JP2005153627A - コラムホールカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステアリングシャフト揺動時における隙間の発生を充分に抑制可能で、部品点数の少ないコラムホールカバーを提供することを課題とする。
【解決手段】 コラムホールカバー1は、車室90とエンジンルーム91とを仕切るダッシュパネル9に穿設され、ハンドルとステアリングギアボックスとを連結するステアリングシャフト93が挿通される通孔92を覆う。コラムホールカバー1は、軸方向蛇腹部20を持つ外筒部2と、外筒部2から内径方向に延びるとともに径方向蛇腹部300(400)を持つ膜部30(40)と、膜部30(40)の内周端に配置されステアリングシャフト93の外周面に当接するリップ31(41)と、を持ち、外筒部2と一体に形成されるベロー部3(4)と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ダッシュパネルに穿設されたステアリングシャフト用通孔を覆うコラムホールカバーに関する。
コラムホールカバーは、ダッシュパネルに穿設された通孔を塞ぐために配置される(例えば、特許文献1〜3)。図7に、特許文献1に記載のコラムホールカバーの軸方向断面図を示す。図に示すように、車室107とエンジンルーム108とは、ダッシュパネル103により仕切られている。ダッシュパネル103には、通孔106が穿設されている。通孔106は、車室107側から、コラムホールカバー100により覆われている。
コラムホールカバー100は、外筒部109と第一湾曲部101と第二湾曲部102とを備えている。外筒部109は円筒状を呈している。外筒部109は、通孔106に嵌挿されている。
第一湾曲部101は、第一膜部101aと第一リップ101cとを備えている。第一膜部101aは、外筒部109の車室107側先端から、内径方向に一体に形成されている。第一膜部101aには、内径方向に向かって垂れ下がる第一ループ部101bが形成されている。第一リップ101cは、第一膜部101aの内周端に配置されている。第一リップ101cは、ステアリングシャフト105の外周面に当接している。
第二湾曲部102は、第一湾曲部101および外筒部109とは、別体である。第二湾曲部102は、外筒部109内周側に嵌挿されている。第二湾曲部102は、第一湾曲部101と同様の構成を有する。
特開平9−242880号公報 特開平7−47962号公報 特開平10−26230号公報
ところで、ハンドルの上下角度は、チルト機構により調整可能である。ハンドルの上下角度を調整すると、ステアリングシャフト105が揺動する。したがって、第一リップ101c、あるいは第二リップ102cと、ステアリングシャフト105との間に、隙間が発生するおそれがある。そして、隙間を介して、エンジンルーム108から車室107に、塵埃、水、騒音などが侵入するおそれがある。
この点に鑑み、上記文献記載のコラムホールカバー100には、第一ループ部101b、第二ループ部102bが配置されている。これら第一ループ部101b、第二ループ部102bが伸縮することにより、ステアリングシャフト105揺動時における隙間の発生を、抑制している。
しかしながら、第一ループ部101b、第二ループ部102bの伸縮だけでは、ステアリングシャフト105揺動時における隙間の発生を充分に抑制するのは困難である。一例として、第一ループ部101bについて説明する。図8に、第一ループ部付近の拡大図を示す。図に示すように、第一ループ部101bは、山部101dと、谷部101eと、山部101dと谷部101eとをつなぐ連結部101fと、を備えている。この中で、隙間の吸収に貢献するのは、主に連結部101fである。すなわち、連結部101fが、山部101d側端あるいは谷部101e側端から撓むことにより、隙間が吸収される。ところが、同文献記載のコラムホールカバー100には、連結部101fが一つしか配置されていない。このため、ステアリングシャフト105揺動時における隙間の発生を充分に抑制するのは困難である。
加えて、第一ループ部101bは、第一湾曲部101においてリング状に配置されている。例えば、前出図7において、図中白抜き矢印で示す方向(右方向)に、ステアリングシャフト105が揺動する場合、第一ループ部101bにおける右側の部位は、収縮する。これに対して、第一ループ部101bにおける左側の部位は、伸張する。これらの部位、言い換えるとステアリングシャフト105の揺動方向に沿う部位は、隙間の吸収に寄与する。
ところが、第一ループ部101bにおける紙面表面側の部位、および紙面裏面側の部位は、隙間の吸収に寄与しにくい。これらの部位は、ステアリングシャフト105の揺動方向に対し、垂直に配置されている。このため、揺動時において伸縮しにくい。この点からも、同文献記載のコラムホールカバー100の場合、ステアリングシャフト105揺動時における隙間の発生を完全に抑制するのは困難である。
また、上記文献記載のコラムホールカバー100は、部品点数が多い。このため、製造コストが高い。また、組み付け工数も多い。
本発明のコラムホールカバーは上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、ステアリングシャフト揺動時における隙間の発生を充分に抑制可能で、部品点数の少ないコラムホールカバーを提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明のコラムホールカバーは、車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルに穿設され、ハンドルとステアリングギアボックスとを連結するステアリングシャフトが挿通される通孔を覆うコラムホールカバーであって、軸方向蛇腹部を持つ外筒部と、該外筒部から内径方向に延びるとともに径方向蛇腹部を持つ膜部と、該膜部の内周端に配置され前記ステアリングシャフトの外周面に当接するリップと、を持ち、該外筒部と一体に形成されるベロー部と、を備えることを特徴とする。
本発明のコラムホールカバーは、軸方向蛇腹部と径方向蛇腹部とを備えている。このうち、径方向蛇腹部は、前出図7の第一ループ部101b、第二ループ部102bのように、径方向に配置される。これに対し、軸方向蛇腹部は、外筒部の軸方向に沿って平行に配置される。軸方向蛇腹部は、径方向蛇腹部と略垂直に配置されている。このため、軸方向蛇腹部の伸縮方向と、径方向蛇腹部の伸縮方向とは、略直交している。したがって、これら軸方向蛇腹部と径方向蛇腹部とが協動することにより、ステアリングシャフト揺動時における隙間の発生を充分に抑制することができる。また、組み付け時における、コラムホールカバーの軸芯と、ステアリングシャフトの軸芯との組み付け誤差を、吸収することができる。
また、本発明のコラムホールカバーの外筒部とベロー部とは、一体に形成されている。このため、外筒部とベロー部とが別体である場合と比較して、部品点数が少なくて済む。また、外筒部とベロー部との境界を封止するための締結部材、シール部材などが不要である。
(2)好ましくは、前記ベロー部は軸方向に複数並置されており、複数の該ベロー部のうち互いに隣接する該ベロー部同士の間には、遮音室が区画されている構成とする方がよい。本構成によると、遮音室内の空気層により、エンジンルームから車室への騒音の伝達が抑制される。また、エンジンルームと車室とは複数のベロー部により仕切られている。このため、より塵埃、水などが車室に侵入しにくい。
本発明によると、ステアリングシャフト揺動時における隙間の発生を充分に抑制可能で、部品点数の少ないコラムホールカバーを提供することができる。
以下、本発明のコラムホールカバーの実施の形態について説明する。図1に、本実施形態のコラムホールカバーの分解図を示す。図2に、同コラムホールカバーの合体図を示す。図3に、図2円A内の拡大図を示す。図4に、図2円B内の拡大図を示す。
まず、本実施形態のコラムホールカバーの構成について説明する。ダッシュパネル9は、車室90とエンジンルーム91とを仕切っている。ダッシュパネル9には、上下方向に延びる楕円状の通孔92が穿設されている。通孔92には、ステアリングシャフト93が斜めに挿通されている。ステアリングシャフト93は、車室90側において、ハンドル(図略)と連結されている。また、ステアリングシャフト93は、エンジンルーム91側において、ステアリングギアボックス(図略)と連結されている。
コラムホールカバー1は、ステアリングシャフト93が貫通した状態で、この通孔92を車室90側から覆っている。コラムホールカバー1は、外筒部2と第一ベロー部3と第二ベロー部4とフランジ部5とリングプレート6とクリップ7とを備えている。第一ベロー部3、第二ベロー部4は、本発明のベロー部に含まれる。外筒部2と第一ベロー部3と第二ベロー部4とフランジ部5とは、EPDM(エチレンプロピレンゴム)により一体に形成されている。
フランジ部5は、通孔92相似の楕円リング状を呈している。フランジ部5は、通孔92を車室90側から覆っている。フランジ部5の内周面には、リング溝50が凹設されている。また、フランジ部5のエンジンルーム91側の端面からは、同心円状に、通孔用リップ51が立設されている。通孔用リップ51は、ダッシュパネル9の通孔92縁に、後述するリングプレート6およびクリップ7により、圧接している。
リングプレート6は、金属製であってリング状を呈している。リングプレート6の車室90側端部には、外径方向に広がる拡径リブ62が形成されている。拡径リブ62は、前記リング溝50内に挿入されている。リングプレート6のエンジンルーム91側端部の上縁からは、斜め上方に向かって、係止片60が突設されている。また、リングプレート6のエンジンルーム91側端部の左右縁(係止片60の位置を0°として、90°、270°に相当する位置)からは、エンジンルーム91方向に、一対の位置決め片61が突設されている。
クリップ7は、一枚の金属板を一筆書き状に曲げ加工することにより、形成されている。クリップ7は、エンジンルーム91方向に尖る鏃状を呈している。クリップ7の車室90側端部には、U字部70が形成されている。このU字部70は、前記リングプレート6の拡径リブ62の下縁(係止片60の位置を0°として、180°に相当する位置)に、外嵌されている。クリップ7のエンジンルーム91側端部には、係合爪71が形成されている。係合爪71は径方向に弾性変形可能である。また、係合爪71の板端には、返し72が形成されている。返し72は、エンジンルーム91側からダッシュパネル9の通孔92下縁に当接している。
外筒部2は、円筒状を呈している。外筒部2は、フランジ部5から、車室90上方に向かって、斜めに突設されている。基準位置における前記ステアリングシャフト93と、外筒部2とは、同軸状に配置されている。外筒部2の中間部には、軸方向蛇腹部20が形成されている。図5に、軸方向蛇腹部付近の拡大図を示す。軸方向蛇腹部20は、三つの谷部200と、二つの山部201と、隣接する谷部200と山部201とをつなぐ四つの連結部202と、を備えている。
第一ベロー部3は、円板状を呈している。第一ベロー部3は、第一膜部30と第一リップ31とを備えている。第一膜部30は、前記外筒部2の車室90側端部から、内径方向に延設されている。第一膜部30の略全域には、第一径方向蛇腹部300が形成されている。第一膜部30は本発明の膜部に、第一リップ31は本発明のリップに、第一径方向蛇腹部300は本発明の径方向蛇腹部に、それぞれ含まれる。
図6に、第一径方向蛇腹部および後述する第二径方向蛇腹部付近の拡大図を示す。第一径方向蛇腹部300は、一つの谷部300aと、二つの山部300bと、隣接する谷部300aと山部300bとをつなぐ二つ連結部300cと、を備えている。第一リップ31は、第一膜部30の内周縁に連なっている。第一リップ31には、一対のリップ本体310が配置されている。一対のリップ本体310は、ステアリングシャフト93外周面に当接している。
第二ベロー部4は、円板状を呈している。第二ベロー部4は、第二膜部40と第二リップ41とを備えている。第二膜部40は、前記外筒部2の中間部から、内径方向に延設されている。つまり、第二ベロー部4は、前記第一ベロー部3のエンジンルーム91側に、並置されている。第二膜部40の略全域には、第二径方向蛇腹部400が形成されている。第二膜部40は本発明の膜部に、第二リップ41は本発明のリップに、第二径方向蛇腹部400は本発明の径方向蛇腹部に、それぞれ含まれる。
前出図6に示すように、第二径方向蛇腹部400は、二つの谷部400aと、一つの山部400bと、隣接する谷部400aと山部400bとをつなぐ二つ連結部400cと、を備えている。第二リップ41は、第二膜部40の内周縁に連なっている。第二リップ41は、ステアリングシャフト93外周面に当接している。また、第一ベロー部3と第二ベロー部4との間には、遮音室8が区画されている。
次に、本実施形態のコラムホールカバーの取り付け方法について説明する。まず、外筒部2と第一ベロー部3と第二ベロー部4とフランジ部5とを一体成形する。次いで、成形体に、予めクリップ7が装着されたリングプレート6を取り付け、コラムホールカバー1を作製する。それから、ステアリングシャフト93をコラムホールカバー1の内周側に挿通する。そして、この状態で、コラムホールカバー1を通孔92縁に装着する。具体的には、まず係止片60を通孔92上端に挿入する。続いて、一対の位置決め片61を通孔92左右端に挿入する。最後にクリップ7の係合爪71を通孔92下縁に挿入する。通孔92を通過する際、返し72は弾性的に内径方向に収縮する。通孔92通過後、返し72は、外径方向に復元する。リングプレート6の外周径と、通孔92の内周径とは、略同径である。このため、コラムホールカバー1が、通孔92に対し、がたつくおそれがない。また、通孔92上縁の係止片60から通孔92下縁の返し72までの距離は、通孔92の長径よりも長い。このため、コラムホールカバー1が、通孔92から、脱落するおそれがない。
次に、本実施形態のコラムホールカバーの動きについて説明する。前述したように、基準位置におけるステアリングシャフト93と、外筒部2つまりコラムホールカバー1とは、同軸状に配置されている。ハンドルの上下角度は、チルト機構により調整可能である。ハンドルの上下角度を調整すると、ステアリングシャフト93がジョイント(図略)を中心に揺動する。このため、コラムホールカバー1の軸芯に対し、ステアリングシャフト93の軸芯が傾く。
例えば、前出図2中白抜き矢印で示すように、ステアリングシャフト93が上方に揺動すると、軸方向蛇腹部20において、ステアリングシャフト93よりも上側に配置されている部位は、収縮する。具体的には、前出図5に示すように、軸方向蛇腹部20において、ステアリングシャフト93よりも上側に配置されている部位の連結部202が、隣り合う山部201同士が互いに近接する方向に撓む。
一方、ステアリングシャフト93よりも下側に配置されている部位は、伸張する。具体的には、軸方向蛇腹部20において、ステアリングシャフト93よりも下側に配置されている部位の連結部202が、隣り合う山部201同士が互いに離間する方向に撓む。
並びに、第一径方向蛇腹部300において、ステアリングシャフト93よりも上側に配置されている部位は、収縮する。具体的には、前出図6に示すように、第一径方向蛇腹部300において、ステアリングシャフト93よりも上側に配置されている部位の連結部300cが、隣り合う山部300b同士が互いに近接する方向に撓む。
一方、ステアリングシャフト93よりも下側に配置されている部位は、伸張する。具体的には、第一径方向蛇腹部300において、ステアリングシャフト93よりも下側に配置されている部位の連結部300cが、隣り合う山部300b同士が互いに離間する方向に撓む。
同様に、第二径方向蛇腹部400において、ステアリングシャフト93よりも上側に配置されている部位は、収縮する。具体的には、前出図6に示すように、第二径方向蛇腹部400において、ステアリングシャフト93よりも上側に配置されている部位の連結部400cが、隣り合う谷部400a同士が互いに近接する方向に撓む。
一方、ステアリングシャフト93よりも下側に配置されている部位は、伸張する。具体的には、第二径方向蛇腹部400において、ステアリングシャフト93よりも下側に配置されている部位の連結部400cが、隣り合う谷部400a同士が互いに離間する方向に撓む。このようにして、コラムホールカバー1は、ステアリングシャフト93の揺動に追従する。
次に、本実施形態のコラムホールカバーの効果について説明する。本実施形態のコラムホールカバー1は、軸方向蛇腹部20と第一径方向蛇腹部300と第二径方向蛇腹部400とを備えている。このうち、第一径方向蛇腹部300、第二径方向蛇腹部400は、径方向に配置されている。これに対し、軸方向蛇腹部20は、外筒部2の軸方向に沿って平行に配置されている。軸方向蛇腹部20は、第一径方向蛇腹部300および第二径方向蛇腹部400に対し、略垂直に配置されている。このため、軸方向蛇腹部20の伸縮方向と、第一径方向蛇腹部300および第二径方向蛇腹部400の伸縮方向とは、略直交している。したがって、これら軸方向蛇腹部20、第一径方向蛇腹部300、第二径方向蛇腹部400が協動することにより、ステアリングシャフト93揺動時における隙間の発生を充分に抑制することができる。
また、本実施形態のコラムホールカバー1の外筒部2と第一ベロー部3と第二ベロー部4とは、一体に形成されている。このため、外筒部2と第一ベロー部3と第二ベロー部4とが別体である場合と比較して、部品点数が少なくて済む。また、外筒部2と第一ベロー部3、または外筒部2と第二ベロー部4の境界を封止するための締結部材、シール部材などが不要である。
また、本実施形態のコラムホールカバー1には、遮音室8が区画されている。このため、遮音室8内の空気層により、エンジンルーム91から車室90への騒音の伝達が抑制される。また、エンジンルーム91と車室90とは、第一ベロー部3と第二ベロー部4とにより二重に仕切られている。このため、より塵埃、水などが車室に侵入しにくい。
また、軸方向蛇腹部20は、前出図5に示すように、四つの連結部202を有している。第一径方向蛇腹部300は、前出図6に示すように、二つの連結部300cを有している。同様に、第二径方向蛇腹部400は、前出図6に示すように、二つの連結部400cを有している。このように、本実施形態のコラムホールカバー1は、変形に貢献する連結部を多数備えている。したがって、ステアリングシャフト93の揺動に対する追従性が高い。
また、軸方向蛇腹部20、第一径方向蛇腹部300、第二径方向蛇腹部400は、他の部位よりも薄肉に形成されている。この点においても、本実施形態のコラムホールカバー1は、ステアリングシャフト93の揺動に対する追従性が高い。
また、本実施形態のコラムホールカバー1は、上記追従性を有するため、ステアリングシャフト93の上下角度調整後であっても、ステアリングシャフト93外周面に対する第一リップ31および第二リップ41の当接力が小さい。このため、ハンドルの操作抵抗が小さい。
以上、本発明のコラムホールカバーの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、上記実施形態においては、第一膜部30の全長に亘り第一径方向蛇腹部300を配置した。同様に、第二膜部40の全長に亘り第二径方向蛇腹部400を配置した。しかしながら、膜部の一部にだけ径方向蛇腹部を配置してもよい。また、複数の径方向蛇腹部を所定間隔ごとに配置してもよい。同様に、軸方向蛇腹部20を複数配置してもよい。また、軸方向蛇腹部20を、外筒部20全長に亘り配置してもよい。
また、軸方向蛇腹部20、第一径方向蛇腹部300、第二径方向蛇腹部400の山部、谷部、連結部の配置数は特に限定しない。ステアリングシャフト93の揺動角度に応じて、適宜調整すればよい。
また、上記実施形態においては、第一ベロー部3と第二ベロー部4という二つのベロー部を配置したが、ベロー部の配置数も特に限定しない。
また、上記実施形態においては、金属製のリングプレート6、クリップ7により、コラムホールカバー1を通孔92縁に係止したが、例えば、ゴムグロメットのように、通孔92にはめ込んでもよい。また、これらリングプレートおよびクリップは、PP(ポリプロピレン)などの樹脂製であってもよい。あるいは、これらリングプレートおよびクリップを、外筒部2、第一ベロー部3、第二ベロー部4、フランジ部5と一体に、EPDMにより形成してもよい。こうすると、さらに部品点数が少なくなる。
また、外筒部2、第一ベロー部3、第二ベロー部4、フランジ部5は、EPDMの他、例えばCR(クロロプレンゴム)、AM、ANM(アクリルゴム)などにより形成してもよい。
また、第二ベロー部4の先端部に、PA(ポリアミド)、POM(ポリアセタール)などの耐摺動性を有する樹脂からなる樹脂リングを一体成形してもよい。こうする事で、ステアリングシャフト93の揺動に対する追従性は格段に向上する。また、第二ベロー部4先端部の形状を、第一ベロー部3の先端部の形状と、同様の形状としてもよい。
本発明のコラムホールカバーの一実施形態となるコラムホールカバーの分解図である。 同コラムホールカバーの合体図である。 図2円A内の拡大図である。 図2円B内の拡大図である。 同コラムホールカバーの軸方向蛇腹部付近の拡大図である。 同コラムホールカバーの第一径方向蛇腹部および第二径方向蛇腹部付近の拡大図である。 従来のコラムホールカバーの軸方向断面図である。 従来のコラムホールカバーの第一ループ部付近の拡大図である。
符号の説明
1:コラムホールカバー、2:外筒部、20:軸方向蛇腹部、200:谷部、201:山部、202:連結部、3:第一ベロー部(ベロー部)、30:第一膜部(膜部)、300:第一径方向蛇腹部(径方向蛇腹部)、300a:谷部、300b:山部、300c:連結部、31:第一リップ(リップ)、310:リップ本体、4:第二ベロー部(ベロー部)、40:第二膜部(膜部)、400:第二径方向蛇腹部(径方向蛇腹部)、400a:谷部、400b:山部、400c:連結部、41:第二リップ(リップ)、5:フランジ部、50:リング溝、51:通孔用リップ、6:リングプレート、60:係止片、61:位置決め片、62:拡径リブ、7:クリップ、70:U字部、71:係合爪、72:返し、8:遮音室、9:ダッシュパネル、90:車室、91:エンジンルーム、92:通孔、93:ステアリングシャフト。

Claims (2)

  1. 車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルに穿設され、ハンドルとステアリングギアボックスとを連結するステアリングシャフトが挿通される通孔を覆うコラムホールカバーであって、
    軸方向蛇腹部を持つ外筒部と、
    該外筒部から内径方向に延びるとともに径方向蛇腹部を持つ膜部と、該膜部の内周端に配置され前記ステアリングシャフトの外周面に当接するリップと、を持ち、該外筒部と一体に形成されるベロー部と、
    を備えることを特徴とするコラムホールカバー。
  2. 前記ベロー部は軸方向に複数並置されており、複数の該ベロー部のうち互いに隣接する該ベロー部同士の間には、遮音室が区画されている請求項1に記載のコラムホールカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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