JP4522034B2 - 二重密封弁 - Google Patents
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Description
本発明は二重密封弁に関するものであり、上部管路と下部管路間に形成された連絡管路内の弁座と、第1垂直弁シャフトおよび中空でこの第1弁シャフトを摺動可能に囲む第2垂直弁シャフトと、第1弁プラグを有する前記第1シャフトと、第2弁プラグを有する前記第2シャフトと、前記シャフトに連結される弁駆動機構とから構成される。
【0002】
この種の弁は EP 0 819 876 A3 により知られている。これらの弁は主とし
て食品原料生産プラントで使用される。
弁の洗浄や保守のために、上部管路と下部管路とは上部および下部管路の隣接する2つのフランジを接続固定している締付けリングを開放することで簡単に分離できる。この接続フランジには両方とも弁座を保持するレセスがある。上部および下部管路の反対側の上部および下部フランジも同様のやり方で設計されており、上部および下部密封装置は前記締付けリングで上部および下部フランジに直接締め付けられている。
【0003】
さらに、シャフトを作動させる弁駆動機構が設けられている。この弁駆動機構は二重密封弁を共同で形成する上部または下部管路にも固定されるようになっている。フランジを有し、かつ上部管路のフランジに締付けリングで締め付けられるヨークで弁駆動機構は保持される。
【0004】
洗浄液は供給開口から2つの管路、すなわち、第1および第2垂直弁シャフト間の環状スペースである第1管路と、第1弁シャフト内の軸開口である第2管路とに供給される。第1および第2弁プラグ間の環状スペース内に第1管路の出口開口を離れる洗浄液の流れは軸方向に向かい、一方第2管路の洗浄液の流れは出口開口を離れるとき部分的に水平に向かう。2つの流れは干渉して弁プラグ間の環状スペースで洗浄効果に互いに悪い影響を与える。洗浄液を供給するのに2つ の管路を設けることは弁の設計をより複雑にして、高価なものになる。
【0005】
EP 0 760 447 A1 には、洗浄および/または殺菌操作を行なうとき連結具に雑菌が侵入するのを防ぐためキャップ付きの自動管接続装置が開示されている。上部弁シャフト内にホースで洗浄液が供給され、例えば、洗浄室の上部および下部弁要素の密封装置を洗浄するため渦巻き状にそれぞれの流体を噴射するのに接線方向に開けた小孔を使用したスプレイ手段で噴射されている。洗浄液の唯一の管路は上部弁シャフトの軸方向開口である。2つの伸縮自在の弁シャフトが配置されず、弁シャフトは反対側から操作される。したがって、2つの伸縮自在に配置された弁シャフト間の管路はない。洗浄液をどのように上部弁シャフト内の開口に供給するのかは開示されていない。
【0006】
米国特許 4,605,035 には弁ハウジングとハウジング内で開および閉位置間で軸方向に互いに相対的に移動できる2つの閉鎖部材を含む二重弁座が開示されている。頂部および/または底部開口は洗浄液用の環状管路のあるスリーブとして形成された密封装置により密封され、環状管路には供給開口を有する供給部品が設けられている。この装置の欠点は、洗浄液が直接経路上のこの供給開口から排出開口まで流れるが行き止まり個所で十分な洗浄効果がでないことである。
【0007】
食品技術や他の保健上の無殺菌処理技術では、弁の部分はすべてその場所で洗浄できる(CIP:Cleaned In Place )ことが非常に大切である。しかし完全に洗浄するためには一定の時間間隔で弁は取り外す必要がある。すべてのポートおよび弁内部のすべての管路に洗浄液を流すようにするため弁構造が一層複雑になり、このため取り外すことが一層困難になる。
【0008】
供給する洗浄液の洗浄効率を向上させて洗浄間隔を延ばす必要がある。しかし洗浄液の流量を増加することは好ましくないコストアップにつながる。このような装置を使用するときはコストを削減する必要がある。これらの課題は部分的に相反するものである。なんとしても、できるだけ少ないCIP液と時間で漏出室とシャフトを十分に洗浄する必要の有る、表面のCIP(その場での洗浄)装置を完成することが本発明の課題である。
【0009】
さらに、本発明の課題はプラントの停止時間を減少させるために弁の取付け取外しを一層簡単にすることである。
この課題を解決するため、第1垂直弁シャフトと第2垂直弁シャフトの間に洗浄液の管路を有する本発明の主題である二重密封弁を規定する。弁駆動機構側が密封され、第1および第2弁プラグ間の環状スペース側が出口開口となるものが提案される。管路の出口開口は、弁シャフトの半径方向に対して傾斜する水平の出口方向に噴出開口を有するスプレイディスクで形成され、その結果、環状スペースを洗浄する際に環状スペース内に螺旋状の流れが生じる。意外にも、洗浄液が螺旋状流れを引き起こす平面角度で表面にほぼ水平に当たったときには、この点から半径方向に流れて表面に直角に当たったときに比べ洗浄効率がよいことが分かった。これは、洗浄液が螺旋状溝に導かれてジェット噴射を形成し、これが円周方向に成分を有する速度ベクトルで壁に当たり、それから重力と圧力差に影響されて環状スペースの壁に沿って螺旋状に流れることを意味する。
【0010】
好ましい実施例では、スプレイディスクは第1弁シャフトから摺動可能に突出した中空の第2弁シャフトにスナップ・ロックにより取付けられる。これによりスプレイディスクの取付けが容易になり、洗浄のための停止時間を減少させることになる。ディスクは第2弁プラグに形成された環状溝に簡単に圧入できる。
【0011】
別の好ましい実施例では、スナップ・ロックは密封リング受けと同じ寸法の溝に適合する。CIP洗浄をしない従来の弁には、この溝に密封リングが取付けられている。弁はCIP洗浄装置を設けることで、スナップ・ロックが密封リング受けと同じ寸法の溝に適合するので、容易にグレードアップできる。
【0012】
スプレイディスクは、プラスチックで、好ましくは射出成形により形成すると、コストが有利に低減する。スプレイディスクでは螺旋状溝でノズルを形成することができ、形成された噴射で漏出室の表面が螺旋状流れで洗浄されることになる。
【0013】
好ましい実施例では、第2垂直中空弁シャフトは2つの部分に分割し、洗浄液のポートを有するカップリングで接続される。弁駆動機構は弁シャフトを分離することで容易に取り外せる。同時にCIP液の供給部品も分離できる。
【0014】
別の好ましい実施例では、カップリングは中空弁シャフトのアンダーカットまたは溝に突出して軸方向に分割されたブリッジ部で構成される。このブリッジ部は分割されないスリーブで保持される。このデザインによると、弁シャフトは特別の工具を使用しないで簡単に接続できる。
【0015】
有利な実施例では洗浄液のポートは2つの役目をもっている。それはCIP液を供給するだけでなく、カップリング部分をロックすることであり、分割されたブリッジ部はスリーブおよび分割されたブリッジ部のうちの1つから突出する洗浄液用ポートによりロックされる。
【0016】
中空シャフトの部分を密封管部材で追加してブリッジを設ければ、カップリングからのいかなる漏出も防げる。
本発明の課題は、洗浄液の環状管路を有するスリーブとして形成した密封装置で密封された頂部および底部開口を有する本発明の主題による弁によっても解決できる。ここで環状管路には部品の塞がれた開口端部に交差する開口として形成され供給部品を環状管路に突出して備え、交差する開口の軸はほぼ水平に配置される。このデザインにより、環状管路内に密封面に沿ったCIP液の螺旋流が生じ、そのため加圧されたCIP液で不純物部分が密封間隙に押し込まれるのが防げる。密封および密封面の磨耗はこれにより有利に減少する。
【0017】
供給開口領域を好ましくは超える領域に開口を有する出口部品を環状管路に設けるとコストが減少され、部品は供給部品と同じ形状ではあるが閉鎖端および交差孔のない形状に形成される。
【0018】
本発明の課題は洗浄液用の環状管路を有するスリーブとして形成された密封装置で密封された頂部および/または底部開口を有する発明の主題による弁によって解決でき、密封装置はフランジと固定リングを接続する上部および下部管路間に取り付けられ、固定リングは上部および下部密封装置が保持される固定溝をともに形成する。このことで、すべての密封装置により簡単にアクセスできるので、弁の保守がより簡単になる。
【0019】
上部および下部密封装置を同じ形状とすると、部品点数は有利に減少する。
発明を説明するために好ましい実施例を添付図を参照して下記に詳細に記載する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1に示すように二重密封弁はその断面が円形であり、垂直軸を有している。上部管路1と下部管路2とは互いに平行かあるいは交差して水平に延びる。管路1と2は弁座6で決まる連絡管路3で接続される。上部管路1には頂部開口4と底部開口5とが壁に形成される。連絡管路3と開口4、5は断面が円形で、かつ共通の垂直軸を有する。液状食品または洗浄液が各管路1、2を通って流れる。
【0021】
第1弁シャフトは円形断面で垂直軸と同軸となっている。シャフト8は開口4、5および連絡管路3を通って延伸する。シャフト8には頂部開口4を通って延伸する中間円筒シャフト部8bと、底部開口5を通って延伸する下部円筒シャフト部8cとが含まれる。シャフト部8bと8cの間にこれらと同軸の第1弁プラグ7が形成される。プラグ7は弁座6の内周縁に係合する。シャフト8には中間シャフト部8bの頂部に同軸に螺合した上部中実シャフト部8aも含まれる(図1および2)。
【0022】
円筒状の第2弁シャフト10は第1弁シャフト8の上部シャフト部8aと中間シャフト部8bとを同軸に囲む。このシャフト10には互いに同軸に連結された上部シャフト部10aと下部シャフト部10bとが含まれる。下部シャフト部10bの底部には第2弁プラグ9が形成される。シャフト10は下方に付勢されるので、プラグ9は弁座6の上面に押圧係合し第1弁プラグ7の上方に位置する。プラグ9と7、座6、および中間シャフト部8bの底部とで環状スペース24が形成される。
【0023】
図1で明らかなように、第1弁プラグ7の外周には環状溝7aが形成される。この溝7aには主環状パッキン材12が液密に保持されるが、弁座6の内周面6aに接して摺動可能となっている。第2弁プラグ9にもその底部に環状溝9aが形成される。溝9aには座6の上部円錐面6bに押圧接触する環状パッキン材13が保持される。上部管路1の頂部開口4には環状密封部材14が設けられており、これで第2弁シャフト10の外部シャフト部10bが摺動案内される。環状密封部材14はヨーク15の根元15aと上部管路の間に取付けられる。部材14にはその底部にパッキン材16があり液密になっているが、水圧バランスシャフト10bに相当する下部シャフト部と摺動可能に係合する。下部管路2の底部開口5には環状密封部材17が設けられ、これで第1弁シャフト8の下部シャフト部8cが摺動可能に案内される。環状密封部材17にはスリーブ18の厚肉の根元18aが含まれる。根元18aはその頂部にパッキン材19が液密に設けられ、下部シャフト部8cと摺動可能に係合する。
【0024】
図1で明らかなように、第1弁シャフト8の中間シャフト部8bと第2垂直弁シャフト10の間に、環状管路22が形成される。孔21とスプレイディスク23が管路22を介して連絡できる。第2弁シャフト10の下部シャフト部10bにはその円筒壁を通って形成された供給口20があり、カップリング30を使用して第1弁シャフト8の孔21と連絡する。ポート20には洗浄液を供給するホース(図示しない)を接続する雄ねじ27が切ってある。ポート20はヨーク15内の窓15bを通って延伸する。洗浄液はポート20から供給される。液は孔21を通って環状管路22に導かれ、スプレイディスク23のオリフィスまたはノズルを通って排出される。図示しない弁駆動機構側で管路22はOリング52により密封される。
【0025】
第2垂直弁シャフト10は簡単に取り付け、取り外しできるように、上部弁シャフト部10aと下部弁シャフト部10cとに分割されている。同様に、第1垂直弁シャフト8も上部8aと下部8bに分割されている。前述のように上部8aと下部8bはねじで互いに連結している。上部シャフト部10aと下部シャフト部10cの端部は、ポート20が密封状態で固定された連絡孔21を有する管部材31に固定される。上部10aと下部10cの端面は管31の円筒内面で液密に囲まれたレセス32に対して軸方向に接する。上部10aと下部10cを連結するために軸方向に分割した2つのブリッジ部33および34を設ける。これは第2垂直シャフト部10aと10cに形成された溝37よりも多少大きい径の頂部開口35と底部開口36を有する環状リングを互いに形成する。ブリッジ部33,34が離れないようにベル状スリーブ38を設け、ブリッジ部33,34を覆うようにする。スリーブ38には第2垂直弁シャフト10aの径よりも多少大きい径の上部開口39を設ける。ポート20はスリーブ38およびブリッジ部33と交差して、管部材31に保持される。この装置により、洗浄液はポート20の連絡孔21から環状管路22に導くことができる。図示しない弁駆動機構側で管路22はOリング52により密封される。Oリング52が損傷したときは、漏出孔45があるので、CIP液はアクチュエータに入らないし、またアクチュエータに故障があってもアクチェータからの空気が漏出室に入らない。
【0026】
カップリングは次のように取付ける。まず、弁シャフト10aおよび10cの端面を管部材31に固定する。その後、ブリッジ部33と34を横から取り付けて、その上面に、ポート20がスリーブ38の側部開口40に挿入できるところまでスリーブ38を摺動固定させて、ブリッジ部33の通過開口41を管部材31の連絡孔21に合わせる。
【0027】
環状管路22は第1弁シャフト8の中間シャフト部8bの外周と第2弁シャフト10の下部シャフト部10bの内周との間に形成される。ポート20を通って供給される洗浄液は環状管路22に導入され、中間シャフト部8bの底部でスプレーディスクから排出される。
【0028】
例えば、ポート20から供給された洗浄液は連絡孔21を通って環状管路22に流入する。環状管路22内の液はスプレーディスク23の底部オリフィスから環状スペース24内に噴出する。噴出液で弁座6の内周や弁プラグ7および9の内面を含むスペース24内は洗浄される。それから、第1弁シャフト8に形成された穴25を通って、さらに下部シャフト部8cの穴26を通って外部に排出される。
【0029】
このように供給ポート20から洗浄液を供給することで、弁座6の内周や弁プラグ7および9の内面を洗浄することが可能となる。同時に、第1弁シャフト8の中間シャフト部8bの外周と第2弁シャフト10の下部シャフト部10bの内周との間の摺動用間隙部分を自動的に完全に洗浄することも可能となる。
【0030】
図1で環状管路46が、下部管路2から下方に延伸する第1弁シャフト8の下部シャフト部8cの外周と、このシャフトを移動案内する環状部材17の内周との間に形成される。別の環状管路47が、上部管路1から上方に延伸する第2弁シャフト10の下部シャフト部10bの外周と、このシャフトを移動案内する環状部材14の内周との間に形成される。管路46と47はそれぞれの頂部に供給ポート48および49が形成され、またそれぞれの頂部に排出ポート50および51が形成される。供給ポート48および49はそれぞれ排出ポート50および51よりも径が小さい。供給ポート48および49にはそれぞれノズル48aおよび49aが取付けられ、改良した洗浄のための螺旋流を導入するため洗浄液が接線方向に供給される。排出ポート50および51は液を排出するのに加わる危険な圧力を避けるためにかなり大きな径になっている。
【0031】
上部管路1と下部管路2の頂部開口4と底部開口5には連結フランジ42がある。フランジ42と締めつけリング44は密封部材14,18の環状カラー29を固定するのに形成される。容易に理解できるように、密封部材14はヨーク15から分離した部分である。
【0032】
上記のとおり、環状管路46および47はそれぞれ弁シャフト8および10の最大ストロークよりも長い。このようにシャフト8および10の全ストロークはそれぞれ環状部材17および14内の環状管路46および47でカバーされているので、シャフト8および10の露出部分がそれぞれ管路2および1で洗浄されずに入ることが確実に防げることになる。さらに、弁の位置や状態によって空気に露出していたシャフト8および10の部分はそれぞれポート48および49から環状管路46および47に洗浄液を供給することにより直ちに洗浄されることになる。CIP液の代わりに蒸気バリアも可能である。したがって汚染に対しては迅速にかつ十分に対処することができる。また蒸気バリアも必要に応じて可能である。
【0033】
図1に示すように下部管路2から下方に延びる第1弁シャフト8の下部シャフト部8cを清浄にするために、加圧した洗浄液をポート48から供給する。液が環状管路46を流れる間にシャフト部8cの外周が十分に洗浄される。それから液はポート50から排出される。管路46に流れ込む液はノズル48aにより螺旋状に形成される。螺旋状流れによりシャフト部8cの外周は効率よく洗浄できる。螺旋流れにより液は面に直角でなく面にそって流れるので、パッキン19および16の磨耗が防げる。このことでパッキンの寿命も長くなる。同様に、第2弁シャフト10を洗浄するするために、加圧洗浄液をポート49から供給する。液が環状管路47を流れる間に下部シャフト部10bの外周が十分に洗浄される。それから液はポート51から排出される。液はノズル49aで螺旋状に形成される。螺旋状流れによりシャフト部10bの外周が効率よく洗浄される。排出ポート50および51の径はそれぞれ供給ポートの径よりも大きいので、液を環状管路46および47からそれぞれ排出ポート50および51に効率的に排出できる。
【0034】
本発明によるヨーク15から密封スリーブ14を分離する構造やスプレイディスク23の配置は、弁にCIP液を供給するためのカップリングとともに、プラグが下方に開いている状態の弁でも勿論使用できる。水圧バランス10bおよび8cを使用しない構成のものにも同様のものが適用される。
【0035】
図3および4にスプレイディスクを示す。これは、1つ以上の、ここでは2つの螺旋状溝54を有するプレート53で構成される。プレート53には弁シャフト8が通せるオリフィス55が中央に配置されている。オリフィス55の周りに4つに分割したハブ状の円筒延長部56をプレート53に取付ける。プレ−トを第2弁プラグ9の位置に固着するために形成された溝66(図1)に対してスナップ挿入するノーズ57がプレート53に設けられている。洗浄液は環状管路22を下方に流れて、水平に配置された溝54に流れ込む。溝54は螺旋状に形成されているので、スプレイディスク23の出口方向は半径方向ではなく、弁シャフト中心まわりに描いた円の接線方向となる。
【0036】
図5および6には環状スリーブ46および47(図1)に入る入口ノズル48および49を示す。これらは接続部品59(図9)で接続するため一方の端に雄ねじ60を切った短管として形成される。これを所定の角度位置に固定するため、環状スリーブ46,47(図1)に設けたカラー63(図1)に接するフラット面62を有するフランジ61で反対側の端を閉じる。このフラット面62に平行に部品に供給開口48a,49aを形成して内部スペース64に連絡する。この配置により洗浄液は環状スリーブ内に接線方向に導かれ、その結果、出口部品50,51(図7および8)まで螺旋状流れが続く。これら部品は部品48および49とほぼ同一であるが閉鎖端はない。出口開口58は供給開口48a,49aの面積よりもかなり大きい。
【0037】
図9に接続部品59を示す。これは、部品48,49,50,51の雄ねじと螺合する雌ねじ65を切った管として形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動機構を省略した本発明の二重密封弁下部の軸方向断面
【図2】本発明によるCIP液ポートとのカップリングの軸方向断面の部分拡大図
【図3】ノズルを有するスプレイディスクの平面図
【図4】図3のIV−IV線で切断したスプレイディスクの軸方向断面図
【図5】環状スリーブの入口ノズルの軸方向断面図
【図6】図5のVI−VI線で切断した断面図
【図7】環状スリーブの出口ノズルの軸方向断面図
【図8】図7のVIII−VIII線で切断した断面図
【図9】環状スリーブのノズルに対するポートカップリングの軸方向断面
【符号の説明】
1 上部管路
2 下部管路
3 連絡管路
4 頂部開口
5 底部開口
6 座
7 第1弁プラグ
7a 環状溝
8 第1垂直シャフト
8a 中実シャフト部
8b 下部中実弁シャフト部
8c 円筒シャフト部
9 第2弁プラグ
9a 環状溝
10 第2垂直弁シャフト
10a 上部シャフト部
10b 下部シャフト部
10c 外部シャフト部
12 環状パッキン材
14 環状密封部材
15 ヨーク
15a 根元
15b 窓
16 パッキン材
17 環状密封部材
18 スリーブ
18a 根元
19 環状パッキン材
20 ポート
21 連絡孔
22 環状管路
23 スプレイディスク
24 環状スペース
25 穴
26 穴
27 雄ねじ
28 弁駆動機構
29 カラー
30 カップリング
31 管部材
32 レセス
33 ブリッジ部
34 ブリッジ部
35 頂部開口
36 底部開口
37 溝
38 スリーブ
39 上部開口
40 側部開口
41 開口
42 連結フランジ
43 保護カバー
44 締めつけリング
45 漏出指示孔
46 環状管路
47 環状管路
48 ポート、供給部品
48a ノズル、供給開口
49 ポート、供給部品
49a ノズル、供給開口
50 排出口、排出部品
50a 排出ノズル、開口
51 排出口、排出部品
51a 排出ノズル、開口
52 O−リング
53 プレート
54 溝
55 オリフィス
56 延長部
57 ノーズ
58 開口
59 接続部品
60 雄ねじ
61 フランジ
62 フラット面
63 カラー
64 内部スペース
65 雌ねじ山
66 溝
Claims (3)
- 上部管路と下部管路の間に形成された連絡管路内の弁座と、
第1垂直弁シャフトおよび前記第1垂直弁シャフトを囲む中空で摺動可能な第2垂直弁シャフトとから構成され、
前記第1垂直弁シャフトは第1弁プラグを有し、
前記第2垂直弁シャフトは第2弁プラグを有し、弁駆動機構が前記両シャフトに接続され、
第1垂直弁シャフト(8)と第2垂直弁シャフト(10)の間に洗浄液用の管路が設けられ、弁駆動機構側は密封され、第1および第2弁プラグ間の環状スペース側に出口開口がある二重密封弁において、
管路の出口開口は、第1及び第2垂直弁シャフトの半径方向に対して螺旋状に形成された少なくとも1つの溝を有し、水平の出口方向に噴射開口を有するスプレイディスク(23)が形成されて、環状スペース(24)を洗浄するため環状スペースに螺旋流を生じさせ、スプレイディスク(23)は第1垂直弁シャフトが摺動可能に突出する中空状の第2垂直弁シャフトにスナップ・ロックで取り付けられたことを特徴とする二重密封弁。 - スナップ・ロックは密封リング受け用と同一寸法の溝に適合することを特徴とする請求項1記載の二重密封弁。
- スプレイディスクは射出成形によるプラスチックで形成されることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の二重密封弁。
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