示すように、論理的に高レベル(以下「Hレベル」という)または低レベル(以下「Lレベル」という)の2値的な電圧レベルを有する。これらの電圧レベルは、データの書込対象となる走査線の選択に用いられ、データの書込対象となる画素行に対応する走査線はHレベル、これ以外の走査線はLレベルにそれぞれ設定される。
そして、走査線駆動回路12は、前記水平同期信号HSYNCのタイミングでHレベルの前記走査信号SC1〜SCnを後記する走査線Y1〜Yn(図1参照)に出力することで同走査線Y1〜Ynを所定の順序で選択していく。本実施形態においては、走査線Y1〜YnをY1→Y2→…→Ynの順序で(即ち、表示パネル部14の最上から最下に向かって)一水平走査線分の画素群が選択されていく、所謂、線順次走査が行われる。
また、走査線駆動回路12は発光期間制御信号LT1,LT2,…,LTnを生成する。各発光期間制御信号LT1〜LTnは、図3に示すように、論理的に高レベル(以下、「Hレベル」という)または低レベル(以下、「Lレベル」という)の2値的な電圧レベルを有する。この発光期間制御信号LT1〜LTnは、表示パネル部14上に設けられた各有機EL素子OLEDの発光期間Tsを決定するための制御信号である。即ち、走査線駆動回路12は、後記するデータ電流Id1〜Idmの書き込みが終了した画素行にHレベルの発光期間制御信号を出力し、そのタイミングでその画素行の有機EL素子OLEDの発光を開始させ、前記発光期間制御信号がLレベルに立ち下がるタイミングで発光を停止させる。
データ線駆動回路13は、図1に示すように、m個の電流出力型デジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmを主体に構成されている。デジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmのうち第1のデジタル・アナログ変換回路DAC1は、表示パネル部14上に設けられた第1の入力端子F1に接続されている。この第1の入力端子F1は後記する第1のデータ線X1に対応した入力端子である。
また、第2のデジタル・アナログ変換回路DAC2は、表示パネル部14上に設けられた第2の入力端子F2に接続されている。この第2の入力端子F2は第2のデータ線X2に対応した入力端子である。他のデジタル・アナログ変換回路も同様に表示パネル部14上に設けられた対応する入力端子に接続されている。
前記データ線駆動回路13は、図示しない外部装置から画像データDを入力する。画像データDは、各有機EL素子OLEDの輝度情報を有するデータ信号であってデジタル信号である。画像データDは、データ線駆動回路13に入力された後に各データ線X1〜Xmに接続された有機EL素子OLEDのラインデータD1〜Dmに区分される。そして、その区分された各ラインデータD1〜Dmは、対応するデジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmに入力される。
第1のラインデータD1は前記第1のデジタル・アナログ変換回路DAC1にてアナログ信号である第1のデータ電流Id1に変換される。また、第2のラインデータD2は前記第2のデジタル・アナログ変換回路DAC2にてアナログ信号である第2のデータ電流Id2に変換される。他のラインデータも同様に、対応するデジタル・アナログ変換回路にてアナログ信号であるデータ電流に変換される。そして、各デジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmにて変換された各データ電流Id1〜Idmを前記水平同期信号HSYNCのタイミングで対応する入力端子F1〜Fmに一斉に出力する。
表示パネル部14は、図1に示すように、その略中央部に有機EL素子OLEDを備えた画素20がマトリクス状に配置された表示領域Pが設けられている。表示領域Pには、行方向に沿ってそれぞれn本の走査線Y1,Y2,…,Yn、制御線Z1,Z2,…,Zn及び駆動電圧供給線Loが並設されている。各走査線Y1〜Yn及び制御線Z1〜Znは、それぞれ前記走査線駆動回路12に接続されている。
走査線Y1〜Ynは、図1にて上側から下側に向かって、第1の走査線Y1,第2の走査線Y2,…,第nの走査線Ynの順に延設されている。そして、走査線Y1〜Ynのう
ち第1の走査線Y1には第1の走査信号SC1が、第2の走査線Y2には第2の走査信号SC2が、…、第nの走査線Ynには第nの走査信号SCnが出力される。
制御線Z1〜Znは、図1にて上側から下側に向かって、第1の制御線Z1,第2の制御線Z2,…,第nの制御線Znの順に延設されている。制御線Z1〜Znのうち第1の制御線Z1は前記第1の走査線Y1に対応した制御線であって第1の発光期間制御信号LT1が出力される。第2の制御線Z2は前記第2の走査線Y2に対応した制御線であって第2の発光期間制御信号LT2が出力される。他の制御線も同様であって対応する走査線に対応した発光期間制御信号が出力される。
駆動電圧供給線Loは、各走査線Y1〜Ynに対応して1本ずつ延設されている。駆動電圧供給線Loには後記する各駆動トランジスタQdを駆動させるための駆動電圧Vddが供給されている。
また、表示領域Pには、列方向に沿ってそれぞれm本のデータ線X1〜Xmが延設されている。データ線X1〜Xmは、図1にて左側から右側に向かって第1のデータ線X1,第2のデータ線X2,…,第mのデータ線Xmの順に延設されている。
また、表示パネル部14は、図1に示すように、その下側部に前記各データ線X1〜Xmに対応したm個の入力端子F1,F2,…,Fmが設けられている。そして、前記第1のデータ線X1は、第1の入力端子F1に接続され、前記第1のデジタル・アナログ変換回路DAC1から出力された第1のデータ電流Id1が供給される。前記第2のデータ線X2は、第2の入力端子F2に接続され、前記第2のデジタル・アナログ変換回路DAC2から出力された第2のデータ電流Id2が供給される。他のデータ線も同様に、対応する入力端子に接続され、対応する前記デジタル・アナログ変換回路から出力されたデータ電流が供給される。
また、表示領域Pには、その各走査線Y1〜Ynと各データ線X1〜Xmとの交差部に対応する位置に画素20が配置されている。即ち、この表示領域Pにはm×n個の画素20が形成されている。
そして、各画素20は、対応する制御線Z1〜Zn及び駆動電圧供給線Loに接続されている。
画素20の内部回路構成を図2に従って説明する。本実施形態の画素20は公知の回路構成を成している。尚、全ての画素20の内部回路構成は同じであるので、第nの走査線Ynと第mのデータ線Xmとの交差部に対応する位置に配置された画素20についてのみ説明し、他の走査線とデータ線との交差部に対応する位置に配置された画素20の内部回路構成についての詳細な説明は省略する。
画素20は、駆動トランジスタQd、第1のスイッチングトランジスタQsw1、第2のスイッチングトランジスタQsw2、発光期間制御用トランジスタQL、保持キャパシタCo及び有機EL素子OLEDを備えている。
本実施形態の駆動トランジスタQdは、その導電型がP型の薄膜トランジスタ(TFT)である。また、本実施形態の第1のスイッチングトランジスタQsw1、第2のスイッチングトランジスタQsw2及び発光期間制御用トランジスタQLは、それぞれ、その導電型がN型の薄膜トランジスタ(TFT)である。第1のスイッチングトランジスタQsw1、第2のスイッチングトランジスタQsw2及び発光期間制御用トランジスタQLは、それぞれ、スイッチング素子として機能するトランジスタである。
駆動トランジスタQdは、そのソースが駆動電圧供給線Loに接続され前記駆動電圧Vddが供給されている。また、駆動トランジスタQdのゲート/ソース間には、保持キャパシタCoが接続されている。
駆動トランジスタQdのゲート/ドレイン間には、第1のスイッチングトランジスタQsw1が接続されている。また、駆動トランジスタQdのドレインには、第2のスイッチングトランジスタQsw2のドレインと発光期間制御用トランジスタQLのドレインとが接続されている。
第2のスイッチングトランジスタQsw2は、そのゲートが前記第1のスイッチングトランジスタQsw1のゲートに接続されるとともに、第nの走査線Ynに接続されている。第2のスイッチングトランジスタQsw2のソースは、第mのデータ線Xmに接続されている。
発光期間制御用トランジスタQLは、そのゲートが第nの制御線Znに接続されている。また、発光期間制御用トランジスタQLのソースは有機EL素子OLEDの陽極P1に接続されている。有機EL素子OLEDの陰極P2は接地され、その電位が基板電位Voになっている。この有機EL素子OLEDは、その発光層が有機材料で構成されたエレクトロルミネッセンス素子(EL素子)であって、その陽極P1と陰極P2との間に流れる電流(駆動電流IOLED)の電流レベルに対応した輝度で発光するEL素子である。
前記のように構成された画素20は、前記第nの制御線Znを介してLレベルの発光期間制御信号LTnが供給され発光期間制御用トランジスタQLがオフになり駆動トランジスタQdのドレインと有機EL素子OLEDの陽極P1とが電気的に切断される。この状態で、前記第nの走査線Ynを介してHレベルの走査信号SCnが供給され第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がともにオン状態になる。すると、前記駆動トランジスタQdがダイオード接続されるとともに同駆動トランジスタQdのドレインが第2のスイッチングトランジスタQsw2を介してデータ線Xmに電気的に接続される。そして、このタイミングで前記データ線Xmからデータ電流Idmの供給が開始され、所定期間(前記選択期間Tp)維持することで、前記保持キャパシタCoに前記データ電流Idmの電流レベルに応じた電荷量が書き込まれる。
また、前記保持キャパシタCoにデータ電流Idmの電流レベルに応じた電荷量が書き込まれた状態で、Lレベルの走査信号SCnが供給され前記第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がともにオフ状態になり、前記駆動トランジスタQdのドレインとデータ線Xmとを電気的に切断する。すると、前記保持キャパシタCoに前記データ電流Idmの電流レベルに応じた電荷量が保持される。この状態で、前記第nの制御線Znを介してHレベルの発光期間制御信号LTnが供給され前記発光期間制御用トランジスタQLがオンになると駆動トランジスタQdのドレインと有機EL素子OLEDの陽極P1とが電気的に接続される。
そして、このタイミングで前記保持キャパシタCoに保持された電荷量に応じた電流レベルを有する電流が駆動電流IOLEDとして発光期間制御用トランジスタQLを介して有機EL素子OLEDの陽極P1と陰極P2間に流れる。この結果、有機EL素子OLEDが前記駆動電流IOLEDの電流レベルに対応した輝度で発光する。そして、前記Hレベルの発光期間制御信号LTnの供給が継続している間(前記発光期間Tsに相当)、有機EL素子OLEDが発光し続ける。
これを、全ての画素20に対して前記した線順次走査することで表示領域P上に前記画像データDに応じた所望の画像が表示される。
また、図1に示すように、前記表示パネル部14上であって、前記表示領域Pと前記各入力端子F1〜Fmとの間には、前記データ線X1〜Xm毎に静電保護回路30が設けられている。各静電保護回路30は、本実施形態においては、1個の放電用トランジスタQHで構成されている。
また、表示パネル部14上には、各静電保護回路30に接続された静電保護回路制御線Lc及び放電線Lpとが並設されている。静電保護回路制御線Lcは、表示パネル部14上に形成された接続端子Fpに接続されている。この接続端子Fpは、静電保護回路制御線Lcと前記制御回路11とを電気的に接続する端子である。
放電線Lpは、その電位が基板電位Voに設定されている。そして、静電保護回路制御線Lcと放電線Lpとは独立して形成されている。
次に、静電保護回路30の詳細について図2に従って説明する。図2に示した静電保護回路30は、第mのデータ線Xmに対応した静電保護回路である。尚、静電保護回路30は、その構成が全て同じであるので、第mのデータ線Xmに対応した静電保護回路30についてのみ説明し、他のデータ線に対応した静電保護回路30については、その詳細な説明は省略する。
静電保護回路30は、1個の放電用トランジスタQHで構成されている。放電用トランジスタQHは電界効果型トランジスタである。また、本実施形態の放電用トランジスタQHは、その導電型がN型である。
放電用トランジスタQHは、そのゲートが前記静電保護回路制御線Lcに接続されている。放電用トランジスタQHのドレインは前記第mのデータ線Xmに接続されているとともに、同放電用トランジスタQHのソースは前記放電線Lpに接続されている。従って、前記放電用トランジスタQHは、前記アナログ電圧制御信号Vssの電圧レベルに応じて、そのドレイン/ソース間の導電率が制御される。
このように構成された有機ELディスプレイ10は、その製造時における、表示パネル部14とデータ線駆動回路13とを前記入力端子F1〜Fmを介して接続する前に、前記接続端子Fpを制御回路11に接続しないようにする。これにより、各静電保護回路30の放電用トランジスタQHのゲートが、所謂、フローティング状態に設定される。ここで、本明細書において、フローティング状態とは、各静電保護回路30の放電用トランジスタQHのゲートが、データ線X1〜Xmや放電線Lpといった他の配線に電気的に接続されていない状態をいう。そして、各放電用トランジスタQHのゲート/ソース間に寄生する浮遊容量が形成される。
放電用トランジスタQHのゲートがフローティング状態で、前記表示パネル部14とデータ線駆動回路13とを前記入力端子F1〜Fmを介して接続すべく、データ線駆動回路13のチップを実装する。このとき、実装前のデータ線駆動回路13が前記基板電位Voに対して所定量の静電気を蓄積している場合、データ線駆動回路13を入力端子F1〜Fmに接続することで、前記静電気の電位によって前記放電用トランジスタQHがオンになる。
詳しくは、例えば、データ線駆動回路13の電位が前記基板電位Voに比較して低電位となる静電気を蓄積している場合、その各デジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmを前記入力端子F1〜Fmに接続する。すると、その静電気を蓄積しているデジタル・アナログ変換回路に接続された放電用トランジスタQHはそのゲートが前記浮遊容量によって高電位(Hレベル)になる。その結果、静電気を蓄積しているデジタル・アナログ変換回路に接続された放電用トランジスタQHはオンになる。
オンになった放電用トランジスタQHは、そのドレイン/ソース間が導通状態になるので、前記放電線Lpとデータ線とがそのオンになった放電用トランジスタQHを介して電気的に接続した状態になる。この結果、前記放電線Lp、放電用トランジスタQH、データ線及び入力端子で構成される放電経路を介して前記静電気が放電され、データ線駆動回路13の電位が表示パネル部14の電位(基板電位Vo)に一致する。この結果、各画素20には実装前のデータ線駆動回路13に蓄積された静電気に伴った高電圧が直接印加されないので画素20が破壊されるのを防止することができる。このことから、有機ELディスプレイ10の歩留まりを向上させることができる。
また、前記表示パネル部14にデータ線駆動回路13のチップを実装した後にその表示領域Pに所望の画像を表示させる場合、前記接続端子Fpを制御回路11に接続する。そして、前記制御回路11から各放電用トランジスタQHのドレイン/ソース間の導電率を最小にする(放電用トランジスタQHをオフにする)ような電圧レベルを有したアナログ電圧制御信号Vssを出力する。すると、前記データ線駆動回路13から出力された前記データ電流Id1〜Idmが前記放電用トランジスタQHのドレイン/ソース間を介して前記放電線Lpに流れ込むことなく、第mのデータ線Xmを介して所定の画素20に流すことができる。つまり、前記データ電流Id1〜Idmが前記放電線Lpにリークするリーク電流を最小にすることができる。この結果、データ電流Id1〜Idmをその電流レベルが低下することなく選択された画素20に書き込ませることができるので、有機EL素子OLEDの発光輝度がリーク電流によって所望の値より低下することはない。
また、前記放電線Lpは、前記放電用トランジスタQHを介して隣接する各データ線X1〜Xmを互いに接続させることができる。従って、その分、放電経路が増えるので静電気を短時間で放電させることができる。さらに、前記静電保護回路30は、1個のトランジスタで構成されている。従って、その占有面積が大きくなることなく且つ簡単な構成で静電保護回路30を実現することができる。
また、前記静電保護回路制御線Lcは、電圧信号である前記アナログ電圧制御信号Vssを供給するための制御線なので、その線幅を狭くすることが可能である。従って、静電保護回路制御線Lcの占有面積を小さくすることができる。
以上のことから、製造時の静電気による画素20の破壊の防止を可能とするとともにリーク電流の発生を防止することが可能な静電保護回路30を備えた有機ELディスプレイを実現することができる。
尚、特許請求の範囲の電子装置または電気光学装置は、例えば、本実施形態においては有機ELディスプレイ10に対応している。特許請求の範囲の供給線は、例えば、本実施形態においては静電保護回路制御線Lcに対応している。特許請求の範囲の電子素子または電気光学素子は、例えば、本実施形態においては有機EL素子OLEDに対応している。特許請求の範囲の信号線は、例えば、本実施形態においてはデータ線X1〜Xmに対応している。特許請求の範囲の第1の端子は、例えば、本実施形態においては放電用トランジスタQHのドレインに対応している。特許請求の範囲の第2の端子は、例えば、本実施形態においては放電用トランジスタQHのソースに対応している。特許請求の範囲の制御用端子は、例えば、本実施形態においては放電用トランジスタQHのゲートに対応している。
前記実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)本実施形態では、表示パネル部14上であって、表示領域Pと入力端子F1〜Fmとの間に、1個の放電用トランジスタQHで構成された静電保護回路30をデータ線X1
〜Xm毎に設けた。また、各放電用トランジスタQHのソースを基板電位Voに接続された放電線Lpに接続した。
そして、データ線駆動回路13の各デジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmを対応する入力端子F1〜Fmに接続させると、静電気が蓄積されているデジタル・アナログ変換回路に対応した静電保護回路30の放電用トランジスタQHがオンになる。その結果、表示パネル部14とデータ線駆動回路13とが電気的に接続され、前記静電気が放電線Lpに放電されるので、同表示パネル部14と同データ線駆動回路13との電位が一致する。このことから、各画素20には実装前のデータ線駆動回路13に蓄積された静電気に伴った高電圧が直接印加されないので画素20が破壊されるのを防止することができる。このことから、有機ELディスプレイ10の歩留まりを向上させることができる。
(2)本実施形態では、静電気に伴う高電圧を放電する放電線Lpとアナログ電圧制御信号Vssを供給する静電保護回路制御線Lcとを独立して形成した。従って、表示パネル部14とデータ線駆動回路13とを電気的に接続しデータ線X1〜Xmを介して静電気を放電線Lpに放電させることと、前記静電保護回路制御線Lcにデータ線X1〜Xmと放電線Lpとを電気的に遮断するアナログ電圧制御信号Vssを供給することを独立して制御することができる。このようにすることで、各画素20に静電気に伴った高電圧を直接印加されないようにして画素20を静電気から保護するとともにリーク電流の電流レベルをなるべく小さくすることができるので、有機EL素子OLEDの発光輝度がリーク電流によって低下することはない。このことから、有機ELディスプレイ10の歩留まりを向上させることができる。
(3)本実施形態では、各入力端子F1〜Fmに対して静電保護回路30を各々設けたので、放電線Lpを介して互いに隣接するデータ線にも放電させることができる。この結果、放電経路が増えるので、静電気を短時間で放電させることができる。
(4)本実施形態では、静電保護回路30を1個のトランジスタで構成した。従って、その占有面積が大きくなることなく且つ簡単な構成で静電保護回路を実現することができる。
(5)本実施形態では、静電保護回路制御線Lcには、電圧信号であるアナログ電圧制御信号Vssを供給するので、その線幅を狭くすることが可能である。従って、静電保護回路制御線Lcの占有面積を小さくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図4に従って説明する。この第2実施形態の有機ELディスプレイは、上記静電保護回路30の回路構成、及び、静電保護回路制御線、放電線がそれぞれさらに1本付加したこと以外は上記第1実施形態と同じ構成を成している。従って、同じ構成部材については符号を等しくし、その詳細な説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る有機ELディスプレイの電気的構成を説明するための図である。本実施形態に係る有機ELディスプレイ10aは、前記表示パネル部14上であって、その表示領域Pと各入力端子F1〜Fmとの間に、データ線X1〜Xm毎に静電保護回路40が並設されている。
詳述すると、本実施形態における静電保護回路40は、その導電型が互いに異なる第1の放電用トランジスタQH1と第2の放電用トランジスタQH2とで構成されている。第1及び第2の放電用トランジスタQH1,QH2は、それぞれ、電界効果型トランジスタである。本実施形態においては、第1の放電用トランジスタQH1の導電型はN型であって第2の放電用トランジスタQH2の導電型はP型である。
また、表示パネル部14上には、各第1の放電用トランジスタQH1のゲートに接続した第1の静電保護回路制御線Lc1と、前記第2の放電用トランジスタQH2のゲートに接続した第2の静電保護回路制御線Lc2とが延設されている。さらに、表示パネル部1
4上には、各第1の放電用トランジスタQH1のソースに接続した第1の放電線Lp1と、各第2の放電用トランジスタQH2のソースに接続した第2の放電線Lp2とが設けられている。
第1の放電線Lp1は、その電位が基板電位Voに設定されている。また、第2の放電線Lp2は、前記各データ線X1〜Xmの電位より高い所定の電位Vqに設定されている。そして、第1の静電保護回路制御線Lc1と第1の放電線Lp1とは独立して形成されている。また、第2の静電保護回路制御線Lc2と第2の放電線Lp2とは独立して形成されている。
さらに、前記第1の静電保護回路制御線Lc1は表示パネル部14上に形成された第1の接続端子Fp1を介して制御回路11に電気的に接続されている。そして、前記第1の静電保護回路制御線Lc1は前記制御回路11から出力される各第1の放電用トランジスタQH1のドレイン/ソース間の導電率を制御するための第1のアナログ電圧制御信号Vss1が供給される。
前記第2の静電保護回路制御線Lc2は表示パネル部14上に形成された第2の接続端子Fp2を介して制御回路11に電気的に接続されている。そして、前記第2の静電保護回路制御線Lc2は前記制御回路11から出力される各第2の放電用トランジスタQH2のドレイン/ソース間の導電率を制御するための第2のアナログ電圧制御信号Vss2が供給される。
このように構成された有機ELディスプレイ10aは、その製造時において実装する前に、前記第1及び第2の接続端子Fp1,Fp2を制御回路11に接続しないようにする。これにより、各静電保護回路40の第1及び第2の放電用トランジスタQH1,QH2の各ゲートをデータ線X1〜Xmや放電線Lpといった他の配線に電気的に接続されていない、所謂、フローティング状態に設定する。
この状態で、例えば、データ線駆動回路13が表示パネル部14の電位に比較して高電位となる静電気を蓄積している場合、その各デジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmを前記入力端子F1〜Fmに接続する。すると、静電気を蓄積しているデジタル・アナログ変換回路に接続された各放電用トランジスタQH1,QH2はその各ゲートが前記浮遊容量によって低電位(Lレベル)になる。その結果、各放電用トランジスタQH1,QH2のうち、静電気を蓄積しているデジタル・アナログ変換回路に接続された、その導電型がP型である第2の放電用トランジスタQH2がオンになる。
オンになった第2の放電用トランジスタQH2は、そのドレイン/ソース間が導通状態になるので、前記静電気が蓄積されているデジタル・アナログ変換回路の静電気に伴った高い電位が対応するデータ線を介して前記第2の放電線Lp2に放電される。
すると、前記第2の放電線Lp2は、前記したように、その一端が接地され基板電位Voになっているので、前記静電気が蓄積されているデジタル・アナログ変換回路の電位は、前記表示パネル部14の電位と一致する。
また、データ線駆動回路13が表示パネル部14の電位に比較して低電位となる静電気を蓄積している場合、その各デジタル・アナログ変換回路DAC1〜DACmを前記入力端子F1〜Fmに接続する。すると、静電気を蓄積しているデジタル・アナログ変換回路に接続された各放電用トランジスタQH1,QH2はその各ゲートが前記浮遊容量によって高電位(Hレベル)になる。その結果、各放電用トランジスタQH1,QH2のうち、静電気を蓄積しているデジタル・アナログ変換回路に接続された、その導電型がN型であ
る第1の放電用トランジスタQH1がオンになる。
オンになった第1の放電用トランジスタQH1は、そのドレイン/ソース間が導通状態になるので、前記静電気が蓄積されているデジタル・アナログ変換回路の電位が前記表示パネル部14の電位に一致する。
この結果、本実施形態においては、データ線駆動回路13が表示パネル部14の電位より高電位となる静電気が蓄積されている場合に加えて、前記データ線駆動回路13が表示パネル部14の電位より低電位となる静電気が蓄積されている場合においても実装時における静電気から各画素20を保護することができる。
また、前記表示パネル部14とデータ線駆動回路13とを接続して実装した後にその表示領域Pに所望の画像を表示させる場合、前記第1及び第2の接続端子Fp1,Fp2を制御回路11に接続する。そして、前記制御回路11から各第1及び第2の放電用トランジスタQH1,QH2の各ドレイン/ソース間の導電率を最小にする(第1及び第2の放電用トランジスタQH1,QH2をそれぞれオフにする)ような電圧レベルを有した前記第1のアナログ電圧制御信号Vss1及び第2のアナログ電圧制御信号Vss2を出力する。
すると、前記データ線駆動回路13から出力された前記データ電流Id1〜Idmを前記各第1及び第2の放電用トランジスタQH1,QH2の各ドレイン/ソース間を介して前記各放電線Lp1,Lp2に流れ込むことなく、選択された所定の画素20に流すことができる。つまり、前記データ電流Id1〜Idmが前記第1及び第2の放電線Lp1,Lp2にリークするリーク電流の発生を抑制することができる。この結果、上記第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、前記第1の放電線Lp1は、前記第1の放電用トランジスタQH1を介して互いに隣接する各データ線X1〜Xmに接続されている。また、前記第2の放電線Lp2は、前記第2の放電用トランジスタQH2を介して互いに隣接する各データ線X1〜Xmに接続されている。従って、その分、放電経路が増えるので静電気を短時間で放電させることができる。
また、前記第1及び第2の静電保護回路制御線Lc1,Lc2は、ともに電圧信号である前記第1及び第2のアナログ電圧制御信号Vss1,Vss2を供給するための制御線なので、その線幅を狭くすることが可能である。従って、第1及び第2の静電保護回路制御線Lc1,Lc2の占有面積を小さくすることができる。
尚、特許請求の範囲の電子装置または電気光学装置は、例えば、本実施形態においては有機ELディスプレイ10aに対応している。特許請求の範囲の供給線は、例えば、本実施形態においては第1の静電保護回路制御線Lc1または第2の静電保護回路制御線Lc2に対応している。
(第3実施形態)
次に、第1または第2実施形態で説明した電子装置または電気光学装置としての有機ELディスプレイ10,10aの電子機器の適用について図5に従って説明する。有機ELディスプレイ10は、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ等種々の電子機器に適用できる。
図5は、モバイル型パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図を示す。図5において、パーソナルコンピュータ50は、キーボード51を備えた本体部52と、前記有機EL
ディスプレイ10,10aを用いた表示ユニット53とを備えている。この場合においても、有機ELディスプレイ10,10aを用いた表示ユニット53は前記第1または第2実施形態と同様な効果を発揮する。
尚、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
○上記第1実施形態では、全ての放電用トランジスタQHの各ゲートは静電保護回路制御線Lcを介して共通して接続し、各放電用トランジスタQHのソース/ドレイン間の導電率を一律に制御するようにした。これを、放電用トランジスタQHを複数組に区分けし、その区分けした組に属する各放電用トランジスタQHの各ゲート毎に独立した静電保護回路制御線Lcに接続する。このようにすることで、前記組に属する複数の放電用トランジスタQH毎に個別にその各ソース/ドレイン間の導電率を制御することができる。例えば、表示領域Pに赤用、緑用及び青用の画素20をデータ線X1〜Xm毎に交互に備えたフルカラー表示可能な有機ELディスプレイにおいては、各色毎で複数の放電用トランジスタQHを区分けし、その区分けされた同色の画素20に接続された放電用トランジスタQH毎に静電保護回路制御線Lcに接続する。このようにすることで、複数の放電用トランジスタQHの各ソース/ドレイン間の導電率をその各色の画素20に接続された放電用トランジスタQH毎に独立して制御する。この結果、上記記載の効果に加えて、放電用トランジスタQHをその各色毎に適切に制御することができる。
○上記第1実施形態では、全ての放電用トランジスタQHの各ゲートは静電保護回路制御線Lcを介して共通して接続した。そして、制御回路11から所定のアナログ電圧制御信号Vssが供給されることで放電用トランジスタQHをオン・オフ制御するようにした。つまり、各放電用トランジスタQHのゲートには、等しくアナログ電圧制御信号Vssが供給される。これを、各放電用トランジスタQH毎に所定の大きさを有した抵抗素子を備えた静電保護回路制御線を用いてもよい。このようにすることで、各放電用トランジスタQHのソース/ゲート間に流れるリーク電流を最小限にすることができるので、データ電流Id1〜Idmを精度良く対応する画素20に供給することができる。
○上記第1実施形態では、放電用トランジスタQHはその導電型がN型であったが、P型であってもよい。このようにすることで、上記第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
○上記実施形態では、単色の有機ELディスプレイ10、10aであったが、フルカラー表示が可能な有機ELディスプレイに応用してもよい。
○上記実施形態では、有機EL素子OLEDを備えた有機ELディスプレイに具体化して好適な効果を得たが、有機ELディスプレイ以外の例えばデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたディスプレイ、電子放出素子を用いたディスプレイ(FED)やSED(Surface−Conduction Electron−Emitter Display)に具体化してもよい。
第1の実施形態に係る有機ELディスプレイの電気的構成を説明するための図である。 第1の実施形態に係る電圧制御回路と、第nの走査線と第mのデータ線との交差部に対応して配置された画素の回路図である。 走査信号、発光期間制御信号及びデータ電流のタイミングチャートである。 第2の実施形態に係る有機ELディスプレイの電気的構成を説明するための図である。 第3の実施形態に係る電子機器としてのモバイル型のパーソナルコンピュータの斜視図である。 従来の画素の電気的構成を説明するための図である。 従来の画素の電気的構成を説明するための図である。
符号の説明
Lc,…供給線としての静電保護回路制御線、Lc1,Lc2…供給線としての第1または第2の静電保護回路制御線、Lp…放電線、OLED…電子素子または電気光学素子としての有機EL素子、QH…放電用トランジスタ、X1〜Xm…信号線としてのデータ線、Y1〜Yn…走査線、10,10a…電子装置または電気光学装置としての有機ELディスプレイ、20…画素、30、40…静電保護回路、50…電子機器としてのモバイル型のパーソナルコンピュータ。

Claims (13)

  1. 複数の信号線と、前記複数の信号線の各々に接続した複数の電子素子とを備えた電子装置の静電保護回路において、
    静電気に伴う電圧を放電する放電線を設けるとともに、前記複数の信号線の各々に対して放電用トランジスタを設け、各放電用トランジスタの第1の端子をそれぞれ対応する信号線に接続し、各放電用トランジスタの第2の端子を前記放電線に接続し、各放電用トランジスタの制御用端子をフローティング状態に設定することを特徴とする電子装置の静電保護回路。
  2. 請求項1に記載の電子装置の静電保護回路において、
    前記各放電用トランジスタの制御用端子は、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を制御する電圧信号を供給するための供給線に接続されていることを特徴とする電子装置の静電保護回路。
  3. 請求項1または2に記載の電子装置の静電保護回路において、
    前記放電線と前記供給線は、電気的に独立していることを特徴とする電子装置の静電保護回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の電子装置の静電保護回路において、
    前記電圧信号は、その電圧レベルが可変であり、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を最小にする電圧レベルであることを特徴とする電子装置の静電保護回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の電子装置の静電保護回路において、
    前記複数の信号線の各々に対して放電用トランジスタは、その導電型が互いに異なる2つの第1及び第2の放電用トランジスタからなり、
    前記供給線は、第1の放電用トランジスタに対応した第1の供給線と第2の放電用トランジスタに対応した第2の供給線とからなることを特徴とする電子装置の静電保護回路。
  6. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記各走査線と前記各データ線との交差部に対応した位置に配置された電気光学素子を含む画素と
    を備えた電気光学装置の静電保護回路において、
    静電気に伴う電圧を放電する放電線を設けるとともに、前記複数のデータ線の各々に対して放電用トランジスタを設け、各放電用トランジスタの第1の端子をそれぞれ対応する信号線に接続し、各放電用トランジスタの第2の端子を前記放電線に接続し、各放電用トランジスタの制御用端子をフローティング状態に設定することを特徴とする電気光学装置の静電保護回路。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置の静電保護回路において、
    前記各放電用トランジスタの制御用端子は、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を制御する電圧信号を供給するための供給線に接続されていることを特徴とする電気光学装置の静電保護回路。
  8. 請求項6または7に記載の電気光学装置の静電保護回路において、
    前記放電線と前記供給線は、電気的に独立していることを特徴とする電気光学装置の静電保護回路。
  9. 請求項6乃至8のいずれか一つに記載の電気光学装置の静電保護回路において、
    前記電圧信号は、その電圧レベルが可変であり、前記第1の端子と前記第2の端子との間の導電率を最小にする電圧レベルであることを特徴とする電気光学装置の静電保護回路
  10. 請求項6乃至9のいずれか一つに記載の電気光学装置の静電保護回路において、
    前記複数の信号線の各々に対して放電用トランジスタは、その導電型が互いに異なる2つの第1及び第2の放電用トランジスタからなり、
    前記供給線は、第1の放電用トランジスタに対応した第1の供給線と第2の放電用トランジスタに対応した第2の供給線とからなることを特徴とする電気光学装置の静電保護回路。
  11. 請求項6乃至10のいずれか一つに記載の電気光学装置の静電保護回路において、
    前記電気光学素子は、その発光層が有機材料で構成されたエレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする電気光学装置の静電保護回路。
  12. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の電子装置の静電保護回路を備えた電子機器。
  13. 請求項6乃至11のいずれか一つに記載の電気光学装置の静電保護回路を備えた電子機器。
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