JP2023022164A - 販売処理システム - Google Patents
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Abstract
Description
顧客は、携帯端末で買い物をしているときには、量り売り商品の種別や計量値を携帯端末に入力することが求められる。携帯端末と計量装置の双方を用いた処理は、顧客だけで処理することが煩雑であった。
-販売データ処理システムの全体構成-
一実施形態の販売データ処理システム1は、図1に示すように、商品マスタ110、店舗マスタ120、会員マスタ130、買い物ファイル140等を記憶する記憶手段を備えた上位装置10と、上位装置10に対してインターネット等を介して接続される携帯端末20を備えている。
の商品販売システム6を構築するストアコントローラ(管理装置)60と連携しており、上位装置10に記憶された商品マスタ110等は、ストアコントローラ60の各情報に基づいて適宜、例えば所定時刻毎に更新される。
携帯端末(スマートフォン)20は、専用のアプリを導入することによって、店舗において買い物をする際に購入する商品の登録処理を実行する登録装置の機能を有する。
ストアコントローラ60は、最新の商品情報が反映された商品マスタを、外部(例えば、本部のサーバー、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得して記憶する。
商品マスタとは、各商品に割り当てられた商品識別情報(例えば、JANコード)に対して、商品名(品名、アイテム名)、販売価格、値引情報などの商品情報が紐づけられて格納されたファイルである。
そして、POS端末70は、携帯端末20から買い物識別情報を入力した場合など、必要に応じて上位装置10の買い物ファイル等を参照することができる。
また、POS端末70は、顧客が自ら購入する商品の登録処理と精算処理を行う、すなわち店員が介在しない方式(フルセルフ式)のPOSであってもよい。
切換え式のPOS端末70の一例を図2に示す。図2に示すPOS端末70の例では、テーブル70aを備えている。
さらには、店員が顧客の購入する商品の登録処理及び精算処理を行う通常のPOSレジであってもよく、精算処理ができる装置であれば、何ら限定されない。
一般に、店舗において、顧客が商品を購入する際には、顧客が購入する商品をレジに持って行き、店員が、レジによって各商品の代金を入力することで、全ての商品の価格が合計されて一取引における販売価格が決定される。
そして、店舗において、販売価格の決定に際しては、様々な割引き等を適用して販売価格を引き下げるなどして、顧客の獲得を試みている。
通常、スーパーマーケット等のシステムにおいては、全店舗を統括して管理する本部システム(サーバー)50が設置され、該本部システム50において、共通の商品マスタ、店舗マスタ、店舗ごとの商品マスタ、共通の特売企画マスタ、店舗ごとの特売企画マスタ及び会員マスタなどを管理している。
各店舗のストアコントローラ60は、本部システム50から、共通の商品マスタ、店舗マスタ、店舗ごとの商品マスタ、共通の特売企画マスタ、店舗ごとの特売企画マスタを受信しており、また、店舗において入力(登録)したりする。なお、会員マスタについては、他のマスタと同様に本部システム50から受信してもよいが、ストアコントローラでは持つことなく、会員情報の照会時等にその都度本部システムに問い合わせてもよい。
売価決定ロジックは、買い物客が購入する商品の販売価格を算出するためのいくつかのロジックを有しており、また、商品の販売価格を算出する際に、どのロジックを適用して販売価格を決定するかを判断する機能を含んでいる。
例えば、ある商品が、単品値引き対象商品であるが、同時にセットマッチ値引対象商品である場合に、より安値となるセットマッチ割引を適用したりする。なお、どちらの割引ロジックを選択するかは、設定によって決められる。
まず、標準的な売価決定ロジックを売価決定ロジック(基本)とする。また、各企業や店舗独自の売価決定ロジックを売価決定ロジック(企業・店舗)とする。
売価決定ロジック(基本)は、例えば、小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単
品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引などの機能を備える。
売価決定ロジック(企業・店舗)は、例えば上記小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引に加えて、会員向けの特別なサービスによる値引・割引や、決済に使用する決済種別ごとの値引・割引を備える。また、売価決定ロジック(企業・店舗)は、同時に複数の値引・割引条件が競合した際に、いずれの条件を優先するかなど独自の機能を備えている。なお、売価決定ロジック(企業・店舗)は、小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引についても、独自のロジックを備えてもよい。
小計(ロジックA)は、購入する商品の販売価格を決定するためのロジックであり、各商品の最新の商品情報の価格を合計して合計金額を算出する。
小計値引き(ロジックB)は、小計額(合計金額)から所定額の値引きもしくは所定割合の割引きを行う処理である。
単品値引き(ロジックC)は、特定の商品単品に対して、特別な値引きもしくは割引きを行う処理である。
セットマッチ値引(ロジックE)は、特定の商品を組合せて購入することで値引きもしくは割引きを行う処理である。
会員種別値引(ロジックG)は、会員であることによって、特定の商品もしくは小計金額から値引もしくは割引を行う処理である。
最安値算出ロジック(ロジックH)は、商品が、複数の割引条件に適合した(複数のロジックが適用可能である)際に、どちらの割引を適用する方が最安値を算出することができるかの判断を行う処理である。
なお、売価決定ロジックを決定するためのロジックは、上記のロジック以外にも店舗運営者によって適宜設定でき(例えば、複数の値引が重なった時にどちらを選択するか等の設定など)上記ロジックAないしロジックH以外のロジックを備えてもよいことは、言うまでもない。
新店舗の新規開店時などに、既設の売価決定ロジックとは関係なく、独立して売価決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを導入する際のモデルの概略を、図5に示す。
図5に示す例では、販売データ処理システムの上位装置10を、店舗のストアコントローラによって構成し、携帯端末20が上位装置10であるストアコントローラと直接通信することによって構築することができる。なお、上位装置10に記憶された商品マスタ110や店舗マスタ120等は、Webブラウザなどによって直接商品情報や店舗情報を入
力することで構築すればよい。
以下、本例における処理の流れの一例を簡単に説明する。なお、説明中カッコ書きの数字は、図5における処理を示している。
なお、上位装置10は、店舗情報を携帯端末20に送信する際に、あわせて顧客情報(獲得ポイント数や会員ランクなど)を送信してもよい。
さらに、上位装置10は、会員が利用する店舗情報の特売情報(店名や当該店舗で展開されている安売り特売の情報、当該店舗情報が掲載されたチラシ情報など)等を、あわせて携帯端末20に送信してもよい。
会員が、携帯端末20の表示部に表示された店舗を確認、複数の表示がなされている場合には選択することによって、買い物を行う店舗を特定する。
店舗が特定されることによって、上位装置10は、携帯端末20に対して、特定された店舗の商品マスタを紐づけると共に、買い物ファイル(バスケットデータ)を生成する
(4)商品識別情報を受信した上位装置10は、受信した商品識別情報に基づいて、商品マスタ110から商品情報を抽出して携帯端末20に送信する。携帯端末20は、受信した商品情報を、会員が購入する商品として登録する。
(6)上位装置10は、買い物ファイルに記憶された登録商品情報について、売価決定ロジックによって小計計算を行い、(7)算出した合計金額を携帯端末20に送信する。
これによって、会員は、買い物中において、現在の合計金額(場合によっては、概算金額)を見ながら買い物を進めることができる。
ませることにより、携帯端末20は、買い物識別情報をPOS端末70に出力する。
(9)買い物識別情報を入力したPOS端末70は、上位装置10に対して、該買い物識別情報に紐づけされた買い物情報(登録商品情報等)を要求する。
(11)計算済みの買い物情報を受信したPOS端末70は、受信した買い物情報に基づいて精算画面を表示する。会員が、精算画面にしたがって支払いを行うことで、携帯端末20を利用した一取引を完了する。
以上、本例における処理の流れを説明した。
本例は、図4に示す既設の店舗に対して、店舗の売価決定ロジックを使わずに、販売データ処理システムが提供する売価決定ロジックによって会計を行うことのできる例である。
本例は、例えば、設定されている売価決定ロジックが売価決定ロジック(基本)である既存の店舗に対して、売価決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを追加することができる。
なお、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック及び販売データ処理システムによって提供される売価決定ロジックは、売価決定ロジック(基本)に限るものではない。
、店内のネットワークを介してストアコントローラ60に送信することができるようにしてもよく、携帯端末20によって行われた取引の実績を記憶することができるようにしてもよい。
なお、図6に示す例においても、売価決定ロジックによる小計計算を、POS端末70や携帯端末20のアプリによっても実行可能にしてもよいことは同様である。
また、新たにPOS端末70を追加することなく、既存のPOS端末(精算装置)70のアプリケーションを改修するなどして対応することもできる。
図7に示す本例は、例えば、図4に示す既設の店舗に対して、販売データ処理システムが提供する売価決定ロジックを利用しながら、店舗のPOS端末70の売価決定ロジックによって売価を決定して会計を行う例である。
本例は、例えば、既存の店舗に設定されている売価決定ロジック(企業・店舗)にて、精算金額を確定する。対して、販売データ処理システムの売価決定ロジック(基本)は、携帯端末に買い物中の概算金額を提供することができる。
また、既存の精算装置(POS端末)70を、販売データ処理システムの上位装置10と通信可能に改造し、また、携帯端末20のQRコード(登録商標)読み取り等に対応したアプリケーションを導入することによって、携帯端末20による商品登録処理に対応した販売データ処理システムを構築することができる。
図8に示す本例は、例えば、図4に示す既設の店舗に対して、本部システム(サーバー)やストアコントローラなどに店舗の売価決定ロジック(企業・店舗)によって売価を決定させる小計サービスを行わせながら、既存のPOS端末ではなく、新規に配置したPOS端末70によって会計を行う例である。
本例によれば、例えば、既存の店舗に設定されている売価決定ロジック(企業・店舗)にて精算確定するPOS端末70とは、別のPOS端末を納入したときにも、当該POS端末のプログラムの回収が不要となる。
そして、上位装置(クラウドサービス)10に対して、買い物ファイルに記憶された買い物情報を本部システム(サーバー)やストアコントローラなどの小計サービスに受け渡すバスケット連携機能とともに、小計サービスで算出された結果によって、買い物ファイルの情報を更新する機能を付与することによって、携帯端末20による商品登録処理に対応した販売データ処理システムを構築することができる。なお、必要に応じて、情報の受け渡し時等にデータ変換を行う機能を付与する。
なお、売上実績などのデータは、本部システム(サーバー)50やストアコントローラ60及び上位装置(クラウドサービス)10のそれぞれに送信することで、管理することができる。
これによって、会員は、買い物中において、現在の概算金額を見ながら買い物を進めることができる。
(9)買い物識別情報を入力したPOS端末70は、買い物識別情報を上位装置10に送信して、該買い物識別情報に紐づけされた買い物情報(登録商品情報等)を要求する。
(11)買い物情報を受け取った本部システム50は、小計サービスによって、合計金額を算出し、計算済みの買い物情報(小計情報)として、上位装置10に送信する。
(13)計算済みの買い物情報を受信したPOS端末70は、受信した買い物情報に基づいて精算画面を表示する。会員が、精算画面にしたがって支払いを行うことで、携帯端末20を利用した一取引を完了する。
以上、本例における処理の流れを説明した。
本実施形態の販売データ処理システム1の上位装置10は、商品マスタ110、店舗マスタ120、会員マスタ130、買い物ファイル140等を記憶する記憶手段を備えている。そして、上位装置10の商品マスタ110、店舗マスタ120等は、店舗のストアコントローラ60に記憶された各マスタの情報に基づいて更新される。
また、商品マスタ110に、図28(b)に示すように、販売条件(規格番号)に対して、値引き種別情報と対象となる商品の識別番号と、値引きの成立条件と、成立条件が成立したときの値引きの値とを紐づけた特売テーブルが記憶されている。
なお、販売条件とは、各商品に対して設定されている販売条件であって、例えば野菜等のばら売り商品を複数個まとめて購入することで割引価格が適用される等のまとめ値引情報や、顧客一人当たりの購入個数が設定されている個数限定情報や、グラム単価が設定されている肉等のパック詰め商品など個々のパックで内容量、値段が異なる不定貫商品であ
ることを示す情報等がある。なお、上記まとめ値引情報は、野菜等のばら売り商品に限定されるものではなく、例えば缶詰やインスタントラーメン等の商品にも設定することができる。
なお、商品マスタ110に記憶する情報は、上記商品情報、店舗識別情報、販売条件に限定されない。
例えば、上位装置10は、会員のレベルとして初心者レベル(L1)から優良会員(L5)等のレベルを設定し、携帯端末20による商品登録の利用頻度(回数)や誤操作頻度(回数)等によって会員レベルを決定して会員マスタ130に記憶してもよい。
また、精算時には、会員が携帯端末20から買い物識別情報をPOS端末70に出力することで、POS端末70は、上位装置10の買い物ファイル140に対して該買い物識別情報に紐づけられた登録情報等を要求する。
登録情報を要求された上位装置10は、買い物識別情報に紐づけられた商品情報をPOS端末70に出力する。
なお、買い物ファイル140は、店舗のストアコントローラ60に記憶された買い物ファイルと同期しており、会員が携帯端末20を利用することなく行った買い物情報につい
ても記憶してもよい。そうすることで、会員は、店舗における過去の全ての買い物履歴を参照することができる。
本実施形態の販売データ処理システム1の携帯端末20について、図10に示すフローチャート、及び、図12ないし図15に示す画面表示例を参考にしながら、説明する。
なお、携帯端末20については、顧客が個人的に所有するスマートフォンに上位装置10等から供給される専用のアプリがインストールされたものを例示して説明する。
顧客が所有するスマートフォンを店舗の登録処理ができる携帯端末20として利用するためには、顧客は、スマートフォンによって登録処理を行うことができる者(以下、「会員」という。)になるための会員登録を行う。
なお、登録する情報は、上記情報に限定されない。例えば、店舗がチェーン店である場合などには、常時利用する店舗等の情報を登録することで、該店舗独自の情報が配信されるようにしてもよい。
上位装置10は、登録された会員の情報を会員マスタ130に記憶する。
なお、上位装置10のしくみを複数の企業が利用することも考えると、操作履歴に関してのセキュリティ面での利用に限定すれば、当該企業グループ内の利用を越えて、複数の企業で活用することが好ましい。なお、セキュリティレベルに関しては、各企業グループ、各店舗でも設定でき、会員レベルや操作レベルのランク設定、店員の確認イベントの発生条件などは自由に設定できてよい。また、その条件は精算装置側で記憶し、買い物ファイル(バスケットデータ)を取得するときに受取り、精算装置側で店員の確認イベント発生を制御しても良い。
会員が携帯端末20の専用アプリを起動することにより、携帯端末20は、店舗における登録装置として機能するために、店舗を特定する処理を実行する(S201)。
該当する店舗が複数存在する場合には、該複数の店舗のなかから会員が選択できるように選択画面を表示部250に表示するなどしてもよい。
なお、携帯端末20は、会員の入店時に該店舗における「特売情報」「関連・代替商品」「新商品」「欠品情報」などの情報を報知してもよく、また、特定した店舗が定休日等の休みである場合には、その旨を表示部250に表示するようにしてもよい。また、当該店舗が閉店時間である場合は、登録画面への遷移を禁止してもよい。閉店前の所定の時間でアプリによる登録を禁止し、登録中のお客には閉店時間を報知するなどしてもよい。但し、登録中の顧客については、継続して買い物をすることができ、閉店時間になっても登録を禁止しなくてもよい。当該店舗の位置特定の範囲内であれば継続可能とする。段階的に精算を促す報知をするなどしてもよい。
スタート画面800には、会員のポイント情報800aと、特定された店舗の店舗情報800b、特売情報等のお知らせ800c、クーポン情報800d等にリンクされたキーが配置されているとともに、店舗における商品登録を開始することを宣言する「開始」キー800eが配置されている。
なお、携帯端末20は、店舗を特定することによって、スタート画面800を表示することなく、直ちに登録画面810を表示してもよい。
会員によって、商品に添付されたコード情報を読み取る操作がなされることによって(S202)、携帯端末20は、読み取ったコード情報等から商品の商品識別情報を取得する(S203)。
携帯端末20は、ステップS202において、顧客等によってコード情報を読み取る読取操作が行われたことを検出している。
また、ジャイロセンサなどを利用して携帯端末の傾きなどの状態を監視するなどして、読み取り操作の動作を行っていると判断しても良い。具体的には、商品に対して所定の距離、傾きなどを組み合わせて検知すればよい。
具体的には、上記タイムアウト処理のように保留商品として促す処理が実行されない場合も考えられる。このような場合には客は商品登録を挑み続ける必要があるため、不便となる。このような場合には、利用客の判断で通常の商品登録ではなく保留商品として登録できるようにしてもよい。その際には、例えば登録画面や設定画面等に「保留商品登録」ボタンが表示されるようにして、当該ボタンを押下すると手動でシャッターを切る撮像モードに切り替わるようにして、当該撮像モードにおいて登録が出来なかった商品の表のパッケージや、その商品バーコード、棚の値札などを自らのタイミングでシャッターを切り
撮像を行い、保留商品としてカウントアップさせてもよい。すなわち、会員の意思によって、手動撮像モードに切り替えることができるようにしてもよい。
ステップS204においては、上記コード情報の読み取り不可によって商品の登録ができない場合を検出している。
ステップS205においては、上記Nonファイル商品等であることによって商品の登録ができない場合を検出している。
携帯端末20は、ステップS205において、取得した商品識別情報が商品マスタに存在し、商品識別情報に紐づけられた商品情報が取得できた場合には、顧客が購入する商品の登録商品情報として登録する。なお、携帯端末20において登録された登録商品情報は、買い物ファイル140にも記憶される(S206)。
また、商品情報の取得には、上位装置10に記憶される商品マスタ110を参照すればよいが、携帯端末20が店舗を特定したのちに商品マスタをダウンロードしておけば、携帯端末20だけで商品情報を取得して商品の登録商品情報を登録することもできる。また、参照する商品マスタは、ストアコントローラ60やPOS端末70に記憶された商品マスタでもよい。
携帯端末20は、商品を登録すると、図13(a)に示すように、登録画面810の下方領域に、登録した商品情報を表示する第2の表示領域812及び現時点での登録状況を
表示する第3の表示領域813を表示する(S209)。
なお、携帯端末20は、図12(b)に示すように、商品登録が行われるのに先立って、登録点数を0点、概算合計0円として第3の表示領域813を表示してもよい。
また、第3の表示領域813に表示される概算合計は、商品の販売価格は現時点での正確な合計金額を表示することが好ましいが、例えば複雑な価格決定ロジックが設定されている既設の店舗に、販売データ処理システムを導入した場合などには、登録商品情報を既設のPOS端末等精算装置70に出力しなければ店舗の価格決定ロジックによる正確な小計計算ができないので、そのような場合には、携帯端末20の第3の表示領域813に、各商品の定価等を合計するなどして算出した概算合計を表示してもよい。
携帯端末20の登録画面810に第3の表示領域813が表示されることで、会員は、商品の登録を行いながら現在の商品の購入点数及び概算合計を把握することができる。
本実施形態に係る携帯端末20は、第2の表示領域812の上方位置、すなわち第1の表示領域811と第2の表示領域812との間に第3の表示領域813を表示している。これによって、会員は、商品登録時の概算合計の変化をスムーズに見て取ることができる。
例えば、会員が、第2の表示領域812に表示された購入数量812b部分にタッチすることによって、携帯端末20は、図14(a)に示すように、当該商品の数量を変更する数量変更画面(ポップアップ)820を表示する。
なお、携帯端末20は、登録した商品が見切り品など個数限定商品や不定貫商品である場合には、図14(b)に示すように、商品の個数を変更する「+」キー820a、「-」キー820bを配置していないポップアップ821を表示してもよい。
を取りやめた(削除した)登録商品情報について上位装置10に出力し、上位装置10は、買い物ファイル140に記憶された登録情報を更新する。
なお、このとき、店舗内における会員の位置を特定できる場合には、登録商品情報の取消を行った商品が戻すべき棚から一定距離以上離れているか否かを検出し、棚に戻す処理と保留カゴに移す処理のいずれかを選択させる画面を表示させてもよい。
さらに、上位装置10は、当該買い物の精算処理が完了した後に、当該買い物において会員が行った登録商品情報の取消(キャンセル)操作の回数等を、会員マスタ130に記憶してもよい。
ステップS204において、商品が読取不可商品であることによって商品の登録ができないと判断された場合、もしくは、ステップS205において、商品がNonファイル商品等であることによって商品の登録ができないと判断された場合は、携帯端末20は、会員に対して、商品の登録ができないことを報知する(S207)。
上記の商品の登録ができないことの報知は、メッセージ等のポップアップ表示に限定されるものではない。
携帯端末20は、登録ができない商品について保留商品情報を生成する(S208)。保留商品情報は、例えば会員識別情報、買い物識別情報、読取時刻等が記録されており、保留商品が、Nonファイル商品であるのか、読取不可商品であるのかの情報もあわせて記憶することが好ましく、さらにコード情報を撮像したときの撮像データを記憶してもよい。
保留商品情報を生成した携帯端末20は、生成した保留商品情報を記憶するとともに、図15(a)に示すように、登録画面810の第2の表示領域812に、登録商品情報812dにあわせて保留商品があることを示す保留商品情報812eを表示する(S209)。
なお、第2の表示領域812に表示された保留商品情報812eは、登録商品情報812dとは異なる表示形態で表示することが好ましい。
図15(a)に示す例では、携帯端末20は、2点の登録商品情報812dに保留商品情報812eをあわせて表示しており、保留商品情報812eの背景色を他の登録商品情報812dの背景と異ならせている。
なお、表示に際しては、該保留商品が、「Nonファイル商品」であるのか「読取不可商品」であるのかもあわせて表示することが好ましい。この表示によって、店員がより迅速な対応を顧客に提供することができる。
例えば、会員によって登録のできない商品のコード情報に対して何度も読み取り操作を行った場合には、複数の保留商品情報812eが生成される可能性があるが、そのような場合には、会員の操作に応じて、携帯端末20は、保留商品情報812eを削除するようにしてもよい。
なお、携帯端末20は、保留商品情報及び保留商品情報の取消操作に関する情報については、登録商品情報と同様に上位装置10に出力してもよい。
そして、上位装置10は、入力した保留商品情報等を、買い物ファイル140に記憶してもよい。
登録情報を表示した携帯端末20は、ステップS210に進んで、会員によって会計に進む指示がなされたか否かを検出し、会員によって会計に進む指示がなされた場合(S210でYes)には、会計に進む指示或いは会計に進む指示と共に登録情報を出力して(S211)、処理を完了する。
ここで、携帯端末20が出力する登録情報とは、買い物識別情報でもよい。
なお、登録情報は、商品登録のできた登録商品情報と、商品登録のできなかった保留商品情報とを含んでいてもよく、さらに、商品登録を取り消した取消商品情報を含んでもよい。
例えば、POS端末70の画面に生成された所定のPOS端末70を特定するQRコード(登録商標)を、会員が携帯端末20に読み取らせることで、携帯端末20が、所定のPOS端末70に買い物識別情報とともに会計の指示を伝送するようにする。そして、会計の指示を受けたPOS端末70は、買い物識別情報に紐づけられた登録情報を取得するようにしてもよい。
なお、事前に携帯端末のFelicaやNFCの識別子を設定しておくことで、ICリーダーによる登録情報を取得しても良い。
以上、携帯端末20における処理の流れを説明した。
次に、本実施形態の販売データ処理システム1のPOS端末(精算装置)70について、図8に示すフローチャート、及び、図18ないし図24に示す表示例を参考にしながら説明する。
POS端末(精算装置)70は、携帯端末20等が出力した登録情報(買い物識別情報等)を入力する(S701)。
登録情報(買い物識別情報等)を入力したPOS端末70は、上位装置10に買い物識別情報に紐づけられた買い物情報を要求し、上位装置10から送られてくる買い物情報(登録情報)に保留商品情報もしくは取消商品情報が含まれているか否かを判断する(S702)。そして、POS端末70は、該登録情報に保留商品情報が含まれていると判断した場合には、店員を呼び出す報知を行う(S703)。
置等への報知、店員が保持する携帯装置への報知等如何なる方法でもよい。
そして、POS端末70は、図18に示すように、表示部750に、登録した商品の中に保留商品があること、及び、店員の呼び出し中であることを示すポップアップ910を表示する。
すなわち、POS端末70は、上記のステップS702において、該登録情報に保留商品情報もしくは取消商品情報が記憶されている場合には、店員を呼び出す報知を行ってもよい。
なお、上記のいずれかの検出によって、店員の呼び出し報知を制御するようにしてもよいことは、いうまでもない。
一方、POS端末70は、ステップS702において登録情報に保留商品情報もしくは取消商品情報が含まれていないと判断した場合には、精算処理に移行する。
具体的には、POS端末70は、表示部750に、図19に示すように、登録確認画面900を表示する(S709)。
そして、登録確認画面900の上方位置には、当該買い物において購入された商品の購入点数と合計金額が表示される合計表示欄が配置され、さらに「お会計」キー900bが表示されている。
価格帯別の登録数量が表示されることで、店員は、会員が購入した商品の概略を把握することができる。
また、高額商品が購入されているときは、ライト(パトライト(登録商標))やその他装置(監視装置)、サービス管理責任者等に通知しても良く、高額商品の梱包などを店員によりお手伝いすることができる。
一方、ステップS703において報知処理を行ったPOS端末70は、会員によってポップアップ910の「OK」キー910aが操作されることによって、入力した登録情報(登録商品情報及び保留商品情報)の一覧を表示した登録確認画面920を、表示部750に表示する(S704)。
この時、POS端末70は、図20に示す登録商品情報920aと保留商品情報920
b,920c及び取消商品情報920dを含む登録確認画面920の表示形態を、図19に示す登録商品情報のみによって表示される登録確認画面900の表示形態とは異なる表示形態で表示する。例えば、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920dを含む登録確認画面920の背景色等画面の色を異ならせて表示したり、文字色やフォントを異ならせて表示したりすればよい。
なお、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920dの表示は、図20に示す例に限られるものではない。例えば、POS端末70は、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920dを登録確認画面920の左領域に配置して、登録商品情報920aを右領域に表示するようにしてもよい。
これらの表示によって、会員もしくは店員は、一覧表示に表示された商品の中から、保留商品や取消商品が存在すること、及び保留商品や取消商品を簡単に把握することができる。
尚、店員介在が必要な年齢認証の必要なアルコール類や第二2類医薬品など登録販売員や薬剤師による説明が必要な商品を保留商品含めて数量を表示しても良いし、別途、表示領域を設けて表示してもよい。このとき、対象商品については背景色や文字フォント・サイズなど表示態様を変えたりマークなどを付与して表示しても良い。
POS端末70は、入力した登録情報に保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920dが含まれていた場合には、ステップS704に続いて、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920dを含んだ登録情報による精算処理を禁止する(S705)。
精算処理の実行を禁止したPOS端末70は、店員の修正操作に応じて、保留商品情報の修正を行う(S706)。
なお、編集画面930は、図21に示された例に限定されるものではない。また、編集画面930をポップアップ表示し、登録確認画面920の一部領域(例えば、左領域)に編集画面930を表示するようにしてもよい。
店員は、表示された画像データを見ることで保留商品を確認することができ、陳列棚に
商品の価格を確認に行くなどして、正しい商品情報を知ることができる。なお、編集画面930における編集は、適宜の方法で行えば良い。
例えば、新規で取扱う新商品や新規取引先の商品、また、バーコードの更新忘れなどの場合、当該特売商品に添付されたバーコードを読み込んでも商品マスタに存在せず、Nonファイル商品となることがある。
そのような場合には、POS端末70において行った保留商品情報の修正を商品マスタに反映させることによって、それ以降、当該商品が保留商品となることを防止することができる。ここでの商品情報の編集処理は、商品登録と精算処理に必要な項目のみで良い。例えば、商品名、単価、バーコード(商品識別情報)、税区分(軽減税率、内税、外税、非課税など)である。
また、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920dを登録確認画面920の左領域に配置した場合には、修正された保留商品情報920bを右領域に移動させて表示するようにしてもよい。
保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920dが全て修正もしくは確認されることによって、POS端末70は、登録確認画面920の下方位置に表示される保留商品の個数920eに「0」を表示する。
また、POS端末70は、登録確認画面920の背景色等を通常の背景色に変更し、登
録確認画面920の上方位置に「決定」キー920fを表示する。
会員又は店員が「決定」キー920fを操作することにより、POS端末70は、商品の登録修正処理を完了して図24に示す精算画面に移行する。
すなわち、図22に示す例では、POS端末70は、保留商品情報920c及び取消商品情報920dの修正がなされるまで、精算処理の実行を禁止する。
以上、POS端末70における処理の流れを説明した。
本実施形態の販売データ処理システムの機能ブロック図の一例を、図9に示す。
本実施形態の販売データ処理システムの携帯端末20は、制御部200、タッチパネル等の表示部250、カメラ等の入力部260を有している。
また、前記制御手段201は、種々の判断処理等を実行する。
例えば、前記店舗特定手段202は、携帯端末20の位置情報等を上位装置10に出力し、上位装置10の店舗マスタから買い物を行う店舗の情報を入力するなどして、買い物を行う店舗を特定する。
例えば、前記取得手段203は、携帯端末20の入力部260を用いて撮像した商品に添付されたコード情報に基づいて該商品の商品識別情報を取得する。なお、上記実施形態の販売データ処理システムにおいては、商品に添付されたバーコードを読み取ることによって商品識別情報を取得する例を用いているが、取得手段による商品識別情報の取得方法はバーコードの読み取りに限定されるものではない。
また、顧客が商品登録時に撮像した画像をサーバー上で蓄積し、AI学習を行うことで、
当該画像認識の認識率を向上させるようにしてもよい。
例えば、前記検出手段204は、携帯端末20の入力部260によって商品に添付されたコード情報を撮像する操作を行ったことを検出する。
例えば、前記商品登録手段205は、取得処理によって取得した商品識別情報及び商品マスタに記憶された情報に基づいて商品を特定し、商品情報を取得するとともに登録商品情報として登録する。
前記保留商品登録手段206は、保留商品情報生成処理を実行する。
例えば、前記保留商品登録手段206は、取得処理によって商品識別情報が取得できない場合もしくは取得処理によって取得した商品識別情報が商品マスタに記憶されていない場合に、商品に関する情報を保留商品情報として生成し、記憶する。
例えば、前記表示手段207は、商品登録手段205によって登録された登録商品情報及び保留商品登録手段206によって生成された保留商品情報等を、表示部250に表示する。
前記報知手段208は、報知処理を実行する。
例えば、前記報知手段208は、会員の商品登録操作によって登録できない商品が存在する場合などに、表示部250等によって報知する。
前記出力手段209は、商品登録手段205によって登録された登録商品情報及び保留商品登録手段206によって生成された保留商品情報等を出力する。
例えば、前記登録商品取消手段210は、会員による商品登録の取消操作が行われたことを検出して、登録削除情報を作成したり、登録商品情報が取り消されたこと上位装置10に出力する。
また、前記制御手段701は、種々の判断処理を実行する。
例えば、図8に示すフローのステップS702において、登録情報に保留商品情報があるか否かを判断したり、同ステップS707において、修正されていない保留商品情報が存在するか否かを判断したりする。
例えば、前記入力手段702は、携帯端末20の出力手段209が出力した登録情報を入力する。
前記表示手段703は、登録情報の表示処理を実行する。
例えば、前記表示手段703は、入力した登録情報(登録情報や保留商品)を表示部750に表示する。また、表示した登録情報(登録情報や保留商品)の表示形態を必要に応じて異ならせて表示する。
例えば、前記精算手段704は、登録情報に基づいて商品の精算処理を行う。また、精算処理に先だって顧客が精算を行う会計方法を取得する。
前記報知手段705は、報知処理を実行する。
例えば、前記報知手段705は、入力した登録情報に保留商品情報もしくは取消商品情報が含まれていた場合に、表示部750に保留商品(取消商品)が存在する旨を表示するとともに、店員をPOS端末70に呼び出す呼び出し処理を実行する。また、会員の状況等必要に応じて、店員を呼び出す呼び出し処理を実行する。
例えば、前記編集手段706は、入力手段702によって入力された保留商品情報を修正するための編集画面を表示する。店員等が、編集画面において保留商品情報を編集することで、保留商品情報を登録商品情報に修正する。なお、編集画面は店員コード等の入力により表示してもよい。
前記禁止手段707は、禁止処理を実行する。
例えば、前記禁止手段707は、登録情報に保留商品情報や保留商品情報が含まれていた場合に、該保留商品情報が編集手段706により修正されて登録商品情報として登録されるまで精算処理を禁止する。
-登録明細一覧の表示方法-
次に、商品登録時の携帯端末20の画面表示等について、さらに説明する。
(通常の登録操作)
買い物中、携帯端末20の表示部250には、図16(a)に示す登録画面810が表示される。
会員が携帯端末20によって商品に添付されたバーコード等の情報を読み取ることで、携帯端末20は、図16(a)に示す登録画面810の下方領域に配置される第2の表示領域812に、直近に登録した商品が第2の表示領域812の上方位置に配置されるように順番に並べて表示する。
本実施形態の携帯端末20は、表示部250の第2の表示領域812を必要に応じて拡張することで、登録した商品の確認をより簡単に行えるようになっている。
「拡張」キー(操作子)813dを表示する。
そして、会員が「拡張」キー813dを操作することによって、携帯端末20は、図16(b)に示すように、第2の表示領域812を拡張し、表示部250の全域を利用して第2の表示領域812及び第3の表示領域813を表示する。
また、第2の表示領域812が拡張されることによって、第3の表示領域813には、第2の表示領域812を元の拡張前の範囲に縮小する「縮小」キー(操作子)813eが表示されてもよい。
また、第2の表示領域812を拡張するための操作は、第3の表示領域813に配置される「拡張」キー813dによるものに限定されない。
その際には、第2の表示領域812が第1の表示領域811を含む範囲に変更されたら直ちに携帯端末20の入力部260による画像データの取得を無効としてもよいが、第2の表示領域812によって第1の表示領域811に視認可能に表示した読取範囲にまで拡張したときに携帯端末20の入力部260による画像データの取得を無効としてもよい。
以上のように、第1の表示領域811を使用して撮像データを確認できなくなった時点で、入力部260による撮像手段を無効とすることで無駄な電気の消費を抑えることができる。
さらに、撮像処理中では、現在買上点数や買上金額を確認しながらの操作になるので、撮像画面を表示している第1の表示領域811と第2の表示領域812の挟まれた位置に第3の表示領域813が配置されるのでは、操作者の目線移動にも負担をかけない点で非常に優れている。また、前述の拡張キーの操作も容易である。
つまり、右手操作と左手操作で適した操作子の配置を記憶し、切替え指示や会員情報などから自動的に切り替えるなどすれば良い。さらに、「会計」キー813cは、あえて操作しにくい場所、例えば反対側の位置に配置しても良い。
ステップS401において、携帯端末20は、表示部212に第1の表示領域811及び第2の表示領域812を表示する。そして、携帯端末20は、会員によって、第2の表示領域812の拡張操作がなされたことを検出し(S402)、拡張操作がなされたことを検出したら、第2の表示領域812の拡張処理を実行する(S403)。
ステップS404における所定の範囲とは、例えば第1の表示領域811の範囲を少しでも含む範囲であってもよいし、バーコードを認識できる読取範囲を含む範囲であってもよい。また、第1の表示領域811の全てを含む範囲であってもよい。
以上、商品登録画面の表示方法に関する処理について説明した。
本実施形態の携帯端末20を用いて商品登録を行うに際して、同一の商品を複数購入する場合は、登録画面810の登録商品情報812dに表示される数量を変更することで行ってもよいが、同じ商品のコード情報を複数回撮像しても良い。
これによって、会員は、操作中の商品の登録処理が、複数回目のコード情報の取得であることを認識できる。
入しますか」と、はい/いいえの選択ボタンを表示して、確認を行うなどしても良い。また、その確認のときには、数量加減操作可能な画面表示になっても良い。同一商品を連続で登録するときは、さらに、加算する可能性があるため、この方法は効率的である。
同一商品を登録したのちに他の商品登録を挟んで、もう一度同一商品を登録した時も同様に確認をおこなう。
尚、不正防止のために複数商品の購入時は、購入数量と同じ回数の読取りを行うようにしても良い。同様に削除のばあいも削除する数量と同じ回数を読取ることにしても良い。
同一商品を複数購入する操作は、どちらでも良いし両方採用しても良い。また、会員の操作レベル(熟練度)に応じて操作方法を変えてもよい。
キュウリなどの青果や魚などのばら売り商品等のバーコードの貼付に適さない商品の登録は、例えば、商品が陳列されている棚もしくは容器に添付されているバーコードを撮像することで、商品の登録処理を行うようにすればよい。
商品に直接バーコードが添付されていれば該バーコードを撮像してもよいことは言うまでもない。
ポップアップ850には、ばら売り商品について、商品名850aと1つ当たりの価格850b、購入個数850c、販売価格850dが表示されているとともに、購入個数の変更を指示する「+」キー850e及び「-」キー850f、「商品取消」キー850g、「決定」キー850hが配置されている。
図17(b)に示すポップアップ850は、購入個数850cの表示が「1」に変更され、値引きが適用されない販売価格(120円)が表示されており、3本のまとめ買いに
よって60円のお得であることが表示されている。なお、まとめ買いを促す表示の内容やタイミングは、特に限定されるものではなく、会員が購入する個数を変更したタイミングで、携帯端末20は、まとめ買い値引きが適用されなくなることを表示してもよい。
このように、会員は、ポップアップ850によって、まとめ買いによる割引商品であることを知ることができ、「決定」キー850hを操作することで、まとめ買いによる購入を簡単に設定することができる。
なお、まとめ買い割引が適用される商品であっても、初期値を「1」としておいてもよい。
また、「+」に限り、販売条件で設定された数量単位でカウントアップされてもよいし、さらに、「販売条件数量」単位での加算減算キーの態様を変えて表示、機能させても良い。
さらに、「販売条件数量」より減算したときは、販売条件の不成立を報知するとともに、販売条件の説明文の態様を変えて表示しても良い。また、「販売条件数量」より「1」加算された場合は、次の販売条件達成数量と総値引額などに表示を切り替えても良い。
こうすることで、会員へ販売条件の数量で購入することを促すことができる。
携帯端末20は、会員が購入する商品の商品情報を入力する(S501)。
具体的には、携帯端末20の入力部260において、商品に添付されているバーコード(商品識別情報)を読み取ることによって商品識別情報を取得して、該商品識別情報に基づいて商品マスタ110から商品の商品情報を取得(入力)する。
ここでいう特別な販売条件は、例えばまとめ売り対象商品や一人当たりの購入数の上限が設定されているなど、販売個数について何らかの条件が設定されている販売条件である。
さらに、事前に買い物リストなどで購入数を記憶している場合など、当該個数についても販売条件に含むようにしても良い。また、顧客がよく購入する商品(購入履歴のある商品)であることを示すものでもよい。
そして、携帯端末20は、取得した成立個数の情報、すなわち検出した販売条件に基づいて、会員が当該商品を購入する際の購入個数を決定する(S503)。
通常、会員が商品のバーコード(商品識別情報)を読み取ると、携帯端末20は、購入個数として「1」が設定して商品登録を行うが、バーコード(商品識別情報)を読み取って取得された商品に特別な販売条件が設定されている場合、例えばまとめ値引対象商品である場合には、例えば図17(a)に示すように、購入個数としてまとめ個数が設定された状態の確認画面を表示する。
なお、確認画面において、購入個数を変更する操作が行われた場合には、該操作に応じて購入個数を変更する。
以上、ばら売り商品の登録操作に関する処理について説明した。
肉や総菜等の量り売りの商品の登録に際しては、該量り売り商品を計量する計量器によって商品情報が記録された値付けラベルを印刷し、携帯端末20は、該値付けラベルに印刷されたバーコードを読み取ることで商品の登録処理を行う。
そして、前記計量器をストアコントローラに接続することで、発行した値付けラベルに記録した商品情報を商品マスタに追加することができる。
なお、不定貫商品については、登録画面810の一覧表示を操作することによる購入個数の変更はできないようにしてもよい。
さらに、会員情報やアプリ利用者IDなどを、ICなどで認識させることができれば、バルク専用計量器からでも買い物データを生成して、客の買い物データとしてアップできるし、2つのデータを照合することで不正などの防止も可能となる。
なお、商品指定のみで質量の確定、つまりは購入金額の確定していない場合は、保留商品として取扱ってもよい。
携帯端末20は、紙媒体によるクーポン券のクーポン情報を登録することができる。例えば、クーポン券に印刷されているバーコードを読み取ることによって、記録されている割引情報を取得して、登録商品情報に反映することができる。
なお、記録されているクーポン情報がユニークなクーポン情報であれば、該クーポン情報の読み取りによって当該クーポン情報を無効にすればよい。
また、クーポン券の回収が必要であれば、買い物中に店員を呼び出して入力してもらうか、精算処理を行うPOS端末70を有人POS等に特定して決済を行うようにしてもよい。
また、携帯端末20は、読み取ったクーポン情報を商品の登録情報にあわせてQRコード(登録商標)等のコード情報に記録して出力し、POS端末70等において値引き処理等を行っても良い。この際についても、携帯端末20が出力するQRコード(登録商標)等のコード情報には買い物識別情報及びクーポン識別情報を記録しておき、該識別情報を取得したPOS端末70が各識別情報に基づいて上位装置10から登録情報及びクーポン情報を取得するようにしてもよい。
会員は、携帯端末20によって店舗を特定して該店舗の商品マスタの全部または一部を指定してダウンロードすることで、携帯端末20によって、購入を予定している商品のリスト(以下、「買い物リスト」)を作成することができる。
例えば、会員が、携帯端末20の表示部250に表示した商品情報の一覧から、購入する予定の商品を選択して登録することによって、携帯端末20は、買い物リストを作成する。また、携帯端末20は、日常的に購入する商品について、買い物リストを作成する際に購入予定商品として自動的に登録してもよい。
表示される買い物リストにおける購入予定商品の並びは、店舗の通路順や部門順でも良く、その他自由に設定、変更できる。
また、例えば「やさい」「せいか」等の音声入力によって、携帯端末20は、当該部門のみ表示しても良いし、表示領域の上方位置に表示しても良い。
なお、携帯端末20は、複数購入予定の商品について、予定購入数量を報知して予定数量の登録が行われることで消し込み等を行うようにしてもよい。
さらに、携帯端末20は、登録情報の一覧表示において、買い物リストに存在する商品と存在しない商品を判別可能に表示しても良い。
なお、買い物リストに登録されているが登録情報のない商品が存在する場合には、携帯端末20は、買い忘れがある旨を登録画面等に表示して会員に報知してもよく、さらには、買い忘れの商品について購入するか購入しないかを問い合わせてもよい。
精算時の登録情報の出力処理について、さらに説明する。
登録情報の出力は、基本的には、買い物識別情報をQRコード(登録商標)化して携帯端末20に表示させ、POS端末70で読み込ませることによって行われる。
QRコード(登録商標)を読み込んだPOS端末70は、取得した買い物識別情報によって上位装置10に買い物情報を要求し、POS端末70からの要求を受けた上位装置10において、買い物情報に紐づけられた買い物情報によって小計計算を行って、計算済みの買い物情報をPOS端末70に送信する。
商品の登録処理が完了したスマートフォン等の携帯端末20は、表示部250に表示された出力画面830を終了し、スタート画面800に戻る。
例えば、顧客は、携帯端末20による登録処理を完了させるとともに、精算処理を行うPOS端末70を選択することで、携帯端末20はPOS端末70を特定して該POS端末70にネットワークを介して登録情報を出力してもよい。
すなわち、携帯端末20は、選択したPOS端末70に買い物識別情報を出力し、買い物識別情報を入力したPOS端末70が、該買い物識別情報に基づいて上位システムに対応する登録情報を要求して取得してもよい。
また、POS端末70から携帯端末20に送信されるステータス情報に基づいて、携帯端末20は、登録情報もしくは買い物識別情報を出力するPOS端末70を自動的に選択して出力してもよい。
携帯端末20のPOS端末70に対する登録情報の出力は、特に限定されるものではなく、適宜の方法で行えば良い。
会員は、精算画面950において、商品の精算処理を行う決済手段を選択するが、会員の登録の際に事前に決済手段を登録している場合には、POS端末70は、決済手段を選択する画面を表示しなくてもよい。なお、決済手段を登録している場合であっても、決済手段の変更ができることが好ましい。
なお、アルコール類などの年齢認証が必要な商品は保留商品と同様に店員呼出しが必要である。また、医薬品であれば、第二類医薬品は薬剤師または登録販売者からの説明が義
務化されているので、保留商品等とは別途の態様で店員の呼出しをしても良い。
なお、これらの商品は、保留商品と同様の扱い行い、保留商品情報として記憶しておき、精算時には報知手段によって、店員が呼び出されるとともに、POS端末70の画面において、保留商品情報と同様に、編集(確認処理)が行われないと、禁止手段によって、会計が禁止されることがこのましい。
さらに、薬剤師や登録販売者不在の報知をして購入を禁止しても良い。
なお、商品券の回収などで店員の介在が必要なときは、店員呼出しが自動で行われる。もしくは、表示部に、サービスカウンタや有人POSなどへ誘導する表示をしても良い。
すなわち、店舗の特定によって生成されるバスケットデータ(買い物ファイル)は、店舗識別情報を有しており、他の店舗が特定された携帯端末20によって登録処理を行った登録情報を出力して、POS端末70によって精算処理を行おうとすると、POS端末70の表示部750に「本店舗の買い物ではありません。」等のエラー表示を行うとともに、店員を呼び出すようにしてもよい。
また、他の店舗が特定された携帯端末20によって商品の登録処理行うと、携帯端末20の表示画面に「他の店舗の精算が終了していません。当店のバスケットデータを作成しますか」「他の店舗にログインしています。ログインできません」等の表示をおこなうことによって他の店舗での買い物を行うことができないようにしてもよい。
なお、店員によるチェックとは、図11におけるフローのステップS703の店員呼出処理において行ってもよいが、他のタイミングで行ってもよい。
また、店員による精算処理のチェックは、ランダムで抜き打ち検査的に行ってもよいが、会員の携帯端末20の利用状況に応じて行うことが好ましい。
一方、携帯端末20による登録処理を複数回経験し、携帯端末20による誤操作等の少ない高いレベルL5の会員に対しては、店員によるチェック及びサポートは省略されることとなり、店舗の負担を軽減することができる。
回)以上行った取引について、店員を呼び出すように設定してもよい。
また、登録取消操作に基づいて店員の呼び出しを行う場合には、過去の複数回の買い物履歴を考慮してもよい。例えば、今回、前回、前々回の登録取消操作の合計が5回以上の場合には、店員を呼び出すように設定してもよい。
携帯端末20は、会員が、購入した商品の精算処理を完了せずに店舗外の移動した場合には、商品の精算処理が未完了であることを報知する。
具体的には、GPSの位置情報により携帯端末20の位置を特定し、精算処理を行わずに店舗の敷地外に移動した場合に、携帯端末20は、登録されている顧客のメールアドレスやアプリ画面に報知する。
また、事前に登録されたクレジットカード等の決済手段で自動決済をして、メールで通知しても良い。
さらに、クレジットや電子マネー、金融機関の引落し口座の登録などを行うことで精算装置での精算処理を行わない運用でもよい。但し、買い物内容についての確認をした方が、会員も安心して買い物が出来るので、精算装置あるいは同様機能を有する装置にて、内容確認を行なうのは会員が任意に決定する方法でも良い。また、保留商品がない場合や、会員の操作レベルなどの条件によっては、現金支払いや商品券、クーポン使用などの取扱いの必要がない場合、つまりオンライン決済や口座引落しなど精算装置を利用する必要がない場合は、精算装置の操作をスキップしてもよい旨を、登録終了操作での登録情報または買い物識別情報を、QRコード(登録商標)などを表示する際にあわせて報知してもよいし、または当該画面に代えて「精算装置での操作は必要ありません」などの報知、案内をしてもよい。
本実施形態の販売データ処理システムは、制御部として、CPU21と、ROM22と、RAM23と、メモリ24と、ネットワークI/F25と、入力部I/F26と、表示部I/F27などを有している。
ROM22は、CPU21で動作するためのプログラム等を予め記憶している。なお、プログラム等は、CD-ROMなどの可搬型記憶媒体に記憶させ、CD-ROMドライブなどの外部装置により読み取るように構成してもよい。
メモリ24は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F25は、ネットワーク上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力部I/F26は、入力部260との入出力を行うための回路である。
表示部I/F27は、タッチパネル等の表示部250との入出力を行うための回路である。
本実施形態の販売データ処理システムは、制御部として、CPU71と、ROM72と、RAM73と、メモリ74と、ネットワークI/F75と、入力部I/F76と、表示部I/F77と、印刷部I/F78などを有している。
メモリ74は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F75は、ネットワーク上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力部I/F76は、入力部760との入出力を行うための回路である。
表示部I/F77は、タッチパネル等の表示部750との入出力を行うための回路である。
印刷部I/F78は、プリンタ等の印刷部770との入出力を行うための回路である。
また、登録した商品の一覧画面を必要に応じて拡張することができるので、登録商品の確認を広い画面で容易に行うことができ、スクロール作業等を減らすことができる。
例えば、本実施形態では、登録情報に保留商品情報が含まれている場合に、POS端末
70は、登録情報と保留商品情報とをまとめて一覧表示しているが、保留商品情報のみを一覧表示してもよい。店員が全ての保留商品情報修正することによって、POS端末70は、商品情報の一覧表示を行うようにしてもよい。
例えば、会員が専用のアプリを立ち上げることにより、スマホの電池残量や電波状態などを検知して報知してもよい。
電池残量が不足している場合には、「・・時・・分に電池がなくなる可能性があります」、「・・点の読取処理によって電池が無くなる可能性があります」等の表示をして会員に報知をしてもよい。
オフラインでバーコード情報と数量のみ取得(入力)しておくことで、オンライン復帰時に商品マスタを参照してデータが更新されるようにすればよいし、精算時に有線LAN等の通信媒体によって商品マスタに接続することで、商品情報を取得して登録することも可能となる。
上位装置10は、図示しない電子レシートサーバーとも連携できる。会員が電子レシートを所望する場合は、上位装置10の売上実績のみでも会員へ電子レシートを提供してもよい。また、商品販売システム側と電子レシートサーバーとが連携してもよい。この場合は、すべての買上実績が電子レシートとして閲覧、ダウンロードが可能となる。
上位装置10から商品販売システム6への売上実績は所定のタイミングで送信される。また、上位装置10のクラウドサービスを利用する会員が他の企業・店舗の買上実績も電子レシートとして閲覧・ダウンロードできるようにしてもよい。その結果、会員は、同一企業の他店舗で同じ販売データ処理システムが採用された場合にも、便利であり、他企業・他店舗での利用経験があれば、会員が販売データ処理システムを受入れることも容易となる。
その他の税控除も集計可能であり集計情報を会員へ提供できる。同一種類の税控除で対象商品が異なる場合、税控除条件が異なれば、双方を比較して出力・表示・印字・電子レシート化が可能である。会員に有利な税控除の選択もできる。
また、携帯端末20において、撮像したデータから商品識別情報を取得してるが、携帯端末20は、撮像データを取得するだけにして、得られた撮像データから商品識別情報を取得する工程以降を上位システムにおいて行うようにしてもよい。
会員が特定の店舗において商品の購入をする際に、買い物を行う店舗を特定する。以下に、店舗の特定に関して、図を参照しながら詳細に説明する。
また、会員が頻繁に買い物をする店舗を携帯端末20に表示させ、会員に店舗を選ばせることで、店舗の特定を行ってもよい。
ンタには、例えば店員が待機しており、クレジット決済などの電子的な決済による精算が確実に行われたかを監視することができる。また、店員は、会員の所持している購入商品と精算された商品とを突合するなどのチェックを行ってもよい。チェックはサンプル的にチェックするようにすれば、店員の負担も軽減され、また、会員も迅速に精算処理を済ませて店外に出ることができる。
図34は、一実施形態の販売データ処理システムの携帯端末における店舗の特定の処理フローの一例である。
以下に、携帯端末20における各手順(ステップ)について説明する。
図34(A)は、携帯端末を使った店舗への入店に関する処理フローを示している。
[S1006]現在の位置情報に基づいて、店舗が特定できたかがチェックされる。このチェックが肯定的(yes)である場合には、処理はステップS1014に移る。このチェックが否定的(no)である場合には、処理はステップS1008に移る。
[S1014]抑止されていた商品登録処理への移行が解除される。以後、会員は、店舗内で、購入商品を、携帯端末20を用いて登録することができる。会員が入店したことを契機に、会員用の買い物バスケットが、店舗のシステムにおいて生成されることが望ましい。会員が商品登録をした商品は、買い物バスケットに追加されるようにする。
[S1022]この処理は、精算処理に移行した時、又は、計量装置との相互接続が指示されたときに割り込みにより実行される。
なお、携帯端末と計量装置との相互接続の詳細は、後述する。
処理はステップS1024に進む。
[S1024]この場合、精算装置又は計量装置の持つ店舗情報と携帯端末の入店情報は一致しているか否かの判断を行う。
この判断が肯定的(yes)である場合、店舗は一致しているので、処理は終了する。
この判断が否定的(no)である場合には、処理は、ステップS1026に移る。
[S1026]通常、携帯端末を持った会員は、入店した店舗で精算を行うはずである。また、入店した店舗の計量装置を利用するはずである。
以上の例外処理の場合、店舗ごとに、在庫数と売上高が理論と実在高で一致しなくなることを調整する処理を行うことが望ましい。
[S1110]会員は、第1の領域内に存在するため、携帯端末20による電子的な決済の処理がなされる。
以下の処理は、割り込み処理などで開始されるようにすることが望ましい。
(1)POS端末に読み込ませて精算を行うために携帯端末の精算用QRコードを表示させる処理
(2)小計画面が表示できる機能を有する場合に、小計画面に進むための指示が行われた時の処理
(3)クレジットカード、電子マネー等での決済に進む指
示が行われた時の処理
(4)全登録商品を取り消す指示が行われた時の処理
(5)計量装置と相互通信を確立する指示が行われた時の処理等
上記のような処理が行われたときは、買い物をする際の重要な局面であるため、以下の処理を行うことが望ましい。
[S1202]携帯端末20の現在位置が特定される。処理は、ステップS1204に移る。
この処理によって、精算が終了していない会員に対する適切な対処がより容易に行えることとなる。処理は終了する。
商品登録手段205は、量り売り商品の商品種別とその計量値を用いて量り売り商品を登録することができる。
末20に読み取らせることで、異なる単価にて、量り売り商品を登録するなどの不正を防止することができる。
図30に戻る。計量装置30には、表示機能を兼ねた指示受取手段331及び通信手段333が、制御手段335により制御されている。
顧客は、携帯端末を用いないで計量装置を使いたい場合は、表示領域4057をタッチするか、載台4062に商品を載せればよい。
計量装置30は、印刷ラベル排出口4060、シンボルコード読取部4061を備えて
いる。
読取部4061は、例えば、携帯端末に表示されたシンボルコードなどを読み取ることができる。
図39は、携帯端末20と計量装置30との相互接続の態様を示した図である。
択されたことに応答して、商品マスタから、リンゴの単価を取得して、表示すればよい。
会員は、この表示に応答して、会員の指3100によって、リンゴ3080を載台4062に載せようとしている。
図43は、計量を中止した場合或いは計量を終了した場合の計量装置30と携帯端末20の表示情報を示した図である。
図45は、計量値が取得できていない商品が存在するときに精算(会計に進む)処理を指示された場合の図である。
[S2002]携帯端末30が、量り売り商品のシンボルコードを読み取る。この操作によって、携帯端末は、量り売り商品の種別を取得する。取得された商品の種別が、携帯端末に登録され、画面に表示される。この段階では、計量商品の計量値が取得されていないため、精算処理への移行は禁止される。なお、携帯端末を操作する会員は、会計へ進むボタンを押すことは、許容されるようにしてもよい。この場合には、すでに説明したように計量値が取得されていない商品を保留バスケットに入れるよう促せばよい。また、図39などに示したように、計量値を取得するよう「要計量」の報知を行って、計量値を取得するよう報知することが望ましい。処理は、ステップS2004に移る。
[S2014]精算処理への移行の禁止を解除する。そして、相互通信が切断される。
以上で、計量装置30と携帯端末30との連係動作が終了する。
図47(B)は、上記報知(A)がなされた場合、割り込みにより開始される。
望ましい。この報知は、携帯端末から上位装置、POS端末などに転送され、店員を呼び出す。その後呼び出された店員が確認を行なう。
以上が、計量値の取得が未完了の場合の携帯端末20の動作フローである。
図48は、携帯端末20の登録情報の表示の動作及び登録情報の変更の動作を示すフローチャートである。
[S2202]携帯端末は、商品の登録情報が重量により価格が異なる商品、又は量り売りの商品かを判断する。この判断が肯定的(yes)であれば処理はステップS2206に移る。この判断が否定的(no)であれば処理はステップS2204に移る。
[S2204]携帯端末20は、会員の指示に基づいて、数量の表示欄に数量の表示を行う。処理は終了する。
[S2206]商品の登録情報が重量により価格が異なる商品、又は量り売りの商品であるため、携帯端末は、数量の表示欄に数量以外の表示を行う。
図48(B)は、携帯端末20の登録情報の変更の動作を示すフローチャートである。
[S2212]携帯端末20は、数量の変更指示に従った変更の表示及び変更の反映処理を行なう。
図49は、計量装置のマニュアル動作、すなわち、顧客が携帯端末20を用いないで、計量装置を用いる際の、計量装置の動作を示すフローチャートである。
[S2308]顧客による計量装置の使用が終了したため、計量装置は、相互通信の確立の禁止を解除する。
すなわち、POS端末(精算装置)は、
・登録されているが計量がなされていない量り売り商品
・量り売り商品の登録が取り消された商品
・重量により価格が異なる商品の登録が取り消された商品
については、保留商品と同じ取り扱いを行う。
保留商品の取り扱いについては、すでに詳細に述べたとおりである。
20 :携帯端末
201 :制御手段
202 :店舗特定手段
203 :取得手段
204 :検出手段
205 :商品登録手段
206 :保留商品登録手段
207 :表示手段
208 :報知手段
209 :出力手段
210 :登録商品取消手段
211 :精算手段
213 :位置取得手段
215 :通信手段
331 :指示受取手段
333 :通信手段
335 :制御手段
60 :ストアコントローラ
70 :POS端末
700 :制御部
701 :制御手段
702 :入力手段
703 :表示手段
704 :精算手段
705 :報知手段
706 :編集手段
707 :禁止手段
750 :表示部
760 :入力部
770 :印刷部
例えば、POS端末70の画面に生成された所定のPOS端末70を特定するQRコード(登録商標)を、会員が携帯端末20に読み取らせることで、携帯端末20が、所定のPOS端末70に買い物識別情報とともに会計の指示を伝送するようにする。そして、会計の指示を受けたPOS端末70は、買い物識別情報に紐づけられた登録情報を取得するようにしてもよい。
なお、事前に携帯端末のFelica(登録商標)やNFCの識別子を設定しておくことで、ICリーダーによる登録情報を取得しても良い。
Claims (14)
- 量り売り商品の種別を取得する商品種別取得手段と、
第1の通信手段であって、前記量り売り商品を計量する計量装置の第2の通信手段との間で相互通信を確立する第1の通信手段と、
相互通信が確立している前記計量装置が前記量り売り商品を計量した計量値を取得する計量値取得手段と、
前記商品の種別と、前記商品の種別に対応する前記計量値とを登録する商品登録手段と、
を有する携帯端末。 - 前記量り売り商品の種別が取得されると、前記量り売り商品に対応する前記計量値が取得されるまで、前記計量値が取得されていないことが認識できる態様で前記量り売り商品の種別を表示する第1の表示手段を更に有する、
請求項1に記載の携帯端末。 - 前記計量装置に対する顧客からの指示を検出する検出手段を更に有し、
前記第1の通信手段は、当該携帯端末を操作する顧客からの前記指示を、前記計量装置に伝達する、
請求項1又は2に記載の携帯端末。 - 前記第1の通信手段は、前記計量装置に対応するシンボルコードであって前記計量装置との相互通信を確立するために用いる情報を含むシンボルコードを読み取ることで、前記計量装置との前記相互通信を確立する、
請求項1又は2に記載の携帯端末。 - 前記量り売り商品の種別が取得されると、精算処理に移行することを禁止し、前記量り売り商品に対応する前記計量値が取得されると、前記禁止を解除する第1の精算手段を更に有する、
請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の携帯端末。 - 前記量り売り商品の種別が取得されると、前記量り売り商品に対応する前記計量値が取得されるまで、前記量り売り商品を計量器で計量するよう促す報知手段を更に有する、
請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の携帯端末。 - 前記計量装置と、前記携帯端末とを含む、販売処理システムであって、
前記計量装置は、操作者からの指示を受け取る指示受取手段と第2の通信手段とを有し、
前記第2の通信手段は、前記指示受取手段が携帯端末を用いないで量り売り商品を計量する計量機能の利用の宣言を顧客から受け取るか又は計量装置の載台に商品が置かれると、前記計量機能の利用が終了するまで、携帯端末との通信の確立を禁止する、請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の販売処理システム。 - POS端末を更に有する販売処理システムであって、
前記POS端末は、前記携帯端末を介して得た情報であって、計量値が取得されていない量り売り商品の情報を表示する第2の表示手段と、第2の精算手段とを備え、
前記第2の表示手段は、前記計量装置から前記計量値を取得するか、前記量り売り商品の登録が取り消されるまで、前記計量値が取得されていない量り売り商品を、前記計量値が取得されていないことが認識できる態様で表示し、
前記第2の精算手段は、前記計量装置から前記計量値を取得するか、前記量り売り商品の登録が取り消されるまで、精算を禁止する、
請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の販売処理システム。 - 量り売り商品の種別を取得するステップと、
前記量り売り商品を計量する計量装置との相互通信を確立するステップと、
相互通信が確立している前記計量装置から前記量り売り商品を計量した計量値を取得するステップと、
前記商品の種別と、前記計量値とを登録するステップと、
を携帯端末実行させるプログラム。 - 前記量り売り商品の種別が取得されると、前記量り売り商品に対応する前記計量値が取得されるまで、前記計量値が取得されていないことが認識できる態様で前記量り売り商品の種別を表示するステップ、
を更携帯端末実行させる請求項9に記載のプログラム。 - 計量装置が、携帯端末を用いないで量り売り商品を計量する機能の利用の宣言を顧客から受け取るステップと、
前記計量装置が、前記宣言を顧客から受け取ると、前記計量する機能の利用が終了するまで、携帯端末と前記計量装置との通信を禁止するステップと、
を有する販売処理方法。 - 請求項11に記載の販売処理方法を計量装置に実行させる販売処理プログラム。
- POS端末が、携帯端末により登録された商品の情報を取得するステップと、
POS端末が、前記登録された商品のうち量り売り商品の計量値が取得されていない前記量り売り商品を、計量装置が前記計量値を取得するか、前記量り売り商品の登録が取り消されるまで、前記計量値が取得されていないことが認識できる態様で表示するステップと、
を有する販売処理方法。 - 請求項13に記載の前記販売処理方法をPOS端末に実行させる販売処理プログラム。
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