JP2003274237A - デジタルカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラからＰＣへの画像データを取
り込む時に必要とする画像データの転送処理のみを行
う。 【解決手段】 特定記録ファイルの転送処理の指示によ
り（Ｓ１）、ＰＣからの指示か確認（Ｓ２）。ＰＣの指
示のとき（Ｓ２のＹｅｓ）、指示の条件（付属情報タ
グ）により、特定記録ファイルの選択を開始（Ｓ３）。
また、ＰＣからの指示でないとき（Ｓ２のＮｏ）、デジ
タルカメラに設定の条件で記録ファイルの選択を開始
（Ｓ４）。各記録ファイルに設定の付属情報タグ（ファ
イル属性）と指示の条件が一致するか比較（Ｓ５）。一
致のとき（Ｓ５のＹｅｓ）、該当の記録ファイルをＰＣ
へ転送する（Ｓ６）。残り記録ファイルの全て完了か確
認（Ｓ７）、完了していないとき（Ｓ７のＮｏ）、処理
Ｓ５へ移り残り記録ファイルの処理を行う、完了のとき
（Ｓ７のＹｅｓ）、ファイルの転送処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
より撮影した画像データの転送処理において、予め設定
した画像データ毎のファイル属性に基づき転送処理を行
うデジタルカメラに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、デジタルカメラが広く普及してお
り、その取り扱いの容易さから個人の趣味や業務処理に
も多用されている。さらに、デジタルカメラに用いる各
部品等においても、その進歩はめざましくより高画質、
高記憶容量の部品を搭載したデジタルカメラが市販され
ている。そして、３００万画素以上の高画質のデジタル
カメラが開発されるにつれて、高画質になるほど取り扱
われる画像データの情報量が増えファイルサイズも大き
くなっている。

【０００３】また、デジタルカメラからパーソナルコン
ピュータ（以下、ＰＣという）側への画像データの転送
方法として、例えば、デジタルカメラの専用クレードル
装置を設けて、クレードル装置にデジタルカメラを装着
した後、クレードル装置のスタートボタンを押下するこ
とによって、前述の画像データを一度に転送する機能が
ある。さらには、転送された画像データの保存先である
ＰＣの設定、記録ファイルの形式の変更、画像データの
閲覧／編集ソフト等のアプリケーション自動立ち上げ等
を行う機能を持っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のデジタルカメラにおいては、このファイル容
量の増加に伴って、ＰＣへの１画像あたりの取り込み時
間を長く要したり、デジタルカメラの画像データとして
ＤＣＦ（Ｄesign rule for Ｃamera Ｆile system）デ
ィレクトリ内の全ての記録ファイルを転送し、ＰＣ内で
分類処理する方式であるため、不要な記録ファイルも一
旦取り込むことになる。これにより、画像データを格納
するＰＣ側の記録媒体を圧迫する原因にもなっていると
いう問題があった。

【０００５】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ことに指向するものであり、デジタルカメラからＰＣ、
またはリモート端末へのデジタルカメラに記録された画
像データを取り込む時に、各画像データ毎に設定された
ファイル属性を確認することによって、そのファイル属
性に応じてユーザに所望する必要な画像データのみの取
り込みを行って、ＰＣ側の記憶媒体の容量の確保、必要
とする画像データの転送処理のみを行うことができるデ
ジタルカメラを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項１に記載されるデジタルカメラは、
パーソナルコンピュータとデジタルカメラ間を有線また
は無線を用いてネットワーク接続する接続手段を介し
て、デジタルカメラにより撮影した記憶手段に格納の画
像データをホストコンピュータへ転送するデジタルカメ
ラであって、デジタルカメラにより撮影した画像データ
毎に任意のファイル属性を設定する設定手段と、設定手
段によって設定されたファイル属性を選択する選択手段
とを備え、デジタルカメラへの指示に応じて、選択手段
により画像データのファイル属性に基づき選択された画
像データのみを転送する構成によって、不要な画像デー
タをパーソナルコンピュータに取り込む処理を行うこと
がなく、必要な画像データのみを取り込むことができ
る。

【０００７】また、請求項２に記載されるデジタルカメ
ラは、パーソナルコンピュータとデジタルカメラ間を有
線または無線を用いてネットワーク接続する接続手段を
介して、デジタルカメラにより撮影した記憶手段に格納
の画像データをホストコンピュータへ転送するデジタル
カメラであって、デジタルカメラにより撮影した画像デ
ータ毎に、画像データを誤消去することを防ぐプロテク
トのファイル属性を設定する設定手段と、設定手段によ
って設定のファイル属性を選択する選択手段とを備え、
デジタルカメラへの指示に応じて、選択手段により画像
データのファイル属性に基づき選択された画像データの
みを転送する構成によって、不要な画像データをパーソ
ナルコンピュータに取り込む転送処理を行うことなく、
かつ必要な画像データの誤消去をすることなく自動的に
選択して転送処理を行うことができる。

【０００８】また、請求項３に記載されるデジタルカメ
ラは、パーソナルコンピュータとデジタルカメラ間を有
線または無線を用いてネットワーク接続する接続手段を
介して、デジタルカメラにより撮影した記憶手段に格納
の画像データをホストコンピュータへ転送するデジタル
カメラであって、デジタルカメラにより撮影した画像デ
ータ毎に、画像データを印刷指定するためのＤＰＯＦ
（Ｄigital Ｐrint Ｏrder Ｆormat）規格のファイル属
性を設定する設定手段と、設定手段によって設定のファ
イル属性を選択する選択手段とを備え、デジタルカメラ
への指示に応じて、選択手段により画像データのファイ
ル属性に基づき選択された画像データのみを転送する構
成によって、不要な画像データをパーソナルコンピュー
タに取り込む転送処理を行うことなく、かつＤＰＯＦの
設定された画像データを自動的に選択して転送処理を行
うことができる。

【０００９】また、請求項４に記載されるデジタルカメ
ラは、請求項１〜３のいずれか１項記載のデジタルカメ
ラにおいて、選択手段により選択されたファイル属性の
画像データのみを再生する属性再生手段を備え、通常の
全画像データを再生する以外に選択されたファイル属性
の画像データのみを再生する構成によって、特定の指定
された画像データを確認することができ、選択された画
像データを容易に活用することができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態を詳細に説明する。

【００１１】図１は本発明の実施の形態におけるデジタ
ルカメラの基本構成を示すブロック図である。図１にお
いて、１は撮像デバイス（ＣＣＤ）、２はＡ−Ｄ変換
部、３は信号処理部、４は圧縮／伸張部、５はメモリ
部、６はＤ−Ａ変換部である。

【００１２】図１に示すように、デジタルカメラへの入
力画像は、撮像デバイス（ＣＣＤ）１により電気信号に
変換され、８ビット（２５６階調）〜１２ビット（４０
９６階調）のＡ−Ｄ変換部２でデジタル信号に変換され
た後、信号処理部３に入力される。信号処理部３で実行
される主な処理として、オートフォーカス（ＡＦ），自
動絞り制御（ＡＥ），オートホワイトバランス（ＡＷ
Ｂ）のために必要な測光演算、解像度および色再現性を
高めるための輝度と色の信号処理が行われる。圧縮／伸
張部４において、信号処理部３から出力された画像デー
タの記録および再生に必要なデータ圧縮と伸張を行う。
符号化・圧縮された画像データは記録媒体等のメモリ部
５に書き込まれる。また、記録された画像データの再生
は、伸張されてラスターデータに変換された後、ＴＶモ
ニタ用のビデオ信号として出力され、表示される。

【００１３】また、図２は本実施の形態におけるデジタ
ルカメラの内部回路の構成例を示すブロック図であり、
図１において説明した構成部材に対応して同等の機能を
有するものには同一符号を付してこれを示す。図２に示
すように、ＰＣ間のデータ伝送はＰＣ−Ｉ／Ｆ制御部７
を介して行われる。外部メモリ８に格納された画像デー
タの記録ファイルをメモリ制御部９を経由してデジタル
カメラ内部に取り込み、取り込んだ記録ファイルをＰＣ
−Ｉ／Ｆ制御部７を経由してＰＣに伝送する。ＰＣとデ
ジタルカメラのデータ伝送処理や、ファイル属性の確認
処理としては、制御部１０のＲＯＭ１０ｂに書き込まれ
たプログラムによって実行される。ＰＣ−Ｉ／Ｆ制御部
７として、最近のデジタルカメラにおいてはＵＳＢ（ユ
ニバーサル・シリアル・バス）を採用している例が多
い。また、デジタルカメラに設けられた表示部（ＬＣ
Ｄ）１２は、表示制御部１１を介して出力される画像デ
ータの表示を行い、撮影時のモニタとして用いれると共
に、外部メモリ８に格納された画像データの再生表示を
行う。

【００１４】ここで、デジタルカメラにおける画像デー
タを格納するメモリ（特に、ＰＣカード、スマートメデ
ィア、コンパクトスラッシュ、メモリスティック、ＳＤ
カード等の外部メモリ８）内のファイルシステムはＤＣ
Ｆに準じて構成されている。このＤＣＦとは、デジタル
スチルカメラのファイルシステム規格で、日本電子工業
振興協会（電子協）が１９９９年１月に策定している。
ＤＣＦに準じた記録ファイル（画像データ）のファイル
システムのディレクトリ（階層構造）例を図３に示す。

【００１５】図３に示したＤＣＦディレクトリにおい
て、例えば、１００ＲＩＣＯＨの中に、ＤＣＦオブジェ
クトになる記録ファイルが格納される。この記録ファイ
ルは、Ｅｘｉｆ（Ｅxchangeable image file format）
形式に準じて作成される。Ｅｘｉｆとは、デジタルスチ
ルカメラの画像ファイルフォーマット規格で、やはり日
本電子工業振興協会（電子協）が１９９５年１０月に策
定している。

【００１６】Ｅｘｉｆ形式の記録ファイルには、主画像
とサムネイル画像を書き込むエリアが規定されている。
本実施の形態では、デジタルカメラで予め決められたも
のか、ＰＣまたは端末側からの指定の要求に対して、予
め設定された特定の記録ファイルのみを転送することを
目的とする。

【００１７】ファイルを特定する方法として以下に示す
いくつかの方法例がある。 １．Ｅｘｉｆ形式のファイルのタグによって特定する方
法。 ２．ファイルの属性によって特定する方法（例えば、読
み取り専用か否かなど）。 ３．特定するための関連ファイルを作成する方法。 ここでは、１．の方法を例とする。

【００１８】いま、Ｅｘｉｆ形式のファイルに付属情報
を書き込む領域として、Ｅｘｉｆで定義されている領域
を利用した例として、図４に示す付属情報タグの例に、
図５のデジタルカメラ側の転送処理の例を示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。

【００１９】図５に示すフローチャートのように、ＰＣ
からの転送処理の指示に応じて条件を設定し、その条件
に一致する記録ファイルのみを選び出して転送処理を行
うことができる。いま、デジタルカメラとＰＣがＵＳＢ
（ＰＣ−Ｉ／Ｆ制御部７（図２参照））接続を介して接
続され、予め設定された特定記録ファイルの転送処理の
指示がなされたとき（Ｓ１）、この指示がＰＣから指示
されたか否かの確認を行う（Ｓ２）。転送処理がＰＣか
らの指示のとき（Ｓ２のＹｅｓ）、ＰＣからの転送処理
として指示された条件（付属情報タグ）により、特定さ
れた記録ファイルの選択処理を開始する（Ｓ３）。

【００２０】また、処理Ｓ２において、ＰＣからの転送
処理の指示ではないとき（Ｓ２のＮｏ）、デジタルカメ
ラに設定された特定条件により転送処理をする記録ファ
イルの選択処理を開始する（Ｓ４）。各記録ファイルに
設定された付属情報タグ（ファイル属性）が転送処理を
行うために指示された条件と一致するか比較を行う（Ｓ
５）。一致するとき（Ｓ５のＹｅｓ）、該当の記録ファ
イルをＰＣへ転送処理を行う（Ｓ６）。さらに、残りの
記録ファイルの全ての処理が完了したか否かを確認し
（Ｓ７）、全ての処理が完了していないとき（Ｓ７のＮ
ｏ）、処理Ｓ５へ移り残りの記録ファイルのファイル属
性の確認を行い、また記録ファイルの全ての処理完了を
確認したとき（Ｓ７のＹｅｓ）、ファイルの転送処理を
終了する。

【００２１】例えば、図４に示した付属情報を例として
説明すると、指定する付属情報タグを原画像データ生成
日時としてある範囲の期間を設定し、その期間のみの記
録ファイルを取り出したり、またＧＰＳの位置を示す付
属情報によって、ある該当エリアで記録した記録ファイ
ルのみを取り出すことができる。また、Ｅｘｉｆ形式の
記録ファイルでは、メーカーノート，ユーザーコメント
といったようなユーザー定義により使用することができ
る領域があるので、さらに複雑な条件設定を行うことが
可能になる。

【００２２】また、本実施の形態における実施例１とし
て、ファイル属性によって特定する例を、誤消去を防止
するための設定がなされたプロテクトファイルかどうか
によって転送する記録ファイルを特定する例を述べる。
デジタルカメラでは、不用意な記録ファイルの消去を防
ぐ目的で、プロテクト設定ができるものが多い。これに
よって、その記録ファイルは、メディアフォーマット以
外では消去できないようにすることができる。

【００２３】このプロテクト設定を利用して、通常の操
作の中で、例えば、デジタルカメラの撮影処理時におい
て自動的に、あるいは、撮影処理後の画像データ確認時
に設定手段によって記録ファイルを特定するファイル属
性を設定する。この設定手段による記録ファイルを特性
する設定に基づき、ＰＣまたは端末側に転送処理の操作
をするとき、プロテクト設定されているファイル属性を
確認し、プロテクト設定されたもののみを転送するよう
にすることができ、簡単に転送処理する記録ファイルを
特定することが可能になる。

【００２４】図６は本実施例１のデジタルカメラ側の転
送処理の例を示すフローチャートである。転送処理とし
て、プロテクトファイルのファイル属性が設定された記
録ファイルの転送指示がなされ（Ｓ１１）、転送指示さ
れたプロテクトファイルの条件とファイル属性に設定さ
れた条件が一致するか比較を行う（Ｓ１２）。条件が一
致したとき（Ｓ１２のＹｅｓ）、ＰＣへの該当記録ファ
イルの転送処理を実行して（Ｓ１３）、残りの記録ファ
イルの全ての処理が完了したかを確認し（Ｓ１４）、残
りの記録ファイルが有り全ての処理が完了していないと
き（Ｓ１４のＮｏ）、処理Ｓ１２へ移り残りの記録ファ
イルに対して前述の処理を行い、全ての処理は完了した
とき（Ｓ１４のＹｅｓ）、プロテクトファイルの転送処
理を終了する。

【００２５】図６のフローチャートに示す転送処理のよ
うに、ＰＣからプロテクトファイルの転送指示を受ける
場合もあるが、予めデジタルカメラ側に設定、または、
デジタルカメラの起動時に無条件に決められるような条
件設定により、ＰＣへファイル転送させることもでき
る。

【００２６】次に、本実施の形態における実施例２とし
て、記録ファイルを特定するための関連するファイル属
性を別に作成する例を述べる。デジタルカメラでは、記
録ファイルの主にプリント指定をする目的でＤＰＯＦ
（Ｄigital Ｐrint Ｏrder Ｆormat）という業界ルール
があり、キヤノン株式会社、イーストマン・コダック
社、富士写真フイルム株式会社、松下電器産業株式会社
の４社によって、１９９９年に提案されている。例え
ば、ＤＰＯＦで規定されているＡＵＴＯＰＲＩＮＴ．Ｍ
ＲＫファイルを参照して、ＤＰＯＦの規定により記録フ
ァイルを特定することができる。また、デジタルカメラ
内において、外部で作成された撮影リストを取り込み、
この撮影リストに基づき撮影した画像データ（記録ファ
イル）の関係付けを行う多目的に使用できる別ファイル
を規定して、これにより記録ファイルを特定することが
できる。

【００２７】本実施例２では、この多目的に使用できる
別ファイルによって記録ファイルを特定するファイルの
構成例を図７に、また図８にはデジタルカメラ側の転送
処理の例であるフローチャートを示す。図８に示す例で
は、撮影リストのファイルにＤＰＯＦのタグを新規に設
定している。

【００２８】ここで、撮影リストとは、予め用意された
リストファイルに、画像データの記録時にこの画像デー
タを表すワードを関連付けるためのもので、記録ファイ
ルとして、例えば、「リコー」というワードを関連付
け、後処理がし易いようにしたものである。このリスト
ファイルにデジタルカメラ内においてＤＰＯＦ設定をす
るとき、設定したファイル名に関連付けてＤＰＯＦタグ
を設定して作成する。

【００２９】前述のように設定されたＤＰＯＦファイル
のファイル属性が設定された記録ファイルの転送指示さ
れ（Ｓ２１）、転送指示されたＤＰＯＦファイルの条件
とファイル属性に設定された条件が一致するか比較を行
う（Ｓ２２）。条件が一致したとき（Ｓ２２のＹｅ
ｓ）、ＰＣへの該当記録ファイルの転送処理を実行して
（Ｓ２３）、残りの記録ファイルの全ての処理が完了し
たかを確認し（Ｓ２４）、残りの記録ファイルが有り全
ての処理が完了していないとき（Ｓ２４のＮｏ）、処理
Ｓ２２へ戻り残りの記録ファイルに対して前述の処理を
行い、全ての処理が完了のとき（Ｓ２４のＹｅｓ）、Ｄ
ＰＯＦファイルの転送処理を終了する。

【００３０】図９に示すフローチャートのように、記録
ファイルに設定された関連ファイルのタグ設定を確認し
て、ＤＰＯＦファイル設定を選択してＰＣに転送するこ
とができる。

【００３１】また、本実施の形態におけるデジタルカメ
ラにおいて、ＰＣへの特定された記録ファイルの転送処
理だけでなく、記録ファイルの再生処理においても前述
のファイル属性に基づく条件により選択し表示を行うよ
うにしても良く、この処理により特定された記録ファイ
ルをより見易くすることができ、以下にその例を述べ
る。

【００３２】従来のデジタルカメラにおいて動作する再
生モードにおいては、記録ファイルの格納順などにより
表示が行われており、特定された記録ファイルと特定さ
れていない記録ファイルとが混在した状態であり、アイ
コン等により区別されていた。

【００３３】本実施の形態の実施例３は、デジタルカメ
ラの各種の動作条件の設定を行うメニュー設定により選
択される属性別再生モードを設け、通常の再生モードと
は別に、属性別再生モードを、例えば、モードダイヤル
の中の機械的な選択スイッチに位置付けることにより起
動して、前述の実施例１，２により説明したプロテクト
設定されたファイルのみ、またはＤＰＯＦ設定されたフ
ァイルのみなど、特定のファイル属性の記録ファイルの
みを選択再生させることが可能になる。

【００３４】図９のフローチャートに示すように、属性
別再生モードの動作指示がされ（Ｓ３１）、前述したよ
うに予め設定されている属性別再生モードの確認を行う
（Ｓ３２）。この設定条件がプロテクトファイルの再生
のとき、プロテクトファイルの選択処理を設定する（Ｓ
３３）。また、ＤＰＯＦファイルの再生のとき、ＤＰＯ
Ｆファイルの選択処理を設定する（Ｓ３４）。

【００３５】設定されたファイルの再生を行うため、フ
ァイル属性の条件と設定された条件が一致するか比較を
行い（Ｓ３５）。条件が一致したとき（Ｓ３５のＹｅ
ｓ）、表示部により記憶ファイルの表示処理を行い（Ｓ
３６）、残りの記録ファイル全ての処理が完了したか確
認し（Ｓ３７）、完了していないとき（Ｓ３７のＮ
ｏ）、処理Ｓ３５へ移り残りの記録ファイルの処理を行
い、全ての処理が完了のとき（Ｓ３７のＹｅｓ）、属性
別再生モードの処理を終了する。

【００３６】図９に示すように、特定された記録ファイ
ルの再生処理を行うことにより、効率よくユーザーの所
望する条件の設定された記録ファイルの確認を容易にす
ることができる。

【００３７】なお、本実施の形態においては、記録ファ
イルのファイル属性として、プロテクト、ＤＰＯＦの設
定を例としたが、この例に限定されものではなく、その
他のユーザーにより任意設定される特定であっても良
い。さらに、属性別再生モードにおいても、前述した任
意設定された条件に応じて選択して記録ファイルを再生
できることは言うまでもない。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
選択された画像データのみを転送して、不要な画像デー
タを取り込むことなく、ＰＣ側の記憶媒体の画像データ
を格納する容量を軽減して必要な画像データのみを取り
込むことができ、例えば、プロテクトファイルを特定し
て、画像データの誤消去をすることなく自動的に選択
し、またＤＰＯＦファイルを特定して、印刷指示された
画像データを自動的に選択でき、また、指定された画像
データを確認でき、選択された画像データを容易に活用
することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態におけるデジタルカメラの基本構
成を示すブロック図

【図２】本実施の形態におけるデジタルカメラの内部回
路の構成例を示すブロック図

【図３】ＤＣＦに準じた記録ファイルにおけるファイル
システムのディレクトリ例を示す図

【図４】Ｅｘｉｆで定義されているファイルの付属情報
タグの例を示す図

【図５】本実施の形態におけるデジタルカメラ側の転送
処理の例を示すフローフローチャート

【図６】本実施の形態における実施例１のデジタルカメ
ラ側の転送処理の例を示すフローチャート

【図７】本実施の形態における実施例２の別ファイルに
よって記録ファイルを特定するファイル構成の例を示す
図

【図８】本実施の形態における実施例２のデジタルカメ
ラ側の転送処理の例であるフローチャート

【図９】本実施の形態における実施例３のデジタルカメ
ラ側の転送処理の例であるフローチャート

【符号の説明】

１ 撮像デバイス（ＣＣＤ） ２ Ａ−Ｄ変換部 ３ 信号処理部 ４ 圧縮／伸張部 ５ メモリ部 ５ａ フレームメモリ部 ６ Ｄ−Ａ変換部 ７ ＰＣ−Ｉ／Ｆ制御部 ８ 外部メモリ ９ メモリ制御部 １０ 制御部 １０ａ ＣＰＵ １０ｂ ＲＯＭ １０ｃ ＲＡＭ １１ 表示制御部 １２ 表示部（ＬＣＤ）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パーソナルコンピュータとデジタルカメ
   ラ間を有線または無線を用いてネットワーク接続する接
   続手段を介して、前記デジタルカメラにより撮影した記
   憶手段に格納の画像データを前記ホストコンピュータへ
   転送するデジタルカメラであって、 前記デジタルカメラにより撮影した画像データ毎に任意
   のファイル属性を設定する設定手段と、前記設定手段に
   よって設定された前記ファイル属性を選択する選択手段
   とを備え、前記デジタルカメラへの指示に応じて、前記
   選択手段により前記画像データのファイル属性に基づき
   選択された画像データのみを転送することを特徴とする
   デジタルカメラ。
2. 【請求項２】 パーソナルコンピュータとデジタルカメ
   ラ間を有線または無線を用いてネットワーク接続する接
   続手段を介して、前記デジタルカメラにより撮影した記
   憶手段に格納の画像データを前記ホストコンピュータへ
   転送するデジタルカメラであって、 前記デジタルカメラにより撮影した画像データ毎に、前
   記画像データを誤消去することを防ぐプロテクトのファ
   イル属性を設定する設定手段と、前記設定手段によって
   設定の前記ファイル属性を選択する選択手段とを備え、
   前記デジタルカメラへの指示に応じて、前記選択手段に
   より前記画像データのファイル属性に基づき選択された
   画像データのみを転送することを特徴とするデジタルカ
   メラ。
3. 【請求項３】 パーソナルコンピュータとデジタルカメ
   ラ間を有線または無線を用いてネットワーク接続する接
   続手段を介して、前記デジタルカメラにより撮影した記
   憶手段に格納の画像データを前記ホストコンピュータへ
   転送するデジタルカメラであって、 前記デジタルカメラにより撮影した画像データ毎に、前
   記画像データを印刷指定するためのＤＰＯＦ（Ｄigital
   Ｐrint Ｏrder Ｆormat）規格のファイル属性を設定す
   る設定手段と、前記設定手段によって設定の前記ファイ
   ル属性を選択する選択手段とを備え、前記デジタルカメ
   ラへの指示に応じて、前記選択手段により前記画像デー
   タのファイル属性に基づき選択された画像データのみを
   転送することを特徴とするデジタルカメラ。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項記載のデジ
   タルカメラにおいて、選択手段により選択されたファイ
   ル属性の画像データのみを再生する属性再生手段を備
   え、通常の全画像データを再生する以外に前記選択され
   たファイル属性の画像データのみを再生することを特徴
   とするデジタルカメラ。