JP2005148204A - 液晶配向膜およびその製造法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コントラストが高く、電圧保持率が高く、しかも残留DC電圧が低い液晶表示素子を作製することができる液晶配向膜およびその製造法を提供すること。
【解決手段】 基板の液晶と接する面にポリアミック酸およびポリイミドの膜が存在する2枚の挟持された基板間に、液晶ならびにエチレン性不飽和結合を有する基と疎水性基を有する化合物を封入し、次いで放射線照射または加熱して該化合物を上記ポリアミック酸またはポリイミド膜上に重合せしめることによって、液晶配向膜を製造する方法および得られた積層体である液晶配向膜。
【選択図】 なし

Description

本発明は、積層体により構成される液晶配向膜およびその製造法に関する。さらに詳しくは、液晶表示素子において液晶配向膜による配向制御を補助し、そして電圧保持率が高く且つ残留DC電圧が低い液晶表示素子パネル生産を可能とする液晶配向膜およびその製造法に関する。
現在、液晶表示素子としては、透明導電膜が設けられている基板の当該表面にポリアミック酸、ポリイミドなどからなる液晶配向膜を形成して液晶表示素子用基板とし、その2枚を対向配置してその間隙内に正の誘電異方性を有するネマチック型液晶の層を形成してサンドイッチ構造のセルとし、当該液晶分子の長軸が一方の基板から他方の基板に向かって連続的に90度捻れるようにした、いわゆるTN型(Twisted Nematic)液晶セルを有するTN型液晶表示素子が知られている。また、最近においては、TN型液晶表示素子に比してコントラストが高くて、その視角依存性の少ないSTN(Super Twisted Nematic)型液晶表示素子が開発されている。このSTN型液晶表示素子は、ネマチック型液晶に光学活性物質であるカイラル剤をブレンドしたものを液晶として用い、当該液晶分子の長軸が基板間で180度以上にわたって連続的に捻れる状態となることにより生じる複屈折効果を利用するものである。これらTN型液晶表示素子およびSTN型液晶表示素子における液晶の配向は、通常、ラビング処理が施された液晶配向膜により発現されるものである。
これらに対し、非特許文献1および特許文献1に記載されているように、ITO上に突起を形成して液晶の配向方向を制御するMVA方式や、非特許文献2に掲載されているような電極構造を工夫して配向方向を制御するEVA方式、非特許文献3に掲載されているような光照射によって配向膜を変性して配向方向を制御する光配向方式などの垂直配向型液晶表示素子が提案されている。これらの垂直配向型液晶表示素子は、視野角、コントラストなどに優れ、液晶配向膜の形成においてラビング処理を行わなくて良いなど、製造工程の面でも優れている。しかしながら先に述べたTN型、STN型の液晶表示素子に比較して性能は未だ不十分であり、特に垂直配向性および液晶表示素子の残像消去時間に関する性能向上が求められている。
一方、液晶の配向制御において、特に基板面に対して垂直に配向するホメオトロピック配向は、レシチンやヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマイド等の疎水性基を有する化合物を液晶中に混合するかあるいはこれらの溶液に基板を浸漬するだけでラビング処理等の手段を取らずに、簡便に配向制御を達成できることが知られている。
特開平11−258605号公報 "液晶"vol.3 No.2 117(1999年) "液晶"vol.3 No.4 272(1999年) "Jpn Appl.phys."Vol36 428(1997年)
このような垂直配向型液晶表示素子は、特に初期配向を規定する、極角方向への強い配向規制力を与えることが望まれる。
また、一定のフレーム周期で駆動させる場合において、コントラストの良好な表示を得るには、当該液晶表示素子における電圧保持率(フレーム周期間での電圧保持率)が高いことが望ましい。
さらに、残像に起因するコントラストの低下および画像の焼き付き現象を防止する観点からは、印加電圧を解除した後に残留する直流電圧(以下、「残留DC電圧」という)が可及的に低いことが望ましい。
しかしながら、従来の垂直液晶配向膜だけでは、その液晶表示素子において、高いコントラスト、高い電圧保持率、低い残留DC電圧を十分に満足する液晶表示素子は提供されていないのが現状である。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであって、本発明の目的は、コントラストが高く、電圧保持率が高く、しかも残留DC電圧が低い液晶表示素子を作製することができる液晶配向膜を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記液晶配向膜の製造法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説明から明らかになろう。
本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、第1に、積層体である液晶配向膜によって達成される。
本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、第2に、基板の液晶と接する面にポリアミック酸およびポリイミドの膜が存在する2枚の挟持された基板間に、液晶ならびにエチレン性不飽和結合を有する基と疎水性基を有する化合物を封入し、次いで放射線照射または加熱して該化合物を上記ポリアミック酸またはポリイミド膜上に重合せしめることを特徴とする液晶配向膜の製造方法によって達成される。
本発明によれば、垂直配向性を補助し、高電圧保持率、低残像型の液晶表示素子を与える液晶配向膜を提供することができる。
本発明の液晶配向膜は、MVA型液晶表示素子およびPVA型液晶表示素子を構成するために好適に使用することができる。また、当該液晶配向膜を備えた液晶表示素子は、液晶の配向性および信頼性にも優れ、種々の装置に有効に使用することができ、例えば卓上計算機、腕時計、置時計、計数表示板、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、液晶テレビなどの表示装置として好適に用いることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
〔積層体により構成される液晶配向膜〕
積層体により構成される液晶配向膜は、ポリアミック酸およびポリイミド(以下、「ポリアミック酸等」という)から選ばれる少なくとも一種からなる第一の膜ならびにエチレン性不飽和結合を有する基と疎水性基を有する化合物(以下、「特定化合物」という)の重合体からなる第二の膜により構成される。
第1層である第一の膜は通常の液晶配向膜形成用液晶配向剤を用いることで形成することができる。その膜厚は好ましくは100〜5,000Å、より好ましくは200〜1000Åである。
ポリアミック酸等は、テトラカルボン酸二無水物およびジアミンを用いることにより通常の方法で合成することができる(特開2001−311080号公報参照)。
第2層である第二の膜は、特定化合物を液晶表示素子のパネル内において液晶の存在下で重合させることで、形成することができる。その膜厚は、好ましくは10〜2,000Å、より好ましくは50〜1,000Å、さらに好ましくは50〜700Åである。
特定化合物は、上記の如く、エチレン性不飽和結合を有する基と疎水性基を有する。エチレン性不飽和結合を有する基としては、例えば(メタ)アクリロイルオキシ基が好ましいものとして挙げられる。疎水性基としては、炭素数6〜40の直鎖状または分岐鎖状アルキル基、または脂環式基の如き1価の基およびシクロヘキシレン基、ビシクロヘキシレン基、フェニレン基、ビフェニレン基、ターフェニレン基、ナフチレン基の如き2価の基が挙げられる。これらの基は、アルキル基、アルコキシル基、ハロゲン基、フェニル基などの置換基を有していてもよい。
特定化合物の具体例としては、下記式(1)で表される化合物を挙げることができる。
R−Y1−(A−Y2)n−Z (1)
(式中、Rは炭素数1〜40の直鎖状または分岐鎖状アルキル基、または脂環式基であり、Aは炭素数1〜10のアルキレン基、シクロヘキシレン基、ビシクロヘキシレン基、フェニレン基、ビフェニレン基、ターフェニレン基およびナフチレン基、および下記式から選ばれる2価の有機基であり、Y1およびY2は、互に独立に、単結合、エーテル結合、エステル結合、アミド結合から選ばれる結合基であり、Zはエチレン性不飽和結合を含む重合性官能基でありそしてnは0〜3の整数である。但し、Rの上記アルキル基は炭素数1〜10のアルコキシル基、水酸基、ハロゲン原子またはフェニル基で置換されていてもよく、Rの上記脂環式基およびAの2価の有機基は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシル基、水酸基、ハロゲン原子またはフェニル基で置換されていてもよい。)
Figure 2005148204
Rとしては、炭素数4〜40の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基が好ましく、Aとしてはシクロヘキシレン基、ビシクロヘキシレン基、フェニレン基、ビフェニレン基または上記式が好ましい。
また、Y1としては単結合またはエーテル結合またはエステル結合が好ましく、Y2としてはエステル結合がより好ましい。さらに、Zとしてはエテニル基、1−メチルエテニル基が好ましい。Z−Y2−で表される基としては、特にアクリロイル基およびメタクリロイル基が好ましい。
上記式(1)で表される特定化合物としては、例えば2−ブチルフェニル アクリレート、2−ペンチルフェニル アクリレート、2−ヘキシルフェニル アクリレート、2−ヘプチルフェニル アクリレート、2−オクチルフェニル アクリレート、2−ノニルフェニル アクリレート、2−デシルフェニル アクリレート、2−ドデシルフェニル アクリレート、2−ヘキサデシルフェニル アクリレート、2−オクタデシルフェニル アクリレート、2−ブチルフェニル メタクリレート、2−ペンチルフェニル メタクリレート、2−ヘキシルフェニル メタクリレート、2−ヘプチルフェニル メタクリレート、2−オクチルフェニル メタクリレート、2−ノニルフェニル メタクリレート、2−デシルフェニル メタクリレート、2−ドデシルフェニル メタクリレート、2−ヘキサデシルフェニル メタクリレート、2−オクタデシルフェニル メタクリレート、2−ブチロキシフェニル アクリレート、2−ペンチロキシフェニル アクリレート、2−ヘキシロキシフェニル アクリレート、2−ヘプチロキシフェニル アクリレート、2−オクチロキシフェニル アクリレート、2−ノニロキシフェニル アクリレート、2−デシロキシフェニル アクリレート、2−ドデシロキシフェニル アクリレート、2−ヘキサデシロキシフェニル アクリレート、2−オクタデシロキシフェニル アクリレート、2−ブチロキシフェニル メタクリレート、2−ペンチロキシフェニル メタクリレート、2−ヘキシロキシフェニル メタクリレート、2−ヘプチロキシフェニル メタクリレート、2−オクチロキシフェニル メタクリレート、2−ノニロキシフェニル メタクリレート、2−デシロキシフェニル メタクリレート、2−ドデシロキシフェニル メタクリレート、2−ヘキサデシロキシフェニル メタクリレート、2−オクタデシロキシフェニル メタクリレート、2−ブチルシクロヘキシル アクリレート、2−ペンチルシクロヘキシル アクリレート、2−ヘキシルシクロヘキシル アクリレート、2−ヘプチルシクロヘキシル アクリレート、2−オクチルシクロヘキシル アクリレート、2−ノニルシクロヘキシル アクリレート、2−デシルシクロヘキシル アクリレート、2−ドデシルシクロヘキシル アクリレート、2−ヘキサデシルシクロヘキシル アクリレート、2−オクタデシルシクロヘキシル アクリレート、2−ブチルシクロヘキシル メタクリレート、2−ペンチルシクロヘキシル メタクリレート、2−ヘキシルシクロヘキシル メタクリレート、2−ヘプチルシクロヘキシル メタクリレート、2−オクチルシクロヘキシル メタクリレート、2−ノニルシクロヘキシル メタクリレート、2−デシルシクロヘキシル メタクリレート、2−ドデシルシクロヘキシル メタクリレート、2−ヘキサデシルシクロヘキシル メタクリレート、2−オクタデシルシクロヘキシル メタクリレート、2−ブチロキシシクロヘキシル アクリレート、2−ペンチロキシシクロヘキシル アクリレート、2−ヘキシロキシシクロヘキシル アクリレート、2−ヘプチロキシシクロヘキシル アクリレート、2−オクチロキシシクロヘキシル アクリレート、2−ノニロキシシクロヘキシル アクリレート、2−デシロキシシクロヘキシル アクリレート、2−ドデシロキシシクロヘキシル アクリレート、2−ヘキサデシロキシシクロヘキシル アクリレート、2−オクタデシロキシシクロヘキシル アクリレート、2−ブチロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−ペンチロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−ヘキシロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−ヘプチロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−オクチロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−ノニロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−デシロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−ドデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−ヘキサデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、2−オクタデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、
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4−ブチルフェニル アクリレート、4−ペンチルフェニル アクリレート、4−ヘキシルフェニル アクリレート、4−ヘプチルフェニル アクリレート、4−オクチルフェニル アクリレート、4−ノニルフェニル アクリレート、4−デシルフェニル アクリレート、4−ドデシルフェニル アクリレート、4−ヘキサデシルフェニル アクリレート、4−オクタデシルフェニル アクリレート、4−ブチルフェニル メタクリレート、4−ペンチルフェニル メタクリレート、4−ヘキシルフェニル メタクリレート、4−ヘプチルフェニル メタクリレート、4−オクチルフェニル メタクリレート、4−ノニルフェニル メタクリレート、4−デシルフェニル メタクリレート、4−ドデシルフェニル メタクリレート、4−ヘキサデシルフェニル メタクリレート、4−オクタデシルフェニル メタクリレート、4−ブチロキシフェニル アクリレート、4−ペンチロキシフェニル アクリレート、4−ヘキシロキシフェニル アクリレート、4−ヘプチロキシフェニル アクリレート、4−オクチロキシフェニル アクリレート、4−ノニロキシフェニル アクリレート、4−デシロキシフェニル アクリレート、4−ドデシロキシフェニル アクリレート、4−ヘキサデシロキシフェニル アクリレート、4−オクタデシロキシフェニル アクリレート、
4−ブチロキシフェニル メタクリレート、4−ペンチロキシフェニル メタクリレート、4−ヘキシロキシフェニル メタクリレート、4−ヘプチロキシフェニル メタクリレート、4−オクチロキシフェニル メタクリレート、4−ノニロキシフェニル メタクリレート、4−デシロキシフェニル メタクリレート、4−ドデシロキシフェニル メタクリレート、4−ヘキサデシロキシフェニル メタクリレート、4−オクタデシロキシフェニル メタクリレート、4−ブチルシクロヘキシル アクリレート、4−ペンチルシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキシルシクロヘキシル アクリレート、4−ヘプチルシクロヘキシル アクリレート、4−オクチルシクロヘキシル アクリレート、4−ノニルシクロヘキシル アクリレート、4−デシルシクロヘキシル アクリレート、4−ドデシルシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキサデシルシクロヘキシル アクリレート、4−オクタデシルシクロヘキシル アクリレート、4−ブチルシクロヘキシル メタクリレート、4−ペンチルシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘプチルシクロヘキシル メタクリレート、4−オクチルシクロヘキシル メタクリレート、4−ノニルシクロヘキシル メタクリレート、4−デシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ドデシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキサデシルシクロヘキシル メタクリレート、4−オクタデシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ブチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ペンチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ヘプチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−オクチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ノニロキシシクロヘキシル アクリレート、4−デシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ドデシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキサデシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−オクタデシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ブチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ペンチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘプチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−オクチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ノニロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−デシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ドデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキサデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−オクタデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ブチルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ブチルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、
4−(4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、
コレステリル アクリレート、コレステリル メタクリレート、コレスタリル アクリレート、コレスタリル メタクリレート、3−デヒドロアビエチロキシ−2−ヒドロキシプロピル アクリレート、3−デヒドロアビエチロキシ−2−ヒドロキシプロピル メタクリレートを好ましい化合物として挙げることができる。
これらの化合物の中で、4−ブチルフェニル アクリレート、4−ペンチルフェニル アクリレート、4−ヘキシルフェニル アクリレート、4−ヘプチルフェニル アクリレート、4−オクチルフェニル アクリレート、4−ノニルフェニル アクリレート、4−デシルフェニル アクリレート、4−ドデシルフェニル アクリレート、4−ヘキサデシルフェニル アクリレート、4−オクタデシルフェニル アクリレート、4−ブチルフェニル メタクリレート、4−ペンチルフェニル メタクリレート、4−ヘキシルフェニル メタクリレート、4−ヘプチルフェニル メタクリレート、4−オクチルフェニル メタクリレート、4−ノニルフェニル メタクリレート、4−デシルフェニル メタクリレート、4−ドデシルフェニル メタクリレート、4−ヘキサデシルフェニル メタクリレート、4−オクタデシルフェニル メタクリレート、4−ブチロキシフェニル アクリレート、4−ペンチロキシフェニル アクリレート、4−ヘキシロキシフェニル アクリレート、4−ヘプチロキシフェニル アクリレート、4−オクチロキシフェニル アクリレート、4−ノニロキシフェニル アクリレート、4−デシロキシフェニル アクリレート、4−ドデシロキシフェニル アクリレート、4−ヘキサデシロキシフェニル アクリレート、4−オクタデシロキシフェニル アクリレート、4−ブチロキシフェニル メタクリレート、4−ペンチロキシフェニル メタクリレート、4−ヘキシロキシフェニル メタクリレート、4−ヘプチロキシフェニル メタクリレート、4−オクチロキシフェニル メタクリレート、4−ノニロキシフェニル メタクリレート、4−デシロキシフェニル メタクリレート、4−ドデシロキシフェニル メタクリレート、4−ヘキサデシロキシフェニル メタクリレート、4−オクタデシロキシフェニル メタクリレート、4−ブチルシクロヘキシル アクリレート、4−ペンチルシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキシルシクロヘキシル アクリレート、4−ヘプチルシクロヘキシル アクリレート、4−オクチルシクロヘキシル アクリレート、4−ノニルシクロヘキシル アクリレート、4−デシルシクロヘキシル アクリレート、4−ドデシルシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキサデシルシクロヘキシル アクリレート、4−オクタデシルシクロヘキシル アクリレート、4−ブチルシクロヘキシル メタクリレート、4−ペンチルシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘプチルシクロヘキシル メタクリレート、4−オクチルシクロヘキシル メタクリレート、4−ノニルシクロヘキシル メタクリレート、4−デシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ドデシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキサデシルシクロヘキシル メタクリレート、4−オクタデシルシクロヘキシル メタクリレート、4−ブチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ペンチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ヘプチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−オクチロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ノニロキシシクロヘキシル アクリレート、4−デシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ドデシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ヘキサデシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−オクタデシロキシシクロヘキシル アクリレート、4−ブチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ペンチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘプチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−オクチロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ノニロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−デシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ドデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−ヘキサデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−オクタデシロキシシクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ブチルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)フェニル アクリレート、4−(4−ブチルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)フェニル メタクリレート、
4−(4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル アクリレート、4−(4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−オクチルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−デシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ドデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−ヘキサデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、4−(4−オクタデシルシクロヘキシル)シクロヘキシル メタクリレート、
コレステリル アクリレート、コレステリル メタクリレート、コレスタニル アクリレート、コレスタニル メタクリレートがさらに好ましい。
特定化合物、例えば上記式(1)においてY2がエステル結合である化合物は、疎水基を有するアルコールあるいはハロゲン化物と、(メタ)アクリル酸またはその誘導体とを反応させることにより得られる。
〔アルコール〕
疎水基を有するアルコールとしては、例えば、アルキルアルコール、脂環族アルコール、芳香族アルコール等を挙げることができる。これら化合物のアルキル基、脂環式基および芳香族基は、例えばアルキル基(上記アルキル基の場合は除く)、フェニル基、アルコキシル基、ハロゲン基、アルコキシカルボニル基で置換されていてもよい。かかるアルコールとしては、例えばヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ドデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、エチルシクロヘキサノール、ヘキシルヘキサノール、ビシクロヘキサノール、デカヒドロ−2−ナフトール、コレステロール、コレスタノール、フェノール、メチルフェノール、エチルフェノール、ブチルフェノール、ヘキシルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、シクロヘキシルフェノール、(エチルシクロヘキシル)フェノール、(プロピルシクロヘキシル)フェノール、(ブチルシクロヘキシル)フェノール、(ペンチルシクロヘキシル)フェノール、(ヘキシルシクロヘキシル)フェノール、(オクチルシクロヘキシル)フェノール、ビシクロヘキシルフェノール、(エチルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、(プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、(ブチルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、(ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、(ヘキシルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、(オクチルシクロヘキシル)シクロヘキサノール、4−n−ヘキシルフェノール、4−n−ヘプチルフェノール、4−n−オクチルフェノール、4−n−ヘキシルオキシフェノール、4−n−ヘプチルオキシフェノール、4−n−オクチルオキシフェノール、4−t−ブチルフェノール、トリフルオロメチルフェノール、4−フルオロフェノール、2,5−ジフルオロフェノール、ヒドロキシビフェニル、ナフトールを好ましいものとして挙げることができる。
〔ハロゲン化アルキル〕
ハロゲン化物は、上記アルコールの水酸基がハロゲン原子で置換された化合物であり、その例としては、塩化物、臭化物、ヨウ化物が挙げられる。ハロゲン化物が例えばハロゲン化アルキルの場合のアルキル基としては、例えばヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基が挙げられる。これらアルキル基は直鎖でも分岐していてもよく、アルコキシル基で置換されていてもよい。
〔(メタ)アクリル酸エステルの合成〕
(メタ)アクリル酸の合成反応に供される(メタ)アクリル酸またはその誘導体と、アルコールの使用割合は、アルコールに含まれる水酸基1当量に対して、(メタ)アクリル酸またはその誘導体が1〜2当量となる割合が好ましく、さらに好ましくは1.1〜1.5当量となる割合である。(メタ)アクリル酸誘導体としては、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩、ハロゲン化(メタ)アクリロイルなどが挙げられる。
(メタ)アクリル酸エステルの合成には、通常のエステル化反応を用いればよく、例えばカルボン酸とアルコールを酸触媒或いは塩基触媒を用いて脱水縮合させる方法、カルボン酸ハロゲン化物とアルコールとの反応、カルボン酸アルカリ金属塩とハロゲン化アルキルとの反応を利用することができる。反応は、例えば−20〜150℃、好ましくは0〜100℃の温度条件下で行われる。反応溶媒としては、アルコールや1,2級アミン以外であれば、合成される(メタ)アクリル酸エステルおよび出発原料を溶解できるものであれば特に制限はなく、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,4−ジクロロブタン、トリクロロエタン、クロルベンゼン、o−ジクロルベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、メチルメトキシプロピオネ−ト、エチルエトキシプロピオネ−ト、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトンを挙げることができる。
また、有機溶媒の使用量は、例えば、出発原料であるアルコールが、反応溶液の全量(有機溶媒とアルコールの合計使用量)に対して0.1〜20重量%になるような量であることが好ましい。
ここで、反応中における重合を防止するために、反応系中に、重合禁止剤を反応を阻害しない範囲で添加してもよい。
重合禁止剤の具体例としては、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、N−ニトロソフェニルヒドロキシアミンアルミニウム塩、p−ターシャリーブチルカテコール、2,4−ジニトロフェノール等が挙げられる。
以上のようにして、(メタ)アクリレートの粗生成物が得られる。そして、この反応生成物を再結晶、蒸留、あるいはクロマトグラフィー等により精製することができる。
〔複数の(メタ)アクリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル〕
本発明において、特定化合物とともに、その配向性を阻害しない範囲で、特定化合物と共重合しうる、複数の(メタ)アクリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを一緒に用いてもよい。かかる(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコールの如きアルキレングリコールのジアクリレートまたはジメタクリレート;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールの如きポリアルキレングリコールのジアクリレートまたはジメタクリレート;
トリメチロールプロパンジアクリレート、トリメチロールプロパンジメタクリレートの如きモノヒドロキシジアクリレートまたはモノヒドロキシオリゴメタクリレートと、マロン酸、こはく酸、グルタル酸、テレフタル酸の如きジカルボン酸との遊離カルボキシル基含有モノエステル化物;
プロパン−1,2,3−トリカルボン酸(トリカルバリル酸)、ブタン−1,2,4−トリカルボン酸、ベンゼン−1,2,3−トリカルボン酸、ベンゼン−1,3,4−トリカルボン酸、ベンゼン−1,3,5−トリカルボン酸の如きトリカルボン酸と、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレートの如きモノヒドロキシモノアクリレートまたはモノヒドロキシモノメタクリレートとの遊離カルボキシル基含有オリゴエステル化物;
ポリエステル、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキド樹脂、シリコーン樹脂、スピラン樹脂の如きオリゴアクリレートまたはオリゴメタクリレート;
両末端ヒドロキシポリ−1,3−ブタジエン、両末端ヒドロキシポリイソプレン、両末端ヒドロキシポリカプロラクトンの如き両末端ヒドロキシル化重合体のジアクリレートまたはジメタクリレート、および
トリス(2−アクリロイロキシエチル)フォスフェート、トリス(2−メタクリロイロキシエチル)フォスフェート等を挙げることができる。
〔その他の重合性化合物〕
(メタ)アクリル化合物以外のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物は、本発明の効果を損なわない程度で併用することができる。用いることのできる化合物としては、例えばマレイミド系化合物、スチレン系化合物を挙げることができる。
〔積層配向膜、該配向膜の製造方法、およびこれを用いた液晶表示素子〕
本発明の積層配向膜およびこれを用いて得られる液晶表示素子は、例えば次の方法によって製造することができる。
パターニングされた透明導電膜が設けられている基板の片面、あるいは両面に有機材料により形成した突起状構造物を形成する。突起状構造物が、基板の片面上にのみ形成される場合、基板の他面上の導電性膜は、スリット状のパターンを有する必要がある。また、突起状構造物を形成しない場合は、基板の両面上の透明導電膜をスリット状にパターニングしてもよい。突起状構造物を構成する有機材料としては、パターニングできることが好ましく、この点からフォトレジスト材料が好ましい。さらに、ポジ型レジストを使用すると、突起状構造物の形状が制御しやすく、配向制御の点からも好ましい。使用するポジ型レジストの例としては、ノボラック樹脂、アクリレート樹脂を挙げることができる。基板としては、例えばフロートガラス、ソーダガラスなどのガラス;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネートなどのプラスチックからなる透明基板を用いることができる。基板の片面上に設けられる透明導電膜としては、例えば酸化スズ(SnO2)からなるNESA膜(米国PPG社登録商標)、酸化インジウム−酸化スズ(In23−SnO2)からなるITO膜などを用いることができる。これらの透明導電膜のパターニングには、例えばフォト・エッチング法や予めマスクを用いる方法が用いられる。突起を形成した基板上に、通常の液晶配向膜形成用液晶配向剤を例えばロールコーター法、スピンナー法、印刷法などの方法によって塗布し、次いで、塗布面を加熱することにより塗膜を形成する。該液晶配向剤の塗布に際しては、基板表面および透明導電膜と塗膜との接着性をさらに良好にするために、基板の該表面に、官能性シラン含有化合物、官能性チタン含有化合物などを予め塗布することもできる。該液晶配向剤塗布後の加熱温度は、好ましくは80〜300℃であり、より好ましくは120〜250℃である。なお、ポリアミック酸を含有する液晶配向剤は、塗布後に有機溶媒を除去することによって配向膜となる塗膜を形成するが、さらに加熱することによって脱水閉環を進行させ、イミド化された塗膜とすることもできる。形成される第一層である第一膜の膜厚は、上述の通りである。
上記のようにして第一層が形成された基板を2枚作製し、2枚の基板を、間隙(セルギャップ)を介して対向配置し、2枚の基板の周辺部をシール剤を用いて貼り合わせる。
シール剤としては、例えば熱硬化剤或いは感光性硬化剤、およびスペーサーとしての酸化アルミニウム球を含有するエポキシ樹脂などを用いることができる。
基板表面およびシール剤により区画されたセルギャップ内に、液晶と特定化合物、場合により、さらに複数の(メタ)アクリル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを注入充填し、注入孔を封止して液晶セルを構成する。
用いることのできる液晶としては、例えばネマティック型液晶およびスメクティック型液晶を挙げることができる。その中でもネマティック型液晶が好ましく、例えばシッフベース系液晶、アゾキシ系液晶、ビフェニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系液晶、エステル系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニルシクロヘキサン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサン系液晶、ビシクロオクタン系液晶、キュバン系液晶などを用いることができる。また、これらの液晶に、例えばコレスチルクロライド、コレステリルノナエート、コレステリルカーボネートなどのコレステリック型液晶や商品名「C−15」「CB−15」(メルク社製)として販売されているようなカイラル剤などを添加して使用することもできる。さらに、p−デシロキシベンジリデン−p−アミノ−2−メチルブチルシンナメートなどの強誘電性液晶も使用することができる。
特定化合物と液晶を混合し、液晶表示素子内に注入した後に、放射線を液晶表示素子に照射することで、第二層である第二の膜が第一層上に形成される。
液晶中の不飽和二重結合基を有する化合物の濃度は、例えば10重量%以下、好ましくは5重量%以下、さらに好ましくは3重量%以下である。濃度が10重量%を超えると、透過光の散乱が起きるために良好な画像を得ることが困難になる。
特定化合物を重合させる放射線としては、例えば、可視光線、紫外線、遠紫外線、電子線、X線等を使用することができる。波長が150nm〜800nmの範囲にある放射線が好ましく、中でも240nm〜500nmの波長を有する放射線が特に好ましい。
前記光源としては、例えば低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、重水素ランプ、メタルハライドランプ、アルゴン共鳴ランプ、キセノンランプ、エキシマーレーザー等が使用できる。
露光量としては、0.01〜50J/cm2が好ましく、0.1〜20J/cm2が更に好ましい。また、使用する液晶が液晶相を示す温度にて露光することが好ましい。
そして、液晶セルの外表面、すなわち、液晶セルを構成するそれぞれの基板の他面側に、偏光板を、その偏光方向が互いに直交するように貼り合わせることにより、液晶表示素子が得られる。
液晶セルの外表面に貼り合わされる偏光板としては、ポリビニルアルコールを延伸配向させながら、ヨウ素を吸収させたH膜と称される偏光膜を酢酸セルロース保護膜で挟んだ偏光板またはH膜そのものからなる偏光板を挙げることができる。
以下、本発明を実施例により、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。なお、以下の実施例および比較例によって作製された液晶表示素子についての測定方法および評価方法は、以下のとおりである。
〔積層配向膜の第二層の膜厚〕
液晶表示素子を分解し、アセトンで液晶を除去した後に、カッターで配向膜を傷つけて基板表面を露出させ、生じた段差を接触式膜厚測定計で測定することで積層型配向膜の膜厚(第一層の膜厚は800Å)を測定した。
特定化合物に由来する第二層の膜厚(Å)は次式にて算出した。
(第二層の膜厚)=(積層型配向膜の膜厚)−800
〔液晶の配向性〕
液晶表示素子に電圧をオン・オフしたときの異常ドメインの有無を偏光顕微鏡で観察し、異常ドメインのない場合を「良好」と判定した。
〔電圧保持率〕
液晶表示素子に室温で5Vの電圧、60マイクロ秒の印加時間、16.7ミリ秒のスパンで印加した際、5V印加解除から16.7ミリ秒後の保持電圧を、(株)東陽テクニカ製VHR−1を用いて測定し、電圧保持率を求めた。
〔残留DC〕
液晶表示素子に直流1.0Vを重畳した30Hz、3.0Vの矩形波を25℃の環境温度で2時間印加し、直流電圧を切った直後の液晶セル内に残留した電圧をフリッカ−消去法により残留DC電圧を求めた。
合成例1
シリカゲル乾燥管を付けた容量500mLの三口フラスコにβ―コレスタノール10g、脱水テトラヒドロフラン200mLを加えて攪拌の後、2−メトキシジヒドロキノン35mgおよびトリエチルアミン6gを加え、室温で攪拌し、溶解させた。これに塩化アクリロイル6gを反応溶液に滴下し、室温で2時間攪拌した。
反応液を10%K2CO3水溶液、飽和食塩水、水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を留去した。
得られた固体をエタノールで再結晶することによりコレスタニルアクリレート(以下、「アクリル酸エステル化合物(I)」という。)10.5gを純度良く得た(収率92%)。
合成例2
合成例1において塩化アクリロイルの代わりに塩化メタクリロイルを用いた以外は、同様の手法により、目的のコレスタニルメタクリレート(以下、「メタクリル酸エステル化合物(II)」という。)を収率93%で得た。
合成例3
合成例1においてβ−コレスタノールの代わりにコレステロールを用いた以外は、同様の手法により、目的のコレステリルアクリレート(以下、「アクリル酸エステル化合物(III)」という。)を収率93%で得た。
合成例4
合成例1においてβ−コレスタノールと塩化アクリロイルの代わりにコレステロールと塩化メタクリロイルを用いた以外は、同様の手法により、目的のコレステリルメタクリレート(以下、「メタクリル酸エステル化合物(IV)」という。)を収率95%で得た。
合成例5
合成例1においてβ−コレスタノールに代えて4−ヘキシロキシフェノールを用いた以外は、同様の手法により合成し、クロマトグラフにより精製し、目的の
4−ヘキシロキシフェニルアクリレート(以下、「アクリル酸エステル化合物(V)」という。)を収率93%で得た。
合成例6
合成例5において4−ヘキシロキシフェノールに代えて4−オクチロキシフェノールを用いた以外は同様の手法により、目的の4−オクチロキシフェニルアクリレート(以下、「アクリル酸エステル(VI)」という。)を収率93%で得た。
合成例7
合成例5において4−ヘキシロキシフェノールに代えて4−(4−ヘキシルフェニル)フェノールを用いた以外は同様の手法により、目的の4−(4−ヘキシルフェニル)フェニルアクリレート(以下、「アクリル酸エステル(VII)」という。)を収率94%で得た。
合成例8
合成例5において4−ヘキシロキシフェノールに代えて4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)フェノールを用いた以外は同様の手法により、目的の4−(4−ヘキシルシクロヘキシル)フェニルアクリレート(以下、「アクリル酸エステル(VIII)」という。)を収率92%で得た。
実施例1
(1)液晶混合物の調製:
合成例1で得られたアクリル酸エステル10mgとジメチロール−トリシクロデカンジアクリレート10mgを、ネガ型液晶MLC−6608(メルク社製)1gに溶解させ混合物とした。
(2)第一層形成用液晶配向剤の製造
p−フェニレンジアミン9.7g(90mmol)とコレステリル 3,5−ジアミノベンゾエート5.2g(10mmol)を1−メチル−2−ピロリドン200mlに溶解させ、これに2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物6.7g(30mmol)、ピロメリット酸二無水物15g(70mmol)を加えて、60℃で6時間反応を行った。その後、反応溶液をメタノール5,000mlに注いで白色の沈殿物を得、これを減圧下に室温で乾燥することで、固有粘度1.0dl/g(1−メチル−2−ピロリドン中、25℃)の白色のポリアミック酸粉末を得た。このポリアミック酸粉末を1−メチル−2−ピロリドンに溶解させて固形分濃度3%の液晶配向剤を得た。
(3)液晶表示素子の作製:
[1] 厚さ1mmのガラス基板の一面に設けられたITO膜からなる透明導電膜基板上に、(2)で作製した液晶配向剤をスピンコート法により塗布し、180℃で1時間焼成することにより乾燥膜厚800Åの塗膜を形成した。
[2] 上記のようにして第一層である第一の膜が形成された基板を2枚作製し、それぞれの基板の外縁部に、直径5μmの酸化アルミニウム球を含有するエポキシ樹脂系接着剤をスクリーン印刷法により塗布した後、2枚の基板を間隙を介して対向配置して外縁部同士を当接させて圧着して接着剤を硬化させた。
[3] 基板の表面および外縁部の接着剤により区画されたセルギャップ内に、上記の通り調製されたネマティック型液晶「MLC−6608」(メルク社製)の混合物を注入充填し、次いで、注入孔をエポキシ系接着剤で封止して液晶セルを構成した。この液晶表示素子に、フォトマスクを介して、波長365nm、405nm、436nmの光を含む紫外光を10J/cm2を照射し、特定化合物を液晶中で重合させた。その後、液晶セルの外表面に、偏光板を貼り合わせることにより、液晶表示素子を作製した。
[4]上記のようにして作製された液晶表示素子について、第二層の膜厚、垂直配向性、電圧保持率および残留DC電圧を測定した。結果を表1に示す。
実施例2〜8
下記表1に示す処方に従って、合成例2〜8で得られた(メタ)アクリル酸エステル(II〜VIII)を用いて実施例1と同様にして液晶混合物を調製した。次いで、このようにして調製された液晶混合物の各々を用い、実施例1と同様にして液晶表示素子を作製した。作製された液晶表示素子の各々について、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に併せて示す。
比較例1〜2
下記表1に示す処方に従って、本発明における特定化合物を含まない液晶により、実施例1と同様にして液晶表示素子を作製した。作製された液晶表示素子の各々について、実施例1と同様に評価を行った。
比較例3
特定化合物と液晶の混合物を、液晶表示素子外で、光照射によって重合させ、これを液晶表示素子に注入した以外は実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に併せて示す。
Figure 2005148204

Claims (4)

  1. 積層体であることを特徴とする液晶配向膜。
  2. 前記積層体が第一の膜および第二の膜から構成され、該第一の膜がポリアミック酸およびポリイミドから選ばれた少なくとも一種である請求項1記載の液晶配向膜。
  3. 前記積層体が第一の膜および第二の膜から構成され、該第二の膜
    が、エチレン性不飽和結合を有する基と疎水性基を有する化合物の重合体からなる請求項1記載の液晶配向膜。
  4. 基板の液晶と接する面にポリアミック酸およびポリイミドの膜が存在する2枚の挟持された基板間に、液晶ならびにエチレン性不飽和結合を有する基と疎水性基を有する化合物を封入し、次いで放射線照射または加熱して該化合物を上記ポリアミック酸またはポリイミド膜上に重合せしめることを特徴とする液晶配向膜の製造方法。

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