JP2005155666A - 二重シール弁 - Google Patents

二重シール弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2005155666A
JP2005155666A JP2003390852A JP2003390852A JP2005155666A JP 2005155666 A JP2005155666 A JP 2005155666A JP 2003390852 A JP2003390852 A JP 2003390852A JP 2003390852 A JP2003390852 A JP 2003390852A JP 2005155666 A JP2005155666 A JP 2005155666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
cleaning
cleaning liquid
valve shaft
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003390852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4235536B2 (ja
Inventor
Toru Tateishi
透 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO STAINLESS KOGYO KK
Original Assignee
TOYO STAINLESS KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO STAINLESS KOGYO KK filed Critical TOYO STAINLESS KOGYO KK
Priority to JP2003390852A priority Critical patent/JP4235536B2/ja
Publication of JP2005155666A publication Critical patent/JP2005155666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4235536B2 publication Critical patent/JP4235536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K1/00Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
    • F16K1/32Details
    • F16K1/34Cutting-off parts, e.g. valve members, seats
    • F16K1/44Details of seats or valve members of double-seat valves
    • F16K1/443Details of seats or valve members of double-seat valves the seats being in series
    • F16K1/446Details of seats or valve members of double-seat valves the seats being in series with additional cleaning or venting means between the two seats

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

【課題】下部流路から下方へ突出する、床に近い第1弁軸部分での汚染を防止するようにした二重シール弁を提供すること。
【解決手段】上部流路1と下部流路2との間に形成した連通路3に弁座6を設け、弁座6の内周側に係合する第1弁体7を第1弁軸8に、また弁座6の上部側に押接係合する第2弁体9を、第1弁軸8に摺動自在に套嵌される第2弁軸10に夫々設けると共に、第1弁軸8を弁開閉駆動機構に連動連結し、開弁時に第1弁軸8の上動に伴って第2弁体9が第1弁体7に追従移動する二重シール弁おいて、下部流路2から下方へ突出した第1弁軸8部分の外周面を摺動自在に支持する下部カバー部材15の下端部15aを袋状の閉塞端部とし、この袋状閉塞端部15aに横向きに開口するドレン口16を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品製造、醸造などの機械やプラントにおける液体流通ラインに使用されるシール弁に関し、特に流路を二重にシールすることにより二液の混合を防止する二重シール弁に関するものである。
この種の二重シール弁としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載の二重シール弁は、図3に示すように、上部流路1と下部流路2との間に形成した連通路3に弁座6を設け、弁座6の内周側に係合する第1弁体7を第1弁軸8に、また弁座6の上部側に押接係合する第2弁体9を、第1弁軸8に摺動可能に套嵌される第2弁軸10にそれぞれ設けると共に、第1弁軸8をこれの上方側で弁開閉駆動機構(図示省略)に連動連結し、開弁時に弁開閉駆動機構の作動による第1弁軸8の上動に伴って第2弁体9が追従移動するようにしたものであって、下部流路2から下方へ突出する第1弁軸8の下部軸部8bの外周面と、この第1弁軸8の下部軸部8bを摺動可能に支持する下部カバー部材15の内周面との間、及び上部流路1から上方へ突出する第2弁軸10部分の外周面と、この第2弁軸10部分を摺動可能に支持する上部カバー部材13の内周面との間に、第1弁軸8及び第2弁軸10のそれぞれのストロークよりも長い洗浄用環状通路46,47をそれぞれ形成し、各環状通路46,47の下端部に径小の洗浄液供給口48,49を、また上端部に径大の洗浄液排出口50,51を設けている。従って、この二重シール弁によれば、下部流路2から下方へ突出する第1弁軸8の下部軸部8b及び上部流路1から上方へ突出する第2弁軸10部分が大気に接触していても、定期的に洗浄液供給口48,49より洗浄液を洗浄用環状通路46,47に供給することにより、弁軸8,10の大気接触部分を洗浄することが出来る。尚、図3において、52は第1弁軸8の上部軸部8a外周面と第2弁軸10の内周面との間の洗浄用環状通路53に洗浄液を供給する洗浄液供給口である。
この種の二重シール弁の使用において、上部流路1から上方へ突出する第2弁軸10部分には弁開閉駆動機構が連設されて、弁軸10部分がシリンダー等で覆われた状態となるため、この上部流路1から突出第2弁軸10部分はそれ程問題ないが、下部流路2から下方へ突出する第1弁軸8の下部軸部8bは下方に位置して床に近いために汚染され易く、雑菌を含んだ塵等が付着し易い。然るに、上記特許文献1に記載のように洗浄液供給口48より洗浄液を洗浄用環状通路46に供給して弁軸8部分の大気接触部分を洗浄しても、洗浄後に付着した塵が洗浄用環状通路46を通じて内部に入り込んで、弁内部が汚染されるおそれがある。
また、上記特許文献1に記載の二重シール弁では、洗浄用環状通路46の一端側に洗浄液供給口48を設け、その他端側に洗浄液排出口50を設け、環状通路47の一端側に洗浄液供給口49を設け、その他端側に洗浄液排出口51を設け、また内部側の洗浄用環状通路53ではその一端側に洗浄液供給口52を設け、この供給口52より供給した洗浄液は下部流路2から下方へ突出した第1弁軸8の下部軸部8b内部から排出するようにしている。即ち、洗浄液供給口と洗浄液排出口とが同じ数だけ設けられている。そうすると、洗浄に際して、洗浄液として高温水や高温スチームを使用する場合に、作業員が洗浄液排出口を閉め忘れることがあれば、その閉め忘れた排出口から高温水や高温スチームの洗浄液が噴出して、危険な事態を招くおそれがある。
本発明の主たる目的は、下部流路から下方へ突出する第1弁軸部分での汚染を防止するようにした二重シール弁を提供することにある。また本発明は、複数の洗浄用環状通路に夫々洗浄液供給口を設けるが、洗浄液の排出口を一箇所にして、複数の環状通路から排出される洗浄液を一箇所に集約して排出させるようにすることで、洗浄液排出口の閉め忘れを無くし、危険事態発生の防止を図った二重シール弁を提供するものである。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、上部流路1と下部流路2との間に形成した連通路3に弁座6を設け、弁座6の内周側に係合する第1弁体7を第1弁軸8に、また弁座6の上部側に押接係合する第2弁体9を、第1弁軸8に摺動自在に套嵌される第2弁軸10に夫々設けると共に、第1弁軸8を弁開閉駆動機構に連動連結し、開弁時に第1弁軸8の上動に伴って第2弁体9が第1弁体7に追従移動する二重シール弁おいて、下部流路2から下方へ突出した第1弁軸8部分の外周面を摺動自在に支持する下部カバー部材15の下端部15aを袋状の閉塞端部とし、この袋状閉塞端部15aに横向きに開口するドレン口16を設けてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の二重シール弁において、下部流路2から下方へ突出した第1弁軸8部分の外周面と下部カバー部材15の内周面との間の洗浄用下部環状通路26に洗浄液供給口28を設け、この供給口28より供給した洗浄液を洗浄用下部環状通路26に通して前記袋状閉塞端部15a内に排出させ、また上部流路1から上方へ突出した第2弁軸10部分の外周面と上部カバー部材13の内周面との間の洗浄用上部環状通路27に洗浄液供給口29を設け、この供給口29より供給した洗浄液を、洗浄用上部環状通路27に通した後、第2弁軸10の連通口32から第2弁軸10の内周面と第1弁軸8の外周面との間の洗浄用内側環状通路23に通して、第1弁体7と第2弁体9と弁座6との間の環状室22に流し込み、更に前記洗浄用内側環状通路23に洗浄液供給口17を設け、この供給口17より供給した洗浄液を、洗浄用内側環状通路23に通すと共に、第1弁軸8の連通孔19から第1弁軸8の内部通路20に流入し、この内部通路20に流入した洗浄液を洗浄液噴出孔21から前記環状室22に噴射させ、この環状室22内の洗浄液を第1弁体7の通孔24から第1弁軸8内の内部排出路25を通じて前記袋状閉塞端部15a内に排出させるように構成してなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1に記載の二重シール弁において、下部流路2から下方へ突出した第1弁軸8部分の外周面と下部カバー部材15の内周面との間の洗浄用下部環状通路26に洗浄液供給口28を設け、この供給口28より供給した洗浄液を洗浄用下部環状通路26に通して前記袋状閉塞端部15a内に排出させ、また上部流路1から上方へ突出した第2弁軸10部分の外周面と上部カバー部材13の内周面との間の洗浄用上部環状通路27に洗浄液供給口29を設け、この供給口29より供給した洗浄液を、洗浄用上部環状通路27に通した後、第2弁軸10の連通口32から第2弁軸10部分の内周面と第1弁軸8部分の外周面との間の洗浄用内側環状通路23に通す一方、第1弁軸8の連通孔36から第1弁軸8の内部通路20に流入し、洗浄用内側環状通路23に通した洗浄液を第1弁体7と第2弁体9と弁座6との間の環状室22に流し込み、第1弁体7の内部通路20に流入した洗浄液を洗浄液噴出孔21から前記環状室22に噴射させ、この環状室22内の洗浄液を第1弁体7の通孔24から第1弁軸8内の内部排出路25を通じて前記袋状閉塞端部15a内に排出させるように構成してなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の二重シール弁によれば、下部流路2から下方へ突出した第1弁軸8部分の外周面を摺動自在に支持する下部カバー部材15の下端部15aを袋状の閉塞端部とし、この袋状閉塞端部15aに横向きに開口するドレン口16を設けたことによって、下部流路2から突出して床に近い側にある第1弁軸8部分が下部カバー部材15下端部の袋状閉塞端部15aによって覆われるから、雑菌を含んだ塵等が付着し難く、弁内部を汚染されるおそれが極めて少なくなる。
請求項2に係る発明の二重シール弁によれば、当該二重シール弁の内部ならびに上下流路1,2から夫々下方へ突出して外気と接触し易い弁軸8,10部分の洗浄を有効に行わせることができると共に、洗浄を行った洗浄液を、最終的に下部カバー部材下端部の袋状閉塞端部15aに設けた一つのドレン口16に集約し、このドレン口16より排出させるようにすることによって、従来のような洗浄液排出口の閉め忘れが無くなり、従って閉め忘れた排出口から洗浄液が噴出したり、洗浄後に供給される滅菌用の高温スチームが噴出するなどの危険な事態の発生を防止出来る。また、洗浄を行った洗浄液を一つのドレン口16に集約して排出させる構造によれば、流路の途中に液溜まりがなくなり、洗浄液を内部に残留させることなく確実に排出させることが出来、従って洗浄後に供給される滅菌用高温スチームの温度低下を来すことなく、この高温スチームを有効に作用させることが出来る。
請求項3に係る発明の二重シール弁によれば、上記請求項2の効果に加え、固定部材である下部カバー部材15及び上部カバー部材13にのみ洗浄液供給口28,29を設けているから、この洗浄液供給口28,29に接続する配管が固定配管となって、配管設備が簡単になると共に安全性が確保される。
図1は、本発明に係る二重シール弁の一実施形態を示す縦断面図である。この図において、1は上部流路、2は下部流路で、上部流路1と下部流路2とは互いに平行又は交差方向に形成されていて、両流路1,2の間には連通路3が形成され、また両流路1,2における連通路3と同軸上に対向する部位に上部開口部4及び下部開口部5が形成され、そして連通路3には弁座6が装着されている。上部流路1及び下部流路2に、それぞれ例えば各種飲料液又は洗浄液を流通させるようになっている。
7は、弁座6の内周側に係合する第1弁体で、上部開口部4から連通路3を通って下部開口部5側に挿入された第1弁軸8の上部軸部8aの下端部に一体形成されている。この第1弁体7の下部には中空状の下部軸部8bが同軸一体に形成され、上部軸部8aの上部は、図示は省略するが、エアシリンダからなる弁開閉駆動機構に連動連結されている。これの上部軸部8aと下部軸部8bとによって第1弁軸8が形成される。9は、第1弁体7の上側に位置して弁座6の上部側に上方より押接係合する第2弁体であって、第1弁軸8の上部軸部8aに套嵌された第2弁軸10の下端部に一体に形成されている。この第2弁軸10は、図示は省略するが、コイルばねからなる第1ばねによって常時下向きに付勢され、それにより第2弁体9を弁座6の上部側に押し付けている。
第1弁体7には、弁座6の内周側に摺動可能に密接する主環状パッキン11が取り付けられ、第2弁体9には、弁座6の上部側に密接する副環状パッキン12が取り付けられている。上部流路1の上部開口部4には、この開口部4から上方へ突出する第2弁軸10の外周面をを摺動可能に支持する上部カバー部材13が設けられ、この上部カバー部材13と上部開口部4と第2弁軸10との間にはパッキン14が介装されている。また、下部流路2の下部開口部5には、この開口部5から下方へ突出する第1弁軸8の下部軸部8bの外周面を摺動可能に支持する下部カバー部材15が設けられ、この下部カバー部材15と下部開口部5と第1弁軸8との間にはパッキン14が介装されている。
下部流路2から下方へ突出した第1弁軸8の下部軸部8bの外周面を摺動自在に支持する下部カバー部材15の下端部15aは、図示のような袋状の閉塞端部とされ、この袋状閉塞端部15aには、横向きに開口する、即ち第1弁軸8の軸方向と直交する向きに開口するドレン口16が設けられている。図示は省略するが、ドレン口16にはドレン管が接続されるようになっている。
図1に示すように、上部流路1から上方へ突出した第2弁軸10の所要部位に洗浄液供給口17が設けられ、この洗浄液供給口17には洗浄液ホース接続用の口金18が取り付けられる。洗浄液供給口17は、連通孔19を介して、第1弁軸8の上部軸部8aにその中心軸線に沿って設けられた内部通路20に通じ、この内部通路20は、上部軸部8aの下端部に放射状に設けられた複数の洗浄液噴出孔21を介して、第1弁体7と第2弁体9と弁座6との間に形成される環状室22に通じている。また、第1弁軸8の上部軸部8aの外周面と第2弁軸10の内周面との間には、前記洗浄液供給口17より供給される洗浄液を前記連通孔19から内部通路20へ導入するのと並行して同時に積極的に導入し前記上部軸部8aの下端から前記環状室22へ排出するための洗浄用内側環状通路23が形成されている。
しかして、洗浄液供給口17より洗浄液を供給すると、この供給された洗浄液の流量のうちの例えば70%が連通孔19より上部軸部8aの内部通路20に導入され、残りの30%が洗浄用内側環状通路23へ同時に導入される。連通孔19より導入される洗浄液は、上部軸部8aの内部通路20に入り、下端部の各洗浄液噴出孔21から環状室22内に噴出して、この環状室22の内部、即ち弁座6の内周部や弁体7,9の内側部を洗浄した後、複数の通孔24を通って第1弁軸8の下部軸部8b内部の排出路25から下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出される。一方、洗浄用内側環状通路23に導入された洗浄液は、この内側環状通路23を洗浄しながら下方の環状室22へ排出され、上記同様に複数の通孔24を通って第1弁軸8の下部軸部8b内部の排出路25から下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出される。尚、洗浄流体供給口17からは洗浄後に滅菌用スチームが供給され、洗浄液と同様に袋状閉塞端部15a内に排出される。
また、下部流路2から下方へ突出する第1弁軸8の下部軸部8b(第1弁軸部分)の外周面と、当該軸部分を摺動可能に支持する下部カバー部材15の内周面との間、及び上部流路1から上方へ突出する第2弁軸10の部分(第2弁軸部分)の外周面と、当該軸部分を摺動可能に支持する上部カバー部材13の内周面との間には、第1弁軸8及び第2弁軸10のそれぞれ最大ストロークよりも長い洗浄用環状通路26,27がそれぞれ形成されており、各洗浄用環状通路26,27の上端部に洗浄液供給口28,29が設けられ、各供給口28,29には洗浄液供給ホース接続用の口金30,31が取り付けられている。洗浄用上部環状通路27の下端部は、第2弁軸10に設けられた連通孔32を介して前記洗浄用環状通路23に通じ、また洗浄用下部環状通路26の下端部は下部カバー部材15の袋状閉塞端部15aの内部に通じている。
しかして、洗浄液供給口28より加圧洗浄液を供給すると、その洗浄液は洗浄用下部環状通路26を流通しながら第1弁軸8の下部軸部8b外周面を十分に洗浄した後、この洗浄用下部環状通路26の下端部から下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出される。尚、この洗浄用下部環状通路26を形成する下部カバー部材15の内周面にはスパイラル溝26aが形成されているから、この環状通路26を流通する洗浄液が螺旋流を形成して、下部軸部8b外周面の洗浄をより有効に行うことが出来る。
また、洗浄液供給口29より加圧洗浄液を供給すると、その洗浄液は、洗浄用上部環状通路27を流通しながら第2弁軸10の外周面を十分に洗浄した後、第2弁軸10に設けられた連通孔32から第1弁軸8の上部軸部8a外周面と第2弁軸10内周面との間の洗浄用内側環状通路23に導入される。この洗浄用内側環状通路23に導入された洗浄液は、この環状通路23を洗浄しながら下方の環状室22へ排出されて、複数の通孔24から第1弁軸8の下部軸部8b内部の排出路25を通り、下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出される。この場合も、洗浄用上部環状通路27を形成する上部カバー部材13の内周面にスパイラル溝27aが形成されているから、この環状通路27を流通する洗浄液が螺旋流を形成して、第2弁軸10の外周面の洗浄をより有効に行うことが出来る。尚、洗浄流体供給口28,29からは洗浄後に滅菌用スチームが供給され、洗浄液と同様に袋状閉塞端部15a内に排出される。
上記のように三箇所に設けてある洗浄液供給口17,28,29から、第1弁軸8の上部軸部8a外周面と第2弁軸10内周面との間の洗浄用環状通路23、第1弁軸8の上部軸部8aの内部通路20、第1弁軸8の下部軸部8b外周面と下部カバー部材15の内周面との間の洗浄用下部環状通路26、及び第1弁軸8の上部軸部8a外周面と上部カバー部材13の内周面との間の洗浄用上部環状通路27に夫々供給された洗浄液は、最終的に下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に収集され、そしてこの袋状閉塞端部15aに横向きに開口するドレン口16からドレン管(図示せず)により所定の場所へ排出されるようになっている。このように洗浄液の排出口を一箇所にして、複数の環状通路23,26,27を通過して洗浄を行った洗浄液を一つの排出口であるドレン口16に集約し、このドレン口16より排出させるようにすることによって、従来のような洗浄液排出口の閉め忘れが無くなり、従って閉め忘れた排出口から洗浄液が噴出したり、洗浄後に供給される滅菌用の高温スチームが噴出するなどの危険な事態の発生を防止出来る。また、このように複数の洗浄流体供給口17,28,29から洗浄液を供給して洗浄を行った洗浄液を一つのドレン口16に集約して排出させる構造によれば、流路の途中に液溜まりがなくなり、洗浄液を内部に残留させることなく確実に排出させることが出来、従って洗浄後に供給される滅菌用高温スチームが温度低下を来すことがなく、この高温スチームを有効に作用させることが出来る。
また図1に示すように、上記洗浄液供給口17,28,29に洗浄液を供給する洗浄液供給管33は途中で三つに分岐して、その三つに分岐した分岐管33a,33b,33cが洗浄液供給口17,28,29に夫々取り付けられた口金18,30,31に夫々接続されている。従って、二重シール弁の洗浄に際しては、一つの洗浄液供給管33に洗浄液を供給すればよいから、洗浄液排出箇所が一箇所であることと相俟って、洗浄液システムの配管を簡略化出来て、洗浄作業が容易になると共に、メンテナンスが容易となる。
図2は本発明の他の実施形態による二重シール弁の縦断面図である。図1に示す先の実施形態の二重シール弁では、三つの洗浄液供給口17,28,29のうちの二つの供給口28,29を固定部材である下部カバー部材15と上部カバー部材13とに設け、他の一つの洗浄液供給口17を可動部材である第2弁軸10に設けているが、図2に示す実施形態の二重シール弁では、第1弁軸8や第2弁軸10の可動部材には洗浄液供給口を設けず、固定部材である下部カバー部材15及び上部カバー部材13に供給口28,29を設けただけである。
即ち、この図2に示す二重シール弁は、図1によって説明した先の実施形態の二重シール弁と殆ど同じ構造であって、相違する点は、洗浄液供給口が、第1弁軸8の下部軸部8b外周面と下部カバー部材15の内周面との間の洗浄用下部環状通路26に洗浄液を供給する洗浄液供給口28と、第2弁軸10の外周面と上部カバー部材13の内周面との間の洗浄用上部環状通路27に洗浄液を供給する洗浄液供給口29との二つのみであって、この二つの洗浄液供給口28,29は、固定部材である下部カバー部材15及び上部カバー部材13に設け、可動部材である第2弁軸10には洗浄液供給口を設けていないことである。図1の二重シール弁と同じ構成部材については同じ符号を付している。
従って、この二重シール弁においては、洗浄液供給口28より供給した加圧洗浄液は、洗浄用下部環状通路26の下端部から下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出される。また、洗浄液供給口29より加圧洗浄液を供給すると、その洗浄液は、洗浄用上部環状通路27を流通しながら第2弁軸10の外周面を十分に洗浄した後、第2弁軸10に設けられた連通孔32から第1弁軸8の上部軸部8a外周面と第2弁軸10内周面との間の洗浄用内側環状通路23に導入される。この洗浄用内側環状通路23に導入された洗浄液の一部は、この洗浄用内側環状通路23を洗浄しながら下方の環状室22へ排出されて、複数の通孔24から第1弁軸8の下部軸部8b内部の排出路25を通り、下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出される一方、他の洗浄液は、連通孔36を通って第1弁軸8の上部軸部8aに設けられた内部通路20に流入する。この内部通路20に流入した洗浄液の殆どは、下端部の各洗浄液噴出孔21から環状室22内に噴出して、この環状室22の内部を洗浄した後、複数の通孔24を通って第1弁軸8の下部軸部8b内部の排出路25から下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出される。
この図2に示す二重シール弁の二つの洗浄液供給口28,29から供給された洗浄液が下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出されるまでの洗浄流通経路は、図1の二重シール弁の三つの洗浄液供給口17,28,29から供給された洗浄液が下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に排出されるまでの洗浄流通経路と殆ど同じであるが、この図2の二重シール弁の場合には固定部材である下部カバー部材15及び上部カバー部材13にのみ洗浄液供給口28,29を設けているから、この洗浄液供給口28,29に接続する配管が固定配管となり、それによって配管設備が簡単となると共に安全性が確保される。
上記洗浄液供給口28,29に洗浄液を供給する洗浄液供給管34は、途中で二つに分岐して、その一つの分岐管34aが洗浄液供給口28に取り付けられた口金30に接続され、他の分岐管34bが洗浄液供給口29に取り付けられた口金31に接続されされる。従って、この二重シール弁の洗浄に際して、洗浄液供給管34の一つに洗浄液を供給すればよいから、洗浄液排出箇所が一箇所であることと相俟って、洗浄液システムの配管を簡略化出来て、洗浄作業が容易になると共に、そのメンテナンスが容易となる。
図2において、35は下部カバー部材15の袋状閉塞端部15a内に設けた液漏れセンサーで、例えばパッキン14の摩耗損傷などによって流路1,2内の液体が漏出し、洗浄用下部環状通路26を通って袋状閉塞端部15a内に溜まると、その漏出液を検出して、液漏れを知らせるものである。このセンサー35は、各種液体の電導度を感知することによって液漏れ検出を行うようになっている。
本発明の一実施形態による二重シール弁の縦断面図である。 本発明の他の実施形態による二重シール弁の縦断面図である。 従来の二重シール弁の縦断面図である。
符号の説明
1 上部流路
2 下部流路
3 連通路
6 弁座
7 第1弁体
8 第1弁軸
9 第2弁体
10 第2弁軸
13 上部カバー部材
15 下部カバー部材
15a 下部カバー部材の袋状閉塞端部
16 ドレン口
17 洗浄液供給口
23 洗浄用内側環状通路
26 洗浄用下部環状通路
27 洗浄用上部環状通路
28 洗浄液供給口
29 洗浄液供給口

Claims (3)

  1. 上部流路と下部流路との間に形成した連通路に弁座を設け、弁座の内周側に係合する第1弁体を第1弁軸に、また弁座の上部側に押接係合する第2弁体を、第1弁軸に摺動自在に套嵌される第2弁軸に夫々設けると共に、第1弁軸を弁開閉駆動機構に連動連結し、開弁時に第1弁軸の上動に伴って第2弁体が第1弁体に追従移動する二重シール弁おいて、下部流路から下方へ突出した第1弁軸部分の外周面を摺動自在に支持する下部カバー部材の下端部を袋状の閉塞端部とし、この袋状閉塞端部に横向きに開口するドレン口を設けてなる二重シール弁。
  2. 下部流路から下方へ突出した第1弁軸部分の外周面と下部カバー部材の内周面との間の洗浄用下部環状通路に洗浄液供給口を設け、この供給口より供給した洗浄液を洗浄用下部環状通路に通して前記袋状閉塞端部内に排出させ、また上部流路から上方へ突出した第2弁軸部分の外周面と上部カバー部材の内周面との間の洗浄用上部環状通路に洗浄液供給口を設け、この供給口より供給した洗浄液を、洗浄用上部環状通路に通した後、第2弁軸の連通口から第2弁軸の内周面と第1弁軸の外周面との間の洗浄用内側環状通路に通して、第1弁体と第2弁体と弁座との間の環状室に流し込み、更に前記洗浄用内側環状通路に洗浄液供給口を設け、この供給口より供給した洗浄液を、洗浄用内側環状通路に通すと共に、第1弁軸の連通孔から第1弁軸の内部通路に流入し、この内部通路に流入した洗浄液を洗浄液噴出孔から前記環状室に噴射させ、この環状室内の洗浄液を第1弁体の通孔から第1弁軸内の内部排出路を通じて前記袋状閉塞端部内に排出させるように構成してなる請求項1に記載の二重シール弁。
  3. 下部流路から下方へ突出した第1弁軸部分の外周面と下部カバー部材の内周面との間の洗浄用下部環状通路に洗浄液供給口を設け、この供給口より供給した洗浄液を洗浄用下部環状通路に通して前記袋状閉塞端部内に排出させ、また上部流路から上方へ突出した第2弁軸部分の外周面と上部カバー部材の内周面との間の洗浄用上部環状通路に洗浄液供給口を設け、この供給口より供給した洗浄液を、洗浄用上部環状通路に通した後、第2弁軸の連通口から第2弁軸部分の内周面と第1弁軸部分の外周面との間の洗浄用内側環状通路に通す一方、第1弁軸の連通孔から第1弁軸の内部通路に流入し、洗浄用内側環状通路に通した洗浄液を第1弁体と第2弁体と弁座との間の環状室に流し込み、第1弁体の内部通路に流入した洗浄液を洗浄液噴出孔から前記環状室に噴射させ、この環状室内の洗浄液を第1弁体の通孔から第1弁軸内の内部排出路を通じて前記袋状閉塞端部内に排出させるように構成してなる請求項1に記載の二重シール弁。
JP2003390852A 2003-11-20 2003-11-20 二重シール弁 Expired - Fee Related JP4235536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390852A JP4235536B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 二重シール弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390852A JP4235536B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 二重シール弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005155666A true JP2005155666A (ja) 2005-06-16
JP4235536B2 JP4235536B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=34718098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003390852A Expired - Fee Related JP4235536B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 二重シール弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4235536B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266013A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Toste Co Ltd ベローズバルブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266013A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Toste Co Ltd ベローズバルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4235536B2 (ja) 2009-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4617955A (en) Stop or switch valve for fluids
CN101081687B (zh) 密封机器元件间过渡部的密封组件及有该密封组件的设备
US5192436A (en) Tap water purifier to be directly coupled to faucet pipe
WO2007066797A1 (ja) 流体移送用カップリング装置のプラグ
JP5229573B2 (ja) ストレーナユニット及びストレーナの清掃方法
KR100348199B1 (ko) 유체이송용커플링장치
US3499461A (en) Combined pipe coupling and pipe flushing device
JP4522034B2 (ja) 二重密封弁
JP2014532551A5 (ja)
US10495230B1 (en) Piston valve with annular passages
JP2005155666A (ja) 二重シール弁
KR101094800B1 (ko) 드레인 밸브
KR101559812B1 (ko) 진공펌프용 이젝터
JP2019184002A (ja) ボール弁、ボール弁を含む飲料供給システム及びボール弁に接続された管路の洗浄方法
JP7171624B2 (ja) 閉止装置、バルブユニットおよび容器
JP3978665B2 (ja) 洗樽機用洗浄ヘッドパッキン及び樽詰機用充填ヘッドパッキン
JP2009222123A (ja) スチームトラップ
JP3903331B2 (ja) ロータリ式洗びん機のロータリバルブ押圧装置
KR101873818B1 (ko) 가스 유출 감지장치
JP3765620B2 (ja) 二重シール弁
JP3903328B2 (ja) ロータリ式洗びん機のロータリバルブ押圧装置およびロータリバルブ洗浄装置
JPS6141007Y2 (ja)
JPS6141008Y2 (ja)
US11000863B2 (en) Push valve assembly and method
JP6061890B2 (ja) タンク破損防止機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4235536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees