JP2005152168A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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【課題】 背中側からの軟便の漏れを確実に防止することのできる使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】 液保持性の吸収体4とこれを保持するカバー層2,3を有し、背側部A、股下部B及び腹側部Cからなる本体10と、該背側部Aのおむつ長手方向両側縁部に設けられたファスニングテープ20,20とを有する使い捨ておむつ1であって、ファスニングテープ間には、弾性部材が配されておむつ幅方向に伸縮する胴回り伸縮部5,5が形成されており、背側部の端部Dには、弾性部材が配されておむつ幅方向に伸縮する端部伸縮部6が形成されており、弾性部材が配されておらず且つ実質的に非弾性であり、肌当接面側に凹状のポケットを形成するポケット形成部7,7が、胴回り伸縮部5と端部伸縮部6との間に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、背中側からの軟便の漏れを確実に防止することのできる使い捨ておむつに関する。
従来、使い捨ておむつとして、背側部に設けられたファスニングテープを、腹側部外面のランディングテープに止着して着用する、いわゆる展開型の使い捨ておむつが広く用いられている。
従来の展開型のおむつとして、着用時に、背側部側の上縁部が腹側部側の上縁部より上方に位置するように設計されたものが知られている(特許文献1,2参照)。
特開2002−45392号公報 特開昭64−6105号公報
展開型の使い捨ておむつは、低月齢児にも使用できるという利点を有するものであるが、低月齢児の便は、液体状で低粘度の軟便である場合が多く、従来の低月齢児用のおむつにおいては、このような軟便の漏れを充分に防止することができなかった。
また、特許文献1,2に記載のおむつにおいても、軟便の漏れ防止性能が必ずしも充分であるとは言えない。
本発明の目的は、背中側からの軟便の漏れを確実に防止することのできる使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、液保持性の吸収体とこれを保持するカバー層を有し、背側部、股下部及び腹側部からなる本体と、該背側部のおむつ長手方向両側縁部に設けられたファスニングテープとを有する使い捨ておむつであって、前記ファスニングテープ間には、弾性部材が配されておむつ幅方向に伸縮する胴回り伸縮部が形成されており、前記背側部の端部には、弾性部材が配されておむつ幅方向に伸縮する端部伸縮部が形成されており、弾性部材が配されておらず且つ実質的に非弾性である、肌当接面側に凹状のポケットを形成するポケット形成部が、前記胴回り伸縮部と前記端部伸縮部との間に設けられている使い捨ておむつを提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、背中側からの軟便の漏れを確実に防止することができる。
以下、本発明を、その好ましい一実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の一実施形態としての使い捨ておむつ1は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及び両シート間に介在された液保持性の吸収体4を備えた本体10と、一対のファスニングテープ20,20とを有する展開型の使い捨ておむつである。
使い捨ておむつ1は、低月齢児用に特に適したものである。具体的には、生まれたてから生後6ヶ月程度までの赤ちゃん、体重が7kgくらいまでの赤ちゃんに特に適している。
本体10は、長手方向及び幅方向を有しており、その長手方向に順に、着用時に着用者の背中側に配される背側部A、股下部(股間部)に配される股下部B及び腹側に配される腹側部Cを有している。おむつ長手方向は、本体10の長手方向と同義であり、おむつ幅方向とは、本体10の幅方向と同義である。
一対のファスニングテープ20は、背側部Aの両側縁部に設けられており、腹側部Cの外表面には、両ファスニングテープ20を止着するランディングゾーン14が形成されている。各ファスニングテープ20は、本体10を構成するシート材に積層固定されたテープ基部21と背側部Aの側縁端A1から突出するテープ突出部22とからなる。テープ基部21は、裏面シート3と後述する立体ギャザー形成用のシート材92との間に挟持固定されている。
股下部Bは、おむつ長手方向の両側に、凹状の側縁形状を有し着用時に着用者の脚周りに配されるレッグ部を有している。本体10は、背側部Aの最大幅が、腹側部C側の最大幅より5〜11cm程度大きい。
吸収体4は、矩形状をなしており、表面シート2は、吸収体4よりも外形寸法の大きい矩形状をなしている。裏面シート3は、本体10の外形形状に一致する外形を有している。表面シート2は、裏面シート3との間に吸収体4を介在させた形で、裏面シート3の幅方向の中央部に積層されている。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4の両側縁41,41及び両端縁42a,42bから外方に延出しており、それらの延出部において互いに接合されている。裏面シート3の長手方向の両側部は、表面シート2の両側縁から幅方向外方に延出しており、その延出部分には、後述する立体ギャザー形成用のシート材92が積層接着されている。本実施形態のおむつにおいては、表面シート2と裏面シート3が吸収体4を保持するカバー層となっている。
背側部Aは、両ファスニングテープ20,20同士間、より具体的には、両ファスニングテープのテープ基部21同士間に、おむつ幅方向に伸縮する一対のサイド伸縮部(胴回り伸縮部)5,5を有している。
両サイド伸縮部5,5は、おむつ幅方向に非連続的に形成されており、ファスニングテープ20,20同士間の領域のおむつ幅方向中央部には、おむつ幅方向に弾性伸縮する伸縮部が形成されていない。
各サイド伸縮部5は、図1及び図3に示すように、複数本の糸状の弾性部材51を、それぞれおむつ幅方向と平行になるように所定間隔で配設固定して形成されている。より詳細には、弾性部材51は、吸収体4の側縁端41の位置よりおむつ幅方向外方に位置し且つテープ基部21より幅方向内方に位置する部位におけるおむつ幅方向の全体又は一部に弾性伸縮性を発現するように配設固定されており、吸収体4の両側縁端41間の領域のおむつ幅方向中央部には弾性伸縮性を発現する態様では配されていない。尚、弾性部材51は、背側部Aの幅方向に亘って配された柔軟な固定用シート52に挟持固定された状態で、表面シート2又は立体ギャザー形成用のシート材92と、裏面シート3との間に接着固定されている。
また、背側部Aは、おむつ長手方向の端部11におむつ幅方向に伸縮する端部伸縮部6を有している。端部伸縮部6は、図1、図3及び図4に示すように、帯状の弾性部材61を、おむつ幅方向と平行になるように配設固定して形成されている。弾性部材61は、表面シート2又は立体ギャザー形成用のシート材92と、裏面シート3との間に接着固定されている。尚、背側部A側のおむつ長手方向端縁12と端部伸縮部6とは、離間していないことが好ましい。尚、腹側部C側のおむつ長手方向の端部にも、同様の弾性部材が配されて同様の端部伸縮部6Aが形成されている。
本使い捨ておむつ1においては、弾性部材が配されておらず且つ実質的に非弾性であるポケット形成部7,7が、各サイド伸縮部(胴回り伸縮部)5と端部伸縮部6との間に設けられている。ポケット形成部7は、肌当接面側(表面シート2側)に凹状のポケットを形成する部分であり、着用状態において、そのような窪みが形成されるように変形することにより軟便捕捉部として機能する。
ポケット形成部7は、ファスニングテープをランディングゾーンに止着した状態において、肌当接面側に窪みを形成し得る部分であれば良く、着用者が着用した状態下において、常時窪みを形成している必要はない。しかしながらその一方で、着用時に安定して窪みを形成していることが好ましい。もちろん、着用前の状態で窪みを形成していることは必須ではないが、そのような形態を排除するものではなく、着用時の安定な窪み形状を達成する上で好ましい一実施形態となりうる。
「実質的に非弾性である」とは、胴回り伸縮部5及び/又は端部伸縮部6と共に弾性的に伸縮して、窪みを形成し得ないような部分はポケット形成部ではないことを意味する。
本実施形態のおむつ1は、各サイド伸縮部(胴回り伸縮部)5と端部伸縮部6との間であって、吸収体の側縁端よりもおむつ幅方向外方の部位にポケット形成部7を有している。
本使い捨ておむつ1は、胴回り伸縮部5と端部伸縮部6との間の距離L1(おむつ長手方向の距離,図1参照)が、好ましくは20〜70mmである。当該範囲であると、背側部Aにおいて軟便を一時的に補捉するポケット構造が形成され易くなり、着用時においてそのポケット構造を安定に保ち易くなる。また、背側部Aが着用中に捲れあがったりすることが少ないので、着用者(赤ちゃん)がむずかってしまうようなことがない。このような観点及び便の捕捉力をより高める観点から、前記距離L1は30〜60mmであることがより好ましい。
また、背側部Aにおける、吸収体4の側縁端41の位置と背側部Aの側縁端A1との間の距離L2(おむつ幅方向の距離,図1参照)は100〜150mmであることが好ましく、より好ましくは110〜140mmである。
距離L2が100mm以上であると、充分な大きさの軟便捕捉用ポケットを形成し得るポケット形成部7を確保でき、軟便の漏れ防止性能が非常に高くなる。また、赤ちゃんの下におむつを敷いた状態でテープを取る時、取り易い。距離L2が 150mm超であると、全体的に装着し易くなる。つまり、おむつを広げる時にひろげ易く、しかも続いて赤ちゃんの下におむつを敷く際、敷き易い。更にテープをおむつにとめる際に幅が左右のテープが重なり難いというメリットもある。
また、本実施形態の使い捨ておむつ1は、背側部Aにおける、おむつ長手方向において端部伸縮部6を有する部分D(図1参照)のおむつ幅方向の伸長率(以下、端部伸長率ともいう)が、背側部Aにおける、おむつ長手方向において胴回り伸縮部5,5を有する部分E(図1参照)のおむつ幅方向の伸長率(以下、胴回り伸長率ともいう)より小さいことが好ましい。
端部伸長率は、背側部Aにおける、おむつ長手方向において端部伸縮部6を有する部分Dを、背側部Aの全幅に亘る長さの帯状の測定片として切り出し、外力を加えない自然状態(収縮状態)において該試験片の長さを測定して、これをLaとする。おむつから切り出す前に、図1に示すおむつ緊張状態において測定した、該試験片に相当する部分の長さをLbとして、下記式から伸長率を求める。
伸長率(%)=(Lb−La)/La ×100
胴回り伸長応力は、背側部Aにおける、おむつ長手方向において胴回り伸縮部5,5を有する部分Eを、該部分Eにおける背側部Aの全幅に亘る長さの帯状の測定片として切り出す以外は、端部伸長率と同様に測定する。
使い捨ておむつ1は、テープ突出部22のおむつ長手方向中心線(おむつ幅方向に延びる中心線)と、ランディングゾーン14のおむつ長手方向の中心線(おむつ幅方向に延びる中心線)とを重ねるようにして装着したときに、図5に示すように、背側部A側の端部伸縮部6の全体、及び胴回り伸縮部5と端部伸縮部6との間の領域の一部が、腹側部C側のおむつ長手方向端縁13より上方(着用者の頭の方向を上方とする)に位置するようになされている。このような構成により、軟便の漏れ防止性能が一層確実に向上する。
本実施形態の使い捨ておむつ1は、図6に示すように、胴回り伸縮部5と端部伸縮部6を有し、その間に弾性部材が配されていない比較的面積の広い柔軟な領域を有し、該領域がポケット形成部7となるため、おむつ1と着用者の肌Sとの間を背側部側の端縁に向かって流れる軟便の流れが、肌に密着する胴回り伸縮部5により堰き止められ、また、胴回り伸縮部5を越えて流れだした場合であっても、凹状に変形したポケット形成部7が軟便捕捉部として機能するポケットを形成し、着用者の肌Sとポケット形成部7との間に軟便を捕捉する。これにより、背中側からの軟便の漏れを確実に防止することができる。尚、ポケット形成部7は、凹状に変形して着用者の肌Sとの間に空間が生じるポケットを形成することが好ましいが、空間が生じず両者間の接触圧が低くなっている状態でも同様の軟便捕捉効果が奏される。
しかも、端部伸長率が胴回り伸長率よりも小さく、胴回り伸縮部はより縮み、端部伸縮部はあまり縮まないので、各ポケット形成部7により形成されるポケットの形状が、三角州形状のような形状となり、より一層軟便の漏れ防止性能が向上する。
尚、三角州形状のポケット形状をつくるために端部伸長率は30〜80%であることが好ましく、胴回り伸長率は120〜180%であることが好ましい。また、端部伸長率と胴回り伸長率との比(前者/後者)は、三角州形状のポケット形状をつくる観点から0.5〜0.7であることが好ましい。
以下、本実施形態の使い捨ておむつ1について更に説明する。
使い捨ておむつ1は、おむつ装着の際及び/又はおむつ着用中に、背側部側の端部11が着用者の背中に良好にフィットするようにする観点、及び当て易さ・ポケット形成のし易さの観点から、テープ基部21と背側部A側のおむつ長手方向端縁12との間の距離L3(おむつ長手方向の距離,図1参照)が30〜100mmであることが好ましく、特に好ましくは40〜80mmである。
また、使い捨ておむつ1は、背側部Aのおむつ長手方向の端部11における両隅部15,15が、円弧状に形成されている。これにより、着用者に対する皮膚への刺激や着用中における背側部端部のめくれを防止することができる。円弧は、曲率半径が3〜5cmであることが好ましい。
また、股下部Cの両レッグ部には、図2に示すように、一対のレッグギャザー8,8が形成されており、おむつ幅方向のその内側には、一対の立体ギャザー9,9が形成されている。各レッグギャザー8は、吸収体4の両側縁41からおむつ幅方向外方に延出したシート材間、具体的には、裏面シート3及び立体ギャザー形成用のシート材92との間に、複数本のレッグ部弾性部材81をレッグ部の側端縁に沿って配設固定して形成されている。各立体ギャザー9は、弾性部材91を有する立体ギャザー形成用のシート材91を、表面シート2の両側縁の外方から内方に亘るように配設して形成されている。各シート材92は、吸収体4の側縁41とレッグ部弾性部材81との間において、ヒートシール、接着剤等の公知の接合手段により、おむつ長手方向に亘って直線状に表面シート2上に固定されており、その直線状の固定部により立体ギャザー9の固定端が形成されている。各シート材92は、その固定端よりも幅方向外方に位置する部分が表面シート2又は裏面シート3上に固定されており、また、背側部A及び腹側部Cにおける前記固定端よりもおむつ幅方向中央側に位置する部分が表面シート2上に固定されている。各立体ギャザー9に配設された弾性部材91は、それぞれ糸状の形態を有し、各立体ギャザー9の自由端と略平行に複数本配されている。
本実施形態の使い捨ておむつ1における各部の形成材料について説明する。
表面シート2、裏面シート3、吸収体4、及び立体ギャザー形成用のシート材92、ランディングゾーン14形成用のランディングテープ等の形成材料としては、従来、使い捨ておむつに用いられている各種公知の材料を特に制限なく用いることができる。
ファスニングテープ20は、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部を有するものでも、粘着剤を塗布して形成した粘着部を有するものでも良い。また、裏面シート3の外表面側を係合性に富む素材により形成し、それをランディングゾーン14として利用することもできる。
弾性部材51,61,81,91としては、この種の物品に従来用いられている各種公知の弾性部材を用いることができ、例えば、各弾性部材の形成素材としては、天然ゴムの他、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ウレタン等を用いることができ、各弾性部材の形態としては、糸状又は紐状のもの(糸ゴム、平ゴム等)、帯状のもの(ポリウレタン発泡成形体からなる帯状のもの等)、薄膜状のもの等を用いることができる。
胴回り伸縮部形成用の弾性部材51は、糸状ないし紐状のものが好ましく、端部伸縮部形成用の弾性部材61としては、帯状のものが好ましく、特に幅10〜30mm、厚み1〜5mmのポリウレタン発泡成形体からなるものが好ましい。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
<実施例1>
図1〜図5に示す形態の使い捨ておむつを製造した。
各部の寸法及び物性値を以下に示す。
距離L1:40mm、距離L2:117.5mm、距離L3:60mm。
端部伸長率:60%、胴回り伸長率:150%
胴回り伸縮部には糸状の弾性部材を、端部伸縮部には帯状のポリウレタン発泡成形体からなる幅18mmのものを用いた。
<比較例1>
前記距離L1及び前記距離L2を順に10mm及び97.5mmとした以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを製造した。このおむつでは端部伸縮部と胴回り伸縮部の間に捕捉のためのポケット構造が形成されなかった。
<実施例2>
前記距離L1を80mmとした以外は、実施例1と同様に使い捨ておむつを製造した。
<比較例2>
実施例1のおむつに代えて、背側部のファスニングテープ間におむつ幅方向に伸縮する伸縮部を有していないおむつを作成した。
<性能評価>
上記の使い捨ておむつについて、1)便漏れ防止性能、2)装着の容易性をそれぞれ下記方法で評価した。結果を表1に示した。
1)便漏れ防止性能
〔評価方法〕
低月齢児の腰から下を模した腰部モデルに各おむつを装着した後、該腰部モデルを、脚側が胴側よりも上になるように15度に傾斜した台の上に固定した。その状態において、80%濃度グリセリン水溶液で調製した粘度50cp(音叉型粘度計;本実施例では、株式会社エー・アンド・ディ社製VIBRONISCOMETERCJV5000を用いて室温 25℃にて測定)の疑似軟便を、チューブを介してモデルの肛門部からおむつ内に注入した。注入は、30gの疑似軟便を6秒かけて注入し、注入後30秒間放置して漏れのないことを確認した後、再度、同じ条件で注入した。このような注入と放置を、漏れが生じるまで繰り返し、漏れが確認されるまでの注入量を便モレ値とした。
2)装着の容易性
〔評価方法〕
各おむつを、低月齢児モデル(静置様態では脚がくの字に曲がっているもの)に装着し、お尻の下への差し込み易さ、テープのつまみ易さについて評価した。
(評価基準)
お尻のしたへ差し込み易く、テープもつまみ易ければ○、どちらか1方がやりにくければ△、どちらもやりにくければ×とした。
Figure 2005152168
図1は、本発明の一実施形態としての使い捨ておむつを、各部の弾性部材を伸張させ、各部の弾性部材が存在しないと仮定した場合の寸法と同じ寸法まで拡げた状態(緊張状態)を示す平面図である。 図2は、図1のI−I線断面図である。 図3は、図1のII−II線断面図である。 図4は、図1のIII− III線断面図である。 図5は、図1の使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 図6は、おむつ着用状態における、図3に対応する断面を示す断面図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
10 本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収体の側縁端
5 サイド伸縮部(胴回り伸縮部)
6 端部伸縮部
7 ポケット形成部
20 ファスニングテープ
A 背側部
A1 背側部の側縁端
B 股下部
C 腹側部
D 背側部における、おむつ長手方向において端部伸縮部を有する部分
E 背側部における、おむつ長手方向において胴回り伸縮部を有する部分

Claims (4)

  1. 液保持性の吸収体とこれを保持するカバー層を有し、背側部、股下部及び腹側部からなる本体と、該背側部のおむつ長手方向両側縁部に設けられたファスニングテープとを有する使い捨ておむつであって、
    前記ファスニングテープ間には、弾性部材が配されておむつ幅方向に伸縮する胴回り伸縮部が形成されており、前記背側部の端部には、弾性部材が配されておむつ幅方向に伸縮する端部伸縮部が形成されており、
    弾性部材が配されておらず且つ実質的に非弾性である、肌当接面側に凹状のポケットを形成するポケット形成部が、前記胴回り伸縮部と前記端部伸縮部との間に設けられている使い捨ておむつ。
  2. 前記胴回り伸縮部と前記端部伸縮部との間の距離が20〜70mmであり、前記背側部における前記吸収体の側縁端の位置と該背側部の側縁端との間の距離が100〜150mmであり、
    前記背側部における、おむつ長手方向において前記端部伸縮部を有する部分のおむつ幅方向の伸長率が、該背側部における、おむつ長手方向において前記胴回り伸縮部を有する部分のおむつ幅方向の伸長率より小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 前記ファスニングテープは、前記本体を構成するシート材に積層固定されたテープ基部と前記背側部の側縁端から突出するテープ突出部とからなり、前記テープ基部と前記背側部側のおむつ長手方向端縁との間の距離が30〜100mmである請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記背側部のおむつ長手方向の端部における両隅部が、円弧状に形成されている請求項1〜3の何れか記載の使い捨ておむつ。

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