JP2005145412A - インナーミラー取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インナーミラーを運転席周辺に固定する際に、カメラ等を含めて固定する、または、カメラ等を除いて固定することができるインナーミラー取付構造を提供すること。
【解決手段】カメラユニット31に装着し、インナーミラー11のベース21を固定する保持プレート41と、フロントウインドウ5に装着し、前記カメラユニット31を固定するプレート61を同一の形状で形成する。これにより、カメラユニット31を含めてインナーミラー11をフロントウインドウ5に固定する場合には、プレート61にカメラユニット31を固定し、カメラユニット31に装着された保持プレート41にインナーミラー11を固定することができる。カメラユニット31除いてインナーミラー11をフロントウインドウ5に固定する場合には、インナーミラー11を、直接プレート61に固定することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インナーミラー取付構造に関するものである。特に、この発明は、インナーミラー取付部周辺にカメラ等の部品を取り付ける際でも、新たに専用の固定部を設けること無く、それらの部品を固定できるインナーミラー取付構造に関するものである。
従来のインナーミラー取付構造は、基本的にインナーミラーのみ固定することを目的としているため、インナーミラーの固定に適した形状で形成されていた。また、近年の車両では、夜間での視認性など運転手の視認性を補うために、外部等を撮像するカメラを搭載したものがある。このカメラを固定する位置は、運転席の位置での運転手の視認性を補う場合には、運転席の周辺に固定する場合が多い。しかし、運転手が外部を目視する場合に、外部の目視の妨げになる位置にカメラを固定するのは危険であるため、その場所を考慮する必要がある。
また、近年の車両では、外部の温度などの各種情報を表示する表示装置等を搭載したものがある。この表示装置等を車両に搭載する場合には、運転中の運転手の視線の移動を最小限にして運転の安全性を確保するために、運転席の周辺に固定する場合が多い。しかし、運転手が外部を目視する場合に、外部の目視の妨げになる位置に前記の表示装置等を固定するのは危険であるため、上記にカメラの場合と同様に、その場所を考慮する必要がある。
そこで、これらのカメラや表示装置等を運転席の周辺に固定する場合に、運転手の外部の目視の妨げにならない位置として、インナーミラー周辺に固定しているものがある。例えば、特許文献1では、インナーミラーをカメラに対して角度調整可能に固定し、このインナーミラーとカメラとを一体にしてフロントウインドウの上部に固定している。このインナーミラーとカメラとの位置関係は、インナーミラーの前方、即ち、インナーミラーの反射面が形成されている側の反対側にカメラが位置するように配置している。このように配置することにより、運転手が外部やインナーミラーを目視する場合でもカメラがその目視の妨げになることがなく、且つ、カメラはフロントウインドウを介して前方を撮像することができる。また、特許文献2では、上記のカメラの場合と同様に、インナーミラーを表示装置に対して角度調整可能に固定し、このインナーミラーと表示装置とを一体にしてフロントウインドウの上部に固定している。このインナーミラーと表示装置との位置関係は、インナーミラーの前方に表示装置が位置するように配置し、表示装置の表示部のみがインナーミラーの下方に位置するように形成している。このように配置することにより、運転手が外部やインナーミラーを目視する場合でも表示装置がその目視の妨げになることがなく、且つ、表示部はインナーインナーの下方に位置しているので、運転手は表示部を目視することができる。
特開平11−78717号公報 特開平7−242147号公報
ところが、上記のようにインナーミラー周辺にカメラや表示装置等を固定するインナーミラー取付構造では、カメラや表示装置等にインナーミラーを固定しているので、カメラ等やインナーミラーは、これらが一体となった専用品が必要になるが、これらのカメラ等は、常に車両に装備されるとは限らず、車両によっては不要の場合がある。このようにカメラ等が不要な車両にインナーミラーを固定する場合には、前記のカメラ等が一体となったインナーミラーとは別に、インナーミラーのみを単体で車両に固定できる形状のインナーミラーを用意する必要があった。このようにインナーミラーを、車両の装備品によって別形状で製作する場合には製作に手間がかかり、製造コストが上昇する虞があった。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、インナーミラーを運転席周辺に固定する際に、カメラ等を含めて固定する、または、カメラ等を除いて固定することができるインナーミラー取付構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係るインナーミラー取付構造は、車両のフロントウインドウにインナーミラーを固定するインナーミラー取付構造において、前記フロントウインドウに固定され、且つ、装着部が形成される固定部材と、前記固定部材の装着部と同一形状の取付部が形成されるインナーミラー保持部材と、前記固定部材の装着部に固定可能な固定部材装着部を有し、且つ、前記インナーミラー保持部材が固定される中間部と、前記インナーミラー保持部材の取付部に固定可能なインナーミラー保持部材装着部を有し、且つ、前記インナーミラー保持部材に固定可能な前記インナーミラーと、を具備することを特徴とする。
この発明では、インナーミラー保持部材に装着可能なインナーミラー保持部材装着部によって、インナーミラーは当該インナーミラー保持部材に固定可能となっている。インナーミラーをインナーミラー保持部材に固定する際には、インナーミラーは、インナーミラー保持部材の取付部に固定される。また、このインナーミラー保持部材は、中間部に固定されており、この中間部は、車両のフロントウインドウに固定されている固定部材に固定される。この中間部を固定部材に固定する際には、前記固定部材の装着部に固定する。このように中間部を固定部材に固定する場合には、前記インナーミラーは、この中間部を介してフロントウインドウに固定される。また、この中間部にカメラ等を備えることにより、インナーミラー付近、即ち、運転席周辺に当該カメラ等を固定することができる。また、固定部の装着部と、前記インナーミラー保持部材の取付部とは、同一形状で形成されているため、前記インナーミラーは、固定部材の装着部にも固定可能となっている。これにより、インナーミラーは、中間部を介さずに、直接固定部材に固定することができる。これらの結果、インナーミラーを運転席周辺に固定する際に、カメラ等を含めて固定する、または、カメラ等を除いて固定することができる。
本発明にかかるインナーミラー取付構造は、インナーミラーを運転席周辺に固定する際に、カメラ等を含めて固定する、または、カメラ等を除いて固定することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるインナーミラー取付構造の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明を実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
以下の説明は、本発明のインナーミラー取付構造を車両に装備した場合の車両の前方を、当該インナーミラー取付構造においても前方とし、その反対側を後方として説明する。同様に、車両の上方を当該インナーミラー取付構造においても上方とし、その反対側を下方として説明する。図1は、本発明の実施例に係るインナーミラー取付構造を示す図である。図2は、図1のインナーミラー取付構造の分解図である。図1のインナーミラー取付構造1は、車両の室内の運転席近傍に装備されるインナーミラー11を、フロントウインドウ5に離脱可能に固定している。このインナーミラー11とフロントウインドウ5との間には、カメラユニット31が介在している。前記インナーミラー11は、ミラー本体部12が支持アーム13によってベース21に固定されている。前記ミラー本体部12にはミラー(図示省略)が備えられており、ミラー本体部12はこのミラーを後方に向けて前記支持アーム13に支持されている。この支持アーム13は、ミラー本体部12の前記ミラーが設けられている側と反対側の面、即ち、ミラー本体部12の前側の面から、前方に向けて設けられており、ミラー本体部12を支持している。この支持アーム13とミラー本体部12との接続部であるミラー側可動部14は、支持アーム13に対するミラー本体部12の角度を変えられるように形成されている。この支持アーム13の前端は、ベース側可動部15によって角度を変えられるようにベース21に固定されている。このベース21の前方及び上方に面している面には、インナーミラー保持部材装着部であるプレート装着部22が形成されている。
前記カメラユニット31は、カメラ本体部32と、中間部である固定部34とによって形成されている。前記固定部34には、インナーミラー保持部材である保持プレート41が装着されている。この保持プレート41には取付部42と保持プレート接着部43とが設けられており、この取付部42と保持プレート接着部43とは、互いに反対方向に向けて形成されている。この保持プレート41は、前記取付部42が後方及び下方に面する向きで、固定部34に装着されている。保持プレート41の固定部34への装着は、保持プレート接着部43を固定部34に接着することによって装着、固定される。この接着は、例えば接着剤で接着してもよく、その他、両面テープによる接着など確実に装着固定できる方法であれば、どのような方法を用いてもよい。固定部34の前記保持プレート41が装着されている側の面の反対側の面には、固定部材装着部である固定部装着部35が形成されている。この固定部装着部35と前記保持プレート41の取付部42とは、ほぼ平行に形成されている。これにより、固定部装着部35は、前方及び上方に面するように形成されている。前記カメラ本体部32は、この固定部34の下方に設けられている。このカメラ本体部32が設けられている向きは、当該カメラ本体部32の、被写体を撮像する際のレンズ(図示省略)を有する撮像部33を略前方に向けて設けられている。
前記インナーミラー11を装着する車両のフロントウインドウ5の車内側の面には、プレート61が装着される。このプレート61には、装着部62と接着部63とが設けられている。前記フロントウインドウ5は、車両のデザイン等により、当該フロントウインドウ5の上部から下部に行くに従って後方から前方になる向きに傾斜している。前記プレート61は、前記接着部63をこのフロントウインドウ5に接着して固定することにより装着される。この接着は、例えば接着剤で接着してもよく、その他、両面テープによる接着など確実に装着固定できる方法であれば、どのような方法を用いてもよい。このようにしてプレート61を固定するフロントウインドウ5は、前記の向きで傾斜しているため、前記接着部63が前方及び上方を向く向きとなって、当該プレート61はフロントウインドウ5に固定されている。また、前記装着部62は、この接着部63と前記装着部62とは、互いに反対方向に向けて形成されている。このため、前記装着部62は、後方及び下方に向けられて形成されている。
図3は、図2のA−A矢視図である。図4は、図3のC−C断面図である。図5は、図4のD−D断面図である。前記保持プレート41の取付部42と前記ベース21のプレート装着部22は、例えば、特開平7−61286に示すような公知のインナーミラーの取付構造によって、離脱可能に固定できる構造となって形成されている。即ち、前記保持プレート41には、対向する2ヶ所の側壁45と、2ヶ所の側壁45のそれぞれの一方の端部を接続するように設けられる端壁46によって形成された凹所44が設けられており、この凹所44には、スプリング48が設けられている。つまり、側壁45と端壁46とはコの字状に形成されており、この側壁45と端壁46とで形成するコの字状の面は接触面47となっている。前記スプリング48は一部がU字型に形成されており、そのU字型の一対の直線部分は弾性保持アーム50として形成している。この弾性保持アーム50のそれぞれの一方の端部は曲部49によって接続されており、弾性保持アーム50の他方の端部である2ヶ所の屈折部51からは、その屈折部51間から広がる方向に形成された2ヶ所のスプリング端52が設けられている。このスプリング48が、前記側壁45と端壁46の内側の面、つまり、凹所44側の面に形成されたポケットに係合することによって固定されている。詳細には、2ヶ所の側壁45のそれぞれには側壁ポケット53が設けられ、端壁46には端壁ポケット54が設けられている。この端壁ポケット54にはスプリング端52が係合され、端壁ポケット54には曲部49が係合されることによって、当該スプリング48は保持プレート41に装着される。これらの構成によって、当該保持プレート41の取付部42は設けられている。
前記ベース21には、前記取付部42に固定可能な部分であるプレート装着部22に、突起部23が設けられている。この突起部23は、その付け根側に、当該突起部23の先端である先端部24よりも径が細くなって形成している部分である細径部25を有している。この細径部25は、前記スプリンブ48の一対の弾性保持アーム50間の寸法と同一、または若干大きい寸法で形成されている。この突起部23は、細径部25から前記先端部24に行くに従って、次第に径が大きくなるように形成されている。また、プレート装着部22が前記保持プレート41の前記接触面47と接触する部分である係接面26と、前記細径部25との間隔は、前記接触面47とスプリング48との間隔よりも小さくなっている。
図6は、図2のB−B矢視図である。図7は、図6のE−E断面図である。図8は、図7のF−F断面図である。前記プレート61は、前記保持プレート41と同一の形状にて形成されている。即ち、前記プレート61に設けられた装着部62は、前記保持プレート41に設けられた取付部42と同一の形状で形成されている。このため、前記装着部62も前記取付部42と同様に、対向する2ヶ所の側壁65と、2ヶ所の側壁65のそれぞれの一方の端部を接続するように設けられる端壁66によって形成された凹所64が設けられている。また、この凹所64には、前記取付部42に装着されたスプリング48と同形状のスプリング68が装着されている。さらに、このプレート61の側壁65と端壁66とには、前記保持プレート41の側壁45と端壁46と同様に接触面67が設けられている。また、さらに、当該プレート61の接着部63は、前記保持プレート41に形成された保持プレート接着部43と同一の形状で形成されている。
前記固定部34が有する固定部装着部35は、前記ベース21が有するプレート装着部22と同一の形状で形成されている。即ち、前記プレート装着部22と同様に、当該固定部装着部35にも、突起部36が形成されている。この突起部36はベース21の突起部23と同様に細径部38を有し、先端部37に行くに従って径が大きくなっている。また、固定部装着部35のうち、前記プレート61の接触面67と接触する部分である係接面39から突起部36の細径部38までの間隔は、前記プレート61の接触面67からスプリング68までの間隔よりも小さい寸法で形成されている。
この実施例にかかるインナーミラー取付構造1は以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記ベース21のプレート装着部22を、前記保持プレート41の取付部42に装着する際には、ベース21の突起部23の細径部25を、前記取付部42に装着されているスプリング48の屈折部51側から前記弾性保持アーム50間に挿入する。この細径部25は、当該弾性保持アーム50間の寸法と同等か、それ以上の寸法で設けられており、前記接触面47からスプリング48までの間隔よりも、前記係接面26から細径部25までの間隔の方が小さく形成されているので、ベース21を保持プレート41に装着した際には、スプリング48は撓んだ状態となる。このようにスプリング48が撓むことによって、当該スプリング48の弾性力によって、ベース21は保持プレート41に固定される。また、前記ベース21は、インナーミラー11の一部となって設けられているため、このようにベース21がスプリング48の弾性力によって保持プレート41に固定されることにより、インナーミラー11は保持プレート41に固定される。
前記プレート61の装着部62は、前記保持プレート41の取付部42と同一の形状で形成されており、前記固定部34の固定部装着部35は前記ベース21のプレート装着部22と同一の形状で形成されている。このため、前記ベース21を前記保持プレート41に固定する場合と同様に、前記固定部34は、前記プレート61に装着されたスプリング68の弾性力によって、プレート61に固定される。また、当該プレート61は前記フロントウインドウ5に装着されており、前記固定部34には前記カメラ本体部32が設けられているが、固定部34を上記のようにプレート61に固定すると、前記カメラ本体部32は前記撮像部33を前方の所定の方向に向けて固定される。さらに、このように固定部34をプレート61に装着した場合には、前記撮像部33は、フロントウインドウ5のワイピングエリア(図示省略。ワイパーによってフロントウインドウに付着する水滴等を拭き取ることができる範囲。)の後方となる位置に固定される。
また、前記保持プレート41は前記固定部34に装着しているため、前記プレート61に固定された当該固定部34に装着された当該保持プレート41に、上記にようにインナーミラー11を固定すると、当該インナーミラー11は固定部34を介して前記フロントウインドウ5に固定される。また、このように固定部34を介してインナーミラー11がフロントウインドウ5に固定された場合には、当該インナーミラー11に設けられるミラー(図示省略)は後方に面して固定される。
このように、固定部34を介してフロントウインドウ5に固定された前記インナーミラー11に、衝撃などで大きな力が加えられた場合には、前記ベース21の前記突起部23と、前記保持プレート41に装着された前記スプリング48との間に、大きな力が作用する。このように、突起部23とスプリング48との間に大きな力が作用した場合には、その力により、当該スプリング48は大きく撓む。スプリング48が撓み、当該スプリング48の前記弾性保持アーム50間から前記突起部23が抜けると、前記ベース21を保持プレート41に保持する力が無くなり、当該ベース21は保持プレート41から外れる。即ち、インナーミラー11は保持プレート41から離脱する。
前記固定部34はと前記プレート61とは、上記のように前記ベース21と前記保持プレート41と同様な構成で固定されている。このため、前記カメラユニット31に衝撃が加わるなどにより、前記固定部34に大きな力が作用した場合には、固定部34はプレート61から離脱する。即ち、前記カメラユニット31に大きな力が加えられると、当該カメラユニット31は、プレート61から離脱する。
上記のように、前記ベース21のプレート装着部22は、前記カメラユニット31の固定部装着部35と同一の形状で形成されている。また、前記保持プレート41は、前記プレート61と同一の形状で形成されている。このため、前記ベース21は、カメラユニット31を介さずに、プレート61に直接固定することができる。つまり、インナーミラー11を、直接プレート61に固定できる。このようにインナーミラー11を直接プレート61に固定した場合でも、プレート61の装着部62は保持プレート41の取付部42と同一の形状で形成されているので、インナーミラー11に大きな力が作用した場合には、インナーミラー11が保持プレート41に固定されている場合と同様に、当該インナーミラー11はプレート61から離脱する。
図9は、図1のインナーミラー取付構造からカメラユニットを取り除いて組立てた図である。以上のインナーミラー取付構造1は、前記ベース21のプレート装着部22と前記カメラユニット31の固定部装着部35とを同一の形状で形成し、前記保持プレート41の取付部42と前記プレート61の装着部62とを同一の形状で形成している。この結果、前記インナーミラー11をフロントウインドウ5に装着されたプレート61に固定する際に、カメラユニット31を介して固定することができ、また、カメラユニット31を除いてインナーミラー11を直接プレート61に固定することもできる。また、これにより、カメラユニット31を搭載する車両とカメラユニット31を搭載しない車両とで、同一のインナーミラー11及びプレート61を使用でき、コストの低減を図ることができる。さらに、カメラユニット31を搭載車両に、後からカメラユニット31を追加する場合でも、容易に追加することができる。
また、前記保持プレート41と前記プレート61とを同一の形状で形成しているため、双方を同一の部品とすることができる。これにより、異なる形状の部品を設計・製作をする必要がないので、コストの低減を図ることができる。また、同一の部品を多量に製造することによっても、コストの低減を図ることができる。さらに、似たような形状の異なる部品を製作することにより、組立てる際に、誤って組立てる事を抑制できる。これによっても、コストの低減を図ることができる。さらに、通常はフロントウインドウ5に装着され、インナーミラー11を固定するプレート61を、保持プレート41として使用することにより、カメラユニット31を搭載する際に、新たにカメラユニット31の固定用のブラケットを設ける必要がない。これによっても、コストの低減を図ることができる。
また、前記カメラユニット31をインナーミラー11とフロントウインドウ5との間に介在させて固定することにより、当該カメラユニット31に設けられるカメラ本体部32の撮像部33を、フロントウインドウ5の前記ワイピングエリアの後方に位置させることができる。これにより、当該カメラユニット31を、夜間での視認性の向上や、道路の白線を検知するなど、車内から外部を撮像するカメラとして使用する場合でも、外部を明確に撮像することができる。
また、カメラ本体部32を、カメラユニット31を前記プレート61に固定する部分である固定部装着部35に近い位置に設けることにより、カメラ本体部32を、カメラユニット31をフロントウインドウ5に固定する部分の近くに固定できる。これにより、車両の走行中の振動によるカメラ本体部32ブレを軽減でき、カメラ本体部32で外部を明確に撮像することができる。また、カメラ本体部32のブレが軽減されることにより、カメラユニット31全体の振動も軽減されるため、当該カメラユニット31を介在させてフロントウインドウ5にインナーミラー11を固定する場合でも、インナーミラー11のブレを抑制できる。また、カメラユニット31は、インナーミラー11とフロントウインドウ5との間に介在しているので、インナーミラー11に負荷をかけることなく、カメラユニット31を固定できる。
また、カメラ本体部32を前記ミラー本体部12の前方で、固定部装着部35付近に設けたので、運転手が運転席から外部やインナーミラー11を視認する際に、その視認の邪魔にならず、容易に外部やインナーミラー11を視認できる。この結果、当該インナーミラー取付構造1によってインナーミラー11やカメラユニット31等が固定されている車両の走行時の安全性が向上する。
また、インナーミラー11とカメラユニット31の双方が離脱可能に固定されているため、例えば、車両が事故を起こして衝撃が加わり、インナーミラー11或いはカメラユニット31に大きな力が加えられた場合には、そのインナーミラー11或いはカメラユニット31は離脱する。具体的には、インナーミラー11に大きな力が加えられた場合には、インナーミラー11は保持プレート41から離脱する、或いは、インナーミラー11とカメラユニット31とが一体となってプレート61から離脱する。また、カメラユニット31に大きな力が加えられた場合には、当該カメラユニット31はプレート61から離脱する。これにより、当該インナーミラー取付構造1によってインナーミラー11が取付けられた車両が万が一事故を起こした場合でも、インナーミラー11やカメラユニット31が衝撃によって離脱するので、車両の搭乗者がインナーミラー11やカメラユニット31にぶつかって負傷することを抑制できる。この結果、当該インナーミラー取付構造1によってインナーミラー11やカメラユニット31等が固定されている車両の走行時の安全性が向上する。
なお、前記インナーミラー11及びカメラユニット31の離脱の構造は、上記以外のものであってもよい。即ち、ベース21のプレート装着部22、保持プレート41の取付部42、カメラユニット31の固定部装着部35、及びプレート61の装着部62の形状は上記以外の形状でもよい。プレート装着部22と固定部装着部35とが同じ形状で形成され、取付部42と装着部62とが同じ形状で形成され、さらに、プレート装着部22と取付部42、固定部装着部35と装着部62とが、離脱可能となっていれば、その構造はどのようなものであってもよい。
また、前記カメラユニット31に設けられるカメラ本体部32が撮像する方向は、外部以外の部分でもよい。例えば、タクシーに当該インナーミラー取付構造1によって取付けられたカメラユニット31の、カメラ本体部32の撮像部33を後方、つまり車内の方向に向けて設け、当該タクシーが車内に乗せた客の顔を撮像して保存しておいてもよい。このように、カメラ本体部32が撮像する方向は、どの方向でも構わない。
図10は、図1のインナーミラー取付構造の変形例を示す図である。図11は、図10のインナーミラー取付構造の斜視図である。また、前記固定部34に設けられるものは、前記カメラ本体部32以外のものでもよい。例えば、図10及び図11に示すように、固定部34に設けるものは、電気ユニット81であってもよい。この電気ユニット81には、ルームランプコントロールスイッチ82、サンルーフコントロールスイッチ83、ヘッドランプロールスイッチ84などの電気スイッチや、マップランプ85、温度センサー86、湿度センサー87、ETCカードリーダー88、スピーカー89、マイク90、及び文字情報を表示するディスプレイ91が備えられている。このような電気ユニット81に、前記カメラユニット31と同様に、固定部装着部35を設け、前記保持プレート41を装着することにより、インナーミラー11と前記プレート61との間に、当該電気ユニット81を固定することができ、また、インナーミラー11及び当該電気ユニット81を離脱可能に固定できる。また、上記のカメラユニット31と同様に、インナーミラー11をプレート61に固定する際に、電気ユニット81を介して固定することができ、また、電気ユニット81を除いてインナーミラー11を直接プレート61に固定することもできる。
また、前記プレート61を装備する部分は、フロントウインドウ5以外の部分であってもよい。例えば、プレート61は、車両に室内の天井に装備してもよい。プレート61を装備する位置に関わらず、上記のインナーミラー取付構造1で、インナーミラー11及びカメラユニット31等を装備することにより、上述した効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかるインナーミラー取付構造は、離脱可能にインナーミラーを車内に固定する場合に有用であり、特に、インナーミラーの近傍にカメラ等を装備する場合に適している。
この発明に係るインナーミラー取付構造を示す図である。 図1のインナーミラー取付構造の分解図である。 図2のA−A矢視図である。 図3のC−C断面図である。 図4のD−D断面図である。 図2のB−B矢視図である。 図6のE−E断面図である。 図7のF−F断面図である。 図1のインナーミラー取付構造からカメラユニットを取り除いて組立てた図である。 図1のインナーミラー取付構造の変形例を示す図である。 図10のインナーミラー取付構造の斜視図である。
符号の説明
1 インナーミラー取付構造
5 フロントウインドウ
11 インナーミラー
12 ミラー本体部
13 支持アーム
14 ミラー側可動部
15 ベース側可動部
21 ベース
22 プレート装着部
23 突起部
24 先端部
25 細径部
26 係接面
31 カメラユニット
32 カメラ本体部
33 撮像部
34 固定部
35 固定部装着部
36 突起部
37 先端部
38 細径部
39 係接面
41 保持プレート
42 取付部
43 保持プレート接着部
44 凹所
45 側壁
46 端壁
47 接触面
48 スプリング
49 曲部
50 弾性保持アーム
51 屈折部
52 スプリング端
53 側壁ポケット
54 端壁ポケット
61 プレート
62 装着部
63 接着部
64 凹所
65 側壁
66 端壁
67 接触面
68 スプリング
81 電気ユニット
82 ルームランプコントロールスイッチ
83 サンルーフコントロールスイッチ
84 ヘッドランプコントロールスイッチ
85 マップランプ
86 温度センサー
87 湿度センサー
88 ETCカードリーダー
89 スピーカー
90 マイク
91 ディスプレイ

Claims (1)

  1. 車両のフロントウインドウにインナーミラーを固定するインナーミラー取付構造において、
    前記フロントウインドウに固定され、且つ、装着部が形成される固定部材と、
    前記固定部材の装着部と同一形状の取付部が形成されるインナーミラー保持部材と、
    前記固定部材の装着部に固定可能な固定部材装着部を有し、且つ、前記インナーミラー保持部材が固定される中間部と、
    前記インナーミラー保持部材の取付部に固定可能なインナーミラー保持部材装着部を有し、且つ、前記インナーミラー保持部材に固定可能な前記インナーミラーと、
    を具備することを特徴とするインナーミラー取付構造。
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