JP2005156300A - 材料試験機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単純な構成で、試験片の軸心と負荷軸とを合致させることができる材料試験機を提供すること。
【解決手段】 試験片TPは、上チャック6と下チャック7に把持され、上チャック6は、ロードセル8を介して軸心ずれ補償部10の上ロッド14に連結され、下チャック7は、下チャック固定部21を介して架台1に固定されている。クロスヘッド5が負荷軸AX1の方向に移動して試験片TPに負荷を与えると、軸受11に吊持された上ロッド14がXY方向に動いて中心軸AX2を負荷軸AX1に一致させ、試験片の軸心AX3が負荷軸AX1に合致する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、引張り強さなどの材料強度を測定する材料試験機に関する。
従来、架台に立設された一対のねじ棹にクロスヘッドの両端を螺合させるとともに、架台とクロスヘッドにそれぞれチャックを同軸で取り付けた材料試験機が知られている。この材料試験機では、これら上下一対のチャックに試験片の両端をそれぞれ把持させておき、ねじ棹を回転することによりクロスヘッドを架台に対して例えば上昇させ、試験片に引張荷重を負荷する。このような引張試験においては、試験精度を向上させるために、試験片の軸心が負荷方向と平行になるように試験片をチャックに把持させる必要がある。つまり、試験片の軸心と負荷軸を一致させる必要がある。これを解決する手段として、試験片の軸心と負荷軸との偏心を検出し、その偏心量を零にするように上下一対のチャックのいずれか一方を負荷軸と垂直方向に移動させるXYステージを備える材料試験機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−062324号公報(第2頁、図1,5)
上記特許文献1の装置では、試験片の軸心と負荷軸との偏心を検出する検出器が必要であり、その偏心量に基づいてXYステージの移動を制御する電気回路や駆動装置も必要であり、装置構成が複雑になる。
(1)本発明の請求項1の材料試験機は、試験片に荷重を加える負荷手段と、試験片の両端を把持する上下チャックと、上下チャック側のいずれか一方に連結され、試験片に加えられる荷重により、負荷手段による負荷方向と直交する面上で上下チャックのいずれか一方を移動可能とする軸心ずれ補償手段とを備えることを特徴とする。
(2)本発明の請求項2の材料試験機は、試験片に荷重を加えるために負荷方向に移動可能な移動体と、移動体に連結されるとともに試験片の一端を把持する上チャックと、試験機本体に固定されるとともに試験片の他端を把持する下チャックと、移動体に設けられるとともに前記上チャックに連結され、試験片に加えられる荷重により、移動体による負荷方向と直交する面上で上チャックを移動可能とする軸心ずれ補償手段とを備えることを特徴とする。
上記の材料試験機の軸心ずれ補償手段は、試験片に加えられる荷重と、負荷方向と試験片の軸心方向とのズレ量とによって発生する負荷方向と直交する面に平行な分力により、上チャックを移動するように構成することができる。また、軸心ずれ補償手段は、無負荷状態で、上チャックの負荷方向と直交する面上の位置を規制する位置規制手段を有することが好ましい。
本発明によれば、軸心ずれ検出器やXYステージを用いることなく、単純な構成で、試験片の軸心と負荷軸とを合致させることができる材料試験機を実現できる。
以下、本発明による材料試験機について、図1〜4を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態による材料試験機の概略を示す全体構成図である。図2は、本発明の実施の形態による材料試験機の軸心ずれ補償部の構成を示す部分構成図である。図3は、軸心ずれの状態を模式的に示す図である。図4は、本発明の実施の形態の変形例を示す部分構成図である。図1〜4では、同じ構成部品には同一符号を付す。
図1に示されるように、試験機本体100は、架台1、支柱2、ヨーク3、ねじ棹4、クロスヘッド5、上チャック6、下チャック7、ロードセル8、中間ロッド9および軸心ずれ補償部10を備えている。架台1の上面に立設された一対の支柱2の上部には、ヨーク3が横架されている。一対のねじ棹4は、架台1とヨーク3の間に回転可能に設けられている。一対のねじ棹4には、クロスヘッド5が螺合している。ねじ棹4を回転させると、回転方向によってクロスヘッド5が昇降する。
クロスヘッド5には、軸心ずれ補償部10が取り付けられている。軸心ずれ補償部10の構成部品の一つである上ロッド14の下側には、ロードセル8を介して上チャック6が連結されている。架台1に固設された下チャック固定部21には、下チャック7が連結されている。試験片TPは、上チャック6と下チャック7により把持される。引張試験の際は、クロスヘッド5を上昇させるにつれて、試験片TPに荷重が徐々に加わる。
図2を参照しながら、材料試験機の軸心ずれ補償部10を詳細に説明する。図2(a)は、本実施の形態による材料試験機の主要部の構成を示す正面図であり、図2(b)は、図2(a)の上面図である。負荷方向は、クロスヘッド5の昇降する方向であり、負荷軸AX1は、負荷方向に平行であって、固定された下チャック7の把持中心を通る線である。中心軸AX2は、移動可能な上チャック6の把持中心を通る線である。軸心AX3は、試験片TPの負荷されるべき方向の中心軸である。また、矢印で表示するXY方向は、負荷方向と直交する方向である。
軸受11は、クロスヘッド5の上側に載置され、軸受11により上ロッド14が吊持されている。軸受11内には、複数のスラストボール12と4つの位置決めバネ13が配設されている。軸受11、スラストボール12、位置決めバネ13および上ロッド14から軸心ずれ補償部10が構成される。
上ロッド14は、径の大きい頭部14aと径の小さい軸部14bから成るボルト形状を呈している。上ロッド14は、頭部14aが複数のスラストボール12に接して軸受11に吊持されているので、XY方向の運動に対する抵抗力(例えば、摩擦力)は非常に小さい。頭部14aの外周面と軸受11の内周面とは、間隙Gを有して対向しており、頭部14aの外周面は、軸周りに等間隔で配置された位置決めバネ13により、頭部14aの外周面の全周囲にわたって間隙Gを等しく保つように付勢されている。但し、この付勢力は、無負荷状態或いは試験片TPが装着されていないときに、頭部14aの中心軸AX2を軸受11の中心位置上に維持できる程度の力である。従って、小さい水平方向(XY方向)の力が加わるだけで、上ロッド14は、間隙Gの範囲内で負荷方向と直交する面内で移動可能である。なお、間隙Gは、軸受11と上ロッド14との間隔を規制するものであるから、例えば軸部14bの外周面とこれを取り囲むスラストボール12との間隔を間隙Gとしてもよい。
以下、本実施の形態の材料試験機100の動作を説明する。先ず、図2に示されるように、試験片TPを上チャック6と下チャック7により把持する。このとき、中心軸AX2が負荷軸AX1に一致していれば、試験片TPの軸心AX3も負荷軸AX1上にあるので、何ら問題なく引張試験を行い、正確な測定値を得ることができる。しかし、通常、材料試験機には部品加工や組立上のいわゆる機械誤差があるので、中心軸AX2が負荷軸AX1に一致しない場合がある。この不一致状態のまま引張試験を行うと、正確な測定値を得ることができない。
図3は、中心軸AX2が負荷軸AX1に一致していない状態を示す正面図である。図示の便宜上、試験片TPは、上チャック6に把持された部分TP1と下チャック7に把持された部分TP2とに分けて示す。下チャック7は、下チャック固定部21に固定されているので動かない。上チャック6は、図2に示されるように、軸心ずれ補償部10によりXY方向に移動可能である。
図3に示されるように、中心軸AX2が負荷軸AX1に対してΔGだけずれているとする。試験片TPを上下チャック6,7に把持させると、試験片TPの軸心AX3は、負荷軸AX1に対して傾斜する。この状態で、試験片TPに引張荷重を与えると、引張力とズレ量ΔGの大きさに応じて、分力Fが発生する。分力Fは、XY方向に沿った、図中では左方向に働く力である。分力Fは、引張試験の初期段階から発生するので、分力Fにより、上ロッド14が軸受11に対して左方向に動く。中心軸AX2が負荷軸AX1に一致する(ΔG=0)と分力Fが零になるので、上ロッド14は停止する。試験片TPの軸心AX3は、負荷軸AX1に一致する。この状態で引張試験を行えば、正確な測定値を得ることができる。
引張試験終了後に、試験片TPを上下チャック6,7から取り外す。上ロッド14のXY方向に働く力は、4つの位置決めバネ13の付勢力だけになるので、上ロッド14の頭部14aの外周面は、頭部14aの外周面の全周囲にわたって間隙Gを等しく保つ状態に復帰する。従って、上下チャック6,7間の芯出し作業の必要はなく、次の試験片を上下チャック6,7に正確に取り付けることができる。
次に、図4により本実施の形態の変形例を説明する。図4(a)は、変形例による材料試験機の主要部の構成を示す正面図であり、図4(b)は、図4(a)の上面図である。
図4の材料試験機が図2の材料試験機と大きく異なる点は、軸心ずれ補償部の構成であり、他の構成要素は、図2と同様なので説明の重複を避ける。
図4において、軸心ずれ補償部30は、クロスヘッド5の上側に載置されており、スラストボール保持部31と、複数のスラストボール32と、クロスヘッド5内に挿入される軸部33とから構成される。スラストボール保持部31と軸部33は、一体で構成されている。軸部33の外周面とクロスヘッド5の内周面とは、間隙Gを有して対向している。複数のスラストボール32は、スラストボール保持部31の空洞全域に多数配設されている。
軸部33の下面には、ロードセル8が接続されている。クロスヘッド5の上面5Aは、複数のスラストボール32を介して、スラストボール保持部31、軸部33、ロードセル8、中間ロッド9および上チャック6を支持している。小さい水平方向(XY方向)の力が加わると、スラストボール保持部31と軸部33は、間隙Gの範囲内で負荷方向と直交する面内で移動可能である。
試験片TPを上下チャック6,7に把持させ、軸心ずれ補償部30の中心軸AX2´が負荷軸AX1に対してずれている場合に、試験片TPに引張荷重を与えると、XY方向に分力が働く。この分力により、スラストボール保持部31がクロスヘッド5の上面5Aに沿って移動し、分力が零になると停止する。この状態で引張試験を行えば、正確な測定値を得ることができる。軸心ずれ補償部30は、スラストボール保持部31と軸部33が一体となっているので、本実施の形態の軸心ずれ補償部10に比べて一層シンプルな構造を実現できる。
上述したように、本発明の材料試験機は、軸心ずれ補償部10,30を備えるので、単純な構成で、試験片の軸心と負荷軸とを合致させることができ、正確な測定値を得ることができる。
上記の実施の形態および変形例では、軸心ずれ補償部10,30のXY方向の移動は全周囲にわたるものであるが、軸心ずれが一定の方向に限られるならば、XY面上の1軸方向のみでもよい。また、本実施の形態の軸心ずれ補償部10に内蔵される位置決めバネ13は、3個以上でほぼ等間隔に配設されていればよい。
さらに、軸心ずれ補償部10,30は、クロスヘッドの下面に取り付けることもできる。また、上記の実施の形態とは逆に、上チャック6を固定し、下チャック7を負荷方向と直交する面内で移動可能とし、軸心ずれ補償部10,30を下チャック7側に設けることもできる。本発明は、上記の実施の形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
本発明の実施の形態に係る材料試験機の概略を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態に係る材料試験機の軸心ずれ補償部の構成を示す部分構成図である。 軸心ずれの状態を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態の変形例を示す部分構成図である。
符号の説明
1:架台
2:支柱
3:ヨーク
4:ねじ棹
5:クロスヘッド
6:上チャック
7:下チャック
8:ロードセル
10,30:軸心ずれ補償部
11:軸受
12:スラストボール
13:位置決めバネ
14:上ロッド
100:試験機本体100
AX1:負荷軸
AX2:中心軸
AX3:軸心
TP:試験片

Claims (4)

  1. 試験片に荷重を加える負荷手段と、
    前記試験片の両端を把持する上下チャックと、
    前記上下チャック側のいずれか一方に連結され、前記試験片に加えられる荷重により、前記負荷手段による負荷方向と直交する面上で前記上下チャックのいずれか一方を移動可能とする軸心ずれ補償手段とを備えることを特徴とする材料試験機。
  2. 試験片に荷重を加えるために負荷方向に移動可能な移動体と、
    前記移動体に連結されるとともに前記試験片の一端を把持する上チャックと、
    試験機本体に固定されるとともに前記試験片の他端を把持する下チャックと、
    前記移動体に設けられるとともに前記上チャックに連結され、前記試験片に加えられる荷重により、前記移動体による負荷方向と直交する面上で前記上チャックを移動可能とする軸心ずれ補償手段とを備えることを特徴とする材料試験機。
  3. 請求項2に記載の材料試験機において、
    前記軸心ずれ補償手段は、前記試験片に加えられる荷重と、前記負荷方向と前記試験片の軸心方向とのズレ量とによって発生する負荷方向と直交する面に平行な分力により、前記上チャックを移動することを特徴とする材料試験機。
  4. 請求項2または3に記載の材料試験機において、
    前記軸心ずれ補償手段は、無負荷状態で、前記上チャックの前記負荷方向と直交する面上の位置を規制する位置規制手段を有することを特徴とする材料試験機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017049070A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 エスペック株式会社 試験装置及び恒温装置
JP2017049073A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 エスペック株式会社 環境試験装置及び副試験室ユニット

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