JP2005145539A - シート取出補助具およびシート収容箱 - Google Patents

シート取出補助具およびシート収容箱 Download PDF

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Abstract

【課題】 シート取出補助具において、先行するシートの外部への取り出しに伴って引き出された後続のシートの先端がシート束へ戻ることをより確実に防止する。
【解決手段】 弾性変形可能な素材板を折り曲げて作成したシート取出補助具であって、第1の表板21と、第1の表板21の縁部J20から折り曲げられて、この第1の表板21に重ねられた第2の表板22と、第1の表板の縁部から折り曲げられてこの第1の表板に対して起立する第1の面接触板23と、第2の表板22の縁部から折り曲げられて第2の表板22に対して第1の面接触板23と同方向に起立するとともに第1の面接触板23と互いに対向して面接触する第2の面接触板24とを備え、シート束10からシート11を上から順番に1枚ずつ第1の面接触板23と第2の面接触板24との間を通して取り出す。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束からシートを1枚ずつ取り出すためのシート取出補助具およびシート収容箱に関するものである。
従来より、複数のティッシュペーパを互いに折り込んで積層したティッシュペーパの束を収容して、上記ティッシュペーパを1枚ずつ取り出せるようにしたティッシュペーパボックスが知られている。
このようなティッシュペーパボックスは、ティッシュペーパの取り出し口に線状の開口(スリット)を有する樹脂フィルムが配設されており、上記スリットを通して外部に引き出された先行するティッシュペーパにつづく後続のティッシュペーパが、先行するティッシュペーパに引かれてその先端が上記スリットを通って外部に引き出された後、上記先行するティッシュペーパから離れ上記先端がスリットに狭持されることにより、再び箱内に戻らないようになっている。
先端が外部に引き出されたティッシュペーパが箱内に戻らないようにする他の方式としては、ティッシュペーパの取り出し経路となる開口を間に挟んで両側から延びる2枚の対向する平板を上記開口の上方で重なり合わせて線接触させ、この線接触した領域を通してティッシュペーパを外部に取り出すようにし、後続のティッシュペーパの先端をこの線接触した領域で狭持して後続のティッシュペーパの箱内への戻りを防止するものが知られている(特許文献1参照)。また、ティッシュペーパの取り出し経路となる筒状体の内壁に魚のうろこ状の突起を対向させ点接触させた取り出し口を備え、上記点接触した領域を通してティッシュペーパを外部に取り出すようにし、後続のティッシュペーパの先端をこの点接触した領域で狭持してティッシュペーパの箱内への戻りを防止する方式も知られている(特許文献2参照)。
特開平08−244863号公報 特開平10−113302号公報
しかしながら、上記のように線接触した領域でティッシュペーパを狭持する方式では、2枚の平板が重ねられた全領域に亘ってこれらの平板を一様に線接触させることが難しく、2枚の平板が接触していない領域が生じことがあり、このような領域に後続のティッシュペーパが位置すると、ティッシュペーパが2枚の平板の間から抜け落ちてシート束に(すなわち、箱内に)戻ってしまうことがある。また、上記点接触した領域でティッシュペーパを狭持する方式においても、後続のティッシュペーパが点接触した領域で狭持されずに、筒状体から抜け落ちて箱内に戻ってしまうことがある。
また、箱内に収容されているティッシュペーパの残量が少なくなると、積層したティッシュペーパの束の上面と取り出し口との間隔が広がって、外部に取り出されるティッシュペーパが後続のティッシュペーパを引き上げる距離が長くなり、後続のティッシュペーパを箱内に引き戻す力(主に後続のティッシュペーパの自重によって生じる力)が増大する。そのため、箱内のティッシュペーパの残量が少なくなったときには、特に、後続のティッシュペーパが箱内に戻る場合が多くなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、先行するシートの外部への取り出しに伴って引き出された後続のシートの先端がシート束へ戻ることをより確実に防止することができるシート取出補助具およびシート収容箱を提供することを目的とするものである。
本発明の第1のシート取出補助具は、複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束から前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すためのシート取出補助具であって、前記シートの取り出し口を構成する、互いに対向して面接触する2つの面接触板とを備え、前記2つの面接触板が、これら2つの面接触板の間を通して1枚のシートが取り出されたときに、この先行するシートに折り込まれた後続の1枚のシートの先端が前記先行するシートの外部への取り出しに伴い該2つの面接触板の間を通して外部に引き出された状態で、この後続のシートを狭持するものであることを特徴とするものである。
前記面接触板は、面接触板の間にシートが無いときに互いに面接触するものであり、上記シートは2つの面接触板の間を通り抜けることができるとともに、2つの面接触板の間に位置する前記シートを所定の力で両側から押圧して狭持し得るものであればどのような構成のものでもよい。例えば、面接触板として弾性変形し易い部材を用いた場合には、面接触板を弾性変形させて2つの面接触板の間にシートを通すことができ、一方、面接触板を弾性変形し難い部材を用いて作成した場合には、例えば、一方の面接触板を他方の面接触板に向けて付勢して互いに面接触するようにし、この負勢力に抗してこれら2つの面接触板の間にシートを通すことができる。
前記互いに対向して面接触する2つの面接触板は、1組備えてもよいし、2組以上備えてもよい。
本発明の第2のシート取出補助具は、複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束から前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すための、素材板を折り曲げて作成したシート取出補助具であって、第1の表板と、この第1の表板の縁部から折り曲げられた第2の表板と、前記第1の表板の縁部から折り曲げられてこの第1の表板に対して起立する第1の面接触板と、前記第2の表板の縁部から折り曲げられてこの第2の表板に対して前記第1の面接触板と同方向に起立するとともにこの第1の面接触板と互いに対向して面接触する第2の面接触板とを備えたことを特徴とするものである。なお、前記第2のシート取出補助具は前記シート束の上方に配置されて使用されるものである。
この第2のシート取出補助具は、より具体的には、素材板を弾性変形可能な平板部材からなるものとし、第1の表板と、この第1の表板の縁部から折り曲げられてこの第1の表板に重ねられた第2の表板と、前記重ねられた第1の表板と第2の表板とからなる領域の略中央を通る第1の表板の他の縁部を構成する第1の線分において折り曲げられてこの第1の表板に対して起立する第1の面接触板と、この第1の線分と概略重なる前記第2の表板の縁部を構成する第2の線分において折り曲げられてこの第2の表板に対して前記第1の面接触板と同方向に起立するとともにこの第1の面接触板と互いに対向して面接触する第2の面接触板とで構成することができる。
前記重ねられた第1の表板と第2の表板とからなる領域の概略中央を通る第1の線分は、2つの面接触板の間を通してシートが取り出されたときに、この先行するシートにつづく後続のシートの先端が2つの面接触板の間を通して外部に引き出されるように定めればよく、この第1の線分を上記領域の中央を通る位置に正確に定める場合に限らず、上記領域の中央から多少外れた位置に定めるようにしてもよい。
前記第1の線分と概略重なる第2の線分は、第1の面接触板と第2の面接触板とが互いに対向して面接触するように定めればよく、第1の線分に対して第2の線分が完全に重なるように定める場合に限らず、第1の線分に対して第2の線分が多少ずれて重なるように定めるようにしてもよい。
前記面接触板は、面接触板の間にシートが無いときに互いに面接触するものであり、上記シートは2つの面接触板の間を通り抜けることができるとともに、2つの面接触板の間に位置する前記シートを所定の力で両側から押圧して狭持し得るものであればどのような構成のものでもよい。例えば、面接触板として弾性変形し易い部材を用いた場合には、面接触板を弾性変形させて2つの面接触板の間にシートを通すことができ、一方、面接触板を弾性変形し難い部材を用いて作成した場合には、例えば、一方の面接触板を他方の面接触板に向けて付勢して互いに面接触するようにし、この負勢力に抗してこれら2つの面接触板の間にシートを通すことができる。
前記互いに対向して面接触する第1の面接触板と第2の面接触板とからなる組は、1組備えてもよいし、2組以上備えてもよい。
本発明の第1のシート収容箱は、複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束を収容し前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すための、素材板を折り曲げて作成したシート収容箱であって、シート収容箱の底面を構成する4角形状の底面部と、この底面部の4辺のうちの3辺それぞれから折り曲げて起立させた、シート収容箱の側面を構成する3つの側面部と、前記底面部と対向するシート収容箱の上面を構成する、前記3つの側面部のうちの対向する2つの側面部それぞれの上縁から内側に折り曲げられた2つの蓋面部と、前記2つの蓋面部の先端部それぞれから外側に折り曲げられて前記上面に対して起立するとともに互いに対向して面接触する2つの面接触部と、前記3つの側面部のうちの前記対向する2つの側面部とは異なる側面部の上縁から内側に折り曲げられた、前記面接触する2つの面接触部が挿入されて該面接触部の面接触状態を維持する開口部を有する面接触維持部とを備え、シート収容箱内に収容されたシート束を構成する前記シートが前記2つの面接触部の間を通して1枚ずつ外部に取り出されることを特徴とするものである。
本発明の第2のシート収容箱は、複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束を収容し前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すための、素材板を折り曲げて作成したシート収容箱であって、シート収容箱の底面を構成する4角形状の底面部と、この底面部の4辺それぞれから折り曲げて起立させた、シート収容箱の側面を構成する4つの側面部と、前記底面部と対向するシート収容箱の上面を構成する、前記4つの側面部のうちの対向する1組の側面部それぞれの上縁から内側に折り曲げられた2つの蓋面部と、前記2つの蓋面部の先端部それぞれから外側に折り曲げられて前記上面に対して起立するとともに互いに対向して面接触する2つの面接触部と、前記4つの側面部のうちの前記1組の側面部とは異なる2つの側面部における上縁それぞれから延びる、前記面接触する2つの面接触部が挿入されて該面接触部の面接触状態を維持する開口部をそれぞれ有する2つの面接触維持部とを備え、シート収容箱内に収容されたシート束を構成する前記シートが前記2つの面接触部の間を通して1枚ずつ外部に取り出されることを特徴とするものである。
前記第1のシート収容箱、および第2のシート収容箱は、より具体的には、素材板を弾性変形可能な平板部材からなるものとし、2つの蓋面部が、前記シート収容箱の上面の所定位置において互いに突き合わされる先端部を有するように構成することができる。
前記先端部が互いに突き合わされる所定位置は、前記上面の中央であることが好ましい。
前記4角形状の底面部は、長方形とすることができる。また、この底面部は4角形状の一部分に切欠きを有するものであってもよい。例えば、上記底面部は、4角形状の4隅に切欠きを有する十字形状を成すものであってもよい。
前記内側は箱の中央の側を意味する。
前記面接触部は、面接触部の間にシートが無いときに互いに面接触するものであり、上記シートは2つの面接触部の間を通り抜けることができるとともに、2つの面接触部の間に位置する前記シートを所定の力で両側から押圧して狭持し得るものであればどのような構成のものでもよい。例えば、面接触部として弾性変形し易い部材を用いた場合には、面接触部を弾性変形させて2つの面接触部の間にシートを通すことができ、一方、面接触部を弾性変形し難い部材を用いて作成した場合には、例えば、一方の面接触部を他方の面接触部に向けて付勢して互いに面接触するようにし、この負勢力に抗してこれら2つの面接触部の間にシートを通すことができる。
前記互いに対向して面接触する2つの面接触部からなる組は、1組備えてもよいし、2組以上備えてもよい。
前記第1のシート収容箱および第2のシート収容箱は、素材板の一部分を成し、厚さ方向が底面部と平行になるように折り曲げられて、前記シート束と前記底面部との間に挿入可能な間隔変更部を備えることができる。
前記素材板は、樹脂材料、金属材料、あるいは紙材料からなるものとすることができる。また、この素材板は、樹脂材料、金属材料、あるいは紙材料を主要な材料とする複合材料からなるものとすることもできる。
前記各発明における「1枚」とは、予め想定されたシート束から同時に取り出すシートの最小単位を意味するものであり、例えば、2枚が同時に取り出されることが想定されている2枚を1組として重ねられたシートの場合には、この1組が上記1枚に対応するものとなる。
前記各発明におけるシートとしては、ティッシュペーパ、ウェットティッシュペーパ、あるいはペーパタオル等を採用することができる。
本発明の第1のシート取出補助具および第2のシート取出補助具によれば、互いに面接触している面接触板を備えているので、2つの面接触板の間を通して1枚のシートが外部に取り出されたときに、この先行するシートにつづく後続のシートを上記2つの面接触板の間の面状の領域で狭持することができ、すなわち、従来の線接触する領域あるいは点接触する領域でシートの先端を狭持していた場合に比して、平面的な広がりを持つより広い領域においてシートを狭持することができ、面接触板の間からシートが抜け落ちてシート束の側へ戻ることをより確実に防止することができ、シートの先端を2つの面接触板の間に狭持した状態をより確実に維持することができる。
さらに、面接触板が弾性変形可能なものである場合には、面接触板の間にシートを通すときに弾性変形した面接触板の反力によってシートをより確実に面接触板の間に狭持することができる。これとともに、2つの面接触板が弾性変形してシートを包み込むことによりシートと面接触板とで密封空間を形成することができ、先行するシートの取り出しに伴い上記密封空間が負圧となって、この先行するシートにつづく後続のシートをこの密封空間内に引き込むことができるので、先行するシートの取り出しに伴う後続のシートの面接触板の間における上方への移動をより確実に行うことができるという効果も享受することができる。
また、上記本発明の第2のシート取出補助具は、素材板を折り曲げて作成するので、この素材板の製作、および製作された素材板の組み立てが容易であり装置コストを抑えることができる。
本発明の第1のシート収容箱および第2のシート収容箱は、素材板を折り曲げて作成したシート収容箱であって、互いに対向して面接触する2つの面接触部を備えているので、2つの面接触部の間を通して1枚のシートが外部に取り出されたときに、この先行するシートにつづく後続のシートを上記2つの面接触部の間の面状の領域で狭持することができ、すなわち、従来の線接触する領域あるいは点接触する領域でシートの先端を狭持していた場合に比して、平面的な広がりを持つより広い領域においてシートを狭持することができ、面接触部の間からシートが抜け落ちてシート束の側へ戻ることをより確実に防止することができ、シートを2つの面接触部の間に狭持した状態をより確実に維持することができる。
さらに、素材板として弾性変形可能な平板部材を用いた場合には、2つの面接触部が弾性変形してシートを包み込むことによりシートと面接触部とで密封空間を形成することができ、先行するシートの取り出しに伴い上記密封空間が負圧となって、この先行するシートにつづく後続のシートをこの密封空間内に引き込むことができるので、先行するシートの取り出しに伴う後続のシートの面接触部の間における上方への移動をより確実に行うことができるという効果も享受することができる。
また、第1のシート収容箱および第2のシート収容箱を、前記素材板の一部分を成し、厚さ方向が前記底面部と平行になるように折り曲げられて、シート束と底面部との間に挿入可能な間隔変更部を備えたものとすれば、シート束の厚さが薄いときに間隔変更部をシート束と底面部との間に挿入してシート束の上面と面接触部とを接近させることができるので、面接触部の間からのシートの抜け落ちをさらに確実に防止することができる。
また、例えば、シート束がシートボックス内に収容されてこのシートボックス全体がシート収容箱に供給される場合において、シートボックスの厚さが薄いときには、間隔変更部をシートボックスと底面部との間に挿入してシート束の上面と面接触部とを接近させることができ、これにより、上記と同様に面接触部の間からのシートの抜け落ちを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
以下に説明するシート取出補助具およびシート収容箱は、複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束から上記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すためのシート取出補助具であって、シートの取り出し口を構成する、互いに対向して面接触する2つの面接触板(面接触部)を備え、2つの面接触板(面接触部)が、これら2つの面接触板(面接触部)の間を通して1枚のシートが取り出されたときに、先行するシートに折り込まれた後続の1枚のシートの先端が上記先行するシートの外部への取り出しに伴い2つの面接触板(面接触部)の間を通して外部に引き出された状態で上記後続のシートを狭持するものである。なお、上記シートとしては、ティッシュペーパ、ウェットティッシュペーパ、あるいはペーパタオル等を用いることができる。
図1は本発明の第1の実施の形態のシート取出補助具を示す斜視図、図2は上記シート取出補助具の素材板を示す図、図3はシート束を示す斜視図、図4はシート束が収容されたシートボックス上にシート取出補助具が配置される様子を示す斜視図、図5はシートボックス上に配置されたシート取出補助具を示す斜視図、図6から図11は面接触板を通してシート束からシートが取り出される様子を示す概念図であり、図5中矢印P方向から見た図である。
図示の第1の実施の形態によるシート取出補助具101は、複数のシート11a、11b…(複数のシート11a、11b…をまとめてシート11ともいう)を互いに折り込んで積層したシート束10(図3参照)から、上記シート11を上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すためのものであり、素材板20(図3参照)を折り曲げて作成したものである。上記素材板20を折り曲げて作成したシート取出補助具101は、第1の表板21と、第1の表板21の縁部J20から折り曲げられて、この第1の表板21に重ねられた第2の表板22と、重ねられた第1の表板21と第2の表板22とからなる領域の略中央を通る第1の表板の縁部を構成する第1の線分J21において折り曲げられてこの第1の表板21に対して起立する第1の面接触板23と、第1の線分J21と概略重なる第2の表板22の縁部を構成する第2の線分J22において折り曲げられて第2の表板22に対して第1の面接触板23と同方向に起立するとともに第1の面接触板23と互いに対向して面接触する第2の面接触板24とを備えている。
上記第1の表板21における上記縁部J20とは反対側の縁部J23近傍の領域には、上記第1の面接触板23の側に延び、その先端に上記縁部J20の側に向かう突起21Aを有する突出部21Bと、上記縁部J23近傍の領域における上記突出部21Bの側とは反対側にこの第1の表板21の表裏を上記縁部J20が延びる方向に貫通する切り口K1とが形成されている。また、上記第2の表板22における上記縁部J20とは反対側の縁部J24近傍の領域には、上記第2の面接触板24の側に延び、その先端に上記縁部J20の側に向かう突起22Aを有する突出部22Bと、上記縁部J24近傍の領域における上記突出部22Bの側とは反対側にこの第2の表板22の表裏を上記縁部J20が延びる方向に貫通する切り口K2が形成されている。
素材板20を折り曲げてシート取出補助具101を作成する際に、上記突起21Aを上記切り口K2に挿入するとともに、突起22Aを切り口K1に挿入して第1の表板21と第2の表板22とが重なった状態を維持している。
図4および図5に示すように、上記シート取出補助具101は、シート束10を収容した直方体形状のシートボックス15のシート11が取り出される開口部16が形成された面17上に、両面テープ18を介して接着され固定される。
なお、シート取出補助具101のシートボックス15への固定は、両面テープ18を介することなく、シートボックス15における面17上にシート取出補助具101を載置した状態でシート取出補助具101とシートボックス15とに亘るの両者の外周にゴムバンドを掛けて両者の位置関係を固定してもよい。このような場合には、上記ゴムバンドは第1の面接触板23および第2の面接触板24から外れた領域に配置する必要がある。以後、上記第1の面接触板23と第2の面接触板24を、2つの面接触板23、24ともいう。
2つの面接触板23、24の間を通して1枚のシート11aが取り出されたときに、この先行するシート11aに折り込まれていた後続の1枚のシート11bの先端B1が、先行するシート11aの外部への取り出しに伴い上記2つの面接触板23、24の間を通って外部に引き出された状態となり、この先端B1が上記2つの面接触板23、24の間に狭持される。このとき、上記後続のシート11bの後端B2がこの後続のシート11bにつづくシート11cに折り込まれた状態となるので、シート束10から1枚のシート11を外部へ取り出す毎に、このシートにつづく後続のシートの先端を、2つの面接触板23、24の間から突出させた状態を繰り返すことができる。
なお、シート取出補助具101をシートボックス15に取り付ける場合には、はじめに、シート取出補助具101の第2の表板22のみをシートボックス15上に固定し、シートボックス15に収容されているシート束10から1枚のシート11を開口部16を通して引き出した後、このシート11が面接触板23、24の間を通るようにして第2の表板22上に第1の表板を重ね、さらに、突起21Aを切り口K2に挿入するとともに、突起22Aを切り口K1に挿入して第1の表板21と第2の表板22との位置関係を固定する。このようにして、シートボックス15にシート取出補助具101が取り付けられ、面接触板23、24の間からシート11の先端が突出した状態となる。
ここで、2つの面接触板23、24の間を通して1枚のシート11aが取り出されたときに、この先行するシート11aに折り込まれた後続の1枚のシート11bの先端B1が、2つの面接触板23、24の間を通して外部に引き出されて、この先端B1が上記2つの面接触板の間に狭持される作用について詳しく説明する。図6から図11は、2つの面接触板の間を通してシートが取り出される様子を示す概念図であり、2つの面接触板およびシート以外の図示は省略している。
上記のようにシート取出補助具101をシートボックス15に取り付けて使用を開始するときには、図6に示すように、シート束の最上部に配置されていたシート11aの先端A1が2つの面接触板23、24の間から突出した状態となっている。ここで、シート11aに折り込まれていた後続のシート11bの上半部は上記シート11aの下半部に密着している。
次に、シート11aの先端A1が上方に向けて引き上げられると、後続のシート11bは、図7に示すように、この後続のシート11bの上半部が上記先行するシート11aの下半部と密着したままの状態で、シート11aの引き上げに伴って上方に移動する。
つづいて、シート11aの先端A1がさらに上方に向けて引き上げられると、図8に示すように、後続のシート11bの上半部は先行するシート11aの下半部と密着したままの状態で引き上げられて、シート11bの先端B1が2つの面接触板23、24の間に引き込まれる。ここで、先行するシート11aの下半部と後続のシート11bの上半部とが2つの面接触板23、24の間の面状の広い範囲において狭持されたまま引き上げられるので、先行するシート11aの下半部と後続のシート11bの上半部とが離れることがなく、後続のシート11bは先行するシート11aの移動に伴って2つの面接触板23、24の間を通って確実に引き上げられる。
さらに、シート11aの先端A1が上方に向けて引き上げられると、図9に示すように、後続のシート11bの上半部は先行するシート11aの下半部と密着したままの状態で、シート11bの先端B1が2つの面接触板23、24の間を通って外部に引き出される。このとき、シート11bの下半部に密着しているシート11cの上半部が、シート11bの引き上げに伴って上方に移動する。
つづいて、シート11aの先端A1が上方に向けてさらに引き上げられると、図10に示すように、後続のシート11bの上半部の多くの領域が2つの面接触板23、24の間を通って外部に引き出される。これとともに、シート11bにつづくシート11cの上半部はシート11bの下半部と密着した状態で引き上げられて、シート11cの先端C1が2つの面接触板23、24の間に引き込まれる。ここで、2つの面接触板23、24の間を通して先端B1が外部に引き出された後続のシート11bは2つの面接触板23、24の間の面状の広い範囲において狭持されているので、シート11bの先端B1が2つの面接触板23、24の間に引き戻されることはない。さらに、シート11a、シート11b、シート11c、および2つの面接触板23、24で囲まれた領域R1は密封空間となるので、シート11aを上方へ引き上げると、領域R1内が負圧(真空状態)となって、シート11cの先端C1がシート11aの後端A2に近づくように上記領域R1に引き込まれるので、シート11cの面接触板23、24の間における上方への移動をより確実に行うことができ、シート11cが面接触板23、24の間を下方に戻って落下することもない。なお、2つの面接触板23、24における上記シートが通る方向と直交する側方両端のシート11が通過しない領域においては2つの面接触板23、24が弾性変形して互いに面接触するため上記領域R1を密封空間とすることができる。
つづいて、シート11aの先端A1が上方に向けてさらに引き上げられると、図11に示すように、シート11aは2つの面接触板23、24の間から外れて外部に取り出され、後続のシート11bの上半部の略全体が2つの面接触板23、24の間を通って外部に引き出される。また、2つの面接触板23、24の間に挟まれたシート11cの先端C1の位置が上方に移動する。ここで、シート11bは2つの面接触板23、24の間の面状の広い範囲において狭持されているので、シート11bの先端B1が2つの面接触板23、24の間を通ってシート束10側に引き戻されることはなく、先行するシート11aが外部に取り出された後も、上記先端B1が外部に引き出されている状態を確実に維持することができる。
上記のことにより、シートボックスから1枚のシートが外部に取り出されたときに、後続のシートの先端が2つの面接触板の間を通して外部に引き出されて狭持される作用を、シートボックス内に収容されたシートが無くなるまで確実に繰り返すことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図12は本発明の第2の実施の形態によるシート収容箱を示す斜視図、図13は上記シート収容箱の素材板を示す図である。なお、図13に示す素材板はシート収容箱の内部に面する側を示している。
シート収容箱の内部に面する側を示している。
図示の第2の実施の形態によるシート収容箱102は、上記第1の実施の形態と同様のシート束10(図3参照)を収容しシート11を上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すためのシート収容箱であり、弾性変形可能な平板部材からなる素材板を折り曲げて作成したものである。
上記シート収容箱102は、このシート収容箱102の底面を構成する4角形状の底面部40と、底面部40の4辺のうちの3辺(図中F1、F2、F10)それぞれから折り曲げて起立させた、このシート収容箱の側面を構成する3つの四角形状を成す側面部41、42、47と、底面部40と対向する上記シート収容箱40の上面を構成する、上記3つの側面部41、42、47のうちの対向する2つの側面部41、42それぞれの上縁F3、F4から内側(箱内の中央の側)に折り曲げられた、前記上面の所定位置(この上面の中央部)において互いに突き合わされる先端部である辺F5、F6を有する2つの蓋面部43、44と、2つの蓋面部43、44の辺F5、F6それぞれから外側に折り曲げられて前記上面に対して起立するとともに互いに対向して面接触する2つの面接触部45、46と、上記3つの側面部のうちの対向する2つの側面部41、42とは異なる側面部47の上縁F11から内側に折り曲げられた、上記面接触する2つの面接触部45、46が挿入されて面接触部45、46の面接触状態を維持する開口部48Aを有する面接触維持部48とを備えている。
さらに、このシート収容箱102は、四角形状の側面部41の上縁F3とは異なる位置において互いに対向する辺F14および辺F15それぞれから内側に折り曲げられて側面部47および後述する側面部49の内側にそれぞれ配置された舌片41A、41Bと、四角形状の側面部42の上縁F4とは異なる位置において互いに対向する辺F16および辺F17それぞれから内側に折り曲げられて側面部47および後述する側面部49の内側にそれぞれ配置された舌片42A、42Bと、面接触維持部48の先端部である辺F12から内側に折り曲げられた、シート箱102の4つの側面のうちの上記3つの側面とは異なる側面を構成する側面部49と、この側面部49の先端部である辺F13から内側に折り曲げられて舌片41B、42Bおよび底面部40との間を通して箱の内部に挿入された舌片49Aとを備えている。ここで、舌片49Aは、面接触部45、46と面接触維持部48との位置関係のずれを防止する。
上記のようにシート収容箱102を構成することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用により、先行するシートの外部への取り出しに伴って引き出された後続のシートの先端がシート束へ戻ることをより確実に防止することができる。これとともに、シート収容箱102に収容されたシート11を最後まで確実に1枚ずつ取り出すことができる。
なお、シート収容箱102の中にシート束10をそのまま収容する場合に限らす、シート束10が収容されているシートボックス15をシート収容箱102の中に収容するようにしてもよい。このような場合においても上記と同様の効果を得ることができる。
なお、底面部40の上記辺F10の側とは反対側の辺F14から延びる舌片40Aの孔H1を壁等に打ち付けた釘に通してこのシート収容箱102を壁に掛けたり、あるいは側面部47中を貫通する2つの孔H2、H3に通したひもを用いてこのシート収容箱102を壁に掛けたりすることもできる。
次に、本発明の第3の実施の形態をについて説明する。図14は本発明の第3の実施の形態によるシート収容箱を示す斜視図、図15は上記シート収容箱の素材板を示す図、図16は間隔変更部を使用してシート束を底上げする状態を示す図、図17は間隔変更部を使用した底上げを解除した状態を示す図である。なお、図15に示す素材板はシート収容箱の内部に面する側を示している。また、図16および図17においては間隔変更部の近傍のみを図示し他の部分の図示は省略している。
図示の第3の実施の形態によるシート収容箱103は、上記第1の実施の形態と同様の複数のシート11a、11b・・・を互いに折り込んで積層したシート束10(図2参照)が収容されたシートボックス15を収容しシート11を上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すためのシート収容箱であり、弾性変形可能な平板部材からなる素材板を折り曲げて作成したものである。
上記シート収容箱103は、このシート収容箱103の底面を構成する4角形状の底面部60と、底面部60の4辺G1、G2、G11、G12それぞれから折り曲げて起立させた、シート収容箱103の側面を構成する四角形状をなす4つの側面部61、62、67、68と、底面部60と対向するこのシート収容箱103の上面を構成する蓋面部であって、上記4つの側面部のうちの対向する1組の側面部である側面部61、62それぞれの上縁G3、G4から内側に折り曲げられた、前記上面の所定位置であるこの上面の中央において互いに突き合わされた先端部である辺G5、G6を有する2つの蓋面部63、64と、2つの蓋面部63、64の辺G5、G6それぞれから外側に折り曲げられて前記上面に対して起立するとともに互いに対向して面接触する2つの面接触部65、66と、上記4つの側面部のうちの上記1組の側面部61、62とは異なる2つの側面部67、68における上縁G17、G18それぞれから延びる、上記面接触する2つの面接触部65、66が挿入されて2つの面接触部65、66の面接触状態を維持する開口部H1、H2をそれぞれ有する2つの面接触維持部69A、69Bとを備えている。
なお、上記面接触部65は辺G5に対向する縁におけるシート11が取り出される方向と直交する両端に切欠部65A,65Bを、面接触部66は辺G6に対向する縁におけるシート11が取り出される方向と直交する両端に切欠部66A,66Bを有し、面接触維持部69Aの開口H1が切欠部65Aおよび切欠部66Aに掛けられ、面接触維持部69Bの開口H2が切欠部65Bおよび切欠部66Bに掛けられおり、これにより、2つの面接触部65、66の面接触状態が維持されている。
さらに、このシート収容箱103は、四角形状の側面部61の上縁G3とは異なる位置において互いに対向する辺G13と辺G14それぞれから内側に折り曲げられて側面部67と側面部68の内側にそれぞれ位置する舌片61A、61Bと、四角形状の側面部62の上縁G4とは異なる位置において互いに対向する辺G15と辺G16それぞれから内側に折り曲げられて側面部67と側面部68の内側にそれぞれ位置する舌片62A、62Bと、上記素材板の一部分を成し、厚さ方向が底面部60と平行になるように折り曲げられて、後述するシートボックス15´と底面部60との間に挿入可能な、上記舌片61A、61B、62A、62Bのそれぞれから延びる間隔変更部71A,71B、72A、72Bとを備えている。
厚さ(箱の厚さ)が薄いシートボックス15´を収容するときには、図16に示すように、上記各間隔変更部71A、71B、72A、72Bを底面部60の中央に引き出し、この状態において、間隔変更部71Aの先端側の切欠部C1と72Aの先端側の切欠部C1とを噛み合わせるとともに、上記と同様に間隔変更部71Bの先端側の切欠部C1と72Bの先端側の切欠部C1とを噛み合わせて、間隔変更部71A、72A、71B、72Bを底面部60とシートボックスとの間に挿入し、これにより厚さの薄いシートボックス15´の上面を面接触部65、66に接近させて配置することができる。一方、厚さが厚いシートボックス15を使用するときには、上記各間隔変更部71A、71B、72A、72Bを底面部60の周縁部に引き戻し、この状態において、間隔変更部71Aの基端側の切欠部C2と72Aの基端側の切欠部C2とを噛み合わせるとともに、間隔変更部71Bの基端側の切欠部C2と72Bの基端側の切欠部C2とを噛み合わせて、4つの間隔変更部71A、72A、71B、72Bを底面部60とシートボックスとの間から外すことにより、厚さの厚いシートボックス15をシート収容箱103に収容することができる。
上記のようにシート収容箱103を構成することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用により、先行するシートの外部への取り出しに伴って引き出された後続のシートの先端がシート束へ戻ることをより確実に防止することができる。これとともに、シート収容箱103に収容されたシート11を最後まで確実に1枚ずつ取り出すことができる。
なお、シート収容箱にはシート束10をそのまま収容してもよいし、あるいはシート束10が収容されているシートボックスをシート収容箱に収容するようにしてもよい。いずれの場合においても上記と同様の効果を得ることができる。
なお、上記素材板は、樹脂材料、金属材料、あるいは紙材料等からなるものとしたり、樹脂材料、金属材料、あるいは紙材料等を主要な材料とする複合材料からなるものとすることが好ましい。
本発明の第1の実施の形態によるシート取出補助具を示す斜視図 シート取出補助具の素材板 シート束を示す斜視図 シートボックス上にシート取出補助具が配置される様子を示す斜視図 シートボックス上に配置されたシート取出補助具を示す斜視図 面接触板を通してシート束からシートが取り出される際の第1番目の様子を示す概念図 面接触板を通してシート束からシートが取り出される際の第2番目の様子を示す概念図 面接触板を通してシート束からシートが取り出される際の第3番目の様子を示す概念図 面接触板を通してシート束からシートが取り出される際の第4番目の様子を示す概念図 面接触板を通してシート束からシートが取り出される際の第5番目の様子を示す概念図 面接触板を通してシート束からシートが取り出される際の第6番目の様子を示す概念図 本発明の第2の実施の形態によるシート収容箱を示す斜視図 シート収容箱の素材板を示す図 本発明の第3の実施の形態によるシート収容箱を示す斜視図 シート収容箱の素材板を示す図 間隔変更部を使用してシート束を底上げする状態を示す図 間隔変更部を使用した底上げを解除した状態を示す図
符号の説明
10 シート束
11 シート
21 第1の表板
22 第2の表板
23 第1の面接触板
24 第2の面接触板
101 シート取出補助具

Claims (5)

  1. 複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束から前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すためのシート取出補助具であって、
    前記シートの取り出し口を構成する、互いに対向して面接触する2つの面接触板を備え、前記2つの面接触板が、該2つの面接触板の間を通して1枚の前記シートが取り出されたときに、該先行するシートに折り込まれた後続の1枚のシートの先端が、前記先行するシートの外部への取り出しに伴い該2つの面接触板の間を通して外部に引き出された状態で、該後続のシートを狭持するものであることを特徴とするシート取出補助具。
  2. 複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束から前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すための、素材板を折り曲げて作成したシート取出補助具であって、第1の表板と、該第1の表板の縁部から折り曲げられた第2の表板と、前記第1の表板の縁部から折り曲げられて該第1の表板に対して起立する第1の面接触板と、前記第2の表板の縁部から折り曲げられて該第2の表板に対して前記第1の面接触板と同方向に起立するとともに前記第1の面接触板と互いに対向して面接触する第2の面接触板とを備えたことを特徴とするシート取出補助具。
  3. 複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束を収容し前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すための、素材板を折り曲げて作成したシート収容箱であって、
    前記シート収容箱の底面を構成する4角形状の底面部と、
    該底面部の4辺のうちの3辺それぞれから折り曲げて起立させた、前記シート収容箱の側面を構成する3つの側面部と、
    前記底面部と対向する前記シート収容箱の上面を構成する、前記3つの側面部のうちの対向する2つの前記側面部それぞれの上縁から内側に折り曲げられた2つの蓋面部と、
    前記2つの蓋面部の先端部それぞれから外側に折り曲げられて前記上面に対して起立するとともに互いに対向して面接触する2つの面接触部と、
    前記3つの側面部のうちの前記対向する2つの側面部とは異なる前記側面部の上縁から内側に折り曲げられた、前記面接触する2つの面接触部が挿入されて該面接触部の面接触状態を維持する開口部を有する面接触維持部とを備え、
    前記シート収容箱内に収容された前記シート束を構成する前記シートが前記2つの面接触部の間を通して1枚ずつ外部に取り出されるものであることを特徴とするシート収容箱。
  4. 複数のシートを互いに折り込んで積層したシート束を収容し前記シートを上から順番に1枚ずつ上方に向けて取り出すための、素材板を折り曲げて作成したシート収容箱であって、
    前記シート収容箱の底面を構成する4角形状の底面部と、
    該底面部の4辺それぞれから折り曲げて起立させた、前記シート収容箱の側面を構成する4つの側面部と、
    前記底面部と対向する前記シート収容箱の上面を構成する、前記4つの側面部のうちの対向する1組の側面部それぞれの上縁から内側に折り曲げられた2つの蓋面部と、
    前記2つの蓋面部の先端部それぞれから外側に折り曲げられて前記上面に対して起立するとともに互いに対向して面接触する2つの面接触部と、
    前記4つの側面部のうちの前記1組の側面部とは異なる2つの前記側面部における上縁それぞれから延びる、前記面接触する2つの面接触部が挿入されて該面接触部の面接触状態を維持する開口部をそれぞれ有する2つの面接触維持部とを備え、
    前記シート収容箱内に収容された前記シート束を構成する前記シートが前記2つの面接触部の間を通して1枚ずつ外部に取り出されるものであることを特徴とするシート収容箱。
  5. 前記素材板の一部分を成し、厚さ方向が前記底面部と平行になるように折り曲げられて、前記シート束と前記底面部との間に挿入可能な間隔変更部を備えていることを特徴とする請求項3または4記載のシート収容箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522138A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 ダブリューエム リグリー ジュニア カンパニー 消費製品と共に使用されるマルチピースディスペンサ
JP2018199529A (ja) * 2018-09-14 2018-12-20 株式会社無有 衛生用紙収納箱

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