JP2005155828A - 柔軟管継手方法と継手コネクタ及びかしめ加工工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来、柔軟管継手の方式は、割りリングによって柔軟管をインナーコア部に締め付ける方法によってきたが、架橋ポリエチレン管等の柔軟管は、捩じりに弱く傷つき易い素材であるため、硬性合成樹脂成形品の開発とも相まって螺合を中心とした継手方式をかしめを中心とした継手方式に切替えなければならない問題がある。
【解決手段】
コネクタ1の継手部を、工具の加圧掛架溝2、覆着管3に設けた掛架舌片の係止溝12を形成し、その先に柔軟管Pを圧入し圧着するインナーコア部を形成して構成し、インナーコア部に柔軟管を挿入すると共に、覆着管を継手部に覆着して、継手部の凹凸形状に対応する凹陥内壁を有する加工工具により、覆着管と共に上下から圧着するようにした。
【選択図】図2
従来、柔軟管継手の方式は、割りリングによって柔軟管をインナーコア部に締め付ける方法によってきたが、架橋ポリエチレン管等の柔軟管は、捩じりに弱く傷つき易い素材であるため、硬性合成樹脂成形品の開発とも相まって螺合を中心とした継手方式をかしめを中心とした継手方式に切替えなければならない問題がある。
【解決手段】
コネクタ1の継手部を、工具の加圧掛架溝2、覆着管3に設けた掛架舌片の係止溝12を形成し、その先に柔軟管Pを圧入し圧着するインナーコア部を形成して構成し、インナーコア部に柔軟管を挿入すると共に、覆着管を継手部に覆着して、継手部の凹凸形状に対応する凹陥内壁を有する加工工具により、覆着管と共に上下から圧着するようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、架橋ポリエチレン管等の柔軟管を継手コネクタによって継手する継手方法とその継手に用いる継手コネクタとかしめ加工工具に関するものである。
架橋ポリエチレン管等の柔軟管は屈曲が自在であり、配管に便利であるため水道配管等に多く用いられているが、金属管のように螺合等によって継手することができず、従来から特殊な継手方法が用いられている。
即ち、例えば特許文献1に示されるように、継手コネクタのインナーコア部に柔軟管を嵌着し、柔軟管の上に割りリングを嵌め、更に、割りリング上に締め付けリングを嵌めてナットにより摺動させて割りリングで柔軟管をインナーコア部に締め付けるといった方法が行われてきた。
また、例えば特許文献2に示されるように、割りリングを用いずに内周面にインナーコア部の係止用刻みに対応する環状溝を設けた押えリングを摺動させて柔軟管をインナーコア部に締め付けるといった方法も行われている。
かしめ圧着については、従来、覆着体の端部を金槌等で叩いて開口部等を狭めることにより覆着体を変形させて圧着することが基本的なものであるが、溝付け工具のように円周方向から素材を絞る方法も行われている。
実開平3−78193号公報
特許第3395044号公報
しかしながら、割りリングによって柔軟管をインナーコア部に締め付ける方法は、作業に用いる部品点数が多く、割りリングの柔軟管への嵌着作業や締め付けリングによる締め付け作業が極めて面倒であり、締め付け作業には熟練も要するという問題があった。
また、近時、スーパーエンジニアリングプラスチック(PPSU)等といった硬性合成樹脂成形品の開発が進められ、水道配管については、衝撃に強く、耐塩素性もあるこれらの硬性合成樹脂成形品の活用が注目されており、金属素材を前提とした管継手の方式に対する見直しが迫られている。
更に、水道配管に多く用いられるようになった架橋ポリエチレン管等の柔軟管は、捩じりに弱く傷つき易い素材であるため、螺合を中心とした継手方式を上下方向からの押圧密着によるかしめを中心とした継手方式に切替え、素材に適合した継手方式とする必要もある。
しかしながら、従来の覆着体の端部を金槌等で叩く方式では到底対応できないことは勿論、円周方向からの絞り方式も配管部材である架橋ポリエチレン管等が、捩じりに弱く傷つき易い素材であることから適用し難い問題がある。
本発明は上記した問題に対応しようとするものであり、継手管コネクタの継手部を、基部に加工工具の加圧掛架溝を設け、これに次いで覆着管に設けた掛架舌片の係止溝を形成し、フランジを介して、その先端側に柔軟管Pを圧入し覆着管3のかしめ変形によって柔軟管Pを、その外周面に圧着するインナーコア部を形成して柔軟管挿入部を構成し、インナーコア部に柔軟管を挿入すると共に、可塑性金属管による覆着管を継手部に覆着して、継手部の凹凸形状に対応する凹陥内壁を有する加工工具により、柔軟管挿入部を覆着管と共に上下から圧着してかしめるようにした。
また、継手管コネクタを、スーパーエンジニアリングプラスチック等の硬性合成樹脂成形品によって形成するようにし、継手管コネクタの成形を効率化すると共に、衝撃に強く、耐塩素性によって腐食や錆に対応して流路の清潔と機能維持を図るようにした。
更に、覆着管の基部側腹部に、基部側に折曲舌片を設けた窓孔を設定し、折曲舌片を柔軟管挿入部の係止溝に掛合して、覆着管を圧入した柔軟管上に係止すると共に、窓孔を通じてインナーコア部に柔軟管が確実に圧入されていることを確認できるようにした。
加えて、覆着管を、変形しにくいが腐食や錆の発生のないステンレスパイプによって構成するようにし、継手管コネクタに設けた加工工具の加圧掛架溝と上下からの圧着により柔軟管を配管敷設現場で迅速、確実に継手できるようにした。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。1は継手管コネクタで、基部に加工工具Wの加圧掛架溝2を設け、これに次いで覆着管3の基部に設けた折曲舌片31を掛架して覆着管を圧入した柔軟管P上に係止する係止溝12を形成したフランジ部14、その先端側にはテーパー状に高低差を設ける周回突条13が形成され柔軟管Pを圧入し覆着管3のかしめ変形によって柔軟管Pを、突条13を含むその外周面に圧着するインナーコア部21を形成した柔軟管挿入部11が三方に張り出して設けられている。
覆着管3は、その基部側腹部に、基部側に折曲舌片31を設けた窓孔32が複数設定されており、折曲舌片31を柔軟管挿入部の係止溝12に掛合して、覆着管3を、圧入した柔軟管P上に係止すると共に、窓孔32を通じてインナーコア部11に柔軟管が確実に圧入されていることを確認できるようになっている。
継手管コネクタ1への柔軟管Pの装着は、先ず、柔軟管挿入部11に覆着管3を挿通して折曲舌片31を係止溝12に掛合し、覆着管3の内径とインナーコア部11の外周面との間隙部に、周回突条13の形成部を超えて加圧掛架溝2の手前に形成されたフランジ部14に達するまでインナーコア部21に柔軟管Pを挿入する。
覆着管3の窓孔32を通じてインナーコア部11に柔軟管が確実に圧入されていることを確認したうえで、覆着管3の上部からインナーコアの外周形状に対応する内壁形状を有する加圧型を上下に2分割して形成した加圧部材4、4の先端部に設けられ、継手管コネクタ1の柔軟管挿入基部に設けた掛架溝2に掛架する掛架突片41、41を、被加圧体への加圧掛架溝2に掛架して覆着管3を含む被加圧体の上下から加圧部材4、4を圧接して被加圧体の外周形状に沿ったかしめ圧着を行う。
加圧部材4、4の内壁形状は、図6に示す通り先端部に設けられた前記掛架、係止溝12に対応して覆着管の折曲舌片31設定部を上部周面から押圧固定する押圧突片42、インナーコア部11の外周面の周回突条13、13の間の凹部に対応するかしめ突条43、43が形成された加圧型となっており、これを圧接する圧着駆動機構は、シリンダーを用いた機械的なもの、或いは梃子による手動的なもの(いずれも図示しない。)等、かしめ加工の作業環境に応じて適宜なものを用いて行うものである。
覆着管3は、銅製パイプを用いることにより、加圧力が小さくても密着性を増し水漏れの危険は少なく成るが、耐塩素性によって腐食や錆に弱いため、好ましくは、ステンレスパイプを用いることにより、継手部の腐食や錆の発生を防止するかしめ圧着を行うことができる。
本発明は以上のように構成したので、従来、部品点数や手順が多く熟練を要するとされた金属管等の硬質管と架橋ポリエチレン管等柔軟管との継手を、かしめ圧着によって一挙に且つ確実に行うことができ、更に、スーパーエンジニアリングプラスチック等の硬性合成樹脂成形品による継手管コネクタを用い、ステンレスパイプの覆着により耐塩素性を高め、腐食や錆の防止にも活用することができたものである。
1 継手管コネクタ
11 継手管コネクタの柔軟管挿入部
12 継手管コネクタの覆着管係止溝
13 継手管コネクタインナーコア部周回突条
14 継手管コネクタのフランジ部
2 継手管コネクタ加圧掛架溝
21 継手管コネクタインナーコア部
3 覆着管
31 折曲舌片
32 覆着管基部側腹部の窓孔
4 かしめ加工工具の加圧部材
41 かしめ加工工具加圧部材の掛架突片
42 かしめ加工工具加圧部材の折曲舌片設定部押圧突片
43 かしめ加工工具加圧部材のかしめ突条
P 柔軟管
W かしめ加工工具
11 継手管コネクタの柔軟管挿入部
12 継手管コネクタの覆着管係止溝
13 継手管コネクタインナーコア部周回突条
14 継手管コネクタのフランジ部
2 継手管コネクタ加圧掛架溝
21 継手管コネクタインナーコア部
3 覆着管
31 折曲舌片
32 覆着管基部側腹部の窓孔
4 かしめ加工工具の加圧部材
41 かしめ加工工具加圧部材の掛架突片
42 かしめ加工工具加圧部材の折曲舌片設定部押圧突片
43 かしめ加工工具加圧部材のかしめ突条
P 柔軟管
W かしめ加工工具
Claims (6)
- 継手管コネクタの継手部を、基部に加工工具の加圧掛架溝を設け、これに次いで覆着管に設けた掛架舌片の係止溝を形成し、フランジを介して、その先端側に柔軟管を圧入するインナーコア部を形成して柔軟管挿入部を構成し、インナーコア部に柔軟管を挿入すると共に、可塑性金属を素材とする覆着管を継手部に覆着して、継手部の凹凸形状に対応する凹陥内壁を有する加工工具により、柔軟管挿入部を覆着管と共に上下から圧着してかしめることを特徴とする柔軟管継手方法
- 継手管コネクタを、スーパーエンジニアリングプラスチック等の硬性合成樹脂成形品によって形成し、覆着管をステンレスパイプによって構成するようにした請求項1記載の柔軟管継手方法
- 基部に加工工具の加圧掛架溝を設け、これに次いで覆着管に設けた掛架舌片の係止溝を形成し、フランジを介して、その先端側に柔軟管を圧入するインナーコア部を本体の端部に形成して構成した硬性合成樹脂成形による継手コネクタ
- 可塑性金属管の基部側腹部に、基部側に折曲舌片を設けた窓孔を設定したことを特徴とする柔軟管かしめ継手用覆着管
- 素材をステンレスによって構成するようにした請求項4記載の柔軟管かしめ継手用覆着管
- 被加圧体の外周形状に対応する内壁形状を有する加圧型を上下に2分割し、先端部に、被加圧体に設けた掛架溝に掛架する掛架突片を設けた加圧体と、加圧体を被加圧体の上下から圧着する圧着駆動機構とから成る柔軟管継手部のかしめ加工工具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003397272A JP2005155828A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 柔軟管継手方法と継手コネクタ及びかしめ加工工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003397272A JP2005155828A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 柔軟管継手方法と継手コネクタ及びかしめ加工工具 |
Publications (1)
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---|---|
JP2005155828A true JP2005155828A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34722469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003397272A Pending JP2005155828A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 柔軟管継手方法と継手コネクタ及びかしめ加工工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005155828A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0240193U (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-19 | ||
JPH0926078A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-01-28 | Yazaki Corp | ホース用継手構造 |
JPH11315983A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-11-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 管継手 |
JP2001179367A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-07-03 | Toyox Co Ltd | カシメダイス装置 |
-
2003
- 2003-11-27 JP JP2003397272A patent/JP2005155828A/ja active Pending
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JPH11315983A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-11-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 管継手 |
JP2001179367A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-07-03 | Toyox Co Ltd | カシメダイス装置 |
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