JP2005154121A - トレイおよびトレイ情報管理システム - Google Patents

トレイおよびトレイ情報管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 工業用液体材料を充填するトレイを効率的かつ低コストで管理運営可能としたトレイおよびトレイ情報管理システムを提供する。
【解決手段】 非接触ICタグが装着され、非接触ICタグにトレイの貸出し管理情報が記憶されているトレイと、非接触ICタグのリーダライタ装置と、リーダライタ装置と通信可能に接続されたセンタ装置とからなり、非接触ICタグは、トレイの貸出し管理情報を記憶する記憶手段を有し、リーダライタ装置は、非接触ICタグに記憶されているトレイの貸出し管理情報を読み取る読取手段と、新たな貸出し情報を非接触ICタグの記憶手段に書き込む書込手段と、書込手段で書き込んだ新たな貸出し情報をセンタ装置に送信する手段とを有し、センタ装置は、トレイの貸出し履歴情報を記憶したデータベースと、リーダライタ装置から受信した新たな貸出し情報を前記データベースのトレイ使用履歴情報として記憶させる手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工業用液体材料を搬送可能な状態に保管するトレイと、トレイの使用状況に関する情報を管理するためのトレイ情報管理システムに関する。
従来、建設現場などで使用される接着剤や糊などの工業用液体材料は、工業用液体材料を製造する材料メーカーから、工業用液体材料を充填して搬送するためのトレイを使用して、発注先の工務店が指示する場所に納入される。
材料メーカーは、工業用液体材料を納入する際にこれらのトレイを使用して、工業用液体材料を充填したトレイをトラックに積載して発注先の工務店側に納入し、工務店側が工業用液体材料を使い切ってトレイが空になった後に、トレイを回収する。
そして、回収されたトレイは、材料メーカー側でトレイ内の洗浄処理を行った後、新たな発注があった場合に、工業用液体材料を充填して再利用されて、繰り返し使用される。
例えば、多数のトレイを保有し、運送会社とも提携している材料メーカーが、得意先X・Y・Zの3社から接着剤Aをトレイ4個、接着剤Bをトレイ3個、接着剤Cをトレイ3個、の合計トレイ10個の発注を受け、得意先X・Y・Zの工務店の倉庫に出荷するとなったとする。
この場合、運送会社のトラックが、貸出し先の倉庫に保管されている空トレイを10個回収してきて、材料メーカーの充填工場に配送する。
そして、回収した10個の空トレイを洗浄した後に、トレイ4個に接着剤Aを、トレイ3個に接着剤Bを、トレイ3個に接着剤Cを、それぞれ充填させて、運送会社のトラックにこれらのトレイを積み込んで、得意先X・Y・Zをトラックが巡って、発注のあった工業用液体材料が充填されているトレイを納入していく。
以上のように、トレイによる工業用液体材料の納入処理は、空トレイの回収、洗浄作業、充填作業、充填済みトレイの出荷、といった一連の作業により循環して行われる。
これらの作業において、問題となるのがトレイ洗浄作業におけるコストの問題である。
材料メーカーでトレイに工業用液体材料を充填する前段階におこなわれるトレイ洗浄作業には、「簡易洗浄」と、「完全洗浄」の2種類がある。
ここで、「簡易洗浄」と「完全洗浄」の使い分けについて説明する。
まず、「簡易洗浄」について説明すると、空トレイが回収された際に、その空トレイが前回の使用において接着剤Aが充填されていたとすると、次の納入時に充填する工業用液体材料が接着剤Aである場合には、前回と同じ接着剤Aを再度充填させるので、たとえ空トレイの内部に前回充填されていた接着剤Aの付着や、残留分があったとしても、新たに接着剤Aを充填しても何らかの化学反応を起こす危険性がないといえる。
この場合には、トレイを洗浄する際でも、簡易な方法による「簡易洗浄」でよい。
これに対して、「完全洗浄」を行う必要がある場合がある。
「完全洗浄」を行う必要がある場合としては、空トレイが回収された際に、その空トレイが前回の使用において接着剤Aが充填されていたとすると、次の納入時に充填する工業用液体材料が接着剤Bである場合には、充填する工業用液体材料の成分が前回と異なるために、もしも空トレイの内部に前回充填されていた接着剤Aの付着や、残留分があったとすると、新たに接着剤Bを充填することで何らかの化学反応を起こす危険性があり、トレイを洗浄する際でも、完全な方法による洗浄を行う必要がある。
但し、接着剤A・Bが異なる接着剤の場合もあるが、同じ二液混合型の接着剤を構成する2種類の材料、例えば主剤(接着剤A)と助剤(接着剤B)のような場合もあるために、この場合には、「簡易洗浄」で間に合うこともある。
しかしながら、特に多数のトレイを管理する場合に、使用され回収されてきた各々の空トレイが、前回の使用において、どのような工業用液体材料が充填されたものであるのかを短時間で効率的に確認することは難しいという問題がある。
例えば、トレイの使用状況を電話連絡などにより台帳に記帳することで行うことも考えられるが、連絡漏れや、記帳間違えなどによる情報管理の不完全性も予想されるという問題がある。
また、他の問題として、工業用液体材料を搬送させた空トレイが、納入先の倉庫などに置きっ放しの状態のままであったり、防火用水を貯蔵するタンクとして勝手に使用されていることもある、
このような死蔵されてしまった空トレイが有効活用されないまま放置されると、いつまでも余分な設備経費として経常しなければならず無駄なコストが発生したり、長期間放置された場合には、内部が腐食して使用できない状態となる危険性があるという問題がある。
このような死蔵化された空トレイの回収は、貸与先からの連絡を待って回収するか、貸与日から相当期間経過しても回収されないことに、担当者が気づいた場合に、貸与先に連絡して工場内でのトレイの所在と状態を確認してもらい、空状態であることができた場合には回収する。
つまり、全てのトレイを、日付を基に管理して、逐次貸与先に連絡して死蔵化を防止する理想的な管理ができていないのが実状である。
これに対して、ICタグを容器に装備して履歴管理する技術が多数提案されており、先行技術文献にも記載されている。(例えば、特許文献1または2、参照)
これらの先行技術文献には、トナー容器やリターナブル瓶にICタグを添付して、使用履歴情報を管理する手法が示されている。
しかしながら、これらの先行技術は、容器の内容物が1種類であり、ICタグに記憶されたデータを、洗浄の種類を判断するための指標とするものではない。
特開2002−6691号公報 特開2002−211574号公報
本発明は、回収された空トレイについて、前回に貸出しされた際の貸出し管理情報を確認可能にして、空トレイの処理方法を選択できるようにすることで、新たにそのトレイを使用する際に無駄の無い合理的な処理を施すことができるようにし、また、洗浄コスト低減の観点から、空トレイに先に充填されていた液体材料の種別を正確かつ容易に認知することができるようにすると共に、トレイの設備コスト低減の観点から、全てのトレイについて、所在する場所と、貸与中のトレイの状態を予測するための貸与に関する日付情報の確認をできるようにすることで、工業用液体材料のトレイを効率的かつ低コストで管理運営可能としたトレイおよびトレイ情報管理システムを提供する。
本発明のトレイは、工業用液体材料を搬送可能な状態に保管するトレイであって、前記トレイは、非接触で情報の書き込み及び読み取りを行うことができる非接触ICタグが装着され、前記非接触ICタグの記憶手段に、トレイの貸出し管理情報が記憶されていることを特徴とする。
また、本発明のトレイは、前記トレイの貸出し管理情報が、液体種別情報であることを特徴とする。
更に、本発明のトレイは、前記トレイの貸出し管理情報が、トレイ固有情報、トレイの貸出先を特定する情報、トレイの貸出し日情報、返却予定日情報、を含むことを特徴とする。
また、本発明のトレイ管理システムは、非接触ICタグが装着されたトレイと、前記非接触ICタグに対して非接触方式で、情報の書き込み及び情報の読み取りを行うリーダライタ装置と、前記リーダライタ装置と通信可能に接続されたセンタ装置とからなるトレイ管理システムであって、前記非接触ICタグは、前記トレイの貸出し管理情報を記憶する記憶手段を有し、前記リーダライタ装置は、前記非接触ICタグの記憶手段に記憶されているトレイの貸出し管理情報を読み取る読取手段と、前記トレイを新たに貸し出す際に、新たな貸出し情報を前記非接触ICタグの記憶手段に書き込む書込手段と、前記書込手段で書き込んだ新たな貸出し情報を前記センタ装置に送信する手段とを有し、前記センタ装置は、トレイの貸出し履歴情報を記憶したデータベースと、前記リーダライタ装置から受信した新たな貸出し情報を、前記データベースのトレイ使用履歴情報として追加して記憶させる手段とを備えている、ことを特徴とする。
本発明のトレイによれば、非接触ICタグの記憶手段にトレイの貸出し管理情報が記憶されているので、回収されたトレイについて、前回に貸出しされた際の貸出し管理情報を非接触ICタグから読み取ることで確認することができ、新たにそのトレイを使用する際に無駄の無い合理的な処理を施すことができるという効果がある。
更に、本発明のトレイによれば、非接触ICタグの記憶手段に記憶された液体種別情報から、空トレイに先に充填されていた液体材料の種別を正確かつ容易に認知することができ、適切な洗浄の方法を選択することができる。
また、本発明のトレイによれば、全てのトレイについて、所在する場所と、貸与中のトレイの状態を予測するための貸与に関する日付情報の確認をできるので、工業用液体材料のトレイを効率的かつ低コストで管理運営することができるという効果がある。
また、本発明のトレイ情報管理システムによれば、センタ装置のトレイの貸出し履歴情報を記憶したデータベースに、貸出し情報をトレイ使用履歴情報として追加して記憶させることができるので、全てのトレイに関するトレイ使用履歴を短時間で正確に調べることがきるので、トレイの管理を効率的に行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るトレイの斜視図、図2は、本発明の実施形態に係るトレイにおいて、非接触ICタグが装着された部分の断面図、図3は、非接触ICタグの一例を示す平面図、図4は、非接触ICタグ内のデータメモリの構成を示す図、図5は、本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムの全体の構成を示す図、図6は、本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムのシステムブロック図、図7は、本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムにおいて、センタ装置のトレイ使用履歴情報データベースのデータ構成を示す図、図8は、本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムにおいて、センタ装置のトレイ管理情報データベースのデータ構成を示す図、図9は、本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るトレイ1は、図1に示すように、トレイ本体2と、このトレイ本体2に装着されている非接触ICタグ3とを有している。
トレイ本体2は、金属の枠内に工業用液体材料を保管するための貯蔵部2aを保持し、この貯蔵部の底部2bに工業用液体材料を小出しするための開閉機構が備えられている。
そして、トレイの貸出先、つまり工業用液体材料の納入先において工業用液体材料を使用する場合に、底部2bの開閉機構の下にバケツなどの入れ物を置いて、開閉機構の栓を開いて必要な量の工業用液体材料を取り出して使用できるようにしてある。
トレイ本体2に対して非接触ICタグ3を装着するための構成には、種々の構成が考えられるが、その一例について図2に基づき説明する。
図2には、非接触ICタグ3を内臓させたアクリル体を、固定ネジを使用してトレイ本体2の外壁に固定させた構造が示されている。
アクリル体4には、非接触ICタグ3を挿入するための凹部5が形成され、この凹部5内に非接触ICタグ3を挿入させた状態で、アクリル蓋6で蓋をした後に、表裏面にそれぞれ両面接着テープを設けたアルミシート7を、トレイ本体2との間に挟み込んで接着させ、更に、アクリル体4の複数箇所に形成されたネジ穴8に対して固定用ネジ9を挿入させて、この固定用ネジ9をトレイ本体2の外壁にねじ込むことで、トレイ本体2に対して非接触ICタグ3を装着させた構成を有している。
非接触ICタグ3をトレイ本体2に装着させる位置は、特に限定されるものではない。
非接触ICタグ3は、図3に示すように、非接触データキャリアやRF−IDともいわれ、プラスチック等の基材31にアンテナとなるコイルパターン33を形成し、当該コイルと容量素子とにより共振回路を形成して一定周波数の電波を受信し送信することができるように構成されている。
また、他の方式として、リーダライタからの搬送波の電磁誘導方式や、電磁結合方式や、静電結合方式などにより電力伝送及びデータ伝送を行うようにしてもよい。
一般的には135kHz(中波)、13.56MHz、2.45GHz(マイクロ波)の周波数帯が使用される。
図3に示した例の場合、コイルパターン33は、導通部材34により基材31の裏面でジャンピング回路を形成して、コイル接続端子33CによりCPU及びメモリを有するICチップ32の裏面のバンプに接続している。
ICチップ32のメモリとしては、ROM,RAM,EEPROMなどがあり、一般的に非接触ICタグ3が製造される時に、製造工程において、非接触ICタグ3毎に異なるユニークな製造IDが書き換え出来ない状態でROMに書込まれている。
したがって、この製造IDは、読み取りは可能であるが、書き換えが不可能な状態で記憶されているので、製品管理上などにおいて個々の非接触ICタグ3を識別する際に利用できる。
図示した例では、容量素子はICチップ32に内蔵されている。
このような非接触ICタグ3は、樹脂基材にラミネートしたアルミ箔等の金属箔をフォトエッチングやレジスト印刷後のエッチングによりコイルパターン33を形成し、ICチップ32を装着し、保護用の被覆を設けることにより形成することができる。
その大きさも30mm×30mm程度以下のサイズとすることができる。
非接触ICタグ3に使用する樹脂基材31としては、PETやポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ナイロン等の各種材料を使用することができ、紙であってもよい。
厚みは15〜300μmが使用できるが、強度、加工作業性、コスト等の点から20〜100μmがより好ましい。
金属箔としては銅箔やアルミ箔あるいは鉄箔を使用できるが、コスト、加工性からアルミ箔が好ましく、その厚みは6〜50μm程度が好ましい。
これらの記録した情報の読み取りは、リーダライタ装置から非接触ICタグ3に対して共振する呼び出し信号を発信し、数cmから数十cmの距離で非接触ICタグからの応答信号を読み、且つ非接触ICタグに記録することができる。
リーダライタ装置としては固定した常設のリーダライタ付きターミナルの他、無線式のハンディー型の通信装置等を使用することができる。
また、非接触ICタグ3の記憶手段には、図4に示すように、トレイの貸出し管理情報が記憶されている。
ここで、トレイの貸出し管理情報とは、例えば、トレイ固有情報であるトレイ番号10、トレイの貸出先を特定する情報である得意先名11、トレイの貸出し日情報12、返却予定日情報13、液体種別情報14、などであり、これらの情報は、トレイ1を使用して工業用液体材料を搬送する際に、非接触ICタグ3の記憶手段にリーダライタ装置により書き込まれる。
また、ここでトレイ固有情報であるトレイ番号10は、非接触ICタグ3が製造される時に非接触ICタグ3毎に書き込まれるユニークな製造IDをトレイ番号10として利用してもよく、この場合には、工業用液体材料を搬送する際に、リーダライタ装置により新たに書き込まなくてもよい。
したがって、工業用液体材料を搬送するために使用されたトレイ1には、所定の貸出し管理情報が、そのトレイ1に装着されている非接触ICタグ3に記憶されているので、必要に応じて、リーダライタ装置により非接触ICタグ3に記憶されている貸出し管理情報を読み取ることで、前回の搬送において、どの得意先に、何時、どのような工業用液体材料を搬送したものであるのかを確認することができる。
また、リーダライタ装置により非接触ICタグ3に記憶されている返却予定日情報13を読み取ることで、得意先に置かれているトレイ1が、当初の予定では既に返却されているべきトレイであって、放置されたままでいるのか否かを確認することができるものである。
次に、本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムについて説明する。
図5に示すように、工業用液体材料のメーカー側には、トレイ1に装着されている非接触ICタグ3との間で、非接触により情報の書き込み及び情報の読み取りを行うためのハンディータイプのリーダライタ装置15と、リーダライタ装置15から受信した情報を処理するセンタ装置16とが備えられている。
また、センタ装置16には、リーダライタ装置15と無線通信を行う機能を有する通信ユニット17が備えられている。
リーダライタ装置15及び通信ユニット17は、メーカー側における設備の規模などに応じて複数台設けてもよい。
そして、メーカー側では、得意先側から回収してきた使用済みのトレイ1から、非接触ICタグ3に記憶されている貸出し管理情報をリーダライタ装置15で読み取り、洗浄処理、工業用液体材料の充填処理を行い、そのトレイ1をトラックで納入する前に、トレイ1に装着されている非接触ICタグ3に、リーダライタ装置15により新たな貸出し管理情報を書き込んだ後に、トラック18でトレイ1を搬送して得意先に納入する。
更に、得意先に納入されたトレイ1は、トレイ1に貯蔵されている工業用液体材料が全て使用された後に、トラック18でメーカー側に搬送されて回収される。
この回収されたトレイ1は、再使用させて何度も循環できるようにしてある。
センタ装置16には、通信ユニット17と接続を行うI/F19、表示手段20、計時手段21、登録手段22、記憶手段23、制御手段24、トレイ使用履歴情報データベース25、トレイ管理情報データベース26、などが備えられている。
計時手段21は、日時を計測する手段であり、登録手段22は、トレイ使用履歴情報データベース25またはトレイ管理情報データベース26に必要な情報を随時登録する機能を有している。
トレイ使用履歴情報データベース25は、図7に示すように、1つのトレイにおける現在までに使用された履歴情報が追加記憶されてデータベース化されたものであり、このトレイ使用履歴情報データベース25を調べることで、個々のトレイ毎に過去にどのように使用されてきたのかを確認することができる。
トレイ使用履歴情報データベース25に登録される情報は、リーダライタ装置15によりトレイ1に備えられている非接触ICタグ3に記憶されている情報から読み取られた情報であり、例えばトレイ番号10毎に、得意先名11、トレイの貸出し日情報12、返却予定日情報13、液体種別情報14、などであり、更にトレイ1がメーカー側に返却された日などである。
また、トレイ管理情報データベース26は、図8に示すように、トレイ毎の現在使用されている情報がデータベース化されたものであり、このトレイ管理情報データベース26を調べることで、個々のトレイが現在のところどこの得意先に使用されて、何日に返却される予定となっているのかなどを調べることができる。
トレイ管理情報データベース26には、トレイ番号、使用回数、使用開始日、現時点における貸し出し又は在庫の状態、得意先名、液体種別情報、トレイの貸出し日情報、返却予定日情報、返却日、などが登録される。
また、リーダライタ装置15であるハンディーターミナルは、表示手段41、送受信手段42、入力手段43、通信手段44、制御手段45などが備えられ、送受信手段42により非接触ICタグ3への情報の書き込みや情報の読み取りを行い、通信手段44により通信ユニット17との通信処理を行うものである。
次に、本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムについて、図9に基づいて説明する。
まず、メーカー側において、トレイ1を使用する際には、リーダライタ装置15でトレイ1に装着されている非接触ICタグ3に記憶されている液体種別情報を読み取る。(ステップS1)
そして、読み取った液体種別情報を、リーダライタ装置15の表示手段41に表示させる。(ステップS2)
メーカー側の担当者は、リーダライタ装置15の表示手段41に表示させた液体種別情報から、トレイ1の洗浄作業として、「簡易洗浄」を行うか、「完全洗浄」を行うかを決めて、所定の洗浄作業を行う。(ステップS3)
更に、得意先から発注のあった工業用液体材料を、そのトレイ1に充填する。(ステップS4)
工業用液体材料をトレイ1に充填させた後に、リーダライタ装置15の入力手段43から得意先名、液体種別情報、貸出日情報、返却予定日情報などの貸出し管理情報を入力する。(ステップS5)
この場合に、トレイ番号は、予め非接触ICタグ3に記憶してあるものとする。
次に、トレイ1の非接触ICタグ3に記憶されているトレイ番号を、リーダライタ装置15で読み取る。(ステップS6)
そして、リーダライタ装置15からトレイ1の非接触ICタグ3に対して、得意先名、液体種別情報、貸出日情報、返却予定日情報などの貸出し管理情報を書き込む。(ステップS7)
次に、リーダライタ装置15から通信ユニット17を介してセンタ装置16に対して、トレイ番号、得意先名、液体種別情報、貸出日情報、返却予定日情報などの貸出し管理情報を送信する。(ステップS8)
センタ装置16では、受信した情報を登録手段22により、トレイ使用履歴情報データベース25及びトレイ管理情報データベース26に登録させることで、トレイ使用履歴情報データベース25には、そのトレイ1の使用履歴情報が時系列で記憶され、またトレイ管理情報データベース26には、トレイ1の最新の情報が更新された状態で記憶される。
そして、工業用液体材料を充填させたトレイ1を、トラック18に搭載させて得意先側に搬送して納入する。(ステップS9)
その後、得意先側で工業用液体材料が使用された空のトレイ1は、メーカー側でトラック18により搬送されて回収される。(ステップS10)
メーカー側で回収されたトレイ1は、リーダライタ装置15により、非接触ICタグ3に記憶されているトレイ番号を読み取る。(ステップS11)
次に、リーダライタ装置15から通信ユニット17を介して、トレイ番号をセンタ装置16に送信する。(ステップS12)
センタ装置16では、受信したトレイ番号に基づいて、トレイ使用履歴情報データベース25及びトレイ管理情報データベース26に、返却されてきた返却日情報を登録させる。(ステップS13)
この返却日情報は、センタ装置16に設けられた計時手段21に基づいて設定させてもよいし、リーダライタ装置15側で入力させた日付情報を送信することで登録させてもよい。
以上により、トレイ1を用いた工業用液体材料の、洗浄、充填、納入、及びトレイの回収が行われ、再度、回収されたトレイ1を再使用する場合にも、同様の処理を繰り返すことで、トレイの使用履歴情報及び管理情報がデータベースに蓄積される。
本発明は、工業用液体材料を充填するトレイ、及び工業用液体材料を使用するトレイの管理システムとして、広く利用することができる。
本発明の実施形態に係るトレイの斜視図である。 本発明の実施形態に係るトレイにおいて、非接触ICタグが装着された部分の断面図である。 非接触ICタグの一例を示す平面図である。 非接触ICタグ内のデータメモリの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムの全体の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムのシステムブロック図である。 本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムにおいて、センタ装置のトレイ使用履歴情報データベースのデータ構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムにおいて、センタ装置のトレイ管理情報データベースのデータ構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るトレイ情報管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 トレイ
2 トレイ本体
2a 貯蔵部
2b 貯蔵部の底部
3 非接触ICタグ
4 アクリル体
5 凹部
6 アクリル蓋
7 アルミシート
8 ネジ穴
9 固定用ネジ
10 トレイ番号
11 得意先名
12 トレイの貸出し日情報
13 返却予定日情報
14 液体種別情報
15 リーダライタ装置
16 センタ装置
17 通信ユニット
18 トラック
19 インターフェース(I/F)
20 表示手段
21 計時手段
22 登録手段
23 記憶手段
24,45 制御手段
25 トレイ使用履歴情報データベース
26 トレイ管理情報データベース
31 基材
32 ICチップ
33 コイルパターン
34 導通部材
33C コイル接続端子
42 送受信手段
43 入力手段
44 通信手段

Claims (4)

  1. 工業用液体材料を搬送可能な状態に保管するトレイであって、
    前記トレイは、非接触で情報の書き込み及び読み取りを行うことができる非接触ICタグが装着され、
    前記非接触ICタグの記憶手段に、トレイの貸出し管理情報が記憶されていることを特徴とするトレイ。
  2. 前記トレイの貸出し管理情報が、液体種別情報であることを特徴とする請求項1記載のトレイ。
  3. 前記トレイの貸出し管理情報が、トレイ固有情報、トレイの貸出先を特定する情報、トレイの貸出し日情報、返却予定日情報、を含むことを特徴とする請求項2記載のトレイ。
  4. 非接触ICタグが装着されたトレイと、前記非接触ICタグに対して非接触方式で、情報の書き込み及び情報の読み取りを行うリーダライタ装置と、前記リーダライタ装置と通信可能に接続されたセンタ装置とからなるトレイ情報管理システムであって、
    前記非接触ICタグは、前記トレイの貸出し管理情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記リーダライタ装置は、前記非接触ICタグの記憶手段に記憶されているトレイの貸出し管理情報を読み取る読取手段と、前記トレイを新たに貸し出す際に、新たな貸出し情報を前記非接触ICタグの記憶手段に書き込む書込手段と、前記書込手段で書き込んだ新たな貸出し情報を前記センタ装置に送信する手段とを有し、
    前記センタ装置は、トレイの貸出し履歴情報を記憶したデータベースと、前記リーダライタ装置から受信した新たな貸出し情報を、前記データベースのトレイ使用履歴情報として追加して記憶させる手段とを備えている、
    ことを特徴とするトレイ情報管理システム。
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