JP2005149571A - 光ディスク装置の記録方法及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置の記録方法及び光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】データの書き込みを行う際の記録光強度を適正なものとして、高品質な情報記録を可能とした光ディスク装置の記録方法及び光ディスク装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、データ領域の外周側にもPCA領域を設ける。データ領域の長さは記録されるデータのデータ量に応じて定められるが、記録されるべきデータのデータ量が決定された時点で使用されるデータ領域の長さが決まるため、データの書き込みを行う前にデータ領域の外周側にPCA領域を形成する。このPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を決定してデータ領域にデータを記録する。
【選択図】図3

Description

本発明は光ピックアップにより光ディスクの情報を記録再生する光ディスク装置に関する。
CD−R(Compact Disc−Recordable)、CD−RW(Compact Disc−ReWritable)等を記録再生する光ディスク記録装置においては、光ディスクを所定の速度で回転させるためにスピンドルサーボ制御が行なわれる。このスピンドルサーボ制御方式のうち記録時のスピンドルサーボ制御方式には、任意の半径位置で線速度が一定になるようにスピンドル回転が制御されるCLV(Constant Linear Velocity)記録方式が一般的であったが、最近ではこれに加え、回転角速度が一定になるように制御し、半径が長くなるに従い線速度が増加するCAV(Constant Angular Velocity)記録方式が実用化されている。このCAV記録の実現によりスピンドルモータの回転数を高回転にできないトルクの小さな小型モータにおいても記録速度の高速化が可能となり、かつ記録時にスピンドルモータの回転変動による電力の消費を抑えることが可能となっている。
CLV記録では、任意の半径位置で線速度が一定になるようにスピンドル回転が制御されるため、記録位置に関係なく記録速度は一定であるのに対して、CAV記録では線速度が半径に比例し、外周では内周に比較して同一時間内に円周方向の記録する長さが増えるため、外周では内周より高速な記録速度で記録がなされる。
CLV方式を採用する光ディスクドライブ装置では、スピンドルモータから見ると、ピックアップが光ディスクの内周に記録しているときには回転を速くし、外周にあるときには遅くする必要があるが、回転を速くするには、高速に対応したモータやドライバ、あるいは回路を使用することが必要となる。Zone−CLV(ZCLV)はこの問題を解決するために開発されたものであり、内周では記録速度を遅くし、ある位置より外周に記録するときには、記録速度を速めている。ZCLV方式では、ある一定の位置まで外周に来たところで一旦記録を中断して記録速度を高速にしてこの位置でスピンドルモータの回転速度を上げて記録を再開し、さらに外周に向かって記録しながら、回転速度は連続的に遅くしている。
一般に光ディスクドライブでは、記録開始前に最適な記録パワーを決定するため、OPC(Optimum Power Control)と呼ばれる試し書きを行う。OPCを行うための専用のエリアであるPCA(Power Calibration Area)領域と呼ばれる領域が光ディスクには存在し、これはユーザによりデータが記録されるデータ領域の内周側に設けられている。
図7に、ZCLV方式の場合のPCA領域形成とデータの記録方法を示す。
図7において、光ディスクの内周側にPCA領域を設けた後、このPCA領域に対してOPCを実行する。この実測した光強度に基づいて記録速度Speed1のデータ領域での記録光強度を決定し、この記録光強度に基づいてSpeed2、Speed3の各領域での記録光強度を計算する。その後、Speed1、Speed2、Speed3の順で記録速度を段階的に変えてデータ領域にデータを記録する。
図8に、CAV方式の場合のPCA領域形成とデータの記録方法を示す。
図8において、光ディスクの内周側にPCA領域を設けた後、このPCA領域に対してOPCを実行する。この実測した光強度に基づいて、記録速度がSpeed1のときの記録光強度を決定し、この記録光強度に基づいてSpeed2に至るまでの領域での記録光強度を計算する。その後、データ領域に記録速度をSpeed1からSpeed2まで変化させてデータを記録する。なお、ここでのSpeed1とは光ディスクの内周側での記録速度であり、Speed2とは光ディスクの外周側での記録速度である。
PCA領域の形成を改良したものとして、ZCLV方式の光ディスクドライブ装置において、複数の記録領域の境界にPCA領域を設けたものが(特許文献1)に記載されている。
特開2002−358642号公報
しかし、図7、図8に示すいずれの場合においても、光ディスクの内周側に設けられたPCA領域での光強度の実測値に基づいて、データ領域における記録光強度を推定してデータ記録を行っており、この方法では、光ディスクの製造誤差や回転誤差等の影響によって、実際に用いられる記録光強度がその最適値と相違することが起こり得る。そのため、情報の記録が適正な条件下で行われないという事態が生じる。
また、(特許文献1)記載のものでは、PCA領域が複数の記録領域の境界に設けられてはいるが、データの書き込み途中で、記録速度が変わる位置において一旦記録を停止してPCA領域を形成し、その後データの書き込みを行うことを繰り返すものであるため、データ領域間に隙間を生じてしまう。この隙間があると、エラーの発生要因となるばかりでなく、記録速度が変更されるたびに記録を停止してPCA領域を形成するため、データ書き込みに要する時間が長くなる。また、このようにして情報の記録がなされた光ディスクを再生する際には、データ領域間の隙間で読み取りに失敗する頻度が高くなる。この場合においても、リトライによって再生することは可能であるが、リトライに要する時間のために、再生時間が長くなる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、データの書き込みを行う際の記録光強度を適正なものとして、高品質な情報記録を可能とした光ディスク装置の記録方法及び光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、追記型または書き換え型の光ディスクの記録方法において、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、データ領域の外周側にもPCA領域を設け、前記2つのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を定めてデータ領域にデータを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法である。
この記録方法では、データ領域における記録光強度を、データ領域の内周側と外周側とに設けられたPCA領域で実測により決定しているため、光ディスクの内周側に設けられたPCA領域で測定された光強度からの推定値に基づいて各データ領域で書き込みを行う従来の記録方法に比べて、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
本発明によると、データ領域における記録光強度を、データ領域の内周側と外周側とに
設けられたPCA領域で実測により決定しているため、光ディスクの内周側に設けられたPCA領域で測定された光強度からの推定値に基づいて各データ領域で書き込みを行う従来の記録方法に比べて、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
本発明の請求項1記載の発明は、追記型または書き換え型の光ディスク装置の記録方法において、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、データ領域の外周側にもPCA領域を設け、前記2つのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を定めてデータ領域にデータを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法である。
この記録方法では、データ領域における記録光強度を、データ領域の内周側と外周側とに設けられたPCA領域で実測により決定しているため、光ディスクの内周側に設けられたPCA領域で測定された光強度からの推定値に基づいて各データ領域で書き込みを行う従来の記録方法に比べて、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
本発明の請求項2記載の発明は、データ領域の内周側から外周側に向かって段階的に記録速度を速めて情報記録を行う書き換え型の光ディスク装置の記録方法において、データ記録に先立って、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、記録速度が変わる位置毎にPCA領域を設け、これらのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を定めた後、各データ領域において記録速度を変えてデータを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法である。
この記録方法では、記録速度の異なるデータ領域における記録光強度を、記録速度が変わる位置毎に設けられたPCA領域で実測により決定し、記録光強度の速度依存性を求めて書き込み位置における最適な光強度で書き込みを行っているため、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
また、データの書き込み中に、記録速度が変更される毎にOPCを実行してデータの書き込みを行う記録方法と比べると、データの書き込みを行う前にPCA領域を形成してOPCを実行しているため、データ書き込みに要する時間を短縮することができる。
本発明の請求項3記載の発明は、データ領域の内周側から外周側に向かって連続的に記録速度を速めて情報記録を行う書き換え型の光ディスク装置の記録方法において、データ記録に先立って、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、ストラテジが変わる位置または所定の記録位置毎にPCA領域を設け、これらのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を定めた後、データ領域で連続的に記録速度を速めてデータを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法である。
この記録方法では、データ領域における記録光強度を、ストラテジが変わる位置毎に設けられたPCA領域で実測により決定し、記録光強度の速度依存性を求めて連続的に記録光強度を変え、書き込み位置における最適な光強度で書き込みを行っているため、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
また、データの書き込み中に、記録速度変更時にOPCを実行してデータの書き込みを行う記録方法と比べると、データの書き込みを行う前にPCA領域を形成してOPCを実行しているため、データ領域間の隙間を生じることがなく、この隙間があることによるエラーの発生を防止することができ、データ書き込みに要する時間を短縮することができる。
本発明の請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ディスクの記録方法に基づいて記録光強度を定めてデータ領域にデータを記録する手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
この光ディスク装置では、記録速度に対応して記録光強度を正確に定めることができるため、情報記録の品質を高めることができる。また、データの書き込みを行う前にPCA領域を形成してOPCを実行しているため、データ領域間の隙間を生じることがなく、この隙間があることによるエラーの発生を防止することができ、データ書き込みに要する時間を短縮することができる。さらに、光ディスクを再生する際に、データ領域間の隙間で読み取りエラーの発生を防止することができ、再生に要する時間を短縮することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は光ディスク、2は光ディスクを回転させるためのスピンドルモータ、3はスピンドルモータを駆動するためのスピンドモータドライバ、4はレーザダイオードを発光させるためのピックアップユニット、5はピックアップユニット4を駆動するためのアクチュエータドライバ、6はピックアップユニット4を任意の位置まで移動するフィードモータ、7はフィードモータ6を駆動するフィードモータドライバ、8はピックアップユニット4のレーザダイオードに対し駆動電流を流すLDドライバ、9はピックアップユニット4で得た再生RF信号を増幅するためのリードアンプである。ピックアップユニット4には再生RF信号を検出するための受光素子(本発明の再生信号検出手段)が設けられている。
10は、フィードモータ6,スピンドルモータドライバ3,アクチュエータドライバ5の制御とリードアンプ9からの再生RF信号を元にサーボ制御を行うCDサーボプロセッサ、11はデータを記録するためのレーザパルス制御を行うCDエンコーダ、12はリードアンプ9からの出力信号からATIPを取り出すATIPディテクタ、13はD/A変換器、14はバッファメモリである。
15はリードアンプ9からのRF信号より得られるデータをCDサーボプロセッサ10を介してデコードするためのCD−ROMデコーダ、16はCPU、17はリードオンリメモリ(ROM)、18はメインメモリである。バッファメモリ14はCD−ROMデコーダ15がデコードを完了したデータやホストからのコマンドを保存し、D/A変換器13はCPU16が記録または再生レーザパワーを設定するために使用される。CPU16は論理判断や演算を行い、リードオンリメモリ17は、制御プログラムや光ディスク記録装置のための制御プログラムを記憶したプログラム記憶領域を有しており、メインメモリ18は制御のために必要な記憶領域の他、記録制御、データ再生制御に必要な記憶領域として使用される。
20はリードアンプ9からの再生RF信号からジッタ値を取得するためのジッタ計測手段、21はホストからのコマンドやデータをバッファメモリ14に出力するためのATAPIインターフェースである。
図2に、ピックアップユニット4の光学系の構成を示す。半導体レーザ光源31から出射したレーザ光は、回折格子32を介してビームスプリッタ33を透過した後、1/4波長板34を介してミラー35により反射されてその進行方向が変えられる。その後、コリメータレンズ36により平行光とされた後、対物レンズ37によって集光されて光ディス
ク1に照射される。
光ディスク1からの反射光は、対物レンズ37、コリメータレンズ36、ミラー35、1/4波長板34を上記の逆の経路を経た後、ビームスプリッタ33によって反射されて集光レンズ38により集光されて受光素子39によって受光される。
図3から図5を用いて、本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の記録方法について説明する。
図3は、本発明の光ディスク装置の記録方法の実施の形態1を示す。この実施の形態1では、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、データ領域の外周側にもPCA領域を設けており、CD−Rなどの追記型メディア、CD−RWなどの書き換え型メディアのいずれにも適用可能である。データ領域の長さは記録されるデータのデータ量に応じて定められるが、記録されるべきデータのデータ量が決定された時点で使用されるデータ領域の長さが決まるため、データの書き込みを行う前にデータ領域の外周側にPCA領域を形成する。この2つのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を決定してデータ領域にデータを記録する。
内周側に設けられたPCA領域と外周側に設けられたPCA領域での光強度が同じであれば、その同一の光強度でデータの書き込みを行い、内周側に設けられたPCA領域と外周側に設けられたPCA領域での光強度が異なる場合には、記録光強度の位置依存性を求めて書き込み位置における最適な光強度で書き込みを行う。
この記録方法では、データ領域における記録光強度を、データ領域の内周側と外周側とに設けられたPCA領域で実測により決定しているため、光ディスクの内周側に設けられたPCA領域で測定された光強度からの推定値に基づいて各データ領域で書き込みを行う従来の記録方法に比べて、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の光ディスク装置の記録方法の実施の形態2を示す。この実施の形態2は記録速度が光ディスクの内周側から外周側に向かって段階的に増加するZCLV方式の場合であり、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、記録速度が変わる位置毎にPCA領域を設けている。この実施の形態2はCD−RWなどの書き換え型メディアについて適用可能である。
図4ではPCA領域の形成とデータ領域の形成を時系列的に表しており、光ディスクの内周側にPCA領域を設けた後、このPCA領域に対してOPCを実行する。次に、記録速度が変わる位置毎にPCA領域を設けてOPCを実行する。これらの実測した光強度に基づいて記録速度の異なるデータ領域において、記録速度Speed1,Speed2,Speed3の各領域での記録光強度を計算する。その後、Speed1,Speed2,Speed3の順で記録速度を段階的に変えてデータ領域にデータを記録する。
この記録方法では、記録速度の異なるデータ領域における記録光強度を、記録速度が変わる位置毎に設けられたPCA領域で実測により決定し、記録光強度の速度依存性を求めて書き込み位置における最適な光強度で書き込みを行っているため、光ディスクの内周側に設けられたPCA領域で測定された光強度からの推定値に基づいて記録光強度を定めて各データ領域で書き込みを行う従来の記録方法に比べて、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
また、データの書き込み中に、記録速度が変更される毎にOPCを実行してデータの書き込みを行う記録方法と比べると、データの書き込みを行う前にPCA領域を形成してOPCを実行しているため、データ書き込みに要する時間を短縮することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の光ディスク装置の記録方法の実施の形態3を示す。この実施の形態3は光ディスクの回転角速度が一定であり、記録速度が光ディスクの内周側から外周側に向かって連続的に増加するCAV方式の場合であり、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、ストラテジが変わる位置または選択された記録位置毎にPCA領域を設けている。この実施の形態3はCD−RWなどの書き換え型メディアについて適用可能である。
図5ではPCA領域の形成とデータ領域の形成を時系列的に表しており、光ディスクの内周側にPCA領域を設けた後、このPCA領域に対してOPCを実行する。次に、ストラテジが変わる位置または選択された記録位置毎にPCA領域を設けてOPCを実行する。これらの実測した光強度に基づいて、データ領域において記録速度Speed1〜Speed2の領域での記録光強度を計算する。その後、データ領域に記録速度をSpeed1からSpeed2まで変化させてデータを記録する。なお、ここでのSpeed1とは光ディスクの内周側での記録速度であり、Speed2とは光ディスクの外周側での記録速度である。
なお、この実施の形態3は、光ディスクの内周側においてはCAV方式を用い、光ディスクの外周側においてはCLV方式を用いるPCAV(Partial Constant Angular Velocity)方式に対しても適用することができる。
この記録方法では、データ領域における記録光強度を、ストラテジが変わる位置毎に設けられたPCA領域で実測により決定し、記録光強度の速度依存性を求めて書き込み位置における最適な光強度で書き込みを行っているため、光ディスクの内周側に設けられたPCA領域で測定された光強度からの推定値に基づいて各データ領域で書き込みを行う従来の記録方法に比べて、記録光強度を正確に定めることができ、情報記録の品質を高めることができる。
また、データの書込中に、記録速度変更時にOPCを実行してデータの書き込みを行う記録方法と比べると、データの書き込みを行う前にPCA領域を形成してOPCを実行しているため、データ領域間の隙間を生じることがなく、この隙間があることによるエラーの発生を防止することができ、データ書き込みに要する時間を短縮することができる。
図6は、図3から図5に示したPCA領域の形成とデータ記録方法を流れ図で示したものであり、図6(a)が図3に、図6(b)が図4に、図6(c)が図5にそれぞれ対応する。
図6(a)においては、情報の書き込み指令(ライトコマンド)がなされると(S1)、OPCデータの有無についての判定を行い(S2)、OPCデータが無い場合にはデータ領域両端でPCA領域を形成してOPCを実行した(S3)後、記録速度を一定として情報の書き込みを実行する(S4)。OPCデータが有る場合にはOPCデータを読み込んで(S5)、情報の書き込みを実行する(S4)。
図6(b)においては、情報の書き込み指令(ライトコマンド)がなされると(S11)、OPCデータの有無についての判定を行い(S12)、OPCデータが無い場合には記録速度が変わる位置でPCA領域を形成してOPCを実行した(S13)後、記録速度
を段階的に変えて情報の書き込みを実行する(S14)。OPCデータが有る場合にはOPCデータを読み込んで(S15)、情報の書き込みを実行する(S14)。
図6(c)においては、情報の書き込み指令(ライトコマンド)がなされると(S21)、OPCデータの有無についての判定を行い(S22)、OPCデータが無い場合にはストラテジが変わる位置または選択された記録位置毎にPCA領域を形成してOPCを実行した(S23)後、記録速度を連続的に変えて情報の書き込みを実行する(S24)。OPCデータが有る場合にはOPCデータを読み込んで(S25)、情報の書き込みを実行する(S24)。
本発明は、光ディスク装置として利用することができ、記録速度に対応して記録光強度を正確に定めて情報記録の品質を高めた光ディスク装置を実現することができる。
本発明の実施の形態1における光ディスク装置の構成を示すブロック図 ピックアップユニットの光学系の構成を示す図 本発明の光ディスク装置の記録方法の実施の形態1を示す図 本発明の光ディスク装置の記録方法の実施の形態2を示す図 本発明の光ディスク装置の記録方法の実施の形態3を示す図 PCA領域の形成とデータ記録方法の流れ図 ZCLV方式の場合の従来のPCA領域形成とデータの記録方法を示す図 CAV方式の場合の従来のPCA領域形成とデータの記録方法を示す図
符号の説明
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 スピンドルモータドライバ
4 ピックアップユニット
5 アクチュエータドライバ
6 フィードモータ
7 フィードモータドライバ
8 LDドライバ
9 リードアンプ
10 CDサーボプロセッサ
11 CDエンコーダ
12 ATIPディテクタ
13 D/A変換器
14 バッファメモリ
15 CD−ROMデコーダ
16 CPU
17 ROM
18 メインメモリ
19 バス
20 ジッタ計測手段
21 ATAPIインターフェース
31 半導体レーザ光源
32 回折格子
33 ビームスプリッタ
34 1/4波長板
35 ミラー
36 コリメータレンズ
37 対物レンズ
38 集光レンズ
39 受光素子

Claims (4)

  1. 追記型または書き換え型の光ディスク装置の記録方法において、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、データ領域の外周側にもPCA領域を設け、前記2つのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を定めてデータ領域にデータを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法。
  2. データ領域の内周側から外周側に向かって段階的に記録速度を速めて情報記録を行う書き換え型の光ディスク装置の記録方法において、データ記録に先立って、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、記録速度が変わる位置毎にPCA領域を設け、これらのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を定めた後、各データ領域において記録速度を変えてデータを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法。
  3. データ領域の内周側から外周側に向かって連続的に記録速度を速めて情報記録を行う書き換え型の光ディスク装置の記録方法において、データ記録に先立って、光ディスクの内周側にPCA領域を設けるとともに、ストラテジが変わる位置または所定の記録位置毎にPCA領域を設け、これらのPCA領域で実測した光強度に基づいて記録光強度を定めた後、データ領域で連続的に記録速度を速めてデータを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ディスク装置の記録方法に基づいて記録光強度を定めてデータ領域にデータを記録する手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5437083B2 (ja) * 2008-02-15 2014-03-12 パナソニック株式会社 光ディスクの検査方法および光ディスク媒体

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