JP2005148824A - 端末装置、印刷装置、会計端末装置及びそれらから構成される情報処理システム - Google Patents

端末装置、印刷装置、会計端末装置及びそれらから構成される情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信障害が発生した場合でもシステムの機能を停止させず、端末装置に入力されたデータを端末管理装置に送るための代替手段を、特別な専用機構を付加することなく安価に提供する。
【解決手段】データを入力する入力部と、入力されたデータを記憶するデータ記憶部と、データ記憶部に記憶されたデータを表示する表示部と、特定状態を検知する検知部と、記憶されたデータを識別符号に変換するための変換情報を記憶する変換情報記憶部と、検知部が特定状態を検知した場合に、記憶されたデータを前記変換情報を用いて変換した識別符号を表示部に表示する制御部とを備える端末装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置、印刷装置、会計端末装置及びそれらから構成される情報処理システムに関し、特に、受注管理、在庫管理、経理処理等の種々の情報処理を行うのに利用される端末装置、端末管理装置、印刷装置、さらには、これらの装置を通信を介して接続した販売管理システムに関する。
従来、情報の一元管理、データの共有、業務の効率化等の観点から、情報を入力する多数の端末装置と、端末から入力された情報を記憶、集計、加工等する端末管理装置とを通信を介して接続した業務管理システムが多くの企業で利用されている。
たとえば、複数のデータ処理装置で利用されるデータに状態フラグを付加して、端末管理装置で一元管理し、データの整合性、リアルタイム性、メンテナンス作業等の効率化を図ったデータ共有システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、特にこのシステムをレストランにおけるオーダリングシステムに適用した場合について、注文処理、会計処理、集計処理および分析処理を行う別々の装置が、1つの記憶装置に記憶された状態フラグ付きのデータを共有して、各装置のデータ処理を行うシステムが記載されている。
また、医療機関により必要とされる情報を蓄積、管理する端末管理装置と、端末管理装置に記憶される標準インターフェース情報を得て、データの入力処理、検索処理を実行する複数のクライアントコンピュータとを備え、端末管理装置側で標準ユーザインターフェース情報のメンテナンスを行うだけで容易に機能変更ができるようにした情報管理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これらの業務管理システムは、業務にまつわるコストの削減、時間短縮によるサービス向上、人為的ミスの削減による業務の信頼性向上等の効果が期待され、各分野に普及しつつある。その典型的な一例は、チェーンストア式の外食産業である。この業界では、他系列店との競争を優位に進めるためにオーダリングシステムとしての導入普及が著しい。これに伴って、業務管理システムへの業務依存度が高まり、システムの安定性、信頼性に対する要求が一層厳しくなっている。システム障害に伴う業務上の損失が大きいからである。
これに対して、例えば端末装置と端末管理装置が無線通信で接続されたシステムで、通信機能に障害が生じた場合に無線通信と別に設けた赤外線通信、有線通信や電磁誘導方式等による代替通信部によって端末装置に入力された情報を端末管理装置側に送り、システムダウンを回避できるシステムが知られている(例えば、***参照)。しかし、このようなシステムは通信障害の場合にのみ使用される代替通信部を別途備える必要があるため、コスト的な負担が大きい。
また、別の手段としてモード切替えによって表示器にバーコードを表示し、表示したバーコードをバーコードセンサーで読み取る方法が考えられる(例えば、特許文献3参照)。業務管理システムでは管理する商品等の識別用にバーコードが一般的に用いられ、システム中の機器はバーコードセンサーを備えているからである。しかし、前記文献3ではバーコード表示のために液晶表示部を特別な構造にしている。表示するバーコードが、通常のモードで液晶表示部に表示する情報に比べて高解像度の表示を必要とするためである。従って、やはりコスト的な負担が大きかった。
特開2003−162772号公報 特開2003−148882号公報 特開昭59−128627号公報
しかし、近年の技術の進歩により安価で高精細な表示装置が入手できるようになった。また、端末装置の処理能力、通信能力向上とも相まって端末装置に高精細表示器を搭載して従来のシステムになかった情報を表示させ、業務効率をより向上させるとともに、付加価値を高めたシステムを提供することが可能になった。例えば、前記のレストラン・オーダリングシステムでは、メニューの詳細情報を画像と共に表示させ、必要に応じて店員が客に提示できるシステムが考えられる。特に期間限定の特別メニューや時間帯、日替わりメニュー等は印刷されたメニューでは入れ替え等の対応が煩雑であり、業務コストの上昇にもつながる。これらの情報を端末管理装置に入力し、時間あるいは期間に応じて端末装置へ送ったり、端末装置のデータを更新したりすれば、サービスの質が向上し、業務コストが削減できる。
従って、前期のような業務管理システムにおいては、表示器に特別な構造を用いなくても端末装置の表示器にバーコードを表示させ、安価に通信障害発生時の代替部を提供できる可能性がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、端末装置と端末管理装置とを通信を介して接続した業務管理システムにおいて、端末装置と端末管理装置との間に通信障害が発生した場合でもシステムの機能を停止させず、端末装置に入力されたデータを端末管理装置に送るための代替手段を、特別な専用機構を付加することなく安価に提供するものである。
この発明は、データを入力する入力部と、入力されたデータを記憶するデータ記憶部と、データ記憶部に記憶されたデータを表示する表示部と、特定状態を検知する検知部と、記憶されたデータを識別符号に変換するための変換情報を記憶する変換情報記憶部と、検知部が特定状態を検知した場合に、記憶されたデータを前記変換情報を用いて変換した識別符号を表示部に表示する制御部とを備える端末装置を提供するものである。
また、別の観点からこの発明は、前記端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る読取部と、読み取られた識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部と、読み取られた識別符号または前記逆変換情報を用いて識別符号を逆変換して得たデータを印刷する印刷部とを備える印刷装置を提供するものである。
さらに、別の観点から、この発明は前記端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る読取部と、読み取られた識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部と、読み取られた識別符号を前記逆変換情報を用いて逆変換して得たデータを端末管理装置へ転送する通信部とを備える会計端末装置を提供するものである。
この発明の端末装置は、記憶されたデータを識別符号に変換するための変換情報を記憶する変換情報記憶部と、検知部が特定状態を検知した場合に、記憶されたデータを前記変換情報を用いて変換した識別符号を表示部に表示する制御部とを備えるので、特定状態において識別符号を読み取ることによって端末装置の内部に保持されたデータを読み出すことができる。
また、印刷装置が、端末装置に表示された識別符号を読み取って、識別符号または逆変換情報を用いて識別符号を逆変換したデータを印刷できるので、端末装置の通信に障害があっても端末装置のデータを印刷することができる。
さらに、会計端末装置が、端末装置に表示された識別符号を読み取って、識別符号を逆変換情報を用いて逆変換したデータを端末管理装置へ転送するので、端末装置の通信に障害があっても端末装置のデータを端末管理装置へ転送することができる。
この発明の端末管理装置は、好ましくは、受注管理、在庫管理、経理処理等の種々の情報処理を行うのに利用され業務管理システムに用いられ、特に、端末装置、端末管理装置、印刷装置を通信を介して接続した販売管理システムに用いられるが、それに限定されるものではない。
この発明の端末装置は、データを入力する入力部と、入力されたデータを記憶するデータ記憶部と、データ記憶部に記憶されたデータを表示する表示部と、特定状態を検知する検知部と、記憶されたデータを識別符号に変換するための変換情報を記憶する変換情報記憶部と、検知部が特定状態を検知した場合に、記憶されたデータを前記変換情報を用いて変換した識別符号を表示部に表示する制御部と、端末管理装置とデータ通信する通信部とを備え、前記特定状態は、前記通信部が端末管理装置と送信できない送信不可状態であってもよい。
こうすれば、端末装置の通信部が端末管理装置と通信できない状態でもデータ記憶部に記憶されたデータを表示部に識別符号として表示するので、表示された識別符号を読み取ることによってデータを外部に送ることができ、端末装置と端末管理装置間に通信障害が生じても、端末装置内のデータを外部に送る代替手段が特別な専用機構を付加することなく安価に提供される。
また、検知部が、前記送信不可状態が解消されたことを検知した場合に、制御部がデータ記憶部に保持されているデータを消去するようにしてもよい。
こうすれば、送信不可状態が解消された後は、保持されているデータが消去されるので、端末装置が送信不可状態から復帰した際に、わずらわしい操作なしに通常処理に復帰することができる。
あるいは、変換情報記憶部は記憶内容の更新が可能であり、通信部は端末管理装置から更新された変換情報を受信し、受信した情報に基づいて制御部が変換情報記憶部の変換情報を更新するようにしてもよい。
こうすれば、端末管理装置から受信した情報に基づいて変換情報記憶部に記憶されている変換情報を更新するので、複数の端末装置の変換情報を端末管理装置側で一括管理することができ、更新の手間を省くことができるとともに端末装置間での不一致を防ぐことができる。
また、表示部に複数の識別符号を表示する場合に、制御部は、所定数の識別符号を順次切替え表示するようにしてもよい。
こうすれば、画面表示を切り換えて識別符号を順次表示するので、端末装置内に保持されている全てのデータを表示させて読み取ることができる。
さらに、制御部は、表示する各データにユニークな識別コードを割り当て、各データとそれに対応する識別符号とを対にして同一画面に表示するようにしてもよい。
こうすれば、識別コードを読み取ってデータの重複表示を判別することが可能となるので、端末装置に表示された各データが重複して読み取られるのを防ぐことができる。
また、別の観点からこの発明は、入力されたデータを端末管理装置へ送信する第1通信部と、前記データを表示する表示部と、端末管理装置へのデータ送信が不可能な状態のときにデータを第1識別符号に変換して表示する第1制御部とを備える端末装置と通信するための第2通信部と、受信した印刷情報から各データに対応する第2識別符号を含む所定形式の情報を出力する印刷部と、出力された印刷出力の第2識別符号を読み取る読取部と、読み取った第2識別符号を処理して第1形式データを生成し、端末管理装置へ送信する第2制御部と、第1識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部とを備え、第2制御部はさらに、端末装置がデータ送信不可能状態のときに表示される第1識別符号が読取部で読み取られた結果を逆変換して第2形式データとして端末管理装置へ送信し、前記第2形式データは端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであることを特徴とする印刷装置を提供するものである。
こうすれば、読取部で読み取られた第1識別符号を逆変換して端末管理装置へ送信された第2形式データが、正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであるので、端末装置がデータ送信不可能な状態のときに第1識別符号を読み取って端末管理装置に送信する印刷装置が特別な専用機構を付加せずに提供され、これによって端末管理装置は端末装置のデータ送信不可状態に影響されることなくデータを処理することができる。
さらに、第2通信部は端末管理装置から更新された逆変換情報を受信し、受信した情報に基づいて第2制御部が逆変換情報記憶部の逆変換情報を更新するようにしてもよい。
こうすれば、端末管理装置から受信した情報に基づいて逆変換情報記憶部に記憶されている逆変換情報を更新するので、逆変換情報を端末管理装置側で一括管理することができ、更新の手間を省くことができるとともに対応する変換情報との整合をとることができる。
第2制御部が、読み取られた各第1識別符号を逆変換したデータを利用して、各データが端末装置から端末管理装置に送信されて印刷情報が作成された場合と同じ形式の出力を得るように印刷情報を生成し、印刷部がその印刷情報を出力する処理を行ってもよい。
こうすれば、各データが端末装置から端末管理装置に送信された場合と同じ印刷出力が得られるので、端末装置がデータ送信不可能な状態のときに第1識別符号を読み取って印刷出力を出力する印刷装置が特別な専用機構を付加せずに提供され、これによって印刷装置は端末装置のデータ送信不可状態に影響されることなく印刷出力を出力することができる。
あるいは、端末装置の表示部には、第1識別符号とともに、各第1識別符号に対応するデータに対してユニークな識別コードが表示され、第2制御部が、表示された識別情報と識別コードとが交互の順に読み取られないと判断した場合に警告を報知するようにしてもよい。こうすれば、第1識別符号と識別コードとが確実に対で読み取られるので、識別コードを用いて第1識別符号の重複をチェックすることができる。
また、端末装置の表示部には第1識別符号とともに、各第1識別符号に対応するデータに対してユニークな識別コードが表示され、第2制御部が、読み込まれた識別コードが既に読み込まれたものと重複すると判断した場合に警告を報知するようにしてもよい。こうすれば、既に読み込まれた第1識別符号の重複読み取りを確実に防ぐことができるので、端末管理装置へデータを重複して送信するのを防ぐことができる。
第2制御部が、前記警告内容を示す印刷情報を生成し、印刷部がその印刷情報を出力してもよい。こうすれば、警告報知が印刷出力によって行われるので、警告の内容を詳しく正確に知らせることができて、誤操作を確実に防ぐことができる。
また、別の観点からこの発明は、入力されたデータを端末管理装置へ送信する第1通信部と、前記データを表示する表示部と、端末管理装置が端末管理装置へのデータ送信が不可能な状態のときにデータを第1識別符号に変換して表示する第1制御部とを備える端末装置と通信するための第2通信部と、会計データを入力する会計入力部と、端末管理装置へ送信されたデータに関連して印刷出力される第2識別符号を読み取る読取部と、読み取った第2識別符号を処理して第1形式データを生成し、端末管理装置へ送信する第2制御部と、第1識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部と、受信したデータ及び入力された会計データに基づいて集計処理をする会計処理部とを備え、第2制御部はさらに、端末装置がデータ送信不可能状態のときに表示される第1識別符号が読取部で読み取られた結果を逆変換して第2形式データとして端末管理装置へ送信し、前記第2形式データは端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであることを特徴とする会計端末装置を提供するものである。
こうすれば、読取部で読み取られた第1識別符号を逆変換して端末管理装置へ送信された第2形式データが、端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであるので、端末装置がデータ送信不可能な状態のときに第1識別符号を読み取って端末管理装置に送信する会計端末装置が特別な専用機構を付加せずに提供され、これによって端末管理装置は端末装置のデータ送信不可状態に影響されることなくデータを処理することができる。
さらに、第2通信部が端末管理装置から更新された逆変換情報を受信し、受信した情報に基づいて第2制御部が逆変換情報記憶部の逆変換情報を更新するようにしてもよい。
こうすれば、端末管理装置から受信した更新情報に基づいて逆変換情報記憶部に記憶されている逆変換情報を更新できるので、逆変換情報を端末管理装置側で一括管理することができ、更新の手間を省くことができるとともに対応する変換情報との整合をとることができる。
また、別の観点からこの発明は、前記端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る読取部と、読み取った識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報と読み取られた識別符号を前記逆変換情報を用いて逆変換して得たデータとを格納する記憶部とを備える端末管理装置を提供するものである。
この発明によれば、端末管理装置が端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取ってデータに逆変換するので、端末装置の通信に障害があっても端末装置のデータを端末管理装置へ転送することができる。
また、別の観点からこの発明は、端末装置と端末管理装置と印刷装置と会計端末装置とがネットワークを介して接続された情報処理システムであって、端末装置が、入力されたデータを端末管理装置へ送信する第1通信部と、前記各データを表示する表示部と、端末管理装置が端末管理装置へのデータ送信が不可能な状態のときに各データを識別符号に変換して表示する第1制御部とを備え、端末管理装置が、受信した各データを所定形式に印刷するための印刷情報を生成する第2制御部と前記印刷情報を印刷装置に送信する第2通信部とを備え、印刷装置が、端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る第1読取部と、読み取った識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する第1逆変換情報記憶部と、端末管理装置から送られた印刷情報あるいは、前記逆変換によって得られたデータを印刷する印刷部と、前記逆変換によって得られたデータを端末管理装置へ転送する第3通信部を備え、会計端末装置が、端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る第2読取部と、読み取った識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する第2逆変換情報記憶部と、前記逆変換によって得られたデータを端末管理装置へ転送する第4通信部とを備え、印刷装置は、端末装置がデータ送信不可能状態のときに表示される第1識別符号を第1読取部で読み取った結果を逆変換して所定形式データとして端末管理装置へ送信し、あるいは、会計端末装置は、第2読取部で読み取った結果を逆変換した所定形式データとして端末管理装置へ送信し、前記所定形式データはいずれも端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであることを特徴とするシステムを提供するものである。
この発明の情報処理システムは、端末装置がデータ送信不可能状態のときに表示される識別符号を第1読取部で読み取った結果を逆変換して所定形式データとして端末管理装置へ送信し、あるいは、会計端末装置は、第2読取部で読み取った結果を逆変換した所定形式データとして端末管理装置へ送信し、前記所定形式データはいずれも端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであるので、端末装置がデータ送信不可能状態になってもシステムの機能を停止させずに端末装置に入力されたデータを端末管理装置に送ることができ、しかもその手段が特別な専用機構を付加することなく安価に提供される。
この発明において、端末装置は、たとえばレストラン等の受注業務においてオーダを入力するオーダ受付端末に利用される。また、端末管理装置は、いわゆる情報を集中管理するサーバを意味する。印刷装置は、文字、図形、画像等を用紙に出力することのできるプリンタを意味する。会計端末装置は、レストラン等で料金精算に用いられるいわゆるPOSを意味する。
この発明に係る販売管理システムは、特にレストラン等の受注業務に用いることが好ましい。この場合、端末装置における受注操作の円滑化とメンテナンスの容易化を図ることができ、端末管理装置による情報の一元管理と、レストラン業務の円滑化、迅速化、正確化を図ることができる。
この発明に係る販売管理システムを、レストラン業務に適用する場合、端末装置は受注を受ける者が携帯し、端末管理装置、印刷装置および会計端末装置は店内に設置される。そしてこれらの装置はネットワークを介して接続されることが好ましく、特に端末装置と他の装置とは無線通信で接続されることが好ましい。
以下、図面に示す実施形態に基づいてこの発明を詳述する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<システムの構成>
図3に、この発明に係る販売管理システムの一実施例の構成ブロック図を示す。この発明に係る販売管理システムは、サーバ(SV)10、オーダ受付端末(HT)20、プリンタ(PT)30、会計端末装置(POS)40とから構成され、これらがネットワーク50を介して有機的に接続される。ネットワーク50としては、LAN、WAN等のさまざまな形態のネットワークを利用することができるが、これらの装置が1つの店舗内に設置される場合は、イーサネット(登録商標)等のLANを用いることが好ましい。ネットワーク50には、各装置の通信部が接続されるが、その接続は有線LANあるいは無線LANのどちらでもかまわない。
ただし、固定設置されるサーバ(SV)10、会計端末装置(POS)40、プリンタ(PT)30は、有線LAN61を用いることが好ましく、利用者が携帯し移動して利用されるオーダ受付端末(HT)20や、小型のプリンタ(PT)30は、無線LAN62を用いることが好ましい。
<サーバ(SV)>
サーバ(SV)10は、店舗内の事務室等に固定設置されるものであり、通常の情報処理装置と同様に、主として通信部11、制御部12、入力部13、表示部14、記憶部15から構成される。通信部11は、LAN等のネットワーク50に接続する機能を有する部分であり、所定のプロトコルに基づいてデータの送受信をする。制御部12は、サーバ(SV)の処理全体をコントロールする部分であり、いわゆるCPUを中心として、RAM、ROM、I/Oコントローラなどからなるマイクロコンピュータにより実現される。
この発明において、サーバ(SV)10の制御部12は、オーダ受付端末20(HT)へ送信するデータ等の設定および切り換え処理、切り換え条件設定処理、切り換え条件が満たされているか否かを検知する検知処理、端末(HT)20から送信されてきた情報の解析処理および格納処理、プリンタ(PT)30へ送信する印刷情報の作成処理、会計端末装置(POS)40から送信されてきた情報の解析処理および格納処理などを行う。主として、制御部12のCPUは、記憶部15に格納された制御プログラムに基づいて、入力部13等のハードウェアを動作させることにより上記各種処理を実行する。サーバ(SV)10の制御部12の行う処理の詳細については、後述する。
サーバ(SV)10の入力部13は、キーボード、ポインティングデバイスなどの一般的な入力装置を用いればよい。表示部14は、CRT、LCDなどの一般的な表示装置を用いればよい。
記憶部15は、制御部12のCPUが実行する制御プログラム、内部データをバーコードに変換して表示あるいは印刷するための変換情報18、読み取ったバーコードをデータに逆変換する逆変換情報19、オーダ受付端末(HT)20へ送信する情報、処理中に作成され一時保存されるデータ、オーダ受付端末(HT)20から送信されてきた情報、設定された切換条件や座席番号、受注番号、客層、商品メニュー、商品の代金、端末(HT)の識別情報等の店内情報を記憶する部分である。また、記憶部15は、ROM、RAMのような半導体素子、ハードディスクなどの固定記憶装置、CD−ROM、MO、FD、メモリカードなどの可搬型の記憶媒体を用いることができる。
この発明において、上記した「オーダ受付端末(HT)20へ送信する情報」には、商品メニューなどの単なるデータ16と、端末(HT)20に組み込まれることにより、メニューの表示などの所定の機能を実現することができるように動作するアプリケーションプログラム17や前記変換情報18などの制御情報とが含まれる。ここで、レストラン業務の実施例に限れば、オーダ受付端末(HT)20へ送信されるデータには、たとえば、商品メニュー、料金、テーブル番号、入力項目情報などがあげられる。
また、端末(HT)20へ送信されるアプリケーションプログラム17とは、端末側で操作できるプログラムを意味し、たとえば、(a)端末(HT)20へ送信されたデータを、端末(HT)20の表示部14に表示することのできる形式に展開しかつ表示する表示制御プログラム、(b)端末(HT)20でペン等の入力を監視し、かつその入力を受け付けて入力された内容を解析する入力制御プログラム、(c)解析された内容をもとにサーバ(SV)10へ送信する情報を生成する情報生成プログラム、(d)生成した情報をサーバ(SV)10へ転送する転送制御プログラム、(e)端末のブザーを鳴らす、LEDを点滅させるといったハードウェアの制御を行うデバイス制御プログラムなどがあげられる。
これらのアプリケーションプログラム17は、意図的に消去されることがない限り、サーバ(SV)10の記憶部15に常時保存されているものであるが、端末(HT)20側では、常時保存されるものではない。すなわち、サーバ側から送信された後、一時的にその記憶部26に保持されているが、サーバ側からの消去指示があった場合、端末側でそのアプリケーションプログラムによって行われる一連の処理が終了した場合、あるいは、端末側で装置のふたが閉じられたというような終了操作が利用者によって意図的に行われた場合などの事象が起こったときに、端末側の記憶部26から消去される性質のものである。
前記のように、サーバ(SV)10は、各端末(HT)20に提供するデータ16、アプリケーションプログラム17や変換情報18、逆変換情報19を一括管理する端末管理装置でもある。
また、端末HT側に、新しく別のアプリケーションプログラム17が転送された場合に、前に一時的に記憶部26に保持されていたアプリケーションプログラムを消去するようにしてもよい。
サーバ(SV)10において、制御部12が実行する制御プログラムには、次のような機能を実現するものがあげられる。
(1)端末HT20へ送るデータ16、アプリケーションプログラム17および変換情報18を設定する機能、
(2)上記設定されたデータ16、アプリケーションプログラム17および変換情報18を送信する機能、
(3)上記データ16、アプリケーションプログラム17および変換情報18を、他のデータ、アプリケーションプログラム、変換情報18に切り換えるための条件を設定する機能、
(4)現在、設定された切換条件が満たされているか否かを検知する機能、
(5)設定された上記切換条件に基づいて、実際にデータ16、アプリケーションプログラム17及び変換情報18を切り換える機能、
(6)端末(HT)20から受信した情報を解析する機能、集計する機能および記憶部15へ格納する機能、
(7)プリンタ(PT)30へ送信する印刷データを作成する機能、作成した印刷データおよび逆変換情報19をプリンタ30へ送信する機能、
(8)プリンタ(PT)30から受信した情報を解析する機能、記憶部15へ格納する機能、および端末(HT)20へ転送する機能。
(9)会計端末装置(POS)40へ送信するデータ16、アプリケーションプログラム17および逆変換情報19を設定し、送信する機能。
(10)会計端末装置(POS)40から受信した情報を解析する機能、記憶部15へ格納する機能、および端末(HT)20へ転送する機能。
また、端末管理装置は読取部(図示せず)を備えていてもよい。読取部は、文字、画像、識別情報を読み取る部分であり、いわゆるイメージスキャナを用いることができる。また、読取部は、一連の読込データの終了を制御部12に知らせるための読込完了ボタンおよび読み込んだ一連のデータを破棄するキャンセルボタンを備える。
<オーダ受付端末(HT)>
オーダ受付端末(HT)20は、レストラン業務においては、料理の注文を受ける者が携帯する小型の端末であり、無線LAN等の無線通信ネットワークを介して、サーバ(SV)10とのデータ通信を行う機器である。また、図3に示すように、この端末(HT)20は、主として、通信部21、情報閲覧部22、選択部23、表示部24、入力部25、記憶部26、制御部27、変換情報記憶部28および検知部29とから構成される。通信部21は、サーバ(SV)10の通信部11と互換性を有し、同様の機能を持つものである。表示部24は、LCD、EL素子等の小型、軽量の表示装置を用いることが好ましい。選択部23および入力部25は、キーボード、マウス、ペンなどのポインティングデバイス、タッチパネル等を意味し、何らかの情報を入力するという点では同じ機能を有する部分である。
ただし、選択部23は、表示部24に表示された複数個の入力項目のうち目的の項目を選択する部分であり、たとえば、表示部24の上に配置されたタッチパネル上においてその表示項目の部分をペンで押すことによりその項目情報を入力するものである。また、入力部25は、キーボード、専用キー、マウス、トラックボールなどにより、文字、記号あるいは機能選択をする部分であり、たとえば注文された料理の個数や座席番号等を入力するものである。
さらに、手書き文字入力機能や、マイクを設けて音声入力する機能を備えてもよい。音声入力機能を備えた場合は、音声データを文字、記号等に変換する音声認識機能をサーバ(SV)10または端末(HT)20に設けてもよい。手書き文字入力機能を備えた場合は、いわゆる入力パットを備え、手書き文字をイメージとして取り込む機能を最小限必要な機能として備えればよい。さらに手書き文字認識機能を搭載してもよい。
記憶部26は、サーバ(SV)10の記憶部15と同様に、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、ハードディスク、各種記憶媒体により構成される。また、記憶部26には、オーダ受付端末(HT)20で利用される情報や、その動作に最小限必要な制御プログラムが記憶される。
変換情報記憶部28は、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性メモリにより構成されサーバ(SV)10から送られてくる変換情報が格納して記憶される。
最小限必要な制御プログラムとは、情報閲覧処理に必要な基本的なプログラムを意味し、たとえば、インターネットの閲覧処理で用いられるブラウジング用プログラムに相当するプログラムであり、サーバ(SV)10から送信されるアプリケーションプログラムとは異なり、記憶部26の中に常に記憶されている。一方、端末(HT)20で利用される情報とは、サーバ(SV)10から送信されたデータ16、サーバ(SV)10から送信されたアプリケーションプログラム17、および変換情報18を意味する。これらのデータ16およびアプリケーションプログラム17は、サーバ(SV)10から送信されてきたときのみ、一時的に記憶部26に記憶される情報であり、前記したように、サーバからの消去指示等の所定の事象が起こったときに消去されるデータである。あるいは、意図的に消去されることはなくても、サーバからの指示や、への更新要求の送信によって更新される情報であり、端末(HT)20ごとに、それぞれ独自の更新作業を必要とする情報ではない。
このように、データ16、アプリケーションプログラム17および変換情報18を、サーバ(SV)10から送信されてくるように構成したので、サーバ1箇所で更新等のメンテナンス作業をするだけでよく、多数の端末(HT)20側でそれぞれメンテナンス作業をする必要がない。したがって、メンテナンス作業の合理化、容易化および更新忘れや変更、設定ミスを防止することができる。
情報閲覧部22は、サーバ(SV)10から送信されてきた情報(データ16、アプリケーションプログラム17)を取得して、その情報に基づいて表示部24に必要なデータを表示させ、選択部23および入力部25を監視しながら、入力されたデータを、サーバ(SV)10へアップロードする部分である。この情報閲覧部22は、CPUを中心として、ROM、RAM、I/Oコントローラなどからなるいわゆるマイクロコンピュータにより実現される。また、情報閲覧部22は、ROMに記憶されら最小限必要な制御プログラムと、サーバ(SV)10から送信されてきたアプリケーションプログラムとに基づいて、選択部23、入力部25、表示部24、通信部21などのハードウェアを用いて、上記した機能を実行するものである。
また、端末(HT)20では、入力部25により入力されたデータと、選択部23により選択されたデータとを関連づけることが行われる。これは、最小限必要な制御プログラムの一機能として実現することもできるが、関連づけるデータは種々のものが考えられるので、どの入力データとどの選択データとを関連づけるかの設定は、サーバ(SV)10から与えられるアプリケーションプログラムの一機能として実現することが好ましい。あるいは、端末(HT)20の利用者が、自ら端末(HT)を操作して入力データと選択データとを関連づけるようにしてもよい。たとえば、端末(HT)20を用いて、料理の注文を受け付ける場面で、「カレーライス」の項目を選択データとして選択し、その注文個数を「3」と入力した場合、選択データである「カレーライス」と、入力データである「3」とを関連づける。また、選択されたデータが「すし」で、入力されたデータが、手書き文字の「わさび抜き」である場合は、注文された「すし」が「わさび抜き」であることがわかるように、両者のデータを所定の形式で関係づける。
端末(HT)20とサーバ(SV)10との通信は、所定の通信フォーマットに従い行われるが。図4は、特にこの発明に関連し、料理の注文(オーダ情報)を端末(HT)20からサーバ(SV)10へ送信する際の通信フォーマットの一例を示す説明図である。ウェイトレスは客の注文を訊いて端末(HT)20に入力する。注文の受付は、通常テーブル(座席番号)単位にまとめて行われる。ひとかたまりの注文を入力し終えたら客に確認したのち、その内容をサーバ(SV)10に送信する。送信されるオーダ情報は、複数のデータからなる一つの通信パケットに構成されて送信される。
図4で、枠で囲まれた部分が一つのデータに相当し、各データは4バイトのロングワードデータで表現される。枠の太い線で示されるデータはシステム内の通信コマンドとして予めユニークな値が割り当てられたデータである。例えば、パケットの先頭データの「オーダ情報」を示すデータとしてロングワード値の0xFFFFFF00が予約され、他のコマンドと識別される。
各コマンドは、それに続くパラメータデータのデータ数が規定されている。例えば、パケットの2番目に送信される「日時」コマンド(0xFFFFFF01)には2個のパラメータデータが続くと規定されている。そして、そのパラメータデータの1番目は年月日であり2番目は時間を表すデータであって、それぞれのフォーマットが規定されている。
以下、オーダ情報を送信した端末(HT)20を特定するための端末IDをパラメータとする「端末識別符号」コマンド(0xFFFFFF02)、受注管理のための受注番号をパラメータとする「受注番号」コマンド(0xFFFFFF03)、「座席番号」コマンド(0xFFFFFF04)、受注された商品を識別するIDをパラメータとする「商品メニュー」コマンド(0xFFFFFF05)、「数量」コマンド(0xFFFFFF06)の順にパケットが構成される。「商品メニュー」の後には対の「数量」コマンドが必ず続き、注文された商品メニューの全てについてこれらのコマンドが繰り返される。そして、パケットの最後にパケット終了を示す「デリミタ」(0xAA55AA55)が置かれる。
端末(HT)20とサーバ(SV)10との通信が正常な状態にある限り、端末(HT)20の表示画面にはサーバ(SV)10から送信されてきた情報(データ16、アプリケーションプログラム17)を取得して、その情報に基づいて表示部24に必要なデータが表示されている。
しかし、通信に異常が生じた場合、サーバ(SV)10からの情報が取得できないために、現在端末(HT)20が保持しているアプリケーションプログラム17の範疇にない商品メニューなどは表示できず、それ以降の受注処理は中断し、通信の復旧を待たなければならない。
さらに深刻な事態は、直前に客のオーダを訊いて端末(HT)20に入力したが、サーバ(SV)10には未だ送信されていないデータが端末(HT)20内部に保持されたままサーバ(SV)10へ送信できない状態に陥ってしまうことである。どのデータがサーバ(SV)10に送信済みで、どのデータが未送信かを迅速かつ正確に確認できなければ、オーダ処理に抜けや重複が生じて混乱を生じてしまう。
この実施例では、端末(HT)20はサーバ(SV)10との通信に障害が生じたことを検知部29が検知すると、サーバ(SV)10に送信されずに記憶部26内部に残っている各データを消去せずに保持し、通信が正常に動作しているときに予めサーバ(SV)10から受信して変換情報記憶部28に格納しておいた変換情報を用いて、データに対応するバーコードを生成して表示部24に表示させる。
表示部24に用いられている表示装置は、バーコードの線を識別可能な程度に表示させる十分な解像度を持っているものとする。表示されたバーコードは、後述のプリンタ(PT)30や会計端末装置(POS)40が備える読取部のバーコード・スキャナで読み取り可能である。ただし、保持されている全てのデータを一度に表示部24に表示することができない場合は、画面を切り換えることにより各データを順次表示させる。画面の切替えは端末(HT)20に備えるタッチパネルやキーなどの手段を用いてもよい。あるいは表示を一定時間ごとに自動的に切り換えても良い。
また、端末(HT)20は、サーバ(SV)10との通信障害が解消され、正常に通信ができるようになったことを検知部29が検知した場合は、一連のバーコード表示を終了し、記憶部26内部に残っている各データをサーバ(SV)10へ送信して消去する。その後端末(HT)20は初期画面に復帰し、通常の業務処理を行う。
<プリンタ(PT)>
プリンタ(PT)30は、レストラン業務においては、厨房および事務部門に設定される印刷装置であり、固定設置される場合は、有線LANでネットワークに接続してもよいが、厨房等に移動可能な小型のプリンタであれば、無線LAN62でネットワークに接続することが好ましい。図3に示すように、プリンタ(PT)30は、主として通信部31、印刷部32、読取部33、記憶部34、制御部35および逆変換情報記憶部36とから構成される。通信部31は、サーバ(SV)10との通信部11と互換性のある同等の機能を持つ部分であり、サーバ(SV)10から送られてくるデータを受信し、読取部33で読み取った情報をサーバ(SV)10あるいは端末(HT)20へ送信する部分である。
印刷部32は、通信部31が受信した印刷データを印刷する部分である。ここで印刷されるデータは、文字データ、画像データの他、注文料理や商品等を特定する識別情報、たとえばバーコードなどを含んでもよい。記憶部34は、印刷部32で利用される情報や、読取部33によって入力された情報を一時的に記憶する部分であり、ROM、RAM、ハードディスクなどの記憶装置を利用すればよい。
また、厨房に設置されるプリンタは読取部33を備える。読取部33は、文字、画像、識別情報を読み取る部分であり、いわゆるイメージスキャナを用いることができる。また、読取部33は、一連の読込データの終了を制御部35に知らせるための読込完了ボタンおよび読み込んだ一連のデータを破棄するキャンセルボタンを備えている。
この発明において、レストラン内に設置されるプリンタ(PT)30の1つは、厨房に設置される。この場合印刷される内容は、サーバ(SV)10から送信される「注文料理」の文字情報と、その注文料理ごとの識別情報とを含む(図5参照)。ここで識別情報とは、たとえばバーコードを意味する。料理する者は、この印刷内容の文字情報を見て調理することになる。また、バーコードは、料理が完成したことをサーバ(SV)10や端末(HT)20に通知するために用いられる。
料理ができあがったとき、料理人がプリンタに備えられたイメージスキャナを用いて、できあがった料理(たとえばカレーライス)の横のバーコードをスキャンする。そして、スキャンされた料理の識別情報をサーバ(SV)10に送信すれば、料理のでき上がったことが、データとしてサーバ(SV)10側に確実に伝達される。このような料理完成の情報を受けたサーバは、その情報を解析および蓄積すると共に、端末(HT)20へ送信すれば、確実かつ迅速に、料理ができあがったことを料理を運ぶ者に伝達することができる。プリンタ(PT)30は、厨房内の他に、会計端末装置(POS)等の近傍に設置してもよい。たとえば、以下の示す実施例では、勘定プリンタを設ける。勘定プリンタは、注文された料理の明細を印刷し、客に配布するためのものである。このプリンタは、読取部33および逆変換情報記憶部36を備えなくてもよい。
端末(HT)20が通信障害を検知して保持データをバーコード表示した場合、厨房に設置されたプリンタ(PT)30のイメージスキャナを用いて端末(HT)20の表示部24に表示されたバーコードを読み取ることができる。この場合は、プリンタ(PT)30の読み取りを通常の調理完了処理とは異なるモードに切り換える。これによって、読み取ったバーコードはサーバ(SV)10から受信してプリンタ(PT)30の逆変換情報記憶部36に格納されている逆変換情報を用いて対応するデータに変換される。そして、変換されたデータは、パケット単位でサーバ(SV)10へ送信される。
<会計端末装置(POS)>
会計端末装置(POS)40は、たとえば、レストラン店舗の入口近傍に設置されるものであるが、主として食事の料金精算を行うための装置である。図3に示すように、会計端末装置(POS)は、主として通信部41、制御部42、記憶部43、表示部44、入力部45、読取部46、会計処理部47および逆変換情報記憶部48から構成される。
通信部41は、サーバ(SV)10の通信部11などと互換性を有し同等の機能を持つ部分である。表示部44は、CRT、LCD、EL表示などを用いることができる。入力部45は、キーボード、ペン、マウスなどを用いることができる。記憶部43は、ROM、RAMなどの半導体素子のほか、ハードディスク、ICカードなどの記憶媒体を用いることができる。読取部46は、文字、画像、識別情報を読み取る部分であり、前記プリンタ(PT)30の読取部と同様にいわゆるイメージスキャナを用いることができ、また、一連のデータの読込完了を制御部42に知らせる読込完了ボタンおよび読み込んだ一連のデータを破棄するキャンセルボタンを備える。会計処理部47は会計計算及び料金精算処理を行う部分である。
制御部42は、集計処理、印字処理などを行うものであり、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラなどからなるマイクロコンピュータにより実現される。また、制御部42は、ROM等に記憶された制御プログラムに基づいて、通信部41、表示部44、入力部45等のハードウェアを利用して料金精算等の処理を実行する。たとえば、会計端末装置(POS)をレストラン業務で利用する場合、次のように各部が機能する。まず、制御部42は、集計処理をするときに、次のような処理によって、メニューやオーダ、金額のデータをサーバから受け取る。
1.テーブル番号の入力
2.受注番号の入力
3.勘定用に印字された紙に記載のバーコード等の情報を読み取る。
上記のような情報をPOSに入力し、その読み取ったデータと、そのデータに対応する精算処理に必要なデータをサーバに要求し、サーバはそのデータをPOSへ送信する。サーバ側ではHTから送信されたオーダ内容を元に、金額などのデータがまとめられているので、POS側で一つ一つオーダ内容を入力する必要はない。
また、POSにおいて、飲食したメニューのカロリーをレシートに印刷するようにしてもよい。このカロリーのデータも、精算処理に必要なデータとしてサーバから送信すればよい。
POS側での通常時の操作は
1、上記した読取部46からデータを読み取り、
2、サーバから受け取ったデータを元に、客から金銭を受け取る。
3、レシートと共におつりの返却。
この3つの操作で済む。
料金精算処理に関しては、客から受け取った金銭の額をPOSで入力し、上記した入力手段で取得した合計金額を引いたおつりを客に渡す。会計したデータはサーバへアップロードされ(もしくはもともとサーバ側で処理される)、オーダ情報と共にサーバに蓄積される。
印字データのフォーマットも、キャンペーンのたびに印字されるレシートのフォーマットが変わることがある。POSにインストールされた専用プログラムではなく、サーバ側のプログラムを利用する本システムでは簡単に変更が行える。また、これらの操作は店舗ごとではなく、そのチェーン店の本部サーバと各店舗のサーバがネットワークで繋がっていれば、本部サーバの変更で全ての店舗に変更加えることもでき、全体での変更も一台の変更で可能である。
この会計端末装置(POS)40では、一般的な会計業務の各機能を実現する制御プログラムは、その記憶部43の中のROMやハードディスクに固定的に記憶しておいてもよいが、端末(HT)20と同様に、機能の変更や追加のためのメンテナンス作業を容易にするために、固定的に記憶部に記憶しておく制御プログラムは、いわゆるブラウザ機能に限定し、他の機能を実現する制御プログラムは、サーバ(SV)10から送信されるようにしてもよい。
端末(HT)20が通信障害を検知して保持データをバーコード表示した場合、会計端末装置(POS)40のイメージスキャナを用いて端末(HT)20の表示部24に表示されたバーコードを読み取ることができる。この場合、会計端末装置(POS)40の通常の会計処理とは異なるモードに切り換え、読み取ったバーコードはサーバ(SV)10から受信して会計端末装置(POS)40の変換情報記憶部48に格納されている逆変換情報を用いて対応するデータに変換する。そして、変換したデータをパケット単位でサーバ(SV)10へ送信する。
<オーダ受付端末を用いた受注処理の実施例>
ここでは、レストラン業務に関して、オーダ受付端末を用いた受注処理について、オーダ受付端末(HT)20、サーバ(SV)10およびプリンタ(PT)30相互間の処理のフローを示した図6のフローチャートを用いて説明する。ただし、この受注処理は、他の業務形態にも適用可能である。ここで、プリンタ(PT)30は、2つのプリンタを設置するものとする。第1のプリンタ(厨房プリンタ30-1)は、厨房に設置され、料理人への料理の発注のために利用され、第2のプリンタ(勘定プリンタ30-2)はレストラン店内の入口近傍のカウンタに設置され、受注した料理の明細を顧客に配布するためのものである。
図6は、端末(HT)20で料理を受注し、料理が完成したことを通知するまでの処理についてのフローチャートである。
まず、端末(HT)20は、受注を受けていない通常状態では、いわゆる待機状態となっている(ステップS1)。
次に、ウェイトレスが、この端末(HT)20を携帯し、ある客席に出向き、料理の受注を受けるために、端末(HT)20で受注操作が実行できる状態にする。すなわち、ウェイトレスが手動操作により起動処理をする(ステップS2)。
たとえば、折りたたみ携帯電話のように、開閉式の端末の場合は、ふたを開く動作をすることにより起動処理が開始される。あるいは、電源ボタンを押すことにより起動処理を開始させてもよく、電源はONの状態で、さらに、起動を意味する特定のボタンを押すことにより起動処理を開始させるようにしてもよい。
ステップS2の起動処理では、端末(HT)20の情報閲覧部22が、通信部21を介して、サーバ(SV)10に接続し、これから受注を開始することを意味する情報(接続要求)を送信する。ステップS31において、サーバ(SV)10は、この接続要求を受信すると、受信した情報からどの端末(HT)20が起動したかを認識し、その端末(HT)20に対して、初期画面に関する情報を送信する(ステップS32)。ここで「初期画面に関する情報」とは、表示部24に表示する文字、図形等のデータ16と、このデータを表示するための表示制御用のアプリケーションプログラム17とから構成される。すなわち、サーバ(SV)10から、端末(HT)20に対して、データ16とアプリケーションプログラム17とが同時に送信される。
ステップS3において、端末(HT)20は、「初期画面に関する情報」を受信すると、表示部24に初期画面を表示する。ここで、表示処理は、受信した表示制御用のアプリケーションプログラムを動作させ、同時に受信した初期画面用のデータを用いて行う。すなわち、当初端末(HT)20の中にはなかった情報であってサーバ(SV)10から送信されてきた情報(データ16、アプリケーションプログラム17)に基づいて表示処理が行われる。したがって、初期画面の表示項目やレイアウトの変更をする場合は、端末側自体での変更処理は全くする必要がなく、サーバ(SV)10から送信される「初期画面に関する情報」を変更するだけでよい。図7に、表示部24に表示される初期画面の一実施例を示す。図のM1の部分には、オーダ可能なメニューの一覧表示がされ、M2の部分には、オーダの取消、完了等を入力するための表示がされている。また、画面の上部(M3)は、入力された料理内容が表示される領域である。
次に、端末(HT)20において、ウェイトレスが顧客からの注文を聞きながら、データを入力していく(ステップS4)。このとき、ウェイトレスは、端末(HT)20の表示部24に表示された画面を見ながら、選択部23に相当する部分を選択し、あるいは入力部25を用いてデータを入力する。選択および入力されたデータは、記憶部26に保存される。たとえば、「カレーライス3つ」という注文を受けたとき、「カレーライス」というメニューを選択する操作をし、数量を示す「3」を入力する。
次に、情報閲覧部22は、受注が完了し、受注業務を終了することを意味する入力がされたか、あるいは受注した情報をサーバ(SV)10側へ送信することを意味する入力がされたかを確認する(ステップS5)。受注業務を終了することを意味する入力がされた場合、ステップS9へ進み、その入力データをサーバ(SV)10へ送信する。一方、その入力がされない場合は、ステップS6へ進む。
ステップS6において、業務終了とは異なるキー入力があるか否かを監視する。キー入力がない場合は、ステップS4へ戻る。
一方、キー入力があったが、現在表示されているデータのみでは情報が不足している場合や、他のデータを要求する入力がされた場合には、ステップS7へ進む。ステップS7では、サーバに対して、所定のデータの送信を要求するデータが送られる。
たとえば、現在画面に表示されていないメニューが注文された場合、ウェイトレスが「次画面」というような部分を選択すると、サーバ(SV)10に対して次画面の情報を要求するデータを送信する。
このデータ要求を受けたサーバ(SV)10は、その要求されたデータを記憶部15から読み出し、端末(HT)20へ送信する(ステップS33)。このとき、単なる画面データを送信してもよいが、必要に応じて、データと共にそのデータを加工、表示等するためのアプリケーションプログラムを同時に送信してもよい。
次に、ステップS8において、端末(HT)20は、サーバ(SV)10から送られてきたデータを受信し、そのデータを利用して表示画面を変更する。その後、ステップS4へ戻り、再度、受注データの入力操作が行われる。
ステップS5で、業務終了を意味する入力がされた場合、すなわちすべての受注データの入力が終わった場合、記憶部26に一時記憶された入力データを、サーバ(SV)10へ送信する(ステップS9)。
たとえば、送信される受注データとは、座席番号、注文料理名、数量、ウェイトレス(担当者)番号(あるいは端末番号)、客数、日時、受注番号、客層などである。
また、送信する前に、入力された料理名、数量および座席番号等のデータとを関連づけるようにデータが組み立てられる。たとえば、「カレーライス」、「3個」および「テーブルNo.3」というようなデータが関連づけられる。また、「すし」、「2つ」および「わさび抜き」というデータが関連づけられる。
端末(HT)20において、ステップS9でデータの送信が終了すると、入力されたデータを消去し(ステップS10)、ステップS1の待機状態へ戻る。開閉式の端末の場合は、ふたが閉じられた場合は自動的にステップS10を実行するようにしてもよい。あるいは、ウェイトレスが特定のキー入力をすることにより、ステップS10を実行してもよい。一方、サーバ(SV)10は、ステップS9により送信されたデータを受信する(ステップS34)。そして、サーバ(SV)10は、受信した受注データを解析し、記憶部15へ記憶する(ステップS35)。ここで、制御部12は、受注データの内容をチェックし、プリンタへ送信するための印刷情報を作成する。次に、2つのプリンタ(30-1、30-2)へ受注データの内容を送信する(ステップS36)。ここで、厨房プリンタ(30-1)へ送信されるデータには、注文された料理名とその数量、特殊オーダがある場合はそのオーダ内容、およびその各受注料理に関する受注情報を記号化したバーコードとが含まれる(図5参照)。
また、勘定プリンタ(30-2)へ送信されるデータは、厨房プリンタ(30-1)へ送信されるデータと同一でもよいが、勘定プリンタで印刷された内容は顧客に見せるものであるので、バーコードがなくてもよい。また、顧客が確認しやすいように、厨房プリンタ(30-2)で印刷される内容とはレイアウトを変え、異なる内容を追加してもよい。たとえば、受注料理名、数量に加えて、料金を印刷するようにしてもよい。ステップS61において、勘定プリンタの通信部31が印刷データを受信すると、印刷部32がその内容を印刷する(ステップS62)。そして、勘定プリンタ(30-2)で印刷された用紙は、ウェイトレス等によってその顧客のもとへ配布される。
一方、ステップS51において、厨房プリンタ(30-1)の通信部31が印刷データを受信すると、印刷部32がその内容を印刷する(ステップS52)。印刷内容には、文字で印刷された料理名等があるので、料理する人は、この印刷内容を見て調理をすることになる。調理が完了すると、料理人は、完成した料理のバーコードが印刷された印刷用紙を持って厨房プリンタ(30-1)のところへ行き、プリンタに付属しているイメージスキャナで、完成した料理のバーコード部分を読み取る操作をする。厨房プリンタ(30-1)の読取部33がバーコードを読み取ると(ステップS53)、その内容を解析し、その料理が完成したことを意味するデータ(調理完了通知)を作成し、サーバ(SV)10へ送信する(ステップS54)。このように、印刷された内容を確認して調理し、調理完了後は、この同一の印刷された内容を用いてその完了を意味する情報を入力しているので、調理人への調理内容の伝達の正確化と、調理完了の入力の容易化と確実化を図ることができる。
ステップS37において、厨房プリンタ(30-1)から「調理完了通知」を受信すると、サーバ(SV)10は、記憶部15に記憶されていたその料理に関するデータを、「調理完了済み」を意味する状態に更新する。次に、ステップS38において、サーバ(SV)10は、「調理完了済み」となった料理について、端末(HT)20に「調理完了報告」を通知するためのデータを作成し、その通知データを端末(HT)20に対して送信する。また、サーバ(SV)10側から積極的に通知データを送信するのではなく、端末(HT)20が起動処理(ステップS2)などの何らかの操作をしたときに、通知データを送信するようにしてもよい。このとき、通知データを送信する端末(HT)20は、必ずしも調理を完了した料理を受注した端末に限られるものではない。受注した端末はもちろんのこと、その他の端末(HT)20に対して送信してもよい。現在待機中の者が携帯している端末(HT)20に送信されれば、より早く顧客に料理を配膳することが可能となるからである。
次に、ステップS11において、調理完了を示す通知データを受信した端末(HT)20では、その通知データの内容を表示部24に表示する。たとえば、「座席No.3、カレーライス、2個、調理完了」というような表示をする。あるいは、店内のウェイトレスが容易に認識できる表示ランプなどを設置して調理完了を報知し、該当する配膳係りのウェイトレスに知らせるようにしてもよい。
ウェイトレスは、携帯している端末あるいは表示ランプの表示を見て、料理を取りに行き、注文した顧客のところへ配膳する。このウェイトレスは、配膳が完了すると、「配膳が完了したこと」を示す特定のボタン等を用いて入力をすることにより、サーバ(SV)10に配膳完了データを送信する(ステップS12)。
次に、サーバ(SV)10は、この「配膳完了通知」を受信すると(ステップS39)、記憶部15に記憶されているその料理に関するデータを「配膳完了」状態に更新する。
以上がレストラン業務における受注処理の一実施例の流れであるが、受注データ、端末へ送るべき情報(データ、アプリケーションプログラム)等について、すべてサーバで一元管理されているので、データのリアルタイム性が確保され、店舗内の現在の最新のデータを各端末に送信することができる。
<オーダ受付端末に通信障害が発生した場合の実施例>
図1は、端末(HT)20の検知部29が通信障害を検知した場合に表示部24に表示するバーコードの例である。データに対応するバーコードが一度に一つずつ表示部24に表示される。各バーコード表示は、一定時間毎に自動的に次のデータに切り替わる。画面が切り替わる際には、画面切り換えの合図を示す切替え画面が表示されるので、その画面表示が終了したタイミングに合わせて切り替わった各画面のバーコードを例えば厨房に設置されたプリンタ(PT)30が読取部33として備えるスキャナで読み取らせる。
図2は端末(HT)20の制御部27が表示部24に保持データのバーコードを表示させる場合の処理を示すフローチャートである。はじめに切替合図画面を表示し(ステップS201)一定時間待機する。
この間に切替合図画面のCancelボタンが押されたかどうかを判定し(ステップS202)、押された場合は最初から再度データ表示をする準備をしてルーチンは(ステップS203)処理の先頭へ進む。
切替合図画面を表示して一定時間が経過したら(ステップS204)記憶されている変換情報を用いてバーコードに変換したデータを表示部24に表示し(ステップS205)一定時間待機する。
この間にバーコード表示画面のCancelボタンが押されたかどうかを判定し(ステップS206)、押された場合は最初から再度データ表示をする準備をしてルーチンは(ステップS207)処理の先頭へ進む。
バーコード表示画面を表示して一定時間が経過したら(ステップS208)、次に表示すべきデータが残っているかどうかを判定する(ステップS209)。
次のデータがあれば、表示のための準備をして(ステップS210)、ルーチンはステップS201の切替合図画面表示へ進む。このループを繰り返し、すべてのデータを表示し終えた後は、ルーチンはステップS211へ進み、終了処理画面を表示して操作者に全てのデータの表示を終えたことを知らせる。操作者は、データ表示を再度行わせたい場合は終了処理画面のCancelボタンを押す。
制御部はこれを判定し(ステップS212)、ルーチンはS213へ進んで、先頭のデータから再度表示を行う。データ表示を終了させるときは、操作者は終了処理画面のOKボタンを押す。制御部はこれを判定し(ステップS214)、データ表示処理を終了する。
プリンタ(PT)30の読取部33(スキャナ)で読み込まれたデータは、プリンタ(PT)30の逆変換情報記憶部36に格納されている逆変換情報を用いて、制御部35によって対応する元データに変換され、一時的に記憶部34に保持される。
一方、端末(HT)20では、内部に保持されているデータを順次表示していき、データを全て表示し終えたら終了処理画面を表示して待機する。終了画面には、「読込完了」と「再表示」の選択ボタンが表示されている。データ読み取り操作を行っている読み取り操作者が、データ読込が正常に終了したと判断した場合は、「完了」ボタンを押す。
「完了」ボタンが押されると、制御部27は、保持されていたデータを消去する。また、読み取り操作者は、読み込んだデータの終了をプリンタ(PT)30に知らせるためにプリンタが備える読込完了ボタンを押してサーバ(SV)10に送る。
このとき、サーバ(SV)10に送信されるデータのフォーマットは、端末(HT)20の通信が正常な場合に端末(HT)20からサーバ(SV)10に送信されるものと同じである。即ち、図4に示す通信フォーマットのパケットが送信される。
バーコードを表示する端末(HT)20側では、保持データの通信パケットを構成し、前記通信フォーマットと順番が一致するようにパケットのデータを順番に一つずつ表示部にバーコード表示する。読み取り操作者がデータ読み込みに重複や抜けがあって最初からやり直す必要があると判断した場合は「再表示」ボタンを押す。これによって、表示部24には保持されているデータから再度表示される。
図8は、端末(HT)20の検知部29が通信障害を検知した場合に表示部24に表示するバーコードの前記と異なる実施態様である。データに対応するバーコードがユニークな識別コードおよびそれに対応するバーコードと共に一度に一つずつ表示部24に表示される。図9は、通信が正常動作している場合に内部保持データを表示部24にバーコード表示するために構成するデータパケットの一例を示す説明図である。このデータパケットは、端末(HT)20からサーバ(SV)10に前記のデータフォーマットで送信される通信パケットと同じである。図9に示すように識別コードは、これらのデータパケットに対してデータ順に昇順に割り付けられ、全てのパケットに対して通し番号になるように割り付けられた0から始まる番号である。この番号は、端末(HT)20の制御部27によって番号付けされる。
図8のように表示されたバーコードを読み取る場合、読み取り操作者は保持データに対応するバーコード、識別コードのバーコードの順に交互に読み取るものとする。表示画面は、一定時間ごとに自動的に切り換えられるようにしてもよいが、図8に示す実施態様では、端末(HT)20の表示部24の一部に画面切替えボタンを表示させ、これを読み取り操作者が選択することによって表示が切り替わるようにしている。データを読み取るプリンタ(PT)30の制御部35は、偶数番目に読み込まれるデータが識別コードであると想定し、順次読み込まれる識別コードを、読み込み毎にチェックする。即ち、識別コードが既に読み込んだ識別コードと重複したり、+1づつの昇順に並んでいなかったりしないかをチェックする。その結果、識別コードが重複したり正規順序でなかったりした場合に、警告を報知する。これは、バーコードの読み取りエラーまたは読み取り操作者の誤操作を警告するものである。
図10はプリンタ(PT)30の制御部35が、端末(HT)20の制御部27の表示部24に表示された保持データのバーコードを読み取る場合の処理を示すフローチャートである。
バーコードの読み取り待機中は、同時に操作者がキャンセルボタンを押したかどうかを判定する(ステップS101)。キャンセルボタンが押された場合、ルーチンはステップS102へ進み、これまでに読込まれたデータを破棄して待機状態に戻る。
また、読み取り待機中は、同時に操作者が読込完了ボタンを押したかどうかを判定する(ステップS103)。読込完了ボタンが押された場合、ルーチンはステップS104へ進み、後述のステップS114で逆変換されて記憶部34に格納されているデータをサーバ(SV)10へ送信する。
読み取り待機中に、バーコードが読み込まれた場合は、ルーチンは下のステップS106へ進み、読み込みデータがなければ待機を続ける(ステップS105)。
バーコードが読込まれた場合、奇数番目のデータか、偶数番目のデータかを判定する(ステップS106)。奇数番目にデータに対応するバーコードが、偶数番目には、識別コードが読込まれることを前提にしているからである。奇数番目の場合は、読込んだデータを記憶部34に一時的に記憶し、待機状態へ進む(ステップS107)。
偶数番目の場合は、識別コードのエラーチェックを行うが、読み込まれたのが先頭の識別コードの場合は次に読込まれる識別コードと比較をするために記憶部34に格納し、待機状態へ進む(ステップS109)。
先頭以外識別コードであれば、前回読み込まれた識別コードよりも1だけ大きい値かどうかを判定する(ステップS110)。識別コードは+1ずつ増加することを前提にしているからである。そうでなければ、操作者にデータ読込順序が正規でないことを知らせるために警告を報知し、これまで読込まれて格納されているデータを破棄する(ステップS111)。
次に、読み込まれた識別コードの値が、これまでに読込まれて記憶部34に格納されている値と重複していないかどうかを判定する(ステップS112)。重複があった場合は、操作者にデータ重複があったことを知らせるために警告を報知し、これまで読込まれて格納されているデータを破棄する(ステップS113)。
前記のチェックを経てエラーと判定されなかった場合は、記憶部34に格納すると共に、その1つ前(即ち、奇数番目)に読み込まれて前記のステップS107で記憶部に一時格納されているデータを逆変換情報記憶部36に記憶されている逆変換情報に基づいて逆変換し、記憶部34に格納する(ステップS114)。格納されたデータは、前記のステップS104で説明したように、データ読込完了時にまとめてサーバ(SV)10へ送信される。
前記ステップS111あるいはS113で行う警告の報知は、例えばプリンタ(PT)30の表示ランプを用いてもよい。即ち、プリンタ(PT)30には、電源が入っていることを知らせる表示ランプや、印字データ受信を知らせる表示ランプが設けられているので、これを警告報知用ランプとして兼用してもよい。しかし、読み取り操作者により明確に警告を報知する方法として、警告内容を印刷部で印刷して出力すればよい。図11は、この実施形態における警告報知の印刷出力の一例を示す説明図である。図11(a)は、データに重複があった場合、図11(b)はデータが正規の順序で読み取られなかったと判定された場合の警告として出力される印刷出力の一例である。
警告報知を受けた場合、読み取り操作者はキャンセルボタンを押してプリンタ(PT)30に読み込まれたデータを破棄し、再読込に備えると同時に、図8に示す端末(HT)20の表示画面の「Cancel」ボタンを押す。端末(HT)20の制御部27は、「Cancel」ボタンが押されると、現在の表示画面を切り換えて一番目のデータ表示画面(識別コード0)を再表示する。
一方、読み込まれた識別コードが1つ前の識別コードより1増加していた場合は、読み取りが正常であったと判断し、一つ前に読み込んだ保持データに対応するバーコードを有効なデータとして処理し、次のデータ読み込みのために待機する。
読み取り操作者は端末(HT)20の表示部24に表示されている「次へ」ボタンを押して、次の保持データに対応するバーコードを表示させる。保持されている全てのデータが表示された後は、「次へ」ボタンを押すと表示部24に終了処理画面が表示される(端末(HT)20の説明参照)。また、読み取り操作者は、読み込んだデータの終了をプリンタ(PT)30に知らせるためにプリンタが備える読込完了ボタンを押す。これによって、プリンタ(PT)30の制御部35は読み込んだ一連のデータを図4に示す通信フォーマットでサーバ(SV)10へ送信する。
この実施例では、厨房に設置されたプリンタ(PT)30を用いて端末(HT)20の表示部24に表示されたバーコードを読み取る例を説明したが、会計端末装置(POS)40を用いても図10に示すフローチャートと同様の処理が行われる。あるいは、サーバ(SV)10が読取部(図示せず)を備える場合は、サーバ(SV)10の読取部が端末(HT)20の表示部24に表示されるバーコードを読み取ってもよい。この場合、サーバ(SV)10は読み取ったバーコードを逆変換し、端末(HT)20からデータを受信した場合と同様に記憶部に格納して処理する。
これによって、端末(HT)20の検知部29が通信障害を検知した場合に保持されている内部データに対応するバーコードを表示部24に表示させ、これをプリンタ(PT)30あるいは会計端末装置(POS)40を用いて読み取り、元のデータに逆変換されたデータをサーバ(SV)10に送信するので、端末(HT)20とサーバ(SV)10の通信に障害が発生した場合に、客のオーダを訊いて端末(HT)20に入力したが、サーバ(SV)10には未だ送信されていないデータが、端末(HT)20内部に保持されたままサーバ(SV)10へ送信できない状態に陥る不具合を解決する手段が提供される。
この解決手段は、サーバ(SV)10、端末(HT)20、プリンタ(PT)30がそれぞれ変換情報記憶手段を備え、サーバ(SV)10、プリンタ(PT)30、会計端末装置(POS)40が逆変換情報記憶手段を備えるが、これらの装置にはそれぞれ制御プログラムやデータ等を記憶するための記憶部を備えており、ハードウェアとしてはそれらに用いられる記憶装置の一部に変換情報あるいは逆変換情報を記憶し、さらにそれらを用いて変換処理を行う制御プログラムを記憶することができる。
実施例の説明のように、端末(HT)20、サーバ(SV)10、プリンタ(PT)30あるいは会計端末装置(POS)40に特別な機構を必要としない。即ち、これらの装置が通常の業務処理のために備える表示部、読取部、通信部を用いて処理される。
従って、通信障害発生時に業務が混乱することなく対応可能なシステムを安価に提供することができる。
上記の実施例では、図3に示すようにサーバ(SV)10、オーダ受付端末(HT)20、プリンタ(PT)30、会計端末装置(POS)40とから構成され、これらがネットワーク50を介して有機的に接続されるシステムを例に説明したが、この発明に係るシステムは、上記構成に限られない。例えば図3のサーバ(SV)10のアプリケーションプログラム17及びデータ16を業務処理の都度端末側に送信するのではなく、端末側で操作可能なすべての機能についてあらゆる表示メニューデータ、画像データおよびアプリケーションプログラムを記憶しておくシステムにも適用可能である。このようなシステムでは、サーバ(SV)10に代えてその在庫管理機能、印刷情報作成機能等一部機能を処理するための端末管理装置が備えられる。
また、実施例では、情報処理システムの一例としてレストランで稼動する販売管理システムについて説明したが、この発明に係るシステムは上記業務に適用するシステム限らず、以下のようなシステムにも適用することができる。
<自動販売機、発券機管理システム>
自動販売機あるいは発券機の在庫状況・売上情報等のデータを通信によってやりとりし、それらのデータをホストコンピュータ(サーバ)で管理するシステムにもこの発明が適用できる。このシステムでは、自動販売機あるいは発券機が端末装置に対応し、ホストコンピュータが端末管理装置に対応する。この場合は、スキャナを備えた移動端末を利用して自動販売機あるいは発券機に表示された識別符号を読み取り、読み取ったデータをホストコンピュータに転送する。即ち、通信障害が生じた場合に自動販売機あるいは発券機の表示部にその内容をバーコードで表示させる。スキャナを備えた移動端末で表示されたバーコードを読み取ってホストコンピュータに転送する。あるいは移動端末はバーコードを記憶及び表示し、ホストコンピュータのバーコード・スキャナで移動端末の表示部に表示されたバーコードを読み取るようにしてもよい。
<車情報管理システム>
車載端末とサービス会社にあるホストコンピュータ(サーバ)とが通信車のメンテナンスや故障に関する状態情報を通信によってやりとりし、それらのデータをホストコンピュータ(サーバ)で管理するシステムである。具体的な車載端末としてはカーナビの端末装置などが考えられる。このシステムでは、前記の車載端末が端末装置に対応し、ホストコンピュータが端末管理装置に対応する。この場合は、スキャナを備えた移動端末を利用して自動販売機あるいは発券機に表示された識別符号を読み取り、読み取ったデータをホストコンピュータに転送する。即ち、通信障害が生じた場合に車載端末にその内容をバーコードで表示させる。スキャナを備えた移動端末で、表示されたバーコードを読み取ってホストコンピュータに転送する。あるいは移動端末はバーコードを記憶及び表示し、ホストコンピュータのバーコード・スキャナで移動端末の表示部に表示されたバーコードを読み取るようにしてもよい。
<携帯電話、その他情報通信端末>
携帯電話、その他情報通信端末の通信部障害が発生した場合に、その故障内容を画面にバーコード表示させる。サービス会社のホストコンピュータにあるバーコード・スキャナで携帯電話の表示部に表示されたバーコードを読み取ることによって故障内容を知ることができる。このシステムでは、携帯電話あるいは情報通信端末が端末装置に対応し、サービス会社のホストコンピュータが端末管理装置に対応する。この場合は、サービス会社のホストコンピュータがバーコード・スキャナを備え、携帯電話あるいは情報通信端末が端末装置に表示されたバーコードを読み取ってデータを取得する。
この発明の受付端末が通信障害を検知した場合に表示部に表示するバーコードの一例を示す説明図である。 この発明の受付端末の表示部に保持データのバーコードを表示させる処理を示すフローチャートである。 この発明に係る販売管理システムの一例を示す構成ブロック図である。 この発明に係る販売管理システムにおける、オーダ情報の通信フォーマットの一実施例を示す説明図である。 この発明のプリンタにおける印刷出力の一実施例を示す説明図である。 この発明に係るシステムにおいて、オーダ受注端末を用いた受注処理の一実施例を示すフローチャートである。 この発明のオーダ受付端末の表示部に表示される初期画面の一実施例を示す説明図である。 この発明の受付端末が通信障害を検知した場合に表示部に表示するバーコードの別の一例を示す説明図である。 この発明の受付端末が通信障害を検知した場合に保持したデータを表示するために構成するデータパケットの例を示す説明図である。 端末の表示部に表示されたバーコードを読み取る場合の処理を示すフローチャートである。 この発明の印刷装置における警告報知の印刷出力の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 サーバ(SV)
11 通信部
12 制御部
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
16 データ
17 アプリケーションプログラム
18 変換情報
19 逆変換情報
20 オーダ受付端末(HT)
21 通信部
22 情報閲覧部
23 選択部
24 表示部
25 入力部
26 記憶部
27 制御部
28 変換情報記憶部
29 検知部
30 プリンタ(PT)
31 通信部
32 印刷部
33 読取部
34 記憶部
35 制御部
36 逆変換情報記憶部
40 会計端末装置(POS)
41 通信部
42 制御部
43 記憶部
44 表示部
45 入力部
46 読取部
47 会計処理部
48 逆変換情報記憶部
50 ネットワーク
61 有線LAN
62 無線LAN

Claims (18)

  1. データを入力する入力部と、
    入力されたデータを記憶するデータ記憶部と、
    データ記憶部に記憶されたデータを表示する表示部と、
    特定状態を検知する検知部と、
    記憶されたデータを識別符号に変換するための変換情報を記憶する変換情報記憶部と、
    検知部が特定状態を検知した場合に、記憶されたデータを前記変換情報を用いて変換した識別符号を表示部に表示する制御部とを備える端末装置。
  2. 端末管理装置とデータ通信する通信部を更に備え、
    前記特定状態は、前記通信部が端末管理装置と送信できない送信不可状態であることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 検知部が、前記送信不可状態が解消されたことを検知した場合に、制御部がデータ記憶部に保持されているデータを消去することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  4. 変換情報記憶部は記憶内容の更新が可能であり、通信部は端末管理装置から更新された変換情報を受信し、受信した情報に基づいて制御部が変換情報記憶部の変換情報を更新することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  5. 表示部に複数の識別符号を表示する場合に、制御部は、所定数の識別符号を順次切替え表示することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  6. 制御部は、表示する各データにユニークな識別コードを割り当て、各データとそれに対応する識別符号とを対にして同一画面に表示することを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  7. 前記請求項1記載の端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る読取部と、
    読み取られた識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部と、
    読み取られた識別符号または前記逆変換情報を用いて識別符号を逆変換して得たデータを印刷する印刷部とを備える印刷装置。
  8. 入力されたデータを端末管理装置へ送信する第1通信部と、前記データを表示する表示部と、端末管理装置へのデータ送信が不可能な状態のときにデータを第1識別符号に変換して表示する第1制御部とを備える端末装置と通信するための第2通信部と、
    受信した印刷情報から各データに対応する第2識別符号を含む所定形式の情報を出力する印刷部と、
    出力された印刷出力の第2識別符号を読み取る読取部と、
    読み取った第2識別符号を処理して第1形式データを生成し、端末管理装置へ送信する第2制御部と、
    第1識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部とを備え、
    第2制御部はさらに、端末装置がデータ送信不可能状態のときに表示される第1識別符号が読取部で読み取られた結果を逆変換して第2形式データとして端末管理装置へ送信し、前記第2形式データは端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであることを特徴とする印刷装置。
  9. 第2通信部は端末管理装置から更新された逆変換情報を受信し、受信した情報に基づいて第2制御部が逆変換情報記憶部の逆変換情報を更新することを特徴とする請求項8記載の印刷装置。
  10. 第2制御部が、読み取られた各第1識別符号を逆変換したデータを利用して、各データが端末装置から端末管理装置に送信されて印刷情報が作成された場合と同じ形式の出力を得るように印刷情報を生成し、印刷部がその印刷情報を出力する処理を行う請求項8記載の印刷装置。
  11. 端末装置の表示部には、第1識別符号とともに、対応するデータに対してユニークな識別コードが表示され、
    第2制御部が、表示された識別情報と識別コードとが交互の順に読み取られないと判断した場合に警告を報知することを特徴とする請求項8記載の印刷装置。
  12. 端末装置の表示部には第1識別符号とともに、各第1識別符号に対応するデータに対してユニークな識別コードが表示され、
    第2制御部が、読み込まれた識別コードが既に読み込まれたものと重複すると判断した場合に警告を報知することを特徴とする請求項8記載の印刷装置。
  13. 第2制御部が、前記警告内容を示す印刷情報を生成し、印刷部がその印刷情報を出力することを特徴とする請求項11または12記載の印刷装置。
  14. 前記請求項1記載の端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る読取部と、
    読み取った識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部と、
    読み取られた識別符号を前記逆変換情報を用いて逆変換して得たデータを端末管理装置へ転送する通信部とを備える会計端末装置。
  15. 入力されたデータを端末管理装置へ送信する第1通信部と、前記データを表示する表示部と、端末管理装置が端末管理装置へのデータ送信が不可能な状態のときにデータを第1識別符号に変換して表示する第1制御部とを備える端末装置と通信するための第2通信部と、
    会計データを入力する会計入力部と、
    端末管理装置へ送信されたデータに関連して印刷出力される第2識別符号を読み取る読取部と、
    読み取った第2識別符号を処理して第1形式データを生成し、端末管理装置へ送信する第2制御部と、
    第1識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する逆変換情報記憶部と、受信したデータ及び入力された会計データに基づいて集計処理をする会計処理部とを備え、
    第2制御部はさらに、端末装置がデータ送信不可能状態のときに表示される第1識別符号が読取部で読み取られた結果を逆変換して第2形式データとして端末管理装置へ送信し、前記第2形式データは端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであることを特徴とする会計端末装置。
  16. 第2通信部が端末管理装置から更新された逆変換情報を受信し、受信した情報に基づいて第2制御部が逆変換情報記憶部の逆変換情報を更新することを特徴とする請求項15記載の会計端末装置。
  17. 前記請求項1記載の端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る読取部と、
    読み取った識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報と読み取られた識別符号を前記逆変換情報を用いて逆変換して得たデータとを格納する記憶部とを備える端末管理装置。
  18. 端末装置と端末管理装置と印刷装置と会計端末装置とがネットワークを介して接続された情報処理システムであって、
    端末装置が、入力されたデータを端末管理装置へ送信する第1通信部と、前記各データを表示する表示部と、端末管理装置が端末管理装置へのデータ送信が不可能な状態のときに各データを識別符号に変換して表示する第1制御部とを備え、
    端末管理装置が、受信した各データを所定形式に印刷するための印刷情報を生成する第2制御部と前記印刷情報を印刷装置に送信する第2通信部とを備え、
    印刷装置が、端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る第1読取部と、読み取った識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する第1逆変換情報記憶部と、端末管理装置から送られた印刷情報あるいは、前記逆変換によって得られたデータを印刷する印刷部と、前記逆変換によって得られたデータを端末管理装置へ転送する第3通信部を備え、
    会計端末装置が、端末装置の表示部に表示された識別符号を読み取る第2読取部と、読み取った識別符号を対応するデータに逆変換するための逆変換情報を記憶する第2逆変換情報記憶部と、前記逆変換によって得られたデータを端末管理装置へ転送する第4通信部とを備え、
    印刷装置は、端末装置がデータ送信不可能状態のときに表示される第1識別符号を第1読取部で読み取った結果を逆変換して所定形式データとして端末管理装置へ送信し、あるいは、会計端末装置は、第2読取部で読み取った結果を逆変換した所定形式データとして端末管理装置へ送信し、前記所定形式データはいずれも端末管理装置が正常通信時に端末装置から受信するデータと同じであることを特徴とするシステム。
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