JP2005150258A - プラズマcvd装置のクリーニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングに要する時間とコストを低減でき、クリーニングの効率を向上させることができるプラズマCVD装置のクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】本発明によるプラズマCVD装置のクリーニング方法は、真空容器1と、真空容器1内に設置された放電電極3とを備えるプラズマCVD装置のクリーニングを行う方法である。そのクリーニング方法は、真空容器1にフッ素系ガスを供給するステップAと、真空容器1へのフッ素系ガスの供給を止めるステップBとを備える。ステップAとステップBは交互に実行される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラズマCVD(Chemical Vapour Deposition)装置に関し、特にプラズマCVD装置そのクリーニング方法に関する。
基板にシリコン膜などを蒸着させる装置としてプラズマCVD装置が知られている。一般的に、プラズマCVD装置は真空容器と、その真空容器内に設置された放電電極と、その放電電極に対向するように配置された接地電極を備える。被処理体である基板は、放電電極に対向するように配置され、接地電極により保持される。また、放電電極の周囲は、基板に対向する面を除いて電極カバーで覆われる。基板に半導体膜を蒸着させる場合、まず所望の半導体膜の材料を含む材料ガスが真空容器に供給される。この時、放電電極に高周波電圧を印加すると、その材料ガスがプラズマ状態(あるいはラジカル状態)になる。気相の材料ガスが活性化されることにより、基板表面に所望の半導体膜、例えばアモルファスシリコン膜が蒸着する。
このようなプラズマCVD装置において製膜処理が繰り返された場合、上記の電極カバーや接地電極などの部材にシリコン系の膜や粉が付着する。これら不要なシリコン系の膜や粉を除去(クリーニング)する従来の方法は以下の通りである。まず、真空容器内部にクリーニングガスが継続的に供給される。クリーニングガスとしては、例えば三フッ化窒素(NF)のようなフッ素系のガスが使用される。また、これと同時に、放電電極に高周波電力が供給される。これにより、NFからフッ素ラジカルが生成される。このフッ素ラジカルが付着したシリコン系の物質と反応し、その結果、SiFがガスとして発生する。これらガス類は、真空ポンプにより外部へ排気される。
特許文献1には、上記のようなプラズマCVD装置のクリーニング方法が記載されている。また、特許文献1によるプラズマCVD装置は、接地電極と放電電極の間の距離L1、あるいは電極カバーと放電電極の間の距離L2が可変になるように構成されている。距離L1と距離L2の比は、製膜時とクリーニング時において変更される。これにより、発生するフッ素ラジカルの空間分布を均一することが可能になる。
特許文献2には、プラズマCVD装置のクリーニングにおいて、そのクリーニングが完了したことを判定するための手段が記載されている。特許文献2によるプラズマCVD装置は、付着した付着物の付着状態を検出する付着物検出手段を備える。その付着物検出手段として、熱電対からなる温度センサが電極カバーに設けられる。温度センサの検出結果に基づき、電極カバーの温度上昇が終了した時点が、そのクリーニングの完了と判断される。
特開2002−105645号公報 特開2002−212734号公報
本発明の課題は、エッチングの速度及び均一性を向上させ、クリーニングの効率を向上させることができるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、クリーニングに要する時間を短縮することができるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、クリーニングに要するコストを低減することができるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、クリーニング中のプラズマの状態を安定させることができるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるプラズマCVD装置のクリーニング方法は、真空容器(1)と、真空容器(1)内に設置された放電電極(3)とを備えるプラズマCVD装置のクリーニングを行う方法である。そのクリーニング方法は、真空容器(1)にフッ素系ガスを供給するステップAと、真空容器(1)へのフッ素系ガスの供給を止めるステップBとを備える。ステップAとステップBは交互に実行される。また、ステップAと同時に、高周波電力が放電電極(3)に供給される。
本発明によるプラズマCVD装置のクリーニング方法は、真空容器(1)に不活性ガスを供給するステップCを更に備える。この時、ステップCは、ステップBと同時に実行される。真空容器(1)に供給されるフッ素系ガスの単位時間あたりの供給量と、真空容器(1)に供給される不活性ガスの単位時間あたりの供給量は、真空容器(1)内部の圧力変動を少なくするために、略等しいと好ましい。不活性ガスとして、アルゴンや窒素が例示される。また、高周波電力が放電電極(3)に継続的に供給される。
本発明によるプラズマCVD装置のクリーニング方法において、フッ素系ガスは三フッ化窒素(NF)である。
本発明によるプラズマCVD装置のクリーニング方法において、ステップBの1回の継続時間(T2、T4、T6)は、クリーニングが行われる時間(Tall)の0.5%〜3%である。ステップAの1回の継続時間(T1、T3、T5、T7)は、クリーニングが行われる時間(Tall)の10%〜30%である。
本発明によるプラズマCVD装置のクリーニング方法において、クリーニングが行われる期間(Tall)は、第一期間(Ta)と、第一期間(Ta)に続く第二期間(Tb)を含む。クリーニングは、第一期間(Ta)に始まる。第一期間(Ta)において放電電極(3)に供給される高周波電力は、第二期間(Tb)において放電電極(3)に供給される高周波電力と略等しい、または小さい。
本発明によるプラズマCVD装置のクリーニング方法において、クリーニングが行われる期間(Tall)は、第三期間(Tc)と、第三期間(Tc)に続く第四期間(Td)を含む。クリーニングは、第四期間(Td)に終了する。第四期間(Td)において放電電極(3)に供給される高周波電力は、第三期間(Tc)において放電電極(3)に供給される高周波電力よりも小さい。
本発明によるプラズマCVD装置は、真空容器(1)と、真空容器(1)にフッ素系ガスを供給するガス供給部(11)と、真空容器(1)内に設置された放電電極(3)と、放電電極(3)に接続された高周波電源(15)と、ガス供給部(11)と高周波電源(15)に接続される制御器(12)とを備える。制御器(12)は、フッ素系ガスが真空容器(1)に間欠的に供給されるようにガス供給部(11)を制御する。また、制御器(12)は、フッ素系ガスの供給に同期して高周波電力が放電電極(3)に供給されるように高周波電源(15)を制御する。ここで、フッ素系ガスは、材料ガス導入管(7)から導入されてもよいし、放電電極(3)から噴出するように導入されても良い。
本発明によるプラズマCVD装置は、真空容器(1)と、真空容器(1)にガスを供給するガス供給部(11)と、ガス供給部(11)に接続される制御器(12)とを備える。制御器(12)は、フッ素系ガスと不活性ガスが真空容器(1)に交互に供給されるように、ガス供給部(11)を制御する。制御器(12)は、フッ素系ガスの供給が停止する時間が数分間になるように、ガス供給部(11)を制御してもよい。
本発明によるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法によれば、エッチングの速度及び均一性を向上させ、クリーニングの効率を向上させることが可能である。
本発明によるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法によれば、クリーニングに要する時間を短縮することが可能である。
本発明によるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法によれば、クリーニングガスの総消費量を低減して、クリーニングに要するコストを低減することが可能である。
本発明によるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法によれば、クリーニング中のプラズマの状態を安定させることが可能である。
添付図面を参照して、本発明によるプラズマCVD装置、及びそのクリーニング方法について説明する。
まず、クリーニング方法の説明に必要なプラズマCVD装置の構成について説明する。図1は、本発明によるプラズマCVD装置の構成を示す概略図である。図1において、真空容器1の内部には、ヒータカバー2が設置され、そのヒータカバー2と対向するようにラダー型の放電電極3が設置される。製膜時には、被処理体である基板4が、放電電極3に対向するようにヒータカバー2によって保持される。ヒータカバー2は接地電極である。また、ヒータカバー2はヒータ5を内蔵する。放電電極3は、ヒータカバー2に対向する面を除いて電極カバー6により覆われる。製膜時においては、材料ガスが材料ガス導入管7により真空容器1内に供給される。クリーニング時においては、クリーニングガスがクリーニングガス供給部11によりクリーニングガス導入管8を介して真空容器1内に供給される。また、クリーニングガスは、材料ガス導入管7から導入されてもよいし、放電電極3から噴出すように導入されてもよい。真空容器1には、ガス排気管9を介して真空ポンプ10が接続される。材料ガス、クリーニングガス、反応後のガス等のガス類は、真空ポンプ10により外部に排気される。真空容器1内の圧力は、真空ポンプ10の上流にある圧力調整弁16により制御される。放電電極3には、高周波同軸ケーブル13を介してインピーダンス整合器14、高周波電源15が電気的に接続されている。高周波同軸ケーブル13は、絶縁シールを通して真空容器1内外を結ぶ。
本発明において、クリーニングガス供給部11と高周波電源15は、制御器12に接続される。制御器12は、クリーニングガス供給部11による真空容器1へのクリーニングガスの供給を制御する。また、制御部12は、高周波電源15による放電電極3への電力の供給を制御する。
(第一の実施の形態)
図2は、本発明の第一の実施の形態に係るプラズマCVD装置のクリーニング方法を示すタイミング図である。具体的には、図2中の(A)は、放電電極3に高周波電源15により高周波(RF;Radio Frequency)電力を供給するタイミングを示す。また、図2中の(B)は、クリーニングガス導入管8から真空容器1にクリーニングガスを供給するタイミングを示す。横軸は時間を示し、縦軸はそれぞれの物理量を任意単位で示す。
本実施の形態において、クリーニングガスの真空容器1への供給は、複数回に分割され、間欠的に実行される。すなわち、真空容器1へクリーニングガスを供給するステップと、真空容器1へのクリーニングガスの供給を止めるステップが交互に実行される。また、真空容器1へのクリーニングガスの供給に対応して、放電電極3にRF電力が供給される。例えば、図2中の(A)及び(B)に示されるように、クリーニングガスの供給とRF電力の供給は、それぞれ4回ずつ断続的に繰り返される。
ここで、時刻tから時刻tまでの期間を期間T1とする。同様に、時刻tから時刻tまでの期間、時刻tから時刻tまでの期間、時刻tから時刻tまでの期間、時刻tから時刻tまでの期間、時刻tから時刻tまでの期間、時刻tから時刻tまでの期間を、それぞれ期間T2、期間T3、期間T4、期間T5、期間T6、期間T7、期間T8とする。プラズマCVD装置のクリーニングは時刻tに始まり、時刻tに終了する。クリーニングに要する時間(時刻t〜時刻t)をTallとする。
期間T1、T3、T5、T7において、真空容器1へのクリーニングガスの供給と、放電電極3へのRF電力の供給が行われる。また、期間T2、T4、T6において、クリーニングガスの供給とRF電力の供給が停止する。つまり、期間T1の時刻tにおいて、クリーニングガスの供給が始まる。より実際的には、図2中の(B)に示されるように、クリーニングガスは、時刻tの直前から増加するように供給されてもよい。この場合、クリーニングガスの供給量は、時刻tにおいて所定の値に達する。時刻tにおいて、クリーニングガスの供給が停止する。これに対応するように、RF電力の供給は、時刻tにおいて始まり、時刻tにおいて終了する。期間T2の時刻tから時刻t(あるいは時刻tの直前)まで、クリーニングガスの供給は停止したままである。また、期間T2において、RF電力の供給は停止したままである。そして、期間T3〜T7において、期間T1、T2と同様な処理が実行される。
クリーニングの開始(時刻t1)からクリーニングの終了(時刻t8)後しばらくの間、真空容器1の内部のガス類は、ガス排気管9を介して真空ポンプ10により外部に排気される。ここで、期間T1、期間T3、期間T5、期間T7において、供給されるクリーニングガス、及び反応したガス類は真空ポンプ10により排気される。そして、真空ポンプ10の上流側にある圧力調整弁16の開度を調整することで、真空容器1の内部の圧力は、所定の設定値になるように保たれる。
図2中の(C)は、真空容器1内部の圧力の時間変化を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸は真空容器内圧力を任意単位で示す。時刻tにおいて真空容器1内部の圧力は、所定の値に達する。期間T1において、圧力はほぼ一定に保たれる。時刻tにおいて、クリーニングガスの供給が停止すると、圧力調整弁16の開度が閉方向に制御され、真空容器1の内部のガスが徐々に真空ポンプ10から排出され、圧力は減少し始める。その後、時刻tにおいて、クリーニングガスが再び供給されるので、真空容器1内部の圧力は、再び所定の値に達する。同様に、期間T3、期間T5、期間T7において圧力はほぼ一定に保たれ、期間T4、期間T6において圧力は所定の値より低い圧力になる。時刻tにおいてクリーニングガスの供給が停止した後、圧力調整弁16の開度は全開とされ、真空ポンプ10によりガス類が外部に排出される。これにより、真空容器1内部の圧力は急速に低下し、真空容器1内部は高真空状態となり、クリーニングの工程が終了する。
真空容器1内の部材に付着した不要なシリコン系膜を除去するためのクリーニングガスとして、フッ素系ガスが例示される。例えば、三フッカ窒素(NF)が、プラズマCVD装置のクリーニングに用いられる。また、クリーニングガスにフッ素ガスやアルゴンガスが混入されていてもよい。
図2中の(D)は、本実施の形態において、付着した不要なシリコン系膜が除去(エッチング)される速度の時間変化を示す。横軸は時間を示し、縦軸はエッチング速度を任意単位で示す。図2中の(D)において、破線は従来の方法(クリーニングガスの導入とRF電力供給を継続的に行う方法)によるエッチング速度を、実線は本実施の形態に係る方法によるエッチング速度をそれぞれ示す。エッチング速度は、真空容器1の内部、特にヒータカバー2、電極カバー6の周辺に取り付けた熱電対で計測した温度により算出される熱流束のバランス状態と実際のシリコン膜の総エッチング量を対比することで、算出することが出来る。時刻tにおいて、放電電極3にRF電力が供給され、不要なシリコン系膜の除去(エッチング)が始まる。エッチング速度は時間の経過と共に減少する。時刻tにおいて、クリーニングガスとRF電力の供給が停止し、それによりシリコン系膜のエッチングも停止する。その後、期間T3の時刻tにおいて再びエッチングが始まり、時刻tにおいて再びエッチングが停止する。この時、図2中の(D)に示されるように、本実施の形態によるエッチング速度は、従来の方法によるエッチング速度よりも大きくなる。すなわち、本実施の形態による方法によれば、従来の方法よりも効率良く不要なシリコン系膜を除去できる。これは、期間T5、期間T7においても同様である。
この理由について、図3A、図3Bを用いて説明する。図3A、図3Bは、本実施の形態に係るクリーニング方法の効果を示す概略図である。図3Aは、クリーニングガスとRF電力が供給されている期間T1(T3、T5、T7)におけるエッチングプロセスを示す。まず、クリーニングガス(NF)が真空容器1に供給される(プロセスP1)。放電電極3にRF電力が印加されると、供給されたNFは、フッ素ラジカル(F)と窒素(N)に分解される(プロセスP2)。フッ素ラジカルは、真空容器1に付着したシリコン系膜と反応し、その結果、主として四フッ化シリコン(SiF)がガスとして発生する(プロセスP3)。フッ素ラジカルの一部は、未反応のままフッ素(F)となる(プロセスP4)。発生したSiFは、拡散する(プロセスP5)、あるいはシリコン系膜近傍に滞留する。窒素やフッ素、SiF等のガス類は、真空ポンプ10により真空容器1の外部に排出される(プロセスP6)。
NFの供給(プロセスP1)が継続すると、SiFが発生し続け(プロセスP3)、シリコン系膜の周辺で滞留するSiFの量が増加し続ける。この時、プロセスP2において生成されたフッ素ラジカルが、シリコン系膜の表面周辺に到達する割合が低下する。また、滞留したSiFがプラズマにより再度分解し、シリコン系膜にシリコン(Si)として再付着する(プロセスP7)割合が増加し、のシリコン系膜の除去量が減少する。このため、図2中の(D)で示されたように、時間が経過するに伴いエッチング速度が低下し始める。
図3Bは、クリーニングガスとRF電力の供給が停止した期間T2(T4、T6)における、エッチングプロセスを示す。図2中の(B)に示されたように、期間T2において、NFの真空容器1への供給は停止する。よって、フッ素ラジカルが発生しないのでSiFが新たに生成されることは無くなる。一方、窒素やフッ素、SiF等のガス類は、真空ポンプ10により真空容器1の外部に排出され続け(プロセスP9)、シリコン系膜周辺のSiFは順次拡散する(プロセスP8)。よって、発生したSiFがシリコン系膜周辺に滞留することは無くなる。また、RF電力の供給がなくSiFが分解されなくなるので、SiFがシリコン系膜にシリコンとして再付着する(プロセスP10)ことは抑制される。尚、図2中の(C)に示されたように、期間T2における真空容器1内の圧力は、期間T1における圧力よりも小さくなり、ガス類の拡散、排気が促進される。
次に、期間T3において、再びNFが真空容器1に供給され始め、図3Aに示されたプロセスが再び繰り返される。この時、シリコン系膜周辺に滞留するSiFの量は非常に少ない。よって、プロセスP2において生成されたフッ素ラジカルは、再び容易にシリコン系膜の表面周辺に到達できるようになる。従って、図2中の(D)で示されたように、従来のエッチング速度と比較した場合、本実施の形態によるエッチング速度は格段に増加する。不要なシリコン膜が除去される量は、図2中の(D)で示された斜線領域の分だけ増加する。さらに、ガス類の拡散が促進されるため、エッチング分布は均一化され、効率良くクリーニングを行うことが可能となる。期間T5、期間T7においても、エッチング速度は期間T3と同様に増加する。
期間T2、T4、T6はエッチングが行われない無効時間であるので、この継続時間が少ない程、クリーニングに要する総時間Tallは減少し望ましい。但し、この継続時間が短すぎると、拡散の効果が低下してエッチング速度の向上は少なくなる。期間T2、T4、T6の各々の継続時間は、シリコン系膜周辺のフッ素ラジカルがある程度拡散するのに必要な時間で十分である。具体的には、その各々の継続時間は1分間〜数分間で十分である。例えば、30〜50μm堆積付着したシリコン系膜のクリーニングに要する総時間Tallは、典型的には100〜120分間程度である。よって、真空容器1へのクリーニングガスの供給が停止する1回あたりの時間は、総時間Tallの0.5%〜3%で十分である。真空容器1へクリーニングガスが供給される1回あたりの時間は、長くなるとエッチング速度が低下して総時間Tallが長くなる。一方、1回あたりの時間が短くなると、期間T2、T4、T6のような停止回数が増加するため、総時間Tallが長くなる。このため、1回あたりの時間として、総時間Tallの10%〜30%が例示される。
ここで、本実施の形態による効果を概算的に見積る。真空容器1へクリーニングガスが供給される時間をTonとする。真空容器1へクリーニングガスが供給されない時間をToffとする。ここで、例として、Ton=10×Toff(数式1)とする。従来の方法によってクリーニングが完了する時間をTpriorとする。また、本実施の形態によるエッチング速度が、従来のエッチング速度より平均30%向上したとする。この時、同じ量のシリコン系膜を除去することを考えると、Ton=Tprior/1.3(数式2)となる。これらの条件において、Tall=Ton+Toff=0.85×Tpriorとなる。すなわち、クリーニングに要する総時間が約15%向上する。また、クリーニングガスの単位時間当たりの供給量が等しいとすると、本実施の形態において必要なクリーニングガスの総量は、従来の方法において必要なクリーニングガスの総量の約77%となる(数式2を参照)。特に、NFなどのガスは非常に高価であり、本実施の形態による方法は、クリーニングに要するコストを低減するのに有効である。
以上のように、本実施の形態において、真空容器1へクリーニングガスを供給するステップと、真空容器1へのクリーニングガスの供給を止めるステップが交互に実行される。この方法により、エッチング分布の均一性が向上し、プラズマCVD装置を効率良くクリーニングすることが可能になる。また、クリーニング時間は短縮される。更に、消費されるクリーニングガスの総量が減少するので、クリーニングに要するコストが低減される。
(第二の実施の形態)
図4は、本発明の第ニの実施の形態に係るプラズマCVD装置のクリーニング方法を示すタイミング図である。具体的には、図4中の(A)は、放電電極3に高周波電源15によりRF電力を供給するタイミングを示す。また、図4中の(B)は、クリーニングガス導入管8から真空容器1にクリーニングガス及び不活性ガスを供給するタイミングを示す。横軸は時間を示し、縦軸はそれぞれの物理量を任意単位で示す。また、図4における時刻や期間の定義は、図2における定義と同一とする。
本実施の形態において、クリーニングガスの真空容器1への供給は、複数回に分割され、間欠的に実行される。また、クリーニングガスの供給が停止する期間は、不活性ガスが真空容器1へ供給される。すなわち、真空容器1へクリーニングガスを供給するステップと、真空容器1へ不活性ガスを供給するステップが交互に実行される。ここで、放電電極3へのRF電力の供給は継続的に実行される。
例えば、図4中の(B)に示されるように、クリーニングガスの供給は4回、不活性ガスの供給は3回、それぞれ断続的に繰り返される。つまり、期間T1、T3、T5、T7において、真空容器1へクリーニングガスが供給される。また、期間T2、T4、T6において、クリーニングガスの供給は停止し、不活性ガスが真空容器1へ供給される(図中のハッチング領域)。図4中の(A)に示されるように、RF電力の供給は、全期間にわたって行われる。期間T1の時刻tにおいて、クリーニングガスの供給が始まる。より実際的には、図4中の(B)に示されるように、クリーニングガスは、時刻tの直前から増加するように供給されてもよい。この場合、クリーニングガスの供給量は、時刻tにおいて所定の値に達する。時刻tにおいて、クリーニングガスの供給が停止する。また、時刻tにおいて、不活性ガスの供給が始まる。より実際的には、図4中の(B)に示されるように、不活性ガスは、時刻tの直前から増加するように供給されてもよい。そして、期間T3〜T7において、期間T1、T2と同様な処理が実行される。
クリーニングの開始(時刻t)からクリーニングの終了(時刻t)後しばらくの間、真空容器1の内部のガス類は、ガス排気管9を介して真空ポンプ10により外部に排気される。ここで、供給されるクリーニングガス、不活性ガス及び反応したガス類が真空ポンプ10により排気される。真空容器1の圧力は、真空ポンプ10の上流にある圧力調整弁16の開度を調整することにより制御される。また、図4中の(B)に示されるように、クリーニングガスと不活性ガスの単位時間当たりの供給量はほぼ等しく設定されると好ましい。これにより、真空容器1の内部の圧力は、圧力調整弁16の開度の調整範囲内で十分に制御され、ほぼ一定となるように保たれる。
図4中の(C)は、真空容器1内部の圧力の時間変化を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸は真空容器内圧力を任意単位で示す。本実施の形態において、クリーニングガスの供給が停止する間は不活性ガスが供給されるので、真空容器1内の圧力はほぼ一定に保たれる。また、図4中の(A)に示されたように、RF電力は放電電極3に継続的に供給されるので、プラズマの状態の変化は少なくなる。つまり、RF電力供給のマッチング状態の変動に追従できず、放電電極などから反射波が増加するなどのこと、又それらに起因するトラブルが抑制され、装置の制御が容易になる。
本実施の形態において、不活性ガスとしてアルゴン(Ar)や窒素(N)が例示される。また、クリーニングガスとしては、第一の実施の形態と同様に、三フッカ窒素(NF)のようなフッ素系ガスが例示される。クリーニングガスにフッ素ガスやアルゴンガスが混入されていてもよい。
図4中の(D)は、本実施の形態において、付着した不要なシリコン系膜が除去(エッチング)される速度の時間変化を示す。横軸は時間を示し、縦軸はエッチング速度を任意単位で示す。また、破線は従来の方法(クリーニングガスの導入とRF電力供給を継続的に行う方法)によるエッチング速度を、実線は本実施の形態に係る方法によるエッチング速度をそれぞれ示す。第一の実施の形態と同様に、本実施の形態によるエッチング速度は、従来の方法によるエッチング速度よりも大きくなる。すなわち、本実施の形態による方法によれば、従来の方法よりも効率良く不要なシリコン系膜を除去できる。
この理由について、図5A、図5Bを用いて説明する。図5A、図5Bは、本実施の形態に係るクリーニング方法の効果を示す概略図である。図5Aは、クリーニングガスが供給される期間T1(T3、T5、T7)におけるエッチングプロセスを示す。まず、クリーニングガス(NF)が真空容器1に供給される(プロセスP1)。放電電極3にRF電力が印加され、供給されたNFは、フッ素ラジカル(F)と窒素(N)に分解される(プロセスP2)。フッ素ラジカルは、真空容器1に付着したシリコン系膜と反応し、その結果、四フッ化シリコン(SiF)がガスとして発生する(プロセスP3)。フッ素ラジカルの一部は、未反応のままフッ素(F)となる(プロセスP4)。発生したSiFは、拡散する(プロセスP5)、あるいはシリコン系膜近傍に滞留する。窒素やフッ素、SiF等のガス類は、真空ポンプ10により真空容器1の外部に排出される(プロセスP6)。
NFの供給(プロセスP1)が継続すると、SiFが発生し続け(プロセスP3)、シリコン系膜の表面周辺で滞留するSiFの量が増加し続ける。この時、プロセスP2において生成されたフッ素ラジカルが、シリコン系膜の表面周辺に到達する割合が低下する。また、滞留したSiFがプラズマで再度分解し、シリコン系膜にシリコン(Si)として再付着する(プロセスP7)割合が増加する。このため、図4中の(D)で示されたように、時間が経過するに伴いエッチング速度が低下し始める。
図5Bは、クリーニングガスの代わりに不活性ガスが供給される期間T2(T4、T6)における、エッチングプロセスを示す。期間T2において、NFの代わりに不活性ガス(Ar)が真空容器1へ供給される(プロセスP8)。従って、フッ素ラジカルは発生せず、SiFが新たに生成されることは無くなる(プロセスP9)。窒素、フッ素、Ar、SiF等のガス類は、真空ポンプ10により真空容器1の外部に排出され続け(プロセスP11)、シリコン系膜周辺のSiFは順次拡散する(プロセスP10)。よって、SiFがシリコン系膜周辺に滞留することは無くなる。更に、プラズマのエネルギーのほとんどが不活性ガス(Ar)の分解に消費されるので、SiFが分解されシリコン系膜にシリコンとして再付着する(プロセスP12)ことは抑制される。
次に、期間T3において、再びNFが真空容器1に供給され始め、図5Aに示されたプロセスが再び繰り返される。この時、シリコン系膜周辺に滞留するSiFの量は非常に少ない。よって、プロセスP2において生成されたフッ素ラジカルは、再び容易にシリコン系膜の表面周辺に到達できるようになる。従って、図4中の(D)で示されたように、従来のエッチング速度と比較した場合、本実施の形態によるエッチング速度は格段に増加する。不要なシリコン膜が除去される量は、図4中の(D)で示された斜線領域の分だけ増加する。さらに、ガス類の拡散が促進されるので、エッチング分布が均一化され、効率よくクリーニングすることが可能となる。期間T5、期間T7においても、エッチング速度は期間T3と同様に増加する。
期間T2、T4、T6の継続時間が少ない程、クリーニングに要する総時間Tallは減少し望ましい。但し、期間T2、T4、T6の継続時間が短すぎると、拡散の効果が低下しエッチング速度の向上は少なくなる。期間T2、T4、T6の各々の継続時間は、第一の実施の形態における各々の継続時間と同様に設定される。また、期間T1、T3、T5、T7の各々の継続時間も、第一の実施の形態における各々の継続時間と同様に設定される。ここで、第一の実施の形態における計算と同様な計算を行い、本実施の形態による効果を概算的に見積る。本実施の形態によるエッチング速度が、従来のエッチング速度より平均50%向上したとすると、クリーニングに要する総時間が約27%向上する。また、クリーニングに要するクリーニングガスの総量が約33%削減される。特に、NFなどのガスは非常に高価であり、本実施の形態による方法は、クリーニングに要するコストを低減するのに有効である。
以上のように、本実施の形態において、真空容器1へクリーニングガスを供給するステップと、真空容器1へ不活性ガスを供給するステップが交互に実行される。この方法により、プラズマCVD装置を効率良くクリーニングすることが可能になる。また、クリーニング時間は短縮される。更に、クリーニングに要するコストが低減される。
(第三の実施の形態)
図6は、本発明の第三の実施の形態に係るプラズマCVD装置のクリーニング方法を示すタイミング図である。具体的には、図6中の(A)は、放電電極3に高周波電源15によりRF電力を供給するタイミングを示す。また、図6中の(B)は、不要なシリコン系膜をエッチングする速度の時間変化を示す。横軸は時間を示し、縦軸はそれぞれの物理量を任意単位で示す。クリーニングは時刻tに始まり、時刻tに終了する。そのクリーニングの継続時間はTallである。図6において、クリーニングの開始時刻tから時刻tを期間Taとする。時刻tからクリーニングの終了時刻tを、期間Tdとする。期間Taに続く期間を期間Tbとする。期間Tdは、期間Tcに続くとする。
図6中の(A)に示されるように、期間Ta(時刻t〜t)におけるRF電力は、その後に続く期間TbにおけるRF電力と略等しく、またはそれより小さく設定される。その電力の比として、40%〜100%が例示される。RF電力比が小さいものを選定した時、図6中の(B)に示されるように、期間Taにおけるエッチング速度は、その後に続く期間Tbにおけるエッチング速度よりも小さくなる。これらの効果は以下の通りである。
一般的に、クリーニングの開始時点では、シリコン系膜表面に吸着した水素原子とフッ素ラジカルが反応し、フッ化水素(HF)が発生する。このHFの発生とSiFの発生が混在するため、フッ素ラジカルの消費量が変動し、プラズマが不安定になりやすい。これらは、クリーニング速度の低下や、RF供給系の反射波増大による機器の損傷の原因となる。一般に、水素を多く含むシリコン系膜のエッチング初期段階に、プラズマは不安定になり易い。このような膜のクリーニングの初期段階におけるRF電力を小さくすることによって、余剰なFラジカルは減少し、プラズマが安定する。ここで、時刻tから時刻tまでの時間として、クリーニングの総時間Tallの5%〜20%が例示される。プラズマの不安定が発生しにくい膜種のエッチングの場合においては、エッチング初期段階におけるRF電力を特に小さくする必要はない。
また、本実施の形態において、時刻tにおいて、クリーニングがほぼ完了したことを検知したとする。クリーニングの完了を検知するために、例えば特許文献2に記載された手段が使用される。すなわち、電極カバー6の温度を温度センサで測定し、その温度の上昇が終了した時点がクリーニングの完了と判定される。この時点で、放電電極3に供給するRF電力を減少させる。つまり、本実施の形態において、期間Td(時刻t〜t)におけるRF電力は、その前の期間TcにおけるRF電力よりも小さく設定される。その電力の比として、40%〜60%が例示される。その効果は以下の通りである。
時刻tにおいてクリーニングの完了が検知されても、放電電極3や電極カバー6などの一部の領域において若干のシリコン系膜が残存している。一方、シリコン系膜が完全に除去された領域も存在する。よって、このままクリーニングを継続すると、放電電極3などの構造物自体がエッチングされ、かえって不純物が多く発生したり構造物の寿命が短くなるする不具合が発生する。時刻tから時刻tにおいて弱いプラズマを発生させることによって、エッチング速度を下げる(図6中の(B)参照)。これにより、構造物を余計にエッチングする量を極力少なくし、残存シリコン膜を除去することで、クリーニングを仕上げることが可能となる。ここで、時刻tから時刻tまでの時間として、クリーニングの総時間Tallの5%〜20%が例示される。
前述の実施の形態において、放電電極3に供給するRF電力の量を、本実施の形態のように変化させてもよい。例えば、図2中の(A)を参照して、期間T1におけるRF電力は、期間T3におけるRF電力より小さく設定されてもよい。また、期間T7におけるRF電力は、期間T5におけるRF電力より小さく設定されてもよい。あるいは、図4中の(A)を参照して、期間T1におけるRF電力は、期間T3〜T6におけるRF電力より小さく設定されてもよい。また、期間T7におけるRF電力は、期間T3〜T6におけるRF電力より小さく設定されてもよい。これらにより、プラズマが安定した状態でさらに残存するシリコン系膜が少なくなるようにクリーニング処理を行うことが可能になる。
図1は、本発明によるプラズマCVD装置の構成を示す概略図である。 図2は、本発明の第一の実施の形態に係るプラズマCVD装置のクリーニング方法を示すタイミング図である。 図3Aは、本発明の第一の実施の形態の効果を説明する図である。 図3Bは、本発明の第一の実施の形態の効果を説明する図である。 図4は、本発明の第ニの実施の形態に係るプラズマCVD装置のクリーニング方法を示すタイミング図である。 図5Aは、本発明の第ニの実施の形態の効果を説明する図である。 図5Bは、本発明の第ニの実施の形態の効果を説明する図である。 図6は、本発明の第三の実施の形態に係るプラズマCVD装置のクリーニング方法を示すタイミング図である。
符号の説明
1 真空容器
2 ヒータカバー
3 放電電極
4 基板
5 ヒータ
6 電極カバー
7 材料ガス導入管
8 クリーニングガス導入管
9 ガス排気管
10 真空ポンプ
11 クリーニングガス供給部
12 制御器
13 高周波同軸ケーブル
14 インピーダンス整合器
15 高周波電源
16 圧力調整弁

Claims (17)

  1. 真空容器と、
    前記真空容器内に設置された放電電極とを具備する
    プラズマCVD装置のクリーニングを行う方法であって、
    (a)前記真空容器にフッ素系ガスを供給するステップと、
    (b)前記真空容器への前記フッ素系ガスの供給を止めるステップとを具備し、
    前記(a)供給するステップと、前記(b)止めるステップが交互に実行される
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  2. 請求項1において、
    (c)前記真空容器に不活性ガスを供給するステップを更に具備し、
    前記(c)供給するステップは、前記(b)止めるステップと同時に実行される
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  3. 請求項2において、
    前記真空容器に供給される前記フッ素系ガスの単位時間あたりの供給量と、前記真空容器に供給される前記不活性ガスの単位時間あたりの供給量は略等しい
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  4. 請求項2又は3において、
    前記不活性ガスはアルゴンである
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  5. 請求項2又は3において
    前記不活性ガスは窒素である
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  6. 請求項1において、
    前記(a)供給するステップと略同時に、高周波電力が前記放電電極に供給される
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  7. 請求項2乃至5のいずれかにおいて、
    高周波電力が前記放電電極に継続的に供給される
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  8. 請求項6又は7において、
    前記クリーニングが行われる期間は、第一期間と、前記第一期間に続く第二期間を含み、
    前記クリーニングは、前記第一期間に始まり、
    前記第一期間において前記放電電極に供給される高周波電力は、前記第二期間において前記放電電極に供給される高周波電力と略等しい、または小さい
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれかにおいて、
    前記クリーニングが行われる期間は、第三期間と、前記第三期間に続く第四期間を含み、
    前記クリーニングは、前記第四期間に終了し、
    前記第四期間において前記放電電極に供給される高周波電力は、前記第三期間において前記放電電極に供給される高周波電力よりも小さい
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記フッ素系ガスは三フッ化窒素である
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記(b)止めるステップの1回の継続時間は、前記クリーニングが行われる時間の0.5%〜3%である
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記(a)供給するステップの1回の継続時間は、前記クリーニングが行われる時間の10%〜30%である
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  13. 真空容器と、
    前記真空容器内に設置された放電電極とを具備する
    プラズマCVD装置のクリーニングを行う方法であって、
    前記クリーニングが行われる期間は、第一期間と、前記第一期間に続く第二期間を含み、
    前記クリーニングは、前記第一期間に開始し、
    前記第一期間において前記放電電極に供給される高周波電力は、前記第二期間において前記放電電極に供給される高周波電力と略等しい、または小さい
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  14. 請求項13において、
    前記クリーニングが行われる期間は、第三期間と、前記第三期間に続く第四期間を含み、
    前記クリーニングは、前記第四期間に終了し、
    前記第四期間において前記放電電極に供給される高周波電力は、前記第三期間において前記放電電極に供給される高周波電力よりも小さい
    プラズマCVD装置のクリーニング方法。
  15. 真空容器と、
    前記真空容器にフッ素系ガスを供給するガス供給部と、
    前記真空容器内に設置された放電電極と、
    前記放電電極に接続された高周波電源と、
    前記ガス供給部と前記高周波電源に接続される制御器とを具備し、
    前記制御器は、前記フッ素系ガスが前記真空容器に間欠的に供給されるように前記ガス供給部を制御し、又、前記フッ素系ガスの供給に同期して高周波電力が前記放電電極に供給されるように前記高周波電源を制御する
    プラズマCVD装置。
  16. 真空容器と、
    前記真空容器にガスを供給するガス供給部と、
    前記ガス供給部に接続される制御器とを具備し、
    前記制御器は、フッ素系ガスと不活性ガスが前記真空容器に交互に供給されるように、前記ガス供給部を制御する
    プラズマCVD装置。
  17. 請求項15又は16において、
    前記制御器は、前記フッ素系ガスの供給が停止する時間が数分になるように、前記ガス供給部を制御する
    プラズマCVD装置。
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