JP2005148860A - プログラマブルロジックコントローラ及びこれに用いられる画像オートフォーカスモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信時間の短縮化及びシステム構築コストの低減を図ることができるプログラマブルロジックコントローラ及びオートフォーカスモジュールを提供する。
【解決手段】 本発明のプログラマブルロジックコントローラ(PLC)21は、カメラ10により撮影された対象ワークの映像を画像処理装置6を介して観察又は検査し、その結果得られる出力信号に基づいて表示装置8やシリンダ機構9を制御し、CPUモジュール22と、通信モジュール23と、オートフォーカス(AF)モジュール24と、I/Oモジュール25とが、それぞれ互いに内部バス26を介して接続されて構成されている。これにより、AF動作に要する通信は、PLC21内部のデータレジスタや内部接点を介して行われることになるので、通信時間が実質的に不要となると共に、煩雑な配線、信号のやりとりを不要としてシステム構築コストの低減を図ることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信時間の短縮とシステム構築コストの低減を図ることができる、画像処理システムに用いて好適なプログラマブルロジックコントローラ及びこれに用いられる画像オートフォーカスモジュールに関する。
ビデオカメラにより対象ワークを撮影し、その映像によりワークを観察、検査し又は必要な情報を取り出すための画像処理は、近年における工場自動化(FA化)に必須な技術となっている。近年のマイクロプロセッサをはじめとする技術の進歩により、画像処理装置は多様化を見せている。例えば、画像処理装置を「シーケンサ」の呼称で知られるプログラマブルロジックコントローラ(以下「PLC」ともいう。)と組み合わせて、単にセンサのように使用するケースが見られる。
PLCが装置を制御し、対象ワークの画像を捉え、画像から判定を行い、次の処理を決めるような工場自動化の設備を制御する画像処理システムの構成例を図7に示す。この例において、対象ワークを組み立て中の部品とし、画像処理により組み付けの良否を判定し、良品であれば次の工程に供給し、不良であれば前の工程に戻すような処理を行う。
すなわち、PLC1は、CPUモジュール2、通信モジュール3及びI/Oモジュール4がそれぞれ互いに内部バス5を介して有機的に接続された、ひとつのユニットとして構成されている。通信モジュール3にはRS−232C等の通信ケーブルを介して画像処理装置6が接続され、I/Oモジュール4には、例えば、ワークの検出センサ7、ワーク組付け状態の良否を表示する表示装置8、ワーク搬送系のシリンダ機構9等の外部制御対象機器が接続されている。
実動作例としては、検出位置へのワークの到来をセンサ7が検知しそれをPLC1(CPUモジュール2)が認識すると、画像処理装置6へコマンドを送り、検出位置で位置決めされているワークをカメラ10で撮影させる。画像処理装置6は、CCDカメラ10により撮影されたワークの画像情報に基づいてワークの組付けの良否を判定し、その判定結果を含む出力信号をPLC1へ供給する。PLC1は、ワークの組み付けの良否に応じて表示装置8を作動させると共に、シリンダ機構9を駆動してワークを次工程又は前工程へ送る作用を行う。
さて、近年における対象ワークの小型化、観察部の微細化、検査の精細化等により、画像取得時の光学倍率が大きくなる傾向にある。光学倍率が大きくなると、その焦点深度は浅くなり、カメラ位置に対して観察部の相対位置に精度が求められるようになる。このため、この種の画像処理システムでは、最適なフォーカスを得るオートフォーカスは必須の機能となっている。
図8は、図7に示した画像処理システムに、市販のオートフォーカス装置11を追加してオートフォーカス機能をもたせた従来の画像処理システムの構成例を示している。このような構成の従来のオートフォーカス機能を備えた画像処理システムでは、レンズ−ワーク間距離を調整するフォーカス軸駆動ユニット12が付加され、PLC1からのコマンドを受けてオートフォーカス装置がフォーカス軸駆動ユニット12を最適フォーカス位置(ピント位置)へ駆動制御する。そして、最適フォーカス位置で撮影されたワークの画像データに基づいて、例えば画像処理装置6がワークの良否を判定し、その結果をPLC1へ出力する作用を行う。
特開平8−306309号公報 特開平6−217180号公報 特開2002−333571号公報 特許第2971892号公報
しかしながら、図8に示した従来のオートフォーカス機能を備えた画像処理システムでは、PLC1とオートフォーカス装置11との間にRS−232C等による通信手段が必要となり、その通信時間が問題となる場合がある。
また、PLC1とオートフォーカス装置11との通信、オートフォーカス装置11とフォーカス軸駆動ユニット12との接続、PLC1側のインターロック実現、フォーカス軸センサをオートフォーカス装置11に入力すると共に各種インターロック実現のためのPLC1側の接続環境の整備など、制御システムが複雑になる。
更に、オートフォーカス装置11が高価であるため、システム構築コストも高価となる等の種々の問題を有している。
以上の理由から、近年、特に製造ラインにおけるスピードアップに対する通信等のオーバーヘッド(時間)がネックとなっていると共に、各々単体動作が可能な装置の組合せの場合、インターフェース部分がコストアップを招く等、簡単に実現できないのが現状である。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、オートフォーカス機能を備えた画像処理システム等において、通信時間の短縮化及びシステム構築コストの低減を図ることができるプログラマブルロジックコントローラ及びこれに用いられる画像オートフォーカスモジュールを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明のプログラマブルロジックコントローラは、撮像手段により撮影された対象ワークの映像を画像処理手段を介して観察又は検査し、その結果得られる出力信号に基づいて制御対象機器を制御するプログラマブルロジックコントローラであって、CPUモジュールと、画像処理手段からの出力信号が入力されると共に制御対象機器に対して制御信号を出力する入出力モジュールと、撮像手段から供給される対象ワークの画像データに基づいて、撮像手段を最適フォーカス位置へ駆動制御する画像オートフォーカスモジュールとが、それぞれ互いに内部バスを介して接続されてなる。
本発明では、撮像手段から供給される対象ワークの画像データに基づいて撮像手段を最適フォーカス位置へ駆動制御する画像オートフォーカスモジュールを、プログラマブルロジックコントローラの一構成モジュールとして構成している。これにより、画像オートフォーカスモジュールは、CPUモジュール及び入出力モジュール等とともに共通の内部バスを介して有機的に接続されて1つのPLCユニットを構成することから、画像オートフォーカス動作に要する通信は、データレジスタや内部接点を介して行われることになるので通信時間が実質的に不要となると共に、煩雑な配線、信号のやりとりを不要としてシステム構築コストの低減を図ることが可能となる。
撮像手段には、対象ワークを撮影するカメラと、当該カメラのレンズと、レンズ−ワーク間距離を調整するフォーカス軸駆動手段とが含まれる。カメラは、CCDセンサやCMOSセンサ等の公知のイメージセンサを有する。画像オートフォーカスモジュールは、フォーカス軸駆動手段を調整し、レンズ−ワーク間距離の異なる複数のフォーカス位置でワークの画像データを取得し、取得した各画像データのうち最適なフォーカス位置を検出する。
なお、画像オートフォーカスモジュールが直接的にフォーカス軸駆動手段を駆動制御する構成に限らず、間にCPUモジュールを介在させて間接的にフォーカス軸駆動手段を駆動制御する構成であってもよい。
制御対象機器としては、ワークの種類、ワーク良否の判定内容、画像処理システムの利用態様等に応じて適宜選定され、例えば、ワーク良否の判定結果を表示する表示装置、ワーク良否の判定結果に応じて予め設定された供給先へワークを搬送するシリンダ機構、上記撮像手段を構成する光源等の照明装置等が該当する。
本発明によれば、撮像手段から供給される対象ワークの画像データに基づいて撮像手段を最適フォーカス位置へ駆動制御する画像オートフォーカスモジュールを、プログラマブルロジックコントローラの一構成モジュールとして構成したので、画像オートフォーカス動作に要する通信時間を従来よりも短縮できると共に、システム構築コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態によるプログラマブルロジックコントローラ(以下「PLC」ともいう。)21を備えた画像処理システム20の概略構成を示すブロック図である。なお、図において、上述した従来例と対応する部分には同一の符号を付している。
本実施の形態における画像処理システム20は、画像処理装置6にて観察又は検査されたワークの形態が、予め設定された所定の良品レベルにあるか否かを判定し、良品であれば次工程へ供給し、不良品であれば専用の回収部へ供給するというように、工場自動生産ラインにおける一検査工程に適用されている。
PLC21は、CPUモジュール22と、通信モジュール23と、画像オートフォーカスモジュール(以下「AFモジュール」ともいう。)24と、I/Oモジュール25とが、それぞれ互いに内部バス26を介して有機的に接続された、ひとつのユニットとして構成されている。
CPUモジュール22はPLC21のCPU部として構成され、通信モジュール23,AFモジュール24及びI/Oモジュール25の各モジュールの動作を制御する。
通信モジュール23は、例えばRS−232C等の通信ケーブルを介して外部の画像処理装置(画像処理手段)6と接続されている。画像処理装置6はコンピュータ等で構成され、対象ワークを撮影するCCDカメラ10から供給される当該ワーク(又はその観察面)の映像を観察又は検査する。そして、観察又は検査の結果得られる出力信号をPLC21(通信モジュール23)へ供給するように構成されている。
画像処理装置6から供給される出力信号としては、ワークの良否判定を画像処理装置6で行う場合にはその良否に関する情報が含まれ、また、ワークの良否判定をPLC21(CPUモジュール22)で行う場合にはその判定を行う上で必要なワークの形態に関する情報が含まれる。
なお、ワークの形態に関する情報としては、観察又は検査対象によって適宜定められ、部品の自動組付ラインであれば製品の組付面における各部の寸法データを含む情報、接着剤を用いる工程であれば接着剤の塗布量あるいは部品接着後の接着剤のはみ出し量等に関する情報が該当する。また、半導体製造ラインにおけるウェーハ被処理面の加工状況を含む情報等であってもよい。
画像処理装置6との接続は、通信モジュール23に限らず、I/Oモジュール25であってもよい。このI/Oモジュール25は、検査位置へのワークの到来を告げるセンサ7を含む各種センサと接続されると共に、ワークの良否判定結果を表示する表示装置8や、ワークを次工程又は回収部へ搬送する搬送系のシリンダ機構9、検査位置にワークを位置決めする位置決め機構、ブザー(警報装置)等の外部制御対象機器に接続されている。
なお、これら通信モジュール23及びI/Oモジュール25により、本発明の「入出力モジュール」が構成されている。
AFモジュール24は、CCDカメラ10から供給されるワークの画像データに基づいて、フォーカス軸駆動ユニット12を最適フォーカス位置へ駆動制御する。最適フォーカス位置は、CCDカメラ10のレンズとワークとの間の距離(レンズ−ワーク間距離)を変えてワークの画像データを複数取得し、その各々についてピント評価値を計算することにより検出されるが、その詳細については後述する。
CCDカメラ10及びフォーカス軸駆動ユニット12は、本発明に係る「撮像手段」を構成する。この撮像手段には、ワークに光を照射する照明光源が含まれていてもよい。また、この照明光源は、PLC21によって光量等の調節がなされるようにしてもよい。
次に、以上のように構成される本実施の形態の画像処理システム20の動作例について説明する。
PLC21に電源が投入されると、CPUモジュール22は通信モジュール23、AFモジュール24及びI/Oモジュール25の初期設定を行い、これら各モジュール23〜25は初期化情報をCPUモジュール22へ提供する。これは、各モジュール23〜25をPLC21のモジュールとして認識し使用可能状態にするための一連の処理である。
また、CPUモジュール22はAFモジュール24に対して、オートフォーカス動作に関するパラメータを設定する。パラメータの設定は、PLC21内部のデータレジスタ及び内部リレーを介して行われる。データレジスタはPLC内部でデータを受け渡すための領域で、内部リレーはPLC内部の接点(1ビット分)である。信号のON/OFFは内部リレーが使われ、データの受渡しはデータレジスタが使われる。
ベルトコンベヤ等の部品搬送系によって搬送される対象ワークが検査位置に到達するとセンサ7が作動し、これがPLC21のI/Oモジュール25へ出力される。CPUモジュール22はI/Oモジュール25へ供給された当該センサの出力信号を内部バス26を介して認識し、同じくI/Oモジュール25を介して図示しない位置決め機構を作動させて当該ワークを検査位置へ位置決めする。
検査位置には、CCDカメラ10が設置されている。CPUモジュール22はAFモジュール24に対し、内部バス26を介して、後述する所定のアルゴリズムによってカメラ10の画像オートフォーカス制御を実行させる。画像オートフォーカス制御の開始は、AFモジュール24のレディ(Ready)状態においてCPUモジュール22が動作開始フラグを立ち上げ、これをAFモジュール24が認識することによって実行される。
画像オートフォーカス制御は、AFモジュール24によりフォーカス軸駆動ユニット12が最適フォーカス位置へ駆動制御されることによって完了する。CPUモジュール22は、AFモジュール24からの動作終了フラグ(内部リレーチェック)に基づいて画像オートフォーカス制御の動作終了を認識する。
なお、画像オートフォーカス制御を上述のようにフラグのやりとりのみで実行する場合に限らず、CPUモジュール22とAFモジュール24との間で以下に示す情報の供給を設定、追加することもできる。
例えば、CPUモジュール22からAFモジュール24へは、画像オートフォーカス制御の動作開始と併せてピント位置の検索範囲情報や検索速度情報を供給し、また、AFモジュール24からCPUモジュール22へは、画像オートフォーカス制御の動作終了と併せて、動作結果のフォーカス軸座標やピント評価値、フォーカス位置付近の画面の平均輝度等の情報を供給することができる。
この例によれば、CPUモジュール22がフォーカス軸座標情報からワーク相互間のフォーカス位置のバラツキを判断して、フォーカス位置の検索範囲を絞ったり検索速度を早める等して画像オートフォーカス制御の動作時間の短縮化を図ることができるとともに、輝度情報を照明光源の光量制御にフィードバックする等、装置パフォーマンスの向上をも図ることが可能となる。
続いて、CPUモジュール22は、画像処理装置6に対し、画像オートフォーカス制御がなされたCCDカメラ10によって撮影されたワークの映像に基づいて、所定の画像処理を実行させるコマンドを発信する。画像処理装置6は、取得した映像を画像処理し、ワーク観察部の評価のための基準データに基づいて良否判定を行い、その判定結果を含む出力信号をPLC21へ供給する。なお、良否判定をPLC21(CPUモジュール22)で行う場合には、判定に寄与する情報を含む出力信号をPLC21へ供給する。
画像処理装置6から上記出力信号の供給を受けたPLC21は、CPUモジュール22において、ワークの良否に応じて設定された表示装置8、シリンダ機構9等の外部制御対象機器に対する制御信号が生成され、これがI/Oモジュール25を介して各制御対象機器へ供給される。
例えば、良品と判定した場合は、表示装置8に対して良品を意味する表示(色、文字あるいは記号等)を表示させるとともに、位置決め機構を解除しシリンダ機構9を駆動してワークを次工程へ供給する。一方、不良品と判定した場合は、表示装置8に対して不良品を意味する表示を表示させるとともに、位置決め機構を解除しシリンダ機構9を駆動してワークを所定の回収部へ搬送する。また、必要に応じてブザー等の警報機を鳴動させる。
なお、表示装置8の設置は任意である。シリンダ機構9は、プッシャやアーム等、油圧又は空圧等の流体圧を駆動源とする装置が用いられるが、電磁気的に駆動制御されるものでもよい。また、次工程へのワークの供給はコンベヤ等の搬送系を利用し、回収部へワークを案内する場合のみシリンダ機構9を利用するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、CCDカメラ10の画像オートフォーカス制御を行うAFモジュール24をPLC21の1モジュールとして構成し、CPUモジュール22等に対して内部バス26を介して有機的に接続されて1つのPLCユニットを構成する。このため、オートフォーカス動作に要する通信は、データレジスタや内部接点を介して行われることになるので、通信時間が実質的に不要となり、画像オートフォーカス制御の高速動作にも対応できるようになる。
また、複雑な配線、信号のやりとりを不要としてシステム構築コストの低減を図ることが可能となり、プログラミングも容易で、メンテナンス性も高い。このように、よりシンプルで効率的な制御系を実現でき、応用範囲特に高い倍率が必要な用途へも適用拡大が可能となる。
次に、AFモジュール24による画像オートフォーカス制御の詳細について説明する。
一般に、画像オートフォーカス制御は、被写体試料(ワーク)の画像データからピントの合い具合を評価し数値化したピント評価値を用いて行っている。つまり、レンズ−試料間距離を変えて試料の画像データを収集し、その各々についてピント評価値を計算して好適なフォーカス位置を検索している。
図3Aは、レンズ−ワーク間距離(横軸)とピント評価値(縦軸)との関係例を示している。これは、レンズ−ワーク間距離を一定間隔で変化させて画像を取り込み、各画像のピント評価値を計算してプロットしたものである。グラフ中のピント評価値最大値が、最適フォーカス位置である。以下、このレンズ−ワーク間距離に対するピント評価値のプロットを「フォーカスカーブ」と呼ぶ。
一方、対象ワークの微細化が進み、オートフォーカス技術を適用する検査工程においては、分解能の向上が求められている。この分解能の向上には、照明光源の短波長化・単一波長化で対応できる。短波長化により光学的分解能を上げ、単一波長化により色収差等の影響を回避する。
しかしながら、照明光源の短波長化により光路に使用するレンズ等の光学材料に制約が生じ、また、単一波長化によりスペックルなどの影響が出てくるという問題がある。ここでいうスペックルとは、画面の明るさが斑状に分布した状態をいい、光源の波長や光学系の構成によってユニークなパターンの濃淡分布をとる。
これらの影響により、図3Aに示したフォーカスカーブは、図3Bに示すように、最適フォーカス位置のピント評価値よりも、光学系の影響部が大きな値をとる場合がある。フォーカスカーブの形状や数値範囲は、対象物の反射率など表面状態により一義に決まらないので、この状態でピント評価値の最大値からフォーカス位置を求める方法では、最適なフォーカス位置を安定して求めることはできない。
そこで、本実施の形態のAFモジュール24を以下のように構成することにより、光学系の影響を排除して安定したオートフォーカス動作を実現するようにしている。
図2はAFモジュール24の内部構成を示すブロック図である。
CPU30は、AFモジュール24の制御と、内部バス26を介してCPUモジュール22とのインターフェースを担当する。CCDカメラ10から出力された画像信号は、カメラインターフェース31及びA/D変換器32を経て、メモリ33に取り込まれる。コントローラ34は、メモリ33から画像信号を読み出し、平滑化処理、平均輝度算出処理、ピント評価値算出処理、フォーカス軸制御処理の各処理を実行し、ドライバ35を介してフォーカス軸駆動ユニット12を制御する。モニタ38は、処理画像、処理結果、端末40で入力されたパラメータ設定情報などを必要に応じて表示するための表示器であり、表示内容は、表示用メモリ39に格納される。
なお、フォーカス軸駆動ユニット12としては、パルスモータ等でなる駆動部36と、動作位置原点やリミット位置、実動作位置の検出に使用されるセンサ37とを有し、ドライバ35から出力されるパルス列を受けてカメラレンズをフォーカス軸方向へ駆動するように構成することができる。これ以外にも、コントローラからの出力をD/A変換して、ドライバによりピエゾステージを駆動するようにしてもよい。
さて、コントローラ34は、平滑化回路34A、平均輝度算出回路34B、ピント評価値算出回路34C及びフォーカス軸制御回路34Dを備えている。
平滑化回路34Aは、複数のフォーカス位置(サンプル点)で取得したワークの各々の画像データ(サンプル画像)のオートフォーカス対象領域(画面全体あるいは画面内の一部領域)を平滑化処理する回路であり、本発明の「画像平滑化手段」に対応する。この平滑化回路34Aによって、取得した各サンプル画像の明るさの斑状の分布(スペックル)を低減する。
なお、画像平滑化の処理条件(処理対象画素数、フィルタリング係数、処理回数、重み付けの有無等)は任意に設定可能であり、これらの処理条件は、端末40を介して設定される。
平均輝度算出回路34Bは、各サンプル画像のオートフォーカス対象領域の画面平均輝度を算出する回路であり、本発明の「平均輝度算出手段」に対応する。この平均輝度算出回路34Bによって得られた各サンプル点における画面平均輝度は、後述するピント評価値算出回路34Cにおける当該サンプル点のピント評価値Pvの算出に供される。
ピント評価値算出回路34Cは、各サンプル画像のピント評価値Pvを各々算出する回路であり、本発明の「評価値算出手段」に対応する。本実施の形態では、このピント評価値算出回路34Cをエッジ強調処理回路を含む構成としている。
本実施の形態において、ピント評価値とは、画像の特徴部・輪郭部がはっきり見える状態を数値で評価した指標をいう。特徴部・輪郭部の画素間の輝度データ変化を見ると、はっきりした像では急峻な変化となり、ぼけた像では緩やかな変化となる。そこで本実施の形態では、隣り合う画素間の輝度データ差を評価することで、ピント評価値Pvを計算するようにしている。
実処理例では、取り込んだ画像中全画素に[数1]の演算を行い、周囲の画素との輝度データ差を求める。この式で、前項は縦方向、後項は横方向の輝度変化を検出する。これにより、処理画素輝度によらず、評価点とその周囲との間の輝度変化分のみを抽出できる。
Figure 2005148860
なお、この例では処理対象画素領域を3×3としているが、5×5や7×7等であってもよい。また、係数に重み付けを行っているが、係数の設定の仕方は任意であり、重み付けなしで処理するようにしてもよい。
ピント評価値Pvの算出は、上記エッジ強調処理式による計算後、平均輝度算出回路34Bで算出した対応サンプル点における画面平均輝度で除算処理を実行する。すなわち、各サンプル画像のピント評価値Pvは、[数2]で示すように、エッジ強調処理回路により得られるピント評価値Pvoの、当該サンプル点の画面平均輝度Paveによる除算値とする。
Figure 2005148860
[数2]において、Pv(i)はi番目のフォーカス位置におけるピント評価値、Pvo(i)はi番目のフォーカス位置における処理計算値、Pave(i)はi番目のフォーカス位置における画面平均輝度である。
なお、[数3]に示すように、[数2]で得られる演算値に画面平均輝度の最大値Pavemaxを乗算してピント評価値Pvを算出するようにしてもよい。
Figure 2005148860
このように、ピント評価値(Pv)として画面平均輝度による除算値を用いるのは、ピント評価値が評価点(画素)とその周囲の画素との輝度の差がどの位あるかに関係したものであるので、取得した画像間に輝度のバラツキがあり、画面平均輝度(当該画面を構成する画素個々の輝度の総和を当該画面の全画素数で除算した輝度値)そのものが変化した場合、そこから計算される指標の絶対値も変化してしまうのを回避するためである。
例えば、周囲との輝度差が20%あるとする。画面平均輝度50のとき当該20%の輝度差は10となり、画面平均輝度100では20となる。このように、同じ変化率であっても元の画面平均輝度により絶対値が大きく異なってしまう。一般の可視光顕微鏡などの光学系では問題となることは少ないが、紫外光顕微鏡などの光学系ではこのような問題は顕著となる。
そこで本実施の形態では、このような画面輝度変化に対応するため、画面平均輝度(Pave)でピント評価値を規格化して、画面輝度変化によるピント評価値への影響を防ぐようにしている。つまり、ピント評価値としてその画面平均輝度の除算値を用いることによって、画面平均輝度50、輝度差20%の場合のピント評価値は0.2(10/50)となり、画面平均輝度100、輝度差20%の場合のピント評価値も0.2(20/100)となって互いに一致することになり、フォーカス位置間における輝度のバラツキによるピント評価値への影響が排除されることになる。
次に、フォーカス軸制御回路34Dは、ピント評価値算出回路34Cで算出したピント評価値の最大値に基づいてピント位置を算出し、算出したピント位置を最適フォーカス位置としてフォーカス軸駆動ユニット12を駆動するもので、本発明の「ピント位置算出手段」及び「駆動手段」に対応する。
一般的に、画像オートフォーカス制御は、レンズ−ワーク間距離が異なる複数のフォーカス位置でサンプル画像を取得し、その中から最大のピント評価値が得られるサンプル画像のフォーカス位置を検出することによりピント位置を決定する。したがって、サンプル画像が多いほど(サンプル間のフォーカス移動量が狭いほど)高精度なオートフォーカス制御が実現できる。しかしその一方で、サンプル数が増大すれば処理に要する時間も大きくなり、オートフォーカス制御の高速性を確保できなくなる。
そこで本実施の形態では、図6に示すように、算出したピント評価値の最大値Pv(m)及びその近傍の複数のピント評価値(Pv(m-1),Pv(m+1),Pv(m-2),Pv(m+2),Pv(m-3),Pv(m+3))に基づいて最適フォーカス位置(ピント位置)を検出するようにしている。
図6に示すように、ピント位置近傍は上に凸の二次曲線に近い。そこで、ピント位置近傍点を使い、最小二乗法により近似二次曲線を計算し、頂点を求め、それをピント位置とする。図中実線は3点(Pv(m),Pv(m-1),Pv(m+1))、破線は5点(Pv(m),Pv(m-1),Pv(m+1),Pv(m-2),Pv(m+2))、一点鎖線は7点(Pv(m),Pv(m-1),Pv(m+1),Pv(m-2),Pv(m+2),Pv(m-3),Pv(m+3))のピント評価値から近似計算した曲線である。グラフの開き具合は異なるが、頂点の位置はほぼ同じで、単純な処理ながら有効な近似方法であることがわかる。
なお、上述の曲線近似法に限らず、例えば、Pv(m)及びPv(m+1)の2点を通る直線と、Pv(m-1)及びPv(m-2)の他の2点を通る直線とから互いの交点を計算してそれをピント位置とする方法(直線近似法)や、正規分布曲線近似等の他の近似法を用いてピント位置を検出するようにしてもよい。
次に、図4を参照して、AFモジュール24による画像オートフォーカス制御の動作フローを説明する。
まず、対象ワークのオートフォーカス領域、フォーカス位置検索範囲、取得画像サンプル間のフォーカス移動量(フォーカス軸ステップ長)、画像平滑化処理条件、エッジ強調処理条件などの初期設定が入力された後(ステップS1)、画像オートフォーカス制御が実行される。
CCDカメラ10の対物レンズは、フォーカス軸駆動ユニット12の駆動により、オートフォーカス制御開始位置からフォーカス軸方向に沿って移動を始めると共に、画像同期信号に同期してワークのサンプル画像を取得する(ステップS2,S3)。次いで、取得したサンプル画像のフォーカス軸座標(レンズ−ワーク間距離座標)を取得する(ステップS4)。
なお、レンズの移動方向は特に限定されないが、本例ではワークに接近する方向へ移動する。
この後、取得したサンプル画像に対する画面平均輝度算出処理、画像平滑化処理、エッジ強調処理及びピント評価値算出処理が行われる(ステップS5〜S8)。
画面平均輝度算出工程(ステップS5)は、平均輝度算出回路34Bにて演算される。算出された画面平均輝度は、後にピント評価値の算出に供される。なお、この画面平均輝度算出工程は、平滑化処理工程(ステップS6)の後に行うようにしてもよい。
画面平滑化処理工程(ステップS6)は、平滑化回路34Aにて処理される。この画像平滑化処理工程により、取得したサンプル画像において、光源の単一波長化に起因するスペックルの影響が排除される。
エッジ強調処理工程(ステップS7)及びピント評価値算出処理工程(ステップS8)は、ピント評価値算出回路34Cにて実行される。これらの工程では、先の平滑化処理工程(ステップS6)で平滑処理されたサンプル画像に基づいて、例えば上記[数1]で示したエッジ強調処理式によって特徴部・輪郭部の画素間の輝度データ差を計算する。
以上のステップS2〜S8によってオートフォーカスループ(AFループ)が構成される。このAFループでは、取得される各フォーカス位置におけるサンプル画像それぞれに対して上述と同様な処理が実行される。
CCDカメラ10のレンズ総移動長が全検索範囲に達すると、AFループは終了し、各サンプル画像のピント評価値の画面平均輝度による規格化処理が実行される(ステップS9,S10)。ピント評価値の輝度規格化処理工程(ステップS10)では、上記[数3]式で示した演算式で各サンプル画像のピント評価値Pvがそれぞれ算出される。
なお、この輝度規格化処理工程(ステップS10)は、本例のようにAFループ終了後に行う場合に限らない。すなわち、AFループ内において各サンプル画像のピント評価値算出処理と同時に行うようにしてもよい。この場合、上記[数2]式で示した演算式で各サンプル画像のピント評価値Pvを算出することができる。
図5に、平滑化処理(ステップS6)及び輝度規格化処理(ステップS10)を行って得られるフォーカスカーブ(FC1)を実線で、平滑化処理のみ行って得られるフォーカスカーブ(FC2)を一点鎖線でそれぞれ示す。また比較のため、図3Bに示したフォーカスカーブ(FC3)を破線で示す。
図5から明らかなように、本実施の形態によれば、光学系の影響部を大きく改善し、最適フォーカス位置(ピント位置)として検出されるべきピント評価値のピークを顕在化させることができる。これにより、短波長、単一波長の光学系においても安定かつ正確なオートフォーカス動作を実現することができる。
また、サンプル画像の平滑化処理だけでも光学系影響部の改善が見られるので、必要に応じて輝度規格化処理工程を省略してもよいが、この輝度規格化処理を行うことによって光学系影響部の更なる改善が図られ、ピント位置のより正確な検出が可能となる。
続いて、ピント位置算出工程が行われる(ステップS11)。このピント位置算出処理は、フォーカス軸制御回路34Dにて実行される。ピント位置の算出には、図6を参照して説明したように、ピント評価値の最大値とその近傍の複数のピント評価値の各点を通る近似曲線を求め、その頂点を検出してこれをピント位置とする。
これにより、従来より広く適用されている山登り法と比較して効率的かつ高精度にピント位置を検出することができるので、オートフォーカス動作の高速化に大きく貢献することができる。
一方、図6において、横軸のレンズ−ワーク間距離が総検索範囲とした場合、動作中にピント位置を通過したことが判断できれば、Pv(m+3)以降の画像取得は不要となり、その分の動作時間を削減することができるので、オートフォーカス動作の更なる高速化を実現することが可能となる。なお、ピント位置通過の判断手法としては、ある一定以上のピント評価値(パラメータとして与える、或いはこれまでのフォーカス動作結果から学習する)を超える山を通過して、近似に必要なサンプル数を取得する方法等が挙げられる。
そして最後に、CCDカメラ10のレンズをピント位置へ移動させる移動工程(ステップS12)を経て、AFモジュール24による画像オートフォーカス制御が完了する。
以上のようにして、短波長、単一波長の光学系に起因する影響を排除して高精度な画像オートフォーカス制御を安定して行うことができ、これにより例えば半導体ウェーハ等の表面に形成された微細な構造体を分解能高く観察、検査することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、対象ワークとして、部品自動組立ラインの検査工程における部品の良否判定用画像処理システムを例に挙げて説明したが、勿論、これに限らず、例えば、部品の組立状態を複数の評価基準に従ってランク分けする評価システムにも本発明は適用可能である。
この場合、画像処理装置6からPLC21へ供給される出力信号としては、当該画像処理装置6にて検査結果を評価する場合にはその評価結果が含まれ、他方、PLC21(CPUモジュール22)にて検査結果を評価する場合にはその評価を行うのに必要な情報が含まれることになる。
また、以上の実施の形態では、フォーカス軸駆動ユニット12の駆動制御をPLC21のAFモジュール24で直接的に行うようにしたが、これに限らず、多様なフォーカス軸駆動形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、フォーカス軸駆動ユニット12の駆動制御を、AFモジュール24からCPUモジュール22、I/Oモジュール25(又はその他の専用モジュール)を介して行うようにしてもよい。また、フォーカス軸座標を位置センサ等によって取得することも容易に行うことができる。
本発明の実施の形態によるプログラマブルロジックコントローラ21を備えた画像処理システム20の概略構成を示すブロック図である。 AFモジュール24の内部構成を示すブロック図である。 Aはレンズ−ワーク間距離(フォーカス位置)とピント評価値との関係を示すフォーカスカーブの一例を示し、Bは光学系の影響を受けたフォーカスカーブの一例を示す図である。 AFモジュール24の動作を説明する工程フロー図である。 AFモジュール24の一作用を説明するフォーカスカーブの一例であり、FC1は画像平滑化処理及びピント評価値の輝度規格化処理を行ったときの例、FC2は画像平滑化処理のみ行ったときの例、FC3は図3Aに示したフォーカスカーブ例である。 ピント位置をピント評価値最大値近傍で曲線近似することにより算出する方法を説明する図である。 オートフォーカス機能を備えていない従来の画像処理システムの一構成例を示す概略構成図である。 オートフォーカス機能を備えた従来の画像処理システムの一構成例を示す概略構成図である。
符号の説明
6…画像処理装置、7…センサ、8…表示装置、9…シリンダ機構、12…フォーカス軸駆動ユニット、20…画像処理システム、21…PLC(プログラマブルロジックコントローラ)、22…CPUモジュール、23…通信モジュール、24…AF(オートフォーカス)モジュール、25…I/Oモジュール、26…内部バス、34A…平滑化回路、34B…平均輝度算出回路、34C…ピント評価値算出回路、34D…フォーカス軸制御回路。

Claims (6)

  1. 撮像手段により撮影された対象ワークの映像を画像処理手段を介して観察又は検査し、その結果得られる出力信号に基づいて制御対象機器を制御するプログラマブルロジックコントローラであって、
    CPUモジュールと、
    前記画像処理手段からの出力信号が入力されると共に前記制御対象機器に対して制御信号を出力する入出力モジュールと、
    前記撮像手段から供給される前記対象ワークの画像データに基づいて、前記撮像手段を最適フォーカス位置へ駆動制御する画像オートフォーカスモジュールとが、
    それぞれ互いに内部バスを介して接続されてなる
    ことを特徴とするプログラマブルロジックコントローラ。
  2. 前記画像オートフォーカスモジュールは、
    複数のフォーカス位置で取得した前記対象ワークの各画像データを平滑化処理する画像平滑化手段と、
    前記平滑化処理した各画像データについて各々ピント評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記算出した各ピント評価値のうちその最大値に基づいてピント位置を算出するピント位置算出手段と、
    前記算出したピント位置を最適フォーカス位置として前記撮像手段を駆動する駆動手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  3. 前記画像オートフォーカスモジュールは、前記取得した各画像データの画面平均輝度を算出する平均輝度算出手段を有し、前記ピント評価値として前記算出した画面平均輝度による除算値を用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  4. 前記評価値算出手段は、前記取得した各画像データにおける隣接画素間の輝度データ差を算出するエッジ強調処理手段でなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  5. 前記ピント位置算出手段は、前記算出したピント評価値の最大値及びその近傍の複数のピント評価値に基づいて前記ピント位置を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  6. 撮像手段により撮影された対象ワークの映像を画像処理手段を介して観察・検査し、その結果得られる出力信号に基づいて制御対象機器を制御するプログラマブルロジックコントローラ用の画像オートフォーカスモジュールであって、
    CPUモジュールと、前記画像処理手段からの出力信号が入力されると共に前記制御対象機器に対して制御信号を出力する入出力モジュールとに対し、それぞれ互いに内部バスを介して接続され、
    前記撮像手段から供給される前記対象ワークの画像データに基づいて、前記撮像手段を最適フォーカス位置へ駆動制御する
    ことを特徴とする画像オートフォーカスモジュール。
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