JP2022117615A - 端末装置及びプログラム - Google Patents

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常浩 茂木
Tsunehiro Mogi
真結子 角田
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Abstract

【課題】店舗内で調理して販売される商品の注文に係る利便性を向上させることが可能な端末装置及びプログラムを提供する。【解決手段】店舗に設けられた通信装置が発信する信号を受信する受信手段と、前記店舗で販売される商品に関する商品情報を表示器に表示する表示手段と、前記表示器に表示された前記商品情報に基づいて、購入の対象となる商品の選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた前記商品を示す識別情報を出力する出力手段と、を備え、前記受付手段は、前記受信手段が前記信号を受信していることを条件に、前記商品の受け付けを有効化する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、端末装置及びプログラムに関する。
従来、コンビニエンスストア等の店舗では、店舗内で調理して販売する商品(以下、FF(Fast Food)商品ともいう)を、レジ周辺に陳列する。例えば、FF商品は、揚げ物や、おでん、中華饅頭等が挙げられる。このような店舗では、ユーザはPOS端末等の商品販売データ処理装置が置かれたレジ前等において、所望するFF商品の名称を店員に伝えることで、FF商品の注文が行われる。そして、店員は注文されたFF商品を棚等から取り出し、当該FF商品をPOS端末等の商品販売データ処理装置に登録することで、FF商品の販売が行われている。
また、従来、このようなFF商品の販売処理を行うために、例えば、FF商品の調理日時や販売期限日を管理することが可能な商品販売データ登録装置が提案されている。
ところで、FF商品を注文する際には、客は所望の商品名を店員に伝えることになるが、口頭での注文となるため、店員がFF商品の名称を聞き間違える可能性がある。また、FF商品は商品販売データ処理装置から離れた位置に陳列されることもあり、その場合、客は注文を行う前にFF商品の在庫を確認する必要がある。そのため、FF商品の注文方法については、利便性の観点から更なる改善の余地がある。
本発明が解決しようとする課題は、店舗内で調理して販売される商品の注文に係る利便性を向上させることが可能な端末装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の端末装置は、受信手段と、表示手段と、受付手段と、出力手段とを備える。受信手段は、店舗に設けられた通信装置が発信する信号を受信する。表示手段は、前記店舗で販売される商品に関する商品情報を表示器に表示する。受付手段は、前記表示器に表示された前記商品情報に基づいて、購入の対象となる商品の選択を受け付ける。出力手段は、前記受付手段が受け付けた前記商品を示す識別情報を出力する。また、受付手段は、前記受信手段が前記信号を受信していることを条件に、前記商品の受け付けを有効化する。
図1は、実施形態にかかる店舗内注文システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るPOS端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るFF商品マスタのデータ構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るPOS端末の機能構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る携帯端末の機能構成の一例を示す図である。 図9は、実施形態の携帯端末に表示される画面例を示す図である。 図10は、実施形態の携帯端末に表示される画面例を示す図である。 図11は、実施形態の携帯端末に表示される画面例を示す図である。 図12は、実施形態の携帯端末に表示される画面例を示す図である。 図13は、実施形態の携帯端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、実施形態のPOS端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、変形例1の携帯端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、変形例1のサーバ装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る店舗内注文システムの構成例を示す図である。店舗内注文システム1は、例えば、コンビニエンスストア等の店舗に導入される。店舗内注文システム1は、図1に示すように、近距離無線通信装置10と、POS端末20と、サーバ装置30と、携帯端末40とを有する。
ここで、近距離無線通信装置10及びPOS端末20は、LAN(Local Area network)等のネットワークNを介して、サーバ装置30と通信可能に接続される。また、近距離無線通信装置10と携帯端末40とは、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信により通知することが可能となっている。
近距離無線通信装置10は、通信装置の一例である。近距離無線通信装置10は、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信規格に準拠したビーコン端末等であって、店舗に一又は複数設けられる。近距離無線通信装置10は、所定の信号(以下、店内信号ともいう)を送信する。また、近距離無線通信装置10は、サーバ装置30から提供される後述する商品情報を送信する。
なお、近距離無線通信装置10が通信(送信)可能な通信範囲は、店舗内を包含し、且つ店舗内に制限することが好ましい。また、店舗内を包含する通信範囲は、1台の近距離無線通信装置10によって実現されてもよいし、複数台の近距離無線通信装置10によって実現されてもよい。
POS端末20は、商品販売データ処理装置の一例である。POS端末20は、例えば店舗内に1又は複数台設置され、店舗で販売される商品の登録及び会計(決済)を行う。
サーバ装置30は、サーバ装置の一例である。サーバ装置30は、店舗で販売される商品の販売管理に係る処理を実行する。また、サーバ装置30は、近距離無線通信装置10を介して、店舗に来店したユーザの携帯端末40に、店舗で販売される商品に関する商品情報を提供する。
具体的には、サーバ装置30は、店舗で販売される商品のうち、店舗内で調理し販売される、揚げ物や、おでん、中華饅頭等のFF商品に関する商品情報を提供する。商品情報には、例えば、FF商品の商品名や価格等の情報が含まれる。
携帯端末40は、端末装置の一例である。携帯端末40は、スマートフォンやタブレット端末等の携帯型の端末装置であり、店舗内注文システム1を利用するユーザ(消費者)によって携帯される。携帯端末40は、後述するように、近距離無線通信装置10と通信可能に構成されており、近距離無線通信装置10から送信される店内信号や各種情報を受信することができる。
次に、店舗内注文システム1が有する主要な装置の構成について説明する。
図2は、POS端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、POS端末20は、CPU(Central Processing Circuit)21、ROM(Read Only Memory)22、及びRAM(Random Access Memory)23等のコンピュータ構成を備える。
CPU21は、プロセッサの一例であり、POS端末20の各部を統括的に制御する。ROM22は、各種プログラムを記憶する。RAM23は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
また、POS端末20は、表示部24と、操作部25と、記憶部26と、読取部27と、通信部28とを備える。
表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスで構成される。表示部24は、CPU21の制御の下、各種の情報を表示する。操作部25は、数字や算術演算子が上面に表示されているテンキーや、小計キー、締めキー等を有するキーボード、ポインティングデバイス等を有する。操作部25は、操作者から受け付けた操作内容をCPU21に出力する。なお、操作部25は、表示部24の表示画面に設けられるタッチパネルであってもよい。
記憶部26は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部26は、CPU21が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。CPU21は、ROM22や記憶部26に記憶されRAM23に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。なお、記憶部26は、後述する商品マスタ341やFF商品マスタ342を記憶する形態としてもよい。
読取部27は、バーコードや二次元コードを読み取ることが可能なコードスキャナである。読取部27は、店舗で販売される商品(非FF商品、以下一般商品ともいう)に付されたコードシンボルから、当該商品を識別可能なJANコード等の商品IDを読み取る。また、読取部27は、後述するように携帯端末40の表示部44(図5参照)に表示されるコードシンボルから、購入の対象とされたFF商品を識別可能な商品IDを読み取る。
通信部28は、ネットワークNに接続可能な通信インタフェースである。通信部28は、ネットワークNを介してサーバ装置30等の外部装置と通信を行う。
図3は、サーバ装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、サーバ装置30は、CPU31、ROM32、及びRAM33等のコンピュータ構成を備える。
CPU31は、プロセッサの一例であり、サーバ装置30の各部を統括的に制御する。ROM32は、各種プログラムを記憶する。RAM33は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
また、サーバ装置30は、記憶部34と、通信部35とを備える。
記憶部34は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部36は、CPU31が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。CPU31は、ROM32や記憶部34に記憶されRAM33に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
また、記憶部34は、商品マスタ341と、FF商品マスタ342とを記憶する。
商品マスタ341は、店舗で販売される一般商品に関する情報を記憶する。具体的には、商品マスタ341は、商品の各々を識別可能な商品IDに関連付けて、当該商品の商品名、価格等を記憶する。
FF商品マスタ342は、店舗で販売されるFF商品に関する情報を記憶する。図4は、FF商品マスタ342のデータ構成の一例を示す図である。図4に示すように、FF商品マスタ342は、商品IDに関連付けて、分類、商品名、価格、付加情報、在庫数、製造時期等を記憶する。
ここで、商品IDは、FF商品を識別するための識別子である。商品IDは、一般商品と同様のコード体系(例えばJANコード)であってもよいし、一般商品とは異なるコード体系であってもよい。分類は、商品IDに対応するFF商品の分類を示す情報である。商品名は、商品IDに対応するFF商品の名称を示す情報である。価格は、商品IDに対応するFF商品の単価を示す情報である。
付加情報には、商品IDに対応するFF商品について付加的な情報が格納される。図4では、付加情報として、FF商品のカロリー、FF商品の原材料に含まれたアレルゲンを示すアレルゲン情報を記憶した例を示している。なお、付加情報には、カロリー及びアレルゲン情報以外の情報を格納してもよい。例えば、付加情報には、商品IDに対応するFF商品を表す商品画像を格納してもよい。また、例えば、付加情報には、商品IDに対応するFF商品の説明文を格納してもよい。また、例えば、付加情報には、商品IDに対応するFF商品に含まれる栄養成分を示す情報を格納してもよい。また、例えば、付加情報には、店舗のおすすめ商品であることを示す情報を格納してもよい。
在庫数は、商品IDに対応するFF商品の在庫数を示す情報である。また、製造時期は、商品IDに対応するFF商品が製造された日時を示す情報である。
本実施形態では、後述するように、FF商品の在庫数は、POS端末20から入力することが可能となっている。サーバ装置30は、POS端末からFF商品の商品IDとともに在庫数が指示されると、FF商品マスタ342に記憶された該当するFF商品の在庫数を指示された値に更新する。また、サーバ装置30は、FF商品の在庫数を更新すると、その更新した日時を製造時期に登録する。なお、例えば、FF商品を個品単位で識別可能に管理することで、当該FF商品の製造時期を個品単位で管理する構成としてもよい。
図3に戻り、通信部35は、ネットワークNに接続可能な通信インタフェースである。通信部35は、ネットワークNを介して近距離無線通信装置10やサーバ装置30等の外部装置と通信を行う。
図5は、携帯端末40のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、携帯端末40は、CPU41、ROM42、及びRAM43等のコンピュータ構成を備える。
CPU41は、プロセッサの一例であり、携帯端末40の各部を統括的に制御する。ROM42は、各種プログラムを記憶する。RAM43は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
また、携帯端末40は、表示部44と、操作部45と、記憶部46と、通信部47と、近距離無線通信部48とを備える。
表示部44は、表示器の一例であり、LCD等の表示デバイスで構成される。表示部44は、CPU41の制御の下、各種の情報を表示する。操作部45は、各種操作ボタンやポインティングデバイス等で構成される。操作部45は、操作者(ユーザ)から受け付けた操作内容をCPU41に出力する。なお、操作部45は、表示部44の表示画面に設けられるタッチパネルであってもよい。
記憶部46は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部46は、CPU41が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。CPU41は、ROM42や記憶部46に記憶されRAM43に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。なお、記憶部46は、店舗内注文システム1での利用を前提に作成された専用のプログラム(以下、アプリケーションともいう)を記憶してもよい。
通信部47は、ネットワークNやインターネット等の通信網に接続可能な通信インタフェースである。また、近距離無線通信部48は、上述したBluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信規格に準拠した通信装置である。
次に、上述したPOS端末20、サーバ装置30及び携帯端末40の機能構成について説明する。
図6は、POS端末20の機能構成の一例を示す図である。図6に示すように、POS端末20は、商品登録部211と、決済処理部212と、表示制御部213と、更新処理部214とを備える。
POS端末20が備える機能部の一部又は全ては、POS端末20のプロセッサ(例えばCPU21)とメモリ(例えばROM22、記憶部26)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、POS端末20が備える機能部の一部又は全ては、POS端末20に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
商品登録部211は、ユーザが購入する商品の登録処理を実行する。具体的には、商品登録部211は、読取部27と協働することで、読取部27が読み取った商品IDを購入の対象商品として登録する。ここで、商品の登録とは、対象商品の商品IDを当該対象商品の購入数等と関連付けて、RAM23等に保持することを意味する。
また、商品登録部211は、サーバ装置30が保持する商品マスタ341及びFF商品マスタ342を参照し、読取部27が読み取った商品IDに対応する一般商品又はFF商品の商品名、価格等を読み出すと、それらの情報を表示部24に表示させる。
なお、商品登録部211は、読取部27が読み取った商品IDがFF商品に対応する場合、FF商品マスタ342に記憶されたそのFF商品の在庫数を確認し、在庫切れ(在庫数ゼロ)の場合には登録を抑制する。また、商品登録部211は、FF商品が在庫切れの場合には、表示部24に在庫切れを報知するメッセージ等を表示する。
決済処理部212は、商品登録部211が登録した商品の決済処理を実行する。具体的には、決済処理部212は、商品登録の終了を指示する操作(例えば、小計キーの操作)に応じて、商品マスタ341及びFF商品マスタ342に記憶された価格と、登録された各商品の購入数とに基づき、登録された商品の合計金額を算出する。そして、決済処理部212は、ユーザが支払った金額で商品の合計金額を決済する決済処理を実行する。
表示制御部213は、表示部24に表示する画面を制御する。例えば、表示制御部213は、商品登録部211及び決済処理部212と協働することで、商品の登録及び決済処理を支援するための操作画面を表示部24に表示させる。また、表示制御部213は、後述する更新処理部214と協働することで、FF商品の在庫入力を支援するための操作画面を表示部24に表示させる。
更新処理部214は、FF商品の在庫数を更新する更新処理を実行する。例えば、更新処理部214は、操作部25等を介して更新対象のFF商品の商品IDと、追加数とが入力されると、入力された商品ID及び追加数を指示した更新情報(以下、追加指示ともいう)をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30では、追加指示を受信すると、FF商品マスタ342に記憶された該当するFF商品の在庫数に、指示された追加数分を追加する。
また、例えば、更新処理部214は、商品登録部211によりFF商品が登録されると、又は決済処理部212によるFF商品の決済処理が完了すると、そのFF商品の商品IDと、削減数(購入数)とを指示した更新情報(以下、削減指示ともいう)をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30では、削減指示を受信すると、FF商品マスタ342に記憶された該当するFF商品の在庫数から、指示された削減数分を減算する。
なお、更新処理部214は、一般商品の在庫管理については公知の技術を用いるものとするが、FF商品と同様に更新情報の送信により在庫数を更新する形態としてもよい。
図7は、サーバ装置30の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、サーバ装置30は、情報管理部311と、情報提供部312とを備える。
サーバ装置30が備える機能部の一部又は全ては、サーバ装置30のプロセッサ(例えばCPU31)とメモリ(例えばROM32、記憶部34)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、サーバ装置30が備える機能部の一部又は全ては、サーバ装置30に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
情報管理部311は、商品マスタ341及びFF商品マスタ342の管理を行う機能部である。例えば、情報管理部311は、POS端末20からFF商品の追加指示を受信すると、FF商品マスタ342に記憶された該当するFF商品の在庫数に、指示された追加数分を追加する。また、例えば、情報管理部311は、POS端末20からFF商品の削減指示を受信すると、FF商品マスタ342に記憶された該当するFF商品の在庫数から、指示された削減数を減算する。
情報提供部312は、店舗で販売されるFF商品に関する商品情報を、近距離無線通信装置10を介して提供する。具体的には、情報提供部312は、FF商品マスタ342に登録されたFF商品の各々に係る情報を用いて商品情報を生成する。そして、情報提供部312は、生成した商品情報を、近距離無線通信装置10を介して提供する。
また、情報提供部312は、FF商品マスタ342の状態を監視し、FF商品マスタ342が更新されると、更新内容を反映した商品情報を提供する。
なお、本実施形態では、商品情報は、FF商品マスタ342に登録された全ての項目(要素)を含むものとするが、これに限らず、一部の項目のみ含むものとしてもよい。また、在庫数がゼロのFF商品については、商品情報の生成対象から除外する形態としてもよい。
また、商品情報の提供方法は、近距離無線通信装置10を用いるものに限らないものとする。例えば、情報提供部312は、ネットワークNを介して商品情報を提供してもよい。この場合、例えば、近距離無線通信装置10が送信する店内信号に、ネットワークNに接続するための設定情報を付加して送信してもよい。これにより、店内信号を受信した携帯端末40では、店内信号に含まれる設定情報に基づき、ネットワークNに接続することができる。また、例えば、携帯端末40に導入されるアプリケーションに、ネットワークNに接続するための設定情報を組み込んでおくことで、携帯端末40は、設定情報に基づきネットワークNに接続することができる。
図8は、携帯端末40の機能構成の一例を示す図である。図8に示すように、携帯端末40は、信号受信部411と、情報取得部412と、表示制御部413と、注文受付部414と、出力処理部415とを備える。
携帯端末40が備える機能部の一部又は全ては、携帯端末40のプロセッサ(例えばCPU41)とメモリ(例えばROM42、記憶部46)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、携帯端末40が備える機能部の一部又は全ては、携帯端末40に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
信号受信部411は、受信手段の一例である。信号受信部411は、近距離無線通信部48と協働することで、外部の通信装置(近距離無線通信装置10)から送信される店内信号を受信する。また、上述したように、FF商品の商品情報が近距離無線通信で送信される場合、信号受信部411は、近距離無線通信装置10から送信される商品情報を受信する。
本実施形態の店舗内注文システム1では、携帯端末40を携帯するユーザが、近距離無線通信装置10が設けられた店舗に入店すると、携帯端末40は近距離無線通信装置10の通信範囲に入ることになる。そのため、携帯端末40は、ユーザが店舗にいる間、近距離無線通信装置10から送信される店内信号及び商品情報を受信し得る状態となる。
情報取得部412は、取得手段の一例である。情報取得部412は、本実施形態の店舗で販売されるFF商品に関する商品情報を取得する。ここで、情報取得部412は、近距離無線通信部48(信号受信部411)を介して商品情報を取得してもよい。また、情報取得部412は、通信部47を介してサーバ装置30、又は図示しない外部の装置(例えば、店舗を運営する企業のサーバ等)から商品情報を取得してもよい。
前者の場合、情報取得部412は、携帯端末40が店舗に存在している間、商品情報を取得し得る状態となり、携帯端末40が店舗外にいる間は商品情報を取得することができない。また、後者の場合、情報取得部412は、携帯端末40が店舗に存在しているか否かに関わらず、商品情報を取得し得る状態となる。但し、外部の装置から商品情報を取得した場合には、FF商品の在庫及び製造時期は空の状態となるため、リアルタイムの在庫状態が反映されない固定的な商品情報となる。
表示制御部413は、表示手段の一例である。表示制御部413は、情報取得部412が取得した商品情報を表示部44に表示する。また、表示制御部413は、商品情報に基づき、購入の対象となるFF商品の選択を支援するための各種操作画面を表示部44に表示する。表示制御部413が表示する操作画面の例については後述する。
注文受付部414は、受付手段の一例である。注文受付部414は、表示制御部413の制御により表示部44に表示された画面(商品情報)に基づいて、購入の対象となるFF商品の選択を受け付ける。また、注文受付部414は、信号受信部411が近距離無線通信装置10からの店内信号を受信していることを条件に、FF商品の選択受け付けを有効化する。
これにより、携帯端末40では、店舗(つまり近距離無線通信装置10からの店内信号を受信できる範囲内)でのみFF商品の注文が可能となるため、店舗外からFF商品の注文が不用意に行われてしまうことを防ぐことができる。したがって、店舗への来店機会の増加を図るとともに、リアルタイムの在庫状態に基づいたFF商品の注文受付を実現することができる。
なお、近距離無線通信装置10から商品情報が送信される場合、携帯端末40は店舗内で商品情報を受信することになるが、商品情報を受信し当該商品情報を表示した後、ユーザが店舗から退店してしまう場合がある。この場合も、近距離無線通信装置10からの店内信号が途絶えるため、店舗外からFF商品の注文が不用意に行われてしまうことを防ぐことができる。
出力処理部415は、出力手段の一例である。出力処理部415は、注文受付部414が受け付けたFF商品を示す商品IDを出力する。具体的には、出力処理部415は、購入の対象となったFF商品の商品IDを示すコードシンボルを生成する。そして、出力処理部415は、表示制御部413と協働することで、変換したコードシンボルを表示部44に表示させる。
なお、出力処理部415は、購入の対象となったFF商品が複数の場合、商品ID毎にコードシンボルを生成してもよいし、複数の商品IDを示すコードシンボルを生成してもよい。また、出力方法は表示に限らず、携帯端末40に印刷装置が接続される場合、出力処理部415は、生成したコードシンボルを印刷装置に出力(印刷)させてもよい。
以下、図9~図12を参照して、携帯端末40の表示部44に表示される画面例について説明する。ここで、図9~図12は、携帯端末40に表示される画面例を示す図である。
上述したように、表示制御部413は、情報取得部412がFF商品の商品情報を取得すると、商品情報に基づいて、購入の対象となるFF商品の選択(注文)を受け付けるための選択画面を表示部44に表示させる。
図9は、選択画面の一例である。図9に示すように、選択画面90は、ヘッダ領域91と、分類表示領域92と、商品表示領域93とを有する。
ここで、分類表示領域92には、FF商品の分類が選択可能な状態で表示される。図10では、分類1~分類3のうち、分類2が選択された状態を示している。なお、「おすすめ」は、付加情報に店舗のおすすめを示す情報が記憶されたFF商品を表示するための選択肢である。
商品表示領域93には、分類表示領域92で選択された分類に属するFF商品に関する情報が表示される。分類表示領域92は、上位領域UAと下位領域LAとを有する。
上位領域UAには、分類表示領域92で選択された分類に属するFF商品の何れか一つが表示される。例えば、上位領域UAには、分類表示領域92で選択された分類に属するFF商品のうち、付加情報に店舗のおすすめを示す情報が記憶されたFF商品の一つが表示される。なお、上位領域UAに表示するFF商品はランダムに決定してもよい。また、下位領域LAには、分類表示領域92で選択された分類に属するFF商品の各々が表示される。
商品表示領域93には、各FF商品の商品名931、価格932、商品画像933、カロリー934、及びアレルゲン情報935等が表示される。ここで、商品画像933、カロリー934、及びアレルゲン情報935は、付加情報に格納された情報に基づくものである。また、商品表示領域93には、FF商品の在庫数を示す残数情報936や、FF商品の製造時期を示す時期情報937等が表示される。
ここで、残数情報936は、FF商品の在庫数が所定の閾値未満(例えば3個未満)の場合に表示される。具体的には、表示制御部413は、表示の対象となったFF商品の在庫数が閾値未満の場合に、その在庫数を示す残数情報936を、表示の対象のFF商品に関連付けて表示させる。
また、時期情報937は、FF商品の製造時期が所定の条件(例えば、製造日時から15分以内)を満たす場合に表示される。具体的には、表示制御部413は、表示の対象となったFF商品の製造時期(製造日時)が現材日時から所定時間以内の場合に、その製造時期を示す時期情報937を、表示の対象のFF商品に関連付けて表示させる。図9では、定量的な製造日時を示す代わりに、「揚げたて」等の定性的な表現で製造日時を示している。
なお、時期情報937や時期情報937は、上記の閾値や条件によらず、無条件に表示する形態としてもよい。また、図9では、上位領域UAと下位領域LAとで、表示する項目や表示形態を異ならせているが、上位領域UAと下位領域LAとで同様としてもよいし、下位領域LAのみ表示する形態としてもよい。また、本実施形態では、商品画像は商品情報(付加情報)に含めた状態で取得されるとしたが、携帯端末40に導入されたアプリケーション等に予め記憶されている場合には、その商品画像を用いて選択画面90を表示する形態としてもよい。
また、後述する選択方法により購入対象とされたFF商品には、バッジアイコン938が対応付けて表示される。具体的には、表示制御部413は、商品表示領域93に表示されたFF商品が購入の対象に選択されると、そのFF商品に関連付けてバッジアイコン938を表示させる。ここで、バッジアイコン938内の数値は、そのFF商品の購入数を示している。なお、購入数は、デフォルトの状態で1が入力されるように設定してもよい。
ヘッダ領域91には、商品情報を提供した店舗の店舗名911や、商品を検索するための検索ウィンドウが表示される。かかる店舗名は、例えば、商品情報とともにサーバ装置30から提供される。また、ヘッダ領域91には、購入の対象に選択されたFF商品の合計金額912や、購入の対象に選択されたFF商品の確認画面を表示するためのカートアイコン913が表示される。なお、カートアイコン913には、購入対象となったFF商品の商品数を示すバッジアイコン914が対応付けて表示される。
携帯端末40のユーザは、選択画面90を介して、購入の対象となるFF商品を選択することができる。例えば、表示制御部413は、商品表示領域93に表示されたFF商品の中から、何れか一のFF商品の選択操作を受け付けると、図10に示すカート追加画面100を表示部44に表示させる。
図10に示すように、カート追加画面100は、上記したヘッダ領域91及び分類表示領域92とともに、詳細表示領域101を有する。詳細表示領域101は、商品表示領域93で選択されたFF商品の詳細情報を表示するための領域である。詳細表示領域101には、先と同様、FF商品の商品名1011、価格1012、商品画像1013、カロリー1014、及びアレルゲン情報1015等の他、商品説明1016や栄養成分1017等の情報が表示される。また、選択されたFF商品の在庫数や製造時期が、表示の条件を満たす場合、残数情報や時期情報が対応付けて表示される。図10では、商品Aの在庫数が閾値未満であるため、残数情報1018を対応付けて表示した例を示している。
さらに、詳細表示領域101には、当該詳細表示領域101に表示されたFF商品を購入対象とすることを指示するための追加ボタン1019が設けられている。携帯端末40のユーザは、追加ボタン1019を操作することで、詳細表示領域101に表示されたFF商品を購入対象とすることができる。ここで、注文受付部414は、追加ボタン1019の操作に応じて、詳細表示領域101に表示されたFF商品の商品IDを、RAM43等に一時記憶する。以下では、購入対象のFF商品の商品IDを一時記憶することを、「カートに追加する」とも表記する。
商品IDがカートに追加されると、表示制御部413は、その商品IDに対応するFF商品の価格を、ヘッダ領域91の合計金額912に加算して表示するとともに、FF商品の購入数を、バッジアイコン914の数値に加算して表示する。
なお、選択画面90の表示が指示された場合には、表示制御部413は、カートに追加された商品IDに対応するFF商品に、購入数を示すバッジアイコン938を付加して表示させる。例えば、表示制御部413は、追加ボタン1019が操作された場合、カート追加画面100を消去し、選択画面90の表示に戻してもよい。
また、詳細表示領域101には、取り消しボタン1020が設けられている。表示制御部413は、取り消しボタン1020の操作を受け付けると、カート追加画面100を消去し、選択画面90の表示に戻す。
また、カートに商品が追加された状態で、カートアイコン913が操作されると、表示制御部413は、図11に示す注文確認画面110を表示部44に表示させる。
図11に示すように、注文確認画面110は、ヘッダ領域111と、注文確認領域112とを有する。ヘッダ領域111には、ヘッダ領域91と同様、商品情報を提供した店舗の店舗名1111等が表示される。
注文確認領域112には、カートに追加された商品IDに対応するFF商品の商品名1121、価格1122、及び商品画像1123が、FF商品毎に表示される。また、FF商品の在庫数や製造時期が、表示の条件を満たす場合には、残数情報や時期情報が対応付けて表示される。図11では、商品Dの在庫数が閾値未満であるため、残数情報として、在庫数が僅かであることを示すメッセージ1124を表示した例を示している。
また、注文確認領域112には、FF商品の購入数を増減するための操作子1125が、FF商品毎に設けられる。携帯端末40のユーザは、操作子1125を操作することで、該当するFF商品の購入数を増加又は減少させることできる。なお、操作子1125の操作により購入数が変更された場合、注文受付部414は、その変更内容に応じて、カートに追加した該当するFF商品の購入数を変更する。
また、注文確認領域112には、FF商品の合計点数と合計金額とを表示する合計欄1126が設けられている。例えば、何れかのFF商品に設けられた操作子1125が操作されると、表示制御部413は、その操作内容に応じて、合計欄1126に表示する合計点数及び合計金額を変更する。
また、注文確認領域112には、注文を確定する注文ボタン1127と、戻るボタン1128とが設けられている。携帯端末40のユーザは、注文ボタン1127を操作することで、注文確認領域112に表示された購入対象のFF商品を確定することができる。
注文受付部414は、注文ボタン1127の操作を受け付けると、信号受信部411が店内信号を受信しているか否かを判定する。ここで、信号受信部411が店内信号を受信していない場合、注文受付部414は、注文ボタン1127の操作を無効化することで、購入対象のFF商品の確定操作をキャンセルする。なお、この場合、注文受付部414は、表示制御部413と協働することで、店内に移動することを促すメッセージ等を表示させてもよい。
また、信号受信部411が店内信号を受信している場合、注文受付部414は、注文ボタン1127の操作を有効化し、出力処理部415に出力を指示する。出力処理部415は、カート(RAM43等)から商品IDと購入数との組を読み出し、読み出した商品IDと購入数とを示すコードシンボルを生成する。そして、出力処理部415は、表示制御部413と協働することで、図12に示す注文画面120を表示部44に表示(出力)させる。
なお、戻るボタン1128は、選択画面90又はカート追加画面100の表示に戻ることを指示するための操作子である。戻るボタン1128が操作されると、表示制御部413は、注文確認画面110を消去し、選択画面90又はカート追加画面100の表示に戻す。
図12は、注文画面120の一例である。図12に示すように、注文画面120は、ヘッダ領域121と、コードシンボル表示領域122とを有する。ヘッダ領域121には、ヘッダ領域91と同様、商品情報を提供した店舗の店舗名1211等が表示される。
コードシンボル表示領域122には、出力処理部415によって生成されたコードシンボル1221が表示される。また、コードシンボル表示領域122には、コードシンボル1221を店員に提示することを案内するメッセージ1222や、FF商品の合計点数と合計金額とを表示する合計欄1223が設けられている。
ここで、コードシンボル1221には、購入の対象とされたFF商品の商品ID及び購入数が含まれることになる。そのため、携帯端末40のユーザは、表示部44(注文画面120)に表示されたコードシンボル1221を店員等に提示し、POS端末20の読取部27に読み取らせることで、口頭で伝えることなく、購入対象のFF商品の商品ID及び購入数をPOS端末20に入力することができる。
なお、コードシンボル表示領域122に設けられた戻るボタン1224は、注文確認画面110に戻ることを指示するための操作子である。戻るボタン1224が操作されると、表示制御部413は、注文画面120を消去し、注文確認画面110の表示に戻す。なお、戻るボタン1224が操作された場合の画面遷移をこれに限らず、選択画面90に戻す形態としてもよいし、注文画面120を消去して携帯端末40のデフォルト画面を表示する形態としてもよい。
以下、店舗内注文システム1の動作例について説明する。
図13は、携帯端末40が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、近距離無線通信装置10を介して商品情報が提供されるものとする。
まず、信号受信部411は、近距離無線通信装置10から送信される店内信号を受信するまで待機する(ステップS11;No)。ここで、信号受信部411が店内信号を受信すると(ステップS11;Yes)、情報取得部412は、近距離無線通信装置10を介してサーバ装置30から提供される商品情報を取得する(ステップS12)。
続いて、表示制御部413は、情報取得部412が取得した商品情報に基づき、FF商品の選択を支援するための操作画面(選択画面90等)を表示部44に表示させる(ステップS13)。なお、表示制御部413は、操作部45を介したユーザ操作に応じて、操作画面を表示させてもよいし、商品情報が取得されたタイミングで操作画面を自動で表示させてもよい。
続いて、注文受付部414は、購入対象となるFF商品の確定操作を受け付けるまで待機し(ステップS14;No)、確定操作を受け付けると(ステップS14;Yes)、信号受信部411が店内信号を受信しているか否かを判定する(ステップS15)。
注文受付部414は、信号受信部411が店内信号を受信していないと判定すると(ステップS15;No)、ステップS14の確定操作を無効化し、ステップS11に処理を戻す。一方、注文受付部414は、信号受信部411が店内信号を受信していると判定した場合(ステップS15;Yes)、出力処理部415に出力を指示する。
そして、出力処理部415は、表示制御部413と協働することで、購入対象とされたFF商品の商品ID、購入数等を示すコードシンボルを表示部44に表示させ(ステップS16)、本処理を終了する。
図14は、POS端末20が実行する処理の一例を示すフローチャートである。まず、商品登録部211は、読取部27によりコードシンボルが読み取られたか否かを判定する(ステップS21)。コードシンボルが読み取られない場合(ステップS21;No)、ステップS28に移行する。
また、コードシンボルが読み取られた場合(ステップS21;Yes)、商品登録部211は、商品マスタ341及びFF商品マスタ342を参照し、コードシンボルに含まれた商品IDが、FF商品か一般商品かを判定する(ステップS22)。ここで、コードシンボルに含まれた商品IDが一般商品の場合には(ステップS22;No)、商品登録部211は、その一般商品の商品IDを登録し(ステップS23)、ステップS28に移行する。
一方、コードシンボルに含まれた商品IDがFF商品の場合、その商品IDに対応するFF商品の在庫数が、コードシンボルに含まれた購入数以上か否かを判定する(ステップS24)。ここで、在庫数が購入数以上の場合には(ステップS24;Yes)、商品登録部211は、そのFF商品の商品IDを登録する(ステップS25)。次いで、更新処理部214は、商品IDと購入数分の削減を指示した削減指示をサーバ装置30に送信することで、該当するFF商品の在庫数から購入数分を減算させ(ステップS26)、ステップS28に移行する。
また、在庫数が購入数未満の場合(ステップS24;Yes)、商品登録部211は、表示部44に在庫切れを報知するメッセージを表示し(ステップS27)、ステップS28に移行する。
続いて、商品登録部211は、小計キー等の操作により登録終了が指示されたか否かを判定する(ステップS28)。登録終了が指示されない場合(ステップS28;No)、商品登録部211は、ステップS21に処理を戻す。
また、登録終了が指示されると(ステップS28;Yes)、商品登録部211は、それまでに登録された商品コードと購入数とに基づいて商品の合計金額を算出し、算出した合計金額に基づいて決済処理を実行する(ステップS29)。
なお、本処理では、商品登録の段階で、FF商品の在庫数を減算する構成としたが、これに限らず、登録終了が指示されたタイミングや、決済処理が完了したタイミングで、FF商品の在庫数を減算する構成としてもよい。
以上のように、携帯端末40は、店舗に設けられた近距離無線通信装置10が発信する店内信号を受信する近距離無線通信部48を備える。また、携帯端末40は、店舗で販売されるFF商品に関する商品情報を表示部44に表示し、表示部44に表示された商品情報に基づいて、購入の対象となるFF商品の選択を受け付け、受け付けたFF商品を示す商品IDを出力する。さらに、携帯端末40は、近距離無線通信部48が店内信号を受信していることを条件に、商品の受け付けを有効化する。
これにより、ユーザは、店舗に滞在する間、任意のタイミング及び位置でFF商品の選択を行うことができるため、FF商品の注文を容易に行うことができる。したがって、携帯端末40は、FF商品の注文に係る利便性を向上させることができる。
また、携帯端末40は、店舗でのみFF商品の注文を可能とすることができるため、店舗外からFF商品の注文が不用意に行われてしまうことを防ぐことができる。したがって、携帯端末40は、FF商品の注文に係る利便性を向上させることができるとともに、店舗への来店機会の増加を図ることができる。さらに、携帯端末40は、購入の対象(注文対象)となったFF商品の商品IDを出力するため、当該商品IDを用いて登録を行うことで、FF商品の登録を確実に行わせることができる。
また、携帯端末40は、近距離無線通信部48を介して、店舗で製造及び販売されるFF商品に関する商品情報を取得し、取得した商品情報を表示部44に表示する。これにより、携帯端末40は、店舗から提供される商品情報を取得することができるため、店舗毎のリアルタイムの状態を反映した商品情報に基づきFF商品の注文を行わせることができる。
また、携帯端末40は、FF商品の在庫数を含んだ商品情報を取得し、在庫数が閾値未満の場合、該当するFF商品の在庫数を表示部44に表示する。これにより、携帯端末40は、例えば在庫数が僅少のFF商品等をユーザに知らせることができるため、FF商品の注文に係る利便性を向上させることができる。
また、携帯端末40は、FF商品の製造時期を含んだ商品情報を取得し、製造時期が所定の条件を満たす場合、該当するFF商品の製造時期を表示部44に表示する。これにより、携帯端末40は、例えば出来立てのFF商品等をユーザに知らせることができるため、FF商品の注文に係る利便性を向上させることができる。
また、携帯端末40は、FF商品の商品IDを表すコードシンボルを表示部44に表示出力させる。これにより、携帯端末40は、商品IDの入力に係る負荷を低減することができるとともに、POS端末20等の商品販売データ処理装置に、商品IDの入力を容易に行うことができる。また、これにより、携帯端末40は、FF商品の登録を確実に行わせることができるため、FF商品の注文に係る利便性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態では、FF商品の在庫が切れた場合、POS端末20での取引時に在庫切れを報知する形態とした。しかしながら、報知のタイミングはこれに限らず、POS端末20での取引前に、報知を行う形態としてもよい。この場合、例えば、サーバ装置30及び携帯端末40を以下の構成とすることで実現することができる。
具体的には、携帯端末40の注文受付部414又は出力処理部415が、購入対象のFF商品が確定した時点で、そのFF商品の商品IDと購入数とを、通信部47又は近距離無線通信部48を介してサーバ装置30に通知する。一方、サーバ装置30では、情報提供部312が、通知された商品IDに対応するFF商品の在庫数と、通知された購入数とを比較し、在庫数から購入数を減算した差分が閾値未満の場合に、該当するFF商品の在庫が僅少であることを、近距離無線通信装置10等を介して報知する。そして、携帯端末40の表示制御部413は、サーバ装置30から報知された内容を表示部44に表示させることで、携帯端末40のユーザに在庫が僅少となる可能性のあるFF商品を報知する。
また、サーバ装置30が購入対象のFF商品として、同じ商品IDとそれに対応する在庫数の情報を複数の携帯端末40から通知された場合でも、情報提供部312は、通知された商品IDに対応するFF商品の在庫数と、それぞれの携帯端末40から通知された購入数とを個別に比較する。なお、情報提供部312は、通知された商品IDに対応するFF商品の在庫数と、複数の携帯端末40から通知された購入数の合計とを比較し、差分がゼロもしくは購入数の合計の方が多い場合に、在庫が僅少であることを、近距離無線通信装置10等を介して、通知をしてきた複数の携帯端末40へ報知するとしてもよい。さらに、情報提供部312は、通知をしてきた複数の携帯端末40以外の他の携帯端末40にも報知するようにしてもよい。
なお、携帯端末40からサーバ装置30に通知された時点では、POS端末20での登録及び決済処理が行われていない状態であるため、情報管理部311は、FF商品マスタ342の在庫数の更新しないことが好ましい。また、在庫数から購入数を減算した差分がゼロとなる場合であっても、その時点では在庫が存在するため、ユーザの買い控えを防止する目的で、在庫切れの報知は行わないことが好ましい。
以下、本変形例に係る携帯端末40及びサーバ装置30の動作例について説明する。
図15は、本変形例の携帯端末40が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS31~ステップS36は、図13で説明したステップS11~ステップS16と同様であるため、説明を省略する。
出力処理部415は、ステップS36でコードシンボルを表示部44に表示させると、次いで、そのコードシンボルの生成に係る商品ID及び購入数の組を注文内容として、通信部47又は近距離無線通信部48を介し、サーバ装置30に通知(出力)する(ステップS37)。
これにより、携帯端末40のユーザが、購入の対象としたFF商品の商品ID及び購入数がサーバ装置30に通知される。
一方、図16は、本変形例のサーバ装置30が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
情報提供部312は、携帯端末40から注文内容を受信すると(ステップS41)、その注文内容に含まれた商品IDに対応するFF商品の在庫数から、注文内容に含まれた購入数を減算し、その差分が閾値未満か否かを判定する(ステップS42)。
ここで、在庫数から購入数を減算した差分が閾値以上となる場合(ステップS42;No)、情報提供部312は、報知を行うことなく本処理を終了する。
一方、在庫数から購入数を減算した差分が閾値未満となる場合(ステップS42;Yes)、情報提供部312は、注文内容に含まれた商品IDに対応するFF商品の在庫が僅少であることを、近距離無線通信装置10等を介して報知し(ステップS43)、本処理を終了する。
これにより、携帯端末40では、表示制御部413が、サーバ装置30から報知された内容を表示部44に表示させることで、在庫が僅少となる可能性のあるFF商品をユーザに報知することができる。
したがって、POS端末20での取引時に在庫切れを報知する構成と比較し、事前に在庫切れが近いことを報知することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。また、本変形例では、在庫僅少のFF商品の購入を促進することができるため、FF商品の売上向上を図ることができる。
なお、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROMや記憶部等に予め組み込まれた状態で提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態やその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 店舗内注文システム
10 近距離無線通信装置
20 POS端末
30 サーバ装置
40 携帯端末
211 商品登録部
212 決済処理部
213 表示制御部
214 更新処理部
311 情報管理部
312 情報提供部
411 信号受信部
412 情報取得部
413 表示制御部
414 注文受付部
415 出力処理部
N ネットワーク
特開2020-119277号公報

Claims (6)

  1. 店舗に設けられた通信装置が発信する信号を受信する受信手段と、
    前記店舗で販売される商品に関する商品情報を表示器に表示する表示手段と、
    前記表示器に表示された前記商品情報に基づいて、購入の対象となる商品の選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記商品を示す識別情報を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記受付手段は、前記受信手段が前記信号を受信していることを条件に、前記商品の受け付けを有効化する、端末装置。
  2. 前記受信手段を介して前記商品情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記表示手段は、前記取得手段が取得した前記商品情報を前記表示器に表示する、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記取得手段は、前記商品の在庫数を含んだ前記商品情報を取得し、
    前記表示手段は、前記商品の在庫数が閾値未満の場合、当該商品の在庫数を前記表示器に表示する、請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記取得手段は、前記商品の製造時期を含んだ前記商品情報を取得し、
    前記表示手段は、前記商品の製造時期が所定の条件を満たす場合、当該商品の製造時期を前記表示器に表示する、請求項2又は3に記載の端末装置。
  5. 前記出力手段は、前記識別情報を表すコードシンボルを前記表示器に表示出力させる、請求項1~4の何れか一項に記載の端末装置。
  6. 端末装置のコンピュータを、
    店舗に設けられた通信装置が発信する信号を受信する受信手段と、
    前記店舗で販売される商品に関する商品情報を表示器に表示する表示手段と、
    前記表示器に表示された前記商品情報に基づいて、購入の対象となる商品の選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記商品を示す識別情報を出力する出力手段と、
    して機能させ、
    前記受付手段は、前記受信手段が前記信号を受信していることを条件に、前記商品の受け付けを有効化する、プログラム。
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