JP2005154830A - 粉末焼結部品の表面仕上げ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削加工を行った部分の表面粗さを向上させる。
【解決手段】金属粉末材料の層の所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて焼結層を形成し、この焼結層の上に粉末材料の新たな層を被覆して所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて下層の焼結層と一体になった新たな焼結層を形成することを繰り返すとともに、いずれかの焼結層の形成後にそれまでに作成した焼結層の積層物の外面の切削加工を行う。この時、1回の切削加工工程で切削加工対象位置を変えた少なくとも2度の切削加工を積層物に対して行うとともに、1回の切削加工工程中の複数回の切削加工のうち、最初の切削加工よりも後の切削加工の切削対象位置を積層物表面から見て深い位置にずらす。切削工具の撓みなどが原因で1度目の切削加工で除去できなかった部分も2度目以降の切削加工で除去することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉末焼結部品の表面仕上げ方法、殊に光造形による粉末焼結部品の表面仕上げ方法に関するものである。
光造形法として知られている粉末焼結部品の製造方法がある。特許第2620353号(特許文献1)などに示された該製造方法は、金属粉末材料の層の所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて焼結層を形成し、この焼結層の上に粉末材料の新たな層を被覆して所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて下層の焼結層と一体になった新たな焼結層を形成することを繰り返すことで、複数の焼結層が積層一体化された粉末焼結部品を作成するものであり、得ようとする部品の設計データ(CADデータ)であるモデルを所望の層厚みにスライスして生成する各層の断面形状データをもとに光ビームを照射することから、いわゆる任意形状の粉末焼結部品を容易に得ることができるとともに、切削加工などによる製造方法に比して、迅速に所望の形状の造形物を得ることができる。
ところで、光ビームを照射して焼結硬化させた部分の周囲には伝達された熱が原因となって不要な粉末が付着するものであり、該付着粉末は密度の低い表面層を粉末焼結部品に形成してしまう。この密度の低い表面層を除去して滑らかな表面を得るために、本出願人は特開2002−115004号公報(特許文献2)において、焼結層の形成後にそれまでに作成した粉末焼結部品の表面部及びまたは不要部分の除去を行う工程を複数回の焼結層の作成工程中に挿入することを提案した。
つまり、図9及び図10に示すように、焼結層をm層積層する毎に、周囲にできた余剰硬化部Aをエンドミルのような切削工具Cで切削するのである。なお、余剰硬化部Aは垂れが生じることで、m層の焼結層からなるブロックBの厚みの2倍近い厚みとなることがあることから、切削加工は余剰硬化部Aを全て切削することができる範囲Dを対象とする。このような切削加工を焼結層の積層過程における途中で行うのは、切削加工用の工具の長さによる制約を受けることなく表面仕上げを行うためである。
しかし上記切削加工を行っても実際には外面の表面粗さを大きく向上させることはできなかった。これは切削除去しなくてはならない余剰硬化部Aが切削工具C(通常、径が2,3mm程度のものを使用する)に比して大きいために、切削抵抗が大きく、図11に示すように、切削工具が撓んでしまって切削できずに残ってしまう部分Zが生じるからである。
特許第2620353号公報 特開2002−115004号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、切削加工を行った部分の表面粗さを向上させることができる粉末焼結部品の表面仕上げ方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る粉末焼結部品の表面仕上げ方法は、金属粉末材料の層の所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて焼結層を形成し、この焼結層の上に粉末材料の新たな層を被覆して所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて下層の焼結層と一体になった新たな焼結層を形成することを繰り返すとともに、いずれかの焼結層の形成後にそれまでに作成した焼結層の積層物の外面を切削加工する切削加工工程を挿入するにあたり、1回の切削加工工程において、切削加工対象位置を変えた少なくとも2度の切削加工を積層物に対して行うとともに、1回の切削加工工程中の複数回の切削加工のうち、最初の切削加工よりも後の切削加工の切削対象位置を積層物表面から見て深い位置にずらすことに特徴を有している。
切削工具の撓みなどが原因で1度目の切削加工で除去できなかった部分も2度目以降の切削加工で除去することができて、良好な表面粗さのものとすることができるものであり、特に最初の切削加工よりも後の切削加工の切削対象位置を積層物表面から見て深い位置にずらすことから、最初の切削加工の時に切削工具の先端で押されて撓んだ余剰硬化部の除去を確実に行うことができる。
この時、切削加工工程の挿入で区切られる積層ブロックの最上層のブロックを、1回の切削加工工程中の複数回の切削加工のうちの最初の切削加工の加工対象とし、最上層のブロックの一つ下のブロックを複数回の切削加工のうちの後の切削加工の加工対象とすると、つまりはあるブロックに対する複数回の切削加工を、異なる切削加工工程で行うと、効率良く表面仕上げを行うことができる。
そして、切削対象位置を深くした時の切削加工の切削速度を、切削対象位置が浅いときの切削加工の切削速度よりも遅くしておくと、切削対象位置を深くしたために切削範囲が広くなった時の切削抵抗の増加に対抗することができる。
上記の最初の切削加工を所要の仕上げ代を残して行い、上記の後の切削加工を仕上げ代ゼロで行うほか、上記の最初の切削加工を仕上げ代ゼロで行い、上記の後の切削加工をゼロカット加工で行うようにしてもよい。
本発明は、焼結層の形成後にそれまでに作成した焼結層の積層物の外面の切削加工を行うにあたり、1回の切削加工工程で少なくとも2度の切削加工を積層物に対して行うために、切削工具の撓みなどが原因で1度目の切削加工で除去できなかった部分も2度目以降の切削加工で除去することができて、良好な表面粗さのものを得ることができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、図2及び図3は光造形法による粉末焼結部品の製造装置の一例を示すもので、昇降テーブル27を備えた粉末タンク26に収めた金属粉末材料をスキージング用ブレード21によって造形タンク25側に供給するとともに表面をならすことで、造形用のステージ上、つまり造形タンク25で外周が囲まれた空間内を上下に昇降する昇降テーブル20上に、所定厚みの粉末層10を形成する粉末層形成手段2と、レーザー発振器30から出力されたレーザーをガルバノミラー31等のスキャン光学系を介して上記粉末層10に照射することで粉末を焼結して焼結層11を形成する焼結層形成手段3とを備えるとともに、上記粉末層形成手段2のベース部にXY駆動機構40を介してミーリングヘッド41を設けた切削除去手段4を備えている。
このものにおける粉末焼結部品の製造は、昇降テーブル20上面の造形用ベース22表面に粉末材料を供給してブレード21でならすことで第1層目の粉末層10を形成し、この粉末層10の硬化させたい箇所に光ビーム(レーザー)Lを照射して粉末を焼結させてベース22と一体化した焼結層11を形成する。
この後、昇降テーブル20を少し下げて再度粉末材料を供給してブレード21でならすことで第2層目の粉末層10を形成し、この粉末層10の硬化させたい箇所に光ビーム(レーザー)Lを照射して粉末を焼結させて下層の焼結層11と一体化した焼結層11を形成するものであり、昇降テーブル20を下降させて新たな粉末層10を形成し、光ビームを照射して所要箇所を焼結層11とすることをを繰り返すことで、目的とする粉末焼結部品を製造する。
光ビームの照射経路は、得ようとする粉末焼結部品の三次元CADモデルのデータから予め作成しておく。すなわち、三次元CADモデルから生成したSTLデータを等ピッチ(たとえば0.05mm)でスライスした各断面の輪郭形状データを用いる。この時、粉末焼結部品の少なくとも最表面が高密度(気孔率5%以下)となるように焼結させることができるように光ビームの照射を行うのが好ましい。
そして、上記粉末層10を形成しては光ビームを照射して焼結層11を形成するということを繰り返していくのであるが、焼結層11の積層厚みがたとえば切削除去手段4におけるミーリングヘッド41の切削工具長などから求めた所要の値になれば(m層の積層が終われば)、いったん切削除去手段4を作動させてそれまでに造形した粉末焼結部品の表面部(側面を含む)を切削する。
切削除去手段4による切削加工により、前述のように粉末焼結部品の余剰硬化部Aを除去するものであり、この時の切削除去手段4による切削加工経路は、光ビームの照射経路と同様に予め三次元CADデータから作成する。そして上記切削除去手段4による切削除去を行った後は、再度粉末層10の形成並びに焼結層11の形成を繰り返す。
上記切削工程は焼結が完了するまでに何度も実行されるわけであるが、ここでは1回の切削工程で切削加工対象位置を変えて2度以上の切削加工を行うものとしている。つまり、図1(a)に示すように、m層の焼結層からなるN段目のブロックBの焼結が終わって切削工具(ボールエンドミル)Cによる切削を行う時、最初は仕上げ代xを残した状態で切削を行う。切り込み深さはN段目のブロックBの下面+切削工具半径r程度が適当であり、いったん切り込んだならば、粉末焼結部品の外面に沿わせて切削工具Cを移動させることで粉末焼結部品のN段目のブロックBの全周切削を行う。なお、ここでいう全周とは、粉末焼結部品がその上面に穴を有するものである場合、この穴の内周を含む。
上記切削が終了すれば、図1(b)に示すように、N−1段目のブロックBに対する仕上げ代をゼロとした状態での切削を行う。このために切り込み深さは、たとえば切削工具4の先端が工具半径rだけN−1段目の下面よりも下方に達する位置までとし、いったん切り込んだならば、粉末焼結部品の外面に沿わせて切削工具Cを移動させることで粉末焼結部品のN−1段目のブロックの全周の切削を行う。この時、上記のN段目のブロックBの切削加工に際して切削工具Cによって押されることで下方に屈曲してしまった余剰硬化部Aも切削除去する。
また、この切削加工に際しての切り込み時、N段目のブロックBとN−1段目のブロックBとを切削工具4の側面部分で切削することになるために、切削工具4にかかる負荷が大きくなることから、この2度目の切削加工は上記1度目の切削加工よりも加工速度を落として切削工具Cに係る負荷を減らすことが好ましい。
そして、粉末焼結部品のN−1段目のブロックBに対する仕上げ切削が完了すれば、N段目のブロックBの上にN+1段目のブロックBの焼結による形成を行い、次いで図1(c)(d)に示すように、N+1段目のブロックBの側面の切削加工と、切削加工対象位置を深い位置にずらしたN段目のブロックBの仕上げ切削加工とを順次行う切削加工工程に移る。あるブロックに対する複数回の切削加工を、異なる切削加工工程に振り分けて行うわけであり、この場合、切削工具Cによって押されることで下方に屈曲してしまった余剰硬化部Aの切削除去を効率良く行うことができる。
いずれにしても、1回の切削工程で切削対象位置をずらした少なくとも2度の切削加工を行うとともに、あるブロックBに関しては、最初の切削加工と、次のブロックBを積層してからの仕上げ切削加工との2度の切削加工がなされるようにしているものであり、始めの切削加工で所要の仕上げ代を残しておくことで、最終の仕上げの切削加工の際には切削工具Cは一定条件での切削を行うことができ、仕上げ面の精度を高くすることができる。また、N段目のブロックBは次のN+1段目のブロックBに対する切削加工時にも切削されるために、表面粗さが向上する。
図4に示すように、切削工具Cとして、その根元径φ0が首下径φ1及び刃径φよりも十分に大きいものやシャンクテーパ角αが大きいものを用いて、前記負荷に対抗できる強度のものにしておくことで、より確実に仕上げ面の精度を高くすることができる。
切削工具Cにかかる負荷を更に小さくするという点では、切り込み深さを小さく、たとえば0.02〜0.1mm程度とし、仕上げ代xを残した1度目の切削加工を粉末焼結部品の外面に沿わせて切削工具Cを移動させることで粉末焼結部品の全周の切削を行うことを、図5に示すように、切り込み深さを深くする度に行い、仕上げ代をゼロとした2度目の切削加工も、切り込み深さを漸次深くした複数回の切削で行うようにしてもよい。
また、上記の例では、始めの切削加工を仕上げ代xを残した状態で行っているが、図6に示すように、仕上げ代をゼロとした状態で始めの切削加工を行い、その後、仕上げ代ゼロの所謂ゼロカット仕上げでの2度目の切削加工を切り込み深さを深くした状態で行うようにしてもよい。始めの切削加工の際に図に示すように切削工具Cが撓んだりして余剰硬化部Aに削り残しzが生じても、切り込み深さを深くした2度目の切削加工で削り残しx部分を切削工具Cの側面で除去することができる。
なお、始めの切削加工の切り込み深さはあまり大きくする必要はないが、図7(a)に示すように、少なくとも最上層のN段目のブロックBは切削工具Cの側面の刃Caで切削できる位置以上で且つ余剰硬化部Aの垂れ下がった部分の下端に切削工具Cの先端が達する位置とするのが好ましい。
そしてある切削加工工程での2度目(3度目であってもよいのはもちろんである)の切削加工の切り込み深さは、その下層側のブロックBの側面を主たる切削対象として、上の層のブロックBの余剰硬化部Aの垂れ下がり部分や、その切削加工の際に切削工具Cの先端球状部Cbで押されて下方に撓んだ部分を切削工具Cの側面の刃Caで切削除去することができるように、始めの切削加工の時よりも切り込み深さを大きくする。なお、図1では切り込み深さをブロックBの1段分に相当する深さだけ大きくした例を示したが、上述のように、余剰硬化部Aの垂れ下がりが上記1段分より小さい場合は、切り込み深さを下方にずらす量を上記1段分より小さくしてもよい。逆に切り込み深さを下方にずらす量をブロックBの1段分より大きくしてもよい。
このほか、1回の切削加工工程中の複数度の切削加工における始めの切削加工の加工対象位置と2度目の切削加工の加工対象位置とが高さ方向において離れていてもよい。例えば始めの切削加工は最上層のN段目を対象とし、2度目の切削加工はN段目のブロックBよりも下層に位置するN−1段目のブロックBの下半分とさらに下層に位置するN−2段目のブロックBの上半分とを対象とするようにしてもよい。ブロックBのつなぎ目部分に切削加工工具Cの芯ブレ等が原因で段差が発生してしまう虞をなくすことができる。
ところで、切り込み深さを下方にずらすということは切り込み深さが大きくなるということであり、2度目の切削加工でN−1段目のブロックを切削対象とする時、実際にはN段目のブロックBとN−1段目のブロックBとが切削対象となってしまう場合があり、この場合、切削負荷が大きくなる。この点に関しては、図8に示すように、切削工具Cとして、側面の刃Caの刃長MがN段目のブロックBの厚みとN−1段目のブロックBの厚みとの和よりも短かくなるように、首下径φ1の部分が長いものを用いて、2度目の切削加工時にN段目のブロックBの上部が切削対象から外れるようにするとよい。始めの切削加工を仕上げ代ゼロで行っていない時、N段目のブロックBの余剰硬化部Aに削られずに残ってしまう部分が生じるが、この部分は次のN+1段目のブロックBの余剰硬化部Aに対する切削工程で削られることになる。
本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)は1度目の切削加工時の断面図、(b)は2度目の切削加工時の断面図、(c)は次のブロックに対する1度目の切削加工時の断面図、(d)は2度目の切削加工時の断面図である。 同上の光造形装置の概略斜視図である。 同上の光造形装置の概略断面図である。 切削工具の他例の側面図である。 他例を示す断面図である。 別の例を示すもので、(a)は1度目の切削加工時の断面図、(b)は2度目の切削加工時の断面図である。 更に別の例を示すもので、(a)は1度目の切削加工時の断面図、(b)は2度目の切削加工時の断面図である。 別の例を示す断面図である。 余剰硬化部を示す断面図である。 余剰硬化部の切削時の問題点を示す断面図である。
符号の説明
A 余剰硬化部
B ブロック
C 切削工具

Claims (5)

  1. 金属粉末材料の層の所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて焼結層を形成し、この焼結層の上に粉末材料の新たな層を被覆して所定箇所に光ビームを照射することで該当個所の粉末を焼結させて下層の焼結層と一体になった新たな焼結層を形成することを繰り返すとともに、いずれかの焼結層の形成後にそれまでに作成した焼結層の積層物の外面を切削加工する切削加工工程を挿入するにあたり、1回の切削加工工程において、切削加工対象位置を変えた少なくとも2度の切削加工を積層物に対して行うとともに、1回の切削加工工程中の複数回の切削加工のうち、最初の切削加工よりも後の切削加工の切削対象位置を積層物表面から見て深い位置にずらすことを特徴とする粉末焼結部品の表面仕上げ方法。
  2. 切削加工工程の挿入で区切られる積層ブロックの最上層のブロックを、1回の切削加工工程中の複数回の切削加工のうちの最初の切削加工の加工対象とし、最上層のブロックの一つ下のブロックを複数回の切削加工のうちの後の切削加工の加工対象とすることを特徴とする請求項1記載の粉末焼結部品の表面仕上げ方法。
  3. 切削対象位置を深くした時の切削加工の切削速度を、切削対象位置が浅いときの切削加工の切削速度よりも遅くしていることを特徴とする請求項1または2記載の粉末焼結部品の表面仕上げ方法。
  4. 上記の最初の切削加工を所要の仕上げ代を残して行い、上記の後の切削加工を仕上げ代ゼロで行うことを特徴とする請求項1または2または3記載の粉末焼結部品の表面仕上げ方法。
  5. 上記の最初の切削加工を仕上げ代ゼロで行い、上記の後の切削加工をゼロカット加工で行うことを特徴とする請求項1または2または3記載の粉末焼結部品の表面仕上げ方法。
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