JP2005153765A - 荷受台昇降装置の突入防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 荷箱幅より狭い荷受台の場合でも、当該荷受台の昇降作動を阻害することのない荷受台昇降装置の突入防止装置を提供する。
【解決手段】 車幅方向に沿って配置されるリヤバンパ10を、荷受台昇降装置3の下アーム5cに支持された可動バンパ10aと、荷受台昇降装置3側の取付フレーム5dに支持された固定バンパ10bとに分割する。
【選択図】 図1
【解決手段】 車幅方向に沿って配置されるリヤバンパ10を、荷受台昇降装置3の下アーム5cに支持された可動バンパ10aと、荷受台昇降装置3側の取付フレーム5dに支持された固定バンパ10bとに分割する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、貨物自動車に搭載され、荷物の積み降ろしに使用される荷受台昇降装置に関し、特にこの昇降装置に組付けられたリヤバンパを有する突入防止装置に関する。
荷受台を起立格納する荷受台昇降装置には、その昇降装置が取り付けられる車両の突入防止装置を兼用したものが提供されている(例えば、下記特許文献1参照。)。具体的にいえば、この従来例では、荷受台を昇降させる左右一対の各昇降アームにブラケットを介在させて支持されたリヤバンパが設けられている。このリヤバンパは上記昇降アームの昇降動作に伴って昇降されるようになっており、車両の走行時などの荷受台が起立格納された場合には、突入防止としての機能が発揮されるように当該リヤバンパは車幅方向に配置された状態で荷受台昇降装置に支持されていた。
ところで、リヤバンパは所定長さ以上にすることが法令によって定められている。このため、例えば荷箱の幅の半幅のコンパクトな荷受台を使用する荷受台昇降装置の場合であっても、荷受台の幅寸法とは無関係に所定長さ以上のリヤバンパ、すなわち荷受台の幅寸法以上のリヤバンパを設けることが要求される。それ故、単一のリヤバンパを荷受台昇降装置に組付ける場合では、荷受台の昇降スペースに加えて、当該昇降装置の動作に伴いリヤバンパが昇降されたときに荷受台の幅方向外側に突出した当該リヤバンパの突出部の昇降スペースを確保する必要があり、荷物などの障害物が昇降スペースに存在すると荷受台昇降装置を使用することができず、上記半幅のコンパクトな荷受台のメリットが損なわれる。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、荷箱幅より狭い荷受台の場合でも、当該荷受台の昇降作動を阻害することのない荷受台昇降装置の突入防止装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の車体に設けられるとともに、荷箱の幅より狭い幅を有する荷受台を昇降させる荷受台昇降装置に組付けられる突入防止装置であって、
前記車両の車幅方向に沿って配置されるリヤバンパが、前記荷受台昇降装置の昇降アームに支持された可動バンパと、前記車体側または前記荷受台昇降装置側に支持された固定バンパとを有してなることを特徴とするものである。
前記車両の車幅方向に沿って配置されるリヤバンパが、前記荷受台昇降装置の昇降アームに支持された可動バンパと、前記車体側または前記荷受台昇降装置側に支持された固定バンパとを有してなることを特徴とするものである。
上記のように構成された荷受台昇降装置の突入防止装置では、リヤバンパを可動バンパと固定バンパとに分割したので、当該リヤバンパに要求される必要な幅寸法を確保しつつ、リヤバンパの昇降部となる上記可動バンパの車幅方向の長さ寸法を短くすることができる。これにより、荷箱の幅より狭い荷受台の場合でも、可動バンパが障害物と干渉することなく荷受台を昇降できる。
また、上記荷受台昇降装置の突入防止装置において、前記固定バンパが、互いに異なる位置で前記車体側または前記荷受台昇降装置側に支持された複数の固定バンパを有してもよい。
この場合、上記複数の各固定バンパが互いに独立して車体側または荷受台昇降装置側に固定されることとなり、リヤバンパの強度を向上させることができる。また、例えば二つの固定バンパを車体の左端部側及び右端部側に設けることにより、車体中央部に荷受台昇降装置を設けた突入防止装置に適用することができる。
この場合、上記複数の各固定バンパが互いに独立して車体側または荷受台昇降装置側に固定されることとなり、リヤバンパの強度を向上させることができる。また、例えば二つの固定バンパを車体の左端部側及び右端部側に設けることにより、車体中央部に荷受台昇降装置を設けた突入防止装置に適用することができる。
また、上記荷受台昇降装置の突入防止装置において、前記可動バンパ及び前記固定バンパのうち、少なくとも二つのバンパが、同一品であることが好ましい。
この場合、突入防止装置の部品種類数を削減してその低コスト化を図ることができる。
この場合、突入防止装置の部品種類数を削減してその低コスト化を図ることができる。
また、上記荷受台昇降装置の突入防止装置において、前記可動バンパ及び前記固定バンパのうち、隣り合う二つのバンパが、前記車幅方向に沿って一直線上に配置されたときに、両バンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞する閉塞部材を当該二つのバンパの一方に設けてもよい。
この場合、上記リヤバンパの突入防止機能を閉塞部材により向上させることができる。
この場合、上記リヤバンパの突入防止機能を閉塞部材により向上させることができる。
また、上記荷受台昇降装置の突入防止装置において、前記可動バンパ及び前記固定バンパのうち、隣り合う二つの各バンパには、前記車幅方向に沿って一直線上に配置されたときに、当該車幅方向で互いに重なり合うことにより、両バンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞する重合部分が設けられていることが好ましい。
この場合、上記重合部分が隣り合う二つのバンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞するので、別個の閉塞部材を設けることなくリヤバンパの突入防止機能をより向上させることができる。
この場合、上記重合部分が隣り合う二つのバンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞するので、別個の閉塞部材を設けることなくリヤバンパの突入防止機能をより向上させることができる。
また、上記荷受台昇降装置の突入防止装置において、前記荷受台昇降装置は、前記車体に取り付けられる取付基部を備えるとともに、前記固定バンパが、前記取付基部側に固定されていることが好ましい。
この場合、固定バンパが上記取付基部側に固定されているので、突入防止装置は荷受台昇降装置に部品の状態で完全に一体化されてユニット化されたものとなり、突入防止装置と当該昇降装置とを個別に車体へ取付けすることなく車体への組付け作業を簡単に行うことができる。
この場合、固定バンパが上記取付基部側に固定されているので、突入防止装置は荷受台昇降装置に部品の状態で完全に一体化されてユニット化されたものとなり、突入防止装置と当該昇降装置とを個別に車体へ取付けすることなく車体への組付け作業を簡単に行うことができる。
また、上記荷受台昇降装置の突入防止装置において、前記荷受台昇降装置は、ステップステーを介して前記取付基部に固定されたステップを備えるとともに、前記固定バンパが、前記ステップステーに固定されてもよい。
この場合、固定バンパがステップステーに固定されているので、当該固定バンパを車体側または荷受台昇降装置側に固定する部材を上記ステップステーと兼用させることができ、突入防止装置の部品点数を削減して、さらなるコストダウンを行うことができる。
この場合、固定バンパがステップステーに固定されているので、当該固定バンパを車体側または荷受台昇降装置側に固定する部材を上記ステップステーと兼用させることができ、突入防止装置の部品点数を削減して、さらなるコストダウンを行うことができる。
本発明によれば、リヤバンパを可動バンパと固定バンパとに分割するようにしたので、荷箱幅より狭い荷受台の場合でも、リヤバンパの昇降部となる上記可動バンパの車幅方向の長さ寸法を短くすることができ、可動バンパが障害物と干渉することなく荷受台を昇降できる。上記可動バンパが荷受台から車幅方向外側に突出するのを防ぎつつ、当該荷受台及び可動バンパを昇降させることができ、荷受台の幅方向外側にリヤバンパの昇降スペースを確保する必要がない。
以下、本発明の荷受台昇降装置の突入防止装置を示す好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る荷受台昇降装置の突入防止装置を設けた車体を、その後方側から見た背面図である。図2及び図3は、それぞれ上記突入防止装置を車体左舷側から見た側面図及び上記突入防止装置を車体底側から見上げた拡大斜視図である。図において、この貨物自動車の車体1には、バン型の荷箱2が搭載されている。荷箱2は、平坦な床面2aを有し、後部に設けられた両開き(観音開き)の扉2bを開けて荷物の積み下ろしが行われる。各扉2bには、図示しないレバーの操作により操作可能なロックバー2cが設けられている。
荷受台昇降装置3は、右の扉2b側に寄せて荷箱2の右半分にコンパクトに設けられ、その荷受台4の幅W0(図1)は、荷箱2の幅W(図1)の約1/2である。この荷受台昇降装置3は、荷受台4を垂直に起立格納するタイプであり、使用時には荷受台4が水平に展開され、昇降シリンダ5aを備えた昇降装置5により昇降される。この荷受台4は、複数のアルミブロックを車幅方向と直交する方向(起立格納状態では垂直方向)に連結して構成されたものであり、起立格納された時には荷箱側壁の後端面に設けられた係合部材(図示せず)に係合される被係合部材6a(図2)を備えたロック装置6によって荷箱2に固縛されるようになっている。また、荷受台4には背面(車体後方)側に取手4aが設けられており、作業者がこの取手4aを用いて起立格納された状態(図1)から略90度に回動して水平展開された状態(図2に一点鎖線にて図示)としたり、また逆に水平展開された状態から起立格納された状態としたりするようになっている。
また、左側の扉2bは、荷受台4を格納したまま、開閉することができるようになっている。荷箱2の左側下方には、ステップ7が取り付けられており、積み下ろし作業時に作業者が踏み台としてこれを使用することができる。また、荷箱2の右側下方には、コントロールボックス8が取り付けられており、この内部に昇降装置5の油圧のパワーユニット及び操作スイッチが収められている。
また、左側の扉2bは、荷受台4を格納したまま、開閉することができるようになっている。荷箱2の左側下方には、ステップ7が取り付けられており、積み下ろし作業時に作業者が踏み台としてこれを使用することができる。また、荷箱2の右側下方には、コントロールボックス8が取り付けられており、この内部に昇降装置5の油圧のパワーユニット及び操作スイッチが収められている。
また、上記昇降装置5は、上述の昇降シリンダ5aを車幅方向に挟むように配置された左右一対の側板5b1を有する上アーム5bと、上アーム5bの車幅方向外側に設けられた左右一対の下アーム5cとを備えている。これらの昇降シリンダ5a、上アーム5b、及び下アーム5cは、一端部側が上記荷受台4側に連結されるとともに、他端部側は角パイプによって構成された取付フレーム5dに回動可能に軸支されている。また、上アーム5b及び下アーム5cは、図2に示す平行リンクを構成しており、昇降シリンダ5aの動作に応じて上下方向に移動されて荷受台4を昇降するようになっている。
具体的には、昇降装置5は、その昇降シリンダ5aを収縮動作させることにより、上アーム5b及び下アーム5cを下方へ回動させて、図2に二点鎖線にて示すように荷受台4を最下降位置に下降させることができる。そして、昇降装置5は、そのチルト機能により最下降位置に位置決めした荷受台4の先端背面側を接地させることによって当該荷受台4への荷物の移載作業を円滑に行わせるようになっている。
また、昇降装置5は、昇降シリンダ5aを伸長動作させることにより、上アーム5b及び下アーム5cを上方へ回動させて、荷受台4を最上昇位置に上昇させることができる。そして、荷受台4の荷受面(上面)が上記床面2aと一致することにより、当該荷受台4と荷箱2との間の荷物の移動が実施できるようになっている。
具体的には、昇降装置5は、その昇降シリンダ5aを収縮動作させることにより、上アーム5b及び下アーム5cを下方へ回動させて、図2に二点鎖線にて示すように荷受台4を最下降位置に下降させることができる。そして、昇降装置5は、そのチルト機能により最下降位置に位置決めした荷受台4の先端背面側を接地させることによって当該荷受台4への荷物の移載作業を円滑に行わせるようになっている。
また、昇降装置5は、昇降シリンダ5aを伸長動作させることにより、上アーム5b及び下アーム5cを上方へ回動させて、荷受台4を最上昇位置に上昇させることができる。そして、荷受台4の荷受面(上面)が上記床面2aと一致することにより、当該荷受台4と荷箱2との間の荷物の移動が実施できるようになっている。
また、上記荷受台昇降装置3は、ステップ7やコントロールボックス8と共に、車幅方向に延ばされた上記取付フレーム5dに支持されており、これらのステップ7やコントロールボックス8と荷受台昇降装置3とはユニット化されている。また、この荷受台昇降装置3を備えたユニットの共通の取付基部としての取付フレーム5dには、左右一対(但し、形態は異なる。)の架装用ブラケット9が溶接されており、ブラケット9を車体1のシャーシフレーム1aに取り付けることにより、当該ユニットを車体1に簡単に取り付けることができる。
また、上記荷受台昇降装置3には、本発明の突入防止装置Bが一体的に組付けられており、車体1に後方の車両が衝突したときに、突入防止装置Bはその後方車両が車体1の下方に入り込むのを防ぐようになっている。
また、上記荷受台昇降装置3には、本発明の突入防止装置Bが一体的に組付けられており、車体1に後方の車両が衝突したときに、突入防止装置Bはその後方車両が車体1の下方に入り込むのを防ぐようになっている。
上記突入防止装置Bには、荷受台昇降装置3の動作に応じて上下方向に回動可能に構成された可動バンパ10aと、車幅方向に沿って当該荷受台昇降装置3側の取付フレーム5dに固定された固定バンパ10bとを具備するリヤバンパ10が設けられている。これら可動バンパ10a及び固定バンパ10bは、例えば円筒パイプを用いて構成されたものであり、図1に示すように、荷受台4が起立格納されたときには可動バンパ10a及び固定バンパ10bは所定の隙間をおいて車幅方向に沿って一直線上に配置されるようになっている。また、このように、可動バンパ10aが固定バンパ10bと一直線上に配置されたときの上記所定の隙間に対しては、固定バンパ10b側に固定された閉塞部材13により当該隙間が少なくとも車体後方側から閉塞されるようになっている。
具体的には、上記可動バンパ10aは、その車幅方向の長さ寸法(図1に“W1”にて図示)が荷受台4の幅寸法W0と略同一長さに構成されている。また、この可動バンパ10aには、上記左右の各下アーム5cに連結された左右一対の支持プレート11が溶接されており、これら支持プレート11を介在させて当該可動バンパ10aは下アーム5cにバランスよく支持されている。そして、可動バンパ10aは、下アーム5cの回動動作に伴い昇降するようになっており、車両走行時などの荷受台4が起立格納された場合には、可動バンパ10aはその最上昇位置となって固定バンパ10bと一直線上に配置される(図4も参照。)。
また、上記固定バンパ10bは、可動バンパ10aと同一品のパイプを用いて構成されている。つまり、この固定バンパ10bの幅方向長さ寸法(図1に“W2”にて図示)は、可動バンパ10aの長さ寸法W1と同じ値であり、これら可動バンパ10aと固定バンパ10bとは、荷受台4が起立格納されたときに当該可動バンパ10a及び固定バンパ10bが車幅中心線に対して左右対称となるように組付けられている。尚、リヤバンパ10の幅方向寸法は法令によって貨物自動車の突入防止として要求される車幅寸法の所定長さ以上の値となっている。この固定バンパ10bには、左右一対の支持プレート12が溶接されており、これら支持プレート12を介在させて当該固定バンパ10bは荷受台昇降装置3側に支持されている。また、固定バンパ10bの一端部側には、上記閉塞部材13が固定されている。この閉塞部材13は、図5も参照して、L形の鋼板により構成されたものであり、一面側が固定バンパ10bの車体後方側及び車体上方側に溶接された連結部材13a,13bの他面側に溶接されることで固定バンパ10bに取り付けられている。そして、閉塞部材13は、可動バンパ10aと固定バンパ10bとが互いに平行に配置されたときには上記隙間の車体後方側及び車体上方側を閉塞するとともに、可動バンパ10aが下アーム5cとともに図5に示す位置から下方回動するのを許容する。
上記の各支持プレート12は、上記ステップ7を荷受台昇降装置3側に固定する左右一対の各ステップステー14に溶接されている。これらの各ステップステー14は、上記ステップ7を取付フレーム5dに固定する部材であり、その基部が当該フレーム5dに溶接されることで固定バンパ10bも取付フレーム5dに固定される。また、各ステップステー14の先端部側には、取付アングル15を介してステップ7のプレート7aが連結されている。また、このプレート7aには、パイプ7bが車体後方及び側方側に取り付けられている。
以上のように構成された本実施形態の突入防止装置Bでは、リヤバンパ10を可動バンパ10aと固定バンパ10bとに分割することにより、リヤバンパ10に突入防止として要求される寸法を確保しつつ、可動バンパ10aの車幅方向の長さ寸法W1を荷受台4の幅寸法W0と略同一長さに構成しているので、当該可動バンパ10aが荷受台4から車幅方向外側に大きく突出するのを防ぐことができる。これにより、荷箱2の幅より狭い荷受台4の場合でも、荷受台4の幅方向外側にリヤバンパ10の昇降スペースを確保することなく当該荷受台4及び可動バンパ10aを昇降させることができる。つまり、可動バンパ10aが荷受台4から車幅方向外側に突出するのを防いでいるので、荷物などの障害物が例えばステップ7の近傍にあるときでも、この障害物を移動させることなく荷受台昇降装置3を使用することができる。しかも、可動バンパ10aと上記障害物との接触を防ぐことができることから、これらの可動バンパ10a及び障害物に接触による損傷が生じるのを防止することができる。
また、本実施形態では、閉塞部材13が可動バンパ10aと固定バンパ10bとの間の上記隙間の車体後方側及び車体上方側を閉塞しているので、リヤバンパ10の突入防止機能を向上させることができる。
また、本実施形態では、固定バンパ10bがステップステー14を介して取付フレーム5dに連結されているので、突入防止装置Bと荷受台昇降装置3とを部品の状態で完全に一体化してユニット化することができ、当該突入防止装置Bと荷受台昇降装置3とを個別に車体1へ取付けすることなく、車体1への組付け作業を簡単化することができる。さらに、固定バンパ10bがステップステー14に固定されているので、このステップステー14を固定バンパ10b用固定部材と兼用させることができ、突入防止装置Bの部品点数を削減して、低コスト化を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、固定バンパ10bがステップステー14を介して取付フレーム5dに連結されているので、突入防止装置Bと荷受台昇降装置3とを部品の状態で完全に一体化してユニット化することができ、当該突入防止装置Bと荷受台昇降装置3とを個別に車体1へ取付けすることなく、車体1への組付け作業を簡単化することができる。さらに、固定バンパ10bがステップステー14に固定されているので、このステップステー14を固定バンパ10b用固定部材と兼用させることができ、突入防止装置Bの部品点数を削減して、低コスト化を容易に行うことができる。
図6は、別の実施形態に係る荷受台昇降装置の突入防止装置を設けた車体を、その後方側から見た背面図である。図において、本実施形態と上記実施形態との主な相違点は、固定バンパを第1及び第2の固定バンパに分割した点である。
図6に示すように、本実施形態では、固定バンパ10bは、荷箱2の中央部に配置された第1の固定バンパ10b1と、荷箱2の左側に配置された第2の固定バンパ10b2とを有している。また、リヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0より若干短い幅方向長さ寸法(図6に“W3”にて図示)を有する可動バンパ10aと、同図に“W4”及び“W5”にて示す幅方向長さ寸法をもつ第2及び第1の固定バンパ10b2,10b1とで突入防止として必要な寸法が確保されている。
図6に示すように、本実施形態では、固定バンパ10bは、荷箱2の中央部に配置された第1の固定バンパ10b1と、荷箱2の左側に配置された第2の固定バンパ10b2とを有している。また、リヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0より若干短い幅方向長さ寸法(図6に“W3”にて図示)を有する可動バンパ10aと、同図に“W4”及び“W5”にて示す幅方向長さ寸法をもつ第2及び第1の固定バンパ10b2,10b1とで突入防止として必要な寸法が確保されている。
上記第1の固定バンパ10b1には、図7も参照して、左右一対の支持プレート16が溶接されている。これらの各支持プレート16は、基部が上記取付フレーム5dに溶接されたステー17の先部に連結されており、第1の固定バンパ10b1は支持プレート16及びステー17を介して荷受台昇降装置3側に一体的に組付けられている。また、この第1の固定バンパ10b1は、その幅方向中心線が車幅の中心線に一致した状態、すなわち車幅の中心線に対して左右対称に配置した状態で固定されている。
上記第2の固定バンパ10b2には、図5に示した固定バンパ10と同様に、ステップステー14に固定された支持プレート12が溶接されており、当該固定バンパ10b2はステー14を介在させて取付フレーム5dに支持されている。また、この固定バンパ10b2は、可動バンパ10aと同一品のパイプを用いて構成されたものであり、これらの固定バンパ10b2と可動バンパ10aとは、車幅の中心線に対して左右対称となるように取付フレーム5dに組付けられている。
上記第2の固定バンパ10b2には、図5に示した固定バンパ10と同様に、ステップステー14に固定された支持プレート12が溶接されており、当該固定バンパ10b2はステー14を介在させて取付フレーム5dに支持されている。また、この固定バンパ10b2は、可動バンパ10aと同一品のパイプを用いて構成されたものであり、これらの固定バンパ10b2と可動バンパ10aとは、車幅の中心線に対して左右対称となるように取付フレーム5dに組付けられている。
以上のように構成された本実施形態では、固定バンパ10bが荷箱2の中央部及び左側にそれぞれ配置された第1及び第2の固定バンパ10b1,10b2を有しているので、それぞれが短く、かつ、支持プレート間距離も短い。従って、リヤバンパ10の強度を向上させることができ、その突入防止機能も容易に向上させることができる。ことに、荷箱2の中央部に配置された第1の固定バンパ10b1を最もコンパクトな寸法で独立した構成としていることから、リヤバンパ10の突入防止機能をより効果的に向上させることができる。
図8は、別の実施形態に係る荷受台昇降装置の突入防止装置を設けた車体を、その後方側から見た背面図である。図において、本実施形態と図1に示した実施形態との主な相違点は、車幅方向において可動バンパと固定バンパとを非対称に配置した点である。
図8に示すように、本実施形態のリヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0より若干短い幅方向長さ寸法“W3”を有する可動バンパ10aと、上記幅寸法W0より若干長い幅方向長さ寸法“W6”をもつ固定バンパ10bとを備えており、これらのバンパ10a,10bとで突入防止として必要な寸法が確保されている。また、可動バンパ10aは、左右一対の支持プレート11を介在させて対応する左右の各下アーム5cに支持され、固定バンパ10bは、上記左右一対の各ステップステー14に溶接された各支持プレート12によって支持されている。そして、可動バンパ10aが荷受台昇降装置3の回動動作によってその最上昇位置に位置決めされたときに、当該可動バンパ10aは固定バンパ10bと車幅の中心線に対して左右非対称に配置された状態で、車幅方向に沿って一直線上に配置されるようになっている。以上の構成により、本実施形態では、上記実施形態と同様に、荷箱幅より狭い荷受台4の場合でも、当該荷受台4の昇降作動を阻害することのない突入防止装置Bを構成することができる。
図8に示すように、本実施形態のリヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0より若干短い幅方向長さ寸法“W3”を有する可動バンパ10aと、上記幅寸法W0より若干長い幅方向長さ寸法“W6”をもつ固定バンパ10bとを備えており、これらのバンパ10a,10bとで突入防止として必要な寸法が確保されている。また、可動バンパ10aは、左右一対の支持プレート11を介在させて対応する左右の各下アーム5cに支持され、固定バンパ10bは、上記左右一対の各ステップステー14に溶接された各支持プレート12によって支持されている。そして、可動バンパ10aが荷受台昇降装置3の回動動作によってその最上昇位置に位置決めされたときに、当該可動バンパ10aは固定バンパ10bと車幅の中心線に対して左右非対称に配置された状態で、車幅方向に沿って一直線上に配置されるようになっている。以上の構成により、本実施形態では、上記実施形態と同様に、荷箱幅より狭い荷受台4の場合でも、当該荷受台4の昇降作動を阻害することのない突入防止装置Bを構成することができる。
図9は、別の実施形態に係る荷受台昇降装置の突入防止装置を設けた車体を、その後方側から見た背面図である。図において、本実施形態と図6に示した実施形態との主な相違点は、車幅方向において可動バンパと固定バンパとを非対称に配置した点である。
図9に示すように、本実施形態のリヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0より若干短い幅方向長さ寸法“W3”を有する可動バンパ10aと、車幅方向で例えば二つに分割された固定バンパ10b、すなわち“W4”及び“W5”にて示す幅方向長さ寸法をもつ第1及び第2の固定バンパ10b1,10b2とを備えており、これらのバンパ10a,10b1,10b2とで突入防止として必要な寸法が確保されている。また、可動バンパ10aは、左右一対の支持プレート11を介在させて対応する左右の各下アーム5cに支持され、第1の固定バンパ10b1は、その一端部側及び他端部側がそれぞれ上記支持プレート12,16によって支持されている。また、この第1の固定バンパ10b1は、車幅の中心線に対して左右非対称に配置されている。また、上記第2の固定バンパ10b2は、二つの上記支持プレート12によって支持され、可動バンパ10aと第2の固定バンパ10b2とは、車幅の中心線に対して左右非対称な状態で配置されるようになっている。そして、可動バンパ10aが荷受台昇降装置3の回動動作によってその最上昇位置に位置決めされたときに、第1及び第2の固定バンパ10b1,10b2と車幅方向に沿って一直線上に配置されるようになっている。以上の構成により、本実施形態では、上記実施形態と同様に、荷箱幅より狭い荷受台4の場合でも、当該荷受台4の昇降作動を阻害することのない突入防止装置Bを構成することができる。また、上記実施形態と同様に、荷箱2の左端部側に配置された第2の固定バンパ10b2により、リヤバンパ10の突入防止機能をより効果的に向上させることができる。
図9に示すように、本実施形態のリヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0より若干短い幅方向長さ寸法“W3”を有する可動バンパ10aと、車幅方向で例えば二つに分割された固定バンパ10b、すなわち“W4”及び“W5”にて示す幅方向長さ寸法をもつ第1及び第2の固定バンパ10b1,10b2とを備えており、これらのバンパ10a,10b1,10b2とで突入防止として必要な寸法が確保されている。また、可動バンパ10aは、左右一対の支持プレート11を介在させて対応する左右の各下アーム5cに支持され、第1の固定バンパ10b1は、その一端部側及び他端部側がそれぞれ上記支持プレート12,16によって支持されている。また、この第1の固定バンパ10b1は、車幅の中心線に対して左右非対称に配置されている。また、上記第2の固定バンパ10b2は、二つの上記支持プレート12によって支持され、可動バンパ10aと第2の固定バンパ10b2とは、車幅の中心線に対して左右非対称な状態で配置されるようになっている。そして、可動バンパ10aが荷受台昇降装置3の回動動作によってその最上昇位置に位置決めされたときに、第1及び第2の固定バンパ10b1,10b2と車幅方向に沿って一直線上に配置されるようになっている。以上の構成により、本実施形態では、上記実施形態と同様に、荷箱幅より狭い荷受台4の場合でも、当該荷受台4の昇降作動を阻害することのない突入防止装置Bを構成することができる。また、上記実施形態と同様に、荷箱2の左端部側に配置された第2の固定バンパ10b2により、リヤバンパ10の突入防止機能をより効果的に向上させることができる。
図10は別の実施形態に係る荷受台昇降装置の突入防止装置を設けた車体を、その後方側から見た背面図である。図11(a)は図10に示した可動バンパ及び固定バンパの各重合部分を示す拡大平面図であり、同図(b)は上記重合部分を示す拡大斜視図である。図において、本実施形態と図1に示した実施形態との主な相違点は、可動バンパ及び固定バンパの各バンパに車幅方向で互いに重なり合う重合部分を設けて、閉塞部材を設置することなく両バンパ間に生じる上記隙間を少なくとも車体後方側から閉塞した点である。
図10に示すように、本実施形態のリヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0と略同一の幅方向長さ寸法“W7”及び“W8”をそれぞれ有する可動バンパ10a及び固定バンパ10bとを備えており、これらのバンパ10a,10bとで突入防止として必要な寸法が確保されている。また、可動バンパ10aは、左右一対の支持プレート11を介在させて対応する左右の各下アーム5cに支持され、固定バンパ10bは、上記左右一対の各ステップステー14に溶接された各支持プレート12によって支持されている。そして、可動バンパ10aが荷受台昇降装置3の回動動作によってその最上昇位置に位置決めされたときに、当該可動バンパ10aは固定バンパ10bと車幅方向に沿って一直線上に配置されるようになっている。
図10に示すように、本実施形態のリヤバンパ10では、荷受台4の幅寸法W0と略同一の幅方向長さ寸法“W7”及び“W8”をそれぞれ有する可動バンパ10a及び固定バンパ10bとを備えており、これらのバンパ10a,10bとで突入防止として必要な寸法が確保されている。また、可動バンパ10aは、左右一対の支持プレート11を介在させて対応する左右の各下アーム5cに支持され、固定バンパ10bは、上記左右一対の各ステップステー14に溶接された各支持プレート12によって支持されている。そして、可動バンパ10aが荷受台昇降装置3の回動動作によってその最上昇位置に位置決めされたときに、当該可動バンパ10aは固定バンパ10bと車幅方向に沿って一直線上に配置されるようになっている。
また、上記可動バンパ10a及び固定バンパ10bは、同一品のパイプを用いて構成されたものであり、これらのバンパ10a,10bが車幅方向に沿って一直線上に配置されたときに、可動バンパ10aの左端部側と固定バンパ10bの右端部側に各々設けられた重合部分10cが車幅方向で互いに重なり合うようになっている(図11(a)及び(b)も参照。)。
詳細には、図11に示すように、可動バンパ10aでは、その左端部側を、パイプ長手方向(つまり、車幅方向)に沿って左端部から所定長さで、かつ180度よりも大きい円弧状の第1端面10c1が形成されるように断面円弧状に切り欠くことにより、180度よりも小さい円弧状の第2端面10c2を先端に有する上記重合部分10cが形成されている。また、固定バンパ10bでは、その右端部側を、同様に切り欠くことにより、その重合部分10cが形成されている。そして、これらバンパ10a,10bでは、一方の第1端面10c1が他方の第2端面10c2に対向し、他方の第1端面10c1が一方の第2端面10c2に対向し、かつ車幅方向の矩形状の端面10c3が互いに対向するように、固定バンパ10bの重合部分10cが可動バンパ10aの重合部分10cの車体後方側で、車幅方向で互いに重なり合うことにより、両バンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞している。尚、図11(a)では、図面の明瞭化のために、可動バンパ10a及び固定バンパ10bの位置を図の左右方向(車幅方向)に離して示している。また、同図に示すように、可動バンパ10a及び固定バンパ10bにおいて、180度よりも大きい円弧状の第1端面10c1を形成することにより、可動バンパ10aの端面10c3と固定バンパ10bの端面10c3との間に、上記昇降装置5の回動動作に伴う可動バンパ10aの昇降動作を許容する隙間が形成されている。また、可動バンパ10aと固定バンパ10bとは、車幅の中心線に対して左右対称となるように取付フレーム5dに組付けられている。
詳細には、図11に示すように、可動バンパ10aでは、その左端部側を、パイプ長手方向(つまり、車幅方向)に沿って左端部から所定長さで、かつ180度よりも大きい円弧状の第1端面10c1が形成されるように断面円弧状に切り欠くことにより、180度よりも小さい円弧状の第2端面10c2を先端に有する上記重合部分10cが形成されている。また、固定バンパ10bでは、その右端部側を、同様に切り欠くことにより、その重合部分10cが形成されている。そして、これらバンパ10a,10bでは、一方の第1端面10c1が他方の第2端面10c2に対向し、他方の第1端面10c1が一方の第2端面10c2に対向し、かつ車幅方向の矩形状の端面10c3が互いに対向するように、固定バンパ10bの重合部分10cが可動バンパ10aの重合部分10cの車体後方側で、車幅方向で互いに重なり合うことにより、両バンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞している。尚、図11(a)では、図面の明瞭化のために、可動バンパ10a及び固定バンパ10bの位置を図の左右方向(車幅方向)に離して示している。また、同図に示すように、可動バンパ10a及び固定バンパ10bにおいて、180度よりも大きい円弧状の第1端面10c1を形成することにより、可動バンパ10aの端面10c3と固定バンパ10bの端面10c3との間に、上記昇降装置5の回動動作に伴う可動バンパ10aの昇降動作を許容する隙間が形成されている。また、可動バンパ10aと固定バンパ10bとは、車幅の中心線に対して左右対称となるように取付フレーム5dに組付けられている。
以上の構成により、本実施形態では、上記実施形態と同様に、荷箱幅より狭い荷受台4の場合でも、当該荷受台4の昇降作動を阻害することのない突入防止装置Bを構成することができる。また、可動バンパ10a及び固定バンパ10bに設けられた重合部分10cが互いに車幅方向で重なり合うことにより少なくとも車体後方側から上記隙間を閉塞するので、閉塞部材13を設けることなくリヤバンパの突入防止機能をより向上させることができる。
尚、上記の説明以外に、可動バンパ10aと固定バンパ10bとが一直線上に配置されたときに、可動バンパ10aの重合部分10cが固定バンパ10bの重合部分10cの車体後方側に配置される構成でもよく、重合部分10cは隣接するパイプの各端部に設けられ、車幅方向で互いに重なり合って上記隙間の少なくとも車体後方側を閉塞できるものであれば、その形状などは上記のものに何等限定されない。また、可動バンパ10aと固定バンパ10bとを車幅の中心線に対して左右非対称に配置してもよい。さらに、上記実施形態2〜4において、各バンパ端部に重合部分10cを適宜形成してもよい。
尚、上記の説明以外に、可動バンパ10aと固定バンパ10bとが一直線上に配置されたときに、可動バンパ10aの重合部分10cが固定バンパ10bの重合部分10cの車体後方側に配置される構成でもよく、重合部分10cは隣接するパイプの各端部に設けられ、車幅方向で互いに重なり合って上記隙間の少なくとも車体後方側を閉塞できるものであれば、その形状などは上記のものに何等限定されない。また、可動バンパ10aと固定バンパ10bとを車幅の中心線に対して左右非対称に配置してもよい。さらに、上記実施形態2〜4において、各バンパ端部に重合部分10cを適宜形成してもよい。
尚、上記の各実施形態の説明では、左右一対の各下アームに支持プレートを介在させて可動バンパを組付ける構成について説明したが、本発明は可動バンパを荷受台昇降装置の昇降アームに組付けるものであればよく、上アームに可動バンパを支持させる構成でもよい。
また、上記の各実施形態の説明では、固定バンパを荷受台昇降装置側の取付フレームに設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく固定バンパを車体側に直接的に設けてもよい。
また、上記の各実施形態の説明では、円筒パイプを用いた固定バンパ及び可動バンパについて説明したが、円筒以外の角筒等、車幅方向の断面形状が同一のものであれば何等限定されない。
また、上記の各実施形態の説明では、固定バンパを荷受台昇降装置側の取付フレームに設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく固定バンパを車体側に直接的に設けてもよい。
また、上記の各実施形態の説明では、円筒パイプを用いた固定バンパ及び可動バンパについて説明したが、円筒以外の角筒等、車幅方向の断面形状が同一のものであれば何等限定されない。
また、上記実施形態1,5及び2の説明では、それぞれ可動バンパと固定バンパ及び可動バンパと第2の固定バンパとを同一品とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記実施形態3,4に示したように、これらのバンパを互いに別個のもの(長さや径などが異なるもの)で構成することもできる。但し、上述のように同一品のバンパを使用する場合の方が、突入防止装置の部品種類数を削減することができ、その低コスト化を図ることができる点で好ましい。
また、上記実施形態1の説明では、L形鋼板により構成された閉塞部材を固定バンパに固定した構成について説明したが、本発明の閉塞部材は上述の隙間の少なくとも車体後方側を閉塞するものであればよく、閉塞部材の形状や構成などは上記のものに何等限定されるものではなく、また可動バンパに閉塞部材を設けてもよい。さらに、上記実施形態2に示した第1及び第2の固定バンパ間での隙間の少なくとも車体後方側を閉塞する閉塞部材を一方の固定バンパに設置してもよい。つまり、本発明の閉塞部材は、隣り合う二つのバンパが、幅方向に沿って一直線上に配置されたときに、それらの両バンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞するものであればよく、上記実施形態3,4に示したように、車幅方向で非対称に配置されたバンパ群にも適用することができる。
さらには、上記実施形態5に示したように、車幅方向で隣接して配置される二つの各バンパに、当該車幅方向で互いに重なり合う重合部分を設けて、少なくとも車体後方側から上記隙間を閉塞する構成でもよく、このような重合部分を各バンパに設けた場合では、上記閉塞部材を省略することができ、リヤバンパの突入防止機能をより向上させつつ、部品点数を削減することができる点で好ましい。
さらには、上記実施形態5に示したように、車幅方向で隣接して配置される二つの各バンパに、当該車幅方向で互いに重なり合う重合部分を設けて、少なくとも車体後方側から上記隙間を閉塞する構成でもよく、このような重合部分を各バンパに設けた場合では、上記閉塞部材を省略することができ、リヤバンパの突入防止機能をより向上させつつ、部品点数を削減することができる点で好ましい。
また、上記実施形態2の説明では、固定バンパを第1及び第2の固定バンパに分けた構成について説明したが、本発明の固定バンパは互いに異なる位置で車体側または荷受台昇降装置側に支持された複数の固定バンパを有するものであればよく、例えば三つ以上の固定バンパを有するものでもよく、さらに分割された固定バンパが可動バンパと同一品または分割された固定バンパの少なくとも二つが同一品にて構成されていることが好ましい。
また、上記実施形態2の説明では、荷受台昇降装置が荷箱の右の扉側に設けられた構成に適用した場合について説明したが、上記第1及び第2の固定バンパを荷箱の左右端部側にそれぞれ配置することにより、荷受台昇降装置が荷箱の中央部に設けられた構成にも適用することができる。
また、上記実施形態2の説明では、荷受台昇降装置が荷箱の右の扉側に設けられた構成に適用した場合について説明したが、上記第1及び第2の固定バンパを荷箱の左右端部側にそれぞれ配置することにより、荷受台昇降装置が荷箱の中央部に設けられた構成にも適用することができる。
1 車体
2 荷箱
3 荷受台昇降装置
4 荷受台
5 昇降装置
5b 上アーム(昇降アーム)
5c 下アーム(昇降アーム)
5d 取付フレーム(取付基部)
7 ステップ
10 リヤバンパ
10a 可動バンパ
10b 固定バンパ
10b1 第1の固定バンパ
10b2 第2の固定バンパ
10c 重合部分
13 閉塞部材
14 ステップステー
B 突入防止装置
2 荷箱
3 荷受台昇降装置
4 荷受台
5 昇降装置
5b 上アーム(昇降アーム)
5c 下アーム(昇降アーム)
5d 取付フレーム(取付基部)
7 ステップ
10 リヤバンパ
10a 可動バンパ
10b 固定バンパ
10b1 第1の固定バンパ
10b2 第2の固定バンパ
10c 重合部分
13 閉塞部材
14 ステップステー
B 突入防止装置
Claims (7)
- 車両の車体に設けられるとともに、荷箱の幅より狭い幅を有する荷受台を昇降させる荷受台昇降装置に組付けられる突入防止装置であって、
前記車両の車幅方向に沿って配置されるリヤバンパが、
前記荷受台昇降装置の昇降アームに支持された可動バンパと、
前記車体側または前記荷受台昇降装置側に支持された固定バンパとを有してなることを特徴とする荷受台昇降装置の突入防止装置。 - 前記固定バンパが、互いに異なる位置で前記車体側または前記荷受台昇降装置側に支持された複数の固定バンパを有してなることを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置の突入防止装置。
- 前記可動バンパ及び前記固定バンパのうち、少なくとも二つのバンパが、同一品であることを特徴とする請求項1または2に記載の荷受台昇降装置の突入防止装置。
- 前記可動バンパ及び前記固定バンパのうち、隣り合う二つのバンパが、前記車幅方向に沿って一直線上に配置されたときに、両バンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞する閉塞部材を当該二つのバンパの一方に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の荷受台昇降装置の突入防止装置。
- 前記可動バンパ及び前記固定バンパのうち、隣り合う二つの各バンパには、前記車幅方向に沿って一直線上に配置されたときに、当該車幅方向で互いに重なり合うことにより、両バンパ間に生じる隙間を少なくとも車体後方側から閉塞する重合部分が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の荷受台昇降装置の突入防止装置。
- 前記荷受台昇降装置は、前記車体に取り付けられる取付基部を備えるとともに、
前記固定バンパが、前記取付基部側に固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の荷受台昇降装置の突入防止装置。 - 前記荷受台昇降装置は、ステップステーを介して前記取付基部に固定されたステップを備えるとともに、
前記固定バンパが、前記ステップステーに固定されていることを特徴とする請求項6に記載の荷受台昇降装置の突入防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003396683A JP2005153765A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 荷受台昇降装置の突入防止装置 |
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Publications (1)
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JP2003396683A Pending JP2005153765A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 荷受台昇降装置の突入防止装置 |
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-
2003
- 2003-11-27 JP JP2003396683A patent/JP2005153765A/ja active Pending
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