JP2005151293A - 捻れ振動スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化、軽量化、低コスト化等を実現しつつ、同時に、振動を効率良く伝達し、音声に変換することができる捻れ振動スピーカを提供する。
【解決手段】捻れ振動スピーカ10は、ハウジング12に固定された振動板14と、この振動板14に軸線方向一端が固着され、且つ、他端が固定された振動子16と、この振動子16を軸線周りに捻りつつ軸線方向に振動させる駆動コイル18と、を有している。そして、振動板14を捻れ振動させることで音声を出力するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、捻れ振動スピーカに関する。
従来、図7に示されるような超磁歪部材を用いたスピーカが種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来公知のスピーカ1は、一端が固定端2Aとされ、且つ、他端が自由端2Bとされた超磁歪ロッド2に、可動ヨーク3及びアクチュエータロッド4が一体的に連結されてなる駆動ロッド5と、この駆動ロッド5の超磁歪ロッド2に軸線方向のコイル磁界を印加する磁界発生コイル6と、駆動ロッド5の自由端2B側に取付円板7Aを介して固着された振動板7と、を備えている。
このスピーカ1では、磁界発生コイル6に音声信号に応じた駆動電流が供給されると、駆動電流によって磁界発生コイル6のコイル磁界が変化する。そして、このコイル磁界の変化に伴って超磁歪ロッド2が軸線方向に振動(伸縮)し、自由端2Bが変位する。その結果、この変位が可動ヨーク3及びアクチュエータロッド4を介して振動板7に伝達され、振動板7から音声が出力されるようになっている。
特開平10−145892号公報
しかしながら、このスピーカ1を含めた従来公知のスピーカでは、振動板の剛性が弱いと分割振動(波打ち振動)が生じ、振動子の振動を効率良く音声に変換することができないため、振動板の厚みや硬さをある程度確保し、剛性を高める必要がある。そのため、一般的には、金属や、炭素を混入したプラスチック等を振動板に採用しており、スピーカの軽量化、薄型化には限界がある上に、コスト高になってしまうといった問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、薄型化、軽量化、低コスト化等を実現しつつ、同時に、振動を効率良く伝達し、音声に変換することができる捻れ振動スピーカを提供することを目的とする。
本発明の発明者は、研究の結果、薄型化、軽量化、低コスト化等を実現しつつ、同時に、振動を効率良く伝達し、音声に変換することができる捻れ振動スピーカを見出した。
即ち、次のような本発明により、上記目的を達成することができる。
(1)ハウジングに固定された振動板と、該振動板に軸線方向一端が固着され、且つ、他端が固定された振動子と、該振動子を軸線周りに捻りつつ軸線方向に振動させる駆動手段と、を有してなり、前記振動板を捻れ振動させることで音声を出力するようにしたことを特徴とする捻れ振動スピーカ。
(2)前記振動子は、磁歪部材及び該磁歪部材の軸線方向にバイアス磁界を印加するためのバイアス磁石からなり、且つ、前記駆動手段は、前記磁歪部材の軸線を周る方向に磁界を印加するための駆動コイルからなることを特徴とする前記(1)記載の捻れ振動スピーカ。
(3)前記振動子は、磁歪部材及び該磁歪部材の軸線を周る方向にバイアス磁界を印加するためのバイアス磁石からなり、且つ、前記駆動手段は、前記磁歪部材の軸線方向に磁界を印加するための駆動コイルからなることを特徴とする前記(1)記載の捻れ振動スピーカ。
(4)前記磁歪部材及びバイアス磁石は、周方向で互いに組み合わされて一つの筒状体を構成し、且つ、前記駆動コイルは、前記筒状体の外周に沿って前記筒状体の軸線を周る方向に巻回されていることを特徴とする前記(3)記載の捻れ振動スピーカ。
(5)前記磁歪部材は、超磁歪素子を材料とする超磁歪部材からなることを特徴とする前記(2)乃至(4)のいずれかに記載の捻れ振動スピーカ。
本発明に係る捻れ振動スピーカは、薄型化、軽量化、低コスト化等を実現しつつ、同時に、振動を効率良く伝達し、音声に変換することができるという優れた効果を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明の実施形態に係る捻れ振動スピーカ10は、ハウジング12を備えており、このハウジング12内には、略円錐形状(コーン形状)の薄板からなる振動板14と、この振動板14の底部に軸線方向Lの一端が固着され、且つ、他端がハウジング12の底面12Bに固定された略円筒形状の振動子16と、この振動子16の外周に巻回された駆動コイル18が収容されている。
コーン形状の振動板14は、その上部がハウジング12の上面12Aに固定されると共に、底部が振動子16の軸線方向Lの一端に接着剤等で固着されており、振動子16の振動が伝達されることによって音声出力が可能な構造となっている。
略円筒形状の振動子16は、図3に拡大して示されるように、超磁歪部材20と、この超磁歪部材20の軸線を周る方向Rにバイアス磁界を印加するためのバイアス磁石22が、周方向で互いに組み合わされて構成されている。超磁歪部材20は、超磁歪素子を材料として用いている。ここで、「超磁歪素子」とは、希土類元素および/または特定の遷移金属などを主成分(例えば、テルビウム、ジスプロシウム、鉄など)とする粉末焼結合金あるいは単結晶合金から作られた磁歪素子をいい、外部から磁界が加えられると大きな変位を生じる性質を有している。
駆動コイル18は、振動子16の外周に沿って振動子16の軸線を周る方向Rに巻回されており、振動子16の超磁歪部材20に対して軸線方向Lのコイル磁界を印加可能な構造となっている。又、この駆動コイル18には、図示しないオーディオ再生機器等が接続され、これらのオーディオ信号等に基づいてコイル磁界が変動するようになっている。
次に、捻れ振動スピーカ10の作用について説明する。
超磁歪部材20には、バイアス磁石22による軸線を周る方向Rのバイアス磁界に加え、駆動コイル18による軸線方向Lのコイル磁界が印加される。そして、駆動コイル18にオーディオ信号等が入力されコイル磁界が変動すると、超磁歪部材20は、バイアス磁界とコイル磁界の合成磁界により、軸線周りRに捩れつつ軸線方向Lに振動(伸縮)することになる。その結果、この超磁歪部材20の捩れ振動が振動板14に伝達され、振動板14から音声が出力される。
本発明に係る捩れ振動スピーカ10によれば、ハウジング12に固定された振動板14と、この振動板14に軸線方向Lの一端が固着され、且つ、他端が固定された振動子16と、この振動子16を軸線周りRに捻りつつ軸線方向Lに振動させる駆動コイル18(駆動手段)と、を有してなり、振動板14を捻れ振動させることで音声を出力するようにしたため、単に一方向の振動のみによって振動体を振動させる従来のスピーカに比べ、振動を効率良く伝達し、音声に変換することができる。又、振動体14の剛性をそれ程高める必要がなく、薄型化、軽量化、低コスト化等を容易に実現することができる。
特に、振動子16は、超磁歪部材20及びこの超磁歪部材20の軸線を周る方向Rにバイアス磁界を印加するためのバイアス磁石22からなり、且つ、駆動手段は、超磁歪部材20の軸線方向Lに磁界を印加するための駆動コイル18からなるため、構造が簡易で、より一層の薄型化、軽量化が可能である上に、超磁歪部材20は大きな変位量を得ることができるため、振動体14の振動を更に増大させることができる。
なお、本発明に係る捩れ振動スピーカは、上記実施形態における捩れ振動スピーカ10の構造や形状等に限定されるものではなく、例えば、図4に示されるように、略円筒形状の超磁歪部材24及びこの超磁歪部材24の軸線方向Lにバイアス磁界を印加するための一対のバイアス磁石26A、26Bによって構成された振動子28と、超磁歪部材24の軸線を周る方向Rに磁界を印加するための駆動コイル30と、を有してなる捩れ振動スピーカとしてもよい。
又、充分な振動が得られる場合には、超磁歪部材20の代わりに磁歪素子からなる磁歪部材を適用してもよい。
更に、コーン形状の振動板14は、比較的弱い材料を用いても、振動に伴う変形が生じにくく、且つ、振動子16の振動を簡単な構造で有効に伝達できるため、本発明における捩れ振動スピーカには好適であるが、本発明はこれに限定されるものではない。従って、例えば、図5及び図6に示されるように、平板状の振動板32を適用すれば、より一層薄型化を図ることができる。
即ち、本発明に係る捩れ振動スピーカは、ハウジングに固定された振動板と、該振動板に軸線方向一端が固着され、且つ、他端が固定された振動子と、該振動子を軸線周りに捻りつつ軸線方向に振動させる駆動手段と、を有してなり、前記振動板を捻れ振動させることで音声を出力するようにしたものであればよい。
なお、振動板の材質は、振動子の捩れ振動を伝達し、音声を出力できるものであればよく、例えば、チタン箔、セラミック箔、ガラス、プラスチック、紙等を適用することができる。
本発明の実施形態に係る捻れ振動スピーカを示す概略斜視図 図1におけるII−II線に沿った断面図 図1における振動子及び駆動コイルを拡大して示す概略拡大図 本発明に係る捻れ振動スピーカに適用可能な他の振動子及び駆動コイルを示す分解斜視図 本発明に係る捻れ振動スピーカに適用可能な他の振動体を示す概略斜視図 図5におけるVI−VI線に沿った断面図 従来のスピーカを示す概略側断面図
符号の説明
1…スピーカ
2…超磁歪ロッド
2A…固定端
2B…自由端
3…可動ヨーク
4…アクチュエータロッド
5…駆動ロッド
6…磁気発生コイル
7、14、32…振動板
7A…取付円板
10…捩れ振動スピーカ
12…ハウジング
12A…上面
12B…底面
16、28…振動子
18、30…駆動コイル
20、24…超磁歪部材
22、26A、26B…バイアス磁石

Claims (5)

  1. ハウジングに固定された振動板と、該振動板に軸線方向一端が固着され、且つ、他端が固定された振動子と、該振動子を軸線周りに捻りつつ軸線方向に振動させる駆動手段と、を有してなり、前記振動板を捻れ振動させることで音声を出力するようにしたことを特徴とする捻れ振動スピーカ。
  2. 請求項1において、
    前記振動子は、磁歪部材及び該磁歪部材の軸線方向にバイアス磁界を印加するためのバイアス磁石からなり、且つ、前記駆動手段は、前記磁歪部材の軸線を周る方向に磁界を印加するための駆動コイルからなることを特徴とする捻れ振動スピーカ。
  3. 請求項1において、
    前記振動子は、磁歪部材及び該磁歪部材の軸線を周る方向にバイアス磁界を印加するためのバイアス磁石からなり、且つ、前記駆動手段は、前記磁歪部材の軸線方向に磁界を印加するための駆動コイルからなることを特徴とする捻れ振動スピーカ。
  4. 請求項3において、
    前記磁歪部材及びバイアス磁石は、周方向で互いに組み合わされて一つの筒状体を構成し、且つ、前記駆動コイルは、前記筒状体の外周に沿って前記筒状体の軸線を周る方向に巻回されていることを特徴とする捻れ振動スピーカ。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記磁歪部材は、超磁歪素子を材料とする超磁歪部材からなることを特徴とする捻れ振動スピーカ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101362953B1 (ko) 2005-12-09 2014-02-12 소니 주식회사 스피커 장치 및 음향 출력방법
CN109862495A (zh) * 2019-04-11 2019-06-07 贵州电网有限责任公司 一种电网通信设备磁致伸缩扬声器

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