JP2005149135A - 電子機器、初期化方法及び初期化プログラム - Google Patents

電子機器、初期化方法及び初期化プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 初期化対象外ファイルだけは消去せずに不揮発性の記憶手段を初期化する電子機器、初期化方法及び初期化プログラムを提供する。
【解決手段】 本発明に係る電子機器は、不揮発性の第一の記憶手段と、前記第一の記憶手段にデータを入力する入力手段と、第二の記憶手段と、前記第一の記憶手段を初期化する指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記第一の記憶手段を初期化する初期化手段と、前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記初期化手段で初期化する前に、前記第一の記憶手段に記憶されている初期化対象外ファイルを前記第二の記憶手段に記憶させるバックアップ手段と、前記初期化手段による初期化が終了すると、前記バックアップ手段により前記第二の記憶手段に記憶しておいた前記初期化対象外ファイルを前記第一の記憶手段に記憶させるリストア手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器、初期化方法及び初期化プログラムに関する。
記録媒体は何度も書き込みや消去が繰り返されるとファイルが断片化してアクセス速度が遅くなったり記憶容量が減ったりするという問題がある。このためアクセス速度が遅くなってきたり記憶容量が減ってきたりすると記録媒体を初期化して初期状態に戻すことが行われている。記録媒体を初期化するとその記憶媒体に記録されていたデータは全て消去される。このため従来の電子機器では少なくとも電子機器の正常な動作に影響するような重要なファイル(初期化対象外ファイル)についてはパーソナルコンピュータ(PC)などの他の機器やメモリカードなどの交換可能な記録媒体などにバックアップしてから行っている。しかしながら、ファイルを他の機器や記録媒体などにバックアップする場合は外出先などのようにPCが利用できない環境であったりバックアップ用の記録媒体が手元にない状況であったりすると初期化を行うことができないという問題がある。
初期化を実行してもファイルが消去されない方法も知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の方法では、トラックに記録されているデータを当該トラックの初期化前にメインメモリにバックアップし、当該トラックの初期化後に書き戻すため初期化を行ってもファイルが消去されない。この方法によると、トラック単位にバックアップするため必要な記憶容量が比較的小さくて済み、バックアップのための機器や記録媒体を用いることなく初期化することができる。
特開平7−44328号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は全てのファイルを消去するか全てのファイルを消去しないかのどちらか一方であるため、消去するか否かをファイル単位で選択することはできない。
ところで、初期化はアクセス速度や記憶容量を初期状態に戻す他に、不要なファイルを一括して消去する目的で行われることもある。初期化によって一括して消去すると消去するファイルを一つ一つ選択する手間が不要になる上、アクセス速度や記憶容量の改善にもなるため一石二鳥である。しかしながら、初期化対象の記録媒体に初期化対象外ファイルが記録されている場合は初期化によって全てのファイルが消去されてしまうと都合が悪い。逆に、特許文献1に記載の方法のように全てのファイルが残ってしまうと初期化によって消去してしまいたいファイルも残ってしまうので都合が悪い。
本発明は、上記問題に鑑みて創作されたものであって、初期化対象外ファイルだけは消去せずに不揮発性の記憶手段を初期化する電子機器、初期化方法及び初期化プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、不揮発性の第一の記憶手段と、前記第一の記憶手段にデータを入力する入力手段と、第二の記憶手段と、前記第一の記憶手段を初期化する指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記第一の記憶手段を初期化する初期化手段と、前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記初期化手段で初期化する前に、前記第一の記憶手段に記憶されている初期化対象外ファイルを前記第二の記憶手段に記憶させるバックアップ手段と、前記初期化手段による初期化が終了すると、前記バックアップ手段により前記第二の記憶手段に記憶しておいた前記初期化対象外ファイルを前記第一の記憶手段に記憶させるリストア手段と、を備えることを特徴とする。この電子機器によると、初期化前に第二の記憶手段にバックアップしておいた初期化対象外ファイルを初期化後に第一の記憶手段に記憶させるため、結果として第一の記憶手段から初期化対象外ファイルが消去されず、それ以外のファイルは第一の記憶手段から消去される。よってこの電子機器によると、初期化対象外ファイルだけは消去せずに不揮発性の記憶手段を初期化できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記入力手段は、前記第一の記憶手段に入力する前記初期化対象外ファイルのデータ量を前記第二の記憶手段の記憶容量に応じて制限する入力制限手段を有することを特徴とする。この電子機器によると、第二の記憶手段の記憶容量に応じて制限することにより、初期化対象外ファイルがバックアップされずに消去されてしまうことを防止できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記入力手段は、前記第一の記憶手段に前記初期化対象外ファイルを入力するとき入力後の前記第一の記憶手段の前記初期化対象外ファイルのデータ量と前記第二の記憶手段の記憶容量とに応じて警告を発する警告手段を有することを特徴とする。この電子機器によると、警告を発することにより、バックアップできない初期化対象外ファイルが第一の記憶手段に記憶されることを防止できる。従って、初期化対象外ファイルがバックアップされずに消去されてしまうことを防止できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
また、本発明は電子機器の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を複数の実施例に基づいて説明する。
(第一実施例)
図2は、本発明の第一実施例に係る電子機器としてのディジタルスチルカメラ(DSC)1のハードウェア構成を示すブロック図である。
光学系11は、レンズ、絞り等で構成されている。光学系11はイメージセンサ12の受光面に被写体の光学像を結像させる。
イメージセンサ12は、2次元空間に離散的に配置された受光セルとCCD(Charge Coupled Device)などの電荷転送素子とを備えたエリアイメージセンサである。イメージセンサ12は光学系11により結像される光学像を光電変換して得られる電荷を受光セル毎に一定時間蓄積し、受光セル毎の受光量に応じた電気信号を出力する。受光面にC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)及びG(Green)の4色の補色フィルタ、又はR(Red)、G(Green)及びB(Blue)の原色フィルタを設けることによりカラー画像を形成することが可能になる。
アナログフロントエンド(AFE)部13は、イメージセンサ12から出力される電気信号を量子化してディジタル信号に変換する。具体的には例えば、出力される電気信号に含まれる雑音の低減処理、ゲインの調整による電気信号のレベル調整処理、量子化処理等を行う。
ディジタル画像処理部14は、AFE部13から出力されたディジタル信号に対し、画像形成処理、ホワイトバランス補正、γ補正、色空間変換等を施し、各画素についてRGBの階調値や、YCbCrの階調値などを表すディジタル画像を作成する。
インタフェース(I/F)部15は、BluetoothやUSBなどの通信規格に準拠して構成されている。DSC1はI/F部15を介してパーソナルコンピュータ(PC)などの他の機器に通信可能に接続される。
LCD(Liquid Crystal Display)17は、撮像モードのときは電子ビューファインダとして機能し、再生モードのときは撮影したディジタル画像を表示するディスプレイとして機能する。また、LCD17は初期化の指示を受け付けるためのメニュー画面やその他各種の指示を受け付けるためのメニュー画面を表示する。
操作部16は、回転角度に応じて撮像モードや再生モードなどのモードを設定するダイヤルスイッチ、シャッターボタン、LCD17に表示される各種のメニューを操作するための十字キー25(図7参照)、メニューの表示項目に応じて機能が変化する押しボタン26及び27(図7参照)などを備える。
第一の記憶手段としてのフラッシュメモリ18は、通電しなくても記録内容を保持することのできる書換え可能な不揮発性のメモリであり、使用する前に所定のファイルシステムに準じて初期化を行っておく必要があるメモリである。フラッシュメモリ18には後述する初期化対象外ファイルや初期化対象ファイルなどのデータが記憶される。尚、本実施例では第一の記憶手段としてフラッシュメモリ18を例に説明するが、メモリスロットやリムーバブルメモリコントローラなどを入力手段として備える場合は第一の記憶手段はリムーバブルメモリなどの脱着可能な記録メディアでもよい。
制御部19は、CPU20、ROM21、及び第二の記憶手段としてのRAM22を備える。CPU20はROM21に記憶されているコンピュータプログラムを実行することによりDSC1の全体を制御する。また、CPU20はROM21に記憶されている初期化プログラムを実行することで入力手段、指示受付手段、初期化手段、バックアップ手段、リストア手段、及び入力制限手段としても機能する。ROM21は、オペレーティングシステム、初期化プログラム、その他各種のプログラムやデータを記憶しているメモリである。RAM22は各種のプログラムやデータを一時的に記憶するメモリである。第一実施例では制御部19が有するRAM22を第二の記憶手段として兼用する場合を例に説明する。このためRAM22は少なくとも初期化に関わるプログラムの実行に必要な記憶容量として事前に見積もられた記憶容量よりも記憶容量の大きなものが用いられている。ここで初期化に関わるプログラムとは具体的にはオペレーティングシステムや初期化プログラムのことをいい、第一実施例では初期化の際にはオペレーティングシステム及び初期化プログラム以外のプログラムはRAM22にロードされないものとする。従って初期化の際には、RAM22にはRAM22の記憶容量から初期化に関わるプログラムの実行に必要な記憶容量として見積もられた容量を減じた残り容量分の初期化対象外ファイルを記憶可能である。これら各種のプログラムやデータは所定のサーバからI/F部15を介してダウンロードして入力してもよいし、リムーバブルメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して入力してもよい。尚、本実施例ではRAM22を第二の記憶手段として兼用する場合を例に説明するが、RAM22とは別のメモリを第二の記憶手段として備えてもよい。その場合、第二の記憶手段は不揮発性のメモリであってもよい。
次に、初期化対象外ファイルについて説明する。
図3は、フラッシュメモリ18に記憶されているファイルをフォルダ構造とともに示す模式図である。図示する例では拡張子が「usd」のファイル及び拡張子が「eff」のファイルが初期化対象外ファイルであり、拡張子がそれ以外のファイルは初期化対象外ファイル以外のファイル、すなわち初期化対象ファイルである。
拡張子が「usd」のファイル(以下、「レイアウト定義ファイル」という)はディジタル画像を再生するレイアウトを定義する情報を格納したファイルである。拡張子が「eff」のファイル(以下、「背景画像ファイル」という)はディジタル画像に合成する背景画像を格納したファイルである。
図4(A)はレイアウト定義ファイルを示す模式図であり、図4(B)は背景画像ファイルを示す模式図である。図5(A)は図4に示すレイアウト定義ファイル及び背景画像ファイルを用いてディジタル画像を再生する様子を説明するための模式図であり、図5(B)は再生されたディジタル画像を示す平面図である。再生はLCD17にプレビュー表示したりあるいはプリンタに出力して印刷したりすることによって行う。レイアウトを定義する情報とは、具体的には例えば印刷用紙のサイズ(例えば「はがき」)、印刷用紙の向きを規定する情報(例えば「縦長」)、背景画像ファイルのファイル名(例えば「誕生日1.eff」)、ディジタル画像を配置する枠(写真画像枠)を規定する情報(例えば枠の右上座標「(X1,Y1)」と枠の左下座標「(X2,Y2)」)などのことをいう。図4(A)に示すレイアウト定義ファイルを用いてディジタル画像を再生する場合、図5(A)に示すように始めに背景画像とディジタル画像とを合成する。このときディジタル画像ははがき上の(X1,Y1)と(X2,Y2)とで指定される写真画像枠に印刷されるよう位置決めして合成される。次に合成した画像をはがきに印刷する。この結果、図5(B)に示すようにディジタル画像がレイアウト定義ファイルで定義されているレイアウトで再生される。
レイアウト定義ファイル及び背景画像ファイルは工場出荷時にフラッシュメモリ18に記憶されている。出荷後に後述するダウンロードによって記憶させることも可能である。図3に示すようにレイアウト定義ファイル及び背景画像ファイルは全て[PIF]フォルダに従属して格納されており、初期化対象ファイルは[ディジタル画像]フォルダに格納されている。[ディジタル画像]フォルダは[PIF]フォルダに従属していない。従って[PIF]フォルダを選択した場合、[ディジタル画像]フォルダは選択されないことになる。
図3に示す拡張子が「jpg」のファイル(以下、「ディジタル画像ファイル」という)は作成したディジタル画像をJPEG形式で格納しているファイルである。
拡張子が「ust」のファイル(以下、「関連付けファイル」という)は、ディジタル画像ファイルにレイアウト定義ファイルを関連付けるファイルである。関連付けファイルにはレイアウト定義ファイルのファイル名が格納され、また、関連付けファイルのファイル名には対象となるディジタル画像のファイル名と同じファイル名が付けられる。これによりディジタル画像にレイアウト定義ファイルが関連付けられる。被写体を撮影するとき、始めにレイアウト定義ファイルが選択される。被写体を撮影すると、ディジタル画像ファイルと、選択されているレイアウト定義ファイルを当該ディジタル画像ファイルに関連付ける関連付けファイルとが作成されてフラッシュメモリ18に記憶される。従ってディジタル画像ファイルを作成していない初期状態ではフラッシュメモリ18にはディジタル画像ファイルや関連付けファイルは存在しないことになる。
初期化によってレイアウト定義ファイル及び背景画像ファイルが消去されてしまうと、その後にそのレイアウト定義ファイルにディジタル画像ファイルを関連付けたくても関連付けることはできない。すなわち初期化によってレイアウト定義ファイル及び背景画像ファイルが消去されてしまうと、少なくともそのレイアウト定義ファイルにディジタル画像ファイルを関連付けるという初期化前には可能であった動作が行えなくなってしまうことになる。
尚、本実施例では初期化対象外ファイルとしてレイアウト定義ファイル及び背景画像ファイルを例に説明するが、フラッシュメモリ18に記憶させておくファイルであって初期化しても消去したくない任意のファイルを初期化対象外ファイルとしてよい。例えば起動時にLCD17に表示するロゴマークを表すディジタル画像を格納したファイルや各種の操作に連動して発音するための音データを格納した音源ファイルなどを初期化対象外ファイルとしてもよい。
次に、初期化プログラムについて説明する。
図6は、初期化プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。初期化プログラムは指示受付モジュール31、バックアップモジュール32、初期化モジュール33、リストアモジュール34、入力モジュール35、及び入力制限モジュール36を備える。
指示受付モジュール31は、LCD17にメニュー画面を表示してユーザから初期化の指示を受け付ける処理を実行するためのモジュールである。
図7は、指示受付モジュール31によって表示されるメニュー画面41を示す模式図である。指示受付モジュール31は上位メニューを表示するモジュールから呼び出され、初期化を指示するためのメニュー画面41を表示する。ユーザは押しボタン27を押下することで初期化を指示することができる。初期化が指示されると初期化モジュール33が呼び出される。
バックアップモジュール32は、フラッシュメモリ18に記憶されている初期化対象外ファイルを初期化前にRAM22に記憶させる処理を実行するためのモジュールである。
初期化モジュール33は、フラッシュメモリ18を初期化する処理を実行するためのモジュールである。
リストアモジュール34は、RAM22に記憶しておいた初期化対象外ファイルを初期化後にフラッシュメモリ18に記憶させる処理を実行するためのモジュールである。
入力モジュール35は、フラッシュメモリ18にデータを入力する処理を実行するためのモジュールである。
図8は、入力モジュール35によって表示されるメニュー画面42を示す模式図である。例えばレイアウト定義ファイル及び背景画像ファイルはI/F部15を介して接続されている外部のサーバからダウンロードして入力される。尚、第一実施例ではダウンロードして入力する場合を例に説明するが、リムーバブルメモリなどの脱着可能な記録メディアから入力してもよい。メニュー画面42にはサーバに格納されているダウンロード可能なレイアウト定義ファイル群の名称が一覧表示され、ユーザは操作部16でレイアウト定義ファイル群を選択して押しボタン27を押下することで入力を指示することができる。ここでレイアウト定義ファイル群とはレイアウト定義ファイルと当該レイアウト定義ファイルから参照される背景画像ファイルとで構成されるファイル群のことをいい、レイアウト定義ファイル群の名称とは当該レイアウト定義ファイル群を一意に識別するために付けられている名前のことをいう。レイアウト定義ファイル群の入力が指示されると入力モジュール35は入力制限モジュール36を呼び出し、入力制限モジュール36から入力を許可する戻り値が戻されると指示されたレイアウト定義ファイル群をフラッシュメモリ18に入力する。入力モジュール35は初期化対象外ファイルに限らずフラッシュメモリ18へのデータの入力を一元管理するモジュールであり、作成したディジタル画像などのような初期化対象ファイルも入力する。
入力制限モジュール36は、フラッシュメモリ18に入力する初期化対象外ファイルのデータ量をRAM22の記憶容量に応じて制限する処理を実行するためのモジュールである。入力制限モジュール36は指示された初期化対象外ファイルのデータ量とRAM22に既に入力済みの初期化対象外ファイルのデータ量との合計がRAM22に記憶可能な記憶容量以内であれば入力を許可する戻り値を入力モジュール35に戻す。RAM22に記憶可能な記憶容量についての詳細は後述する。
次に、フラッシュメモリ18を初期化する処理の流れについて説明する。
図1は、フラッシュメモリ18を初期化する処理の流れを示すフローチャートである。図9はRAM22に記憶された初期化対象外ファイルを示す模式図であり、図10及び図11はフラッシュメモリ18に記憶されているファイルを示す模式図である。以下、フラッシュメモリ18を初期化する処理の流れを図9、図10及び図11を参照しつつ説明する。
S105では、メニュー画面41を表示して初期化の指示を受け付ける。
S110では、フラッシュメモリ18に記憶されている初期化対象外ファイルをRAM22に記憶する。具体的には[PIF]フォルダに直属あるいは従属して記憶されているファイルを全て初期化対象外ファイルとみなし、[PIF]フォルダをまるごとRAM22に記憶する。この結果、図3に示すようにフラッシュメモリ18の[PIF]フォルダに直属あるいは従属して格納されているフォルダやファイルが図9に示すように階層構造を維持したままRAM22に記憶される。尚、第一実施例では[PIF]フォルダに直属あるいは従属して記憶されているファイルを全て初期化対象外ファイルとみなしてRAM22にバックアップする場合を例に説明するが、初期化対象外ファイルであるか否かを初期化対象外ファイルのファイル名の一覧リスト、ファイルの拡張子、ファイルの更新属性、ファイルのヘッダ情報、ファイルが格納されているフォルダ名などで判定し、初期化対象外ファイルであると判定されたファイルのみをRAM22にバックアップするようにしてもよい。
S115では、フラッシュメモリ18を初期化する。この結果、図10に示すようにフラッシュメモリ18上の全てのフォルダやファイルが消去される。
S120では、S110でRAM22に記憶した初期化対象外ファイルをフラッシュメモリ18に書き込む。この結果、初期化対象外ファイルについては図11に示すように初期化前の状態に戻される。
次に、フラッシュメモリ18に入力する初期化対象外ファイルのデータ量をRAM22の記憶容量に応じて制限する処理の流れについて説明する。第一実施例ではフラッシュメモリ18に入力する初期化対象外ファイルのデータ量をRAM22の全記憶容量から初期化に関わるプログラムの実行に必要な記憶容量を減じた容量(残り容量)以下に制限する。より具体的には余裕を見て残り容量の例えば80%程度に制限する。
図12は、フラッシュメモリ18に入力する初期化対象外ファイルのデータ量をRAM22の記憶容量に応じて制限する処理の流れを示すフローチャートである。
S205では、ファイルをフラッシュメモリ18に入力する指示を受け付ける。具体的には例えばレイアウト定義ファイル群の場合はメニュー画面42を表示して指示を受け付ける。指示を受け付けるとDSC1は選択されたレイアウト定義ファイル群をダウンロードしてRAM22に一時的に記憶する。また、例えばディジタル画像ファイルの場合はシャッターボタンが押下されることによって入力する指示を受け付ける。シャッターボタンが押下されるとDSC1は被写体を撮影してディジタル画像を作成し、ディジタル画像ファイルに格納してRAM22に一時的に記憶する。
S210では、記憶するファイルが初期化対象外ファイルであるか否かを判定する。具体的には例えばメニュー画面42で指示を受け付けたときはレイアウト定義ファイルであると判定し、一方、シャッターボタンで指示を受け付けたときは初期化対象ファイルであると判定する。初期化対象外ファイルのときはS215に進み、初期化対象ファイルのときはS220に進む。尚、第一実施例ではメニュー画面42で指示を受け付けたかシャッターボタンで指示を受け付けたかによって当該ファイルが初期化対象外ファイルであるか否かを判定する場合を例に説明するが、初期化対象外ファイルであるか否かを初期化対象外ファイルのファイル名の一覧リスト、ファイルの拡張子、ファイルの更新属性、ファイルのヘッダ情報、ファイルを格納するフォルダ名などで判定するようにしてもよい。
S215では、[PIF]フォルダに直属又は従属して既に格納されている初期化対象外ファイルとS205で入力が指示された初期化対象外ファイルのデータ量との合計が残り容量の80%未満であるか否かを判定する。80%未満であればS220に進み、80%以上であれば保存せず処理を終了する。
S220では、指定されたファイルを指定されたフォルダに記憶させる。指定されたフォルダとはディジタル画像ファイルの場合は[ディジタル画像]フォルダのことをいう。レイアウト定義ファイル群の場合は当該レイアウト定義ファイル群の名称と同じ名前のフォルダを[PIF]フォルダに直属して作成してそのフォルダに直属させて記憶する。これによりフラッシュメモリ18にデータが入力される。尚、ユーザがフォルダを任意に指定できるようにしてもよい。
以上のようにして初期化対象外ファイルのデータ量を制限する。初期化対象外ファイルのデータ量をRAM22の記憶容量に応じて制限すると、バックアップできない初期化対象外ファイルが初めからフラッシュメモリ18に記憶されなくなるため、フラッシュメモリ18に記憶したにもかかわらず初期化の際にバックアップされずに消去されてしまうということが起きなくなる。
以上説明した本発明の第一実施例に係るDSC1によると、RAM22にバックアップしておいた初期化対象外ファイルを初期化後にフラッシュメモリ18に記憶させる。結果として初期化対象外ファイルは消去されず、ディジタル画像ファイルや関連付けファイルなどのそれ以外の消去してしまいたいファイルはフラッシュメモリ18から一括して消去される。よってこの電子機器によると、初期化対象外ファイルだけは消去せずにフラッシュメモリ18を初期化できる。
尚、第一実施例では電子機器としてDSC1を例に説明したが、電子機器はPDA、携帯電話、PCなどであってもよい。
また、本実施例ではDSC1がメニュー画面41を表示して初期化の指示を受け付けるが、接続されているPCなどからI/F部15を介して初期化の指示を受け付けるようにしてもよい。
(第二実施例)
第二実施例は、フラッシュメモリ18に初期化対象外ファイルを入力するとき入力後のフラッシュメモリ18の初期化対象外ファイルのデータ量とRAM22の記憶容量とに応じて警告を発する場合の例である。尚、第二実施例では第一実施例と実質的に同一な部分については同一の符号を付して説明を省略する。
第二実施例のCPU20はROM21に記憶されている初期化プログラムを実行することで警告手段としても機能する。
図13は、警告を発する画面を示す模式図である。第二実施例の初期化プログラムでは入力モジュール35から入力制限モジュール36ではなく警告モジュールが呼び出される。警告モジュールは警告画面43に警告メッセージを表示することによって警告を発する。図示するように警告画面43には「バックアップ可能なデータ量を超えています。初期化を実行すると一部の初期化対象外ファイルは消去されます」という警告メッセージが表示される。
次に、RAM22の記憶容量に応じて警告を発する処理の流れについて説明する。
図14は、RAM22の記憶容量に応じて警告を発する処理の流れを示すフローチャートである。
S305では、[PIF]フォルダに直属又は従属して既に格納されている初期化対象外ファイルのデータ量とS205で入力が指示された初期化対象外ファイルのデータ量との合計が残り容量の80%未満であるか否かを判定する。80%未満であればS220に進み、80%以上であればS310に進む。
S310では、警告画面43を表示して警告を発する。ユーザは警告を無視して当該ファイルを記憶させる場合は押しボタン27を押下する。警告に従う場合は押しボタン26を押下する。
S315では、どちらの押しボタンが押下されたかを判定する。押しボタン27が押下されたときはS220に進み、押しボタン26が押下されたときは処理を中止する。
以上説明した本発明の第二実施例に係るDSCによると、ユーザは警告されたときは初期化対象外ファイルをそれ以上フラッシュメモリ18に記憶させないようにすることにより、初期化の際にバックアップされずに消去されてしまうということが起きないようにすることができる。
尚、第二実施例では警告画面43にメッセージを表示して警告しているが、音声データを再生して音声で警告してもよいし、所定の音を鳴らすことで警告するようにしてもよい。また、警告は指定されたファイルを記憶する前に行ってもよいし、記憶した後に行ってもよい。
本発明の第一実施例に係るフローチャート。 本発明の第一実施例に係る電子機器のブロック図。 本発明の第一実施例に係る第一の記憶手段の模式図。 (A)及び(B)は本発明の第一実施例に係る初期化対象外ファイルの模式図。 (A)及び(B)は本発明の第一実施例に係る初期化対象外ファイルを説明するための模式図。 本発明の第一実施例に係る初期化プログラムのブロック図。 本発明の第一実施例に係る画面の模式図。 本発明の第一実施例に係る画面の模式図。 本発明の第一実施例に係る第二の記憶手段の模式図。 本発明の第一実施例に係る第一の記憶手段の模式図。 本発明の第一実施例に係る第一の記憶手段の模式図。 本発明の第一実施例に係るフローチャート。 本発明の第二実施例に係る画面の模式図。 本発明の第二実施例に係るフローチャート。
符号の説明
1 ディジタルスチルカメラ(電子機器)、15 インタフェース部(入力手段、指示受付手段)、16 操作部(入力手段、指示受付手段)、17 LCD(入力手段、指示受付手段、警告手段)、18 フラッシュメモリ(第一の記憶手段)、19 制御部(入力手段、指示受付手段、初期化手段、バックアップ手段、リストア手段、入力制限手段、警告手段)、22 RAM(第二の記憶手段)

Claims (5)

  1. 不揮発性の第一の記憶手段と、
    前記第一の記憶手段にデータを入力する入力手段と、
    第二の記憶手段と、
    前記第一の記憶手段を初期化する指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記第一の記憶手段を初期化する初期化手段と、
    前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記初期化手段で初期化する前に、前記第一の記憶手段に記憶されている初期化対象外ファイルを前記第二の記憶手段に記憶させるバックアップ手段と、
    前記初期化手段による初期化が終了すると、前記バックアップ手段により前記第二の記憶手段に記憶しておいた前記初期化対象外ファイルを前記第一の記憶手段に記憶させるリストア手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記入力手段は、前記第一の記憶手段に入力する前記初期化対象外ファイルのデータ量を前記第二の記憶手段の記憶容量に応じて制限する入力制限手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記入力手段は、前記第一の記憶手段に前記初期化対象外ファイルを入力するとき入力後の前記第一の記憶手段の前記初期化対象外ファイルのデータ量と前記第二の記憶手段の記憶容量とに応じて警告を発する警告手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 不揮発性の第一の記憶手段と、
    前記第一の記憶手段にデータを入力する入力手段と、
    第二の記憶手段とを備える電子機器において前記第一の記憶手段を初期化する初期化方法であって、
    前記第一の記憶手段を初期化する指示を受け付ける指示受付段階と、
    前記指示受付段階で指示を受け付けると、前記第一の記憶手段を初期化する初期化段階と、
    前記指示受付段階で指示を受け付けると、前記初期化段階で初期化する前に、前記第一の記憶手段に記憶されている初期化対象外ファイルを前記第二の記憶手段に記憶させるバックアップ段階と、
    前記初期化段階で初期化が終了すると、前記バックアップ段階で前記第二の記憶手段に記憶しておいた前記初期化対象外ファイルを前記第一の記憶手段に記憶させるリストア段階とを含むことを特徴とする初期化方法。
  5. 不揮発性の第一の記憶手段と、
    前記第一の記憶手段にデータを入力する入力手段と、
    第二の記憶手段と、
    前記第一の記憶手段を初期化する指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記第一の記憶手段を初期化する初期化手段とを備える電子機器を、
    前記指示受付手段で指示を受け付けると、前記初期化手段で初期化する前に、前記第一の記憶手段に記憶されている初期化対象外ファイルを前記第二の記憶手段に記憶させるバックアップ手段と、
    前記初期化手段による初期化が終了すると、前記バックアップ手段により前記第二の記憶手段に記憶しておいた前記初期化対象外ファイルを前記第一の記憶手段に記憶させるリストア手段として機能させることを特徴とする初期化プログラム。
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