JP6061890B2 - タンク破損防止機構 - Google Patents

タンク破損防止機構 Download PDF

Info

Publication number
JP6061890B2
JP6061890B2 JP2014068724A JP2014068724A JP6061890B2 JP 6061890 B2 JP6061890 B2 JP 6061890B2 JP 2014068724 A JP2014068724 A JP 2014068724A JP 2014068724 A JP2014068724 A JP 2014068724A JP 6061890 B2 JP6061890 B2 JP 6061890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tank
valve
filter
prevention mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014068724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015188388A (ja
Inventor
山 数 昭 丸
山 数 昭 丸
松 健 人 近
松 健 人 近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yakult Honsha Co Ltd filed Critical Yakult Honsha Co Ltd
Priority to JP2014068724A priority Critical patent/JP6061890B2/ja
Publication of JP2015188388A publication Critical patent/JP2015188388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6061890B2 publication Critical patent/JP6061890B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Check Valves (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

本発明は、タンク内の圧力が減少して(例えば、陰圧或いは負圧となって)、当該タンクが凹み、破損する事態を防止するための技術に関する。
例えば、飲食品製造工場では、乳酸菌飲料の原料となる乳酸菌を培養する設備や、乳酸菌培養液とシロップ液とを混合する設備として、大容量のタンクを使用している。
図19では、乳酸菌培養設備100Jを例示している。
図19で例示する乳酸菌培養設備100Jは、培養タンク1と、フィルタ2と、外気導管3Jと、開閉弁(ボールバルブ)4と、殺菌用蒸気導入口10とを備えている。
培養タンク1内を衛生的な環境に保つためには、培養タンク1内に雑菌が混入することを防止する必要がある。フィルタ2は、タンク内に雑菌が混入することを防止するために設けられている。
フィルタ2の下端が培養タンク1の上面に取り付けられており、フィルタ2の上端には外気導管3Jの一端が接続されている。そして、外気導管3J、フィルタ2を経由して、外気を培養タンク1内に導入することが出来る。
外気導管3Jの他端(フィルタ2と接続されている側とは反対側の端部:外気側)にはボールバルブ4が取り付けられており、ボールバルブ4は開閉弁として機能し、所定の開度に開放することが出来る。そして、ボールバルブ4を所定の開度だけ開放すれば、タンク1内に外気を導入することが出来て、或いは、殺菌時(後述)には殺菌用の水蒸気をタンク1内から大気側に放出することが出来る。
培養タンク1内を衛生的な環境に保つために、培養タンク1と、フィルタ2及び外気導管3Jを殺菌する場合がある。その様な殺菌に際しては、後述する理由により、ボールバルブ4を部分的に開放(例えば半開)した状態で、高温の殺菌用の水蒸気(蒸気)を、殺菌用蒸気導入口10から培養タンク1内に導入している。
培養タンク1内を殺菌した蒸気は、外気導管3J及びフィルタ2内を流れ、外気導管3J及びフィルタ2をも殺菌して、ボールバルブ4の排出口(図19では、ボールバルブ4の下側)から外気に放出される。
殺菌作業が終了すると、培養タンク1内に供給された高温蒸気は、時間の経過と共に降温して、気相(蒸気)から液相(水)に凝縮する。
ここで、各種原因(ボールバルブ4を開放し忘れる等の人為的ミスも含む)により、殺菌作業終了後にボールバルブ4が閉鎖されていると、高温蒸気が凝縮した際に、培養タンク1内の気体の体積が急激に減少して、培養タンク1内の圧力も急激に減圧されてしまう(例えば、負圧或いは陰圧になってしまう)。
培養タンク1が負圧となれば、大気圧により、当該培養タンク1が押し潰されて、破損する恐れがある。
その様な培養タンク1の破損を回避するため、殺菌時にボールバルブ4を例えば半開状態にして、殺菌作業終了後にボールバルブ4が閉鎖(全閉)されているという事態を防止している。
しかし、殺菌時にボールバルブ4を半開状態にしていると、殺菌時に培養タンク1内に水蒸気を導入しても、外気導管3Jを介して水蒸気が培養タンク1外に逃げてしまう。そのため、培養タンク1内を殺菌消毒するのに必要な温度(98℃)まで昇温するのに長時間が必要になるという問題がある。また、ボールバルブ4から培養タンク1周辺の作業現場に高温蒸気が大量に噴出することとなり、当該作業現場の温度及び湿度を上昇させ、作業環境を著しく悪化させてしまうという問題も存在する。
その他の従来技術として、例えば、タンク内外を連通する管路に介装された通気バルブを、開放し忘れてしまうことを防止する技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術(特許文献1)では、通気バルブが開放された状態を維持する機構を開示するのみであり、タンク内が陰圧となってタンクが破損することを積極的に防止する技術は開示していない。また、係る従来技術(特許文献1)では、タンク内の昇温速度が遅くなるという問題を解決することは出来ない。
特開2010−54008号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、タンク内を殺菌した後に、陰圧(負圧)によりタンクが破損する事態を防止することが出来て、しかも、殺菌に際してはタンク内温度の昇温速度が遅くならない様なタンク破損防止機構の提供を目的としている。
本発明のタンク破損防止機構は、タンク(1)と連通し且つ開閉弁(4、4E)を介装する第1の配管(3等)を有し、タンク(1)内に侵入する方向に流れる流体に対しては開放する機能および流体がタンク(1)から流出するのを制限する機能を有する逆止弁(CV、CVE)を備え、前記タンク(1)は内部を蒸気殺菌するタンクであり、前記逆止弁(CV、CVE)は、球形の弁体(7)と、弁体(7)が座着可能な弁座(52b)を有し、前記弁座(52b)には、弁体(7)が座着する側とその反対側(外気側)とを連通する貫通部(52c:溝或いは貫通孔)が形成されていることを特徴としている。
ここで、「流出するのを制限する」という文言は、流出を遮断する場合も包含するが、僅かに流出するのを許容する場合を含む意味で使用される文言である。
[2] 本発明において、第2の配管(5等)を有し、当該第2の配管(5等)に前記逆止弁(CV)を設けることができる。
[3] ここで、第2の配管(5等)は、第1の配管(3等)から分岐するように構成することが出来る。
[4] あるいは、第2の配管(5等)は第1の配管(3等)とは別体にタンク(1)に連通するように構成することが出来る。
[5] さらに、第1の配管(3E)に開閉弁(4E)及び逆止弁(CVE)を包含する複合弁(V2)を設け、以って、第1の配管と第2の配管を一体に構成することも出来る。
[6] 本発明において、第1の配管(3等)にフィルタ(2等)を介装することができる。そして、フィルタ(2等)は開閉弁(4、4E)の上流側または下流側の何れにも介装することが出来る。
[7] ここで、フィルタ(2等)を第2の配管(5等)に介装することも可能である。この場合、フィルタ(2等)は前記逆止弁(CV、CVE)の上流側または下流側の何れにも介装することが出来る。
[11] 本発明において、前記逆止弁(CV、CVE)は、球形の弁体(7)と、弁体(7)が座着可能な弁座(52b)を有しており、当該弁体(7)がタンク(1)側に移動するのを防止する部材(9)が、第2の配管(5等)、或いは、第2の配管(5等)が第1の配管(3等)から分岐した分岐箇所に設けられているのが好ましい。
[12] また、前記球形の弁体(7)は、シリコンゴムで構成されていることが好ましい。
本発明のタンクは、上述した[1]〜[12]の何れかに記載のタンク破損防止機構を備えていることを特徴としている。
上述する構成を具備する本発明によれば、タンク(1)内に侵入する方向に流れる流体に対しては開放する機能および流体がタンク(1)から流出するのを制限する機能を有する逆止弁(CV、CVE)は、タンク(1)内に侵入する方向に流れる空気流に対しては開放するので、高温蒸気による蒸気殺菌終了後に第1の配管(タンクと外気取込口を連通する配管3等)が開閉弁(4、4E)により閉鎖されていたとしても、蒸気が降温し、凝縮して、タンク(1)内部の圧力が減圧されると、前記逆止弁(CV、CVE)が開放するので、外気がタンク(1)内に流入する。従って、タンク(1)内は大気圧と同程度に保たれる。
その結果、本発明によれば、タンク(1)内が陰圧まで減圧されてしまうことが無く、タンク(1)内の減圧によりタンク(1)が凹んで破損してしまう事態が防止される。
ここで、フィルタ(2等)を介装すれば、前記逆止弁(CV、CVE)を介して外気がタンク(1)内に流入する場合に、当該フィルタ(2等)により外気に混在する雑菌は除去される。
そのため、前記逆止弁(CV、CVE)を介して外気がタンク(1)内に流入した場合に、外気中の雑菌によりタンク(1)内部が汚染されることがない。このことにより、特に、飲料品の製造等で用いられるタンクの場合は、必要とされる衛生基準をクリアした状態を維持することが出来る。
上述した様に、本発明によれば、第1の配管(タンクと外気取込口を連通する配管3等)が開閉弁(4、4E)により閉鎖されていても、タンク(1)内が陰圧まで減圧することが防止され、タンク(1)が凹んで破損してしまう事態が防止される。
そのため、タンク(1)内を蒸気殺菌する際に、第1の配管(3等)を開閉弁(4、4E)により完全に閉鎖しても、タンク(1)内が減圧してタンク(1)が凹んで破損してしまう事態を配慮する必要がなくなる。そのため、本発明によれば、タンク(1)内を蒸気殺菌する際に、開閉弁(4、4E)を完全に閉鎖しておくことが出来る。
そして、タンク(1)内を蒸気殺菌する際に、第1の配管(3等)を開閉弁(4、4E)により完全に閉鎖することが出来れば、蒸気殺菌時にタンク(1)内の昇温速度を速くすることが出来る。ここで、前記逆止弁(CV、CVE)は流体がタンク(1)から流出するのを制限する機能を有しているので、タンク(1)内に供給された高温蒸気が前記逆止弁(CV、CVE)から即時流出してしまうことはない。
すなわち、本発明によれば、蒸気殺菌時におけるタンク(1)内の昇温速度を速くして、高温蒸気の使用量を節約することが出来る。
本発明において、前記逆止弁(CV、CVE)の弁座(52b)に、弁体(7)が座着する側と、その反対側(外気側)とを連通する貫通部(52c)が形成されていれば、第2の配管(5等)内で水蒸気が凝縮しても、当該凝縮水(ドレン)は前記貫通部(52c)を介して第2の配管(5等)外部に排出される。そのため、第2の配管(5等)の端部(52)近傍にドレンが滞留することが防止され、第2の配管(5等)の端部(52)近傍が不衛生になる事態が防止される。
それに加えて、蒸気殺菌の際には、前記貫通部(52c)を介して、殺菌用の高温蒸気が第2の配管(5等)内から第2の配管(5等)外に流出することが出来るので、高温蒸気により第2の配管(5等)の内側領域が殺菌されて、衛生的な状態が維持される。
本発明の第1実施形態に係るタンク破損防止機構の正面図である。 第1実施形態の要部を示す部分断面図である。 図2のA部詳細図である。 図3のB矢示図である。 第1実施形態に係る弁体移動防止部材の正面図である。 本発明の第2実施形態の要部を示す正面図である。 第2実施形態の要部の分解正面図である。 本発明の第3実施形態の要部を示す正面図である。 第3実施形態の要部の分解正面図である。 本発明の第4実施形態の要部を示す正面図である。 本発明の第5実施形態の要部を示す正面図である。 本発明の第6実施形態の要部を示す正面図である。 第6実施形態の変形例の概要を示す正面図である。 本発明の第7実施形態の要部を示す正面図である。 第7実施形態の変形例の概要を示す正面図である。 本発明の第8実施形態の要部を示す正面図である。 第8実施形態の弁機構を模式的に示す説明図である。 本発明の第9実施形態の要部を示す正面図である。 従来技術におけるタンク装置の正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図中、同様な部材には同様な符号が付されている。
図1において、全体を符号100で示す実施形態のタンク破損防止機構は、タンク1と、フィルタ2と、第1の配管3と、開閉弁4と、第2の配管5と、逆止弁CVを備えている。
図1では明示されていないが、タンク1には、高温の殺菌用の水蒸気(蒸気)をタンク1内に導入するための殺菌用蒸気導入口10(図19参照)が設けられている。
フィルタ2において、円筒状容器20の両端には、第1の接続金具21と、第2の接続金具22が、(円筒状容器20と)一体に固設されている。
第1の接続金具21には雄ねじ21tが形成され、第2の接続金具22には雄ねじ22tが形成されている。
円筒状容器20の内部には濾材23が充填されている。
第1の接続金具21の雄ねじ21tは、培養タンク(例えば、乳酸菌培養用のタンク)1の接続金具1oに形成された雌ねじ(図示せず)と螺合しており、以って、フィルタ2はタンク1の上方に取り付けられている。
第2の接続金具22の雄ねじ22tは、第1の配管3における主幹部31の端部31a(開口部)に形成された雌ねじ(図示せず)と螺合しており、以って、フィルタ2の上方に第1の配管3の主幹部31を接続している。
第1の配管3は、主幹部31と、水平部32と、外気取入れ部33と、第2の配管接続部34とを有している。
主幹部31は鉛直方向に延在しており、図1の下方における開口部31a(フィルタ2側の端部)には、上述した通り、図示しない雌ねじが形成されている。
図1において、第1の配管3の主幹部31は、分岐部3bにおいて、水平部32と第2の配管接続部34に分岐している。
第1の配管3の水平部32は水平方向に(図1では左側へ向って)延在しており、主幹部31と直交する様に形成されている。
水平部32の一方(図1では左側)は、直角に曲げられて、鉛直方向に延在する部分32eとなっている。当該部分32eは、水平部32の下方に向って主幹部31と平行に延在している。換言すれば、部分32eは、水平部32に対して直交している。
部分32eの端部(図1では下端部)は、外気取入れ部33となっている。外気取入れ部33には、雄ねじ33tが形成されている。
外気取入れ部33には開閉弁4が取り付けられている。
開閉弁4は、バルブハウジング41と、コック(開閉ハンドル)42とを有している。
バルブハウジング41内には開閉弁機構(図示は省略)を有しており、コック(開閉ハンドル)42を操作することによって弁の開閉が行なわれるように構成されている。
明確には図示されていないが、バルブハウジング41の一方の開口部41a(図1における上方の開口部)には雌ねじが形成され、当該雌ねじを外気取入れ部33に形成された雄ねじ33tと螺合させることにより、外気取入れ部33に開閉弁4が取り付けられる。
バルブハウジング41の他方の開口部41b(図1における下方の開口部)は、流体(例えば水蒸気)の排出口となっている。
図1において、第1の配管3の主幹部31から分岐している第2の配管接続部34は、第1の配管3の水平部32とは反対側、すなわち、図1では分岐部3bの右側に延在している。
図2で示すように、第2の配管接続部34は、分岐部3bから離隔した側(図2では右側)の端部が、シングルフレア加工34fを施している。
図2及び図3において、第1の配管3から分岐している第2の配管接続部34には、クランプ6によって、第2の配管5が接続されている。第2の配管接続部34と第2の配管5の接続箇所には、パッキン8、弁体移動防止部材9が設けられている。
パッキン8は、第2の配管接続部34と第2の配管5をクランプ6によって接続した際に、当該接続箇所から流体(図示の例では水蒸気)が漏出するのを防止する機能を有する。
図5において、弁体移動防止部材9は、円環部91と桟部92とを有している。桟部92は、円環部91の円の中央を二分する位置で、円環部91の両端を接続する様に形成されている。
そして、弁体移動防止部材9は、後述する球状の弁体7が、第2の配管5側から第2の配管接続部34側(第1の配管3側)に移動するのを防止している。
図5において、桟部92は一文字状に構成されているが、十文字状に構成することも可能である。或いは、桟部92に代えて、円環部91の内側をメッシュ構造、或いは、パンチングメタル構造にすることも可能である。
また、弁体移動防止部材9の取り付け位置を、第2の配管5側と第2の配管接続部34の接続箇所に限定されるものではない。例えば、第2の配管5における管本体50の任意の箇所に取り付けることが可能である。
図3において、第2の配管5は、90°曲げられた折曲管(いわゆる「エルボ」)として構成されている。
第2の配管5における第1の配管3側の端部(図3における左端)は、シングルフレア加工51が施されている。そして、図2を参照して上述した様に、第2の配管接続部34において、第2の配管5側端部(図3における右端)も、シングルフレア加工34fが施されている。
そして、第2の配管5のシングルフレア加工51が施されている端部と、第2の配管接続部34のシングルフレア加工34fが施されている端部とが、クランプ6で接続されている。
図3において、第2の配管5は、管本体50と、管端閉塞部材52を備え、逆止弁CVが設けられている。
第2の配管5における第2の配管接続部34とは反対側の端部(図3の下端或いは右端)には、管端閉塞部材52が設けられている。管端閉塞部材52は、管本体50を閉塞する様に、管本体50と一体に形成されている。
逆止弁CVは、弁体7と、弁座52bを備えている。弁体7は球状に構成されており、管本体50の内部を自由に移動可能に構成されている。弁座52bは、管端閉塞部材52に形成されている。
弁体7は、軽量で、耐衝撃性、耐摩耗性、耐熱性を併せ持つ材料、例えばステンレス、シリコンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴム等により、構成されることが望ましく、特にシリコンゴムが好ましい。
図3、図4において、管端閉塞部材52の中央には、貫通孔(大気導入口)52aが形成されている。
図2、図3において、管端閉塞部材52の貫通孔(大気導入口)52aの縁部は、球状の弁体7が座着する弁座52bを構成している。
図3、図4で示すように、弁座52bの一部には、溝52cが2箇所形成されている。図4において、2箇所の溝52cは円周方向に対称な位置に形成されており、各々の溝52cの形状(図4で示す形状)は半円形である。ただし、溝52cの断面形状はV字状であっても良い。また、溝52cの数は円周方向に2箇所に限定する必要はない。
図3において矢印F1で示す様に、流体(例えば、殺菌用の高温の水蒸気)が、第1の配管3側から第2の配管5側に流れようとする場合には、矢印F1方向に流体圧が作用して、弁体7が弁座52bに座着し、逆止弁CVは閉鎖状態となる。
弁体7が弁座52bに座着しても、管端閉塞部材52に形成された2箇所の溝52cを介して、(比較的少流量の)流体が大気側(第2の配管5の外部)に漏出する。
第2の配管5内で管端閉塞部材52近傍の領域に溜まった凝縮水(ドレン)も、弁体7が弁座52bに座着している際に、溝52cを介して大気側(第2の配管5の外部)に排出される。
一方、開閉弁4が全閉状態で、タンク1側すなわち第1の配管3側の圧力が大気圧よりも低下すれば、大気との圧力差に起因して、図3の矢印F2で示す方向の圧力が弁体7に作用して、弁体7は弁体移動防止部材9側(図3では左上方)に移動する。その結果、弁体7は弁座52bから離隔した状態となり、逆止弁CVは開放状態となる。
逆止弁CVが開放すると、逆止弁CV、第1の配管3、フィルタ2を経由して、外気がタンク1内に流入する。そのため、タンク1内の圧力が大気圧以下に減少することが防止され、タンク1が凹んで破損する事態は回避される。
なお、図3の矢印F2方向に移動した弁体7は、弁体移動防止部材9に当接すれば、それ以上、タンク1側に移動することはない。
図1〜図5で上述した第1実施形態によれば、第2の配管5の端部である管端閉塞部材52に設けられた逆止弁CVは、タンク1内の圧力が大気圧よりも低下した際に、弁体7がタンク1側(図3の矢印F2側)内に移動して弁座52bから離隔するので、開放状態になる。
そのため、高温蒸気によるタンク1内の蒸気殺菌が終了後に、第1の配管3における開閉弁4が完全に閉鎖されている場合であっても、タンク1内が降温し、蒸気が凝縮してタンク1内部の圧力が減圧されても、逆止弁CVが開放して、第2の配管5、分岐点3b、第1の配管3に接続したフィルタ2を介して、外気をタンク1内に流入する。従って、タンク1内は大気圧と同程度の圧力に保たれ、陰圧まで減圧されてしまうことが無く、タンク1内の減圧によりタンク1が凹んで破損してしまう事態が防止される。
ここで、逆止弁CV及び第2の配管5を介して外気がタンク1内に流入する場合に、第1の配管3と第2の配管5の分岐点3b(図1参照)は、フィルタ2よりも上流側の領域(フィルタ2よりも外気側の領域:タンク1の反対側の領域)に位置しているので、開閉弁4が全閉状態において、逆止弁CV及び第2の配管5を経由して流入する外気は、必ずフィルタ2を経由する。そして、フィルタ2により外気に混在する雑菌は除去される。
そのため、逆止弁CV及び第2の配管5を介して外気がタンク1内に流入した場合においても、外気中の雑菌によりタンク1内部が汚染されることがない。そのため、例えば、飲料品の製造等で用いられるタンクの内部を、常に衛生的な状態に維持することが出来る。
上述したように、図1〜図5の第1実施形態によれば、第1の配管3が開閉弁4により閉鎖されても、タンク1内が陰圧まで減圧されてしまうことが無く、タンク1内の減圧によりタンク1が凹んで破損してしまう事態が防止される。そのため、タンク1内を蒸気殺菌する際に、第1の配管3を開閉弁4により完全に閉鎖しても、タンク1内の減圧によりタンク1が凹んで破損してしまう事態を配慮する必要がない。換言すれば、第1実施形態によれば、タンク1内を蒸気殺菌する際に、第1の配管3に介装された開閉弁4を閉鎖することが出来る。
そして、タンク1内を蒸気殺菌する際に、第1の配管3に介装された開閉弁4を閉鎖すれば、蒸気殺菌時におけるタンク1内の昇温速度を速くすることが出来る。すなわち、第1実施形態によれば、蒸気殺菌時におけるタンク1内の昇温速度を速くして、高温蒸気の使用量を節約することが出来る。
さらに第1実施形態において、前記逆止弁CVの弁座52bに溝52cが形成されており、溝52cは、弁体7が座着する側とその反対側(外気側)とを連通しているので、第2の配管5内で水蒸気が凝縮しても、溝52cを介して、凝縮水(ドレン)を第2の配管5外部に排出することが出来る。そして、第2の配管5の端部近傍にドレンが滞留して、不衛生になることが防止される。
蒸気殺菌の際には、溝52cを介して、高温蒸気が第2の配管5内から第2の配管5外に漏出するので、当該高温蒸気により、第2の配管5内の各部材が殺菌されて、清浄な状態が維持される。
次に、図6、図7を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図6、図7において、第2実施形態のタンク破損防止機構は全体を符号100Aで示されている。図6、図7で示すように、タンク破損防止機構100Aでは、第1の配管3は、水平部32と外気取入れ部33がクランプ3cにより分離可能な態様で接続されている。そして図7で示すように、水平部32と外気取入れ部33は分離することが出来る。
また、図6、図7の第2実施形態は、図1〜図5の第1実施形態と同様に、第1の配管3から分岐している第2の配管接続部34は、クランプ6によって、第2の配管5が分離可能な態様で接続されている。そして図7で示すように、第2の配管接続部34と第2の配管5は分離することが出来る。
図7で示すように、開閉弁4及び外気取入れ部33はユニット化されており、以下において、「開閉弁ユニット4A」と記載する場合がある。
なお、開閉弁4及び外気取入れ部33はユニット化されていなくとも良い。それぞれに形成された雌ねじと雄ねじと螺合させることにより、外気取入れ部33に開閉弁4が取り付けられる形態を採用しても良い。
タンク破損防止機構100Aにおいて、開閉弁4及び外気取入れ部33(開閉弁ユニット4A)は、殺菌時にのみ、クランプ3cによって第1の配管3の水平部32に取り付けられる。殺菌を行っていない状態(いわゆる「通常時」)には、第1の配管3において、開閉弁ユニット4Aは接続されない。
また、第2の配管5も、殺菌時にのみ、クランプ6によって第2の配管接続部34に取り付けられ、いわゆる「通常時」は、第1の配管3において、第2の配管5は第2の配管接続部34に接続されていない。
その様に構成することにより、いわゆる通常時において、タンク1近傍を通過する人や物が衝突して、開閉弁ユニット4A及び/又は第2の配管5が破損してしまうことが防止される。
ここで、第1の配管3の水平部32と開閉弁ユニット4A、第2の配管5、第2の配管接続部34の内径及び外径を規格化することが出来れば、開閉弁ユニット4Aと第2の配管5を、一日に殺菌作業を行うタンクの分だけ製造(あるいは購入)すれば、予定しているタンクについて殺菌作業を行うことが出来る。殺菌作業を予定している全てのタンクについて、タンク破損防止機構100Aを製造あるいは購入する必要はない。
そのため、第2実施形態に係るタンク破損防止機構100Aは、コスト削減効果に優れている。
また、図6、図7の第2実施形態では、開閉弁ユニット4A及び第2の配管5は水平部32から着脱可能になっているため、通常時(殺菌を行っていない状態)に開閉弁ユニット4A及び第2の配管5の部材を外して、洗浄あるいはメンテナンス等を施すことが出来る。
図6、図7の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図5の第1実施形態と同様である。
図8、図9を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図8、図9の第3実施形態は、第2の配管5の分岐位置が、第1実施形態及び第2実施形態とは相違している。
図8、図9において、第3実施形態のタンク破損防止機構は全体を符号100Bで示されている。図8、図9で示すように、タンク破損防止機構100Bでは、第1の配管3は、第1の配管3における主幹部31と外気取入れ部(33−1、33−2)は一体に接続されている。
図8、図9では、第1の配管3における外気取入れ部は、主幹部31と一体になった第1の領域33−1と、クランプ154により当該領域33−2と分離可能に接続されている第2の領域33−2に分割されている。図9で示すように、外気取入れ部の第1の領域33−1と第2の領域33−2は、分離することが出来る。
外気取入れ部の第2の領域33−2からは、第2の配管接続部150が分岐している。第2の配管接続部150には、クランプ156によって、第2の配管5が分離可能な態様で接続されている。そして、第2の配管接続部150と第2の配管5は分離可能に構成されている。
なお、第2の配管5に接続している第2の配管接続部150は第2の領域33−2から分岐しているが、当該分岐箇所は、第1の配管(3)のフィルタ上流側領域(フィルタよりも外気側の領域)である。
(第1の配管3における外気取入れ部の)第2の領域33−2には開閉弁4が接続されており、図9で示すように、開閉弁4と第2の領域33−2と第2の配管5はユニット化されている。図8、図9において、当該ユニット(開閉弁4と第2の領域33−2と第2の配管5のユニット:開閉弁ユニット)は、全体が符号160で表示されている。
タンク破損防止機構100Bにおいて、開閉弁4と第2の領域33−2と第2の配管5(開閉弁ユニット160)は、殺菌時にのみ、クランプ154によって、(第1の配管3における外気取入れ部の)第1の領域33−1に取り付けられる。殺菌を行っていない状態(いわゆる「通常時」)には、第1の領域33−1に開閉弁ユニット160は接続されない。
その様に構成すれば、いわゆる通常時において、タンク1近傍を通過する人や物が衝突して、開閉弁ユニット160が破損してしまうことが防止される。
なお、クランプ156により、開閉弁ユニット160から第2の配管5を分離することが出来る。第2の配管5の部材を洗浄あるいはメンテナンス等を施す場合には、開閉弁ユニット160から第2の配管5を分離すれば良い。
第3実施形態においても、殺菌作業を予定している全てのタンクについて、タンク破損防止機構100Bを製造あるいは購入する必要はない。
開閉弁ユニット160のみを、一日に殺菌作業を行うタンクの分だけ製造(あるいは購入)すれば、予定しているタンクについて殺菌作業を行うことが出来る。
そのため、第3実施形態に係るタンク破損防止機構100Bも、コスト削減効果に優れている。
図8、図9の第3実施形態では開閉弁ユニット160が着脱可能であるため、通常時には開閉弁ユニット160をタンク破損防止機構100Bから外して、洗浄あるいはメンテナンス等を施すことが出来る。
図8、図9の第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図7の各実施形態と同様である。
図10を参照して第4実施形態を説明する。
図1〜図9の実施形態では、フィルタ2は一つだけ第1の配管3に介装されている。それに対して、図10の第4実施形態では、フィルタが複数(図10では2個)設けられている。
図10において、主管3Aは分岐部3bにおいて水平部32Aと第2の配管5Aに分岐している。水平部32Aの先端には開閉弁4が設けられており、分岐部3bと開閉弁4の間の領域にはフィルタ2A1が介装されている。一方、第2の配管5Aの先端には逆止弁CVが設けられており、分岐部3bと逆止弁CVの間の領域にはフィルタ2A2が介装されている。
図10の第4実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図9の実施形態と同様である。
図11を参照して、第5実施形態について説明する。
図1〜図10の各実施形態では、第2の配管5(5A)は第1の配管3から分岐しているのに対して、図11の第5実施形態では、開閉弁4を介装した第1の配管3Bと、逆止弁CVを介装した第2の配管5Bが、別体に構成されている。
ここで、図11の第5実施形態も図10の第4実施形態と同様に、フィルタが複数(図11では2個)設けられている。
図11において、タンク1には第1の配管3Bと第2の配管5Bが、それぞれ別個に設けられている。
第1の配管3Bは先端に開閉弁4を設け、フィルタ2B1が介装されている。第2の配管5Bは先端に逆止弁CVを設け、フィルタ2B2が介装されている。
第2の配管5Bは第1の配管3Bとは別個に(独立して)設けられているので、第1の配管3Bには分岐部は設けられていない。
図11の第5実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図10の実施形態と同様である。
図12を参照して、第6実施形態について説明する。
図1〜図11の実施形態では、第1及び第2の配管において、フィルタは開閉弁及び逆止弁よりもタンク1に近い領域に設けられている。それに対して、図12の第6実施形態では、第1及び第2の配管において、フィルタは開閉弁及び逆止弁よりもタンク1から離隔した領域に設けられている。
図12において、第1の配管3Cは分岐点3bにおいて水平部32Cと第2の配管5Cに分岐している。水平部32Cには開閉弁4が設けられており、第2の配管5Cには逆止弁CVが設けられている点では、図10の第4実施形態と同様である。
しかし、図12においては、分岐部3bと開閉弁4の間の領域にはフィルタは介装されておらず、水平部32Cの先端(開閉弁4よりもタンク1から離隔した側の端部)にフィルタ2C1が設けられている。また、第2の配管5Cの逆止弁CVと分岐部3bとの間にもフィルタは介装されておらず、第2の配管5Cの先端(逆止弁CVよりもタンク1から離隔した側の端部)にフィルタ2C2が設けられている。
図示はされていないが、第2の配管5Cの先端に設けられているフィルタ2C2は、公知のドレン抜きのための機構を具備している。第2の配管5C内で水蒸気が凝縮したとしても、その凝縮水(ドレン)はフィルタ2C2に留まることなく、系外に排出される。そのため、フィルタ2C2が衛生的な状態が維持される。
第1の配管3Cの水平部32C先端に設けられているフィルタ2C1についても、同様なドレン抜き機構を設けても良い。
図12の第6実施形態によれば、フィルタ2C1、2C2が、第1の配管3Cの水平部32Cの先端あるいは第2の配管5Cの先端に設けているので、当該フィルタの洗浄、交換等の作業が容易である。
図12の第6実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図11の実施形態と同様である。
図13を参照して、図12の第6実施形態の変形例を説明する。
図13の変形例では、第1の配管3Cの水平部32Cの開閉弁4よりもタンク1から離隔した領域32CEと、第2の配管5Cの逆止弁CVよりもタンク1から離隔した領域5CEが合流部3gで合流して延長配管3Cgとなり、延長配管3Cgの先端にフィルタ2Cを設けている。
このフィルタ2Cには、図12におけるフィルタ2C2と同様に、公知のドレン抜き機構(図示せず)が設けられており、第2の配管5C内で水蒸気が凝縮した凝縮水は系外に排出される。
図13の変形例におけるその他の構成及び作用効果は、図12の第6実施形態と同様である。
図14を参照して、本発明の第7実施形態を説明する。
図14では、図11と同様に、タンク1には第1の配管3Dと第2の配管5Dが、それぞれ別個に設けられ、第1の配管3Dは開閉弁4およびフィルタ2D1を設け、第2の配管5Dは逆止弁CVおよびフィルタ2D2を設けている。
ただし、図14の第7実施形態では、図12、図13の第6実施形態と同様に、開閉弁及び逆止弁よりもタンク1から離隔した領域にフィルタを設けている。すなわち、第1の配管3Dの先端(開閉弁4よりもタンク1から離隔した側の端部)にフィルタ2D1が設けられて、第2の配管5Dの先端(逆止弁CVよりもタンク1から離隔した側の端部)にフィルタ2D2が設けられている。また、フィルタ2D2には公知のドレン抜きの機構が備えられており、フィルタ2D1についても同様なドレン抜きの機構を備えても良い。
図14の第7実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図12、図13の第6実施形態と同様である。
図15は図14の第7実施形態の変形例を示している。
図15において、図13と同様に、第1の配管3Dの開閉弁4よりもタンク1から離隔した領域32DEと、第2の配管5Dの逆止弁CVよりもタンク1から離隔した領域5DEが合流部3gで合流して延長配管3Dgとなり、延長配管3Dgの先端にフィルタ2Dを設けている。
このフィルタ2Dにも、公知のドレン抜き機構(図示せず)が設けられている。
図15の変形例におけるその他の構成及び作用効果は、図14の第7実施形態と同様である。
図16、図17を参照して、本発明の第8実施形態を説明する。
図1〜図15の実施形態では開閉弁を設けた第1の配管と、逆止弁を設けた第2の配管を有しているのに対して、図16では、第2の配管は存在しない。そして、第1の配管3Eの先端に、開閉弁と逆止弁を一体化した複合的な構成の弁V2(複合弁V2)が設けられている。
図17を参照して複合弁V2を説明する。
図17において、複合弁V2は、分岐部bRで分岐し且つ合流部gRで合流する並列な流路R1、R2を有している。流路R1には開閉弁4Eが介装されており、流路R2には逆止弁CVEが介装されている。
図17において、上方がタンク1側であり、下方が大気側である。
並列な流路R1、R2を有しているので、タンク1内の殺菌のため高温の水蒸気を供給した際には、流路R1、開放状態の開閉弁4Eを介して、水蒸気は大気側に抜けていく。
その後、開閉弁4Eを閉鎖状態にし、タンク1内の水蒸気の温度が低下してタンク1内が減圧されると、流路R2、逆止弁CVEを介して外気がタンク1内に導入されるので、タンク1が潰れてしまうことが防止される。そして、流路R2、逆止弁CVEを介して導入された外気はフィルタ2を経由するので、タンク1内が汚染されてしまうことはない。
図16、図17の第8実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図15の実施形態と同様である。
図18を参照して、本発明の第9実施形態を説明する。
図16、図17の第8実施形態では、フィルタ2が複合弁V2よりもタンク1側の領域に介装されているのに対して、図18の第9実施形態では、フィルタ2が第1の配管3Fの先端側(複合弁V2よりもタンク1から離隔した領域)に設けられている。
図18の第9実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図17の実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、溝52c(図3、図4)に代えて、管端閉塞部材52を貫通する貫通孔を形成し、当該貫通孔を介して、第2の配管5の端部近傍(管端閉塞部材52近傍)に滞留したドレンを排出し、殺菌時には高温蒸気を排出することが可能である。
また、第1の配管と第2の配管の各々にフィルタを設ける場合において、第1の配管では開閉弁よりもタンク1側の領域にフィルタを介装し、第2の配管では先端側(逆止弁よりもタンク1から離隔した領域)にフィルタを介装しても良い。あるいは、第1の配管の先端側(開閉弁よりもタンク1から離隔した領域)にフィルタを介装し、第2の配管では逆止弁よりもタンク1側の領域)にフィルタを介装しても良い。
1・・・タンク
2、2A1、2A2、2B1、2B2、2C、2C1、2C2、2D、2D1、2D2、2F・・・フィルタ
3、3A、3B、3C、3D、3E、3F・・・第1の配管
4、4E・・・開閉弁
5、5A、5B、5C、5D・・・第2の配管
3c、6、154,156・・・クランプ
7・・・弁体
8・・・パッキン
9・・・弁体移動防止部材
10・・・殺菌用蒸気導入口
52b・・・弁座
52c・・・溝
CV、CVE・・・逆止弁
V2・・・複合弁

Claims (10)

  1. タンクと連通し且つ開閉弁を介装する第1の配管を有し、タンク内に侵入する方向に流れる流体に対しては開放する機能および流体がタンクから流出するのを制限する機能を有する逆止弁を備え、前記タンクは内部を蒸気殺菌するタンクであり、前記逆止弁は、球形の弁体と、弁体が座着可能な弁座を有しており、前記弁座には、弁体が座着する側とその反対側とを連通する貫通部が形成されていることを特徴とするタンク破損防止機構。
  2. 第2の配管を有し、当該第2の配管に前記逆止弁を設ける請求項1に記載のタンク破損防止機構。
  3. 第2の配管は第1の配管から分岐する請求項2に記載のタンク破損防止機構。
  4. 第2の配管は第1の配管とは別体にタンクに連通する請求項2に記載のタンク破損防止機構。
  5. 第1の配管に開閉弁及び逆止弁を包含する複合弁を設ける請求項1に記載のタンク破損防止機構。
  6. 第1の配管にフィルタを介装する請求項1〜5の何れか1項に記載のタンク破損防止機構。
  7. フィルタを第2の配管に介装する請求項2〜4、6の何れか1項に記載のタンク破損防止機構。
  8. 前記逆止弁は球形の弁体と弁体が座着可能な弁座を有しており、当該弁体がタンク側に移動するのを防止する部材が、第2の配管、或いは、第2の配管が第1の配管から分岐した分岐箇所に設けられている請求項2〜4、6、7の何れか1項に記載のタンク破損防止機構。
  9. 前記弁体がシリコンゴムで構成されている請求項1〜8に記載のタンク破損防止機構。
  10. 請求項1〜9の何れか1項のタンク破損防止機構を備えていることを特徴とするタンク。
JP2014068724A 2014-03-28 2014-03-28 タンク破損防止機構 Active JP6061890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014068724A JP6061890B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 タンク破損防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014068724A JP6061890B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 タンク破損防止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015188388A JP2015188388A (ja) 2015-11-02
JP6061890B2 true JP6061890B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=54423465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014068724A Active JP6061890B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 タンク破損防止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6061890B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246357Y2 (ja) * 1985-09-20 1990-12-06
JP2624284B2 (ja) * 1988-03-10 1997-06-25 株式会社荏原製作所 昇華性気体の逆流防止方法
JPH02107269A (ja) * 1988-10-17 1990-04-19 Terumo Corp 逆止弁およびその製造方法
JP2586967Y2 (ja) * 1992-06-18 1998-12-14 株式会社ニッショー 培養容器のキャップ
JP3082912B2 (ja) * 1997-11-19 2000-09-04 富士平工業株式会社 家畜卵子の成熟、受精、発生培養器
JP2002066520A (ja) * 2000-08-31 2002-03-05 Toshiba Corp 生ごみバイオガス化装置
JP5042948B2 (ja) * 2008-08-29 2012-10-03 キユーピー株式会社 通気バルブ開け忘れ防止機能付き排出ポンプ制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015188388A (ja) 2015-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2252384T3 (es) Disposicion de valvula aseptica.
EP0126744A1 (en) STOP OR SWITCHING VALVE FOR FLUIDS.
US7950411B2 (en) Pipe branching arrangement
JP6061890B2 (ja) タンク破損防止機構
DK175721B1 (da) Ventil til steril udtagning af en væskepröve fra en beholder
EP2822406B1 (de) Verfahren, dosiereinrichtung und dosierventil zur aseptischen dosierung eines flüssigen zusatzstoffes in eine erzwungene strömung eines basisprodukts
ES2345281T3 (es) Criba de tubos acodados para tratamiento de producto aseptico, y procedimiento para la limpieza automatica de la criba de tubos acodados.
US11273242B2 (en) Backflow prevention device and dialysis apparatus with the backflow prevention device
SE518301C2 (sv) Dämpningsanordning för en kolvpump
JPH11141713A (ja) 無菌弁組立体
JP4235536B2 (ja) 二重シール弁
US20110031428A1 (en) Sampling valve
US11105077B1 (en) Water drain management apparatus used with autoclaves, sterilizers or other devices in a clinical facility
JP3983349B2 (ja) 殺菌部材を有する液体排出弁
US11718980B1 (en) Water manifold fitting
JP7375264B2 (ja) 分岐流路切換弁
US316644A (en) Niels olson
JP7326568B1 (ja) サンプリングシステム
JPS6317901Y2 (ja)
US570833A (en) williamm
JP2008095900A (ja) 二重シールバルブ
JP5139898B2 (ja) 二重シート弁
KR200393735Y1 (ko) 생수통용 항균정수장치
CN104196081A (zh) 深井卫生取水装置及方法
JP2505421Y2 (ja) 浄水器用バルブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6061890

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151